JP2007041407A - フィールドシーケンシャルlcd表示装置及び駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 フィールドシーケンシャル方式LCD表示装置において、動画表示時の画像の乱れや、色ずれの少ない液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】 RGB毎に書込み許可及び禁止制御ができる画像RAMを有し、RGBのフィールド毎に対応する色の画像RAMの書込みを禁止するように制御する。また、2フレームで1コマの画像データを表示し、且つ1コマの画像データ表示区間において同じ画像データを2回ずつ画像RAMに書き込むようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 RGB毎に書込み許可及び禁止制御ができる画像RAMを有し、RGBのフィールド毎に対応する色の画像RAMの書込みを禁止するように制御する。また、2フレームで1コマの画像データを表示し、且つ1コマの画像データ表示区間において同じ画像データを2回ずつ画像RAMに書き込むようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、カラーLCD表示装置に関するものである。より詳しくは、R(赤色),G(緑色),B(青色)を時間で区切って連続駆動しこの3色の輝度バランスで多色表示を実現するフィールドシーケンシャル方式でLCDを駆動するコントローラドライバに関する。
フィールドシーケンシャル方式は、R、G、Bの輝度表示を時間で区切って行なう。以下、区切られたR、G、Bの各区間をR−フィールド、G−フィールド、B−フィールドと称する。各色の輝度表示は、各色フィールドで完全に終結させる必要がある。応答性が悪い液晶に対して、各色フィールドで輝度表示を終結する為には特別な駆動方法を用いることになり、またそれに伴う諸問題を解決する必要が生じる(例えば、特許文献1参照)。本発明で用いる駆動方法は複数走査法であり、画面のスキャン走査を1フィールド内で複数回行ない、各走査においてLCDの画素へのチャージ量を変化させて輝度を調整する。
図2は、従来のフィールドシーケンシャル方式の駆動タイミングを示している。フィールドシーケンシャル方式では、1画面を表示する単位である1フレームを、R−フィールド、G−フィールド、B−フィールドに分ける。複数走査法では画面のスキャン走査を1フィールド内で複数回、例えば第2図では4回行ない、走査毎にLCDの画素へのチャージ量を変化させて輝度を調整する。
特開2003−345314
このような従来のフィールドシーケンシャル方式の駆動方法では、図2に示すように走査の途中で画像データが更新されると輝度表現が破綻する。つまり、動画を表示する場合では、動く物体の画像が乱れて表示されるという問題がある。
また、フィールドシーケンシャル方式は、各色フィールドを時間で区切って輝度表示を行なうので、各色フィールドの途中で画像データが更新されると、色ずれが発生する。例えば、動画を表示する場合では、動く物体の画像がRGBの各色フィールドでずれるので色ずれが発生するという問題がある。
本発明のフィールドシーケンシャル方式LCDコントローラドライバは、各色のスキャン走査の区間では画像データを更新しないように画像RAMの書込み信号を禁止(ディセーブル)にする。また、画像RAMをR(赤)G(緑)B(青)ごとに書込み許可の制御を行う。例えば、R−フィールドではRAM−R8を書込み禁止、RAM−G9およびRAM−B10は書き込み許可、といった制御を行う。
さらに、1秒間のコマ数(画面数)が少ない動画表示のときは、画像RAMの更新時に同じコマ(画面)のデータを連続して2画面分書き込み、RGBが同じ画面のデータとして更新されるようにした。
本発明のフィールドシーケンシャル方式LCD表示装置のコントローラドライバは、各色のスキャン走査の区間で画像RAMのデータ書込みを禁止/許可制御する事により輝度表現は正確になり、動画を表示する場合でも動く物体の画像が壊れて(乱れて)表示される事が無い。
また、画像RAMの更新時に同じコマ(画面)のデータを連続して2画面分書き込む事により、RGBが同じ画面のデータとして更新され色バランスは正しくなり、RGBの色ずれが発生しなくなるという効果がある。
