JP2007039971A - 塗り壁の施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 塗り壁材の乾燥後における色むらの発生、アクやシミの発生を防止できると共に、施工期間を短縮化でき、またバインダーの材料、使用量の問題も極力解消できるようにする。
【解決手段】 下地材4上に塗り壁材6を塗工し乾燥硬化させるに際し、下地材4の表面に下張りシート5を貼着し、この下張りシート5上に塗り壁材6を塗工する。塗り壁材6には珪藻土を主成分とするものを使用する。下張りシート5は、表面側に再湿型又は再乳化型の糊層10を有し、裏面側に貼着用の糊層11を有するものを使用する。再湿型又は再乳化型の糊層10上に塗り壁材6を塗工してもよい。
【選択図】 図2

Description

本発明は、下地材上に下張りシートを貼着して施工する塗り壁の施工方法に関するものである。
珪藻土は吸放湿性に優れた材料であり、塗り壁材として使用した場合には、塗り壁に調湿機能を持たせることができ、近年のリフォーム、その他で珪藻土入りの塗り壁材が広く使用される傾向にある。
珪藻土入りの塗り壁材を塗工して塗り壁を施工する場合、従来は珪藻土に所定の水、バインダーを入れて混練した塗り壁材を、土壁、板壁、石膏ボード壁などの下地材上に所定の厚さに直接塗工する方法が一般的である(特許文献1)。
この他に、下地材の表面にアク止め用、その他の下地処理剤を塗布して下地材に所定の処理をした後に、その下地材上に珪藻土入りの塗り壁材を塗工する方法、更には下地材の表面に下塗り材を塗工した後に、その上から珪藻土入りの塗り壁材を塗工する方法などがある。
特開2004−197327
従来の施工方法では、珪藻土塗り壁材の乾燥後における色むらの発生、アクやシミの発生、施工期間の長期化などの問題があり、更にはバインダーの材料、使用量が問題となる惧れがある。
即ち、珪藻土入りの塗り壁材である珪藻土塗り壁材の多くは粉末顔料で着色されている。しかし、濃色の珪藻土塗り壁材を下地材上に直接塗工した場合には、その下地材側の部分的な吸水率の違いにより、珪藻土塗り壁材が乾燥した後の色むらが発生することがある。例えば、吸水率の高い下地材では壁面の色が薄くなり、反対に吸水率の低い下地材では色が濃くなってしまう。この色むらは特に濃色の珪藻土塗り壁材の場合に発生し易い。そのため従来の珪藻土塗り壁材の多くは、色むらの発生し難い淡い色のものであり、土を連想させるこげ茶や茶色などはその種類が非常に少なくなっている。
この乾燥後の色むらの防止策として、下地材の表面に下地処理剤を塗布し、下地材の吸水率のバラツキを極力受けないように下地材を処理する施工法がある。しかし、施工現場は一様ではなく、しかも実際の施工を受け持つ技能者の施工方法も一様でないなどから、この下地処理では色むらの発生を完全には防止できない。
また下地材の素材が木質系のものの場合には、壁面にアク、シミなどが浮き出ることがある。これは、水分を多量に含んだ珪藻土塗り壁材を木質系の下地材に塗工した際に、塗り壁材が持っていた水分が一旦木質系下地材に吸収され、その後、塗り壁材が乾燥するに従って、木質系下地材に吸収された水分が表面の塗り壁材側に移行してしまい、木質系下地材の内部にアクやシミなどの原因物質があれば、それが水の移行の際に一緒に表面に浮き出るためである。
この防止策としては、木質系の下地材にアク止め用などの下地処理剤を塗布する施工法がある。しかし、下地処理剤の多くが樹脂に水を分散させたものであって、塗布後に乾燥して形成された塗膜には樹脂間に微小な隙間ができるため、アクやシミなどの原因物質がその隙間を経て塗り壁材側へと移行する惧れがあり、完全にアク、シミの発生を防止することは困難である。
