JP2007054393A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技領域を見る遊技者の注意力が減殺されることを抑制する。
【解決手段】 ぱちんこ遊技機において、遊技盤30は、前面の一部に遊技領域が形成され、遊技領域の略全域に相当する部分が光透過性を有する光透過性部材で形成される。液晶表示装置は、液晶画面64aが遊技領域の略全域と重なるよう遊技盤30と略平行に取り付けられる。遊技盤30は、遊技領域以外の部分に遮光手段としての遊技領域外遊技盤30bを有する。球発射機構は、遊技球を打ち出す。遊技領域外遊技盤30bは、発射手段により打ち出された遊技球が遊技領域に入るまでの領域である遊技盤30の球通過領域92を遮光する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に光透過性を有する光透過性部材を含む遊技盤を有する弾球遊技機に関する。
ぱちんこ遊技機などの弾球遊技機では、遊技者への視覚的効果を高めるランプや可変表示装置などの電気的装飾装置を、光透過性を有する合成樹脂製の基盤で形成された遊技盤の後方に設ける場合がある。このような構成により、遊技領域に入った遊技球が通過する球通過領域を確保しながら大きな面積を使って電気的装飾装置を設けることを可能としている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平10−179854号公報
現在、遊技者への視覚的効果を高める電気的装飾装置として、液晶ディスプレイなどの表示装置が主に採用されている。遊技者へのより高い視覚的効果を狙って、近年さらに面積の大きい表示装置を設けることが望まれており、このため、光透過性を有する部材を使って表示装置を視認可能にすることへのニーズがますます高まっている。しかし、単に表示装置の画面領域にあわせて光透過性を有する部材を使用したのでは、遊技領域以外の部分も遊技者が画面領域を視認することができてしまう。このため、遊技領域以外の部分であっても、画面領域を視認できる部分に画像を表示する必要性が高くなる。また、遊技者は、一般に遊技領域において落下する遊技球の行方、および遊技領域に設けられた装飾図柄表示装置などに注意を集中させる。したがって、遊技領域以外の部分で画面領域が視認できると、視点が遊技領域だけでなくその外部にも移動させられてしまい、遊技者は遊技領域を見る注意力が削がれてしまう。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、表示装置の画面領域へ画像を表示する表示制御の複雑化を抑制し、および遊技領域を見る遊技者の注意力が減殺されることを抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機は、前面の一部に遊技領域が形成され、遊技領域の略全域に相当する部分が光透過性を有する光透過性部材で形成された遊技盤と、その画面領域が遊技領域の略全域と重なるよう遊技盤と略平行に取り付けられる表示装置と、を備える。遊技盤は、遊技領域以外の部分に遮光手段を有する。この態様によれば、遊技領域以外の部分に画像を表示する表示制御の簡易化を図ることができ、画面領域へ画像を表示する表示制御の複雑化を抑制することができる。また、遊技者の視点を遊技領域以外の部分へ移動させられることを抑制することができ、遊技領域を見る遊技者の注意力が減殺されることを抑制する。
本態様の弾球遊技機は、遊技球を打ち出す発射手段を更に備えてもよい。遮光手段は、発射手段により打ち出された遊技球が遊技領域に入るまでの領域である遊技盤の球通過領域を遮光してもよい。一般に遊技領域と遊技盤の球通過領域は、内レールなどにより仕切られているだけで隣接している。この態様によれば、遊技領域と隣接する球通過領域の後方の画面領域が、遊技者に視認されることを抑制することができ、遊技領域を見る遊技者の注意力が減殺されることを抑制することができる。また、遊技球は、発射手段から打ち出されたあと勢いよく球通過領域を通過する。この態様によれば、遊技球が通過することにより球通過領域において遊技盤に付いた傷を目立たなくすることが可能となる。
遮光手段は、遊技領域以外の部分を形成する遮光部材であってもよい。この態様によれば、遊技領域以外の部分において光透過性を有する材料を使用する面積を抑制することができ、遊技盤のコストおよび重量を低減させることができる。
