JP2007039923A - 耐火パネル - Google Patents

耐火パネル Download PDF

Info

Publication number
JP2007039923A
JP2007039923A JP2005223556A JP2005223556A JP2007039923A JP 2007039923 A JP2007039923 A JP 2007039923A JP 2005223556 A JP2005223556 A JP 2005223556A JP 2005223556 A JP2005223556 A JP 2005223556A JP 2007039923 A JP2007039923 A JP 2007039923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut member
panel
fireproof
fireproof panel
panel body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005223556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4641463B2 (ja
Inventor
Yoshinobu Suzuki
義信 鈴木
Kosuke Furuichi
耕輔 古市
Yasuyuki Hayakawa
康之 早川
Kunihiko Takimoto
邦彦 滝本
Kiyobumi Ogita
清文 荻田
Ken Iida
憲 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Meiden Ceramics Co Ltd
Original Assignee
Kajima Corp
Meiden Ceramics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp, Meiden Ceramics Co Ltd filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2005223556A priority Critical patent/JP4641463B2/ja
Publication of JP2007039923A publication Critical patent/JP2007039923A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4641463B2 publication Critical patent/JP4641463B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

【課題】パネル本体と埋設されたナット部材との熱膨張率の相違によりパネル本体に亀裂が生じるのを防止するとともに、動風圧によるナット部材の損傷を防止し、さらに耐汚損機能及び視線誘導機能を持たせる。
【解決手段】無機質材からなるパネル本体16に埋設するナット部材7をセラミックスにより形成するとともに、ナット部材7の外形形状を曲面状に形成する。又、パネル本体16における埋設したナット部材7の開口面と反対側の面に琺瑯層12dを設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、コンクリート構造物の表面に装着する耐火パネルに係り、例えばシールドトンネル等のトンネルの覆工内面へ装着する耐火パネルに関するものである。
例えば、シールドトンネルにおいては、トンネル内面の覆工材としてコンクリート製のセグメントが一般的に用いられている。また、最近は、この種のシールドトンネルを耐火構造とすることが求められており、その耐火構造としては、セグメント内面に直接耐火材料を吹き付け、塗布して耐火構造とするもの、あるいは耐火パネルを装着するものが知られている。
例えば、耐火パネルを装着するものとしては、特許文献1が知られており、これについて説明すると、図7において、1は既設のシールドトンネルであり、地山の内面に鉄筋コンクリートパネル、あるいは鉄とコンクリートとの合成パネル等からなる一次覆工体(コンクリート構造物、コンクリートセグメント)2を環状に構築して、トンネル内壁が構築されている。一次覆工体2内には床スラブ3が打設されており、床スラブ3の上面が自動車走行用の道路床4となる。又、一次覆工体2の内面には耐火パネル5が配設され、耐火パネル5は断熱材とその内側にボルトにより取り付けられた金属板とにより形成されている。2a,5aは一次覆工体2の目地部及び耐火パネル5の目地部である。
しかし、このように、耐火パネルの取付部材がトンネルの内面側に露出していると、火災時に取付部材が火炎や熱に直接曝され、耐火性の劣化に影響することから、取付部材が表面に露出しないように工夫したものもある。例えば、特許文献2においては、耐火パネルを固定する金属ボルトの頭部を耐火パネル内に埋没して耐火性の目地材で被覆し、金属ボルトの頭部がトンネル内周面に露出しないようにしている。又、特許文献3は、上記のような目地作業を改善したものであり、耐火パネルの取付において取付部材がトンネル内面側に露出しないように、ナット部材がパネル本体に埋設されている。
