JP2007052493A - 安全走行支援装置および安全走行支援プログラム - Google Patents

安全走行支援装置および安全走行支援プログラム Download PDF

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長明 越野
Mitsue Mizutani
光恵 水谷
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晃 久野
Kazuhiko Nitori
一彦 似鳥
Yoshihide Kai
義英 甲斐
Hideki Muroya
英樹 室矢
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Abstract

【課題】車両の位置情報および地図情報を用いて車両の安全走行を支援する安全走行支援装置で、安全走行支援機能に対するドライバーの信頼を得ること。
【解決手段】安全走行支援判断部140が現在位置情報と地図情報を用いて進行方向前方に曲率半径が所定の値以下のカーブがあるか否かを判断し、カーブがあると判断した場合には、通過適正車速演算部150が通過適正車速を計算し、減速度演算部170が減速度βを計算し、警報判断部190が減速度βを基準減速度β1およびβ2と比較してβ1<β≦β2である場合には警報出力部195aが警報を出力して安全走行支援機能が動作するとともに、動作状態表示部180が安全走行支援動作開始の表示と安全度(β/β1)の表示を行うよう構成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両の位置情報および地図情報を用いて車両の安全走行を支援する安全走行支援装置および安全走行支援プログラムに関し、特に、安全走行支援機能の動作状態を段階的に通報することによって警報が報知されない場合にもドライバーが安全走行支援機能の動作を確認することを可能とし、安全走行支援機能へのドライバーの信頼感を高めることができる安全走行支援装置および安全走行支援プログラムに関するものである。
最近の車両は、カーナビゲーション装置を装備した車両が多く、GPSなどの位置特定手段と地図の情報をもとに、現在位置を検出しながら予め検索した経路にしたがって走行する環境を備えている場合が多い。また、車両には車速を検知する手段やカメラなど走行状態を検出する手段、さらには、ドライバーの生体状況を検出する手段が備わっている場合もある。
そこで、これらの検出手段により検出される情報を総合して、ドライバーに前方のカーブ等を安全に走行するため、あるいは、指定された停止線に安全に停止するために適当な状況にあるかを予め判断し、安全が確保できないと判断する場合には注意を報知したり、さらに危険が増した時には、自動的に車速を調整したりする安全走行支援装置についての技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、事故が多発している特定の場所あるいは区域を走行する場合に、過去の事故データと走行状況とを比較し、注意を喚起することが事故防止に効果があると判断された時には報知する、という技術も開発されている(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3062777号明細書 特許第2671626号明細書
しかしながら、このような安全走行支援装置が当然働くべき時に何らかの原因で働かない場合、ドライバーの信頼を失うこととなり、安全走行支援装置の使用が行われなくなるという問題がある。また、安全走行支援装置が働いている場合でも、働いていることがドライバーに認識できない状態が続くと、ドライバーは安全走行支援装置が故障しているのではないかと疑うようになるという問題もある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、安全走行支援機能の動作状態を段階的に通報することによって警報が報知されない場合にもドライバーが安全走行支援機能の動作を確認することを可能とし、安全走行支援機能へのドライバーの信頼感を高めることができる安全走行支援装置および安全走行支援プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る安全走行支援装置は、車両の位置情報および地図情報を用いて車両の安全走行を支援する安全走行支援装置であって、前記位置情報および地図情報を用いて安全走行の支援動作を開始するか否かを判断する支援開始判断手段と、前記支援開始判断手段により支援動作を開始すると判断された場合に、支援動作を開始するとともに支援動作状態を段階的に通報する段階的状態通報手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、位置情報および地図情報を用いて安全走行の支援動作を開始するか否かを判断し、支援動作を開始すると判断した場合に、支援動作を開始するとともに支援動作状態を段階的に通報するよう構成したので、警報が報知されない場合にもドライバーは安全走行支援機能が動作していることを確認することができる。
