JP2007040524A - トルクコンバータのスリップ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のトルクコンバータのスリップ制御装置は、トルクコンバータの締結状態をコンバータ状態からスリップ状態へと移行させるためにロックアップクラッチの締結圧をオープンループ制御によって上昇させているときに、エンジントルクが低下すると(S59、S60)ロックアップクラッチの締結圧をエンジントルクの変化量に基づいて低下させるように制御する(S61、S65)。
【選択図】図6
Description
ここで、Nslpは実スリップ回転速度、Nslp_endはコンバータ状態からスリップ状態へ移行するためのオープン制御終了スリップ回転速度である。Nslp_endは図5のテーブルを参照することでスロットル開度に基づいて算出される。
ここで、gSLPはスリップ回転ゲインであり、図8のテーブルを参照してタービンランナ13の回転速度に基づいて算出される。
ここで、TLU_ENDは現時点でオープン制御を終了するために要するエンジントルクであり、以下の(4)式に基づいて算出される。
エンジントルクTQEが、ロックアップ容量TLUにオープン制御終了時におけるコンバータトルクTcnv_ENDを加えた値TLU_ENDとなる場合とは、オープン制御を終了してスリップ制御が開始できる状態になった場合である。エンジントルクTQEがこのような値TLU_ENDになったとき、ロックアップ容量TLUを低下させても応答遅れなどによってエンジントルクTQEがロックアップ容量TLUを下回ってロックアップクラッチ2が急締結する可能性がある。
ステップS58では、急抜き判定が成立したときのロックアップ容量の急抜き量TLU_CUTDWNを算出する。急抜き量TLU_CUTDWNは初回の急抜き時のみ以下の(6)式に示すように設定され、2回目以降は以下の(7)式に示すように設定される。
TLU_CUTDWN=|ΔTQE1| ・・・(7)
ステップS59では、エンジントルクTQEがロックアップ急締結危険エリアに入っているか否かを以下の(8)式に基づいて判定する。(8)式が成立するときはステップS60へ進み、非成立のときはステップS69へ進む。
ステップS60では、ロックアップ容量の急抜きを実行する必要があるか否かを、所定時間T1におけるエンジントルク変化量ΔTQE1及び締結力急抜き判定基準値CUTDWN_JDGに基づいて以下の(9)式によって判定する。(9)式が成立するときはステップS61へ進み、非成立の時はステップS63へ進む。
ステップS61では、急抜き処理を実行する。急抜き処理では、ロックアップ容量TLUを前回処理時のロックアップ容量TLU_zと急抜き量TLU_CUTDWNに基づいて以下の(10)式によって算出する。
ステップS62では、急抜きタイマTLUCDtmrを所定時間T2にセットする。急抜きタイマTLUCDtmrは、差圧指令値に対するロックアップクラッチの締結力の応答遅れを考慮して、急抜き後の所定時間T2だけロックアップ容量を一定に保持するために設定されるものであり、T2が応答遅れ以上の時間に設定されるよう予め実験などによって求めておく。また、急抜きタイマTLUCDtmrの初期値はゼロである。
一方、ステップS63において急抜きタイマTLUCDtmrがゼロでない場合は、ステップS66へ進んで急抜きタイマTLUCDtmrをカウントダウンする。
本ステップの処理では、ステップS64から進んできた場合には、ロックアップクラッチの急締結の危険はあるがエンジントルクが保持及び増加しているので、ロックアップ容量を保持することでロックアップクラッチの急締結を回避する。ステップS66から進んできた場合には、差圧指令値に対するロックアップクラッチの締結力の応答遅れを考慮して、ロックアップ容量を保持することで確実に急抜きを実行させる。
ここで、PLU_zは前回処理時の差圧指令値である。
2 ロックアップクラッチ
3 ロックアップ制御弁
3a バネ
4 ロックアップソレノイド
5 コントローラ
6 電源電圧センサ
7 ポンプインペラ回転センサ
8 タービンランナ回転センサ
9 変速機出力軸回転センサ
10 スロットル回転センサ
11 ATF温度センサ
12 ポンプインペラ
13 タービンランナ
14 エンジン
15 変速機
