JP2007051431A - 土木用マット - Google Patents

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Toshiaki Hirohashi
敏章 廣橋
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Abstract

【課題】
この発明は、引張り強度を高めることができて、盛土の安定性が向上できる土木用マットを提供することを目的とする。
【解決手段】
複数本の糸条2a、3a同士が隙間なく並列されて構成される一組の糸条群を緯糸2および経糸3として織成された土木用マット1であり、具体的には、並列された複数の上記経糸3に対して各経糸3の表裏交互に上記緯糸2を通し、複数の上記緯糸2を上記表裏が隣同士で逆になるように上記経糸3に通した構成としている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、経糸および緯糸で織成され、特に、高い盛土、あるいは軟弱地盤の埋め立て等に適用される土木用マットに関する。
従来、複数本の撚り紐を複数本を所定の間隔に並列したものを1単位の経紐とするとともに、これと同様に複数本の撚り紐を所定の間隔に並列したものを1単位の緯紐として、これらを織成することにより、メッシュ状の土壌流出防止用のマットとするものが知られている。
上述したような構成のマットは、例えば、盛土工事において土壌の表面に敷設して固定することにより、土壌の表面からの流出を防止する土壌流出防止用のものとして使用される(特許文献1参照)。
実公昭62−23863号公報
一方、盛土工事としては、盛土すべき位置に土木用のマットを敷設してその上に所定厚さの盛土をしてマットを埋設した後、さらにマットを敷設して盛土を行うといった工程を繰り返すことによって幾層にもマットを埋設する工法がある。
このような、幾層にも盛土を重ねて盛土の高さを高くする場合や、土質が軟弱である場合においては、盛土の下底部にかかる荷重が大きくなるため、かかる用途に埋設して使用されるマットとしては、高い引張り強度が要求されることになる。
しかしながら、前記特許文献1に開示のマットは、上述したように経紐、緯紐のいずれにおいても、複数の撚り紐同士を所定の間隔を置いて並列したものであるため、埋設して使用すると、盛土の荷重がかかった時、その隙間の分だけ撚り紐が動き易くずれが生じ易いと同時に、経紐、緯紐1本当たりの強度が低いという問題点がある。従って、マット全体としての形状が不安定となるため、高い引張り強度が要求される盛土工事においては土壌流出防止の役割を十分に果たせない場合がある。
この発明は、引張り強度を高めることができて、盛土の安定性が向上できる土木用マットを提供することを目的とする。
この発明の土木用マットは、複数本の糸条同士が隙間なく並列して構成される一組の糸条群を経糸および緯糸とし、各経糸同士、緯糸同士は互いに隙間を有するメッシュ状に織成されていることを特徴とする。
この発明の一実施態様においては、並列された複数の上記経糸に対して各経糸の表裏交互に上記緯糸を通し、複数の上記緯糸を上記表裏が隣同士で逆になるように上記経糸に通ることを特徴とする。
この発明の一実施態様においては、複数本の糸条同士が隙間なく並列して構成される一組の糸条群を経糸および緯糸とし、並列された複数の上記経糸に対して各経糸の表裏交互に上記緯糸を通し、複数の上記緯糸を上記表裏が隣同士で逆になるように上記経糸に通したことを特徴とする。
この発明の一実施態様においては、前記経糸、緯糸を構成する糸条の本数を互いに異ならせ、糸条の本数の少ない糸条群が糸条の本数の多い糸条群の表側と裏側とを通る湾曲度合いは、糸条の本数の多い糸条群が糸条の本数の少ない糸条群の表側と裏側とを通る湾曲度合いよりも大きいことを特徴とする。