遊技盤は、略全域が光透過性部材で形成され、遮光手段は、遊技盤の表面に重ね合わされ、遊技領域以外の部分を遮光する遮光部材であってもよい。この態様によれば、遮光する部分にあわせて光透過性を有する材料を加工する場合と比べ、光透過性を有する材料を加工する長さまたは面積を抑制することができ、光透過性を有する材料の加工コストを低減させることができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明の弾球遊技機によれば、表示装置の画面領域へ画像を表示する表示制御の複雑化を抑制し、および遊技領域を見る遊技者の注意力が減殺されることを抑制することができる。
(実施例1)
図1は、実施例1のぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤ユニット50で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、ガラス板13、ガラス扉14、前扉98、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、ヒンジ(図示せず)により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を打ち出す発射手段としての球発射機構、遊技盤ユニット50を着脱可能に収容させるための機構、および遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
ガラス板13は、ガラス扉14により支持される。ガラス扉14は、後述するヒンジにより前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。前扉98は、上球皿15を含み、後述するヒンジにより前枠12へ開閉可能に取り付けられる。
遊技盤ユニット50は、ガラス扉14の後方に設けられる。遊技盤ユニット50は、内レール形成部材54、外レール形成部材56、遊技盤30、大入賞口28、普通電動役物26、2つの作動口22、および4つの一般入賞口24などを有している。内レール形成部材54の内周には内レール54aが形成される。また、外レール形成部材56の内周には56aが形成される。遊技領域52は、遊技盤30の表面と同一平面上であって、内レール54aおよび外レール56aにより画定される。
内レール54aは、遊技領域52の中心と略同一の中心を有する円弧状に形成されている。内レール54aが形成する円弧は、上部を除いた右上から左上まで連続している。内レール54aが形成する円弧の右上端部には、上端部が外レール56aに接続される鉛直方向に延びる直線部が形成されている。内レール54aの左上端部には、バネ部材55が取り付けられている。バネ部材55は、遊技領域52の左外側に中心を有する円弧状に形成され、上端部が略鉛直方向に向かっている。外レール56aも遊技領域52の中心と略同一の中心を有する円弧状に形成されている。外レール56aが形成する円弧は、内レール54aの直線部の上端部から、バネ部材55の上端部近傍を結び、内レール54aおよびバネ部材55と共に遊技領域52を画定する。外レール56aは、遊技領域52以外の部分においても、内レール54aの左側外周部と一定間隔をあけて延在する。
遊技盤30の後方には、液晶表示装置の液晶画面64aが設けられている。液晶画面64aは、遊技領域52の幅よりも大きな幅を有し、液晶画面64aの幅に遊技領域52の幅が含まれるように配置される。また、液晶画面64aは、縦方向の幅が遊技領域52の縦方向の幅に含まれるように配置される。このように、液晶表示装置は、液晶画面64aが遊技領域52の略全域と重なるように、遊技盤30と略平行に取り付けられている。本実施例においては、液晶画面64aには、LCD(Liquid Crystal Display)が採用されている。なお、LCD以外にも、有機EL(electroluminescence)ディスプレイ、プラズマ式ディスプレイなど、平面状の表示画面を有する他のディスプレイが採用されてもよいことは勿論である。
遊技盤30の遊技領域52の略全域に相当する部分は、ガラス板13および遊技盤30を通して遊技者が液晶画面64aを視認することができるように、透明かつ板状の材料により形成されている。この部分は、透明性、強度、および耐温度性能などから、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)などが使用される。遊技盤30には、多数の遊技釘(図示せず)や風車(図示せず)が遊技盤30の前面側に設けられている。遊技盤30は、液晶画面64aの視認性を維持しながらこれら遊技釘や風車を安定して固定するために、厚さ10mmの平板が採用されている。遊技盤30には貫通孔が多数設けられ、この貫通孔に遊技釘の支持部や風車の軸の支持部が挿通されることにより、遊技釘および風車が固定される。
