JP2007043279A - 電子カメラ - Google Patents

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秀史 岡田
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Abstract

【構成】 色フィルタ14に平面状に配列される複数の色要素の各々は、R,GおよびBのいずれか1つを有する。イメージセンサ12は、このような複数の色要素によってそれぞれ覆われた複数の受光素子を有する。読み出し命令が発行されると、1ラインに相当する画素が、CMOSドライバ16によってイメージセンサ12から読み出される。色分離回路32は、4ラインに相当する画素に色分離処理を施して1ラインに相当する処理画素を作成する。作成された処理画素に基づく表示画像は、LCDモニタ46から出力される。読み出しコントローラ30は、4ラインに注目する色分離処理が完了する毎に、CMOSドライバ16に向けて読み出し命令を発行する。
【効果】 回路規模を抑えつつスルー画像を出力することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電子カメラに関し、特にたとえば、各画素が1色の色情報を有する生画像に色分離処理を施して各画素が複数色の色情報を有する処理画像を作成する、電子カメラに関する。
従来のこの種の装置の一例が、特許文献1に開示されている。この従来技術によれば、イメージセンサから出力された生画像信号は、CDS/AGC/AD回路によってノイズ除去,レベル調整およびA/D変換の一連の処理を施される。これによって得られた生画像データは、信号処理回路によって白バランス調整,色分離,YUV変換などの処理を施され、YUV形式の画像データに変換される。変換された画像データは、SDRAMに一時的に格納された後、LCDモニタに向けて出力される。
特開2005−134511号公報[G02B 7/06, 7/36, G03B 13/36]
しかし、従来技術では、YUV形式の画像データを一時的に保持するSDRAMが必要となるため、回路規模が大きくなるという問題がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、回路規模を抑えることができる、電子カメラを提供することである。
請求項1の発明に従う電子カメラ(10)は、複数色のいずれか1つを各々が有するように平面状に配列された複数の色要素を有する色フィルタ(14)、複数の色要素によってそれぞれ覆われた複数の受光素子を有する撮像手段(12)、読み出し命令が発行されたとき第1数のラインに相当する画素を撮像手段から読み出す読み出し手段(16)、読み出し手段によって読み出された画素のうち第1数よりも大きい第2数のラインに相当する画素に色分離処理を施して第1数のラインに相当する処理画素を作成する作成手段(32)、作成手段によって作成された処理画素に基づく表示画像を出力する出力手段(46)、および第2数のラインに注目する色分離処理が完了する毎に読み出し手段に向けて読み出し命令を発行する発行手段(S59)を備える。
色フィルタは、平面状に配列された複数の色要素を有する。各々の色要素は、複数色のいずれか1つを有する。撮像手段は、このような複数の色要素によってそれぞれ覆われた複数の受光素子を有する。読み出し命令が発行されると、第1数のラインに相当する画素が、読み出し手段によって撮像手段から読み出される。作成手段は、読み出し手段によって読み出された画素のうち第1数よりも大きい第2数のラインに相当する画素に色分離処理を施して、第1数のラインに相当する処理画素を作成する。作成された処理画素に基づく表示画像は、出力手段によって出力される。発行手段は、第2数のラインに注目する色分離処理が完了する毎に、読み出し手段に向けて読み出し命令を発行する。
このように、読み出し命令が発行されると、第1数のラインに相当する画素が撮像手段から読み出される。第1数のラインに相当する処理画素は、第2数のラインに相当する画素に色分離を施すことによって作成される。読み出し命令は、第2数のラインに注目する色分離処理が完了する毎に発行される。つまり、被写界像を形成する画素は、色分離処理の動作状況を考慮して、撮像手段から読み出される。これによって、回路規模を抑えつつ表示画像を速やかに出力することができる。