下地材の表面に下塗り材、中塗り材などを塗工する湿式の施工法は、その後に行う珪藻土塗り壁材の塗工と相まって、乾式の施工法に比較して2〜3倍の工期を要する欠点がある。即ち、下塗り材、中塗り材は多くの水を入れて混練した状態で塗工するものであることから、乾燥前の段階では下塗り材、中塗り材の表面が非常に弱く僅かに触れる程度でも表面に跡形ができるなど、乾燥しない限りは次の作業ができない上に、その乾燥までに多くの日数を要する。しかも、伝統的に左官工事は下塗り、中塗り、上塗りの3工程からなっており、ある程度、施工期間の短期化が進んだ現在でさえ、他の乾式工法に比較して施工期間が非常に長くなり、この施工期間の長期化がそのまま施工コストにつながり、施工コストの高騰を招くことになる。
珪藻土塗り壁材の場合、珪藻土のみでは珪藻土同士を結合できないため、その結合を図るため何らかのバインダーが必要であり、それに使用されるバインダーによって次の2種類に大別できる。その第1は、珪藻土が持つ調湿機能、吸着機能を最大限生かすために、合成樹脂系の接着剤を含まない健康・環境指向系のものであり、第2は珪藻土が持つ機能をある一定レベルで発揮させつつも、塗膜強度を高めたり、施工性を良くしたり、短い工期で施工できたりするように、性能と施工性に配慮したバランス型のものである。
健康・環境指向型の場合、バインダーには澱粉や海草糊、キトサンなどを利用した天然・自然素材が使用されている。一方、バランス型の場合には、バインダーに酢酸ビニル樹脂系やアクリル樹脂系などの合成樹脂系のものが使用されている。
概して、天然素材系のバインダーは接着力が弱く、合成樹脂系は接着力が強い傾向にあり、珪藻土塗り壁材が塗工される下地材に関し、天然素材系の方がその適用範囲は狭く、合成樹脂系の方が適用範囲は広い傾向にある。したがって、合成樹脂系のバインダーを使用した珪藻土塗り壁材は、下地処理(下塗りや中塗り)が不要であるなど、施工性が良く容易に施工できる利点がある。しかし、珪藻土に合成樹脂を混入することにより、本来、珪藻土が持っている性能を十分に引き出せないこと、自然素材である珪藻土の良さ(シックハウスの防止、室内環境の改善など)を減殺するなどの問題を招く惧れがある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、塗り壁材の乾燥後における色むらの発生、アクやシミの発生を防止できると共に、施工期間を短縮化でき、更にはバインダーの材料、使用量の問題も極力解消できる塗り壁の施工方法を提供することを目的とする。
本発明は、下地材4上に塗り壁材6を塗工し乾燥硬化させる塗り壁の施工方法において、前記下地材4の表面に下張りシート5を貼着し、該下張りシート5上に塗り壁材6を塗工するものである。
珪藻土を主成分とする前記塗り壁材6を使用してもよい。裏面側に貼着用の糊層11を有する前記下張りシート5を使用してもよい。少なくとも表面側に、吸水することにより接着力が生じる再湿型又は再乳化型の糊層10,11を有する前記下張りシート5を使用してもよい。
乾燥状態にある前記再湿型又は再乳化型の糊層10上に前記塗り壁材6を塗工し、該塗り壁材6の水分により前記再湿型又は再乳化型の糊層10に吸水させてもよい。表面側にエンボス加工による凹凸模様14を有する前記下張りシート5を使用してもよい。
本発明では、下地材4上に下張りシート5を貼着し、該下張りシート5上に塗り壁材を塗工するため、塗り壁材の乾燥後における色むらの発生、アクやシミの発生を防止できると共に、施工期間を短縮化でき、更にはバインダーの材料、使用量の問題も極力解消できる利点がある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は建物の内部を示し、図2はその要部の拡大図を示す。図3は下張りシートのロール体、図4は下張りシート貼着工法による塗り壁の施工方法を示す。
図1及び図2において、1は建物の床、2はその天井である。3は建物の側壁面であり、コンクリート壁、土壁、木質板壁、石膏ボード、その他の下地材4と、この下地材4上の全面に隙間なく貼着された下張りシート5と、この下張りシート5上に珪藻土塗り壁材6を塗工し乾燥硬化してなる塗り壁7とから構成されている。
