JP2007043973A - ペット用トイレ砂 - Google Patents

ペット用トイレ砂 Download PDF

Info

Publication number
JP2007043973A
JP2007043973A JP2005232558A JP2005232558A JP2007043973A JP 2007043973 A JP2007043973 A JP 2007043973A JP 2005232558 A JP2005232558 A JP 2005232558A JP 2005232558 A JP2005232558 A JP 2005232558A JP 2007043973 A JP2007043973 A JP 2007043973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulp
particles
bentonite
dispersed
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005232558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4603952B2 (ja
Inventor
Hideaki Kurosaki
英昭 黒▲崎▼
Masanori Tanaka
正範 田中
Shinji Nakagawa
伸司 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuetsu Paper Mills Ltd
Kurosaki Hakudo Kogyo KK
Original Assignee
Hokuetsu Paper Mills Ltd
Kurosaki Hakudo Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokuetsu Paper Mills Ltd, Kurosaki Hakudo Kogyo KK filed Critical Hokuetsu Paper Mills Ltd
Priority to JP2005232558A priority Critical patent/JP4603952B2/ja
Publication of JP2007043973A publication Critical patent/JP2007043973A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4603952B2 publication Critical patent/JP4603952B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Housing For Livestock And Birds (AREA)

Abstract

【課題】 ベントナイト中にパルプが分散された粒子からなり、ベントナイトの優れた性能が損なわれることなく軽量化が達成されたペット用トイレ砂を提供する。
【解決手段】 内部に小塊状のパルプ粒子が分散されたパルプ分散ベントナイト粒子からなり、前記パルプ分散ベントナイト粒子は、短径が1乃至5mmで長径が3乃至20mmの範囲にある柱状形状を有しているとともに、嵩密度が700g/L以下で、且つ下記式:
固化吸水能=[10/(A−10)]×100 (g/L)
式中、Aは、粒状成形品に10gの1%食塩水を滴下したときの固化重量(g)を示す、
で定義される固化吸水能が40g/100g以上であることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ペット用トイレ砂に関するもので、より詳細には、軽量性に優れたペット用トイレ砂に関する。
ベントナイトは、モンモリロナイトを主要成分とする粘土であり、水膨潤性や吸水・固化性を有しており、ペット用トイレ砂として広く使用されている。
ところで、ペット用トイレ砂は、包装用袋に充填して市販されるため、その軽量化が求められている。ベントナイト等の無機材の粒状物は、見掛け比重が大きいため、包装袋に充填したときの重量が著しく重くなり、軽量化に対する要望が特に強い。
このような軽量化に対応するために、特許文献1には、ベントナイトなどの無機物を、パルプ及びセルロース系ポリマーであるグアーガムと混合して造粒したペット用トイレ砂が提案されている(特許文献1)。
特開平7−327536号公報
特許文献1に開示されているペット用トイレ砂では、パルプを含有しているため、軽量化という点では優れているが、ベントナイト等の無機物は、粒状化のための骨材として使用されており、その吸水・固化性をトイレ砂の機能に活用するものではなく、このような機能は、バインダーとして使用されているグアーガムによって付与されている。