請求項2の発明に従う電子カメラは、請求項1に従属し、ズーム倍率変更操作を受け付ける第1受付手段(S11)、および第2数のラインに注目する色分離処理の回数をズーム変更操作によって指定されたズーム倍率に応じて変更する変更手段(S27)をさらに備える。このため、読み出し命令が発行される周期は、指定されたズーム倍率に応じて異なる。
請求項3の発明に従う電子カメラは、請求項2に従属し、読み出し手段は複数の受光素子のうち画素を読み出すべき特定受光素子をズーム倍率変更操作によって指定されたズーム倍率に基づいて検出する。これによって、所望の倍率を有する表示画像が出力手段によって出力される。
請求項4の発明に従う電子カメラは、請求項3に従属し、複数のズーム倍率にそれぞれ対応する複数の間引き率を保持する保持手段(54t)をさらに備え、読み出し手段は指定されたズーム倍率に対応する間引き率に従って特定受光素子を検出する。これによって、表示画像の解像度をズーム倍率に関係なく共通化できる。
請求項5の発明に従う電子カメラは、請求項1ないし4のいずれかに従属し、出力手段によって出力される表示画像の更新周期を規定するタイミング信号を繰り返し発生する発生手段(22)、および発生手段によって発生されたタイミング信号に応答して読み出し手段を起動する起動手段(S43)をさらに備える。これによって、表示画像は被写界を表すリアルタイム動画像となる。
請求項6の発明に従う電子カメラは、請求項5に従属し、静止画表示操作を受け付けたとき作成手段によって作成された処理画素に基づく1画面の表示画像をメモリに書き込む書き込み手段(S17)、および書き込み手段によってメモリに格納された表示画像を繰り返し読み出す読み出し手段(S19)をさらに備え、出力手段は読み出し手段によって読み出された表示画像を出力する。
請求項7の発明に従う電子カメラは、請求項1ないし6のいずれかに従属し、撮像手段はCMOS型である。
この発明によれば、読み出し命令が発行されると、第1数のラインに相当する画素が撮像手段から読み出される。第1数のラインに相当する処理画素は、第2数のラインに相当する画素に色分離を施すことによって作成される。読み出し命令は、第2数のラインに注目する色分離処理が完了する毎に発行される。つまり、被写界像を形成する画素は、色分離処理の動作状況を考慮して、撮像手段から読み出される。これによって、回路規模を抑えつつ表示画像を速やかに出力することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例の電子カメラ10は、CMOS型のイメージセンサ12を含む。イメージセンサ12の撮像面は、図2に示す原色ベイヤ配列を有する色フィルタ14によって覆われる。色フィルタ12に平面状に配列された複数の色要素は、撮像面に形成された複数の受光素子にそれぞれ対応する。したがって、各々の受光素子で生成される電荷は、R(Red),G(Green)およびB(Blue)のいずれか1つの色情報を有する。
なお、撮像面の水平方向には1920個の受光素子が配列され、撮像面の垂直方向には1440個の受光素子が配列される。つまり、撮像面は、垂直1920×水平1440画素の解像度を有する。
電源が投入されると、CPU50は、ズーム倍率を“1.0”に設定し、設定されたズーム倍率に対応する間引き率,読み出しエリアサイズおよび補間率をフラッシュメモリ54に記憶されたテーブル54t(図3参照)から検出する。図3によれば、電源投入時に検出される間引き率,補間率および読み出しエリアサイズはそれぞれ、“1/4”,“1”および“水平1920画素×垂直1440画素”を示す。CPU50はさらに、読み出しエリアの位置を中央に決定する。
キー入力装置52によってズーム操作が行われると、CPU50は、ズーム倍率を“4.0”または“8.0”に変更し、変更されたズーム倍率に対応する間引き率,補間率および読み出しエリアサイズをテーブル54tから検出する。
