JP2007054273A - 敷布団 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気を敷布団本体内部に供給し、就寝に適した温度および湿度にして快適な就寝環境を形成することができ、折り畳むこともできる、敷布団を提供する。
【解決手段】空気移送路16Aは、主配管路と導入管路とを有する配管ユニットで形成される。主配管路は、第1の管路18a〜18cと、継手部34,36,38,40を介して第1の管路18a〜18cに連通される第2の管路28a,28bとを含む。第1の管路18a〜18cは、噴出口26を備えた剛性を有する第1の管20との間には、可撓性を有する第1の管22が配設される。第2の管路28a,28bは、可撓性を有する第2の管30を含む。温風,冷風等の空気は、導入管42を介して主配管路に供給され、噴出口26から敷布団10内に噴出される。敷布団10が折り畳み線で折り畳まれ、折り畳み線の両側に第1の可撓性管22乃至第2の可撓性管30が位置するように、配管ユニットが形成される。
【選択図】図3

Description

本願発明は、敷布団に関し、特にたとえば、敷布団に温風および/または冷風を送風・供給して、就寝中、敷布団内を就寝に適した温度および湿度に維持し、快適な就寝環境を形成することができる、敷布団に関する。
本願発明の背景となる技術には、上部に空気の吹き出す開口部を有する送風プレートと、送風プレートの開口部を被う空気を通し易い布地と、送風プレートに空気を送り込む送風機と、送風機に設けられる温風発生器で構成された送風寝具があった(例えば、特許文献1参照)。この送風寝具では、送風プレートがたとえば敷布団の下に設置され、送風プレートには、温風発生器で発生した温風が送風機により送り込まれる。温風は、送風プレートの開口部から吹き出して敷布団内部に吹き込まれ、敷布団を通り抜けていく。これによって、敷布団が乾燥され温められる。また、この送風寝具では、上部に開口部を有するエアーチューブを送風プレートに配置したものも用いられ得る。この場合、エアーチューブに空気が通され、開口部から敷布団内に空気が送り込まれる。
本願発明の背景となる他の技術には、硬質ウレタン発泡材等で形成した敷ぶとん状の本体と、本体内に設けられた空気の循環通路と、コンプレッサーに連結された空気流通用のパイプ、乾燥,除塵,除臭用のフィルター、温風,冷風発生用のサーモモジュール、陰イオン発生器、オゾン発生器等を含み、循環通路中に温風,冷風等の適温の空気を吹き込み循環させるようにした空気応用敷ぶとんがあった(例えば、特許文献2参照)。この空気応用敷ぶとんでは、循環通路に温風ないし冷風を充満、流通させることによって、季節、室温に応じて敷きぶとんが適温状態に保持される。
本願発明の背景となるさらに他の技術には、布団と、布団の内部に配置され、並行する複数の空気流通路を形成し、一端側に温風または冷風入口を他端側に温風または冷風出口を有する空気流通配管と、布団とは別体に設けられ、内部に温風発生源および冷風発生源を有するとともに、温風および冷風吐出口,温風および冷風吸込み口を有した温風・冷風供給ユニットと、温風・冷風供給ユニットの温風および冷風吐出口と空気流通配管の入口とを接続するとともに、温風および冷風吸込み口と空気流通配管の出口とを接続して、温風または冷風が循環して布団を加温または冷却する接続配管と、温風または冷風を循環する経路の少なくとも一部に設けられ、温風または冷風の温度を検知して温風・冷風発生源を制御するコントローラ等で構成された空気循環布団があった(例えば、特許文献3参照)。この空気循環布団によれば、冬季には温風によって布団を加温し、夏季には冷風によって布団を冷却することができる。また、この空気循環布団では、敷き布団に第1の空気流通ユニットと第2の空気流通ユニットとが分割して配置されたものも用いられ得る。この場合、敷き布団の頭側が第1の空気流通ユニットによって低温度の温風で加温され、足側が第2の空気流通ユニットによって高温度の温風で加温される。
特開2002−253388号公報(第1頁〜第3頁、図1、図4、図7、図12) 特開昭61−220617号公報(第3頁、図6) 特開平11−299582号公報(第1頁、第4頁、第5頁、図7、図8)
特許文献1に示す従来技術では、敷布団の下に送風プレートを設置し、この送風プレートの上に多数設けられた開口部から温風を吹き上げることによって、敷布団を乾燥・加温する構成となっているので、敷布団の下面側の方が上面側の方よりも、温度が高いものとなり、温度差が生じる。つまり、就寝者にとっては、直接身体が当接する敷布団の上面側の体感温度が満足のいくものとはなっていない恐れがあった。また、特許文献1に示す従来技術では、敷布団の内部から直接的に乾燥・加温するものではなく、敷布団の下側から間接的に乾燥・加温するものなので、送風プレートの上に敷かれる敷布団の厚みが大きい場合などは、敷布団全体を乾燥・加温するのに時間が掛かり、温風発生器および送風機にも負担が掛ける恐れがあった。
それに対して、特許文献2に示す従来技術では、敷ぶとん状の本体内に埋設配置された空気の循環通路中に温風等を吹き込む構成を有し、敷布団本体の内部から敷布団を乾燥・加温させることができるため、上述した特許文献1に示す従来技術の問題点が解消され得る。
ところが、特許文献2に示す従来技術では、敷布団本体に単一の循環通路が配置され、その循環通路には温風なら温風だけ、冷風なら冷風だけを送風・供給する構成となっているので、たとえば敷布団の上半身側には冷風を、敷布団の下半身側には温風を循環させることができなかった。このことは、特許文献1に示す従来技術にも言えることであり、すなわち、特許文献1および特許文献2に示す従来技術では、それぞれ、送風プレートの開口部および循環通路の配置が、敷布団の上半身側と下半身側とに分割して配置した構成ではなく、しかも、敷布団の上半身側と下半身側とに温度の相違する空気を送り込む構成を有するものでもない。
それに対して、特許文献3に示す従来技術では、敷き布団に第1の空気流通ユニットと第2の空気流通ユニットとが分割して配置されているため、敷き布団の頭側を第1の空気流通ユニットによって低温度の温風で加温し、足側を第2の空気流通ユニットによって高温度の温風で加温することが可能となっている。
