JP2007046458A - 合成樹脂結合体 - Google Patents

合成樹脂結合体 Download PDF

Info

Publication number
JP2007046458A
JP2007046458A JP2005228356A JP2005228356A JP2007046458A JP 2007046458 A JP2007046458 A JP 2007046458A JP 2005228356 A JP2005228356 A JP 2005228356A JP 2005228356 A JP2005228356 A JP 2005228356A JP 2007046458 A JP2007046458 A JP 2007046458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication passage
synthetic resin
resonator
passage
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005228356A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kawarai
博幸 瓦井
Kumiko Ono
弘美子 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mikuni Corp filed Critical Mikuni Corp
Priority to JP2005228356A priority Critical patent/JP2007046458A/ja
Publication of JP2007046458A publication Critical patent/JP2007046458A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】 空間と空間に通じる連絡通路とを2個の部材を溶着等で固定することによって形成するものであり、連絡通路の通路断面積の変形を無くし、連絡通路の接合部のバリの管理や通路断面形状の管理を容易にすることができる合成樹脂結合体を提供するものである。
【解決手段】 合成樹脂製のインテークマニホールド本体14に、筐状のレゾネータ主体部16と内部に第一連絡通路20を有する筒状部18とを一体に形成する。レゾネータ主体部16の開口部を覆うための合成樹脂製の蓋28の内部に第二連絡通路34を形成する。筐状のレゾネータ主体部16と蓋28とを振動溶着等で固定することで、レゾネータ主体部16と蓋28とでレゾネータ40を形成すると共に、第一連絡通路20と第二連絡通路34とを連絡して連絡通路42を形成する。この連絡通路42はレゾネータ40と連絡する。
【選択図】図1

