JP2007039045A - 鶏卵包装体と鶏卵包装方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 宣伝事項その他の各種必要事項を印刷した印刷体を、容器から剥離する操作を必要とすることなく、これらの印刷体と紙片等の付着しない容器とを確実に分離廃棄することができ、使用済み容器を資源として再利用することができる鶏卵包装体と、その包装方法の提供。
【解決手段】
鶏卵の下半部を収容する個別凹部11を備えた容器本体1と、鶏卵の上面を覆う凹部21を備えた蓋体2とを備えた樹脂シート製の鶏卵包装用容器Cであって、容器本体1における各個別凹部11に鶏卵が収容され、その上面が蓋体2で覆われた閉蓋姿勢で、その外周面全面が、内部透視可能な可撓性のある薄いフィルム4で覆われて包装されているもの及びこのような密閉包装された鶏卵包装体の製法。
【選択図】 図4
【解決手段】
鶏卵の下半部を収容する個別凹部11を備えた容器本体1と、鶏卵の上面を覆う凹部21を備えた蓋体2とを備えた樹脂シート製の鶏卵包装用容器Cであって、容器本体1における各個別凹部11に鶏卵が収容され、その上面が蓋体2で覆われた閉蓋姿勢で、その外周面全面が、内部透視可能な可撓性のある薄いフィルム4で覆われて包装されているもの及びこのような密閉包装された鶏卵包装体の製法。
【選択図】 図4
Description
本発明は、鶏卵包装用容器の容器本体に形成してある鶏卵収容凹部に、鶏卵を4個なり6個なり10個なり、或いは15個なり20個なり、その他所要個数を収容させて包装してある鶏卵包装体と、このような鶏卵包装体を形成する鶏卵包装方法とに関するものである。
現在、これらの鶏卵包装用の容器は、主としてポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂のシート素材を使用して、周知の圧空成形手段や真空成形手段等の加熱成形手段により成形された鶏卵包装用容器を用いて、その容器内に鶏卵を収容させ適宜の手段で封緘した後販売に供されていることは広く一般に知られていて周知である。
また、この種の鶏卵包装用容器にあっては、容器本体とその上面を覆う蓋体とが一体的に形成されていて、容器本体に対し蓋体を折り曲げ部から折り曲げて容器本体の上に重ね合わせて鶏卵の上方を覆わせる方式のものと、容器本体と蓋体とが別体として個々に形成されていて、容器本体の上に蓋体を重ね合わせて鶏卵の上方を覆わせる方式のものとがある。この点についても一般に周知である。本発明が対象とする容器は、この何れの方式のものであってもよい。
而して、これらの鶏卵包装容器の封緘手段としては、前者の容器本体と蓋体とが一体的に形成されている容器の場合は、遊端側に突出形成させてある重ね合わせ接合縁をスポット加熱溶着するとか、同重ね合わせ接合縁の外周面に、片面に接着剤を塗布した粘着テープを側面視横U字形に折り曲げて接着させるとかの封緘手段が採られている。また、後者の容器本体と蓋体とが別体に形成されている容器の場合は、四周に突出形成させた重ね合わせ接合縁をスポット加熱溶着するとか、ステープラー止めするとかの手段で封緘されている。また、他の封緘手段としては、接合縁の対向面に互いに嵌合する雌雄の突起を形成して相対嵌合させるとかの手段を用いたものもある。(特許文献1)
他方、この種の鶏卵包装容器にあっては、参考までに示した図10に見られるように、多くの場合、蓋体2の天板2Aの外表面に形成した広い面積のラベル貼付面を利用して、鶏卵の商品名や商品の写真図形、生産者、生産日または賞味期限その他の宣伝事項や必要事項を印刷したラベル紙05(図形は省略)を、背面側に予め塗布させた接着剤を介して接着させてある。これらの事項についても一般に周知されている。このラベル紙の剥離を容易にするための一つの手段についても既に提案済みであり、公知になっている。(特許文献2)
他方、鶏卵包装用容器内に鶏卵を内装して出荷する市場への流通期間内に、或いは購買者が購入した後の開封時期までに、容器の重ね合わせ接合縁間の空間を通じて蠅や小さな虫が容器内に入り込むことがあり、購買者による容器の開封時に生きた虫やその死骸が出てきて多大な不快感と不衛生感を与えることがあった。そこで、このような事態の生じることを根本的に解決する手段として、容器の凹部の外周縁部分と周縁接合縁の基部との境界部分に、全周にわたって互いに嵌合する凸リブとリブ受け凹部を形成して防虫することと、同時に、容器内を密閉状態とすることによって外部との空気移動を阻止することによって、生卵の鮮度保持をさせるという画期的な鶏卵容器をも開発した。このことも公知になっている。(特許文献3)