しかしながら、特許文献3に示す従来技術では、第1の空気流通ユニットおよび第2の空気流通ユニットが、それぞれ独立して設けた温風供給チューブおよび温風帰還チューブを介して温風・冷風供給ユニットに接続された、所謂、循環方式を採用しているため、モータ、エアーポンプ、ヒータ部、ペルチェ温度調節素子を備えたペルチェ温度制御ユニット、切換え弁等の各種機器が必要となり、機器点数の多い複雑な構造を有するものとなっている。そのために、製造コストが高くつき、各種機器のメンテナンスにも手間が掛かるものであった。同じような問題点は、循環方式を採用した特許文献2に示す従来技術についても言えることであり、特許文献2に示す従来技術においても、循環通路内に空気を圧送させめためのコンプレッサーや循環通路内の圧力を加減するための絞り弁等の機器が必要となり、機器点数の多い構造となっている。
さらに、特許文献2および特許文献3に示す循環方式を採用した従来技術では、温風および冷風等の空気が送風される空気流通路に、空気が吹き出る開口部が設けられていないため、敷布団を乾燥させ除湿するという観点で見れば、特許文献1に示す従来技術に比べて、乾燥・除湿効率の悪いものとなっていた。
一方、特許文献2および特許文献3に示す従来技術では、それぞれ、敷布団本体が折り畳み構造を有するものではなく、そのため、敷布団を折り畳んで押入れ等に収納するのに不都合なものであった。
すなわち、特許文献2に示す従来技術では、敷ぶとん本体が硬質ウレタン発泡材等によって形成されているので、敷ぶとん本体を折り畳んだ状態のまま維持・保形することが困難なものであった。また、特許文献3に示す従来技術では、敷き布団本体が発泡材等のクッション材で形成され、敷き布団の内部に配置される空気流通配管および接続配管等が合成樹脂または軽金属からなる剛性を有するパイプで形成されているので、特許文献2に示す従来技術と同様に、敷き布団本体を折り畳んだ状態に保持することが困難なものであった。なお、例えば特許文献1の図6に示す従来技術には、折り畳み式の送風プレートが開示されているが、この場合、送風プレートには、温風等の空気が送風されるパイプ等の空気流通路が配置されたものではなく、特に、その上部に温風等を吹き出す空気の開口部が設けられたものに限定されている。
それゆえに、本願発明の主たる目的は、附帯する機器類の点数を少なくした簡単な構造で、温風および冷風等の空気を敷布団内部に供給し、就寝に適した温度および湿度にして快適な就寝環境を形成することができる上、乾燥・除湿性に優れ、しかも、不使用時には折り畳んだ状態のまま維持・保形することができる、敷布団を提供することである。
請求項1にかかる本願発明は、成形綿で形成され、長手方向および幅方向を有する敷布団本体と、敷布団本体に配設され、温風および冷風等の空気が移送される空気移送路と、敷布団本体の上側に開口し、その一端が敷布団本体の端部に達する溝部で形成され、空気移送路の少なくとも一部を溝部に収容して敷布団本体の所望の位置に位置決めする位置決め部と、通気性を有した中綿で形成され、位置決め部を蓋うように敷布団本体の上面に被せられて、空気移送路を敷布団本体に支持させる押さえ部と、敷布団本体、空気移送路、押さえ部を被包する通気性を有したカバー側地とを含み、空気移送路は、配管ユニットで形成され、配管ユニットは、敷布団本体の長手方向に間隔を隔てて、且つ、敷布団本体の幅方向に延びて配設される第1の管路および敷布団本体の長手方向に延びて配設され、第1の管路の長さ方向の一端および/または他端に剛性を有する継手部を介して連通される第2の管路を有する主配管路と、主配管路に連通され、敷布団本体の外部から空気が導入される導入管路とを含み、第1の管路は、少なくとも上方に空気が噴出可能となる噴出口を備えた剛性を有する複数の第1の管と、剛性を有する複数の第1の管の間に接続され、可撓性を有する第1の管とを含み、第2の管路は、可撓性を有する第2の管を含み、敷布団本体が折り畳み線で折り畳まれてその折り畳み方向に見たときに、折り畳み線の両側に、第1の管路の可撓性を有する第1の管、乃至、第2の管路の可撓性を有する第2の管が位置するように、配管ユニットが形成される、敷布団である。
請求項1にかかる本願発明の敷布団では、空気移送路に温風および冷風等の空気が適宜供給・移送される。位置決め部は、空気移送路を敷布団本体の所望する位置に位置決めする。空気移送路は、位置決め部の溝部に少なくともその一部が嵌め込まれて収容されることにより支持される。さらに、空気移送路は、敷布団本体の上面側から押さえ部が被せられ、位置決め部との協働作用によって、敷布団本体に固定される。そして、敷布団本体に位置決めされ、押さえ部で固定された空気移送路は、敷布団本体および押さえ部とともに、カバー側地で包み込まれる。
この場合、空気移送路では、第1の管路が、敷布団本体の長手方向に間隔を隔てて、且つ、敷布団本体の幅方向に延びて配設されている。第2の管路は、第1の管路の長さ方向の一端および/または他端に継手部を介して連通されている。第1の管路と第2の管路と継手部とで主配管路を形成している。主配管路には導入管路が連通され、導入管路には敷布団本体の外部から空気が導入される。導入管路に導入された温風および冷風等の空気は、主配管路に供給・移送され、主管路の第1の管路において、剛性を有する複数の第1の管の噴出口から上方に向いて噴出される。
すなわち、請求項1にかかる本願発明では、循環式を採用しない構造を有しているので、循環通路内に空気を圧送させめためのコンプレッサー,モータや循環通路内の圧力を加減するための絞り弁等の機器を必要とせず、附帯する機器類の点数を少なくした簡単な構造となっている。また、空気移送路の第1の管路および第2の管路は、少なくともその一部が敷布団本体の溝部に収容され、上側から押さえ部が被せられ、さらに、カバー側地で被包された状態となるため、第1の管路および第2の管路は敷布団に内蔵された配置となっている。したがって、温風および冷風等の空気が第1の管路および第2の管路に供給・移送されることによって、敷布団の内部から直接的に敷布団全体を乾燥・加温することが可能となる。そのため、敷布団全体を乾燥・加温するのに必要以上に時間を掛けることもなく、たとえば温風ないし冷風を送風する送風機に負担を掛ける恐れも無い。
