JP2007050332A - 気液分離装置 - Google Patents

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宏一 寺坂
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Abstract

【課題】 流体の流速のみに依存することなく効率良く気体を分離し、さらに小型化を図る。
【解決手段】 気液分離装置100において、内部に気液混合流体Mが流通し所定方向へ延びる外筒部材110と、外筒部材110の内側に外筒部材110の内周面110aと間隔をおいて配され外筒部材110と同方向へ延びる内筒部材120と、内筒部材120と前記外筒部材110を延在方向を軸として一方を他方に対して相対的に回転させる回転駆動部130と、を備え、内筒部材120に内外を連通する孔が形成される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、気液混合流体を気体と液体とに分離する気液分離装置に関する。
気液混合流体から気体を分離除去する装置としては、気液混合流体を収容した容器を回転させる遠心分離器が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4等)。この種の装置では、容器ごと回転する回転機構を有し、流体に作用する遠心力により気液分離を図る。
また、気液混合流体の流通系に配置可能な気液分離装置として、流体に回転運動を生じさせ、気体と液体に作用する遠心力の差により気体を回転中心側に集合させるものが知られている(例えば、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8等)。ここで、特許文献5には、反応液が流れる配管途中に反応液に旋回流を発生させる旋回流発生槽を設け、旋回流発生槽を反応液が通過するときに旋回流によって生じる遠心力によって反応液中の副生ガスを遠心分離させることが記載されている。
特開平10−314504号公報 特許第2711964号 特許第3213735号 特許第3421745号 特開2005−131493号公報 特開平1−104315号公報 特開2000−210503号公報 特開2000−262810号公報
しかしながら、特許文献1〜4に記載の装置では、液体の流通系に配することができないし、装置が比較的大型となるという問題点がある。
また、特許文献5に記載の気液分離装置では、液体の流通系に配することができるものの、反応液が旋回流発生槽へ流入する際の流速によって旋回流を生じさせるため、気液分離は反応液の流速にのみ依存する。これにより、気液分離に際しては反応液の流速を管理することとなり、気液分離状態を的確に制御することは困難である。これは、特許文献6〜8に記載の気液分離装置においても共通の課題である。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、流体の流速のみに依存することなく効率良く気体を分離することができ、小型化を図ることのできる気液分離装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明によれば、気液分離装置において、
内部に気液混合流体が流通し、所定方向へ延びる外筒部材と、
前記外筒部材の内側に該外筒部材の内周面と間隔をおいて配され、前記外筒部材と同方向へ延びる内筒部材と、
前記内筒部材と前記外筒部材を、延在方向を軸として一方を他方に対して相対的に回転させる回転駆動部と、を備え、
前記内筒部材に内外を連通する孔が形成されたことを特徴とする。
この気液分離装置によれば、外筒部材の内部に気液混合流体が上下方向へ流通している状態で内筒部材と外筒部材を相対的に回転させると、内筒部材及び外筒部材の周面を起点として気液混合流体に周方向成分の流れが生じる。このとき、内筒部材に内外を連通する孔が形成されていることから、気液混合流体は内筒部材の内周面及び外周面と接触した状態であり、流体との接触面積が比較的大きく、流体に効率良く周方向成分の流れを付与することができる。この結果、旋回流が発生して気液混合流体に遠心力が生じ、比重が大きい液体が外筒部材側へ移動し、比重が軽い気体が回転中心側へ移動する。このようにして、気液混合流体中の気体が回転中心側に集合し、外筒部材から気体が分離された液体が流出することとなる。