図1は、本発明のフィールドシーケンシャルLCD表示装置のコントローラドライバのブロック図である。MPU-I/F回路1、RGB-I/F回路2、EEPROM-I/F回路3に動作の制御信号や画像データが入力される。画像データはMPU-I/F回路1、RGB-I/F回路2のいずれかから入力され第一のMUX回路4により選択される。Data-Matrix演算器は画像一般の演算処理を行なう。インストラクション・レジスタは動作制御を保持するもので、第二のMUX回路5を経て設定される。第二のMUX回路5からは画像データも出力され、RGBの色ごとにビット分けされ、RAM−R8、RAM−G9、RAM−B10に接続されてデータが格納される。RAM−R8、RAM−G9、RAM−B10は、それぞれW_EN信号で書込み許可制御が可能。Pallet-Latch&PWM回路7は、複数走査法において走査毎にLCDの画素へチャージする量を変化させる為の制御信号を出力するものである。RAM−R8,RAM−G9,RAM−B10からは、フィールド毎に画像データが読み出され、Pallet-Latch&PWM回路7から出力される制御信号をセレクタ回路11、12、13で選択し、ソースドライバ回路15の出力を生成する。例えばR−フィールドではRAM−R8の画像データのみが読み出され、ソースドライバ回路15の出力を生成する。同様にG−フィールド、B−フィールドでは、それぞれRAM−G9,RAM−B10の画像データのみが読み出され、ソースドライバの出力を生成する。
図3は、本発明のフィールドシーケンシャルLCD表示装置のコントローラドライバによる駆動方法のタイミングチャートである。フィールド毎にRAM−R8,RAM−G9,RAM−B10の書込みを禁止あるいは許可の制御を加えた場合の駆動タイミングを示している。R−フィールドの走査中はRAM−R8の書込みを禁止し、RAM−G9およびRAM−B10の書き込みは許可する。G−フィールドの走査中はRAM−G9の書込みを禁止し、RAM−R8およびRAM−B10の書き込みは許可する。B−フィールドの走査中はRAM−B10の書込みを禁止し、RAM−R8およびRAM−G9の書き込みは許可する。このように各色フィールドの走査中は読み出されるRAMのデータ更新が禁止されるので、そのフィールドで表示する輝度表示は最後まで破綻する事は無いので、画像が乱れることなく表示することが出来る。
図4は、図3のタイミングチャートをより詳細に示したタイミングチャートである。フィールド毎にRAM−R8,RAM−G9,RAM−B10の書込みを禁止あるいは許可の制御を加えている。R−フィールドではRAM−R8の書込みが停止し、G−フィールドではRAM−G9の書込みが停止し、B−フィールドではRAM−B10の書込みが停止している。この時、1画面を書き換える時間が1フレーム時間と全く同じ場合には、R−フィールドで書込みが停止する画面の位置は次のフレームでも同一である。つまり画面の一定個所がいつまでもデータが更新されず、古い画像を表示し続けることになる。従って、表示1画面を書き換える時間は、図4に示すように1フレーム時間よりも短くする必要がある。
以上のように、フィールドの操作中に対応するRAMデータの更新を禁止し、1画面の書き換え時間を1フレーム時間より短くしたフィールドシーケンシャル表示装置の駆動方法によれば、画像が乱れることなく表示することが可能である。
図5は、画像データの書き込みを2フレームで1コマの画像データを表示し、その1コマの表示区間において同じ画像データの書込みを2回行い、且つ1コマの画像データの表示区間の残りの部分においてデータの更新を停止するように制御したタイミングチャートである。表示画像が動画であるが、そのコマ数が少な無いような場合に有効な駆動方法である。第4図で示したように、古い画像表示を繰り返さない為に画像データを高速に更新したとしても、データ更新が停止した後の更新再開タイミングによっては、古い画像表示が繰り返される事が有り得る。同じコマの画像データを高速に2画面分書き込むことによって、各色フィールドでデータ書き込みが停止しても、RGBのデータは全て同じコマの画像データとして更新される。古い画像表示が繰り返される事が無い上に、フィールド間のデータ更新が無いので色ずれも発生しない。
図4および図5に示す第一の実施例のフィールドシーケンシャルLCD表示装置の駆動方法においては、同一フィールドで表示する輝度表示が破綻する事は無い。しかし、同一フレーム内の各色フィールド間においてはデータ更新により、異なる画像を表示する場合があり、画像の色ずれが発生する可能性がある。
図6は、本発明のフィールドシーケンシャルLCD表示装置の第二の実施例の駆動方法を示すタイミングチャートである。各色のスキャン走査の区間では画像データを更新しないように画像RAMの書込み信号を禁止(ディセーブル)し、走査区間の隙間だけで画像データを更新するように制御している。各色フィールドの間は読み出されるRAMのデータ更新が停止するので、そのフィールドで表示する輝度表示は最後まで破綻する事は無い。すなわち、動画を表示する場合でも画像が壊れて(乱れて)表示される事は無い。
