JP2007055401A - タイヤトレッドサンプルモデル - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な形状を有するサイプの仕組みを正確に伝え、サイプの設計意図や効果を容易に理解させることが可能なタイヤトレッドサンプルモデルを提供する。
【解決手段】サイプ1を設けたブロック2を有するタイヤトレッドサンプルモデルであり、ブロック2が透明または半透明でかつ弾性変形可能なゴムまたは樹脂から構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤトレッドのサンプルモデルに関し、更に詳しくは、複雑な形状を有するサイプの仕組みを一般の消費者に的確に伝えることができるタイヤトレッドサンプルモデルに関する。
タイヤのトレッド構造が年々複雑化しており、その仕組みを一般の消費者に伝えることがより困難になりつつある。氷雪路用タイヤなどのトレッドのブロックに設けられるサイプもその例外ではなく、従来の単純な平面状に延在する形状のサイプに代えて、深さ方向に振幅を有して延在する複雑な形状のサイプ、所謂3次元サイプが提案され(例えば、特許文献1参照)、ブロック内に隠れたそのサイプの仕組みを一般の消費者に伝達することが難しくなってきている。
そこで、消費者の理解を容易にするため、様々な工夫を凝らして模式図やカットサンプルなどを作製するようにしているが、それらはサイプの仕組みを正確に伝えることができているとは言えず、サイプの設計意図や効果を消費者に容易に理解させることが難しいという問題があった。
本発明と直接の関係はないが、従来、タイヤ構造を観察し易くしたタイヤとして、タイヤを構成する全てのゴム部材を透明ゴムを用いて形成したタイヤが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−183303号公報 特開2003−136909号公報
本発明の目的は、サイプの仕組みを正確に伝え、サイプの設計意図や効果を容易に理解させることが可能なタイヤトレッドサンプルモデルを提供することにある。
上記目的を達成する本発明は、サイプを設けたブロックを有するタイヤトレッドサンプルモデルであって、前記ブロックを透明または半透明でかつ弾性変形可能なゴムまたは樹脂から構成したことを特徴とする。
上述した本発明によれば、サイプを有するブロックを透明または半透明でかつ弾性変形可能なゴムまたは樹脂から構成したので、サイプの形状をカットすることなくそのままの状態でブロック内に見ることができると共に、ブロックをテーブルなどの面に制動或いは駆動時と同じような力が作用するように押し付けた際に変形するサイプの動きも可視可能になるので、サイプの仕組みを消費者に正確に伝えることが可能になる。そのため、サイプの設計意図や効果を消費者に容易に理解させることができる。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明のタイヤトレッドサンプルモデルの一実施形態を示し、このサンプルモデルは、サイプ1を設けたブロック2と、そのブロック2の底面2aに設けた台座3とを備えている。
ブロック2の幅方向に延設されたサイプ1は、深さ方向に深さが深くなるにつれてより大きな振幅を有して延在する形状(所謂3次元形状のサイプ)になっている。
ブロック2は、弾性変形可能な透明のゴムまたは樹脂から構成してあり、ブロック2に延設したサイプ1の形状が目視により外側から見えるようになっている。
ブロック2に使用される透明なゴムとしては、特に限定されず、従来公知のものが使用でき、例えば、透明性が高いポリブタジエンゴムなどを好ましく用いることができる。また、ブロック2に使用される透明な樹脂としても、従来公知のものが使用でき、特に限定されるものではなく、例えば、シリコン樹脂などを挙げることができる。上記ゴムまたは樹脂は、サイプ1の形状が外側から可視可能な範囲であれば、上述した透明に限定されず、半透明であってもよい。
ブロック2は、図示する例では、直方体形状のブロックを示すが、図1の上から見た平面視で平行四辺形状や半円形状など、実際のタイヤのトレッドに設けられるブロック形状を有していれば、いずれのブロックであってもよい。
ブロック2の大きさは、タイヤのトレッドに形成される実際のブロックの大きさであってもよいが、好ましくは、数倍程度に拡大した大きさを有するようにするのが、サイプ1の仕組みを消費者により容易に理解させる上で好ましい。
ブロック2の各側面2b及び上面2cには、所定の間隔(図では一定間隔)を有する格子状のライン4が形成してあり、これにより台座3を持ってブロック2をテーブルなどの面に制動或いは駆動時と同じような力が作用するように押し付けた際に変形するブロック2の挙動(サイプ1の形状に起因するブロックの動き)を見易くしている。格子状のライン4は、ブロック2の挙動をいずれの方向からでも分かり易くするため、図示するようにブロック2の全表面に設けるのが好ましいが、必要に応じて、いずれか1つの表面に形成するようにしてもよい。
格子状のライン4は、ブロック2の表面に代えて、図2に示すように、サイプ壁面1aに形成するようにしてもよく、これにより変形するブロック2のサイプ壁面1aにおける挙動、即ちサイプ1の動きを見易くすることができる。図では、両側のサイプ壁面1aに格子状のライン4を設けるようにしたが、いずれか一方のサイプ壁面1aであってもよい。当然のことながら、両者(ブロック2の表面とサイプ壁面1a)に格子状のライン4を設けるようにしてもよい。