ズーム倍率が“4.0”に変更されたときに検出される間引き率,補間率および読み出しエリアサイズはそれぞれ、“1”,“1”および“水平480画素×垂直360画素”を示す。また、ズーム倍率が“8.0”に変更されたときに検出される間引き率,補間率および読み出しエリアサイズはそれぞれ、“1”,“2”および“水平240画素×垂直180画素”を示す。
また、キー入力装置52によってスクロール操作が行われると、CPU50は、読み出しエリアの位置を変更する。ただし、スクロール操作は、ズーム倍率が“4.0”または“8.0”に設定されたときに有効となる。
テーブル54tから検出された間引き率および読み出しエリアサイズと、CPU50によって決定された読み出しエリアの位置は、レジスタ18に登録される。また、テーブル54tから検出された補間率は、レジスタ32rに登録される。
レジスタ18および32rへの登録処理が完了すると、CPU50は、被写界を表すリアルタイム動画像(スルー画像)をLCDモニタ38に表示するべく、スルー画像処理を実行する。具体的には、ASIC24に設けられた読み出しコントローラ30にスルー画像処理を通知し、セレクタ36にYUV変換回路34の選択を要求する。
読み出しコントローラ30は、TG(TG: Timing Generator)22から出力される垂直同期信号Vsyncに応答して、5ラインに相当する読み出し動作をCMOSドライバ16に命令する。CMOSドライバ16は、レジスタ18の登録に従う読み出しエリアをイメージセンサ12の撮像面に割り当てる。CMOSドライバ16はさらに、電荷を読み出すべき受光素子が属する5ラインを読み出しエリアの中から特定し、電荷を読み出すべき受光素子をこの5ラインの中から特定する。かかる特定動作にあたっては、レジスタ18に登録された間引き率が参照される。
なお、いずれの間引き率がレジスタ18に設定されたときでも、CMOSドライバ16は、垂直方向および水平方向の各々において、奇数番目の受光素子および偶数番目の受光素子を交互に特定する。この結果、特定された複数の受光素子をそれぞれ覆う複数の色要素を眺めると、奇数ラインではRの色要素およびGの色要素が交互に現れ、偶数ラインではGの色要素およびBの色要素が交互に現れる。
CMOSレジスタ16は、こうして特定された受光素子で生成された電荷をラスタ走査態様で読み出す。読み出された電荷はA/D変換器20で画素データに変換され、変換された画素データはラインメモリ26a〜26eに書き込まれる。1ライン目の画素データはラインメモリ26aに格納され、2ライン目の画素データはラインメモリ26bに格納され、3ライン目の画素データはラインメモリ26cに格納され、4ライン目の画素データはラインメモリ26dに格納され、そして5ライン目の画素データはラインメモリ26eに格納される。
5ラインの画素データがラインメモリ26a〜26eに確保されると、読み出しコントローラ30は、ラインメモリ26a〜26dの選択をセレクタ28に命令し、かつ色分離回路32を起動する。セレクタ28は指定された4つのラインメモリに格納された画素データを色分離回路32に与え、色分離回路32は、与えられた4ラインの画素データに色分離処理を施す。この結果、各画素がR,GおよびBの全ての色情報を有する1ラインの処理画素データが作成される。
注目する4ラインに対して行われる色分離処理の回数は、レジスタ32rに登録された補間率に従う。補間率が“1”であれば、色分離処理は注目する4ラインに対して、1回行われる。一方、補間率が“2”であれば、色分離処理は注目する4ラインに対して2回行われる。ただし、同じ4ラインに対して複数回の色分離処理を施す場合、演算に用いる係数は色分離処理毎に変更される。
色分離回路32は、注目する4ラインに対する色分離処理が完了すると、完了信号を読み出しコントローラ30に向けて出力する。したがって、完了信号が出力される周期は、ズーム倍率によって異なる。
読み出しコントローラ30は、この完了信号が与えられる毎に、1ラインに相当する読み出し動作をCMOSドライバ16に命令し、ラインメモリ26a〜26eに格納された画素データを更新する。ラインメモリ26aに格納された画素データは廃棄され、ラインメモリ26b〜26eに格納された4ラインの画素データはそれぞれラインメモリ26a〜26dにシフトされる。CMOSドライバ16によって読み出された電荷に対応する画素データは、セレクタ28eに書き込まれる。