また、上記気液分離装置において、
前記気液混合流体を導入する導入部が前記外筒部材に形成される構成とすることができる。
この気液分離装置によれば、外筒部材に気液混合流体が導入され、内筒部材と外筒部材の間を流通する気液混合流体については、気体が内筒部材の外周面側へ移動し、液体が外筒部材の内周面側へ移動する。そして、内筒部材の外周面で気体が集合すると、外周面上で気泡が大きく成長していく。このように、気泡を成長させることにより、流体からの気体の分離を的確に行うことができ、効率良く気体を回収することも可能となる。尚、内筒部材の孔を通過した気体は、内筒部材の中心にて気泡を形成することとなる。
また、上記気液分離装置において、
前記導入部は、前記外筒部材の内部へ該外筒部材の接線方向に沿うよう前記気液混合流体を導入する構成とすることができる。
この気液分離装置によれば、導入部を通じて外筒部材内に導入される気液混合流体の流通方向が接線方向に沿っていることから、外筒部材内の流れを乱すことなく気液混合流体を導入することができる。そして、外筒部材内へ導入された際の気液混合流体の運動エネルギを利用して、内筒部材と外筒部材の間における旋回流の発生を助長することができ、より効率のよい気液分離が実現される。
また、上記気液分離装置において、
前記内筒部材の内部へ前記気液混合流体を流入させる供給部を備えた構成とすることができる。
この気液分離装置によれば、内筒部材の内部に気液混合流体を流入させるようにしたので、内筒部材の回転中心に気体が集合し、液体は遠心力により孔を通じて内筒部材の外側へ流出する。
また、上記気液分離装置において、
前記内筒部材は、該内筒部材の一端を閉塞する閉塞部を有し、
前記回転駆動部は、前記内筒部材の前記閉塞部と接続され該内筒部材の回転中心に沿って延びる回転軸部材を有する構成とすることができる。
この気液分離装置によれば、回転軸部材から回転駆動力が伝達されて内筒部材が回転する。このとき、内筒部材の回転中心に集合する気体は、回転軸部材の表面で気泡となって大きく成長していく。このように、気泡を成長させることにより、流体からの気体の分離を的確に行うことができ、効率良く気体を回収することも可能となる。
また、上記気液分離装置において、
前記気液混合流体から気体が分離された液体を導出する導出部が前記外筒部材に形成され、
前記導出部は、前記外筒部材の外部へ該外筒部材の接線方向に沿うよう前記液体を導出する構成とすることができる。
この気液分離装置によれば、導出部を通じて外筒部材外へ導出される気液混合流体の流通方向が接線方向に沿っていることから、外筒部材内の流れを乱すことなく気液混合流体を導出することができる。
また、上記気液分離装置において、
前記外筒部材及び前記内筒部材は、それぞれ断面が円形に形成され、互いに同心円状に配される構成とすることができる。
この気液分離装置によれば、外筒部材の内周面と内筒部材の外周面との径方向距離が周方向へわたって同一となるので、周方向で速度や圧力の分布が大きく変動するようなことはなく、内筒部材と外筒部材の間における気液混合流体の流れが安定する。
また、上記気液分離装置において、
前記外筒部材及び前記内筒部材は、それぞれ略円筒状に形成される構成とすることができる。
この気液分離装置によれば、周方向に加え、軸方向についても速度や圧力の分布が大きく変動することはなく、内筒部材と外筒部材の間における気液混合流体の流れがさらに安定する。
また、上記気液分離装置において、
前記外筒部材及び前記内筒部材は、それぞれ上下方向へ延びる構成とすることができる。
この気液分離装置によれば、気液混合流体の流通方向と重力が作用する方向とが一致するため、重力に起因して装置内における流体の流れに不均衡を生じるようなことはない。また、回転中心側に集合した気体は、十分な浮力が得られる程度の気泡となると自動的に浮上する。これにより、気体を回収する機構等を設ける必要がなく、装置を簡単な構成とすることができる。
また、上記気液分離装置において、
前記気液混合流体が前記外筒部材の内部を下方へ向かって流通する構成とすることができる。