この発明によれば、複数本の糸条同士が隙間なく並列されて構成される糸条群を経糸、緯糸とすることによりマット自体の強力が高くなるとともに、盛土との摩擦抵抗力が向上し、経糸、緯糸の位置を安定させることができるため、結果として盛土の安定性を向上させることができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1、図2は、この発明の実施形態に係るマット1を示す斜視図、部分拡大平面図である。土木用マット1(以下、マット1という)は、複数本(ここでは4本)の糸条2a同士が隙間なく並列されて構成される一組の糸条群からなる緯糸2と、複数本(ここでは3本)の糸条3a同士が隙間なく並列されて構成される一組の糸条群からなる経糸3とから構成されている。
具体的には、並列された複数の前記経糸3に対して各経糸3の表裏交互に前記緯糸2を通され、複数の上記緯糸2を上記表裏が隣同士で逆になるように上記経糸3に通されている。
このようなマット1は、織成工程において、横列に多数並列される経糸3が上下方向に開口され、該開口された経糸3の間に、複数本の糸条2aを同時に打ち込むことにより生成することができる。
例えば、前記緯糸2は、グリッパーで複数本の糸条2aを掴んで同時に打ち込まれる。これにより、1本の緯糸2を構成する4本の糸条2aの張力を均一にすることができる。例えば、上記グリッパーとしては、2〜4本の糸条を掴めるものを用いるとよい。
ここで、緯糸2、経糸3を構成する糸条2a同士、糸条3a同士では隙間は形成されないものの、緯糸2同士、および経糸3同士においては、それぞれ図示のように所定の間隔が形成されつつ並列している。これにより、全体としてメッシュ状のマット1を構成している。なお、この所定の間隔は、図示のように、緯糸2同士の間隔では緯糸2と略同一幅であり、経糸3同士の間隔では経糸3と略同一幅である。
ところで、前記糸条2a、3aは、少なくともマット1の全幅に渡って連続して延びた単一の構成要素とされ、いずれも、同一材料からなり糸条の太さ(直径)も略同一とされている。ここで、これらを製造する紡糸工程において、1本の長尺材料を延伸加工し、細糸状にしたものを糸条2a、3aとすることにより、単糸の強度が向上することとなる。
即ち、例えば、4本の糸条2aの断面積の合計と同一断面積を有する1本の緯糸2に比べて、前記延伸加工された糸条2aを4本並列させたもののほうが高度が高くなる。
また、例えば、図3(b)に示す経糸3の間の、糸条2aよりも若干大きい幅を有する隙間Gを直径とする1本の糸条2bからなる単糸の緯糸2とするよりもマット1全体としての強度が増すこととなる。
さらに、図1、図2、図3(a)に示すように、緯糸2、経糸3を隙間なく並列した複数本の糸条2a、3aにて構成することにより、緯糸2の間を通る経糸3の幅Gを同一として図3(b)の如く1本の糸条2bを通した場合や、図3(c)の如く複数本(ここでは2本)の糸条2cを隙間を設けて通した場合に比べて各緯糸2と経糸3との間の隙間を小さくすることができる。
上述した構成を有するマット1を用いて盛土を行うときは、図4に示すように、施工現場に搬入して盛土をすべき位置に敷設する。必要に応じて係止具4、4、4によってマット1を定着させておくこともできる。係止具4、4、4としては、クリップ、杭、棒等を使用することができる。
マット1の使用による盛土作業は、図4に示すように、マット1を、その一端部が造成される法面に達するように平坦に敷設してその上に盛土をした後、再度マット1を敷設し、その上に盛土を行ってマット1を埋設する工程を所定回数繰り返して積み重ねることによって必要な高さの盛土を行う。
なお、軟弱地盤の埋め立てにおいては、軟弱地盤上にマット1を敷設し、その上に盛土を行うことによって実施することができる。
ここで、図1、図2にて示すように、隙間なく並列した複数本の糸条2a、3aによりなる緯糸2、経糸3により織成したマット1においては、緯糸2、経糸3の強度が向上したものであるため、マット1全体としての強度を高めることができる。
さらに、複数本の糸条2a、3aにより、緯糸2、縦糸3と盛土との摩擦抵抗力が向上する。従って、幾層にも盛土を重ねる場合や、軟弱地盤の場合の盛土工事においては特に、マット1の高度の向上と相まって、マット1の上層の荷重等による、経糸3、緯糸2のずれを抑制できるため、盛土の積層状態の安定性を向上させることができる。
