JP2007042048A - 消防設備の点検の際に行う無線通信方法 - Google Patents
消防設備の点検の際に行う無線通信方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 高層ビルや大型建築物内に設備された消防用設備の点検の際に行う無線通信が、壁や床等の構造物による電磁波の減衰が大きくて満足な通信が不可能であり、それを可能にする。
【解決手段】 自動火災報知設備の非常時連絡用電話回線を点検時行う無線通信系統の一部に組込む。遮蔽物を非常時連絡用電話回線が貫通して、点検区域近くに置かれたトランシーバーをコントロールするため、電波の減衰もなくなり、通信不可能な点検区域を皆無にすることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 自動火災報知設備の非常時連絡用電話回線を点検時行う無線通信系統の一部に組込む。遮蔽物を非常時連絡用電話回線が貫通して、点検区域近くに置かれたトランシーバーをコントロールするため、電波の減衰もなくなり、通信不可能な点検区域を皆無にすることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、消防設備の点検の際に用いる無線通信方法に関するものである。
消防用設備の点検は、消防法及び自治省令の規定に基づき6ヶ月毎の点検が義務付けられている。
実際の点検作業は、各階・各室又は同一敷地内の別建物等に設置された各種感知器を発報させて、その信号を警備室等、常時人の居る場所に設置された自動火災報知用P型1級受信機又はR型受信機で発報場所を確認したり、その発報により連動する防火戸・防火シャッター・排煙ダンパー等を起動させ、その作動を確認する作業である。
上記点検作業を円滑に行うためには、自動火災報知用受信機を操作する者と点検区域で点検作業を行う者との間で綿密な連絡をとる必要があり、無線通信に頼ることが最良である。
昨今の建築物の高層化や大型化に伴い、壁や床等の構造物による電磁波の遮蔽が大きくて、大電力のトランシーバーを用いても満足な通信が出来ないのが現状である。
図4に、現行の無線通信の状態を示す。P型1級又は、R型自動火災報知用受信機Rの設置されている警備室等BにあるトランシーバーT1と、点検区域Fで作業する点検者の持つトランシーバーT2との間の交信状態である。
BとFの間には遮蔽物Sがあり、満足な通信の出来ない状態を示す。
本発明は、消防設備点検の際に行う無線通信を遮蔽物の多い2地点間でも満足のゆく高品位な無線通信を行える方法を提供することを目的とするものである。
図5に課題を解決するための原理図を示す。
トランシバーのマイクユニットM1と本体T1を接続するコードLを延長して、遮蔽物Sを貫通させて点検区域F近くにT1を配置する事でT1とT2の間の遮蔽物はなくなり高品位の無線通信が可能となる。
実際問題として、色々な現場に接続コードLを配線する事は不可能である。
自動火災報知設備にはP型1級受信機又はR型受信機Rと、P型1級発信機又はR型発信機Aとの間に非常時連絡用の専用電話回線の設備も消防法により義務付けられている。
発信機は消防法設置基準により、各階ごとにその階の部分から1の発信機までの歩行距離が50m以下となるように設置されており、受信機と発信機相互に電話連絡できるジャックを有している。
上記により、点検区域F近くには必ず発信機Aが設置されている。
この電話回線を前記M1とT1の接続コードLとして利用することで、新たな配線は不要となる。
幾重にもある遮蔽物を非常時連絡用電話回線が貫通して、点検区域F近くに置かれたT1をコントロールするために、電波の減衰もなくなり、通信不可能な点検区域を皆無にすることが出来る。
T1とT2の距離を最短に設置できるので、小電力のトランシーバーでも十分な通信が可能となる。
大電力トランシーバー使用の場合、無線局免許が必要であるのが、本発明の場合その必要もなくなる。
小電力での無線通信のため、他の電子機器等への電波障害の心配も非常に少なくなる。
安価な小電力トランシーバーで通信可能であるから、大変経済的である。
規格の電話器用プラグのみで消防設備へ接続可能なため、設置のための脱着が非常に簡単に出来る。
防災用受信機及びトランシーバーも供に国家検定品であるため内部の改造は許されていないが、本発明の方法であれば全く改造せずに使用出来る。
従来の通信方法では、電波の届かない点検区域との連絡に非常時連絡用電話回線を用いて電話連絡し、点検区域近くに中継人を立てて無線通信を行っていたが、本発明の方法であれば中継人も不要になる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図2の基づいて説明する。
図3は、一般に市販されているトランシーバーのブロック図を示す。
マイクユニットM1とトランシーバー本体T1は、コネクターC1・C2を介して接続コードCで接続されていて図4に示す形態で使用される。