また、請求項2の発明に係る安全走行支援装置は、請求項1の発明において、前記段階的状態通報手段は、支援動作を開始したことを通報する支援動作開始通報手段と、前記支援動作開始通報手段により開始が通報された支援動作に必要な処理を実行する支援処理実行手段と、前記支援処理実行手段により実行された処理の結果に基づいて警報を通報するか否かを判断する警報判断手段と、前記警報判断手段により警報を通報すると判断された場合に、警報を出力する警報出力手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、支援動作を開始したことを通報し、支援動作に必要な処理を実行し、実行した処理の結果に基づいて警報を通報するか否かを判断し、警報を通報すると判断した場合に、警報を出力するよう構成したので、ドライバーは支援動作が開始したことを確認することができる。
また、請求項3の発明に係る安全走行支援装置は、請求項2の発明において、前記支援処理実行手段は、前記処理として安全走行に必要な車速の減速度を算出し、前記警報判断手段は、前記支援処理実行手段により算出された減速度が所定の閾値より大きい場合に警報を通報すると判断することを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、安全走行に必要な車速の減速度を算出し、算出した減速度が所定の閾値より大きい場合に警報を通報すると判断するよう構成したので、ドライバーに減速を促すことができる。
また、請求項4の発明に係る安全走行支援装置は、請求項3の発明において、前記支援処理実行手段により算出された減速度の前記所定の閾値に対する割合を安全度表示として表示する安全度表示手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、算出した減速度の、所定の閾値に対する割合を安全度表示として表示するよう構成したので、ドライバーは定量的に安全性を確認することができる。
また、請求項5の発明に係る安全走行支援プログラムは、車両の位置情報および地図情報を用いて車両の安全走行を支援する安全走行支援プログラムであって、前記位置情報および地図情報を用いて安全走行の支援動作を開始するか否かを判断する支援開始判断手順と、前記支援開始判断手順により支援動作を開始すると判断された場合に、支援動作を開始するとともに支援動作状態を段階的に通報する段階的状態通報手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、位置情報および地図情報を用いて安全走行の支援動作を開始するか否かを判断し、支援動作を開始すると判断した場合に、支援動作を開始するとともに支援動作状態を段階的に通報するよう構成したので、警報が報知されない場合にもドライバーは安全走行支援機能が動作していることを確認することができる。
請求項1および5の発明によれば、警報が報知されない場合にもドライバーは安全走行支援機能が動作していることを確認することができるので、安全走行支援機能へのドライバーの信頼感を高めることができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば、ドライバーは支援動作が開始したことを確認することができるので、安全走行支援機能へのドライバーの信頼感を高めることができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば、ドライバーに減速を促すことができるので、安全走行を支援することができるという効果を奏する。
また、請求項4の発明によれば、ドライバーは定量的に安全性を確認することができるので、ドライバーに安全な運転を促すことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る安全走行支援装置および安全走行支援プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本実施例1に係る安全走行支援装置の構成について説明する。図1は、本実施例1に係る安全走行支援装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この安全走行支援装置100は、現在位置検出部110と、地図情報記憶部120と、車速検出部130と、安全走行支援判断部140と、通過適正車速演算部150と、基準減速度記憶部160と、減速度演算部170と、動作状態表示部180と、警報判断部190と、警報出力部195aと、車速調整部195bとを有する。
現在位置検出部110は、GPS衛星からの電波を受信し、自車の現在位置を検出する処理部である。地図情報記憶部120は、地図情報を記憶する記憶部である。車速検出部130は、車速センサを用いて車速を検出する処理部である。
安全走行支援判断部140は、現在位置検出部110により検出された自車の位置と、地図情報記憶部120に記憶された地図情報を用いて、進行方向前方のカーブを検出し、カーブの曲率半径が所定の値以下であるか否かを判断することによって、安全走行支援機能を動作させるか否かを判断する処理部である。
そして、この安全走行支援判断部140は、安全走行支援機能を動作させると判断した場合には、安全走行支援動作として、カーブを安全に通過するためのカーブ進入時の通過適正速度に現在の速度から減速する減速度を計算し、計算した減速度に基づいて警報の報知の判断などを行う処理を起動する。また、この安全走行支援判断部140は、安全走行支援機能を動作させると判断した場合には、動作状態表示部180に安全走行支援動作が開始したことを表示するように指示する。