以上説明したように、本発明のフィールドシーケンシャル方式LCDコントローラドライバは、各色のスキャン走査の区間で画像RAMのデータ書込みを禁止/許可制御する事により輝度表現は正確になり、動画を表示する場合でも動く物体の画像が乱れて表示される事が無い。
また、画像RAMの更新時に同じコマのデータを連続して2画面分書き込む事により、RGBが同じ画面のデータとして更新され色バランスは正しくなり、RGBの色ずれが発生しなくなるという効果がある。
1 MPU−IF
2 RGB−IF
3 EEPROM−IF
4 第一のMUX
5 第二のMUX
6 インストラクション・レジスタ
7 パラレル・ラッチ
8 RAM−R
9 RAM−G
10 RAM−B
11 セレクタ−R
12 セレクタ−G
13 セレクタ−B
14 フィールドセレクタ
15 ソースドライバ
2 RGB−IF
3 EEPROM−IF
4 第一のMUX
5 第二のMUX
6 インストラクション・レジスタ
7 パラレル・ラッチ
8 RAM−R
9 RAM−G
10 RAM−B
11 セレクタ−R
12 セレクタ−G
13 セレクタ−B
14 フィールドセレクタ
15 ソースドライバ
Claims (7)
- フィールドシーケンシャル方式LCD表示装置の駆動方法において、画像データのスキャン走査の区間では、画像RAMの画像データを更新しないように書込みを禁止したことを特徴とするフィールドシーケンシャル方式LCD表示装置の駆動方法。
- フィールドシーケンシャル方式LCD表示装置において、画像データのスキャン走査の区間では、対応する色の画像RAMの画像データを更新しないように書込みを禁止したことを特徴とするフィールドシーケンシャル方式LCD表示装置。
- 前記書込み禁止区間は、連続する書込み区間において一致しないように制御したことを特徴とする請求項2記載のフィールドシーケンシャル方式LCD表示装置。
- 前記画像RAMに、同一の画像データを連続して2回書き込んで1コマの画像表示とすることを特徴とする請求項3記載のフィールドシーケンシャル方式LCD表示装置。
- 前記1コマの画像表示は、2フレームの区間で行われることを特徴とする請求項4記載のフィールドシーケンシャル方式LCD表示装置。
- フィールドシーケンシャル方式LCD表示装置の駆動方法において、画像データのスキャン走査の区間では、対応する色の画像RAMの画像データを更新しないように書込みを禁止し、前記書込み禁止区間は連続する書込み区間において一致しないように制御したことを特徴とするフィールドシーケンシャル方式LCD表示装置の駆動方法。
- 前記画像RAMに、2フレームの区間で同一の画像データを連続して2回書き込んで1コマの画像表示とすることを特徴とする請求項6記載のフィールドシーケンシャル方式LCD表示装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005227074A JP2007041407A (ja) | 2005-08-04 | 2005-08-04 | フィールドシーケンシャルlcd表示装置及び駆動方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005227074A JP2007041407A (ja) | 2005-08-04 | 2005-08-04 | フィールドシーケンシャルlcd表示装置及び駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007041407A true JP2007041407A (ja) | 2007-02-15 |
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Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110349549A (zh) * | 2019-07-17 | 2019-10-18 | 京东方科技集团股份有限公司 | 液晶显示面板的驱动方法、驱动电路及显示装置 |
-
2005
- 2005-08-04 JP JP2005227074A patent/JP2007041407A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110349549A (zh) * | 2019-07-17 | 2019-10-18 | 京东方科技集团股份有限公司 | 液晶显示面板的驱动方法、驱动电路及显示装置 |
CN110349549B (zh) * | 2019-07-17 | 2022-07-05 | 京东方科技集团股份有限公司 | 液晶显示面板的驱动方法、驱动电路及显示装置 |
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