JP2007047319A - 双眼拡大鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】装用者が姿勢を変えることなく、複数の方向の拡大視が可能な双眼拡大鏡を提供すること。
【解決手段】双眼拡大鏡10は、フレーム11に眼鏡レンズ12、13を装着し、これらのレンズの中心部に物体を拡大して観察する左右の拡大光学系ユニット14、15を接着し、これらの物体側に可動ミラー16a,17aと固定ミラー16b,17bとを有する光路切り換えユニット16,17を取り付けて構成される。可動ミラー16aは、ダハプリズム14cにより偏向された物体側の光路内に位置する作動位置と、光路外に位置する待避位置との間で移動可能である。また、固定ミラー16bは、可動ミラー16aの上方に位置し、可動ミラー16aが作動位置に配置された際に、可動ミラー16aにより偏向された光路を偏向し、物体側の光路を装用者の視線方向にほぼ一致させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、対象物を双眼で拡大して観察するための双眼拡大鏡に関する。
脳外科手術や心臓血管手術等の微細な組織を処置する手術においては、医師は処置部を拡大鏡により拡大して観察しながら手術を行う。また、処置部を立体的に観察するため、双眼の拡大鏡を用いることが望ましい。特許文献1には、眼鏡の左右レンズの中央部に開口を形成し、これらの開口に拡大光学系ユニットを取り付けて構成される双眼拡大鏡が開示されている。拡大光学系ユニットは、対物レンズ及び接眼レンズから構成される実像式の拡大光学系と、これらの対物レンズと接眼レンズとの間に配置されたダハプリズムとを備えている。ダハプリズムは、対物光学系により形成される像を正立させると共に、装用者が正面を向いた状態で手元の部位を拡大して観察できるように光路を偏向する作用を持つ。
これにより、医師は頭部を前方に傾けることなく処置部を拡大観察することができ、長時間の手術における頸部の疲労を避けることができる。
特開2005−128305号公報 (図1)
しかしながら、特許文献1に開示された双眼拡大鏡では、拡大視は偏向された一方向についてのみ可能であり、そのままの姿勢で他の方向を拡大して観察することができない。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、装用者が姿勢を変えることなく、複数の方向の拡大視が可能な双眼拡大鏡を提供することを目的(課題)とする。
本発明にかかる双眼拡大鏡は、上記の目的を達成させるため、観察者の左右の眼によって夫々覗かれる一対の拡大光学系ユニットが観察者の体に固定可能なフレームに取り付けられてなる構成において、左右の拡大光学系ユニットは、物体を拡大して観察するための拡大光学系を備え、左右の拡大光学系ユニットの物体側に、可動ミラーと固定ミラーとを有する光路切り換えユニットが設けられ、可動ミラーは、拡大光学系ユニットの物体側の光路内に位置する作動位置と、光路外に位置する待避位置との間で移動可能であり、固定ミラーは、可動ミラーが作動位置に配置された際に、可動ミラーにより偏向された光路を更に偏向して、物体からの光を装用者の眼に導くことを特徴とする。
拡大光学系は、正のパワーを有する対物レンズと正のパワーを有する接眼レンズとを備える実像式の拡大光学系であり、拡大光学系ユニットは、対物レンズと接眼レンズとの間に配置されて対物レンズにより形成される像を正立させる正立プリズムを備えることが望ましい。
この場合、正立プリズムは、装用者が正面を向いた状態で手元を観察できるよう光路を偏向する偏向視型プリズムであってもよいし、プリズムの前後で光路を偏向させずに像を正立させる直線視型プリズムであってもよい。偏向視型プリズムを用いる場合には、可動ミラーは、偏向視型プリズムにより偏向された物体側の光路内に位置する作動位置と、光路外に位置する待避位置との間で移動可能であり、固定ミラーは、可動ミラーが作動位置に配置された際に、可動ミラーにより偏向された光路を更に偏向し、物体側の光路を装用者の視線方向にほぼ一致させる。一方、直線視型プリズムを用いる場合には、可動ミラーは、直線視型プリズムの物体側の光路内に位置する作動位置と、光路外に位置する待避位置との間で移動可能であり、固定ミラーは、可動ミラーが作動位置に配置された際に、可動ミラーにより偏向された光路を更に偏向し、物体側の光路を装用者の手元に向ける。