この気液分離装置によれば、回転中心側に集合する気体は、気液混合流体の流通方向に逆らって浮上することとなる。これにより、気泡の浮上にはより大きい浮力が要求され、気泡をさらに大きく成長させることができ、気液分離をさらに確実に行うことができる。また、分離した気体は上方へ、液体は下方へ移動することからも、両者の分離に有利である。
また、上記気液分離装置において、
前記内筒部材は多孔質材料からなる構成とすることができる。
この気液分離装置によれば、孔の径が比較的小さいので、内周面及び外周面に比較的大きな凹凸が形成されることはなく、当該孔に起因した内筒部材の周面の近傍における気液混合流体の流線の乱れを抑制することができる。また、他の材料に比して流体との接触面積が極めて大きく、回転駆動時における流体の旋回流の発生効率が格段に優れている。
さらに、内筒部材の壁面に対して略垂直に流体の遠心力が働くため、細孔である各孔を利用したろ過作用を得ることができる。すなわち、密度が比較的大きい液体については内筒部材を内側から外側へ通過し、密度が比較的小さい気体については内筒部材を外側から内側へ通過する。このように、一旦ろ過されると、内筒部材の通過に抵抗があることから、液体及び気体の逆流が抑制され、気液分離をさらに的確に行うことができる。
本発明によれば、内筒部材と外筒部材の相対的な回転により遠心力を生じさせるので、気液分離は主に回転駆動部の回転数に依存し、気液混合流体の流速のみに依存することなく気液分離が実現される。このとき、内筒部材の内周面及び外周面を用いて旋回流を発生させるので効率が良い。また、内筒と外筒の簡易な2重構造であることから、従来に比べて格段に軽量、小型となり、製造コストが嵩むことはないし取扱いが容易である。
図面を参照しつつ、本発明による気液分離装置の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1から図3は本発明の第1の実施形態を示すものであって、図1は気液分離装置の外観斜視図、図2は気液分離装置の上面図、図3は図2のA−O−A断面図である。
図1に示すように、この気液分離装置100は、内部に気液混合流体Mが流通し所定方向へ延びる外筒部材110と、外筒部材110の内側に外筒部材110の内周面110aと間隔をおいて配され外筒部材110と同方向へ延びる内筒部材120と、内筒部材120と外筒部材110を延在方向を軸として一方を他方に対して相対的に回転させる回転駆動部130と、を備えている。本実施形態においては、外筒部材110と内筒部材120は、それぞれ上下方向へ延びる略円筒状に形成され、横断面において各円形断面が同心円状となるよう配されている(図2参照)。
外筒部材110は、透明なプラスチック材からなり、上端が開口され下端が閉塞されている。尚、外筒部材110は、金属やその他の材料とすることもできる。外筒部材110は、気液混合流体Mを内部へ導入する導入部112と、気液混合流体Mから気体Gが分離された液体Lを導出する導出部114と、が形成される。本実施形態においては、導入部112が外筒部材110の上側に、導出部114が外筒部材110の下側に、それぞれ形成され、気液混合流体Mが外筒部材110の内部を下方へ向かって流通する。
図3に示すように、導入部112は、外筒部材110の外筒本体116を貫通する孔部112aと、外筒本体116の外周面110bから水平方向外側へ突出する管部112bと、を有する。また、図2に示すように、導入部112は、外筒本体116の略接線方向へ延びるよう形成されている。すなわち、導入部112は、外筒部材110の内部へ外筒部材110の接線方向へ沿うよう気液混合流体Mを導入する。導入部112の先端側には、気液混合流体Mを供給するゴム管Pが接続され、ゴム管Pは例えばバンド等により固定されている。尚、導入部112に接続されるものはゴム管Pでなくともよく、気液混合流体Mが流通する他の部材を用いてもよい。
図3に示すように、導出部114も導入部112と同様に、外筒部材110の外筒本体116を貫通する孔部114aと、外筒本体116の外周面110bから水平方向外側へ突出する管部114bと、を有する。導出部114は導入部112と水平方向について反対向きに形成されている。また、図2に示すように、導出部114は、外筒本体116の略接線方向へ延びるよう形成されている。すなわち、導出部114は、外筒部材110の外部へ外筒部材110の接線方向へ沿うように、気液混合流体Mから気体Gが分離された液体Lを外筒部材110の外部へ導出する。導出部114の先端側にも、液体Lを回収するゴム管Pが接続され、ゴム管Pは例えばバンド等により固定されている。