さらに、剛性を有する第1の管に配設された噴出口から温風および冷風等の空気を吹き出して、敷布団内部から外部へと空気が通気される構造となっているため、敷布団を乾燥させ除湿するという観点で見れば、乾燥・除湿効率の良いものとなっている。
さらに、請求項1にかかる本願発明では、敷布団を折り畳んだ場合、第1の管路の可撓性を有する第1の管、乃至、第2の管路の可撓性を有する第2の管は、屈曲運動および振動などを吸収することが可能となっているため、当該可撓性を有する第1の管および第2の管における曲げ変位、軸方向の伸縮、横方向の変位等に適応することができる。しかも、当該可撓性を有する第1の管および第2の管が溝部に支持された構造となっているので、敷布団本体は、折り畳んだ状態でその形状を保形・維持することが可能となる。
請求項2にかかる本願発明は、請求項1にかかる発明に従属する発明であって、空気移送路の噴出口は、剛性を有する第1の管の上部と、剛性を有する第1の管の側部および/または剛性を有する第1の管の下部とに配設された貫通孔を含む、敷布団である。
請求項2にかかる本願発明では、空気移送路の噴出口が、剛性を有する第1の管の上部に加えて、当該剛性を有する第1の管の側部および/または当該剛性を有する第1の管の下部にも配設されるため、すなわち、当該剛性を有する第1の管の上部の噴出口から噴出される空気に加えて、当該剛性を有する第1管の側部および/または当該剛性を有する第1管の下部からも空気が噴出されるため、敷布団本体全体に空気が移送・供給されることとなり、より一層、敷布団全体を均一に且つ早く乾燥・加温させることが可能となる。
請求項3にかかる本願発明は、請求項1または請求項2にかかる発明に従属する発明であって、空気移送路は、独立した複数の配管ユニットを含み、複数の配管ユニットには、それぞれ、別個に前記空気が移送される、敷布団である。
請求項3にかかる本願発明の敷布団では、独立した複数の配管ユニットを配置することが可能となるため、例えば、敷布団本体の長手方向に間隔を隔てて2つの配管ユニットを配置し、一方の配管ユニットに温風を他方の配管ユニットに冷風を移送・供給するようにしてやれば、敷布団本体の上半身側を冷やして下半身側を温めるという、所謂、頭寒足熱に適した敷布団を構成することが可能となる。
請求項4にかかる本願発明は、請求項1〜請求項3のいずれかにかかる発明に従属する発明であって、空気移送路の内部に水が循環する循環路をさらに含む、敷布団である。
請求項4にかかる本願発明の敷布団では、たとえば夏場に当該敷布団を使用する場合に、循環路に循環される水流によって、空気移送路内に移送される冷風等の空気をより効率的に冷却することが可能となる。
本願発明にかかる敷布団によれば、附帯する機器類の点数を少なくした簡単な構造で、温風および冷風等の空気を敷布団内部に供給し、就寝に適した温度および湿度にして快適な就寝環境を形成することができる上、乾燥・除湿性に優れ、しかも、不使用時には折り畳んだ状態のまま維持することができる、敷布団が得られる。
本願発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
図1は、本願発明にかかる敷布団の一例を示す斜視図解図であり、図2は、その一部を断面図で示した図1の正面図解図であり、図3は、図1および図2の敷布団の内部構成を説明するための平面図解図である。
敷布団10は、成形綿で形成された平面視矩形状の敷布団本体12を含む。成形綿は、ポリエステル等の合成樹脂繊維を熱融着バインダーとしてのたとえば低融点のポリエステルによって圧縮加熱し、多孔形状に固めた圧縮綿、あるいは、発泡ウレタン等の発泡合成樹脂等が用いられる。なお、圧縮綿には、上述したもの以外に、フェルト状のポリエステル等の合成樹脂繊維を押圧ローラ等で機械的に押圧・圧縮し、針によるパンチング等の方法で多孔形状に形成した圧縮綿も用いられ得る。
敷布団本体12は、図3に示すように、敷布団本体12の上側に開口するたとえば2つの独立した溝部14Aおよび14Bを含む。2つの溝部14Aおよび14Bは、敷布団本体12の長手方向に間隔を隔てて配設されている。2つの溝部14A,14Bは、同様の構造を有しているので、一方の溝部14Aについて詳述する。すなわち、溝部14Aは、図2に示すように、たとえば断面U字状の形状を有しており、図3に示すように、その長さ方向の一端が敷布団本体12の幅方向の一端に到達するように配設されている。溝部14Aは、敷布団本体12の長手方向に見て、たとえば平面視B字状に配設されている。
一方の溝部14Aと他方の溝部14Bとは、敷布団本体12の平面側から見て、敷布団本体12の長手方向の中央で且つその幅方向に垂直に延びる二点鎖線で示した線を基準線w−wとしたときに、基準線w−wに関して線対称となるように形成されている。つまり、他方の溝部14Bは、一方の溝部14Aと同様、断面U字状の形状を有し、図3に示すように、その長さ方向の一端が敷布団本体12の幅方向の一端に到達するように配設されている。溝部14Bは、敷布団本体12の長手方向に見て、たとえば平面視B字状に配設されている。2つの溝部14A,14Bの長さ方向の一端は、敷布団本体12の幅方向の一端で且つその長手方向の中央部で間隔を隔てて配設され、それぞれ、当該到達端部で外部と連通している。
上述した2つの溝部14Aおよび14Bは、後述する空気移送路16Aおよび16Bが、敷布団本体12の所望の位置に所望する形状で配置されるように、空気移送路16Aおよび16Bを位置決めするための位置決め部としての機能を有するものである。この場合、一方の溝部14Aおよび他方の溝部14Bには、それぞれ、たとえば第3図および図4(B)に示すように、一方の空気移送路16Aおよび他方の空気移送路16Bの下部の一部が嵌め込まれ収容される。すなわち、空気移送路16Aが溝部14Aで支持され、空気移送路16Bが溝部14Bで支持されることによって、2つの空気移送路16A,16Bは、それぞれ、敷布団本体12に位置決めされるものとなる。