16 駆動輪
Claims (11)
- エンジンの駆動力を流体を介して伝達するトルクコンバータと、
前記トルクコンバータの内部に設けられ、前記トルクコンバータの入力要素と出力要素とを締結することができるロックアップクラッチと、
前記トルクコンバータの締結状態を、前記ロックアップクラッチが解放されているコンバータ状態からスリップしながら締結するスリップ状態へと移行させるように、オープンループ制御によって前記ロックアップクラッチの締結圧を上昇させるオープン制御手段と、
前記エンジンのトルクが低下したと判断するトルク低下判断手段と、
前記オープン制御手段を実行中に前記エンジンのトルクが低下したと判断されたとき、前記エンジントルクの変化量に基づいて前記ロックアップクラッチの締結圧を低下させるように制御する締結圧制御手段と、
を備えることを特徴とするトルクコンバータ搭載車両。 - 前記トルク低下判断手段は、前記エンジントルクから前記ロックアップクラッチの伝達可能なトルクを減算した値が第1の所定値より小さいとき、前記エンジントルクが低下したと判断することを特徴とする請求項1に記載のトルクコンバータ搭載車両。
- 前記第1の所定値は、前記オープン制御終了時における前記トルクコンバータのコンバータトルクと第1の所定時間における前記エンジントルクの変化量との和に設定されることを特徴とする請求項2に記載のトルクコンバータ搭載車両。
- 前記締結圧制御手段は、前記オープン制御手段を実行中に前記エンジントルクが低下したと判断されたときであって、前記エンジントルクの変化率が負の第2の所定値より小さいとき、前記エンジントルクの変化量に基づいて前記ロックアップクラッチの締結圧をステップ状に低下させるように制御することを特徴とする請求項3に記載のトルクコンバータ搭載車両。
- 前記締結圧制御手段は、前記ロックアップクラッチの締結圧を前記エンジントルクの第1の所定時間における変化量だけステップ状に低下させるように制御することを特徴とする請求項4に記載のトルクコンバータ搭載車両。
- 前記締結圧制御手段は、前記ロックアップクラッチの締結圧を、前記エンジントルクの第1の所定時間における変化量に、前記オープン制御終了時における前記トルクコンバータのコンバータトルクを加えた値だけステップ状に低下させるように制御することを特徴とする請求項4に記載のトルクコンバータ搭載車両。
- 前記締結圧制御手段は、前記オープン制御手段を実行中に、前記エンジンのトルクが低下したとする判断が1回目であるとき、前記ロックアップクラッチの締結圧を、前記エンジントルクの第1の所定時間における変化量に、前記オープン制御終了時における前記トルクコンバータのコンバータトルクを加えた値だけステップ状に低下させるように制御し、前記エンジンのトルクが低下したとする判断が2回目以降であるとき、前記エンジントルクの第1の所定時間における変化量だけステップ状に低下させるように制御することを特徴とする請求項4に記載のトルクコンバータ搭載車両。
- 前記締結圧制御手段は、前記ロックアップクラッチの締結圧をステップ状に低下させた後、第2の所定時間だけ前記ロックアップクラッチの締結圧を一定に保持するように制御することを特徴とする請求項4から7までのいずれか1項に記載のトルクコンバータ搭載車両。
- 前記締結圧制御手段は、前記オープン制御手段を実行中に前記エンジントルクが低下したと判断されたときであって、前記エンジントルクの変化率が負の第2の所定値より大きいとき前記ロックアップクラッチの締結圧を前記エンジントルクの低下分だけ低下させるように制御することを特徴とする請求項3から8までのいずれか1項に記載のトルクコンバータ搭載車両。
- 前記第2の所定値は、前記オープン制御手段終了時における前記トルクコンバータのコンバータトルクに設定されることを特徴とする請求項4から9までのいずれか1項に記載のトルクコンバータ搭載車両。
- 前記第2の所定値は、前記コンバータトルクが第1の基準値より大きいとき、前記第1の基準値に設定され、前記コンバータトルクが前記第1の基準値より小さい第2の基準値より小さいとき、前記第2の基準値に設定されることを特徴とする請求項10に記載のトルクコンバータ搭載車両。
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