なお、光路切り換えユニットは、拡大光学系ユニットに対して着脱可能に取り付けてもよい。また、拡大光学系ユニットは、眼鏡フレームに組み込まれた左右の眼鏡レンズに装着されてもよいし、眼鏡フレームに支持部材を介して取り付けられてもよいし、あるいは、装用者の頭部に装着されるヘッドバンドに支持部材を介して取り付けられてもよい。
さらに、固定ミラーは、拡大光学系ユニットに固定された固定フレームに設けられ、可動ミラーは、固定フレームに対して水平方向の回転軸回りに回動可能に取り付けられた可動フレームに設けられることが望ましく、可動フレームには、装用者が可動フレームを回動操作するためのつまみを形成し、可動フレームを作動位置と待避位置とで位置決めする位置決め手段を設けることが望ましい。なお、位置決め手段は、可動フレームと固定フレームとのいずれか一方に取り付けられた鉄片と、他方に取り付けられた永久磁石とにより構成することができる。
本発明によれば、可動ミラーを待避位置と作動位置との間で切り換えることにより、視線を動かすことなく、視線に対して光路を偏向した偏向視状態での拡大視と、視線と光路をほぼ一致させた直線視状態での拡大視とが可能になる。したがって、例えば心臓血管手術で動脈の縫合を行う場合、手術中の殆どの時間は偏向視状態で施術し、術後、確認のため心臓を持ち上げて裏側を見る場合には、可動ミラーを切り換えて直線視状態で観察することができる。これにより、手術時間を短縮し、難易度の高い手術における人命救助に寄与することができる。
以下、本発明にかかる双眼拡大鏡の4つの実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、実施例1にかかる双眼拡大鏡の正面図、図2は実施例1の双眼拡大鏡の側面図、図3は実施例1の双眼拡大鏡の平面図、図4は実施例1の双眼拡大鏡から光学系のみを取り出した側面図、図5は実施例1の双眼拡大鏡の拡大光学系ユニットを示す側面断面図、図6は実施例1の双眼拡大鏡の光路切り換えユニットの側面図、図7は実施例1の双眼拡大鏡の光路切り換えユニットを装用者の眼側から見た背面図、図8は実施例1の双眼拡大鏡の偏向視状態を示す側面図、図9は実施例1の双眼拡大鏡の直線視状態を示す側面図である。
実施例1にかかる双眼拡大鏡10は、図1〜図3に示すように、眼鏡フレーム11に左右の眼鏡レンズ12、13を装着し、これらの眼鏡レンズ12、13の中心部に使用者の瞳孔位置に合わせて貫通孔である開口部(左眼用レンズ12については図5の符号12a)を形成し、これらの開口部に物体を拡大して観察するための左右の拡大光学系ユニット14、15を接着し、更に、これらの拡大光学系ユニット14,15の物体側に可動ミラー16a,17aと固定ミラー16b,17bとを有する光路切り換えユニット16,17を取り付けることにより構成されている。
眼鏡フレーム11は、眼鏡レンズ12、13を保持するリム11a、11b、左右のリム11a、11bを接続するブリッジ11c、リムの内側に配置された鼻当てとなるパッド11d、11e、リムの外側で耳にかけるためのテンプル11f、11gから構成されている。
次に、上記の双眼拡大鏡10の光学系、拡大光学系ユニット14、光路切り換えユニット16について順に説明する。なお、以下の説明では、左目用の光学系、各ユニットを例にとって説明する。右目用の光学系、各ユニットは、左右が反転するのみで構成は左目用と同一であるため、重複した説明は省略する。
拡大光学系ユニット14の光学系は、図4に示すように、正のパワーを有する対物レンズ14aと正のパワーを有する接眼レンズ14bとを備えて物体を拡大して観察するための実像式の拡大光学系と、対物レンズ14aと接眼レンズ14bとの間に配置されて拡大光学系の光路を一方側に偏向すると共に像を正立させる偏向部材であるダハプリズム14cとから構成されている。光路切り換えユニット16の可動ミラー16aは、ダハプリズム14cにより偏向された物体側の光路内に位置する作動位置(実線)と、光路外に位置する待避位置(破線)との間で移動可能である。また、固定ミラー16bは、可動ミラー16aの上方に位置し、可動ミラー16aが作動位置に配置された際に、可動ミラー16aにより偏向された光路を更に偏向し、物体側の光路を装用者の視線方向にほぼ一致させる。