しかるに、本発明者等の研究によると、ベントナイトの性能を活用したトイレ砂では、例えばベントナイトとパルプとを混合して造粒することにより軽量化を図ろうとする場合、パルプをあまりに微細な状態で配合するか配合量を多くすると、ベントナイトの特性が著しく低下し、逆にパルプの配合量を少なくすると、嵩密度の減少が少なくて十分な軽量化が困難になるなどの問題を生じることが判った。また、配合されるパルプ粒子があまりに粗大であるか配合量が多いと、粒子表面にパルプによる繊維の毛羽立ちなどが生じ、このため、押出成形により粒状化を行ったときに、ダイスに目詰まりを生じ易く、生産効率が大きく低下するなどの問題や、繊維の毛羽立ちによる商品価値の低下という問題もある。さらに、繊維の毛羽立ちは、摩擦攪拌などの後加工により粒子表面の平滑化を図ることによってある程度抑制することができるが、このような後加工は、さらなる嵩密度の増大を生じ、また生産効率の一層の低下をもたらす。
従って、本発明の目的は、ベントナイト中にパルプが分散された粒子からなり、ベントナイトの優れた性能が損なわれることなく軽量化が達成されたペット用トイレ砂及びその製造法を提供することにある。
本発明の他の目的は、高い生産効率でパルプ分散ベントナイト粒子からなるペット用トイレ砂を提供することにある。
本発明者等は、ベントナイトとパルプとを所定の条件を満足するように混合した混合物を押出成形により粒状化することにより、ベントナイトの優れた特性を損なうことなく、軽量化が達成されたペット用トイレ砂が得られることを見出し、本発明を完成させた。
本発明によれば、内部に小塊状のパルプ粒子が分散されたパルプ分散ベントナイト粒子からなり、
前記パルプ分散ベントナイト粒子は、平均して、短径が1乃至5mm且つ長径が3乃至20mmの範囲にある柱状形状を有しているとともに、嵩密度が700g/L以下で、且つ下記式:
固化吸水能=[10/(A−10)]×100 (単位:g/100g)
式中、Aは、粒状成形品に10gの1%食塩水を滴下したときの固化重量(g)
を示す、
で定義される固化吸水能が40g/100g以上であることを特徴とするペット用トイレ砂が提供される。
本発明のペット用トイレ砂においては、
(1)前記前記パルプ分散ベントナイト粒子中に分散されているパルプ粒子が、平均最大径で1乃至5mmの範囲にあり、且つ前記パルプ分散ベントナイト100重量部当り3乃至30重量部の量で存在していること、
(2)前記ベントナイトが活性ベントナイトであること、
が好ましい。
本発明によれば、20乃至50重量%の保有水分量を有し且つ2乃至30mmの粒径を有するベントナイト粗粒物と、パルプ解砕物からなるパルプ粒子とを混合攪拌することにより、該ベントナイト粗粒物中に該パルプ粒子を埋め込み、得られたパルプ粒子分散ベントナイト粗粒物を押出し成形して、平均粒子径で短径が1乃至5mm、長径が3乃至20mmの範囲にある柱状粒子とすることを特徴とするペット用トイレ砂の製造法が提供される。
本発明の製造においては、
(1)前記ベントナイト粗粒物の保有水分量とパルプ粒子の保有水分量との合計量が、該ベントナイト粗粒物とパルプ粒子との合計量当り25乃至45重量%の範囲となるように、保有水分量が調節されたパルプ粒子を使用すること、
が好適である。
本発明のペット用トイレ砂では、比較的大きなパルプ粒子がベントナイト粒子の表面近傍に小塊状に適度に偏在している分散形態を有しており、このような分散形態に由来して、嵩密度が700g/L以下と小さく、また、固化吸水能が40g/100g以上と高い。
即ち、嵩密度が小さいため、軽量性に極めて優れている。また、固化吸水能は、前記式から理解されるように、10gの1%食塩水を滴下したときの固化重量から算出されるものであり、固化物中の粒子重量(吸水前)100g当たりに含まれる水の量を示す。(1%濃度の食塩水を用いているのは、純水よりも食塩水の方が猫等のペットから排出される尿に近い性質を示すからである。)即ち、この値が大きいほど、固化吸水性が高く、トイレ砂として優れていることを示すものであり、本発明のペット用トイレ砂は、ベントナイト単体からなるトイレ砂と比較しても極めて高い固化吸水性を示す。
さらに、ベントナイト粒子表面では適度に偏在しているパルプ粒子との界面から出た繊維が一部ベントナイト相の中に入り込んでいるため、粒子表面のベントナイト相が補強されてベントナイト粒子の粉化が有効に抑制され、取り扱い性、運搬性などの点でも極めて優れている。
本発明の製造法では、ベントナイト粒子表面に比較的大きな繊維塊状のパルプ粒子を表面に適度に偏在させることができ、これにより、上記のような諸特性に優れたペット用トイレ砂(パルプ分散ベントナイト粒子)を得ることができる。
また、パルプの繊維による毛羽立ちが有効に回避され、摩擦攪拌などの後加工によって毛羽立ったパルプ粒子を埋め込むなどの処理を行うことなく、平滑な表面を有し、ペット用トイレ砂としての商品価値の高いパルプ分散ベントナイト粒子を得ることができる。特に、上記のような後加工を必要としないため、後加工による嵩密度の増大も有効に回避できる。