色分離処理は、上述と同様、セレクタ28によって選択された4つのラインメモリ26a〜26dの画素データに対して実行される。さらに、注目する4ラインに対して補間率に従う回数の色分離処理が完了すると、1ラインに相当する読み出し命令がCMOSドライバ16に向けて発行され、ラインメモリ26a〜26eに格納された画素データが更新される。
色分離回路32は、1フレームに相当する色分離処理が完了した時点で、読み出しコントローラ30によって一時的に不能化される。ただし、不能化された色分離回路32は、次回の垂直同期信号Vsyncの発生に応答して再起動される。TG22は、1/30秒毎に垂直同期信号Vsyncを発生する。このため、処理画素データによって形成される画像データは、30fpsのフレームレートを有することになる。
また、図3に示す間引き率,補間率および読み出しエリアサイズの関係から、色分離処理を施された処理画素データによって形成される1フレーム画像は、垂直486画素×水平236画素の解像度を有する。この解像度は、複数のズーム倍率に共通する。
YUV変換回路34は、色分離回路32から出力された画像データの形式をRGB形式からYUV形式に変換し、変換された画像データをセレクタ36を介してLCDドライバ44に与える。LCDドライバ44は、与えられた画像データに基づいてLCDモニタ46を駆動する。この結果、被写界を表すスルー画像がモニタ画面に表示される。表示されるスルー画像は、30fpsのフレームレートと垂直486画素×水平236画素の解像度とを有する。
ズーム倍率が“1.0”のときは、たとえば図4に示す被写界像がLCDモニタ46から出力される。また、ズーム操作によってズーム倍率が“4.0”に変更されたときは、図4に示すエリアFL1に属する部分画像が、図5に示す要領で拡大表示される。さらに、ズーム操作によってズーム倍率が“8.0”に変更されたときは、図4に示すエリアFL2に属する部分画像が、図6に示す要領で拡大表示される。拡大表示状態でスクロール操作が実行されると、エリアFL1またはFL2が所望の方向に移動し、この結果、表示画像がスクロールされる。
キー入力装置52によって記録操作が行われると、CPU50は、セレクタ36にメモリコントローラ38の選択を要求する。メモリコントローラ38はこの時点では起動しておらず、結果的に黒画像がLCDモニタ46に表示される。
CPU50は続いて、メモリコントローラ38に向けて1フレームの書き込み命令を発行する。YUV変換回路34から出力された1フレームの画像データは、メモリコントローラ38によってフリーズ画用メモリ40に書き込まれる。CPU50はその後、メモリコントローラ38に向けて読み出し命令を発行する。フリーズ画用メモリ40に格納された画像データはメモリコントローラ38によって繰り返し読み出され、セレクタ36を介してLCDドライバ44に与えられる。この結果、記録操作が行われた時点の静止画像(フリーズ画像)が、LCDモニタ46から出力される。
CPU50はさらに、読み出しコントローラ30に記録処理を通知し、静止画像処理回路42を起動する。読み出しコントローラ30は、読み出しエリアに属する全ての受光素子で生成された電荷をイメージセンサ12から読み出す。読み出された電荷に対応する画素データは、ラインメモリ26a〜26eを介して静止画像処理回路42に与えられる。静止画像処理回路42は、与えられた画素データに色分離,YUV変換,JPEG圧縮などの処理を施し、これによって得られたJPEGデータをファイル形式で記録媒体48に記録する。
このような記録処理が完了すると、CPU50は、セレクタ36にYUV変換回路34の選択を要求し、メモリコントローラ38を不能化し、そして読み出しコントローラ30にスルー画像処理を通知する。この結果、スルー画像が再度LCDモニタ46に表示される。
CPU50は、図7に示すフロー図に従う処理を実行する。なお、このフロー図に対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ54に記憶される。