次に、2つの空気移送路16A,16Bについて説明する。一方の空気移送路16Aおよび他方の空気移送路16Bは、それぞれ、温風および冷風等の空気を敷布団本体に移送・供給するものであって、一方の空気移送路16Aは溝部14Aに支持され、他方の空気移送路16Bは溝部14Bに支持されている。2つの空気移送路16A,16Bは、同様の構造を有するため、一方の空気移送路16Aについてのみ詳細に説明する。
すなわち、一方の空気移送路16Aは、図3に示すように、たとえば3つの第1の管路18a,18b,18cを含む。3つの第1の管路18a〜18cは、それぞれ、敷布団本体12の長手方向に間隔を隔てて、且つ、敷布団本体12の幅方向に延びて配設されている。3つの第1の管路18a〜18cは、それぞれ、同じ構造を有する。3つの第1の管路18a〜18cは、それぞれ、剛性を有するたとえば2つの第1の管(以下、第1の剛性管という。)20を含む。2つの第1の剛性管20の間には、可撓性を有するたとえば1つの第1の管(以下、第1の可撓性管という。)22が配置され、2つの第1の剛性管20を直列に接続している。第1の剛性管20には、特に、たとえば図4に示すように、長手方向に間隔を隔てて、たとえば2つの球状の膨出部24が配設される。2つの膨出部24は、それぞれ、その上部にたとえば4つの貫通孔26を有する。4つの貫通孔26は、第1の剛性管20内に移送される温風,冷風等の空気が上方に噴出可能となる噴出口としての機能を有するものである。
3つの第1の管路18a〜18cの長手方向の一端および他端には、それぞれ、第2の管路28aおよび28bが連通されている。2つの第2の管路28aおよび28bは、それぞれ、同じ構造を有する。2つの第2の管路28aおよび28bは、それぞれ、可撓性を有するたとえば2つの第2の管(以下、第2の可撓性管という。)30を含む。2つの第2の可撓性管30の間には、剛性を有するたとえば1つの継手部32が接続される。2つの第2の可撓性管30は、継手部32によって直列に接続されている。継手部32は、剛性を有する管継手としてのたとえばT(ティー)を含み、該T(ティー)の直線的に対向する2つの接続口に2つの第2の可撓性管30の長手方向の一端側が接続されている。該T(ティー)のもう1つの接続口には、後述するように、第1の管路18bの第1の剛性管20の長手方向の一端側が接続される。
2つの第2の管路28aおよび28bは、それぞれ、敷布団本体12の長手方向に延びて配設され、上述した3つの第1の管路18a〜18cを並列に接続している。
すなわち、一方の第2の管路28aの長手方向の両端側には、剛性を有するたとえば2つの継手部34が接続される。継手部34には、剛性を有する管継手としてのたとえばエルボが用いられている。一方のエルボの2つの接続口の一方側には、第2の管路28aの長手方向の一端側が接続され、もう一方のエルボの2つの接続口の一方側には、第2の管路28aの長手方向の他端側が接続されている。この場合、第2の管路28aの2つの第2の可撓性管30の長手方向の他端側がエルボの接続口に接続される。
さらに、一方のエルボの2つの接続口の他方側には、第1の管路18aの長手方向の一端側が接続され、もう一方のエルボの2つの接続口の他方側には、第1の管路18cの長手方向の一端側が接続されている。また、第1の管路18bの長手方向の一端側および他端側は、第2の管路28aの継手部32の接続口と接続されている。この場合、第1の管路18aの第1の剛性管20の長手方向の一端側がエルボの接続口に接続される。
また、他方の第2の管路28bの長手方向の一端側および他端側には、それぞれ、剛性を有する継手部38および40が接続される。継手部38は、剛性を有する管継手としてのたとえばエルボを含む。このエルボの2つの接続口の一方側には、第2の管路28bの長手方向の一端側が接続されている。第2の管路28bの一方の第2の可撓性管30の長手方向の他端側がエルボの一方の接続口に接続される。該エルボの他方の接続口には、第1の管路18aの長手方向の他端側が接続される。この場合、第1の管路18aの第1の剛性管20が該エルボの他方の接続口に接続される。
また、継手部40は、剛性を有する管継手としてのたとえばT(ティー)を含む。該T(ティー)の長手方向と直角の方向の接続口に第2の管路28bの長手方向の他端側が接続されている。第2の管路28bの他方の第2の可撓性管30の長手方向の他端側が該T(ティー)の長手方向と直角の方向の接続口に接続される。該T(ティー)の直線的に対向する2つの接続口の一方の接続口には、第1の管路18cの長手方向の他端側が接続される。この場合、第1の管路18cの第1の剛性管20が該T(ティー)の直線的に対向する一方の接続口に接続される。該T(ティー)の直線的に対向するもう一方の接続口は、溝部14Aを介して敷布団本体12の外部に向いた配置となり、外部と連通可能となっている。
そして、該T(ティー)の直線的に対向するもう一方の接続口には、図3に示すように、たとえば剛性を有する導入管42が接続される。この場合、導入管42は、直管等が好ましく、該導入管42の一端側が該T(ティー)の直線的に対向するもう一方の接続口に接続され、その他端側43(以下、導入口部43という。)が敷布団本体12の幅方向の一端部で外部に向くように配置される。導入管42は、継手部40を介して、空気移送路16Aの第1の管路18a,18b,18c、第2の管路28a,28bおよび継手部34,36,38と連通されるものとなる。また、導入管42には、パイプ,チューブおよびホース等の移送管44が適宜接続される。そして、敷布団本体12の外部から、移送管44を介して、導入管42の導入口部43に温風および冷風等の空気が導入され、空気移送路16Aへと移送・供給される。本実施形態例では、たとえば送風機Fにより、温風および冷風等の空気が移送・供給される。
なお、本実施形態例では、軽量化の面も考慮して、第1の剛性管20および導入管42としては、たとえば合成樹脂製のパイプおよびチューブが用いられ、剛性を有する継手部32,34,36,38,40としては、合成樹脂製のものが用いられ、第1の可撓性管22,第2の可撓性管30としては、蛇腹式のゴム製ないし合成樹脂製のフレキシブルホース,フレキシブルチューブおよびフレキシブルパイプ等が用いられ得る。第1の可撓性管22および第2の可撓性管30は、該可撓性管の内面側と外面側の伸縮率の違いを考慮すると、特に、たとえば蛇腹ホースを用いることが折り曲げ易いので好ましい。つまり、第1の可撓性管22および第2の可撓性管30に、当該伸縮率の違いの大きい、たとえばゴムホースを使用した場合に、該第1の可撓性管22および第2の可撓性管30を屈曲させたときの曲げ変位に対する適応度が低く、蛇腹ホースに比べて折り曲げ難いものとなるからである。