さらには、パルプ粒子の毛羽立ちを生じることなくパルプ粒子をベントナイト粒子表面に埋め込むことができ、押出し成形に際して、ダイスでの目詰まりを有効に防止でき、極めて高い生産効率で、ペット用トイレ砂としてのパルプ分散ベントナイト粒子を得ることができる。
<ペット用トイレ砂の製造>
本発明のペット用トイレ砂は、所定量の保有水分量を有するベントナイトの粗粒を、所定の大きさのパルプ粒子と混合攪拌して該パルプ粒子をベントナイトの粗粒に埋め込み、次いで押出し成形して所定形状のパルプ分散ベントナイト粒子とすることにより製造される。
(原料ベントナイト)
本発明において、原料として用いるベントナイトは、モンモリロナイトを主要成分とするものであり、SiO四面体層−AlO八面体層−SiO四面体層から成る三層構造を基本構造とし、このような三層構造が数枚積層した微小な単結晶の集合体である。また、このような三層構造の積層層間に、Ca,K,Na等の陽イオンや水素イオンとそれに配位している水分子が存在している。また、基本三層構造中のAlの一部がMgやFe(II)に置換し、Siの一部がAlに置換しており、結晶格子はマイナスの電荷を有し、このマイナスの電荷が基本層間に存在する陽イオンや水素イオンにより中和されている。このようなモンモリロナイト等に特有の層構造では、上記単位層の積層層間に水が入り、アルカリイオンを取り囲むようにして層間を押し広げ、いわゆる膨潤が起こるが、やがては単位層がバラバラなコロイド状に分散し、流動状態となる。これを放置すると、単位層同士の吸引反発により、カード・ハウス構造が形成され、高度に増粘するか、あるいはゲル化した状態(固化した状態)となる。このような膨潤・固化機能がペット用トイレ砂として要求されるのであるが、アルカリイオン、特にナトリウムイオンの量が多いほど、膨潤・固化機能が高められる。
本発明において、用いるベントナイトは、天然産のベントナイトを使用することもできるが、天然のベントナイト或いは酸性白土をアルカリ処理してアルカリイオン含量を高め、膨潤固化機能を高めた活性ベントナイトが好適に使用される。
例えば、天然ベントナイトは、その産地等によっても異なるが、一般には、酸化物換算でのモル比で表して下記組成を有しているものが好適に使用される。
Al/SiO=9.5×10−2乃至16×10−2
O/SiO=0.1×10−2乃至1.5×10−2
MO/SiO=4.5×10−2乃至10.5×10−2
(Rはアルカリ金属、Mはアルカリ土類金属)
また、活性ベントナイトは、上記のようなベントナイト或いは酸性白土などのモンモリロナイト等に特有の層構造を有する粘土鉱物をアルカリ処理することにより得られ、モンモリロナイト等に特有の層構造における基本層間にNaイオンが導入され、トイレ砂として望まれる膨潤・固化作用が高められたものであり、例えば酸化物換算で、以下のような組成を有しているものが好適である。
Al/SiO=9.5×10−2乃至16×10−2
特に10×10−2乃至14×10−2
NaO/SiO=1.4×10−2乃至4.5×10−2
特に1.6×10−2乃至4.3×10−2
MO/SiO=4.5×10−2乃至10.5×10−2
(Mはアルカリ土類金属)
このような活性ベントナイトを得るためのアルカリ処理は、それ自体公知の方法で行うことができ、例えば炭酸ナトリウムや水酸化ナトリウム等の塩若しくは水酸化物を用いて行われ、アルカリ処理に附するベントナイトや酸性白土等の粘土鉱物は、均一に処理するために、ある程度微細な粒子に粒度調整されていることが好ましい。
また、アルカリ処理は、上記の塩若しくは水酸化物の水溶液と粘土鉱物とを水性媒体中で混合攪拌(湿式攪拌)することによっても行われるが、例えば固体炭酸ソーダを用いての湿式混練により行うこともできる。湿式混練により処理を行う場合には、アルカリ処理が均一に行われるように、加湿(加水)や脱湿(半乾燥)等により処理すべき粘土鉱物中の保有水分量を適度な範囲(例えば110℃での加熱減量として測定される水分量が25乃至40重量%程度)に調整しておくのがよい。アルカリ処理剤の添加量は、処理すべき粘土鉱物がもともと保有しているアルカリ含量に応じて、粘土鉱物100g(乾燥物換算)当たり40〜80ミリ当量、特に50〜70ミリ当量のアルカリ分に相当する量に設定すればよい。また、処理時間は、湿式攪拌または湿式混練の方法の別や処理温度によっても異なるので、一概には言えないが、処理の進行による系のpH変化の平衡化(→pH:10.0〜10.6)などによって判断しながら設定すればよい。
本発明において、上述したベントナイト(或いは活性ベントナイト)は、後述するパルプ粒子との混合に先立って、保有水分量を20乃至50重量%、好ましくは25乃至45重量%の範囲に調節しておくことが必要である。この保有水分量は、例えば110℃でベントナイトを乾燥したときの乾燥重量あたりの熱減量として算出される。即ち、ベントナイトは高い保水性を示し、例えば採掘前に長期間に亘って風雨に曝されていることにより、この保有水分量が上記の好ましい範囲よりも多くなっていることがあり、後述するパルプ粒子の埋め込みが困難となってしまう。また、例えば外国の乾燥地帯に産するベントナイトのように、保有水分量が上記の好ましい範囲よりも少ない場合には、粒子が固くなり、やはりパルプ粒子の埋め込みが困難となってしまう。