下張りシート5は表面基材8と裏面基材9とを有し、その両面に再湿型の表面糊層10、裏面糊層11が皮膜状に形成されている。なお、下張りシート5は非透水性又は透水性を有し、通常、図3に示すように所定の幅のロール体12として巻き取られている。
下張りシート5の表面基材8には塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエチレン樹脂、紙、布などがあり、また裏面基材9には普通紙(木材パルプ)、PET混沙紙、PET不織布、ポリエチレン混沙紙、レーヨン混沙紙、ポリエチレン不織布などがある。そして、これらの表面基材8、裏面基材9を適宜組み合わせて下張りシート5が構成されている。
表面糊層10、裏面糊層11には澱粉系糊、ポリビニルアルコール系糊、アクリル樹脂系糊、エチレン酢酸ビニル樹脂系糊、セルロース系糊、塩化ビニル系糊、ポリエステル系糊などがある。なお、表面糊層10、裏面糊層11には同種の糊を使用してもよいし、異なる糊を使用してもよい。
下張りシート貼着工法での塗り壁7の施工に際しては、先ず図4(A)に示すように壁面の下地材4の表面側に、塗り壁範囲の略全面にわたって隙間ができないように、例えば非透水性を有する下張りシート5を貼着する。この場合、ロール体12から下張りシート5を繰り出して、その下張りシート5を下地材4の貼着部位の高さに応じた長さで適宜裁断する。そして、次に下張りシート5の裏面糊層11側の略全面にブラシ、その他の水塗布具を使用して水を塗布する。
すると乾燥状態の裏面糊層11が水を吸水して接着力が生じるので、その接着力を利用して下張りシート5を塗り壁範囲の下地材4の表面に貼着する。このとき隣り合う下張りシート5の対向端縁同士を突き合わせるなど、下地材4の表面の全面にわたって隙間ができないように下張りシート5を貼着する。
このようにして下地材4の表面に下張りシート5を貼着した後、図4(B)に示すように下張りシート5の表面に珪藻土塗り壁材6を2〜3mm程度の厚さで塗工する。そして、この珪藻土塗り壁材6を乾燥硬化させて、図4(C)に示すように塗り壁7として仕上げる。
珪藻土塗り壁材6は珪藻土を主成分とし、これに適当量の水を加えて混練したものである。このため珪藻土塗り壁材6を下張りシート5上に塗工すると、下張りシート5の表面糊層10が珪藻土塗り壁材6の水分を吸水して表面糊層10に接着力が生じ、その表面糊層10の接着力により珪藻土塗り壁材6、乾燥硬化後の塗り壁7を接着する。
このように下張りシート貼着工法では、下地材4の表面に工業製品である下張りシート5、取り分け非透水性を有する下張りシート5を貼着して下地処理を行うため、場所によって吸水率が異なるというようなことは生じ難くなり、従来の下地材4側の吸水率の違いに起因する、塗り壁7の色むらの発生を極力防止できる。
従って、下張りシート5、特に非透水性を有する下張りシート5を使用することにより吸水率が安定化し、色むらの発生率、可能性も減少するため、従来は色むらが発生し易いとされていた濃色系の珪藻土材の使用が可能となり、メーカーは淡色系から濃色系までの多種類の色彩の珪藻土材を提供することが可能であり、またユーザーはその多種類の中から嗜好にあった珪藻土材を選択できる。
しかも非透水性を有する下張りシート5を使用するため、アク止め用、その他の下地処理剤を塗布して下地処理をする場合に比較して、下張りシート5の方がアクやシミの原因物質の浸透性を低くでき、乾燥硬化後の塗り壁7におけるアクやシミの発生を防止できる。
更に従来の下塗りに代えて下張りシート5を貼着することで、下塗り材が乾燥するまでに要した時間を短縮できる。勿論、下張りシート5を貼着する場合でも、下張りシート5の裏面糊層11は乾燥していないが、表面糊層10は乾燥状態にあり、その貼着後、直ぐに珪藻土塗り壁材6の塗工が可能である。例えば従来3日の工事は1/3、2日の工事は1/2にその工期を短縮できる。この水準は、現在主流となっている乾式工法と比べても遜色のない工期であり、衰退産業化しつつある左官材料が再注目される可能性もある。