内筒部材120は、内外を連通する孔が形成されており、気液混合流体Mの気体G及び液体Lがともに通過可能となっている。本実施形態においては、内筒部材120は、多孔質材料からなり全体に満遍なく微細な孔が形成されている。内筒部材120は、例えば金属の焼結体により構成してもよいし、多孔質アルミナ等により構成してもよい。さらには、内筒部材120を、多孔質樹脂としてもよい。図3に示すように、内筒部材120は、上端が閉塞され下端が開口され、上端の閉塞部122には、回転駆動部130の回転軸部材132が接続される。
図3に示すように、回転駆動部130は、モータ134を用いて回転軸部材132を回転させることにより、内筒部材120を外筒部材110に対して相対的に回転させる。ここで、回転軸部材132は内筒部材120及び外筒部材110の中心軸と一致するよう配されている。回転軸部材132は外筒部材110の外部に配置されており、外筒部材110の内部流体と干渉することはない。回転駆動部130において、装置内部の流れが層流となるようモータ134の回転数が設定されている。
以上のように構成された気液分離装置100で、実験において導出部114から気体Gを分離した液体Lが得られた。各筒部材110,120の寸法は、内筒部材120の直径を約30mm、軸方向長さを約300mm、外筒部材110の直径を約100mm、軸方向長さを約250mm、各筒部材110,120の間隔(ギャップ)は約35mmとして行った。また、気液混合流体Mの流量は、約100cm/minとしている。尚、実験では、液体Lの粘度は最大で約0.8Pa・s(約8.0Poise)、その際の内筒部材120の回転数を最大で約600回転/min(約600rpm)まで気液分離が可能であることが確認されている。以下、この気液分離動作について説明する。
図3に示すように、外筒部材110の内部に気液混合流体Mが上下方向へ流通している状態で内筒部材120と外筒部材110を相対的に回転させると、内筒部材120及び外筒部材110の周面110a,120a,120bを起点として気液混合流体Mに周方向成分の流れが生じる。このとき、内筒部材120に内外を連通する孔が形成されていることから、気液混合流体Mは内筒部材120の内周面120a及び外周面120bと接触した状態であり、流体との接触面積が比較的大きく、流体に効率良く周方向成分の流れを付与することができる。本実施形態においては、内筒部材120が多孔質材料であることから、他の材料に比して流体との接触面積が極めて大きく、回転駆動時における流体の旋回流の発生効率が格段に優れている。ここで、導入部112が、内筒部材120の回転方向に沿って気液混合流体Mを導入することから、外筒部材110内へ導入された際の気液混合流体Mの運動エネルギを利用して、内筒部材120と外筒部材110の間における旋回流の発生が助長されるようになっている。
この結果、図3に示すような旋回流が発生して気液混合流体Mに遠心力が生じ、比重が大きい液体Lが外筒部材側へ移動し、比重が軽い気体Gが回転中心側へ移動する。このようにして、気液混合流体M中の気体Gが回転中心側に集合し、外筒部材110の導出部114から気体Gが分離された液体Lが流出することとなる。
ここで、本実施形態においては、導入部112が外筒部材110に形成されていることから、気液混合流体Mはまず内筒部材120と外筒部材110の間を流通する。このとき、気体Gが内筒部材120の外周面120b側へ移動し、液体Lが外筒部材110の内周面110a側へ移動する。そして、内筒部材120の外周面120bで気体が集合すると、外周面120b上で気泡が大きく成長していく。このように、気泡を成長させることにより、流体からの気体の分離を的確に行うことができる。尚、内筒部材120の孔を通過した気体は、内筒部材120の中心にて気泡を形成することとなる。
また、図2に示すように、外筒部材110の内周面110aと内筒部材120の外周面120bとの径方向距離が周方向及び軸方向へわたって同一であるので、周方向及び軸方向について速度や圧力の分布が大きく変動するようなことはなく、内筒部材120と外筒部材110の間における気液混合流体Mの流れが安定している。また、導入部112及び導出部114を通じ、内部へ導入されたり外部へ導出される流体の流通方向が接線方向に沿っていることから、外筒部材110内の流れを乱すことなく気液混合流体Mを導入するとともに、液体Lを導出することができる。