特開2002−201896号公報 特開2001−311395号公報 特開2004−238873号公報
特許文献3によれば、トンネルの内面側に耐火パネルの取付部材は露出しないが、パネル本体にナット部材を埋設する必要がある。このナット部材の材質や形状については開示されていないが、円筒状で一端に円板状の鍔部を備えた形状から推察すると、金属製であると思われる。一方、耐火パネルのトンネル内面側は、例えば1200℃に1時間曝されても耐火、耐熱性があることが求められており、次のような課題があった。即ち、加熱されたパネル本体の熱はパネル本体で吸収されるが、熱の一部はナット部材及びボルトを介してセグメント側に伝わる。このため、ナット部材は集中して加熱されることになり、パネル本体と埋設されたナット部材との熱膨張の違いにより、膨張するナット部材によりパネル本体に亀裂が生じる可能性があった。又、ナット部材が角張った形状であることから、トンネル内を通過する車両による動風圧の影響により、パネル本体は振動を繰り返し、ナット部材の埋設力が低下する可能性があった。
そこで、発明者らは、ナット部材を熱膨張率がパネル本体と同程度の材料により形成し、また動風圧の影響による振動の影響を受け難くするために、ナット部材の外形形状を曲面状の滑らかな形状にすることにより、上記課題を解決できることに着目した。即ち、ナット部材をセラミックスにより形成することにより、パネル本体との熱膨張率を近似させることができ、ナット部材の存在によりパネル本体に亀裂が生じるという課題を解決することができ、またナット部材が滑らかな曲面からなる部材であることから、振動による損傷を防止することができることに着目した。
さらに、トンネル内においては、耐火構造の他に、安全な車両走行を確保することを目的として、トンネル下部の内壁面に視線誘導手段が設けられている。即ち、トンネル内には、視線誘導手段として、トンネル内の照明灯、ヘッドライト等による可視光を反射させるために、例えば琺瑯鋼板が設けられ、この琺瑯鋼板は耐汚損性の点からも用いられている。しかし、琺瑯鋼板は視線誘導及び汚損対策には効果的であるが、耐火性には欠けるものであった。
そこで、発明者らは、耐火特性を得るために必須の耐火パネルに、耐汚損機能及び視線誘導機能の両機能を付加することに着目した。
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、パネル本体の亀裂の発生を防止することができるとともに、動風圧の影響による振動によりナット部材が損傷するのを防止することができ、さらに耐汚損機能及び視線誘導機能を備えた耐火パネルを得ることを目的とする。
この発明の請求項1に係る耐火パネルは、無機質材からなるパネル本体と、コンクリート構造物の表面側に開口し、かつパネル本体に埋設された複数のナット部材とを備え、コンクリート構造物の表面に装着する耐火パネルであり、ナット部材をセラミックスにより外形形状を曲面状に形成するとともに、パネル本体のナット部材の開口側の反対面側に琺瑯層を設けたものである。
請求項2に係る耐火パネルは、琺瑯層が、琺瑯鋼板の表面に形成されているものである。
請求項3に係る耐火パネルは、パネル本体が、水硬化反応による無機質材からなる結合体であるものである。
請求項4に係る耐火パネルは、ナット部材が、一端が開口するとともに他端が閉鎖した半円筒状であり、軸方向略中央部の外径をD、開口側端部の外径をD1、閉鎖側端部の外径をD2として、D>D1,D2とし、中央部と両端間を凸曲面状に形成したものである。
請求項5に係る耐火パネルは、ナット部材が、袋ナットであるものである。
以上のようにこの発明によれば、ナット部材をセラミックスにより形成したので、熱膨張率をパネル本体と近似したものとすることができ、パネル本体とパネル本体に埋設したナット部材との熱膨張率の相違により火災時の加熱によりパネル本体に亀裂等が生じるのを防止することができる。又、ナット部材の外形形状を曲面状に形成したので、振動による損傷を防止することができる。さらに、パネル本体においては、ナット部材の開口側即ちトンネルの内表面側(コンクリートセグメント側)の反対面側に琺瑯層を設けており、この琺瑯層によって通常時の排気ガス等による汚損の清掃が容易となって、耐汚損効果を有し、またこの琺瑯層によって可視光を反射させて視線誘導効果が得られる。しかも、火災時には琺瑯層は損傷を受けるが、背後には耐火性のパネル本体を備えているので、背後のコンクリートセグメントに損傷を及ぼすことはなく、従って、通常時及び火災時において安定、安全な耐火パネルを得ることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面とともに説明する。図2(a)〜(c)はこの発明の実施最良形態による曲面状の耐火パネルの製造方法の説明図であり、曲面状の耐火パネルはトンネルの内表面である曲面状のコンクリート構造物の表面(内面)に装着される。曲面状の型枠6にはコンクリート構造物の表面側に開口するとともに、パネル本体内に埋設される複数のナット部材7が取り付けられる。