再湿型の裏面糊層11を有する下張りシート5を使用し、裏面糊層11側に水を塗布した後に、この下張りシート5を下地材4に貼着すればよいので、その都度、裏面に糊を塗布する場合に比較して、下張りシート5を下地材4に対して容易且つ確実に貼着できる。
また下張りシート5の表面に塗工した珪藻土塗り壁材6を表面糊層10の接着力により接着するため、天然素材系の珪藻土塗り壁材6、又は合成樹脂系のバインダーの使用量の少ない珪藻土塗り壁材6を使用できる利点がある。しかも、下張りシート5の表面の表面糊層10は再湿型であり、珪藻土塗り壁材6を塗工する工程において、珪藻土塗り壁材6自体が持っている水分が表面糊層10に移行して、その表面糊層10に接着力を発生させることができる。従って、表面糊層10上に水を塗布するなどの吸水工程が不要であり、作業能率が更に向上する。
図5、図6は本発明の第2の実施例を例示する。下張りシート5には図5、図6に示すように表面糊層10を再湿型とし、裏面糊層11を粘着剤による粘着型として、その裏面糊層11を離型紙13で保護するようにしたものを使用してもよい。この下張りシート5の場合には、離型紙13を剥離すれば、裏面糊層11により下張りシート5を下地材4に直ちに貼着できる。
図7、図8は本発明の第3の実施例を例示する。下張りシート5には図7、図8に示すように表面糊層10、裏面糊層11を共に粘着型とし、それを共通の離型紙13で保護するようにしたものを使用してもよい。この下張りシート5の場合には、離型紙13が表面糊層10側に残るように、離型紙13を裏面糊層11から剥離しながら下張りシート5を繰り出して裁断した後、その下張りシート5を裏面糊層11を介して下地材4に貼着すればよい。このとき表面糊層10を離型紙13で保護しているため、表面糊層10に粘着型を使用しているにも拘わらず、下張りシート5を容易に貼着できる。

図9、図10は本発明の第4の実施例を例示する。この下張りシート5は、図9、図10に示すように表面糊層10を再湿型、再乳化型又は粘着型とし、裏面糊層11を生糊として、その裏面糊層11の生糊を保護シート16で保護するようにしている。そして、施工に際しては、下張りシート5の保護シート16を剥離した後、裏面糊層11の生糊により下張りシート5を下地材4に貼着する。
この実施例のように裏面糊層11に生糊を使用する場合には、下地材4の条件に応じて、その生糊の濃度調整や原料成分の配合比率を調整することができるため、裏面糊層11が再湿型、粘着型等の場合に比較して適用可能な下地材4が限定されず、各種の下地材4に対して下張りシート5を確実に貼着でき利点がある。なお、裏面糊層11の生糊は、施工現場において、下張りシート5の裏面に塗工してもよい。表面糊層10に生糊を使用することも可能である。
図11、図12は本発明の第5の実施例を例示する。この下張りシート5には、図11に示すようにその表面側の全面又は一部にエンボス加工による凹凸模様14が形成されている。凹凸模様14の凹凸深さは、珪藻土塗り壁材6の塗工厚さが薄い場合でも、0.2mm程度は必要である。従って、凹凸深さは、0.2mm程度以上あることが望ましい。その他は第1の実施例と同様である。
この実施例でも、図12(A)に示すように、第1の実施例と同様に下張りシート5を下地材4に貼着し、次いで下張りシート5の表面糊層10の上から珪藻土塗り壁材6を塗工する。このとき珪藻土塗り壁材6は、図12(B)に示すように平滑状に塗工する。なお、珪藻土塗り壁材6は、凹凸状に塗工してもよい。
このように珪藻土塗り壁材6を塗工しておくと、珪藻土塗り壁材6が乾燥し硬化する過程での収縮率が、塗工厚さの薄い部分よりも厚い部分の方が大であるため、その塗工厚さの違い(収縮率の違い)により、乾燥硬化後の塗り壁7の表面に、下張りシート5のエンボス加工による凹凸模様14に応じた凹凸状の模様を形成することができる(図12(C)参照)。
以上、本発明の各実施例について詳述したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施することができる。例えば、実施例では、珪藻土塗り壁材6を使用する場合を例示しているが、他の塗り壁材一般を使用する場合でも同様に実施可能である。
また表面糊層10、裏面糊層11を有する下張りシート5の他、その何れか一方又は両方の糊層のない下張りシート5を使用してもよい。例えば、裏面糊層11に代えて、下張りシート5を下地材4に貼着する前に、下張りシート5に貼着用の接着剤等を塗布してもよい。また表面糊層10のない下張りシート5の場合には、下張りシート5の表面基材8上に直接珪藻土塗り壁材6又は他の塗り壁材を塗工してもよい。
壁側の下地材4は何でもよい。また下地材4側に多少の凹凸、その他の損傷箇所があっても、下張りシート5を下地材4の表面に下張りシート5を貼着することにより、その損傷箇所を下張りシート5で覆うことができるので、下張りシート5の厚さと損傷箇所の程度とによっては、下地材4側の損傷箇所の補修を省略することができる。
表面糊層10、裏面糊層11は吸水することにより接着力が生じる再湿型の他、吸水することにより接着力が生じる再乳化型でもよいし、他の糊でもよい。既存の壁紙がある場合には、その壁紙を下張りシート5として利用してもよいが、その壁紙の上に下張りシート5を貼着してもよい。側壁面3以外の上壁面、下壁面その他の壁面でも同様に実施可能である。表面糊層10には、塗り壁材6の塗工とは別に、その塗工前に若干の水を塗布するなどにより吸水してもよい。
本発明の第1の実施例を示す建物内の斜視図である。 本発明の第1の実施例を示す側壁面の拡大断面図である。 本発明の第1の実施例を示すロール体の斜視図である。 (A)〜(C)は本発明の第1の実施例を示す施工方法の説明図である。 本発明の第2の実施例を示す下張りシートの拡大断面図である。 本発明の第2の実施例を示すロール体の斜視図である。 本発明の第3の実施例を示す下張りシートの拡大断面図である。 本発明の第3の実施例を示すロール体の斜視図である。 本発明の第4の実施例を示す下張りシートの拡大断面図である。 本発明の第4の実施例を示すロール体の斜視図である。 本発明の第4の実施例を示す下張りシートの拡大断面図である。 (A)〜(C)は本発明の第4の実施例を示す施工方法の説明図である。
符号の説明
4 下地材
5 下張りシート
6 塗り壁材(珪藻土塗り壁材)
7 塗り壁
10 表面糊層
11 裏面糊層
14 凹凸模様

Claims (6)

  1. 下地材(4)上に塗り壁材(6)を塗工し乾燥硬化させる塗り壁の施工方法において、前記下地材(4)の表面に下張りシート(5)を貼着し、該下張りシート(5)上に塗り壁材(6)を塗工することを特徴とする塗り壁の施工方法。
  2. 珪藻土を主成分とする前記塗り壁材(6)を使用することを特徴とする請求項1に記載の塗り壁の施工方法。
  3. 裏面側に貼着用の糊層(11)を有する前記下張りシート(5)を使用することを特徴とする請求項1又は2に記載の塗り壁の施工方法。
  4. 少なくとも表面側に、吸水することにより接着力が生じる再湿型又は再乳化型の糊層(10)(11)を有する前記下張りシート(5)を使用することを特徴とする請求項1又は2に記載の塗り壁の施工方法。
  5. 乾燥状態にある前記再湿型又は再乳化型の糊層(10)上に前記塗り壁材(6)を塗工し、該塗り壁材(6)の水分により前記再湿型又は再乳化型の糊層(10)に吸水させることを特徴とする請求項4に記載の塗り壁の施工方法。
  6. 表面側にエンボス加工による凹凸模様(14)を有する前記下張りシート(5)を使用することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の塗り壁の施工方法。
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