さらに、内筒部材120が多孔質材料であることから、孔の径が比較的小さいので、内周面120a及び外周面120bに比較的大きな凹凸が形成されることはなく、当該孔に起因した内筒部材の周面120a,120bの近傍における気液混合流体Mの流線の乱れを抑制することができる。このように、外筒部材110内の流れを安定させることにより、気泡を安定的に成長させることができるなど、気液分離の効率が向上する。
さらに、内筒部材120の壁面に対して略垂直に流体の遠心力が働くため、細孔である各孔を利用したろ過作用を得ることができる。すなわち、密度が比較的大きい液体Lについては内筒部材120を内側から外側へ通過し、密度が比較的小さい気体Gについては内筒部材120を外側から内側へ通過する。このように、一旦ろ過されると、内筒部材120の通過に抵抗があることから、液体L及び気体Gの逆流が抑制され、気液分離を的確に行うことができる。
また、この気液分離装置100によれば、気液混合流体Mの流通方向と重力が作用する方向とが一致するため、重力に起因して装置内における流体Mの流れに不均衡を生じるようなことはない。また、回転中心側に集合した気体Gは、十分な浮力が得られる程度の気泡となると自動的に浮上する。これにより、気体Gを回収する機構等を設ける必要がなく、装置を簡単な構成とすることができる。
さらに、回転中心側に集合する気体Gは、図3に示すように気液混合流体Mの流通方向に逆らって浮上することとなる。これにより、気泡の浮上には比較的大きい浮力が要求され、気泡を大きく成長させることができ、気液分離をより確実に行うことができる。また、分離した気体Gは上方へ、液体Lは下方へ移動することからも、両者の分離に有利である。
このように、本実施形態の気液分離装置100によれば、内筒部材120と外筒部材110の相対的な回転により遠心力を生じさせるので、気液分離は主に回転駆動部130の回転数に依存し、気液混合流体Mの流速のみに依存することなく気液分離が実現される。このとき、内筒部材120の内周面120a及び外周面120bを用いて旋回流を発生させるので効率が良い。また、内筒と外筒の簡易な2重構造であることから、従来に比べて格段に軽量、小型となり、製造コストが嵩むことはないし取扱いが容易である。
尚、前記実施形態においては、外筒部材110の上端が開口されたものを示したが、例えば図4に示すように、外筒部材110の上端を閉塞する閉塞部118を設け、閉塞部118に形成された気体流出口118aを通じて効率よく気体Gを回収する構成としてもよい。図4においては、閉塞部118は上方へ凸の半球状に形成されているが、閉塞部118の形状は任意である。
また、前記実施形態においては、外筒部材110内を気液混合流体Mが下方へ流通するものを示したが、図5に示すように上方へ流通するものであっても気液分離を図ることができる。この場合も、導入部112及び導出部114が内筒部材120の外筒部材110に対する回転方向に沿って流体を導入及び導出する構成とすることが好ましい。さらに、この構成においても、図6に示すように、外筒部材110の上端を閉塞する閉塞部118を設け、閉塞部118に形成された気体流出口118aを通じて効率よく気体Gを回収する構成としてもよいことは勿論である。
また、前記実施形態においては、外筒部材110及び内筒部材120を略円筒状に形成したものを示したが、例えば図7に示すように外筒部材210及び内筒部材220を中空の略円錐台状に形成してもよいし、他の筒形状に形成してもよい。図7の気液分離装置200では、外筒部材210及び内筒部材220が気液混合流体Mの流通方向(下方向)へ向かって窄むよう形成されているので、流出側へ移動するほど気液混合流体Mに作用する遠心力が大きくなり、導入部212の近傍では分離できなかった気体Gを導出部214側で分離することができる。この場合も、外筒部材210及び内筒部材220は、それぞれ断面が円形に形成され、互いに同心円状に配されているので、周方向について気液混合流体Mの圧力変動が大きくなることはない。