特開2000−7071号公報
特開2004−75182号公報
特開2002−179171号公報
然るところ、これらのような各種の封緘手段やラベル紙の接着手段を用いた現行形態の鶏卵を内装した包装体にあっては、内部の収容鶏卵を取り出して使用した後における容器の廃棄に当たって、蓋体の外表面に接着されている前記のラベル紙を丁寧に剥離して、燃えるゴミとしてのラベル紙とリサイクル再生素材としての樹脂容器とを分離分別して廃棄するのが原則となっている。しかしながら、接着剤によって接着されたラベル紙の完全な剥離が極めて面倒で手間がかかることから、ラベル紙が剥がされることなく、または充分には剥がされることなく、ラベル紙の全部または一部が付着したままの状態で廃棄されることが多い。このことは、廃棄された容器を資源の有効利用の観点から回収して再利用の資源として利用するのには適さないというのが現状である。
ここにいう回収された廃棄容器が、再利用資源として適さないことの主要な理由の一つが、例えばPET樹脂素材とは全く異質の紙素材で形成されたラベル紙が容器に付着したままであるため、純度の高いPET樹脂の再生素材を得ることが困難であるという点にある。また、廃棄容器の回収後に、回収容器からラベル紙をほぼ完全に除去するには、多大な人手と手間を要することとなり、経済性の観点からもその解決が望まれている。
そこで、本発明は、このような観点から、最も難点である容器の廃棄時に樹脂容器からラベル紙を確実に剥離して廃棄するという動作の必要性そのものを根本的に解消し、かつ不用なものとし、容器の廃棄時には容器それ自体のみを、ラベル紙剥離操作のような作業やそれに類する一切の作業を必要とすることなく、単に、再資源素材として廃棄すればよいようにした鶏卵包装体とその包装方法とをここに提供するものである。
換言すると、鶏卵の販売に必要な宣伝事項その他の各種必要事項を印刷した印刷体を、容器とは非接着状態のものとし、かつ、容器との分離が自然にできる形態のものとしておくことによって、容器からの鶏卵の当初の取り出し時に、印刷体の包装を解いて容器と分離して廃棄することができるようにし、容器からの鶏卵の取り出し使用後または取り出し別置き後に、不用物の付着していない容器のみを分別廃棄して資源としての再利用を確実に図ることができるようにした鶏卵包装体と、その包装方法とを開発することができたので、ここに提供しようとするものである。
該目的を達成するために講じた本発明にかかる鶏卵包装体の構成を実施例説明に用いた符号を利用して説明すると、鶏卵の下半部を収容する個別凹部11を備えた容器本体1と、鶏卵の上面を覆う凹部21を備えた蓋体2とを備えた樹脂シート製の鶏卵包装用容器Cであって、容器本体1における各個別凹部11に鶏卵が収容され、その上面が蓋体2で覆われた閉蓋姿勢で、その外周面全面が、内部透視可能な可撓性のある薄いフィルム4で覆われて包装されている構成としたものである。
また、このような構成を備えた鶏卵包装体を形成する方法についての構成は、樹脂シート製の鶏卵包装用容器Cにおける容器本体1に形成された鶏卵収容用個別凹部11のそれぞれに鶏卵の下半部を収容し、その上面を蓋体2で覆った後、その外周面全面を内部透視可能な可撓性のある薄いフィルム4で覆って密閉包装する構成としたものである。
ここにいうところの内部透視可能な可撓性のある薄いフィルム4とは、通常一般に知られているラップフィルムが好ましい。この薄いフィルム4には、予め必要な図柄やその他各種の鶏卵情報等を印刷してあるものを使用する。バーコードのような、変形することが好ましくない印刷部分は、鶏卵容器の上面に位置するようにして包装する。また、印刷面はフィルム4の背面側に正背逆形に印刷して表面から正しく視認できるようにしておくことにより、印刷面が直接手に触れないようにしておくことによって、印刷図形等の損傷を防止できるようにしておくのが好ましい。しかしながら、フィルム4の表面側に印刷面を形成してあるものとしても当然使用可能である。