また、この安全走行支援判断部140は、自車の位置と地図情報からカーブを通過したか否かを判断し、カーブを通過した場合には、動作状態表示部180に表示の停止を指示する。
通過適正車速演算部150は、カーブを安全に通過するためのカーブ進入時の通過適正速度を計算する処理部であり、計算した通過適正速度を減速度演算部170に渡す。
基準減速度記憶部160は、減速度の基準値を記憶する記憶部であり、警報を報知する基準値β1と、自動ブレーキ操作により自動減速を行う基準値β2(β1<β2)とを記憶する。なお、これらの基準値は、道路の状態(濡れている、乾いている、積雪があるなど)や車両の現在の車速によって値が補正される。
減速度演算部170は、車速検出部130により検出された車速と、通過適正車速演算部150により計算されたカーブ進入時の通過適正速度とに基づいて、カーブ進入位置に到達するまでに通過適正速度に減速するために必要な減速度βを計算する処理部である。
動作状態表示部180は、安全走行支援装置100の動作状態を表示する処理部である。具体的には、この動作状態表示部180は、安全走行支援機能の動作が開始したときに所定の表示を行う。また、この動作状態表示部180は、安全走行支援機能が動作することによって算出される安全度を表示する。ここで、安全度とは、βとβ1との比(β/β1)であり、安全度の値が小さいほど安全な状態にある。
図2は、動作状態表示部180がナビゲーション画面に表示する動作状態表示を示す図である。同図に示すように、動作状態表示部180は、安全走行支援動作開始の表示として、ナビゲーション画面の右下隅に所定のマークを表示する。
このように、動作状態表示部180がナビゲーション画面の右下隅に所定のマークを表示することによって、ドライバーを煩わせることなく、安全走行支援動作の開始を確認させることができる。
図3は、安全度の表示例を示す図である。同図に示すように、動作状態表示部180は、円のうち明るく表示する扇形の中心角を安全度に比例して表示する。すなわち、動作状態表示部180は、安全度の値が小さく安全性が高ければ明るい表示領域の面積を小さく(暗く)、安全度の値が大きく安全性が低ければ明るい表示領域の面積を大きく(明るく)表示する。
図4は、安全度の他の表示例を示す図である。同図に示すように、動作状態表示部180は、所定の大きさの棒グラフのうち明るく表示する部分を安全度に比例して表示することもできる。
この他、動作状態表示部180は、領域の大きさでなく、色合いを変化させることによって、安全度を表示することもできる。例えば、所定のマークの色を緑→黄→橙と変化させることによって、ドライバーが視線をそこに向けなくても、視界の中に表示装置があれば、直感的に安全度合を把握することができる。また、色合いと輝度の組み合わせで安全度を表示することもできる。
この動作状態表示部180が、安全走行支援動作が開始した場合に、その開始表示および安全度表示を行うことによって、安全走行支援機能が働いていることをドライバーが確認することができ、ドライバーの安全走行支援機能への信頼感を高めることができる。
警報判断部190は、β、β1およびβ2を用いて警報の報知や自動減速を行うか否かを判断する処理部であり、具体的には、β2≧β>β1である場合には、警報を報知すると判断し、β>β2である場合には、自動減速を行うと判断する。
警報出力部195aは、警報判断部190が警報を報知すると判断した場合に警報を出力する処理部であり、音声および警報画面を用いて警報を出力する。車速調整部195bは、警報判断部190が自動減速を行うと判断した場合に車速を調整する処理部である。
このように、動作状態表示部180が、安全走行支援動作開始の表示および安全度の表示を行い、警報出力部195aが警報を出力することによって、安全走行支援装置100として、安全走行支援動作開始の表示から警報の出力へ段階的に安全走行支援機能の動作状態を通報することができる。
次に、本実施例1に係る安全走行支援装置100の処理手順について説明する。図5は、本実施例1に係る安全走行支援装置100の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、この安全走行支援装置100は、安全走行支援判断部140が前方所定の距離以内に曲率半径が所定の値以下のカーブがあるか否かを判定し(ステップS101)、カーブがある場合には、動作状態表示部180が図2に示したような安全走行支援動作開始表示を行う(ステップS102)。
そして、通過適正車速演算部150がカーブを通過する通過適正速度を計算する適正車速演算を行い(ステップS103)、減速度演算部170が車速と通過適正速度とから減速度を計算する必要減速度演算を行う(ステップS104)。
そして、動作状態表示部180が減速度と基準減速度とを用いて安全度表示を行い(ステップS105)、警報判断部190が減速度が基準減速度β2より大きいか否かを判定する(ステップS106)。その結果、減速度が基準減速度β2より大きい場合には、車速調整部195bが自動減速を行い(ステップS107)、減速度が基準減速度β2より大きくない場合には、警報判断部190が減速度が基準減速度β1より大きいか否かを判定し(ステップS108)、減速度が基準減速度β1より大きい場合には、警報出力部195aが警報報知を行う(ステップS109)。