また、パルプ粒子の埋め込みに用いる上述したベントナイト(或いは活性ベントナイト)の粒子は、その粒径が2乃至30mm、特に3乃至20mmの粗粒であることが好ましい。このベントナイト粒子は、通常、柱状に押出し成形されたものが用いられるが、その形状は、球状、楕円形状、紡錘形状、不定形状等の任意の形状であってよい。但し、いずれの形状の粗粒においても、その粒径は、個々の粒子の最大径の平均値を意味する。本発明においては、このようなベントナイトの粗粒を用いることにより、後述する分散形態が得られるように、パルプ粒子の埋め込みが可能となり、粒径が上記範囲外であるときは、その埋め込みが困難となったり、柱状形状への成形が困難となる。尚、このようなベントナイトの粗粒は、例えば原料のベントナイト(或いは活性ベントナイト)を、加水や半乾燥により、保有水分量を20乃至50重量%、好ましくは25乃至45重量%の範囲に調節し、押出造粒機により、孔径が2mm以上、特に3mm以上のダイスを通して得られる。
(パルプ)
上記ベントナイトの粗粒と混合するパルプとしては、特に制限されず、例えばメカニカルパルプ;亜硫酸パルプ、ソーダパルプ、硫酸塩パルプ、硝酸パルプ、塩素パルプなどのケミカルパルプ;古紙などから得られる再生パルプ;紙製品の廃材などから得られる廃材パルプ;など、任意のパルプを使用することができるが、本発明のパルプ分散ベントナイト粒子からなるトイレ砂の優れた吸水性を保持または更に向上させる目的からは、木質系パルプでリグニン分や樹脂分が少なく、加熱による乾燥履歴を経てないものが好ましい。
また、上記のようなパルプは、例えばシート状の形態で市販されているが、本発明においては、これを適度な大きさに解砕し、繊維塊状物として、前述したベントナイトの粗粒と混合することが重要である。即ち、ベントナイトの粗粒と、繊維塊状物としてのパルプ粒子を混合攪拌することにより、該パルプ粒子は更に解砕されながらベントナイトの粗粒に埋め込まれ、後述する分散形態を有するパルプ分散ベントナイト粒子を得ることができるのである。
本発明において、パルプ粒子の埋め込みのための混合攪拌は、例えばパルプ解砕のための攪拌羽根などを供えた混合装置を用い、原料のパルプを該混合装置に投入し、該パルプが適度な大きさに解砕された状態で、マトリックスとなる前述したベントナイトの粗粒を投入して混合攪拌を行うことにより行われる。例えば、パルプのシートを適度に解砕し、おおよそ、平均して最大径が10mm以下で且つ最小径が1mm以上程度の大きさに解砕して、前述したベントナイト粗粒を混合するのがよい。この場合、このパルプ粒子も適度な量の保有水分を有しており、適度な湿潤状態で混合攪拌を行うことが、埋め込みを効率よく行い且つ毛羽立ちを生じることなく行うために好適である。例えば、パルプの保有水分量とベントナイト粗粒の保有水分量との合計量が、ベントナイト粗粒とパルプ粒子との合計量(水分を含む量である)当り25乃至45重量%となるように、パルプの保有水分量を吸湿等により調整しておくことが好ましい。ベントナイト粗粒が適度な量の水分を保有していたとしても、パルプ粒子が乾燥状態にあるときは、パルプ粒子が浮遊しやすく、埋め込みを効率よく行うことが困難となったり、或いは毛羽立ちを生じ易くなってしまうからである。
尚、上記の混合攪拌に際して、パルプやベントナイトの保有水分の調整や湿潤状態の形成のために、水を添加しながら混合攪拌を行うことも考えられるが、このような水の外添は避けるべきである。即ち、水を外添しながら混合攪拌を行うと、パルプ粒子とベントナイトの粗粒との間に液膜が形成され、このような液膜によってパルプ粒子の埋め込みが阻害されてしまうからである。
また、本発明において、上述した適度な大きさに解砕されたパルプ粒子は、ベントナイト粗粒と該パルプ粒子の合計量の100重量部当り2乃至35重量部の量で使用される。パルプ粒子の量が上記範囲よりも多い場合には、軽量化の点では有利となるが、ベントナイトの固結性が損なわれてしまい、また上記範囲よりも少ない場合には、目的とする軽量化を実現することができないからである。
上述したパルプ粒子とベントナイト粗粒物との混合攪拌は、用いる混合装置の性能やこれらの粒子の量によっても異なるが、通常、単独で浮遊しているパルプ粒子が観察されなくなるまで行えばよく、一般的には、0.5乃至10分程度である。
(押出し成形)