本発明にいうところの鶏卵包装体は上記の構成としたものであって、容器本体の個々の鶏卵収容凹部に鶏卵を収容し、その上面を蓋体で覆って閉蓋状態とした鶏卵内装容器を、その外周面全面を内部透視可能な可撓性のある薄いフィルムで覆って包み込むことによって封緘させてあるもの、換言すると、鶏卵内装容器全体を薄いフィルムで包み込んで包装してあるので、従来から長年行われてきた鶏卵包装用容器そのものを粘着材塗布テープやスポット溶着その他の各種の接合手段によって接合するという封緘手段とは全く異なり、内装鶏卵を取り出す前に、薄いフィルムの包装を開いてまたは破って、フィルムは燃えるゴミとしてそのまま廃棄し、鶏卵を適宜取り出して使用するか、冷蔵庫内等の所要箇所に取り出して別置きする。鶏卵全部の使用後か取り出し後には、ラベル紙の剥離のような手数を全くかけることなく、異物の付着していない容器のみを直ちに再生回収素材として廃棄することができる。このようにして廃棄された容器は、異物が付着していないのでそのまま再生用の素材として使用することができるという顕著な効果を有するに至ったのである。
また、本発明にいうところの鶏卵包装体は、鶏卵内装容器を、その外周面全面を内部透視可能な可撓性のある薄いフィルムで覆って包み込んであるので、容器内に蠅や小さな虫が入り込むことがなく、鶏卵を衛生的に保持させることができ、また、容器内を密閉状態に維持させておくことができるので、内装卵の鮮度を長く保持させておくことができるという効果も同時に期待できるのである。更には、このように鶏卵内装容器の外周面全面を薄いフィルムで覆って包み込むものであるため、包み込むフィルムが薄いものであっても包み込んだ包装状態にあっては容器の補強体としての作用を果たすので、鶏卵容器そのものを薄い素材で形成することも可能となる利点をも期待することができる。
更に言及すれば、現行従来品のように容器の外周部にテープ止めやスポットウエルダー止めその他の手段による封緘のための接合縁を突出形成しておく必要性がないので、その分容器形成素材を小さいものとして素材の有効利用を図ることができる利点があり、前記素材の薄物化と相俟って、容器素材のコストダウンを図ることができるという利点も期待できる。更に、容器の製造業者にあっては、包装リサイクル法による製造者負担金の軽減化を図ることができるという利点をも有するものである。
請求項3に記載の鶏卵包装体の製造方法にあっては、鶏卵を収容させた鶏卵内装容器を対象として、旧来からの封緘手段に代えて、その外周面全面を薄いフィルムで覆って密閉包装する手段によって、前記のような多数の利点を有する鶏卵包装体を得ることができるという効果を有するのである。
以上説明したように、多数の利点を有する鶏卵包装体とその製造方法について、別紙の実施例図面に基づいて具体的に説明する。
図1〜4は本発明の第1実施例を説明する鶏卵包装用容器とその包装体について示したもので、図1は開蓋状態とした鶏卵内装容器に対する包装手段を示した斜視図、図2は同容器の閉蓋状態の平面形状と包装フィルムとの関係を示した平面図、図3は同容器の包装状態の右側面と包装フィルムとの関係を説明する右側面図、図4は同容器の包装完了状態を示した右側面図である。
該第1実施例に示した鶏卵包装用容器Cそれ自体は、図1の下側に示した容器本体1にみられるように、鶏卵収容用の個別凹部11,11…を、2列、5個宛、合計10個の鶏卵を個別に収容させるようにしたものであり、図1の上側に示した蓋体2はその条法を覆う一連の空間21を備え、図1の背面側に位置する折り畳み自在としたヒンジ部3によって連結されている。しかしながら、この容器本体1に形成されている鶏卵収容用の個別凹部11は、前後2列、左右3個、合計6個形成してある容器や、前後2列、左右4個、合計8個の容器や、前後2列、左右6個、合計12個形成してある容器や、前後3列、左右5個、合計15個、前後4列、左右5個、合計20個の凹部を形成してある容器等各種のものがある。
前記鶏卵包装用容器Cにおける容器本体1に形成された各個別凹部11、11…に鶏卵をそれぞれ収容した後、ヒンジ部3を介して容器本体1上に蓋体2を折り畳んでその上面全体を覆わせる。このとき蓋体2が開くのを防止するために必要であれば、蓋体2と容器本体1との長手方向両端の隅角部に形成してある仮止め用の係合突起5aと突起受け部5bとを相対嵌合させておけばよい。言うまでもなく、これらの仮止め用係合突起5aと突起受け部5bとは、後述する図5や図6乃至図8の第2実施例や第3実施例に示したように容器の外周部分に嵌合用突出リブ12とその受け入れ用嵌合凹部22とを備えた容器Cのように、これらの嵌合用突出リブ12と嵌合凹部22とを相対嵌合させることによって容器本体1に対する蓋体2の自然解放を防止できるようにした容器のにあっては、形成の必要はない。