また、特に、細粒分が多い砂質土を含む軟弱地盤においては、複数の糸条2a、3aが並列した緯糸2と経糸3とにより構成されるマット1を使用することにより、マット1の上層の盛土の一部がマット1を通過して下層の土と混合して起こる盛土層の流動現象を抑制することができる。
また、緯糸2、経糸3同士で所定の隙間が形成されてメッシュ状に織成されていることにより、この隙間から水分を下層の盛土に吸収し易くすることができるため、良好な透水性を備えたマット1とすることができる。
また、複数の糸条2a、3aが並列した緯糸2と経糸3とにより構成されるマット1においては、図2に示す状態からマット1に対して斜め方向からの荷重を加えた際の図5のような状態において顕著な効果を奏する。
即ち、上層の盛土層の荷重の方向は予測不能なものであり、場合によってはマット1の敷設平面の斜め方向からの荷重を受ける可能性が考えられる。
これに対して、複数の糸条2a、3aとすることにより、この複数の糸条2a、3aが緯糸2、経糸3の斜め方向へのずれに対して強い抵抗力を発揮するため、図5に示すように、斜め方向からの荷重が加わったとしても斜め方向におけるずれが生じにくいものとすることができる。従って、いかなる方向からの荷重がマット1に加わったとしても、マット1の形状、構造の安定性を向上させることができる。
また、図1に戻り、並列された複数の上記経糸3に対して各経糸3の表裏交互に上記緯糸2を通し、複数の上記緯糸2を上記表裏が隣同士で逆になるように上記経糸3に通した構造とすることにより、マット1のいかなる部分においても緯糸2と経糸3と位置関係が規則的であるため、マット1の強度の均一性を図ることができる。
さらにまた、前記緯糸2、経糸3を構成する糸条2a、3aの本数が各々4本、3本であって互いに異なっており、糸条の本数の少ない経糸3が糸条の本数の多い緯糸2糸条群の表側と裏側とを通る湾曲度合いは、緯糸2の糸条群が経糸3の糸条群の表側と裏側とを通る湾曲度合いよりも大きくなっている。
これにより、糸条2aの本数と糸条3aの本数が同数の場合よりも、糸条の本数が少ない経糸3側は、その凸部の高さが大きくなるため、マット1の平面から大きく突出した経糸3の凸部が盛土と接触することにより、盛土の抵抗になる。但し、糸条3aの本数を糸条2aの本数より多くし、緯糸2の突出量を大きくするようにしてもよい。
なお、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明の実施形態に係る土木用マットの一部を示す斜視図。 図1の土木用マットの一部を示す平面図。 図1の土木用マットを用いた補強盛土工法を示す縦断面図。 (a)図2におけるA−A矢視断面図、(b)緯糸の間を通る経糸の幅を(a)と同一にして1本の経糸を通した場合を示す断面図、(c)複数本の糸条を隙間を設けて通した場合の断面図。 図1の土木用マットに対して斜め方向からの荷重を加えた際の状態を示す平面図。
符号の説明
1…土木用マット
2…緯糸
3…経糸
2a、3a…糸条

Claims (3)

  1. 複数本の糸条同士が隙間なく並列して構成される一組の糸条群を経糸および緯糸とし、
    各経糸同士、緯糸同士は互いに隙間を有するメッシュ状に織成された
    土木用マット。
  2. 並列された複数の上記経糸に対して各経糸の表裏交互に上記緯糸を通し、
    複数の上記緯糸を上記表裏が隣同士で逆になるように上記経糸に通した
    請求項1記載の土木用マット。
  3. 前記経糸、緯糸を構成する糸条の本数を互いに異ならせ、糸条の本数の少ない糸条群が糸条の本数の多い糸条群の表側と裏側とを通る湾曲度合いは、糸条の本数の多い糸条群が糸条の本数の少ない糸条群の表側と裏側とを通る湾曲度合いよりも大きい
    請求項2記載の土木用マット。

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