まずステップS1で、ズーム倍率を“1.0”に設定する。ステップS3では、設定されたズーム倍率に対応する間引き率,補間率および読み出しエリアサイズを図3に示すテーブル54tから検出する。検出された間引き率および読み出しエリアサイズはレジスタ18に登録され、検出された補間率はレジスタ32rに登録される。ステップS5では、読み出しエリアの位置を中央に設定する。読み出しエリアの位置は、レジスタ18に登録される。
設定が完了すると、ステップS7でスルー画像処理を開始する。具体的には、読み出しコントローラ30にスルー画像処理を通知し、セレクタ36にYUV変換回路34の選択を要求する。この結果、スルー画像がLCDモニタ38から出力される。ステップS9では記録操作が行われたか否かを判別し、ステップS11ではズーム操作が行われたか否かを判別し、そしてステップS13ではスクロール操作が行われたか否かを判別する。
記録操作が行われたときはステップS9でYESと判断し、ステップS15でセレクタ36にメモリコントローラ38の選択を要求する。この結果、黒画像がLCDモニタ38に表示される。ステップS17では、フリーズ画像を取り込むべくメモリコントローラ38に1フレームの書き込み命令を発行する。YUV変換回路34から出力された1フレームの画像データは、メモリコントローラ38によってフリーズ画用メモリ40に書き込まれる。
ステップS19では、メモリコントローラ38に読み出し命令を発行する。フリーズ画用メモリ40に格納された画像データは、メモリコントローラ38によって繰り返し読み出され、セレクタ36を介してLCDドライバ44に与えられる。この結果、フリーズ画像がLCDモニタ38に表示される。
ステップS21では、読み出しコントローラ30に記録処理を通知し、静止画像処理回路42を起動する。この結果、読み出しエリアに属する全ての受光素子で生成された電荷に基づく静止画像が、記録媒体48に記録される。
記録処理が完了すると、ステップS23でスルー画像処理を再開する。具体的には、セレクタ36にYUV変換回路34の選択を要求し、メモリコントローラ38を不能化し、そして読み出しコントローラ30にスルー画像処理を通知する。この結果、スルー画像がLCDモニタ46から出力される。ステップS23の処理が完了すると、ステップS9に戻る。
スルー画像が表示されている状態でズーム操作が行われたときは、ステップS11でYESと判断し、ステップS25でズーム倍率を変更する。ズーム倍率は、“1.0”,“4.0”および“8.0”の間で変更される。ステップS27では、変更されたズーム倍率に対応する間引き率,補間率および読み出しエリアサイズをテーブル54tから検出する。上述と同様、間引き率および読み出しエリアサイズはレジスタ18に登録され、補間率はレジスタ32rに登録される。この結果、LCDモニタ38に表示されるスルー画像の倍率が更新される。ステップS27の処理が完了すると、ステップS9に戻る。
スクロール操作が行われたときはステップS13でYESと判断し、現時点のズーム倍率が“1.0”であるか否かをステップS29で判別する。ここでYESであれば、スクロール操作を無効とするべく、そのままステップS9に戻る。一方、NOであれば、ステップS31で読み出しエリアの位置を変更する。変更された読み出しエリアの位置は、レジスタ18に登録される。この結果、LCDモニタ46に表示されたスルー画像がスクロールされる。ステップS31の処理が完了すると、ステップS9に戻る。
読み出しコントローラ30は、図8〜図9に示すフロー図に従う処理を実行する。なお、読み出しコントローラ30はハードウェアによって構成されるが、説明の便宜上、フロー図を用いる。
まずステップS41で、スルー画像処理がCPU50から通知されたか否かを判別する。ここでYESであれば、垂直同期信号Vsyncが発生したか否かをステップS43で判別し、記録処理がCPU50から通知されたか否かをステップS53で判別する。
垂直同期信号Vsyncが発生したときは、ステップS43でYESと判断し、ステップS45で5ラインの読み出し動作をCMOSドライバ16に命令する。CMOSドライバ16は、レジスタ18の登録に従って読み出しエリアを撮像面に割り当て、割り当てられた読み出しエリアに属する5ライン相当の受光素子から電荷を読み出す。このとき、読み出し先の受光素子は、レジスタ18に登録された間引き率に基づいて特定され、読み出し動作はラスタ走査態様で実行される。この結果、5ラインに相当する電荷がイメージセンサ12から読み出され、これに対応する画素データがラインメモリ26a〜26eに書き込まれる。