可動ミラー16aが待避位置にある偏向視状態では、観察対象からの光は、固定ミラー16b及び可動ミラー16aを介さずに対物レンズ14aに入射し、対物レンズ14aからダハプリズム14cの第1面Aを透過し、第2面Bで全反射されてダハ面Cにより反射され、第1面Aで全反射され、第2面Bを透過して接眼レンズ14bを介して装用者の左眼ELに届く。偏向視状態では、装用者は、正面を向いた状態で手元の対象物を拡大観察することができる。
一方、可動ミラー16aが作動位置にある直線視状態では、観察対象からの光は、固定ミラー16b及び可動ミラー16aで順に反射された後に対物レンズ14aに入射し、ダハプリズム14c、接眼レンズ14bを介して装用者の左目ELに届く。直線視状態では、装用者は、視線の方向にある対象物を拡大観察することができる。
次に、拡大光学系ユニット14、光路切り換えユニット16の機械的な構成について説明する。拡大光学系ユニット14の対物レンズ14aは、図5に示すように、対物レンズ鏡筒20に組み込まれ、この対物レンズ鏡筒20は補助鏡筒21に螺合し、この補助鏡筒21は、ダハプリズム14cが組み込まれたハウジング30に螺合している。また、接眼レンズ14bは、接眼レンズ鏡筒22内に組み込まれ、この接眼レンズ鏡筒22はハウジング30に螺合している。このように、対物レンズ鏡筒20、補助鏡筒21、ハウジング30、接眼レンズ鏡筒22が一体に組み立てられた状態で、接眼レンズ鏡筒22を眼鏡レンズ12に接着することにより、眼鏡レンズ12に対して固定されている。なお、接眼レンズ鏡筒22の外周には、外周側に突出するフランジ22aが形成されている。
一方、光路切り換えユニット16は、図6及び図7に示すように、接眼レンズ鏡筒22を介して眼鏡レンズ12に取り付けられた固定フレーム40と、この固定フレーム40に対して水平方向の回転軸回りに回動可能に取り付けられた可動フレーム50とを備えている。固定フレーム40は、図7に示すように、眼側となる背面に接眼レンズ鏡筒22のフランジ22a(図5参照)に係合する円弧溝状の係合部41aを含むU字状の背面フレーム部41と、この背面フレーム部41から前方に延びる左右の側壁42,43と、これらの側壁42,43の先端間に渡されて固定ミラー16bを保持する正面壁44とを備える。なお、背面フレーム部41の上端には、このフレーム部の開放側を締め付けるための長ねじ41bが螺合している。すなわち、背面フレーム部41の左側面側には、長ねじ41bが貫通するスリーブが形成され、右側面側には、長ねじ41bが螺合するねじスリープが形成されている。
また、可動フレーム50は、固定フレーム40の左右の側壁42,43の内側に、これらの側壁に対して回動軸51を介して回動可能に取り付けられた左右のアーム52,53と、両アームの先端間に渡されて可動ミラー16aを保持するミラー保持部54とを備えている。
固定フレーム40の左の側壁42には、開口部42aが形成され、可動フレーム50の回動方向に沿う円周上に、開口部42aを挟むように第1,第2の位置決め部45,46が固定されている。一方、可動フレーム50の左側のアーム52には、固定フレーム40の開口部42aを通して左側に突出するつまみ55が形成されている。つまみ55には、鉄製の吸着棒55aがつまみ55を貫通して固定されており、第1,第2の位置決め部45,46には、つまみ55がそれぞれの位置決め部側に回動した際に吸着棒55aを吸着する永久磁石45a,46aが埋め込まれている。これらの吸着棒55aと永久磁石45a,46aとにより、可動フレーム50を可動ミラー16aの作動位置と待避位置とで位置決めする位置決め手段が構成されている。
光路切り換えユニット16を拡大光学系ユニット14に取り付ける際には、長ねじ41bを緩めて背面フレーム部41の開放側を開き、係合部41aの溝を接眼レンズ鏡筒22のフランジ22a(図5参照)に合わせた後、長ねじ41bを軽く締め、装用者の眼幅に合わせて輻輳を調整し、調整後、長ねじ41bをきつく締め付けて固定する。長ねじ41bを軽く締めた状態では、光路切り換えユニット16が接眼レンズ鏡筒22の回りに回動可能であるため、可動ミラー16aを作動位置に設定して装用者が双眼拡大鏡10を装用し、輻輳を調整する際に一般的に用いられている輻輳調整クロスチャートを用いて合致するよう左右の光路切り換えユニット16,17を回動調整する。