また、前記実施形態においては、内筒部材120として金属の焼結体、多孔質樹脂等の多孔質材料を用いたものを示したが、例えば図8に示すようにプラスチック等からなる円筒部材に比較的大きな孔124を形成した多孔板であっても、気液分離が可能であることが実験的に確認されている。要は、内筒部材120が筒状であり、壁部に内外を連通する孔が形成されていればよい。
図9は本発明の第2の実施形態を示す気液分離装置の断面図である。
図9に示すように、この気液分離装置300は、内部に気液混合流体Mが流通し所定方向へ延びる外筒部材310と、外筒部材310の内側に外筒部材310の内周面310aと間隔をおいて配され外筒部材310と同方向へ延びる内筒部材320と、内筒部材320と外筒部材310を延在方向を軸として相対的に回転させる回転駆動部330と、内筒部材320の内部へ気液混合流体Mを流入させる供給部340と、を備えている。本実施形態においては、外筒部材310と内筒部材320は、それぞれ上下方向へ延びる略円筒状に形成され、横断面において各円形断面が同心円状となるよう配されている。
外筒部材310は、透明なプラスチック材からなり、上端が開口され下端が閉塞されている。尚、外筒部材310は、金属やその他の材料とすることもできる。外筒部材310は、気液混合流体Mから気体Gが分離された液体Lを導出する導出部314が形成される。この導出部314は、第1の実施形態における導出部114と同様であるので、ここでは詳述しない。
内筒部材320は、内外を連通する孔が形成されており、気液混合流体Mの気体G及び液体Lがともに通過可能となっている。本実施形態においても、内筒部材320は、多孔質材料からなり全体に満遍なく微細な孔が形成されている。図9に示すように、内筒部材320は、上端が開口され下端が閉塞され、下端の閉塞部322には、回転駆動部330の回転軸部材332が接続される。
図9に示すように、回転駆動部330は、モータ334を用いて回転軸部材332を回転させることにより、内筒部材320を外筒部材310に対して相対的に回転させる。ここで、回転軸部材332は、内筒部材320内にて回転中心に沿って上方へ延びる。
図9に示すように、供給部340は、気液混合流体Mを内筒部材320の内部へ流入させる流入管342を有する。流入管342は、内筒部材320の上方から内筒部材320の内部まで延び、気液混合流体Mを内筒部材320の比較的上側にて流出する。
以上のように構成された気液分離装置300では、内筒部材320の内部へ導入された気液混合流体Mは、内筒部材320の孔を通じて外筒部材310の導出部314へ向かって流通する。この状態で内筒部材320と外筒部材310を相対的に回転させると、内筒部材320及び外筒部材310の周面310a,320a,320b起点として気液混合流体Mに周方向成分の流れが生じる。このとき、内筒部材320に内外を連通する孔が形成されていることから、気液混合流体Mは内筒部材320の内周面320a及び外周面320bと接触した状態であり、流体との接触面積が比較的大きく、流体に効率良く周方向成分の流れを付与することができる。本実施形態においても、内筒部材320が多孔質材料であることから、他の材料に比して流体との接触面積が極めて大きく、回転駆動時における流体の旋回流の発生効率が格段に優れている。
この結果、図9に示すような旋回流が発生して気液混合流体Mに遠心力が生じ、比重が大きい液体Lが外筒部材側へ移動し、比重が軽い気体Gが回転軸部材332の近傍へ移動する。これにより、一旦、内筒部材320の内側へ移動した気体Gが、何らかの外乱などの理由により瞬間的に内筒部材320に向かうことがあっても、内筒部材320の細孔壁を逆に通過することはできない。このようにして、気液混合流体M中の気体Gが回転中心側に集合し、外筒部材310の導出部314から気体Gが分離された液体Lが流出することとなる。
ここで、本実施形態においては、回転軸部材332が内筒部材320の中心に位置するため、図9に示すように、内筒部材320の回転中心に集合する気体は、回転軸部材332の表面で気泡となって大きく成長していく。このように、気泡を成長させることにより、気液混合流体Mからの気体Gの分離を的確に行うことができ、効率良く気体Gを回収することができる。