本発明においては、上記のような埋め込み処理により得られたパルプ分散ベントナイト粗粒物を、押出し成形し柱状粒子とする。この押出し成形は、加圧下で所定の孔を有するダイスにパルプ分散ベントナイト粒子を通し、押出された細長い形状の粒子を、例えば回転カッターなどで切断することにより行われ、これにより、ペット用トイレ砂として用いる短径(前記ダイスの孔径に略相当)が1乃至5mmで長径(カッターにより切断される粒子の長さに略相当)が3乃至20mmの範囲にある柱状粒子が得られる。このような大きさの柱状粒子とするのは、トイレ砂としての機能や粒子強度などの点で、このような大きさが最も好適だからである。
本発明においては、前述した方法により形成されたパルプ分散ベントナイト粒子では、その表面にパルプ粒子が埋め込まれているものの、繊維の毛羽立ちが有効に抑制されているため、ダイスの孔での目詰まり等を有効に回避することができ、歩留まりが高く、極めて高い生産効率でトイレ砂を得ることができる。さらには、押出された状態で毛羽立ちが有効に回避されているため、押出された粒子について摩擦攪拌などの後加工によって毛羽立ったパルプ粒子を埋め込むなど処理を行う必要が無く、このような後加工による嵩密度の増大も有効に回避できる。
尚、上記のような柱状粒子は、一般に、100乃至200℃程度の温度で乾燥され、ペットトイレ砂としての使用に供される。
<ペット用トイレ砂>
上述した製造法により得られる本発明のペット用トイレ砂は、パルプ分散ベントナイト粒子からなるが、この粒子の断面構造を図1に示す。
図1から理解されるように、このパルプ分散ベントナイト粒子は、全体として長径D及び短径dが前述した範囲にある柱状形状を有しており、1で示すベントナイトをマトリックスとし、ベントナイト1の内部にパルプ粒子2が分散した構造を有している。このパルプ粒子2は、ベントナイト粗粒との混合に用いたパルプ粒子の使用量に対応して、パルプ分散ベントナイト100重量部当り2乃至35重量部の量で分散されている。
ところで、上記のパルプ粒子2は、ベントナイト粗粒物との混合に用いたパルプ粒子の形状に対応して、平均して、最大径Dpが0.5乃至10mm、特に1乃至5mm、最小径dpが0.01乃至3mm、特に0.05乃至1mmの大きさを有しているが、特に重要な点は、このような小塊状のパルプ粒子2を埋め込みにより分散させている結果として、図1に示されているように、小塊状のパルプ粒子2がベントナイト1の表面近傍に適度に偏在している分散形態を有している点にある。
即ち、本発明のペット用トイレ砂では、このような分散形態に由来して、嵩密度が700g/L以下、好ましくは650g/L以下と極めて小さく、優れた軽量性を示す。例えば、後述する比較例にも示されているように、アルカリ処理剤の添加・混合時に一緒に未乾燥パルプも加えて高せん断力で捏和されたり、原料として粉末パルプ或いは微細なパルプ粒子を使用したりして、微細なパルプ粒子が表面から内部まで均一に分散しているような場合には、パルプ粒子の均一分散のために、ベントナイトに相当の圧縮力が加わり、このため、その嵩密度は、パルプの配合量の割には減小せず、軽量性が損なわれてしまうこととなる。
さらに、本発明のペット用トイレ砂は、上記のような分散形態を有するパルプ分散ベントナイト粒子からなっているため、下記式:
固化吸水能=[10/(A−10)]×100 (単位:g/100g)
式中、Aは、粒状成形品に10gの1%食塩水を滴下したときの固化重量(g)
を示す、
で定義される固化吸水能が40g/100g以上、特に50g乃至200g/100gの範囲にあり、著しく高い固化吸水能を示し、尿の吸収や固化による廃棄性が優れている。例えば、上述した後記の比較例のように、微細なパルプ粒子が表面から内部まで均一に分散しているような場合には、その固化吸水能も、本発明に比してかなり低い。即ち、本発明においては、表面に比較的大きな面積のパルプ粒子が分布しているため、該パルプ粒子による吸水が効果的に行われると同時に、粒子中心部分には、かなりの容量のベントナイトが単独で存在しているため、ベントナイトの固化吸水作用が十分に発揮され、上記のように極めて高い固化吸水能を示すのである。一方、微細なパルプ粒子が均一に分散しているものでは、パルプ粒子による吸水が少ないばかりか、ベントナイトがパルプ粒子により分断されてしまっているため、ベントナイトの固化吸水性が十分に発揮されず、その固化吸水能は低いものとなってしまう。
また、本発明においては、大きなパルプ粒子2が表面に偏在しているため、パルプ分散ベントナイト粒子の粉化が有効に抑制され、その取り扱い性、運搬性なども極めて良好であり、さらには、パルプ粒子2による毛羽立ちが有効に抑制されており、極めて平滑な粒子表面を有しているため、その商品価値も極めて高い。
このようなパルプ分散ベントナイト粒子からなる本発明のトイレ砂は、従来公知のベントナイト系粒子からなるものと同程度の膨潤・固化性を有し、相当量のパルプ粒子が複合されていることから、より以上の吸水性を有している上に、極めて軽量性に優れ、持ち運びが容易である。
尚、本発明のペット用トイレ砂は、上述した大きさの柱状粒子以外の粒子を多少含んでいてもよいが、軽量化や固化吸水性を十分に発揮させるためには、例えば篩(フルイ)により分級し、前述した範囲の大きさの柱状粒子を少なくとも90重量%以上含有する形で使用に供するのがよい。また、パルプ粒子との混合攪拌時に、少量の抗菌剤(例えば銅、銀、亜鉛などの金属塩)を添加混合することもできる。