他方の空気移送路16Bは、図3に示すように、上述した一方の空気移送路16Aと、敷布団本体12の長手方向の中央で且つその幅方向に垂直に延びる二点鎖線で示した線を基準線w−wとしたときに、基準線w−wに関して線対称となるように形成されている。すなわち、一方の空気移送路16Aおよび他方の空気移送路16Bは、それぞれ、3つの第1の管路18a,18b,18cと、継手部34,36,38,40を介して連通される2つの第2の管路28a,28bとを有し、第1の管路18a〜18cは、2つの第1の剛性管20および1つの第1の可撓性管22を備え、第2の管路28a,28bは、2つの第2の可撓性管30および剛性を有する継手部32を備えた配管構造となっている。
この場合、第1の管路18a〜18c、第2の管路28a,28bおよび継手部34,36,38,40で主配管路が構成され、導入管42が導入管路として構成され、主配管路および導入管路によって1つの配管ユニットが構成されている。本実施形態例では、敷布団本体12の長手方向に間隔を隔てて配置された2つの空気移送路16A,16Bが、それぞれ、1つの配管ユニットによって形成されている。各配管ユニットは、それぞれ、敷布団本体12の長手方向に見て、たとえば平面視B字状に配置されている。一方の空気移送路16Aは使用者(就寝者)の上半身側に配置され、他方の空気移送路16Bは下半身側に配置されるように、2つの配管ユニットが敷布団本体12の長手方向に間隔を隔てて配置されている。
上述した空気移送路16Aおよび16Bは、それぞれ、溝部14Aおよび14Bによって、敷布団本体12に位置決め・支持されている。この場合、空気移送路16A,16Bの下部が溝部14A,14B内に嵌め込まれて収容されている。
さらに、敷布団本体12の上面には、図2に示すように、該溝部14A,14Bを蓋うようにして、平面視矩形状の押さえ部46が被せられる。押さえ部46は、敷布団本体12の平面形状と略同じ大きさに形成されている。押さえ部46は、通気性を有した中綿で形成され、接着剤等の固着手段(図示せず)により敷布団本体12の上面に固着される。そのため、敷布団本体12の溝部14A,14Bに嵌入された空気移送路16A,16Bは、溝部14A,14Bと押さえ部46との協働作用により、位置ずれすることなく、敷布団本体12の所望の位置に安定して固定することができる。押さえ部46は、たとえば抗菌防臭加工を施したポリエチレン等の合成繊維で形成される。また、押さえ部46は、フェルト状のポリエステル等の合成樹脂繊維を押圧ローラ等で機械的に押圧・圧縮し、針によるパンチング等の方法で多孔形状に形成した圧縮綿で形成され得る。
さらに、敷布団本体12と、溝部14A,14Bに支持された空気移送路16A,16Bと、押さえ部46とは、通気性を有するカバー側地48で被包される。カバー側地48は、ポリエチレン等の合成繊維で袋状に形成されている。この場合、袋状のカバー側地48は、その幅方向の一方に開口部(図示せず)を有し、該開口部を開閉自在とするファスナー部50が配設されている。敷布団本体12、空気移送路16A,16Bおよび押さえ部46は、ファスナー部50の開閉によりカバー側地48への出し入れが自在となる。このようにして、空気移送路16A,16Bを内蔵した敷布団10が構成される。
上述した本実施形態例にかかる敷布団10では、特に、図3に示すように、送風機Fからの空気が、それぞれ、別個に、移送管44、導入管42および継手部40を介して、独立した2つの空気移送路16A,16Bに移送・供給される。送風機Fには、タイマー等が付設され、送風機Fを間欠運転させることによって、敷布団10全体の温度制御が可能となっている。そのため、たとえば熱源発生装置の熱量の大きさを変更したり、サーモスタット等の自動温度調節装置を付帯配置する必要もない。
一般的には、熱源発生装置の内部ないし近傍に、サーモスタット等の自動温度調節装置が配設されていて、特に、敷布団10の温度上昇(湿度上昇)を監視・抑制しているものが多く見受けられるが、この場合、サーモスタット等は、熱源発生装置の近傍・周辺の敷布団を部分的にしか監視することができない。そのため、敷布団10全体を監視することができず、敷布団10における温度調節の範囲にバラツキが出てくる。それに対して、本実施形態例にかかる敷布団10では、タイマー制御される送風機Fの間欠運転によって、敷布団10の温度調節が可能となるため、たとえば温度調節のために熱源発生装置のワット数を変更する必要も無い。
本実施形態例にかかる敷布団10では、使用者(就寝者)の上半身が当接される敷布団本体12の長手方向の一方側に冷風を移送・供給し、使用者(就寝者)の下半身が当接される敷布団本体の長手方向の他方側に温風を移送・供給することによって、所謂、頭寒足熱となり好ましい就寝環境を設定することができる。
また、空気移送路16A,16Bの第1の管路18a,18b,18cには、複数の膨出部24が配設されているため、図1,図2等に示すように、該膨出部24の部位が敷布団10の上面側で突起部52となり、当該突起部52が使用者(就寝者)のツボを刺激して、所謂、指圧効果が得られるものとなる。
本実施形態例にかかる敷布団10では、空気移送路16A,16Bが内蔵された配置となっており、温風および冷風等の空気が第1の管路18a,18b,18cおよび第2の管路28a,28bに供給・移送され、第1の管路18a,18b,18cおよび第2の管路28a,28b自体が加温ないし冷却されると共に、噴出口26から温風および冷風等の空気が吹き出されることによって、敷布団10の内部から直接的に敷布団10全体を乾燥・加温することができる。そのため、敷布団10全体を乾燥・加温するのに必要以上に時間を掛けることがなく、温風および冷風を送風する2つの送風機Fに負担を掛けることが無い。また、噴出口26から温風および冷風等の空気を吹き出して、敷布団10内部から外部へと空気が通気される構造となっているので、熱放射率ないし熱伝導率等の熱効率が良く、敷布団10を乾燥させ除湿するという観点で見ても、乾燥・除湿効率の良いものである。そのため、使用者(就寝者)の発汗による不快感を防止することができる。