このような格子状のライン4は、例えば、レーザー光により光学的損傷を表面に与えることにより形成してもよく、また可視可能な塗料を用いて格子状のラインを表面に描くようにしてもよい。
ライン4は、格子状に形成するのがブロック2の挙動を詳細に理解する上で好ましいが、格子状のラインに代えて、所定の間隔で略平行に形成したラインであってもよい。
台座3は、硬質プラスチックや硬質ゴム、金属などの硬質材料から構成され、弾性変形するブロック2の底面2aに接着剤などにより固着してある。
このようなサンプルモデルは、例えば、サイプ1を成形するサイプ成形刃を備え、ブロック2の上半分を成型する上型と、ブロック2の下半分を成型する下型とからなる金型でブロック2を成型した後、成型したブロック2に上述したライン4を形成し、次いで台座3とブロック2を接着剤などにより接着して作製する。
或いは、ブロック2の上半分を成型する上型と下半分を成型する下型とからなる金型でサイプのないブロック2を成型した後、そのブロック2にレーザー光を用いたレーザー焼きこみによりサイプ1とライン4を順次形成し、次いで上述したように台座3とブロック2を接着することにより容易に得ることができる。
台座3とブロック2との連結は、接着剤に代えて、台座3にブロック2が嵌まり込む嵌合式の構造を採用するようにしてもよい。
上述した本発明のタイヤトレッドサンプルモデルによれば、サイプ1を有するブロック2を透明または半透明でかつ弾性変形可能なゴムまたは樹脂から構成したので、サイプ1の形状をカットすることなくそのままの状態でブロック2内に見ることができ、しかもブロック2の上面2cをテーブルなどの面に制動或いは駆動時と同じような力が作用するように押し付けた際に変形するサイプ1の動きも可視できるので、サイプ1の仕組みを消費者に正確に伝えることが可能になり、それによりサイプの設計意図や効果を消費者に容易に理解させることができる。
また、ブロック2のサイプ壁面1aに所定の間隔でライン4を形成することにより、サイプ1の動きを見易くすることができるので、サイプ1の仕組みをより正確かつ容易に伝えることができ、更に格子状のライン4を設けることで、サイプ1の動きをより詳細に理解することができるので、サイプ1の仕組みを一層正確かつ容易に消費者に伝える可能になる。
また、ブロック2の表面に格子状などのライン4を形成することにより、サイプ1の形状に起因するブロック表面の動きを見易くすることができるので、サイプ1の仕組みを更に正確かつ容易に伝えることができる。
本発明において、ブロック2のサイプ壁面1aは、好ましくは、塗料などにより着色するようにするのが、サイプ1の動きを一層見易くする上でよい。
上記ライン4は、上述した構成に代えて、凸部或いは凹部がライン状に延在する凸状ラインや凹状ラインであってもよい。このようなラインは、金型内面やサイプ成形刃の表面にライン状に延在する凸部や凹部を形成した金型を用いてブロック2を成型することにより、容易に形成することができる。
上記実施形態では、タイヤトレッドサンプルモデルとして、台座3に1つのブロック2を設けたものを例示したが、台座3に複数のブロック2を設けたものであってもよい。ブロック2をタイヤの周方向となる方向に所定の間隔をおいて複数設ける場合には、台座3をタイヤのトレッドと同じように円弧状に形成するのがよく、これによりタイヤ周方向に横溝を介して連続的に配置されるブロックが路面に接地した際の挙動を容易に説明することができるようになる。
また、上記実施形態では、ブロック2に台座3を固定する構成にしたが、サイプ1の底からブロック2の底面2aまでの厚さを所定量以上確保すれば、必ずしも台座3は必要なく、台座3がない構成であってもよい。
本発明は、特に形状が複雑な3次元形状のサイプの仕組みを正確に伝えるのに好適に使用することができるが、当然のことながら、単純な平面状に延在する形状のサイプ(所謂2次元形状のサイプ)の場合にも使用することができる。
本発明のタイヤトレッドサンプルモデルは、セールスマンが携帯して、或いは店頭においてタイヤの販売を促進する目的で使用するツールとして、また配布販促品やイベント展示用ツールとして、更に開発過程における設計効果の視覚的確認や、シミュレーション結果の検証など、幅広く有効に活用することができる。
本発明のタイヤトレッドサンプルモデルの一実施形態を示す斜視図である。 本発明のタイヤトレッドサンプルモデルの他の実施形態を示す要部斜視図である。
符号の説明
1 サイプ
1a サイプ壁面
2 ブロック
2a 底面
2b 側面
2c 上面
3 台座
4 ライン

Claims (7)

  1. サイプを設けたブロックを有するタイヤトレッドサンプルモデルであって、前記ブロックを透明または半透明でかつ弾性変形可能なゴムまたは樹脂から構成したタイヤトレッドサンプルモデル。
  2. 前記ブロックのサイプ壁面に所定の間隔でラインを形成した請求項1に記載のタイヤトレッドサンプルモデル。
  3. 前記ブロックの表面に所定の間隔でラインを形成した請求項1または2に記載のタイヤトレッドサンプルモデル。
  4. 前記ラインが格子状のラインである請求項2または3に記載のタイヤトレッドサンプルモデル。
  5. 前記ブロックのサイプ壁面を着色した請求項1乃至4のいずれか1項に記載のタイヤトレッドサンプルモデル。
  6. 前記ブロックの底面に台座を設けた請求項1乃至5のいずれか1項に記載のタイヤトレッドサンプルモデル。
  7. 前記サイプが深さ方向に振幅を有して延在する形状である請求項1乃至6のいずれか1項に記載のタイヤトレッドサンプルモデル。
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