本発明を以下の実施例により具体的に説明する。
実施例における各測定方法並びに試験方法は次の通りである。
(1)粒子径測定方法
パルプ分散ベントナイト粒子20個をランダムに採取し、その短径と長径をノギス(日本測定工具株式会社製電子デジタルノギス)で測定し、それぞれの平均粒子径を求める。次に、その中から5個をランダムに採取し、3%食塩水20mlに入れ、10分程度室温で放置し、パルプ粒子をベントナイト粒子から分離する。それを50メッシュの篩に移し、イオン交換水200mlを用いて洗浄する。それを70℃の恒温乾燥器で1時間乾燥し、得られたパルプ粒子の最大径をノギスを用いて測定し、その平均値をパルプ平均最大径とする。
(2)嵩密度測定方法
自動上皿計量器上、風袋引きした容量1L(リットル)のステンレス容器にパルプ分散ベントナイト粒子を静かに入れ、上部の盛り上がり部を除去して平らにし、内容量を1Lとなして、パルプ分散ベントナイト粒子1Lの重量を量り、嵩密度(g/L)とする。
(3)固化吸水能試験方法
深さ15cmの樹脂製ビーカーにパルプ分散ベントナイト粒子を10cmの厚さになるように入れ、1%食塩水10gを1cmの高さから10秒間で注下して得られた固化物の重量を秤る。同様の操作を3回繰り返し、その固化物の平均重量A(g)を求め、次式により固化吸水能を計算する。
固化吸水能=[10/(A−10)]×100 (g/100g)
[実施例1]
第一工程:新潟県A地区産ベントナイト(水分:33%)2896gに炭酸ナトリウム60gを加えて造粒機にて混練(混合・捏和)し、直径約8mm、長さ約25mmの円柱状造粒物を得た。
第二工程:脱水済みの未乾燥クラフトパルプ(水分:58%)48gを解砕機構付ミキサー(奈良機械製作所製LMA)に入れ2分間解砕する。このパルプ解砕物は、目測で、平均して最大径が10mm以下で最小径が1mm以上であった。この解砕物に上記第一工程にて得た造粒物(水分:32%)1441gを加えて2分間混合し、ベントナイト粒子の表面部分にパルプ粒子が付着した未乾燥パルプ付着ベントナイト粒状物(水分:33%)を得た。
第三工程:第二工程にて得た未乾燥パルプ付着ベントナイト粒状物をデイスク型成形機(不二パウダル社製ファインデスクペレッター、ダイス孔径:3mmφ)にて成形し、それを150℃で乾燥し、パルプ分散ベントナイト粒子を得た。得られたパルプ分散ベントナイト粒子の試験結果を表1に示した。
[実施例2〜15]
パルプの種類・配合量・解砕時間を変化させたもの
実施例1と同様の工程でパルプの種類、配合量及び解砕時間を変えたものを実施例2〜15とした。
各実施例の内容と得られたパルプ分散ベントナイト粒子の試験結果を表1に示した。
[実施例16〜25]
炭酸ナトリウムを水酸化ナトリウムに変え、パルプの種類・配合量・解砕時間を変化させたもの
実施例1と同様の工程で、アルカリ処理剤を炭酸ナトリウムから水酸化ナトリウムに変え、パルプの種類、配合量及び解砕時間を変えたものを実施例16〜25とした。
各実施例の内容と得られたパルプ分散ベントナイト粒子の試験結果を表1に示した。
尚、上記の実施例1〜16では、解砕時間は、何れも、解砕物が目測で、平均して最大径が10mm以下で最小径が1mm以上となるように設定されている。
[比較例1〜4]
アルカリ処理剤の添加・混合時にパルプも加え、パルプをベントナイト粒子中に微細に分散させたもの
第一工程:新潟県A地区産ベントナイト(水分33%)に所定量の炭酸ナトリウム又は水酸化ナトリウム及び所定量の脱水済み未乾燥クラフトパルプ(水分58%)を加えて造粒機にて3回混練(混合・捏和)し、直径約8mm、長さ約25mmの円柱状造粒物を得た。
第二工程:第一工程にて得た未乾燥パルプ付着ベントナイト粒状物をデイスク型成形機(不二パウダル社製ファインデスクペレッター、ダイス孔径:3mmφ)にて成形し、それを150℃で乾燥し、パルプ分散ベントナイト粒子を得た。
比較例1〜4にて得られたパルプ分散ベントナイト粒子の内容と試験結果を表1に示した。
[参考例1]
第一工程:新潟県A地区産ベントナイト(水分33%)2896gに所定量の炭酸ナトリウム60gを加えて造粒機にて3回混練し、直径約8mm、長さ約25mmの円柱状造粒物を得た。
第二工程:第一工程にて得た活性ベントナイト粒状物をデイスク型成形機(不二パウダル社製ファインデスクペレッター、ダイス孔径:3mmφ)にて成形し、それを150℃で乾燥し、活性ベントナイト粒子を得た。
得られた活性ベントナイト粒子は従来市販のペット用トイレ砂に相当するものであり、その試験結果を参考例として表1に示した。
Figure 2007043973
本発明のペット用トイレ砂を構成するパルプ分散ベントナイト粒子の断面構造を模式的に示す図。
符号の説明
1:ベントナイト
2:パルプ粒子