手術等に実際に使用する時においては、手術中の手元を観察する場合には、装用者がつまみ55の下面と第1の位置決め部45の上面とを指で挟んでつまみ55を上側に持ち上げる。これにより、可動アーム50が図6中の時計回りに回動し、吸着棒55aが第1の位置決め部45の永久磁石45aに吸着されて可動フレーム50を位置決めし、図8に示すように、可動ミラー16aを待避位置に設定した状態で保持する(偏向視状態)。これにより、物体側の光路は視線に対して約48°傾き、装用者は正面を向いた状態で手元の術部を拡大観察することができ、頸部の疲労を軽減することができる。
一方、直線視による確認が必要となった場合には、装用者がつまみ55の上面と第2の位置決め部46の下面とを指で挟んでつまみ55を下側に下ろす。これにより、可動フレーム50が図6中の反時計回りに回動し、吸着棒55aが第2の位置決め部46の永久磁石46aに吸着されて可動アーム50を位置決めし、図9に示すように、可動ミラー16aを作動位置に設定した状態で保持する(直線視状態)。これにより、物体側の光路が視線にほぼ一致し、装用者は視線の方向にある物体を拡大観察することができる。
したがって、実施例1の双眼拡大鏡10によれば、可動ミラー16a,17aを待避位置と作動位置との間で切り換えることにより、視線に対して光路を偏向した偏向視状態での拡大視と、視線と光路をほぼ一致させた直線視状態での拡大視とが可能になる。このため、例えば心臓血管手術では、冠動脈の縫合時には可動ミラー16a,17aを待避位置に設定し、確認のため心臓を持ち上げて裏側を見る場合には、可動ミラー16a,17aを作動位置に設定することにより、迅速に観察方向を切り換えることができ、手術時間の短縮に寄与することができる。
次に、実施例2にかかる双眼拡大鏡を図面に基づいて説明する。図10は実施例2の双眼拡大鏡を示す斜視図である。
実施例2の双眼拡大鏡10Aは、眼鏡フレーム11に支持部材60を介して左右の拡大光学系ユニット14,15を取り付け、更に、これらの拡大光学系ユニット14,15の物体側に可動ミラー16a,17aと固定ミラー16b,17bとを有する光路切り換えユニット16,17を着脱可能に取り付けることにより構成されている。
支持部材60は、眼鏡フレーム11のブリッジ11cに固定された縦フレーム61と、この縦フレーム61の下端に固定された横フレーム62とから構成されるT字形の板状の部材であり、この横フレーム62の先端に、拡大光学系ユニット14,15が取り付けられている。
拡大光学系ユニット14,15の構成、及び光路切り換えユニット16,17の構成は実施例1と同一である。なお、光路切り換えユニット16,17は、拡大光学系ユニット14,15に対して着脱可能に取り付けられている。直線視による観察が不要な場合には、図11に示すように光路切り換えユニット16,17を取り外して使用することができ、双眼拡大鏡の重量を減らして装用者の負担を軽減することができる。
次に、実施例3にかかる双眼拡大鏡を図面に基づいて説明する。図12は実施例3の双眼拡大鏡を示す斜視図である。
実施例3の双眼拡大鏡10Bは、装用者の頭部に装着されるヘッドバンド70に実施例2と同様の支持部材60を介して左右の拡大光学系ユニット14,15を取り付け、更に、これらの拡大光学系ユニット14,15の物体側に可動ミラー16a,17aと固定ミラー16b,17bとを有する光路切り換えユニット16,17を着脱可能に取り付けることにより構成されている。
ヘッドバンド70は、頭部の周囲に回される円環状のバンド部71と、頭部の上を通るようにバンド部71と一体に形成された半円環状のオーバーヘッド部72と、ハンド部71の前方で下向きに延びる取付部73とを備え、この取付部73の下部に支持部材60が固定されている。
支持部材60は、眼鏡フレーム11のブリッジ11cに固定された縦フレーム61と、この縦フレーム61の下端に水平に固定された横フレーム62とから構成されるT字形の板状の部材である。
拡大光学系ユニット14,15の構成、及び光路切り換えユニット16,17の構成は実施例1と同一である。なお、光路切り換えユニット16,17は、拡大光学系ユニット14,15に対して着脱可能に取り付けられている。直線視による観察が不要な場合には、図13に示すように光路切り換えユニット16,17を取り外して使用することができ、双眼拡大鏡の重量を減らして装用者の負担を軽減することができる。
次に、実施例4にかかる双眼拡大鏡を図面に基づいて説明する。図14は実施例4の双眼拡大鏡の左眼用の光学系を示す側面図である。実施例4の双眼拡大鏡の光学系は、拡大光学系ユニット80と、光路切り換えユニット90とにより構成されている。拡大光学系ユニット80は、正のパワーを有する対物レンズ81と正のパワーを有する接眼レンズ82とを備えて物体を拡大して観察するための実像式の拡大光学系と、対物レンズ81と接眼レンズ82との間に配置されて像を正立させる正立プリズム83とから構成されている。なお、対物レンズ81は、対物レンズ鏡筒81aに収納され、接眼レンズ82は、接眼レンズ鏡筒82aに収納されている。