図3に示すように、MとT1の接続には4本の電線を必要とし、2本しかない電話回線に直接接続できない。
上記接続を可能にするために、図1に示すアダプターA1・A2を介して接続することで解決した。
図2は、T2からの信号をT1で受信中の状態を示す。
T2からの送信信号はアンテナ21でキャッチされ、自動アンテナ切替器20により受信回路19に導かれる。
受信回路19には、電池16からリレー接続17を介して電源が供給されているので、T2からの信号を検波増巾してC2に音声信号として出力する。
C2からの音声信号は、リレー接点13を介して、P2・J2非常時連絡用電話回線TLを通じてJ1に至る。
J1からの音声信号は、リレー接点5を介してC1に至り、それに接続されたスピーカー3を駆動してT2からの信号を傍受することが出来る。
T1〜T2へ送信の場合、送・受信切替スイッチ2を押す事により、電池6のマイナス側が接地されて、リレーコイル4及び制御信号発生器7へ電源が供給される。
リレーコイル4に電流が流れ、リレー接点5は反転して、マイクロホン1はC1・P1を通じてJ1に接続される。
同時に送信制御信号発生器から、音声周波数帯域外に設定された単一周波数の送信制御信号を発生する。
マイクロホン1からの音声信号は、送信制御信号と共にJ1を介して非常時連絡用電話回線TLを通じてJ2に至る。
送信制御信号選択回路8には、常に電池10より電源が供給される。
J2からの送信制御信号は、選択回路8により選択増巾されダイオード9で検波されてトランジスター11を導通させ、リレーコイル12に電流を流して、その接点13及び14を反転させる。
リレー接点13の反転により、マイクロホン1からの音声信号は接点13、C2を通り送信回路18に至る。
リレー接点14の反転により、リレーコイル15に電流を流し、接点17を反転させ、電池16より送信回路18に電源を供給して送信を開始する。
同時に自動アンテナ切換器20により、アンテナ21は送信回路18に接続され、マイクロホン1からの音声信号で変調された電波を輻射する。
T1より輻射された電波は、T1近くで作業する点検者の持つT2で受信されるので、高品位な無線通信を行うことが出来る。
以上のような方法で、本発明を実施することが出来る。
Claims (1)
- 自動火災報知設備の非常時連絡用電話回線を無線通信系統の一部に組み込んだ消防設備点検の際に行う無線通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005250226A JP2007042048A (ja) | 2005-08-04 | 2005-08-04 | 消防設備の点検の際に行う無線通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005250226A JP2007042048A (ja) | 2005-08-04 | 2005-08-04 | 消防設備の点検の際に行う無線通信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007042048A true JP2007042048A (ja) | 2007-02-15 |
Family
ID=37799938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005250226A Pending JP2007042048A (ja) | 2005-08-04 | 2005-08-04 | 消防設備の点検の際に行う無線通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007042048A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017016220A (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-19 | ホーチキ株式会社 | 感知器試験システム |
JP2017016221A (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-19 | ホーチキ株式会社 | 試験支援治具 |
JP2019215939A (ja) * | 2019-09-30 | 2019-12-19 | ホーチキ株式会社 | 火災感知器の試験システム、支援治具及び試験方法 |
JP2021190973A (ja) * | 2020-05-25 | 2021-12-13 | 健治 国続 | 無線機のスピーカーマイク |
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2005
- 2005-08-04 JP JP2005250226A patent/JP2007042048A/ja active Pending
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