内レール形成部材54および外レール形成部材56は、光透過性を有しない遮光部材により形成されている。内レール形成部材54及び外レール形成部材56は、遊技領域52以外の部分において、前方に遊技球が通過しない液晶画面64aの四隅の領域を覆っている。これにより、液晶画面64aのうち内レール形成部材54および外レール形成部材56の後方の領域は表示制御を実施する必要性が低下するため、液晶画面64aへ画像を表示する表示制御の複雑化を抑制することができる。また、液晶画面64aのうち遊技球が通過しない領域の略全域が遊技者から視認されることが抑止され、遊技領域52を見る遊技者の注意力が減殺されることを抑制することが可能となる。
遊技領域52以外の部分において外レール形成部材56の左側外周部と外レール56aによって挟まれる領域に、球通過領域92が形成される。球発射機構は遊技球を打ち出し、球発射機構によって打ち出された遊技球は、球通過領域92を通過して遊技領域52に入る。本実施例では、遊技領域52以外の部分としての球通過領域92において、遊技盤30は、遮光性を有しない材料によって形成されている。これにより、液晶画面64aのうち球通過領域92の後方の領域は表示制御を実施する必要性が低下するため、液晶画面64aへ画像を表示する表示制御の複雑化を抑制することができる。また、液晶画面64aのうち球通過領域92の後方の領域を遊技者に視認されることを抑制することができ、遊技領域52を見る遊技者の注意力が減殺されることを抑制することが可能となる。また、球通過領域92において遊技盤30に付けられた傷が目立つことが抑制される。
このように、内レール形成部材54、外レール形成部材56、および遊技盤30の球通過領域92によって、遊技領域52以外の略全域において、遊技者によって液晶画面64aが視認されることが抑制される。このため、液晶画面64aのうち遊技領域52以外の略全域の後方の領域は表示制御を実施する必要性が低下するため、液晶画面64aへ画像を表示する表示制御の複雑化を抑制することができる。また、遊技者は遊技領域52においてのみ液晶画面64aを視認することが可能となり、遊技領域52を見る遊技者の注意力が減殺されることを抑制することが可能となる。
大入賞口28、普通電動役物26、2つの作動口22、および4つの一般入賞口24は、遊技盤30上であって遊技領域52の下方に設けられる。本実施例においては、これらはすべて遊技領域52の縦方向の長さの約4分の1より下方に設けられる。これによって、液晶画面64aの広い視認領域を確保することができ、遊技者への視覚的効果を高めることができる。
普通電動役物26は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置36と、普通電動役物26を開閉させるための普通電動役物ソレノイド60を備える。普通電動役物26は、遊技領域52の幅方向の略中央かつ大入賞口28の上方に配置される。普通電動役物26への遊技球の通過は大入賞口28を開放させるための抽選の契機となる。このため、普通電動役物26は、大入賞口28を開放させるための抽選を開始する始動入賞口として機能する。普通電動役物26は、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で状態変化する。具体的には、普通電動役物26は、普通電動役物ソレノイド60の駆動制御に応じて開放状態および閉鎖状態への状態変化が可能な可変入球口として機能する。普通電動役物26が開放状態となると遊技球は普通電動役物26の横方向から落入可能となる。
大入賞口28は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置38と、大入賞口28を開閉させるための大入賞口ソレノイド62を備える。大入賞口28周辺かつ遊技盤30の表面上には、板状の中央カバー42が設けられている。大入賞口28は、遊技領域52の幅方向略中央かつアウト口58aの上方に配置される。大入賞口28は、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で状態変化する。具体的には、大入賞口28は、大入賞口ソレノイド62の駆動制御に応じて開放状態および閉鎖状態への状態変化が可能な可変入球装置として機能する。大入賞口28が閉鎖状態にあるとき、遊技球は大入賞口28に入球できず、開放状態となったときにはじめて入球可能となる。