Claims (5)

  1. 内部に小塊状のパルプ粒子が分散されたパルプ分散ベントナイト粒子からなり、
    前記パルプ分散ベントナイト粒子は、平均して、短径が1乃至5mm且つ長径が3乃至20mmの範囲にある柱状形状を有しているとともに、嵩密度が700g/L以下で、且つ下記式:
    固化吸水能=[10/(A−10)]×100 (単位:g/100g)
    式中、Aは、粒状成形品に10gの1%食塩水を滴下したときの固化重量(g)
    を示す、
    で定義される固化吸水能が40g/100g以上であることを特徴とするペット用トイレ砂。
  2. 前記パルプ分散ベントナイト粒子中に分散されているパルプ粒子が、平均最大径で1乃至5mmの範囲にあり、且つ前記パルプ分散ベントナイト100重量部当り3乃至30重量部の量で存在している請求項1に記載のペット用トイレ砂。
  3. 前記ベントナイトが活性ベントナイトである請求項1に記載のペット用トイレ砂。
  4. 20乃至50重量%の保有水分量を有し且つ2乃至30mmの粒径を有するベントナイト粗粒物と、パルプ解砕物からなるパルプ粒子とを混合攪拌することにより、該ベントナイト粗粒物中に該パルプ粒子を埋め込み、得られたパルプ粒子分散ベントナイト粗粒物を押出し成形して、平均粒子径で短径が1乃至5mm、長径が3乃至20mmの範囲にある柱状粒子とすることを特徴とするペット用トイレ砂の製造法。
  5. 前記ベントナイト粗粒物の保有水分量とパルプ粒子の保有水分量との合計量が、該ベントナイト粗粒物とパルプ粒子との合計量当り25乃至45重量%の範囲となるように、保有水分量が調節されたパルプ粒子を使用する請求項3に記載のペット用トイレ砂の製造法。
JP2005232558A 2005-08-10 2005-08-10 ペット用トイレ砂 Active JP4603952B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005232558A JP4603952B2 (ja) 2005-08-10 2005-08-10 ペット用トイレ砂