図2(a)において、6は金属製の中空型枠であり、実際には曲面状に形成され、その上部凸曲面側に複数の耐火原料の圧入口6aを有する。型枠6は搬送ローラ8により搬入されるが、図2(b)に示すように型枠6は凹面を下部側にして搬送側面ガイド9により案内されて搬送される。次の原料圧入工程においては、型枠6の上部凸面側の原料圧入口6aから所定の原料素材を混合調合した耐火原料を圧入する。耐火原料は、主成分の骨材と、結合材である水硬性無機質材と、靭性化付与繊維質材とを含む無機質材からなる。骨材としては、コーディエライト等を用い、水硬性無機質材としてはアルミナセメント又は高炉セメント等を用いる。靭性化付与繊維質材は耐アルカリ性の繊維であり、ポリビニルアルコール系繊維等を用いる。そして、これらの各材料を有水下で混練して水硬性混和物を得る。次に、水硬性混和物の圧入中及び圧入後に図2(c)の振動工程においては、型枠6又は搬送側面ガイド9に直接振動を与え、気泡の除去を行い、型枠6内の原料充填を確実に行う。振動を付与するものとしては、コンクリートバイブレータとして一般的に使用されているものを使用する。例えば、特開2000−27440号公報等により知られているもの又は加振機である。次に、圧入された水硬性混和物の粘性が増大する前に水蒸気養生し、水硬性混和物の自硬化後、脱型して、ナット部材7が埋設されたパネル本体を得る。従って、パネル本体は水硬化反応による無機質材からなる結合体である。
図1(a)は図2(b)のA部拡大展開断面図を示し、型枠6は一方の上側凸曲面側部分(蓋状部分)6bと他方の下側凹曲面側部分(容器状部分)6cとをボルト10により一体化されており、型枠6の一方の上側凸曲面側部分6bの内面側にはナット部材7が固定ボルト11により取り付けられ、型枠6の内部には耐火原料充填空間6dが形成されている。パネル本体の脱型(取り出し)に際しては、ボルト10,11を取り外して型枠6の一方の上側凸曲面側部分6bを除去し、パネル本体に埋設されたナット部材7に吊具を装着し、パネル本体を吊り上げるか又は及び型枠6の他方の下側凹曲面側部分6cを下降させ、パネル本体を取り出す。
原料圧入口6aは図示しない空気孔を有するとともに、図1(a)のB部拡大図である図1(b)に示すように蝶番6eを介して開閉自在な開閉蓋6fが設けられ、また開閉蓋6fを原料圧入口6aにロックするロック部6gが設けられる。
又、図1(c)は図1(a)のC部拡大図を示し、型枠6の容器状の他方の下側凹曲面側部分6c内に内装材となる琺瑯鋼板12を設ける。内装材が不要なトンネルの中・上部に設置する耐火パネルの場合には、琺瑯鋼板12は不要である。琺瑯鋼板12は、トンネル内の全面に適用してもよいが、高価となるので、トンネル内の下部(車道に近接した側部の部分)に設置し、排気ガス等の汚損に対する清掃が容易に行えるようにしている。又、トンネル内には、視線誘導効果のために、トンネル内の照明灯、ヘッドライトによる可視光を反射させるために、琺瑯鋼板12が適用されている。琺瑯鋼板12はステンレス鋼板12aの内面側にステンレス製の金属メッシュ等の固定強化部材12bを点溶接部12cにより溶接した後、ステンレス鋼板12aの外面側、即ちナット部材7の開口側の反対面側に琺瑯層12dを施す。固定強化部材12bは、琺瑯鋼板12と耐火層との結合力を確保するために設ける。固定強化部材12bとしては、金属メッシュに限らず、棒状のアングル材やチャンネル材等でもよい。金属メッシュを使用した場合には、波状に加工して、結合力を一層強固にする。なお、琺瑯層12dをパネル本体に直接設けることも可能である。又、耐汚損性及び視線誘導効果の向上のために、琺瑯鋼板12を設けたが、琺瑯鋼板12以外のものを用いてもよい。このように、型枠6の他方の下側凹曲面側部分6cの内底面に琺瑯鋼板12を設けた後、一方の上側凸曲面側部分6bに固定ボルト11によりナット部材7を取り付け、一方の上側凸曲面側部分6bを他方の下側凹曲面側部分6cにボルト10により取り付ける。
図1(d)は図1(a)のD部拡大図、図1(e)はさらにその一部拡大図を示し、型枠6の一方の上側凸曲面側部分6bの内壁面には断面蟻溝状の凹部穴6hが設けられるとともに、一方の上側凸曲面側部分6bの上側から凹部穴6hに貫通するボルト貫通孔6iが設けられ、凹部穴6hには断面台形状のゴムパッキン13を嵌合するとともに、両者の間を接着剤14で接着し、ゴムパッキン13の脱落を防止する。ゴムパッキン13は流動性がある耐火原料がナット部材7内に浸入するのを防止するためのシール部材である。ゴムパッキン13には、例えば、硬度70〜90°のSBR(スチレン・ブタジェン・ラバー)を使用する。ナット部材7はアルミナセラミックス焼結体により外径形状を曲面状に形成する。又、ナット部材7は一端が開口するとともに、他端が閉鎖した半円筒状の袋ナットに形成し、軸方向略中央部の外径をD、開口側端部の外径をD1、閉鎖側端部の外径をD2として、D>D2≧D1とし、中央部と両端間を凸曲面状に形成する。ナット部材7の外周には切欠した回り止め7aを設け、固定ボルト11を型枠6のボルト貫通孔6i及びゴムパッキン13の挿通孔13aに挿通し、ナット部材7に螺合して、ナット部材7を型枠6の一方の上側凸曲面側部分6bの内壁面に取り付け、型枠6の一方の上側凸曲面側部分6bと他方の下側凹曲面側部分6cとをボルト10により接合し、耐火原料充填空間6dに耐火原料を充填固化する。