2つの作動口22は、上方から下方へ遊技球が通過するゲートタイプのものが採用されている。2つの作動口22は、それぞれ作動口22への遊技球の通過を検出するための通過検出装置32を備える。作動口22への遊技球の通過は普通電動役物26を開放させるための抽選の契機となる。作動口22は、普通電動役物26の左右両側に普通電動役物26から離れて配置される。作動口22には、上方から下方への遊技球の通過を検出することができるよう、上下方向に貫通する球通過路が形成されている。したがって、作動口22を通過した遊技球は、そのまま遊技領域52内を落下してアウト口58aを通過することにより遊技領域52から排出される。このように作動口22にゲートタイプのものが採用されることにより、作動口22が配置された遊技盤30の後方に、排出された遊技球を案内する球案内部材を設ける必要がなくなる。このため、液晶画面64aを遮る部材を低減させることができ、遊技者への視覚的効果を高めることができる。
4つの一般入賞口24は、それぞれ入球検出装置34を備える。入球検出装置34は、普通電動役物26の左右両側にそれぞれ2つずつ、作動口22よりさらに普通電動役物26から少し離れて配置される。一般入賞口24は、それぞれ内レール54aの内周に略平行なライン上に配置される。これによって、一般入賞口24によって液晶画面64aが遮られる領域を低減させることができる。右側の2つの一般入賞口24は、右カバー43と一体的に成形されている。また、左側の2つの一般入賞口24は、左カバー44と一体的に成形されている。一般入賞口24に入球した遊技球は、遊技盤30の後方に設けられた球排出路形成部材に案内される。一般入賞口24および右カバー43、左カバー44は、光透過性を有しない材料により成形される。これによって、遊技盤30の後方に設けられた球排出路形成部材が遊技者に視認されることを抑制することができる。
遊技領域52の幅方向中央かつ最下部には、アウト口形成部材58が設けられており、アウト口形成部材58にはアウト口58aが形成されている。アウト口58aは、後述する球排出路形成部材68に連通している。遊技領域52に案内された遊技球のうち、普通電動役物26、大入賞口28、および一般入賞口24のいずれにも入球しなかった遊技球は、アウト口58aを通って遊技領域52から排出される。
液晶画面64aの略中央には、装飾図柄表示領域90が設けられる。装飾図柄表示領域90には、特別図柄に連動する装飾図柄を含む演出画像の変動が表示される。装飾図柄は、特別図柄で示される特別図柄抽選の結果を視覚的に演出するための図柄である。装飾図柄表示領域90には、装飾図柄として、例えばスロットマシンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像が表示される。
液晶画面64aの右側には、特別図柄表示領域86が設けられる。特別図柄表示領域86には、特別図柄と呼ばれる図柄の変動が表示される。特別図柄は、普通電動役物26への遊技球の落入を契機として行われる抽選の結果に応じた図柄であり、大当たりを発生させるか否かを示す役割をもつ。特別図柄表示領域86には、特別図柄として、例えば「0」〜「9」の数字が表示される。なお、特別図柄表示領域86には、特別図柄として、例えば、「○」および「×」のマークが表示されてもよい。特別図柄表示領域86の近傍には、特別図柄変動用の保留球表示領域88が設けられる。特別図柄変動用の保留球表示領域88は、特別図柄の変動の保留球数が表示される。この保留球数は、特別図柄の変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。
遊技領域52の左側には、普通図柄表示装置82が設けられる。普通図柄表示装置82は、普通図柄と呼ばれる図柄を変動表示する。普通図柄表示装置82はLEDを有しており、普通図柄表示装置82は、普通図柄として、このLEDの点灯および消灯の表示を行う。普通図柄表示装置82の近傍には、普通図柄変動用の保留球ランプ84が設けられる。普通図柄変動用の保留球ランプ84は3個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄の変動の保留球数を表示する。この保留球数は、普通図柄の変動がまだ実行されていない入球の数を示す。