正立プリズム83として、実施例4では、プリズムの前後で光路を偏向させずに像を正立させる直線視型のプリズムを用いている。正立プリズム83は、僅かな隙間をおいて第1プリズム(ペシャンプリズム)83aと第2プリズム(シュミットプリズム(ダハプリズム))83bとを対向させて配置することにより構成されている。
光路切り換えユニット90は、物体側の光路内に位置する作動位置(実線)と光路外に位置する待避位置(破線)との間で移動可能な可動ミラー91と、可動ミラー91が作動位置に配置された際に、可動ミラー91により偏向された光路を更に偏向し、物体側の光路を装用者の手元に向ける固定ミラー92とを備えている。
可動ミラー91が待避位置にある直線視状態では、観察対象からの光は、固定ミラー92及び可動ミラー91を介さずに対物レンズ81に入射し、対物レンズ81から第1プリズム83aの第1面Aを透過し、第2面Bで全反射されてアルミ蒸着された第3面Cにより反射され、第2面Bを透過し、第2プリズム83bの第1面Dに入射し、第2面Eで全反射され、ダハ面Fで反射され、第1面Dで全反射し、第2面Eを透過して接眼レンズ82を介して装用者の眼に届く。直線視状態では、装用者は、視線の方向にある対象物を拡大観察することができる。
一方、可動ミラー91が作動位置にある偏向視状態では、観察対象からの光は、固定ミラー92及び可動ミラー91で順に反射された後に対物レンズ81に入射し、ペシャンプリズム83、接眼レンズ92を介して装用者の眼に届く。偏向視状態では、装用者は、正面を向いた状態で手元の対象物を拡大観察することができる。
上記のように構成される光学系を左右一組用意し、実施例1と同様に眼鏡レンズに固定することにより、あるいは、実施例2,3と同様に支持部材を介して眼鏡フレームやヘッドベルトに固定することにより、実施例4の双眼拡大鏡を構成することができる。また、光路切り替えユニット90を拡大光学系ユニット80に対して着脱可能として、可動ミラー91を光路切り替えユニット90に固定してもよい。
実施例1にかかる双眼拡大鏡の正面図である。 実施例1の双眼拡大鏡の側面図である。 実施例1の双眼拡大鏡の平面図である。 実施例1の双眼拡大鏡から光学系のみを取り出した側面図である。 実施例1の双眼拡大鏡の拡大光学系ユニットを示す側面断面図である。 実施例1の双眼拡大鏡の光路切り換えユニットの側面図である。 実施例1の双眼拡大鏡の光路切り換えユニットを装用者の眼側から見た背面図である。 実施例1の双眼拡大鏡の偏向視状態を示す側面図である。 実施例1の双眼拡大鏡の直線視状態を示す側面図である。 実施例2の双眼拡大鏡を示す斜視図である。 実施例2の双眼拡大鏡から光路切り換えユニットを取り外した状態を示す斜視図である。 実施例3の双眼拡大鏡を示す斜視図である。 実施例3の双眼拡大鏡から光路切り換えユニットを取り外した状態を示す斜視図である。 実施例4の双眼拡大鏡の光学系を示す側面図である。
符号の説明
10 双眼拡大鏡
11 眼鏡フレーム
12、13 眼鏡レンズ
14、15 拡大光学系ユニット
14a 対物レンズ
14b 接眼レンズ
14c ダハプリズム
16,17 光路切り換えユニット
16a,17a 可動ミラー
16b,17b 固定ミラー
20 対物レンズ鏡筒
21 補助鏡筒
22 接眼レンズ鏡筒
30 ハウジング
40 固定フレーム
45,46 位置決め部
45a,46a 永久磁石
50 可動フレーム
55 つまみ
55a 吸着棒

Claims (12)

  1. 観察者の左右の眼によって夫々覗かれる一対の拡大光学系ユニットが観察者の体に固定可能なフレームに取り付けられてなる双眼光学装置において、
    前記左右の拡大光学系ユニットは、物体を拡大して観察するための拡大光学系を備え、
    前記左右の拡大光学系ユニットの物体側に、可動ミラーと固定ミラーとを有する光路切り換えユニットが設けられ、前記可動ミラーは、前記拡大光学系ユニットの物体側の光路内に位置する作動位置と、前記光路外に位置する待避位置との間で移動可能であり、前記固定ミラーは、前記可動ミラーが作動位置に配置された際に、前記可動ミラーにより偏向された光路を更に偏向して、物体からの光を装用者の眼に導くことを特徴とする双眼拡大鏡。