図7に示すように、耐火パネル5は一次覆工体2であるコンクリートセグメントの内面に取り付けられるので、ナット部材7の型枠6に対する取付位置は、基本的にはコンクリートセグメントとの関係で決まる。又、琺瑯鋼板12を設置している場合には、固定強化部材12bの存在によりナット部材7の埋設効果が影響を受けないように、固定強化部材12bとの干渉を避ける必要がある。固定強化部材12bが金属メッシュの場合には、図1(a)に示すように、波状の金属メッシュ12bとの距離が離れた位置、即ち波の谷に対向する部分に取り付ける。又は、図3に示すように金属メッシュ12bのメッシュ線間の中央部分に取り付ける。
図4(a)は上記のようにして製造された耐火パネル15の一例を示し、曲面状に形成されたパネル本体16は、曲率半径が5550mm、幅が1550mm、高さが1150mm、厚さが27mmであり、ナット部材7は二個一組で計6箇所に埋設する。又、図4(b)はシールドトンネル1を水平に切断した場合の一次覆工体(コンクリートセグメント)2に対する耐火パネル15の取付構造を示し、一次覆工体2にもセラミックス製で、かつナット部材7と相似形で大きいナット部材17を埋設し、このナット部材17に固定金具18をボルト19により取り付ける。一方、耐火パネル15の一組のナット部材7間に取付金具20をボルト21により取り付ける。図5(a)は固定金具18の斜視図を示し、コ字状の本体部18aの端部から上下に折曲して突出した係合部18bが設けられるとともに、本体部18aの中央部にボルト19の挿通孔18cが設けられ、この挿通孔18cに挿通したボルト19を一次覆工体2のナット部材17に螺着することにより固定金具18を一次覆工体2に取り付ける。固定金具18の係合部18bは下側の方が長い。
図5(b)はシールドトンネル1を縦に切断した場合の一次覆工体2に対する耐火パネル15の取付構造を示し、上部側の耐火パネル15に取り付けた取付金具20及び下部側の耐火パネル15に取り付けた取付金具20に固定金具18の上下の係合部18bを挿入するとともに、耐火パネル15と固定金具18の係合部18bとの間に板ばね22を挿入して、金具18,20間を固定する。
一次覆工体2に対する耐火パネル15の取付作業について図6により改めて説明すると、図6において、下部側の耐火パネル15の下部は既に覆工体2側の固定金具18及びたいかパネル15側の取付金具20を介して覆工体2側に固定されている。ここで、下部側の耐火パネル15の上部にボルト21により取り付けた取付金具20に覆工体2に取り付けた固定金具18の下部の係合部18bを挿入し、耐火パネル15と下部の係合部18bとの間に板ばね22を挿入して、金具18,20を固定し、下側の耐火パネル15を固定する。次に、上部側の耐火パネル15の下部に取り付けた取付金具20に覆工体2側の固定金具18の上部の係合部18bを挿入し、耐火パネル15と上部側の係合部18bとの間に板ばね22を挿入して、金具18,20間を固定し、上部の耐火パネル15の下部を固定する。以後、同様にして、覆工体2の内壁に順次、耐火パネル15を取り付ける。
以上のように、上記実施最良形態においては、パネル本体16に埋設したナット部材7をセラミックスにより形成したので、熱膨張率を無機質材からなるパネル本体16と近似したものとすることができ、パネル本体16とナット部材7との熱膨張率の相違により火災時の加熱によりパネル本体16に亀裂等が生じるのを防止することができる。又、ナット部材7の外形形状を曲面状に形成したので、振動による損傷を防止することができる。さらに、パネル本体16においては、ナット部材の開口側即ちトンネルの内表面側(コンクリートセグメント側)の反対面側に琺瑯層12dを設けており、この琺瑯層12dによって通常時の排気ガス等による汚損の清掃が容易となって、耐汚損機能を有し、またこの琺瑯層12dによって可視光を反射させて視線誘導効果が得られる。しかも、火災時には琺瑯層12dは損傷を受けるが、背後には耐火性のパネル本体16を備えているので、背後のコンクリートセグメントに損傷を及ぼすことはなく、従って、通常時及び火災時において安定、安全な耐火パネル15を得ることができる。
図2(b)のA部拡大展開断面図、図1(a)のB部拡大図、C部拡大図、D部拡大図及びその一部拡大図である。 この発明の実施最良形態による耐火パネルの製造方法の説明図である。 この発明の実施最良形態によるナット部材の金属メッシュに対する配置関係の説明図である。 この発明の実施最良形態による耐火パネルの斜視図及び一次覆工体に対する耐火パネルの取付構造の横断平面図である。 この発明の実施最良形態による固定金具の斜視図及び一次覆工体に対する耐火パネルの取付構造の縦断正面図である。 この発明の実施最良形態による一次覆工体に対する耐火パネルの取付作業の説明図である。 特許文献1に示されたシールドトンネルの斜視図である。
符号の説明
1…シールドトンネル
2…一次覆工体
6…型枠
7…ナット部材
11…固定ボルト
12…琺瑯鋼板
12d…琺瑯層
15…耐火パネル
16…パネル本体