ステップS47では、5ライン相当の画素データがラインメモリ26a〜26eに確保されたか否かを判別する。ここでYESであれば、ステップS49でセレクタ28にラインメモリ26a〜26dの選択を命令し、ステップS51で色分離回路32を起動する。色分離回路32は、選択された4つのラインメモリ26a〜26dに格納された4ラインの画素データに対して、補間率に従う回数にわたる色分離処理を実行する。この結果、各画素がR,GおよびBの全ての色情報を有する処理画素データが作成される。作成される処理画像データのライン数は、補間率に従う回数と一致する。
ステップS57では、注目する4ラインに対する色分離処理が完了したか否かを判別する。色分離回路32から完了信号が与えられると、YESと判断し、ステップS59で1ラインの読み出し動作をCMOSドライバ16に命令する。読み出し命令を受けたCMOSドライバ16は、レジスタ18に登録された間引き率情報に基づいて次の1ラインを特定し、特定された1ラインに属する受光素子で生成された電荷をイメージセンサ12から読み出す。読み出された電荷に対応する画素データは、ラインメモリ26eに書き込まれる。
ステップS61では、ステップS59の処理命令によって読み出された電荷が属するラインが、読み出すべきラインのうち末尾のラインであるか否かを判別する。NOと判断されると、ステップS57〜S61の処理を繰り返す。YESと判断されると、ステップS63に進み、上述のステップS57と同様の処理を実行する。続くステップS65では、ラインメモリ26b〜26eの選択をセレクタ28に命令する。ステップS67ではステップS57またはS63と同様の処理を実行し、YESであればステップS69で色分離回路32を停止してからステップS43に戻る。
記録処理がCPU50から通知されると、ステップS53でYESと判断し、ステップS55で読み出しエリアに属する全ラインの読み出し動作をCMOSドライバ16に命令する。この結果、記録走査が行われた時点の静止画像が記録媒体40に記録される。ステップS55の処理が完了すると、ステップS41に戻る。
以上の説明から分かるように、色フィルタ14に平面状に配列される複数の色要素の各々は、R,GおよびBのいずれか1つを有する。イメージセンサ12は、このような複数の色要素によってそれぞれ覆われた複数の受光素子を有する。読み出し命令が発行されると、1ラインに相当する画素が、CMOSドライバ16によってイメージセンサ12から読み出される。色分離回路32は、4ラインに相当する画素に色分離処理を施して1ラインに相当する処理画素を作成する。作成された処理画素に基づく表示画像は、LCDモニタ46から出力される。読み出しコントローラ30は、4ラインに注目する色分離処理が完了する毎に、CMOSドライバ16に向けて読み出し命令を発行する。
このように、読み出し命令が発行されると、1ラインに相当する画素がイメージセンサ12から読み出される。1ラインに相当する処理画素は、4ラインに相当する画素に色分離を施すことによって作成される。読み出し命令は、4ラインに注目する色分離処理が完了する毎に発行される。つまり、被写界像を形成する画素は、色分離処理の動作状況を考慮して、イメージセンサ12から読み出される。これによって、回路規模を抑えつつスルー画像を出力することができる。
なお、この実施例では、イメージセンサ12から電荷を読み出すときに撮像面にラスタ走査を施すようにしている。つまり、撮像面は1水平行ずつ垂直方向に走査される。このとき、上述の“ライン”は水平方向に延びることとなる。しかし、撮像面は、1垂直列ずつ水平方向に走査するようにしてもよい。この場合、上述の“ライン”は垂直方向に延びることとなる。
また、この実施例では、読み出し命令が発行される毎に1ラインに相当する画素を読み出すようにしているが1回の色分離処理に用いるラインの数よりも小さい限り、2以上のラインに相当する画素を読み出し命令に応答して読み出すようにしてもよい。