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005232558A JP4603952B2 (ja) 2005-08-10 2005-08-10 ペット用トイレ砂

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007043973A true JP2007043973A (ja) 2007-02-22
JP4603952B2 JP4603952B2 (ja) 2010-12-22

Family

ID=37847380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005232558A Active JP4603952B2 (ja) 2005-08-10 2005-08-10 ペット用トイレ砂

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4603952B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008102684A1 (ja) 2007-02-23 2008-08-28 Ihi Corporation 浸炭装置及び浸炭方法
JP2009000087A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Kurosaki Hakudo Kogyo Kk 猫砂
JP2013236557A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Kurosaki Hakudo Kogyo Kk ペット用排尿処理材及びその製造方法
JP2014183834A (ja) * 2013-08-05 2014-10-02 Uni Charm Corp 動物用排泄物処理材の製造方法およびその製造装置
US10130069B2 (en) 2013-03-22 2018-11-20 Uni-Charm Corporation Production method for animal excrement treatment material and production device therefor

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6094043A (ja) * 1983-10-28 1985-05-27 日本農産工業株式会社 排泄物処理材の製造方法
JP2000106779A (ja) * 1998-10-06 2000-04-18 Earth Chem Corp Ltd 動物の排泄物用処理材
JP2003023895A (ja) * 2001-07-18 2003-01-28 Shin Etsu Chem Co Ltd 飼育動物の排尿処理顆粒剤用被覆材組成物及び排尿処理顆粒剤
JP2005034161A (ja) * 2004-11-04 2005-02-10 Daiki:Kk 粒状の排泄物処理材の製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6094043A (ja) * 1983-10-28 1985-05-27 日本農産工業株式会社 排泄物処理材の製造方法
JP2000106779A (ja) * 1998-10-06 2000-04-18 Earth Chem Corp Ltd 動物の排泄物用処理材
JP2003023895A (ja) * 2001-07-18 2003-01-28 Shin Etsu Chem Co Ltd 飼育動物の排尿処理顆粒剤用被覆材組成物及び排尿処理顆粒剤
JP2005034161A (ja) * 2004-11-04 2005-02-10 Daiki:Kk 粒状の排泄物処理材の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008102684A1 (ja) 2007-02-23 2008-08-28 Ihi Corporation 浸炭装置及び浸炭方法
JP2009000087A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Kurosaki Hakudo Kogyo Kk 猫砂
JP2013236557A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Kurosaki Hakudo Kogyo Kk ペット用排尿処理材及びその製造方法
US10130069B2 (en) 2013-03-22 2018-11-20 Uni-Charm Corporation Production method for animal excrement treatment material and production device therefor
JP2014183834A (ja) * 2013-08-05 2014-10-02 Uni Charm Corp 動物用排泄物処理材の製造方法およびその製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4603952B2 (ja) 2010-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6029603A (en) Animal litter comprising gypsum and aluminum sulfate and processes of making same
KR100481573B1 (ko) 흡수성섬유그래뉼
JP4603952B2 (ja) ペット用トイレ砂
WO2011091262A2 (en) Hybrid animal litter composition
WO2008011641A2 (en) A method of agglomeration
BG107820A (bg) Постеля за котки и за малки животни
JPS60237926A (ja) 凝集セルロース粒子及びその製造方法
JP4632206B2 (ja) 粒状排泄物処理材
CA2546538C (en) Composition particle animal litter and method thereof
JP2008290923A (ja) 水分散性強化型改質ベントナイト及びその製造方法
WO2016079883A1 (ja) 動物用トイレ砂及びその製造方法
US4626472A (en) Free-flowing flakes of hydrophilic/water-soluble polymer gel
WO1997014299A1 (fr) Materiau de traitement pour excrements d'animaux et procede de production de ce materiau
JP2007043988A (ja) ペット用トイレ砂
JP3494697B2 (ja) 粒状ピートモスの製造方法
JP2003009696A (ja) ペット用排泄物処理材及びその製造方法
JP2000300102A (ja) ペット用排泄物処理剤
JP5681664B2 (ja) ペット用排尿処理材及びその製造方法
KR910001600B1 (ko) 차아염소산칼슘 조성물과 그의 제조방법
JPH036767B2 (ja)
JP7274285B2 (ja) 動物用排泄物処理剤
EP4183248A1 (en) Method for preparing granules from waste of hydrophilic fibrous material
JPH0448407B2 (ja)
JPH0617208B2 (ja) タービンで凝集した次亜塩素酸カルシウムの粒子
JPH10165026A (ja) ペット類の排泄物吸収材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101004

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4603952

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250