この場合、本実施形態例にかかる敷布団10は、温風,冷風等の空気が循環しない噴出構造を有しているので、所謂循環方式を採用したものと比べた場合、循環通路内に空気を圧送させめためのコンプレッサー,モータや循環通路内の圧力を加減するための絞り弁等の機器を必要とせず、附帯する機器類の点数を少なくした簡単な構造となる。
さらに、本実施形態例にかかる敷布団10では、図3に示すように、敷布団本体12を平面で見て、第1の管路18a,18b,18cの可撓性を有する第1の可撓性管22の長手方向の中間部を結ぶ線上[図3の線x−x(以下、折り畳み線x−xという。)参照]か、あるいは、第1の管路18bの長手方向の両側で対向する第2の管路28a,28bの継手部32を結ぶ線上[図3の線y−y,線z−z(以下、折り畳み線y−y,折り畳み線z−zという。)参照]で、敷布団10が折り畳むことができる。つまり、敷布団10は、図3の折り畳み線x−xで折り畳んで、図5に示すように、2つ折りに折り畳むことができ、また、図3の折り畳み線y−y,折り畳み線z−zで折り畳んで、図6に示すように、3つ折りに折り畳むことができる。
この場合、敷布団10をその折り畳み方向に見たときに、折り畳み線x−x,y−y,z−zの両側に、第1の管路18a,18b,18cの第1の可撓性管22、乃至、第2の管路28a,28bの第2の可撓性管30が位置するように、空気移送路16A,16Bの配管ユニットが形成されているため、敷布団10を折り畳んだ場合、第1の管路18a,18b,18cの第1の可撓性管22、乃至、第2の管路28a,28bの第2の可撓性管30は、屈曲運動および振動などを吸収することができる。すなわち、当該第1の可撓性管22、乃至、当該第2の可撓性管30における曲げ変位、軸方向の伸縮、横方向の変位等に適応することができる。しかも、当該第1の可撓性管22、乃至、当該第2の可撓性管30は、溝部14A,14Bに収容・支持された構造となっているので、敷布団10は、折り畳んだ状態でその形状を保形・維持することができる。
したがって、上述した本実施形態例にかかる敷布団10では、附帯する機器類の点数を少なくした簡単な構造で、温風および冷風等の空気を敷布団10内部に供給し、就寝に適した温度および湿度にして快適な就寝環境を形成することができる上、乾燥・除湿性に優れ、しかも、不使用時には折り畳んだ状態のまま維持することができる。
上述した実施形態例にかかる敷布団10では、空気移送路16A,16Bの噴出口26が第1の剛性管20の膨出部24上部に配設されたが、噴出口26は、第1の剛性管20の膨出部24の上部に加えて、第1の剛性管20の側部および/または第1の剛性管20の下部に配設するようにしてもよい。この場合、当該第1の剛性管20の上部の噴出口26から噴出される空気に加えて、当該第1の剛性管20の側部および/または下部からも空気が噴出されるので、敷布団10本体全体に空気が移送・供給される。そのため、より一層、敷布団10全体を均一に且つ早く乾燥・加温させることができる。
なお、使用者(就寝者)の体感という面では、噴出口26が第1の管路18a,18,18cの第1の剛性管20の上部に配設する方が好ましいが、敷布団10全体を加温させるという面では、噴出口26が第1の剛性管20の上部に加えて、側部および下部にも配設する方が好ましい。また、噴出口26は、第1の管路18a〜18cの第1の可撓性管22および剛性を有する継手部34,36,38,40の適宜な位置に配設することもできる。さらに、第2の管路28a,28bの第2の可撓性管30および剛性を有する継手部32の適宜な位置に配設することも可能である。
図7は、本願発明にかかる敷布団の他の例の内部構成を示す平面図解図である。図7に示す実施形態例にかかる敷布団10は、上述の実施形態例にかかる敷布団10と比べて、特に、一方の空気移送路16Aが配設されておらず、他方の空気移送路16Bだけが敷布団本体12の長手方向の一方側に配設されている点で相違している。すなわち、この実施形態例では、空気移送路16Bが、使用者(就寝者)の下半身側に当接される敷布団本体12の長手方向の一方側に配設されている。この場合、空気移送路16Bには、導入口部43に温風等の空気が導入され、導入管42、剛性を有する継手部40を介して、第1の管路18a,1b,18c、剛性を有する継手部34,36,38,40および第2の管路28a,28bに移送・供給される。
図8は、本願発明にかかる敷布団のさらに他の例を示す斜視図解図であり、図9は、その一部を断面で示した図8の正面図解図である。図8および図9に示す実施形態例にかかる敷布団10は、上述の各実施形態例にかかる敷布団10と比べて、特に、溝部14A,14Bに対する空気移送路16A,16Bの収容・支持構造、第1の管路の第1の剛性管の構造、および、第1の管路と継手部との接続構造が相違する点で相違している。
すなわち、本実施形態例では、図9,図10に示すように、空気移送路16A,16Bが溝部14A,14B内にすっぽりと収容・支持されている。この場合、第1の管路54a,54b,54c、第2の管路28a,28bおよび継手部34,36,38,40の全体が、溝部14A,14B内から上側に突出しないように収容されている。また、第1の管路54a,54b,54cは、それぞれ、膨出部が形成されていないたとえば2つの第1の剛性管56を含み、2つの第1の剛性管56の間には、1つの第1の可撓性管22が直列に接続されている。この場合、第1の剛性管56は、その上面に複数の噴出口26を有するものである。
本実施形態例にかかる敷布団10では、溝部14A,14B内に収容された空気移送路16A,16Bに温風および冷風等の空気が供給された場合、空気移送路16A,16Bの加温および冷却により、溝部14A,14Bの内部空間自体も加温および冷却されることとなり、より一層、敷布団10全体の暖房および冷却効率が高められる。