また、図9に示すように、外筒部材310の内周面310aと内筒部材320の外周面320bとの径方向距離が周方向及び軸方向へわたって同一であるので、周方向及び軸方向について速度や圧力の分布が大きく変動するようなことはなく、内筒部材320と外筒部材310の間における気液混合流体Mの流れが安定している。また、導出部314を通じて外筒部材310から導出される気液混合流体Mの流通方向が回転方向に沿っていることから、外筒部材310内の流れを乱すことなく気液混合流体Mを導出することができる。
さらに、内筒部材320が多孔質材料であることから、孔の径が比較的小さく、内周面320a及び外周面320bに比較的大きな凹凸が形成されることはなく、当該孔に起因した内筒部材の周面320a,320aの近傍における気液混合流体Mの流線の乱れを抑制することができる。このように、外筒部材310内の流れを安定させることにより、気泡を安定的に成長させることができるなど、気液分離の効率が向上する。
さらに、回転中心側に集合する気体Gは、図9に示すように気液混合流体Mの流通方向に逆らって浮上することとなる。これにより、気泡の浮上には比較的大きい浮力が要求され、気泡を大きく成長させることができ、気液分離をより確実に行うことができる。また、分離した気体Gは上方へ、液体Lは下方へ移動することからも、両者の分離に有利である。
また、この気液分離装置300においても、気液混合流体Mの流通方向と重力が作用する方向とが一致するため、重力に起因して装置内における流体Mの流れに不均衡を生じるようなことはない。また、回転中心側に集合した気体Gは、十分な浮力が得られる程度の気泡となると自動的に浮上する。これにより、気体Gを回収する機構等を設ける必要がなく、装置を簡単な構成とすることができる。
また、内筒部材320内の気体Gがもし何らかの外乱などの理由により瞬間的に内筒部材320の内壁に向かうことがあっても、細孔壁を逆に通過することはできないので、装置形式としては図3よりもやや複雑になるが、液体Lからの気泡の分離はより確実に行うことができる。
このように、本実施形態の気液分離装置300によれば、内筒部材320と外筒部材310の相対的な回転により遠心力を生じさせるので、気液分離は主に回転駆動部330の回転数に依存し、気液混合流体Mの流速のみに依存することなく気液分離が実現される。このとき、内筒部材320の内周面320a及び外周面320bを用いて旋回流を発生させるので効率が良い。また、内筒と外筒の簡易な2重構造であることから、従来に比べて格段に軽量、小型となり、製造コストが嵩むことはないし取扱いが容易である。
尚、第2の実施形態においても、図10に示すように、外筒部材310の上端を閉塞する閉塞部318を設け、閉塞部318に形成された気体流出口318aを通じて効率よく気体Gを回収する構成としてもよいことは勿論である。
また、第2の実施形態においては、回転軸部材332が内筒部材320の中心位置に配置されたものを示したが、第1の実施形態と同様に回転軸部材332が気液混合流体Mと干渉しないものであってもよい。また、供給部340は内筒部材320の内部へ気液混合流体Mを流入させるものであれば、その構成は任意である。
また、第1及び第2の実施形態においては、外筒部材110,310に対して内筒部材120,320を回転させるものを示したが、外筒部材110,310を内筒部材120,320に対して回転させるものであってもよいし、外筒部材110,310及び内筒部材120,320を回転させるようにしてもよい。
また、第1及び第2の実施形態においては、外筒部材110,310及び内筒部材120,320が上下に延びるものを示したが、例えば、外筒部材110,310及び内筒部材120,320が左右に延びるものであってもよい。この場合、回転中心に集合した気体を排出する機構を設けるか、定期的に回転を止めて集合した気体を液体とともに排出してしまうなどして、分離された気体の排出処理を行えばよい。