この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 図1実施例に適用される色フィルタの一例を示す図解図である。 図1実施例に適用されるテーブルの一例を示す図解図である。 図1実施例に適用されるLCDモニタの表示画像の一例を示す図解図である。 図1実施例に適用されるLCDモニタの表示画像の他の一例を示す図解図である。 図1実施例に適用されるLCDモニタの表示画像のその他の一例を示す図解図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用される読み出しコントローラの動作の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるコントローラの動作の他の一部を示すフロー図である。
符号の説明
10 …電子カメラ
12 …イメージセンサ
16 …CMOSドライバ
18 …レジスタ
26a〜26e …ラインメモリ
28 …読み出しコントローラ
32 …色分離回路
38 …LCD
48 …記録媒体
50 …CPU

Claims (7)

  1. 複数色のいずれか1つを各々が有するように平面状に配列された複数の色要素を有する色フィルタ、
    前記複数の色要素によってそれぞれ覆われた複数の受光素子を有する撮像手段、
    読み出し命令が発行されたとき第1数のラインに相当する画素を前記撮像手段から読み出す読み出し手段、
    前記読み出し手段によって読み出された画素のうち前記第1数よりも大きい第2数のラインに相当する画素に色分離処理を施して前記第1数のラインに相当する処理画素を作成する作成手段、
    前記作成手段によって作成された処理画素に基づく表示画像を出力する出力手段、および
    前記第2数のラインに注目する色分離処理が完了する毎に前記読み出し手段に向けて前記読み出し命令を発行する発行手段を備える、電子カメラ。
  2. ズーム倍率変更操作を受け付ける第1受付手段、および
    前記第2数のラインに注目する色分離処理の回数を前記ズーム変更操作によって指定されたズーム倍率に応じて変更する変更手段をさらに備える、請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記読み出し手段は前記複数の受光素子のうち画素を読み出すべき特定受光素子を前記ズーム倍率変更操作によって指定されたズーム倍率に基づいて検出する、請求項2記載の電子カメラ。
  4. 複数のズーム倍率にそれぞれ対応する複数の間引き率を保持する保持手段をさらに備え、
    前記読み出し手段は指定されたズーム倍率に対応する間引き率に従って前記特定受光素子を検出する、請求項3記載の電子カメラ。
  5. 前記出力手段によって出力される表示画像の更新周期を規定するタイミング信号を繰り返し発生する発生手段、および
    前記発生手段によって発生されたタイミング信号に応答して前記読み出し手段を起動する起動手段をさらに備える、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子カメラ。
  6. 静止画表示操作を受け付けたとき前記作成手段によって作成された処理画素に基づく1画面の表示画像をメモリに書き込む書き込み手段、および
    前記書き込み手段によってメモリに格納された表示画像を繰り返し読み出す読み出し手段をさらに備え、
    前記出力手段は前記読み出し手段によって読み出された表示画像を出力する、請求項5記載の電子カメラ。
  7. 前記撮像手段はCMOS型である、請求項1ないし6のいずれかに記載の電子カメラ。
JP2005222656A 2005-08-01 2005-08-01 電子カメラ Withdrawn JP2007043279A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011023967A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Toshiba Corp ヘッド分離型カメラ装置

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