さらに、第1の管路54a,54b,54cは、その長手方向の一端側および他端側に、それぞれ、可撓性を有する他の第1の可撓性管58が接続されている。この場合、第1の管路54aの長手方向の一端側および他端側は、それぞれ、第1の可撓性管58を介して、剛性を有する継手部34および38に接続されている。第1の管路54bの長手方向の一端側および他端側は、それぞれ、第1の可撓性管58を介して、第2の管路28aおよび28bの剛性を有する継手部32に接続されている。第1の管路54cの長手方向の一端側および他端側は、それぞれ、第1の可撓性管58を介して、剛性を有する継手部36および40に接続されている。そのため、敷布団10を折り畳んだときに、剛性を有する継手部34,36,38,40の周辺の屈曲振動を吸収して、曲げ変位に適宜対応することができ、より一層、折り曲げ状態を維持・保形し易くなる。
図11は、本願発明にかかる敷布団に用いられる送風機の一例および当該送風機と空気供給路との接続方法の一例を示す図解図である。図11の実施形態例では、送風機Fと移送管44との間に、香料、ハーブエキス、消臭剤等を含浸させたシート62を備えたフィルタ装置60が配設されている。そのため、本実施形態例では、送風機Fから移送される温風および冷風等の空気が該フィルタ装置60を通過させることによって、敷布団10内を消臭したり、香りを付与させた空気を噴出口26から噴出させることによって、アロマセラピーに適用することもできる。また、該フィルタ装置60にマイナスイオンを発生させる装置(図示せず)付設することによって、敷布団10にマイナスイオンを付与させることも可能となる。
図12は、本願発明にかかる敷布団の使用状態の一例を示す図解図である。本実施形態例では、冷風および温風等の空気を供給する送風機(図示)およびエア・コンディショナー(Air Conditioner:エアコン)等の空気供給手段(図示せず)から移送された空気を分配する分配器64を含む。分配器64は二股状の分配口64a,64bを有する本体65を含み、本体65の分配口64a,64bには、それぞれ、分配ホース66,68が接続される。一方の分配ホース66には、移送管44が接続され、移送管44は、敷布団10の空気移送路16A16Bに連通された2つの導入口部43の少なくとも一方に接続される。また、他方の分配ホース68は、たとえば冷風温風機70に接続される。この場合、空気供給手段(図示せず)から供給された温風および冷風等の空気は、分配器64で移送方向が2方向に分配され、一方の空気が敷布団10に移送され、他方の空気が冷風温風機70に移送される。冷風温風機70の吹出し口72からは、適宜、温風および冷風等が吹き出される。この実施形態例では、敷布団10に空気を供給すると同時に冷風温風機70も作動させることが可能となる。
図12で示した使用状態において、敷布団に供給される温風および冷風等の空気の供給方法の一例を説明するための図解図であって、(A)は当該空気を供給するエア・コンディショナーおよびその周辺を示す平面図解図であり、(B)その正面図解図であり、(C)はその側面図解図である。本実施形態例では、冷風および温風等の空気を供給する空気供給手段が、たとえばエア・コンディショナー(Air Conditioner:エアコン)[以下、エアコンという。]74を含む。エアコン74の吹出し口74aの近傍には、適宜な取付けブラケット(図示せず)等により、送風機76が配設される。送風機76は、モータ78を含み、送風機76には、エアコン74の吹出し口に向けて開口する吸込みダクト80が接続されている。吸込みダクト80は、エアコン74の吹出し口74aから吹出された冷風等を吸込む吸込み口82と、該冷風等を吹出す吹出し口84とを有するものである。この場合、エアコン74の吹出し口74aから吹出された冷風等は、送風機76の吸込み口82で吸込まれて吹出し口84から吹出される。吹出された冷風等は、図12に示した分配器64へと移送・供給される。
図14は、本願発明にかかる敷布団の別の例の内部構成を示す要部平面図解図であり、図15は、図14の線c−cにおける断面図解図であり、図16は、図14の一点鎖線dで囲まれた部分の詳細を示す拡大図解図である。
図14〜図16に示す実施形態例にかかる敷布団10では、特に、上述した各実施形態例と比べて、特に、空気移送路16A,16Bに水が循環する循環路86が配設されている点で相違している。本実施形態例は、特に、たとえば図8,図9,図10に示した敷布団10の空気移送路16A,16B内に、たとえば可撓性を有する合成樹脂製のチューブ、ホース等で形成された循環路86が配設されているもので、循環路86内には、ポンプ88により水が循環される。この場合、空気移送路16Aおよび16Bの継手部40となるT(ティー)は、その長手方向と直角の方向に延びる部位に、たとえば断面円形の貫通孔41を有するものとなっている。
すなわち、循環路86は、その一端がポンプ88の吐出し管(図示せず)に接続され、その他端が空気移送路16Bの継手部40の貫通孔41に挿入される。貫通孔41に挿入された循環路86の他端側は、一方の空気移送路16Bの第2の管路28b、継手部38、第1の管路54a、継手部34、第2の管路28a、継手部36、第1の管路54c、継手部40および導入管42および導入口部43を通って、敷布団本体12の外部に出される。そして、敷布団本体12の外部に出された循環路86の他端側は、もう一方の空気移送路16Aの導入口部43へ挿入される。導入口部43に挿入された循環路86の他端側は、継手部40、第1の管路54c、継手部36、第2の管路28a、継手部34、第1の管路54a、継手部38、第2の管路28bを通って、空気移送路16Aの継手部40の貫通孔41から敷布団本体12の外部に出される。そして、敷布団本体12の外部に出された循環路86の他端側は、ポンプ88の吸込み管(図示せず)に接続される。
このようにして、水は、2つの空気移送路16A,16B内に配置された1つの循環路86を通って、1つのポンプ88により循環移送される。本実施形態例にかかる敷布団10は、特に、たとえば夏場に使用されて好適なものとなり、2つの空気移送路16A,16B内に移送される冷風等の空気を、循環路86に循環される水によって、より効率的に冷却することができる。
図17は、本願発明にかかる敷布団のさらに別の例の内部構成を示す要部平面図解図であり、図18は、図17の一点鎖線eで囲まれた部分の詳細を示す拡大図解図である。