そして、安全走行支援判断部140がカーブを通過したか否かを判定し(ステップS110)、カーブを通過していない場合には、ステップS104に戻って必要減速度演算を行い、カーブを通過した場合には、動作状態表示部180が安全度の表示を停止する。すなわち、動作状態表示部180が安全走行支援動作表示停止を行う(ステップS111)。
このように、動作状態表示部180が安全走行支援動作開始の表示と安全度(β/β1)の表示を行うことによって、ドライバーは警報が報知されない場合にも安全走行支援機能の動作を確認することができる。
上述してきたように、本実施例1では、安全走行支援判断部140が現在位置情報と地図情報を用いて進行方向前方に曲率半径が所定の値以下のカーブがあるか否かを判断し、カーブがあると判断した場合には、通過適正車速演算部150が通過適正車速を計算し、減速度演算部170が減速度βを計算し、警報判断部190が減速度βを基準減速度β1およびβ2と比較してβ1<β≦β2である場合には警報出力部195aが警報を出力して安全走行支援機能が動作するとともに、動作状態表示部180が安全走行支援動作開始の表示と安全度(β/β1)の表示を行うこととしたので、安全走行支援装置100として安全走行支援動作開始表示から警報の報知まで安全走行支援動作の段階的な通報を行うことができ、ドライバーに安全走行支援機能が動作していることを確認させることができる。
なお、本実施例1では、安全走行支援動作開始表示と安全度表示の両方を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、いずれか一方の表示だけを行う場合にも同様に適用することができる。
また、本実施例1では、安全走行支援装置について説明したが、安全走行支援装置が有する構成をソフトウェアによって実現することで、同様の機能を有する安全走行支援プログラムを得ることができる。そこで、この安全走行支援プログラムを実行するコンピュータシステムについて説明する。
図6は、本実施例1に係る安全走行支援プログラムを実行するコンピュータシステムの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このコンピュータシステム200は、RAM210と、CPU220と、HDD230と、位置センサ240と、車速センサ250と、表示装置260と、音声出力装置270とを有する。
RAM210は、プログラムやプログラムの実行途中結果などを記憶するメモリであり、CPU220は、RAM210からプログラムを読み出して実行する中央処理装置である。
HDD230は、プログラムや地図データを格納するディスク装置である。位置センサ240は、GPS衛星からの電波を受信して位置を検出するセンサであり、車速センサ250は、車両の走行速度を検出するセンサである。
表示装置260は、ナビゲーション画面、安全走行支援動作開始表示、安全度表示などを表示する装置であり、音声出力装置270は、ナビゲーション音声や音声警報などを出力する装置である。
そして、このコンピュータシステム200において実行される安全走行支援プログラム211は、HDD230に記憶され、RAM210に読み出されてCPU220によって安全走行支援タスク221として実行される。
ところで、上記実施例1では、進行方向前方に曲率半径が所定の値以下のカーブがある場合に安全走行支援動作を開始する安全走行支援装置について説明した。しかしながら、安全走行支援装置には、進行方向前方に曲率半径が所定の値以下のカーブがある場合以外にも、例えば、事故発生地点がある場合の安全走行を支援するものもある。そこで、本実施例2では、事故統計データを用いて安全走行を支援する安全走行支援装置について説明する。
図7は、本実施例2に係る安全走行支援装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、ここでは説明の便宜上、図1に示した各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。
図7に示すように、この安全走行支援装置300は、現在位置検出部110と、地図情報記憶部120と、車速検出部130と、事故統計データ記憶部330と、安全走行支援判断部340と、右左折検出部370と、動作状態表示部380と、警報判断部390と、警報出力部195aと、車速調整部195bとを有する。
事故統計データ記憶部330は、過去の事故統計データを記憶する記憶部であり、事故統計データとして、事故の場所と日時に加えて、事故時の車両の走行方向や速度、曜日、昼夜の区別などを記憶する。
安全走行支援判断部340は、現在位置検出部110により検出された自車の位置と、地図情報記憶部120に記憶された地図情報と、事故統計データ記憶部330に記憶された事故の場所の情報を用いて、過去に事故が起きた地点に近づきつつあるか否かを判断することによって、安全走行支援機能を動作させるか否かを判断する処理部である。