Claims (5)

  1. 無機質材からなるパネル本体と、コンクリート構造物の表面側に開口し、かつパネル本体に埋設された複数のナット部材とを備え、コンクリート構造物の表面に装着する耐火パネルであり、ナット部材をセラミックスにより外形形状を曲面状に形成するとともに、パネル本体のナット部材の開口側の反対面側に琺瑯層を設けたことを特徴とする耐火パネル。
  2. 琺瑯層は、琺瑯鋼板の表面に形成されていることを特徴とする請求項1記載の耐火パネル。
  3. パネル本体は、水硬化反応による無機質材からなる結合体であることを特徴とする請求項1又は2記載の耐火パネル。
  4. ナット部材は、一端が開口するとともに他端が閉鎖した半円筒状であり、軸方向略中央部の外径をD、開口側端部の外径をD1、閉鎖側端部の外径をD2として、D>D1,D2とし、中央部と両端間を凸曲面状に形成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の耐火パネル。
  5. ナット部材は、袋ナットであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の耐火パネル。
JP2005223556A 2005-08-02 2005-08-02 耐火パネル Expired - Fee Related JP4641463B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005223556A JP4641463B2 (ja) 2005-08-02 2005-08-02 耐火パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005223556A JP4641463B2 (ja) 2005-08-02 2005-08-02 耐火パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007039923A true JP2007039923A (ja) 2007-02-15
JP4641463B2 JP4641463B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=37798167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005223556A Expired - Fee Related JP4641463B2 (ja) 2005-08-02 2005-08-02 耐火パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4641463B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05185410A (ja) * 1992-01-09 1993-07-27 Sekisui Chem Co Ltd 建築用役物パネルの製造方法
JPH07117164A (ja) * 1993-10-21 1995-05-09 Takiron Co Ltd 耐衝撃性に優れた無機質化粧板
JPH08128172A (ja) * 1994-10-28 1996-05-21 Ngk Insulators Ltd 壁パネルの取付構造
JPH1096395A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Sekisui Jushi Co Ltd 不陸調整パネル取付構造
JP2000096995A (ja) * 1998-09-25 2000-04-04 Kurosaki Refract Co Ltd トンネル用コンクリートセグメントの断熱質部材による耐火構造
JP2003120197A (ja) * 2001-10-17 2003-04-23 Kajima Corp 耐火耐熱コンクリート体とその構造物