Description

本発明は、2個の合成樹脂製の部材を固定して空間とそれに連絡する連絡通路とをつくるための合成樹脂結合体に関する。
例えば内燃機関へ空気を供給するためのインテークマニホールドには、吸気音や打音を低減するための空間であるレゾネータが連絡されている。最近では、インテークマニホールドやレゾネータの素材を軽量化の観点から合成樹脂とし、インテークマニホールドの一部とレゾネータの一部とを一体に形成した2個の部材を接合し、振動溶着によってインテークマニホールドとレゾネータとを固定して1個の合成樹脂溶着体として完成する技術が、文献1に示されている。
特開平11−117819号公報(第3−5頁、図1)
特許文献1とは別に、インテークマニホールドとレゾネータを形成する合成樹脂溶着体が知られている。その技術は、インテークマニホールドとレゾネータ主体部を一体に形成した合成樹脂製の部材と、合成樹脂製の蓋とを用いて、レゾネータ主体部と蓋とを振動溶着等によって溶着してレゾネータを形成するものである。ここで、合成樹脂の2個の部材を溶着することによってレゾネータを形成する従来例を、図8乃至図10に基づいて説明する。合成樹脂製のインテークマニホールド本体80に筐状のレゾネータ主体部82を一体に形成する。筐状のレゾネータ主体部82の内部には、円筒状の空間を軸方向に半分に切断した形状の第一通路空間部84を形成した第一通路部材86がインテークマニホールド本体80や主体部82に一体に形成されている。筐状のレゾネータ主体部82の内部には第一主空間部88が形成され、その第一主空間部88は第一通路空間部84の自由端と連絡している。第一通路部材86には、一方を第一通路空間部84と連絡し、他方をインテークマニホールド本体80に形成される空間(外部空間)90と連絡する通路92が形成されている。
筐状のレゾネータ主体部82の開口部を覆うために、合成樹脂製の筐状の蓋94が用いられる。筐状の蓋94の内側には、円筒状の空間を軸方向に半分に切断した形状の第二通路空間部96を形成した第二通路部材98が一体に形成されている。筐状の蓋94の内側には第二通路空間部96の自由端と連絡する第二主空間部100が形成されている。筐状の蓋94の枠の端面には溶着リブ102が外方に突出する状態で一体に形成されており、第二通路部材98の軸方向に伸びる端面には溶着リブ104が外方に突出する状態で一体に形成されている。
レゾネータ主体部82と蓋94とを溶着する際に、筐状のレゾネータ主体部82の開口部に蓋94を被せる。この際に、蓋94の枠の端面の溶着リブ102をレゾネータ主体部82の筐状の枠の端面に接合させると共に、蓋94の第二通路部材98の端面の溶着リブ104を第一通路部材86の端面に接合させる。その後、振動溶着等によって溶着リブ102,104を溶かして、レゾネータ主体部82と蓋94とを溶着する。これによって、第一通路空間部84と第二通路空間部96とが合体して連絡通路106(図10)が形成され、第一主空間部88と第二主空間部100とが合体してレゾネータ108(図10)が形成される。連絡通路106は、通路92を介して一方を空間90と連絡し、他方をレゾネータ108と連絡する。このレゾネータ108は、インテークマニホールド本体80の内部の吸気音やエンジンノイズ等を除去するものである。レゾネータ108に通じる連絡通路106の長さと、レゾネータ108の容積のバランスにより、トルクアップ等の効果を得ることができる。
図8乃至図10に示す合成樹脂結合体では、一方を空間(外部空間)90と連絡すると共に他方をレゾネータ108と連絡するための連絡通路106は、レゾネータ主体部82の第一通路部材86と蓋94の第二通路部材98とを接合させて、それらを振動溶着によって接着することで形成されている。これは、例えば筒状のものを軸方向に切断した切断面同士を接着するものと同じであり、溶着時に接合位置がずれるおそれがあった。第一通路部材86と第二通路部材98との接合溶着箇所がずれると、連絡通路106の通路断面形状に変形が生じて、通路断面が狭くなる不具合が発生する。また、連絡通路106に沿って第一通路部材86と第二通路部材98とを接合溶着するので、溶着バリによる通路断面積の減少が発生するおそれがあり、通路断面形状やバリ等の管理やチェックがしにくいという不具合があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、空間と空間に通じる連絡通路とを2個の部材を溶着等で固定することによって形成するものであり、連絡通路の通路断面積の変形を無くし、連絡通路の接合部のバリの管理や通路断面形状の管理を容易にすることができる合成樹脂結合体を提供することを目的とするものである。
本発明の合成樹脂結合体は、合成樹脂製の第一部材と合成樹脂製の第二部材とを接合させてそれら第一部材と第二部材とで空間を形成する合成樹脂結合体であって、前記第一部材に筒状部を形成し、その筒状部の内部に前記空間とは異なる外部空間と一方を連絡する第一連絡通路を形成し、前記第二部材に第二連絡通路を形成し、前記第一部材と前記第二部材とを固定することで前記空間を形成すると共に前記第一連絡通路と前記第二連絡通路とを連結して連絡通路を形成し、その連絡通路を介して前記空間と前記外部空間とを連絡するようにしたものである。本発明の合成樹脂結合体は、前記第一部材と前記第二部材と接合箇所を溶着によって固定するようにしたものである。本発明の合成樹脂結合体は、前記第一部材か前記第二部材の少なくとも一方に相手側に向けて突出する溶着リブを形成したことを特徴とするものである。本発明の合成樹脂結合体は、前記第一部材と前記第二部材との互いの接合面が、同一平面上に無い複数の面から成ることを特徴とするものである。本発明の合成樹脂結合体は、前記第二部材が板状部とその板状部に一体に形成されるものであって内部に前記第二連絡通路を形成した膨らみ部とから成ることを特徴とするものである。
本発明では、一方の部材側に第一連絡通路を形成すると共に他方の部材側に第二連絡通路を形成し、一方の部材と他方の部材とを溶着等で固定することで、連絡通路の一部としての第一連絡通路と連絡通路の一部としての第二連絡通路とを連絡して、1個の連絡通路を形成し、その1個の連絡通路の他端を一方の部材と他方の部材とを溶着等で固定することで形成される空間と連絡するようにするものである。本発明では、第一連絡通路の一端と第二連絡通路の一端とを連絡するために、従来のような連絡通路を軸方向に分割した形状のものを溶着等で固定させることがなくなる。この結果、連絡通路の通路断面形状の変形がなくなり、溶着等の固定時に連絡通路の通路断面が狭くなったり通路断面形状の管理がしにくいという不具合を解消することができる。また、従来は連絡通路に沿った第一連絡通路と第二連絡通路とを溶着等で固定することで、連絡通路に突出するバリの管理やチェックを行う必要があったが、本発明では、筒状部の自由端を蓋の面に溶着することにより、バリが連絡通路に突出するおそれをなくして、バリの管理を容易にすることができる。更に、連絡通路の長さを代える場合には、例えば蓋に形成した第二連絡通路の長さを変更するだけで済む。即ち、蓋の形状変更だけで連絡通路の長さを変更することができ、低コストで変更に対応することができる。
本発明では、第一部材と第二部材との互いの接合面を同一平面上に無い複数の面で形成することで、スライド金型の自由度をより広げることができ、しかも連絡通路をより鈍角に近づけることが可能となり、スライド金型の持ちを長くすることができる。
第一部材に第一連絡通路を設け、第二部材に第二連絡通路を設ける。第一部材と第二部材とを溶着等で固定することによって、第一部材と第二部材とで空間を形成するとともに、第一連絡通路と第二連絡通路とを連絡して前記空間に連絡する連絡通路を形成するものである。
次に本発明を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る合成樹脂結合体の構成要素の分解斜視図、図2は図1に示す合成樹脂結合体の構成要素の縦断面図、図3は図1の合成樹脂結合体の構成要素を溶着した状態を示す断面図である。本発明に係る合成樹脂結合体は、合成樹脂製の第一部材10と合成樹脂製の第二部材12とを溶着等の固定によって形成するものであり、ここではレゾネータを形成する例に基づいて説明する。第一部材10と第二部材12との素材を合成樹脂とするのは、複雑な形状に対応するためと、軽量化のためである。合成樹脂製の第一部材10は、例えばインテークマニホールド本体14に筐状のレゾネータ主体部16を一体に形成したものである。この筐状のレゾネータ主体部16の内部に、インテークマニホールド本体14並びにレゾネータ主体部16と一体に形成される筒状部18が備えられる。筒状部18は連結部19を介してレゾネータ主体部16と一体に形成されているが、連結部19を省略しても良い。筒状部18の伸びる方向は、インテークマニホールド本体14に対するレゾネータ主体部16の伸びる方向と平行に設定される。筒状部18の内部には第一連絡通路(後述する連絡通路42の通路方向の一部)20が形成され、その第一連絡通路20はインテークマニホールド本体14の空間(後述するレゾネータにとっては“外部空間”となる)22と連絡している。筐状のレゾネータ主体部16の枠の自由端面には、溶着リブ24がその端面から外方に突出する状態でレゾネータ主体部16と一体に形成されている。また、筒状部18の自由端面には、溶着リブ26がその端面から外方に突出する状態で筒状部18と一体に形成されている。
合成樹脂製の第二部材12は、例えば筐状のレゾネータ主体部16の開口部を覆うための蓋28とする。この蓋28は、板状部30と膨らみ部32とから成り、膨らみ部32の内部に第二連絡通路(後述する連絡通路42の通路方向の一部)34を形成する。蓋28に形成される第二連絡通路34は、従来既知のスライド金具(図示せず)によって作ることができる。スライド金具によって第二連絡通路34の形成する技術は従来既知のものであるので、ここではその説明を省略する。蓋28とレゾネータ主体部16との溶着のための溶着リブ24,26は、蓋28側かレゾネータ主体部16側の少なくとも一方に設ければ良いが、第二連絡通路34を形成する際のスライド金具の移動の邪魔になることから、溶着リブを蓋28側ではなくてレゾネータ主体部16側に設けるのが望ましい。
第二連絡通路34は、図3に示すように、その両端の第一開口部36と第二開口部38とを板状部30の同一面側(レゾネータ主体部16に対向する側)に形成する。第二連絡通路34の第一開口部36の位置は、蓋28をレゾネータ主体部16に溶着した時に、レゾネータ主体部16の内側に位置する筒状部18の第一連絡通路20と合致する位置に設定する。蓋28をレゾネータ主体部16に溶着した時には、筺状のレゾネータ主体部16と蓋28とで空間としてのレゾネータ40(図3)を形成するが、第二連絡通路34の第二開口部38は、そのレゾネータ40に連絡する位置に設定する。
蓋28でレゾネータ主体部16の開口部を閉じる際には、レゾネータ主体部16の枠の外縁と蓋28の外縁とを合致させる。これによって、第二連絡通路34の第一開口部36の位置と、筒状部18の第一連絡通路20の位置とが合致する。蓋28でレゾネータ主体部16を覆うことで、レゾネータ主体部16の溶着リブ24,26が蓋28と接触する。その後、振動溶着等を行うことによって、溶着リブ24,26が溶けて蓋28とレゾネータ主体部16とが溶着される。蓋28とレゾネータ主体部16との溶着によって、空間としてのレゾネータ40が形成されると共に、筒状部18の第一連絡通路20と蓋28の第二連絡通路34とが連絡されて、連絡通路42が形成される。この連絡通路42の一端はレゾネータ40と連絡する。これによって、レゾネータ40は、連絡通路42を介してインテークマニホールド本体14の空間(外部空間)22と連絡する。
図8乃至図10に示した従来例では、レゾネータと連絡する連絡通路を形成するためには、軸方向に分割した形状のものを溶着させていたのに対し、本発明では、筒状部18の端面と蓋28の一方の面とを接合溶着することで、筒状部18に形成した第一連絡通路20と蓋28に形成した第二連絡通路34とを連絡して、レゾネータ40と連絡する連絡通路42を形成する。本発明は、筒状部18を蓋28の面に溶着させる(連絡通路を軸方向に分割した形状のものを溶着させることがない)ので、溶着箇所での通路断面形状が変形して通路断面積が狭くなるおそれがなくなる。また、従来は連絡通路に沿った第一通路部材と第二通路部材とを溶着することで、連絡通路に突出するバリの管理やチェックを行う必要があったが、本発明では、筒状部18の自由端を蓋28の面に溶着することにより、バリが連絡通路42に突出するおそれをなくして、バリの管理を容易にすることができる。更に、連絡通路42の長さを代える場合には、第二連絡通路34の長さ変えるように蓋28を変更すれば良い。この結果、連絡通路42の長さの変更は蓋28の変更で済ますことができ、低コストで変更に対応することができる。
次に、本発明の他の実施例について説明する。図4は本発明に係る他の合成樹脂結合体の構成要素の分解斜視図、図5は図4に示す蓋を裏側から見た斜視図、図6は図4の合成樹脂結合体の構成要素を溶着した状態を示す断面図、図7は図4の合成樹脂結合体の構成要素を接合させる直前の状態を示す側面図である。図4乃至図7において、図1乃至図3と同一符号は同一部材を示す。この実施例2は、実施例1と同様に、合成樹脂製の第一部材10と合成樹脂製の第二部材12とを溶着して成るものである。実施例2において実施例1と異なる点は、実施例1では筐状のレゾネータ主体部16の開口部端面が同一平面上に配置されている(レゾネータ主体部16の高さが同一高さとなっている)のに対し、実施例2のレゾネータ主体部16の開口部端面の高さが3段階になっている(同一平面上に配置されていない)点である。レゾネータ主体部16の開口部端面の高さが3段階になっていることから、レゾネータ主体部16の開口部を塞ぐための蓋も高さが3段階のものを用いる。なお、高さは2段階以上の複数であれば良い。それ以外は、実施例2は実施例1と同一の構成となっている。
第一部材10を構成するレゾネータ主体部16の開口部端面は、同一平面上に無い2つの面である低面部44並びに高面部46と、それら低面部44と高面部46とを連結する傾斜部48とから成る。即ち、レゾネータ主体部16の開口部端面は同一平面上に無い複数の面から構成されている。それら低面部44と高面部46と傾斜部48との上方に一連の溶着リブ50が形成されている。なお、筒状部18の開口部の端面には、実施例1と同様に溶着リブ26が形成されている。筺状のレゾネータ主体部16の内部には、実施例1と同様に、インテークマニホールド本体14並びにレゾネータ主体部16と一体に形成される筒状部18が備えられる。この筒状部18の内部には第一連絡通路(後述する連絡通路72の通路方向の一部)20が形成されている。
第二部材10である蓋52は、同一平面上に配置されていない第一板状部54並びに第二板状部56と、それら第一板状部54と第二板状部56とを連結する傾斜板状部58とを有する。蓋52には、第一板状部54及び傾斜板状部58の一方の面(レゾネータ主体部16とは接触しない側に配置される面)から外側に突出する第一膨らみ部60(図4)と、傾斜板状部58の他方の面(レゾネータ主体部16と接触する側に配置される面)から外側に突出する第二膨らみ部62(図5)が形成される。第一膨らみ部60と第二膨らみ部62との内部に第二連絡通路64(後述する連絡通路72の通路方向の一部)が形成される。第二連絡通路64の第一開口部66(図5)は、蓋52をレゾネータ主体部16と溶着した際に、筒状部18の第一連絡通路20と連絡するように設定されている。第二連絡通路64の第二開口部68(図5)は、蓋52をレゾネータ主体部16と溶着した際に、蓋52とレゾネータ主体部16とによって形成される空間としてのレゾネータ70(図6参照)と連絡するように設定されている。
この実施例2においても、振動溶着等によって溶着リブ50を溶解させると、蓋52とレゾネータ主体部16とによって空間としてのレゾネータ70(図6)が形成される。更に、振動溶着等によって筒状部18の溶着リブ26を溶解させた際に、筒状部18の端面と蓋52の第一板状部54の他方の面とが溶着して、筒状部18の第一連絡通路20と蓋52の第二連絡通路64とが連絡して、連絡通路72が形成される。この連絡通路72における第二連絡通路64側の第二開口部68はレゾネータ70と連絡する。このように本発明では、筒状部18の端面と蓋52とを溶着することで、筒状部18の第一連絡通路20と蓋52の第二連絡通路64とを連絡させるものであり、従来のように連絡通路を軸方向に分割した形状のものを溶着させることがないので、実施例1と同様に、通路断面形状が変形して通路断面積が狭くなるおそれがなくなる。また、本発明では、筒状部18の自由端を蓋52の面に溶着することにより、バリが連絡通路72に突出するおそれをなくして、バリの管理を容易にすることができる。更に、連絡通路72の長さを代える場合には、第二連絡通路64の長さ変えるように蓋52の変更で済ますことができ、低コストで変更に対応することができる。
実施例2では、図7に示すように、レゾネータ主体部16と蓋52との溶着箇所である割り面ライン74(図7の2点鎖線)を同一平面ではなく異なる面の組み合わせで形成することで、蓋52の第二連絡通路64を形成するスライド金型の自由度をより広げることができる。また、割り面ライン74を平面ではなく異なる面の組み合わせとすることで、第二連絡通路64を鋭角な曲がりから鈍角な曲がりに近づけることが可能となり、スライド金型の持ちが長くなる利点がある。
耐久性を長くする
前記実施例1並びに前記実施例2における合成樹脂結合体では、第一部材10をインテークマニホールド14に一体に形成したレゾネータ本体部16とし、第二部材12を蓋28,52とし、レゾネータ本体部16と蓋28,52とを溶着して、レゾネータ40,70とそのレゾネータ40,70に連絡する連絡通路42,72とを形成する例について説明した。しかし、合成樹脂製の第一部材10と合成樹脂製の第二部材12とを溶着して、空間40,70とそれに連絡する連絡通路42,72を作る合成樹脂結合体としては、インテークマニホールドに一体に形成したレゾネータ本体部と蓋とに限るものではない。
前記実施例1並びに前記実施例2における合成樹脂結合体では、第一部材10と第二部材12とを溶着によって固定すると説明したが、第一部材10と第二部材12とを接着剤による接着やボルト締めによって固定するようにしても良い。
本発明に係る合成樹脂結合体の構成要素の分解斜視図である。 図1に示す合成樹脂結合体の構成要素の縦断面図である。 図1の合成樹脂結合体の構成要素を溶着した状態を示す断面図である。 本発明に係る他の合成樹脂結合体の構成要素の分解斜視図である。 図4に示す蓋を裏側から見た斜視図である。 図4の合成樹脂結合体の構成要素を溶着した状態を示す断面図である。 図4の合成樹脂結合体の構成要素を接合させる状態を示す側面図である。 従来の合成樹脂結合体の構成要素の分解斜視図である。 図8に示す合成樹脂結合体の構成要素の断面図である。 図8に示す合成樹脂結合体の構成要素を溶着させた状態を示す断面図である。
符号の説明
10 第一部材
12 第二部材
14 インテークマニホールド本体
16 レゾネータ主体部
18 筒状部
20 第一連絡通路
22 空間
24 溶着リブ
26 溶着リブ
28 蓋
30 板状部
32 膨らみ部
34 第二連絡通路
40 レゾネータ
42 連絡通路
50 溶着リブ
52 蓋
54 第一板状部
56 第二板状部
58 傾斜板状部
60 第一膨らみ部
62 第二膨らみ部
64 第二連絡通路
70 レゾネータ
72 連絡通路