そして、この安全走行支援判断部340は、安全走行支援機能を動作させると判断した場合には、安全走行支援動作として、現在の走行状況と事故時の状況を比較し、比較結果に基づいて警報の報知などを行う処理を起動する。また、この安全走行支援判断部340は、安全走行支援機能を動作させると判断した場合には、動作状態表示部380に安全走行支援動作が開始したことを表示するように指示する。
また、この安全走行支援判断部340は、自車の位置と地図情報から事故発生地点を通過したか否かを判断し、事故発生地点を通過した場合には、動作状態表示部380に表示の停止を指示する。
右左折検出部370は、右左折センサを用いて車両の右折および左折を検出する処理部である。この右左折検出部370は、交差点などにおける車両の右折や左折を検出する。
動作状態表示部380は、安全走行支援装置300の動作状態を表示する処理部である。具体的には、この動作状態表示部380は、安全走行支援機能の動作が開始したときに所定の表示を行う。また、この動作状態表示部380は、現在の走行状況と事故時の状況の類似度の、警報を報知する閾値に対する割合を安全度として図3に示した円や図4に示した棒グラフを用いて表示する。なお、現在の走行状況と事故時の状況の類似度は、警報判断部390により算出される。
警報判断部390は、現在の走行状況と事故時の状況の類似度を計算し、所定の閾値と比較することによって、警報の報知や自動減速を行うか否かを判断する処理部である。ここで、この警報判断部390は、車速、方向、時間、曜日、交差点の場合は右折や左折の進行方向などを過去の事故統計データと比較することによって、類似度を算出する。また、この警報判断部390は、類似度と警報を報知する閾値から安全度を計算し、動作状態表示部380に動作状態として表示させる。
上述してきたように、本実施例2では、事故統計データ記憶部330が過去の事故統計データを記憶し、安全走行支援判断部340が現在位置の情報と事故統計データを用いて車両が事故地点に近づいているか否かを判断することによって安全走行支援機能を動作させるか否かを判断し、安全走行支援機能を動作させると判断した場合には、動作状態表示部380が安全走行支援動作開始の表示と安全度の表示を行うこととしたので、ドライバーは安全走行支援機能が正常に動作していることを確認することができる。
なお、本実施例1、2では、それぞれ、進行方向前方にカーブがあるとき、事故発生地点に近づいたときに安全走行支援機能が動作する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の走行状況で安全走行支援機能が動作する場合にも同様に適用することができる。
また、本実施例1、2において、地図情報記憶部120に記憶されている地図情報としては、予め記憶媒体に固定して記憶されているものに限らず、外部から通信媒体によって事前にあるいは、走行中にスポット的に提供されて記憶されている情報も含まれる。すなわち、本発明は、外部からカーブの位置や曲率半径、事故多発箇所の位置や付帯情報などをビーコン等の通信で送り、地図情報記憶部120に蓄えて利用する場合にも同様に適用することができる。
(付記1)車両の位置情報および地図情報を用いて車両の安全走行を支援する安全走行支援装置であって、
前記位置情報および地図情報を用いて安全走行の支援動作を開始するか否かを判断する支援開始判断手段と、
前記支援開始判断手段により支援動作を開始すると判断された場合に、支援動作を開始するとともに支援動作状態を段階的に通報する段階的状態通報手段と、
を備えたことを特徴とする安全走行支援装置。
(付記2)前記段階的状態通報手段は、支援動作を開始したことを通報する支援動作開始通報手段と、
前記支援動作開始通報手段により開始が通報された支援動作に必要な処理を実行する支援処理実行手段と、
前記支援処理実行手段により実行された処理の結果に基づいて警報を通報するか否かを判断する警報判断手段と、
前記警報判断手段により警報を通報すると判断された場合に、警報を出力する警報出力手段と、
を備えたことを特徴とする付記1に記載の安全走行支援装置。
(付記3)前記支援動作開始通報手段は、ナビゲーション画面の隅に所定のマークを表示することによって、支援動作を開始したことを通報することを特徴とする付記2に記載の安全走行支援装置。
(付記4)前記支援処理実行手段は、前記処理として安全走行に必要な車速の減速度を算出し、
前記警報判断手段は、前記支援処理実行手段により算出された減速度が所定の閾値より大きい場合に警報を通報すると判断することを特徴とする付記2に記載の安全走行支援装置。
(付記5)前記支援処理実行手段により算出された減速度の前記所定の閾値に対する割合を安全度表示として表示する安全度表示手段をさらに備えたことを特徴とする付記4に記載の安全走行支援装置。
(付記6)前記安全度表示手段は、前記割合に中心角が比例する扇形を用いて安全度表示を行うことを特徴とする付記5に記載の安全走行支援装置。
(付記7)前記支援開始判断手段は、前記位置情報および地図情報を用いて車両の進行方向前方に曲率半径が所定の値以下のカーブを検出した場合に、安全走行の支援動作を開始すると判断することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の安全走行支援装置。