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ球通過領域92を通過して遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口24、作動口22、普通電動役物26、大入賞口28の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口24等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58aに落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」「入球」「入賞」というときは「通過」を含むものとする。
普通電動役物26に遊技球が落入すると、特別図柄表示領域86において特別図柄が変動表示される。このとき、装飾図柄表示領域90には、特別図柄の変動表示と連動する形で装飾図柄が変動表示される。特別図柄表示領域86および装飾図柄表示領域90の変動表示は、表示に先だって決定された表示時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄および装飾図柄が当たり態様であった場合、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行し、大入賞口28の開閉動作が開始される。このときスロットマシンのゲームを模した装飾図柄は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。大入賞口28は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。このような大入賞口28の開閉が所定回数、例えば15回繰り返される。
特別遊技が発生した場合であって抽選などの所定の条件が満たされた場合、特別遊技の終了後に特定遊技として確率変動遊技(以下、「確変」という)や変動時間短縮(以下、「時短」という)が開始される。確変中は、通常の確率状態より当たりの確率が高い抽選が行われ、比較的早期に新たな特別遊技が発生する。時短は、所定の終期、たとえば特別図柄が100回変動するまで継続される。時短中は、特別図柄の変動時間が概ね短縮される。
作動口22を遊技球が通過すると、所定時間、普通図柄が普通図柄表示装置82に変動表示される。所定時間の経過後に普通図柄の変動表示が所定の当たり態様にて停止すると、普通電動役物26が所定時間開放する。通常状態においては、普通図柄が当たり態様で停止する確率は低確率に設定されるが、時短中にはその確率が高確率に変動する。そのため、通常状態においては普通電動役物26が開放される確率も低いが、時短中にはその開放される確率が高くなる。また時短中においては、普通図柄の変動表示時間が短縮されるとともに、普通電動役物26が開放状態となる時間が相対的に長くなるよう設定される。このように、時短中以外は普通電動役物26が開放されにくいのに対し、時短中は普通電動役物26が開放されやすく、しかも開放される回数や開放時間も増加する。したがって、時短中であるか否かで普通電動役物26への遊技球の受け入れ容易性が大きく異なり、その結果時短中であるか否かによって普通電動役物26への入賞に対する出玉に大きな差が生じる。時短中は遊技者が出玉をほとんど減らさずに遊技を進行させることができるので、時短中であるか否かに応じて異なる遊技性を実現することができる。
図2は、実施例1のぱちんこ遊技機において、ガラス扉14および前扉98を開けたぱちんこ遊技機内部の状態を示す。ガラス扉14は、ガラス板13とともに、ヒンジ46およびヒンジ47によって回動され開けられている。前扉98は、ヒンジ48などによって回動され開けられている。
ガラス扉14および前扉98が開けられると、ぱちんこ遊技機本体側には前枠12が前面に現れる。内レール形成部材54および外レール形成部材56が組み合わされ、外形が矩形のガイドレールユニット57が形成される。なお、内レール形成部材54は、左内レール形成部材54bおよび右内レール形成部材54cが組み合わされて形成される。アウト口形成部材58は、左内レール形成部材54bに一体的に成形される。ガイドレールユニット57および遊技盤30を含む遊技盤30は、前枠12に取り付けられる。