  2. 前記拡大光学系は、正のパワーを有する対物レンズと正のパワーを有する接眼レンズとを備える実像式の拡大光学系であり、前記拡大光学系ユニットは、前記対物レンズと接眼レンズとの間に配置されて前記対物レンズにより形成される像を正立させる正立プリズムを備えることを特徴とする請求項1に記載の双眼拡大鏡。
  3. 前記正立プリズムは、装用者が正面を向いた状態で手元を観察できるよう光路を偏向する偏向視型プリズムであり、前記可動ミラーは、前記偏向視型プリズムにより偏向された物体側の光路内に位置する作動位置と、前記光路外に位置する待避位置との間で移動可能であり、前記固定ミラーは、前記可動ミラーが作動位置に配置された際に、前記可動ミラーにより偏向された光路を更に偏向し、物体側の光路を装用者の視線方向にほぼ一致させることを特徴とする請求項2に記載の双眼拡大鏡。
  4. 前記正立プリズムは、プリズムの前後で光路を偏向させずに像を正立させる直線視型プリズムであり、前記可動ミラーは、前記直線視型プリズムの物体側の光路内に位置する作動位置と、前記光路外に位置する待避位置との間で移動可能であり、前記固定ミラーは、前記可動ミラーが作動位置に配置された際に、前記可動ミラーにより偏向された光路を更に偏向し、物体側の光路を装用者の手元に向けることを特徴とする請求項2に記載の双眼拡大鏡。
  5. 前記光路切り換えユニットは、前記拡大光学系ユニットに対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の双眼拡大鏡。
  6. 前記拡大光学系ユニットは、眼鏡フレームに組み込まれた左右の眼鏡レンズに装着されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の双眼拡大鏡。
  7. 前記拡大光学系ユニットは、眼鏡フレームに支持部材を介して取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の双眼拡大鏡。
  8. 前記拡大光学系ユニットは、装用者の頭部に装着されるヘッドバンドに支持部材を介して取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の双眼拡大鏡。
  9. 前記固定ミラーは、前記拡大光学系ユニットに固定された固定フレームに設けられ、前記可動ミラーは、前記固定フレームに対して水平方向の回転軸回りに回動可能に取り付けられた可動フレームに設けられ、前記可動フレームには、装用者が該可動フレームを回動操作するためのつまみが形成され、前記可動フレームを前記可動ミラーの作動位置と待避位置とで位置決めする位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の双眼拡大鏡。
  10. 前記位置決め手段は、前記可動フレームと前記固定フレームとのいずれか一方に取り付けられた鉄片と、他方に取り付けられた永久磁石とにより構成されることを特徴とする請求項9に記載の双眼拡大鏡。
  11. 眼鏡フレームに左右の眼鏡レンズを組み込み、各眼鏡レンズに物体を拡大して観察するための左右の拡大光学系ユニットをそれぞれ装着して構成される双眼拡大鏡において、
    前記左右の拡大光学系ユニットは、物体を拡大して観察するための拡大光学系と、装用者が正面を向いた状態で手元を観察できるよう光路を偏向する偏向部材とを備え、
    前記左右の拡大光学系ユニットの物体側に、可動ミラーと固定ミラーとを有する光路切り換えユニットが設けられ、前記可動ミラーは、前記偏向部材により偏向された物体側の光路内に位置する作動位置と、前記光路外に位置する待避位置との間で移動可能であり、前記固定ミラーは、前記可動ミラーが作動位置に配置された際に、前記可動ミラーにより偏向された光路を更に偏向し、物体側の光路を装用者の視線方向にほぼ一致させることを特徴とする双眼拡大鏡。
  12. 前記拡大光学系は、正のパワーを有する対物レンズと正のパワーを有する接眼レンズとを備える実像式の拡大光学系であり、前記偏向部材は、前記対物レンズと接眼レンズとの間に配置されて前記対物レンズにより形成される像を正立させるダハプリズムを備えることを特徴とする請求項11に記載の双眼拡大鏡。
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