(付記8)前記支援開始判断手段は、前記位置情報および地図情報に加えて事故統計データを用いて、車両が過去の事故地点に近づいたことを検出した場合に、安全走行の支援動作を開始すると判断することを特徴とする付記1、2または3に記載の安全走行支援装置。
(付記9)車両の位置情報および地図情報を用いて車両の安全走行を支援する安全走行支援プログラムであって、
前記位置情報および地図情報を用いて安全走行の支援動作を開始するか否かを判断する支援開始判断手順と、
前記支援開始判断手順により支援動作を開始すると判断された場合に、支援動作を開始するとともに支援動作状態を段階的に通報する段階的状態通報手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする安全走行支援プログラム。
(付記10)車両の位置情報および地図情報を用いて車両の安全走行を支援する安全走行支援方法であって、
前記位置情報および地図情報を用いて安全走行の支援動作を開始するか否かを判断する支援開始判断工程と、
前記支援開始判断工程により支援動作を開始すると判断された場合に、支援動作を開始するとともに支援動作状態を段階的に通報する段階的状態通報工程と、
を含んだことを特徴とする安全走行支援方法。
以上のように、本発明に係る安全走行支援装置および安全走行支援プログラムは、車両の走行を支援するカーナビゲーションなどに有用であり、特に、運転中に安全走行支援機能による警報の報知が少ないドライバーの走行支援に適している。
本実施例1に係る安全走行支援装置の構成を示す機能ブロック図である。 動作状態表示部がナビゲーション画面に表示する動作状態表示を示す図である。 安全度の表示例を示す図である。 安全度の他の表示例を示す図である。 本実施例1に係る安全走行支援装置の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例1に係る安全走行支援プログラムを実行するコンピュータシステムの構成を示す機能ブロック図である。 本実施例2に係る安全走行支援装置の構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
100,300 安全走行支援装置
110 現在位置検出部
120 地図情報記憶部
130 車速検出部
140,340 安全走行支援判断部
150 通過適正車速演算部
160 基準減速度記憶部
170 減速度演算部
180,380 動作状態表示部
190,390 警報判断部
195a 警報出力部
195b 車速調整部
200 コンピュータシステム
210 RAM
211 安全走行支援プログラム
220 CPU
221 安全走行支援タスク
230 HDD
240 位置センサ
250 車速センサ
260 表示装置
270 音声出力装置
330 事故統計データ記憶部
370 右左折検出部

Claims (5)

  1. 車両の位置情報および地図情報を用いて車両の安全走行を支援する安全走行支援装置であって、
    前記位置情報および地図情報を用いて安全走行の支援動作を開始するか否かを判断する支援開始判断手段と、
    前記支援開始判断手段により支援動作を開始すると判断された場合に、支援動作を開始するとともに支援動作状態を段階的に通報する段階的状態通報手段と、
    を備えたことを特徴とする安全走行支援装置。
  2. 前記段階的状態通報手段は、支援動作を開始したことを通報する支援動作開始通報手段と、
    前記支援動作開始通報手段により開始が通報された支援動作に必要な処理を実行する支援処理実行手段と、
    前記支援処理実行手段により実行された処理の結果に基づいて警報を通報するか否かを判断する警報判断手段と、
    前記警報判断手段により警報を通報すると判断された場合に、警報を出力する警報出力手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の安全走行支援装置。
  3. 前記支援処理実行手段は、前記処理として安全走行に必要な車速の減速度を算出し、
    前記警報判断手段は、前記支援処理実行手段により算出された減速度が所定の閾値より大きい場合に警報を通報すると判断することを特徴とする請求項2に記載の安全走行支援装置。
  4. 前記支援処理実行手段により算出された減速度の前記所定の閾値に対する割合を安全度表示として表示する安全度表示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の安全走行支援装置。
  5. 車両の位置情報および地図情報を用いて車両の安全走行を支援する安全走行支援プログラムであって、
    前記位置情報および地図情報を用いて安全走行の支援動作を開始するか否かを判断する支援開始判断手順と、
    前記支援開始判断手順により支援動作を開始すると判断された場合に、支援動作を開始するとともに支援動作状態を段階的に通報する段階的状態通報手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする安全走行支援プログラム。
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