Claims (5)

  1. 合成樹脂製の第一部材と合成樹脂製の第二部材とを接合させてそれら第一部材と第二部材とで空間を形成する合成樹脂結合体であって、前記第一部材に筒状部を形成し、その筒状部の内部に前記空間とは異なる外部空間と一方を連絡する第一連絡通路を形成し、前記第二部材に第二連絡通路を形成し、前記第一部材と前記第二部材とを固定することで前記空間を形成すると共に前記第一連絡通路と前記第二連絡通路とを連結して連絡通路を形成し、その連絡通路を介して前記空間と前記外部空間とを連絡することを特徴とする合成樹脂結合体。
  2. 前記第一部材と前記第二部材と接合箇所を溶着によって固定することを特徴とする請求項1記載の合成樹脂結合体。
  3. 前記第一部材か前記第二部材の少なくとも一方に相手側に向けて突出する溶着リブを形成したことを特徴とする請求項2記載の合成樹脂結合体。
  4. 前記第一部材と前記第二部材との互いの接合面が、同一平面上に無い複数の面から成ることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂結合体。
  5. 前記第二部材が板状部とその板状部に一体に形成されるものであって内部に前記第二連絡通路を形成した膨らみ部とから成ることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂結合体。
JP2005228356A 2005-08-05 2005-08-05 合成樹脂結合体 Pending JP2007046458A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005228356A JP2007046458A (ja) 2005-08-05 2005-08-05 合成樹脂結合体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005228356A JP2007046458A (ja) 2005-08-05 2005-08-05 合成樹脂結合体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007046458A true JP2007046458A (ja) 2007-02-22

Family

ID=37849502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005228356A Pending JP2007046458A (ja) 2005-08-05 2005-08-05 合成樹脂結合体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007046458A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009008004A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Mahle Filter Systems Japan Corp 内燃機関のインテークマニホールド
JP2012127357A (ja) * 2012-03-23 2012-07-05 Mahle Filter Systems Japan Corp 内燃機関のインテークマニホールド

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009008004A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Mahle Filter Systems Japan Corp 内燃機関のインテークマニホールド
JP2012127357A (ja) * 2012-03-23 2012-07-05 Mahle Filter Systems Japan Corp 内燃機関のインテークマニホールド

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100361112B1 (ko) 내연기관용중공공진챔버를구비하는플라스틱흡입매니폴드조립체및이를제조하기위한방법
US4874062A (en) Muffler
JPH10316010A (ja) フレーム構造体
US20090133658A1 (en) Intake manifold for engine
WO2018179861A1 (ja) 接合体
US7866709B2 (en) Crosstalk device for an exhaust system
JP4864784B2 (ja) 軽量化ミラー
US5743978A (en) Hinged support or the like for the articulated connection of chassis parts in motor vehicles
JP2007046458A (ja) 合成樹脂結合体
JP2004144303A (ja) 防振リンク
KR101876079B1 (ko) 하프셀 결합구조 및 이를 포함하는 배기매니폴드, 하프셀 조인트방법
CN103249925B (zh) 消音器
JP3533965B2 (ja) 樹脂製インテークマニホールド
JP2007245538A (ja) 樹脂製ケースと樹脂製カバーとの振動溶着構造
US7523838B2 (en) Housing
JP2007285154A (ja) インテークマニホールド
JP5243586B2 (ja) エンジン用吸気マニフォルド
JP7021938B2 (ja) 内燃機関の合成樹脂製マニホルド
KR100854539B1 (ko) 이종재질로 구성된 차량용 샤시 프레임 조인트 캐스팅 구조및 그의 제작방법
JPH11287163A (ja) 仕切板付きタンク
JP7299847B2 (ja) インテークマニホールド
CN112154257B (zh) 发动机用消声器
CN110792536B (zh) 进气系部件
JP2009000855A (ja) 樹脂製品の接合部構造及び樹脂製品
JP2001207925A (ja) エアーダクト及びその製造方法