図3および図4は、実施例1のぱちんこ遊技機の組立工程図である。図3に示すように、前枠12は、水平面による断面がコ字状を形成する凹部12aを有している。凹部12aには、凹部12aの横方向の幅と略同一の幅を有し、前枠12の後方に貫通する同じく矩形の開口部12bが、凹部12aからさらにくり抜かれて形成される。開口部12bには、液晶画面64aを有する液晶表示装置64が嵌着される。液晶表示装置64の前面側には、液晶画面64aの周りに形成された液晶表示装置64の枠の上に、液晶画面64aを囲むように、縁状のスペーサ66が取り付けられる。このスペーサ66によって、液晶画面64aと遊技盤30との間に空間が形成される。このようにして液晶画面64aと遊技盤30との間に形成された空間内に、いずれかの入賞口に入球した遊技球を案内する球案内路が形成され、入球検出装置および通過検出装置のケーブルを引き回され、また、普通電動役物26や大入賞口28を開閉するためのソレノイドが収納される。
スペーサ66には、球排出路形成部材68、下部カバー41、および上部カバー40が取り付けられる。球排出路形成部材68、下部カバー41、上部カバー40は、樹脂による射出成形される。球排出路形成部材68は、下部カバー41に取り付けられる。下部カバー41は、球排出路形成部材68が取り付けられた状態でスペーサ66に取り付けられる。このとき、球排出路形成部材68は、下部カバー41と液晶画面64aとの間に形成される空間内に配置される。
下部カバー41は、球排出路形成部材68と共に遊技球の球排出路を形成する。下部カバー41には、アウト口連通孔41a、大入賞口連通孔41b、一般入賞口連通孔41cが設けられている。アウト口58aは、アウト口連通孔41aを介してこの球排出路と連通する。大入賞口28は、大入賞口連通孔41bを介して球排出路と連通する。一般入賞口24は、一般入賞口連通孔41cを介して球排出路と連通する。上部カバー40は、スペーサ66や前枠12を遊技者から視認されることを抑制するため、前枠12およびスペーサ66を覆うように取り付けられる。
前枠12に液晶表示装置64、スペーサ66、球排出路形成部材68、下部カバー41、および上部カバー40が取り付けられると、図4に示すように、液晶画面64aが凹部12aの前面に大きく現れる。液晶画面64aの前面に、ガイドレールユニット57と遊技盤30とを有する遊技盤ユニット50が配置され、前枠12に固定される。
遊技盤30は、遊技領域遊技盤30aおよび遊技領域外遊技盤30bを有している。遊技領域遊技盤30aは、遊技領域52の略全域および遊技領域52の右側外部を前面に有する。遊技領域52の略全域を前面に有するため、遊技領域遊技盤30aには、作動口22、一般入賞口24、普通電動役物26、大入賞口28などの入賞口、遊技釘、および風車などが設けられる。遊技領域遊技盤30aは光透過性を有する材料によって形成されている。遊技領域外遊技盤30bは、球通過領域92を含む、遊技領域52の左側外部を前面に有する。遊技領域外遊技盤30bは、光透過性を有しない材料により形成される。遊技領域遊技盤30aの右側面および遊技領域外遊技盤30bの左側面が相互に接合され、接着またはねじ止めにより結合され、矩形かつ板状の遊技盤30が形成される。遊技盤30の前面にガイドレールユニット57が取り付けられ、遊技盤ユニット50が構成される。このように、光透過性を有する部材と光透過性を有しない部材を結合して遊技盤30を形成することにより、遊技領域52以外の部分において遊技盤30を使用する面積を抑制することができ、遊技盤30のコストおよび重量を低減させることができる。
(実施例2)
図5は、実施例2のぱちんこ遊技機の組立工程図である。なお、実施例2と同様の箇所については説明を省略する。
本実施例の遊技盤30は、矩形かつ板状の光透過性を有する材料により形成される。遊技盤30は、遊技領域52の略全域を前面に有する。そのため、遊技盤30には、作動口22、一般入賞口24、普通電動役物26、大入賞口28などの入賞口、遊技釘、および風車などが設けられる。遊技盤30の前面のうち、球通過領域92が形成される部分には、遮光部材としてのシール部材70が取り付けられる。シール部材70は、遊技盤30の表面に重ね合わされ、遊技領域52以外の部分としての球通過領域92を遮光する。シール部材70は、球通過領域92の形状を有する薄い板状の光透過性を有しない樹脂により形成される。シール部材70は、接着により遊技盤30に固定される。勿論、シール部材70は、フィルム状の材料により形成されていてもよい。また、シール部材70は、球通過領域92を含む遊技領域52以外の部分を覆ってもよい。遊技盤30にシール部材70が取り付けられた後、ガイドレールユニット57が遊技盤30に取り付けられ、遊技盤ユニット50が構成される。このように、光透過性を有する遊技盤30にシール部材70が取り付けられることにより、遮光する部分にあわせて遊技盤30を加工する場合と比べ、遊技盤30を加工する長さまたは面積を抑制することができ、遊技盤30の加工コストを低減させることができる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、変形例を挙げる。
ガイドレールユニット57に、球通過領域92を遮光する遮光手段としてのシール部材70を設けてもよい。この場合、シール部材70は、内レール形成部材54および外レール形成部材56と別部材として設けられ、ガイドレールユニット57に取り付けられてもよい。これにより、シール部材70を接着などにより遊技盤30に取り付ける必要がなくなるため、シール部材70の取付容易性を向上させることができる。また、シール部材70は、ガイドレールユニット57を構成する内レール形成部材54または外レール形成部材56と一体的に成形されてもよい。これによって、シール部材70を取り付ける工数を低減させることができる。
上部カバー40を削除し、上部カバー40により遮蔽されていた領域も液晶画面64aが重なるよう、液晶表示装置64が設けられてもよい。実施例1においては、下部カバー41を削除し、下部カバー41により遮蔽されていた領域も液晶画面64aが重なるよう、液晶表示装置64が設けられてもよい。これによって、液晶画面64aが遊技領域52のすべてと重なることができ、遊技者への視覚的効果をさらに高めることができる。
内レール形成部材54および外レール形成部材56は、光透過性を有する材料により形成されていてもよい。また、内レール形成部材54および外レール形成部材56は、遊技者が液晶画面64aを視認するための開口部を有していてもよい。これにより、矩形に形成される液晶画面64aを有効に利用することが可能となる。
球通過領域92において、遊技盤30は光透過性を有する材料により形成されていてもよい。この場合、遊技領域52および球通過領域92において、遊技盤30は光透過性を有する材料により一体的に形成されていてもよい。また、内レール形成部材54および外レール形成部材56は、光透過性を有しない材料により形成されていてもよい。遊技球が通過する領域が遊技者から視認可能となり、遊技球が通過しない領域が遊技者から視認されることが抑制されるので、遊技領域52を見る遊技者の注意力が減殺されることを抑制することが可能となる。
実施例1のぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 実施例1のぱちんこ遊技機において、ガラス扉および前扉を開けたぱちんこ遊技機内部の状態を示す図である。 実施例1のぱちんこ遊技機の組立工程図である。 実施例1のぱちんこ遊技機の組立工程図である。 実施例2のぱちんこ遊技機の組立工程図である。
符号の説明
10 ぱちんこ遊技機、 12 前枠、 30 遊技盤、 50 遊技盤ユニット、 52 遊技領域、 54 内レール形成部材、 56 外レール形成部材、 57 ガイドレールユニット、 64 液晶表示装置、 64a 液晶画面、 70 シール部材、 92 球通過領域。

Claims (4)

  1. 前面の一部に遊技領域が形成され、前記遊技領域の略全域に相当する部分が光透過性を有する光透過性部材で形成された遊技盤と、
    その画面領域が前記遊技領域の略全域と重なるよう前記遊技盤と略平行に取り付けられる表示装置と、を備え、
    前記遊技盤は、前記遊技領域以外の部分に遮光手段を有することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 遊技球を打ち出す発射手段を更に備え、
    前記遮光手段は、前記発射手段により打ち出された遊技球が前記遊技領域に入るまでの領域である前記遊技盤の球通過領域を遮光することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記遮光手段は、前記遊技領域以外の部分を形成する遮光部材であることを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記遊技盤は、略全域が光透過性部材で形成され、
    前記遮光手段は、前記遊技盤の表面に重ね合わされ、前記遊技領域以外の部分を遮光する遮光部材であることを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
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