図17,図18に示す実施形態例にかかる敷布団10では、特に、図14〜図16に示す実施形態例と比べて、特に、循環路の数および循環路内に水を循環させるポンプの数が相違している。すなわち、図14〜図16に示す実施形態例では、2つの空気移送路16A,16B内に1つの循環路86が配置され、1つのポンプ86で水流を該循環路86内に循環移送させたが、本実施形態例では、2つの空気移送路16A,16Bのそれぞれに別個の循環路90A,90Bが配置され、循環路90A,90B内には、それぞれ、別個のポンプ92A,92Bにより水が循環されるものである。
なお、上述した各実施形態例にかかる敷布団10において、第1の剛性管20,56は、たとえば断面円形のパイプ,チューブ,ホース等の管以外に、断面角形の管も適宜用いられ得る。また、剛性を有する管としては、合成樹脂製以外に、軽金属、FRP等の他の材料で形成された剛性管が用いられ得る。
本願発明にかかる敷布団の一例を示す斜視図解図である。 図1の線b−bにおける断面を含む図1の正面図解図である。 図1および図2の敷布団の内部構成を説明するための平面図解図である。 図3の一点鎖線aで囲まれた部分の拡大図解図であって、(A)はその平面拡大図解図であり、(B)はその右側面拡大図解図である。 図1〜図4に示した敷布団をたとえば図1の線x−xで2つ折に折り畳んだ状態の側面図解図である。 図1〜図4に示した敷布団をたとえば図1の線y−yおよび線z−zで3つ折りに折り畳んだ状態の側面図解図である。 本願発明にかかる敷布団の他の例の内部構成を示す平面図解図である。 本願発明にかかる敷布団のさらに他の例を示す斜視図解図である。 その一部を断面で示した図8の正面図解図である。 本願発明にかかる敷布団のさらに他の例の内部構成を示す要部平面図解図である。 本願発明にかかる敷布団に用いられる送風機の一例および当該送風機と空気供給路との接続方法の一例を示す図解図である。 本願発明にかかる敷布団の使用状態の一例を示す図解図である。 図12で示した使用状態において、敷布団に供給される温風および冷風等の空気の供給方法の一例を説明するための図解図であって、(A)は当該空気を供給するエア・コンディショナーおよびその周辺を示す平面図解図であり、(B)その正面図解図であり、(C)はその側面図解図である。 本願発明にかかる敷布団の別の例の内部構成を示す要部平面図解図である。 図14の線c−cにおける断面図解図である。 図14の一点鎖線dで囲まれた部分の詳細を示す拡大図解図である。 本願発明にかかる敷布団のさらに別の例の内部構成を示す要部平面図解図である。 図17の一点鎖線eで囲まれた部分の詳細を示す拡大図解図である。
符号の説明
10 敷布団
12 敷布団本体
14A,14B 溝部
16A,16B 空気移送路
18a,18b,18c,54a,54b,54c 第1の管路
20,56 剛性を有する第1の管(第1の剛性管)
22,58 可撓性を有する第1の管(第1の可撓性管)
24 膨出部
26 噴出口
28a,28b 第2の管路
30 可撓性を有する第2の管(第2の可撓性管)
32,34,36,38,40 剛性を有する継手部
41 貫通孔
42 導入管
43 導入口部
44 移送管
46 押さえ部
48 カバー側地
50 ファスナー部
52 突起部
60 フィルタ装置
62 シート
64 分配器
64a,64b 分配口
66,68 分配ホース
70 冷風温風機
72 吹出し口
74 エアコン
76 送風機
78 モータ
80 吸込みダクト
82 吸込み口
84 吹出し口
86,90A,90B 循環路
88,92A,92B ポンプ
F 送風機

Claims (4)

  1. 成形綿で形成され、長手方向および幅方向を有する敷布団本体、
    前記敷布団本体に配設され、温風および冷風等の空気が移送される空気移送路、
    前記敷布団本体の上側に開口し、その一端が前記敷布団本体の端部に達する溝部で形成され、前記空気移送路の少なくとも一部を前記溝部に収容して前記敷布団本体の所望の位置に位置決めする位置決め部、
    通気性を有した中綿で形成され、前記位置決め部を蓋うように前記敷布団本体の上面に被せられて、前記空気移送路を前記敷布団本体に支持させる押さえ部、および
    前記敷布団本体、前記空気移送路、前記押さえ部を被包する通気性を有したカバー側地を含み、
    前記空気移送路は、配管ユニットで形成され、
    前記配管ユニットは、
    前記敷布団本体の長手方向に間隔を隔てて、且つ、前記敷布団本体の幅方向に延びて配設される第1の管路と、前記敷布団本体の長手方向に延びて配設され、前記第1の管路の長さ方向の一端および/または他端に剛性を有する継手部を介して連通される第2の管路とを有する主配管路、および、
    前記主配管路に連通され、前記敷布団本体の外部から前記空気が導入される導入管路を含み、
    前記第1の管路は、少なくとも上方に前記空気が噴出可能となる噴出口を備えた剛性を有する複数の第1の管、および、前記剛性を有する複数の第1の管の間に接続され、可撓性を有する第1の管を含み、
    前記第2の管路は、可撓性を有する第2の管を含み、
    前記敷布団本体が折り畳み線で折り畳まれてその折り畳み方向に見たときに、前記折り畳み線の両側に、前記第1の管路の可撓性を有する第1の管、乃至、前記第2の管路の可撓性を有する第2の管が位置するように、前記配管ユニットが形成される、敷布団である。
  2. 前記噴出口は、前記剛性を有する第1の管の上部と、前記剛性を有する第1の管の側部および/または前記剛性を有する第1の管の下部とに配設された貫通孔を含む、請求項1に記載の敷布団。
  3. 前記空気移送路は、独立した複数の配管ユニットを含み、前記複数の配管ユニットには、それぞれ、別個に前記空気が移送される、請求項1または請求項2に記載の敷布団。
  4. 前記空気移送路の内部に水が循環する循環路をさらに含む、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の敷布団。
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