また、第1及び第2の実施形態においては、回転駆動部130,330がモータ134,334を有するものを示したが、内筒部材120,130の駆動方式は任意であるし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明の第1の実施形態を示す気液分離装置の外観斜視図である。 気液分離装置の上面図である。 図2のA−O−A断面図である。 第1実施形態の変形例を示すものであって、図2のA−O−A断面に相当する気液分離装置の断面図である。 第1の実施形態の変形例を示すものであって、図2のA−O−A断面に相当する気液分離装置の断面図である。 第1の実施形態の変形例を示すものであって、図2のA−O−A断面に相当する気液分離装置の断面図である。 第1の実施形態の変形例を示すものであって、図2のA−O−A断面に相当する気液分離装置の断面図である。 第1の実施形態の変形例を示すものであって、図2のA−O−A断面に相当する気液分離装置の断面図である。 本発明の第2の実施形態を示す気液分離装置の断面図である。 第2の実施形態の変形例を示すものであって、図2のA−O−A断面に相当する気液分離装置の断面図である。
符号の説明
100 気液分離装置
110 外筒部材
110a 内周面
110b 外周面
112 導入部
112a 孔部
112b 管部
114 導出部
114a 孔部
114b 管部
116 外筒本体
118 閉塞部
118a 気体流出口
120 内筒部材
120a 内周面
120b 外周面
122 閉塞部
130 回転駆動部
132 回転軸部材
134 モータ
200 気液分離装置
210 外筒部材
212 導入部
214 導出部
220 内筒部材
300 気液分離装置
310 外筒部材
314 導出部
318 閉塞部
318a 気体流出口
320 内筒部材
320a 内周面
320b 外周面
322 閉塞部
330 回転駆動部
332 回転軸部材
334 モータ
340 供給部
342 流入管
L 液体
M 気液混合流体
P ゴム管

Claims (11)

  1. 内部に気液混合流体が流通し、所定方向へ延びる外筒部材と、
    前記外筒部材の内側に該外筒部材の内周面と間隔をおいて配され、前記外筒部材と同方向へ延びる内筒部材と、
    前記内筒部材と前記外筒部材を、延在方向を軸として一方を他方に対して相対的に回転させる回転駆動部と、を備え、
    前記内筒部材に内外を連通する孔が形成されたことを特徴とする気液分離装置。
  2. 前記気液混合流体を導入する導入部が前記外筒部材に形成されることを特徴とする請求項1に記載の気液分離装置。
  3. 前記導入部は、前記外筒部材の内部へ該外筒部材の接線方向に沿うよう前記気液混合流体を導入することを特徴とする請求項2に記載の気液分離装置。
  4. 前記内筒部材の内部へ前記気液混合流体を流入させる供給部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の気液分離装置。
  5. 前記内筒部材は、該内筒部材の一端を閉塞する閉塞部を有し、
    前記回転駆動部は、前記内筒部材の前記閉塞部と接続され該内筒部材の回転中心に沿って延びる回転軸部材を有することを特徴とする請求項4に記載の気液分離装置。
  6. 前記気液混合流体から気体が分離された液体を導出する導出部が前記外筒部材に形成され、
    前記導出部は、前記外筒部材の外部へ該外筒部材の接線方向に沿うよう前記液体を導出することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の気液分離装置。
  7. 前記外筒部材及び前記内筒部材は、それぞれ断面が円形に形成され、互いに同心円状に配されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の気液分離装置。
  8. 前記外筒部材及び前記内筒部材は、それぞれ略円筒状に形成されることを特徴とする請求項7に記載の気液分離装置。
  9. 前記外筒部材及び前記内筒部材は、それぞれ上下方向へ延びることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の気液分離装置。
  10. 前記気液混合流体が前記外筒部材の内部を下方へ向かって流通するよう構成されたことを特徴とする請求項9に記載の気液分離装置。
  11. 前記内筒部材は多孔質材料からなることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の気液分離装置。
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