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05185410A (ja) * 1992-01-09 1993-07-27 Sekisui Chem Co Ltd 建築用役物パネルの製造方法
JPH07117164A (ja) * 1993-10-21 1995-05-09 Takiron Co Ltd 耐衝撃性に優れた無機質化粧板
JPH08128172A (ja) * 1994-10-28 1996-05-21 Ngk Insulators Ltd 壁パネルの取付構造
JPH1096395A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Sekisui Jushi Co Ltd 不陸調整パネル取付構造
JP2000096995A (ja) * 1998-09-25 2000-04-04 Kurosaki Refract Co Ltd トンネル用コンクリートセグメントの断熱質部材による耐火構造
JP2003120197A (ja) * 2001-10-17 2003-04-23 Kajima Corp 耐火耐熱コンクリート体とその構造物

Also Published As

Publication number Publication date
JP4641463B2 (ja) 2011-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0116233B1 (en) Fire stop
JP4041125B2 (ja) 保護装置
KR101560884B1 (ko) 내화피복 일체형 강관시스템 및 이의 시공방법
JP4641463B2 (ja) 耐火パネル
CN213174629U (zh) 一种带有固定结构的烟气道
JP2007039924A (ja) 耐火パネル
JP3801013B2 (ja) トンネル用耐火パネル、トンネル内の耐火被覆構造及びその構築方法
KR100717157B1 (ko) 마감판부착 트러스 데크
KR101838658B1 (ko) 배관의 수선 및 교체가 용이한 건식 바닥난방시스템
JP3798296B2 (ja) トンネル内耐火被覆構造
CN110425623B (zh) 一种室内采暖用热水管道的安装方法
JP3798295B2 (ja) トンネル内耐火被覆構造
JP2011052414A (ja) 建物外壁の改修構造
JP3562709B2 (ja) トンネル内壁面の改装方法
JPH02120477A (ja) 既設煙突の改造工法
JP3798297B2 (ja) トンネル内耐火被覆構造
ES2260983B1 (es) Sistema de revestimiento interior de chimeneas industriales.
JP2002322811A (ja) 底板付スリーブ固定具
WO1996032552A1 (en) Method and facade element for repair building
KR100592028B1 (ko) 케스타블 및 내화벽돌로 구성된 굴뚝의 보수방법 및 구조
JP2005042967A (ja) セラミックファイバーを有する断熱構造及びその施工方法
JPH11166398A (ja) 暗渠の改修方法
JP5388875B2 (ja) 耐火セグメント及び耐火トンネル構造
JP2004169287A (ja) トンネル耐火構造及びその構築方法
JP2006266374A (ja) スラブ貫通配管の取り換え工法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080423

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080423

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4641463

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees