JP2007045310A - トレーラのフレーム構造及びトレーラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トレーラ1のフレーム部2は、前後方向に延びる複数の主フレーム10と、主フレーム10の各々に対して直交する方向に設置された複数のクロスメンバ11とを有するトレーラのフレーム構造であって、各主フレームは、上フランジ16と、下フランジ17と、上下フランジを接続するウエブ18とを有するI形鋼により形成されており、I形鋼の下フランジ17の厚さβが、上フランジ16の厚さαに対して肉薄に形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
図5に示すトレーラのフレーム構造30は、前後方向に並行して延びる2本の主フレーム31と、主フレーム31の各々に対して直交する方向に取付けられる複数のクロスメンバ32と、各クロスメンバ32の両端に取付けられ、クロスメンバ32に対して直行する方向に延びるサイドレール33と、主フレーム31の前端部に取付けられる前立組立体34と、主フレーム31の後端部に取付けられるリヤバンパ35とから構成されている。そして、通常、主フレーム31はI形鋼で形成されている。
したがって、トレーラのフレーム構造30においては、これを用いたトレーラの重量が重くなり、その分積載可能な荷物の重量が少なくなるため、物流が非効率となってしまうという問題点がある。
本発明は上記した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、道路運送車両の保安基準及び車両制限令の下、軽量化を図ることにより多くの荷物を積載可能なトレーラのフレーム構造及びトレーラを提供することにある。
前記各主フレームは、上フランジと、下フランジと、上下フランジを接続するウエブとを有するI形鋼により形成されており、該I形鋼の前記下フランジの厚さが、前記上フランジの厚さに対して肉薄に形成されていることを特徴とする。
さらに、本発明のうち請求項3に係るトレーラは、請求項1又は2のトレーラのフレーム構造を備えることを特徴とする。
また、本願請求項3に係るトレーラによれば、請求項1又は2のトレーラのフレーム構造を備える構成により、道路運送車両の保安基準及び車両制限令の下、トレーラの軽量化を図ることにより、トレーラに多くの荷物を積載することが可能となり、効率のよい物流を行うことが可能となる。
図1は本発明の実施形態に係るトレーラの平面図である。図2はトレーラの側面図である。図3はトレーラの背面図である。図4は主フレームの断面図である。
トレーラ1は、トラクタヘッド(図示せず)により牽引されて鋼板コイル(図示せず)を搬送するためのものであり、図1から図3に示すように、フレーム部2と、床板3と、コイル積載部4と、キングピン5と、走行装置6と、サイドガード7と、エアタンク8と、補助脚9とを備えている。
各補助フレーム13は、溝形鋼により形成されており、各外クロスメンバ12の側端部を連結するように、クロスメンバ12に対して直交する方向に接続されている。
コイル積載部4は、前後方向から見た断面が略V字形になるように折り曲げ形成された鋼板床板24の左右方向(図1における上下方向)両端を、2本の主フレーム10間を懸架するように各主フレーム10に接続することにより、前後方向に延びる略V形の溝状に形成されている。
走行装置6は、6輪のタイヤホイール26と、6組のサスペンション装置27とを備えており、主フレーム10後部側の下フランジ17の下面に設置された懸架装置25を介して備えられている。
各サスペンション装置27は、2枚のテーパーリーフスプリングが採用されており、これにより、マルチリーフスプリングが採用された場合に対して、軽量化を図りつつバネ定数の増加を図っている。
エアタンク8は、タンク内に蓄えられた圧縮空気によってエアブレーキ(図示せず)を作動させるものであり、これについてもアルミ材を採用することにより、トレーラ1の軽量化を図っている。
トレーラ1とトラクタヘッドとは、トレーラ1の補助脚9を鉛直下方に延ばして地面に接地した状態で、トレーラ1のネック部20の下側に、トラクタヘッド後方のカプラ(図示せず)設置部を走入し、カプラとトレーラ1のキングピン5とを噛み合わせることにより連結される。
そして、クレーン等により鋼板コイルを、その軸の延びる方向をトレーラ1の前後方向にしてトレーラ1のコイル積載部4上に積載する。この場合において、コイル積載部4は前後方向から見て略V形の溝状となっているため、コイルの転がりを防止することが可能となり、鋼板コイルを安定して積載し搬送することが可能となる。
そこで、リアオーバーハング部21の上フランジ16及び下フランジ17の厚さは、主要部19の上フランジ16及下フランジ17の厚さに対して肉薄に形成している。これにより、主フレーム10において必要な強度を保ちつつ、その軽量化を図ることを可能としている。
また、トレーラ1においては、主フレーム10の軽量化の他にも、上述した種々の軽量化が図られており、かかる軽量化によっても積載可能な鋼板コイルの増加に貢献している。
例えば、上記実施形態においては、トレーラ1は鋼板コイルの搬送用を例にとって説明したが、かかる場合に限定されず、他の荷物を積載するトレーラに構成してもかまわない。
さらに、本実施形態におけるフレーム部2を形成するI形鋼の部材は、H形鋼により形成しても構わない。
2 フレーム部
3 床板
4 コイル積載部
5 キングピン
6 走行装置
7 サイドガード
8 エアタンク
9 補助脚
10 主フレーム
11 内クロスメンバ
12 外クロスメンバ
13 補助フレーム
16 上フランジ
17 下フランジ
18 ウエブ
19 主要部
20 ネック部
21 リアオーバーハング部
24 鋼板床板
25 懸架装置
26 タイヤホイール
27 サスペンション装置
30 トレーラのフレーム構造
31 主フレーム
32 クロスメンバ
33 サイドレール
34 前立組立体
35 リヤバンパ
Claims (3)
- 前後方向に延びる複数の主フレームと、該主フレームの各々に対して直交する方向に設置された複数のクロスメンバとを有するトレーラのフレーム構造であって、
前記各主フレームは、上フランジと、下フランジと、上下フランジを接続するウエブとを有するI形鋼により形成されており、該I形鋼の前記下フランジの厚さが、前記上フランジの厚さに対して肉薄に形成されていることを特徴とするトレーラのフレーム構造。 - 前記各主フレームは、その前方側において前記I形鋼の前記ウエブの上下方向の長さが短く形成されたネック部を有しており、該ネック部を除いた部分について前記I形鋼の前記下フランジの厚さが、前記上フランジの厚さに対して肉薄に形成されていることを特徴とする請求項1記載のトレーラのフレーム構造。
- 請求項1又は2のトレーラのフレーム構造を備えることを特徴とするトレーラ。
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---|---|---|---|---|
KR100943791B1 (ko) | 2007-12-26 | 2010-02-23 | 주식회사 포스코 | 중량을 감소시킨 트레일러 |
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2005
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