このようにして、鶏卵を収容させて閉蓋した鶏卵内装容器を包み込む薄いフィルム4としては、一般家庭でも使用されている薄膜状のラップフィルムを使用する。このフィルム4で鶏卵内装容器を包装するには、図2,3に示したように鶏卵内装容器の平面形状よりも広幅で長さも長いフィルム4を使用し、より詳しくは、フィルム幅は、容器外周面長さの1.2〜1.4倍程度のもの、換言すると、容器外周面長さ+容器平面幅の2分の1〜全幅に等しい程度の長さとし、容器長さ方向のフィルム長さは、容器長さの鶏卵収容凹部1個〜1.5個分の長さが長手方向両側に余る程度のもの、換言すると、容器の両側においてフイルムを容器上下幅の略中間箇所で重ね合わせて、その重ね合わせ部分を下方に折り畳んで容器の長手方向側面に貼り合わせ可能な程度から、その先端を容器下方にまで巻き込み可能な程度の長さとする。
このような面積をもつフィルム4を、容器の上方に配置し、先ず容器の長さ方向の一辺(便宜上符号を付して説明すると)4aを降下させて容器の下方に巻き込んで容器の下面に、フィルム4自体の粘着力で仮付けし、続いて他辺4bを同様に降下させて容器の下方に巻き込み、先行巻き込み辺4a上に接当させて自己接着力によって接着させる。この操作によって略筒状に残された長辺側の両端部4c,4dを、一旦略平坦状態として接着させると同時に下方に向けて折り曲げ容器の側面に当て付けて接当面のフィルムと接着させる。このようにしてフィルム4で鶏卵内装容器の全面を覆って密閉包装し、鶏卵包装体を得る。
この第1実施例として示した容器C、並びに後述する各実施例の容器Cは、何れも長年にわたって必須形状とされてきた鶏卵収容部の外周部に、テープ止めやスポットウエルダー止め等のための広幅の封緘用突出接合縁(フランジ部)を突出形成しておく必要がないので、接合縁(フランジ部)の突出部分を可及的に小さい幅のものとすることができるので、容器全体の形状を小さく形成してある。
このようにして、鶏卵内装容器Cの全周面をラップフィルム4で包み込んで密閉包装してあるので、容器の内部への小蠅や小虫の侵入を確実に防止できて鶏卵を衛生的に維持することができることのみならず、前記のように、容器内への空気の流通を阻止することができるため、鶏卵の鮮度保持にも大いに寄与するものである。この鮮度保持の検査データーは、既に発表済みのものであるが、次の表1に見られる通りの効果を期待することができるのである。
図5に示した第2実施例の鶏卵包装用容器Cは、容器Cの容器本体1側に、図において上下に2列、左右に5個、合計10個の鶏卵収容用個別凹部11を形成してあり、その上面を覆う蓋体2にあっても、容器本体1における各鶏卵収容用個別凹部11との、閉蓋姿勢における対向箇所に鶏卵の上半部を個々に覆う10個の個別覆い凹部21を形成してある構造としたものである。また、容器本体1には前記鶏卵収容用個別凹部11の外周部分を囲むように上面側に向かって突出する嵌合用突出リブ12が形成され、蓋体2には閉蓋姿勢において該嵌合用突出リブ12を受け入れて互いに嵌合する嵌合凹部22が形成されている構造としたものである。説明の重複を避けるため、これらの嵌合用突出リブ12とこれを受け入れる嵌合凹部22のより具体的構造は、次の第3実施例において図面とともに説明する。
図6乃至図8は第3実施例について示したものである。ここに示した鶏卵包装用容器Cは、鶏卵の下半部を収容する2列3個計6個の個別凹部11形成した容器本体1と、鶏卵の上面を覆う一連の空間を有する凹部21を備えた蓋体2とが、別体として個別に形成されている形態とした容器である。而して、ここに示した容器本体1には、前記6個の鶏卵収容用個別凹部11の外周部分を略長方形状に取り囲むように上面側に向かって突出する嵌合用突出リブ12を、図7のように、突出高さに高低差を付けた形態で突出形成してある形状のものとし、蓋体2には、前記凹部21解放端側の周辺部分に、閉蓋姿勢において前記嵌合用突出リブ12を受け入れる嵌合凹部22が形成されている構造としたものである。
このような構造とした鶏卵包装用容器Cの容器本体1に形成された前記個別凹部11のそれぞれに鶏卵の下半部を収容し、その上面を覆うように蓋体2を被せて、前記嵌合用突出リブ12と嵌合凹部22とを嵌合させる。このようにした鶏卵内装容器を、その外周面全面を内部透視可能な可撓性のある薄いフィルム4、この実施例においては、透明性のある再生資源のPP樹脂によって形成した薄膜状のフィルムで、図8のように覆って密閉包装させたものである。
図9に示した第4実施例の容器Cは、容器本体1に左右2個、縦3列、合計6個の鶏卵収容個別凹部11を縦長状に形成し、これを縦長方向の側縁部に形成した折り曲げ部3を挟んで、縦方向に延長形成した6個の鶏卵上部覆い個別凹部21を形成した蓋体2とからなる容器である。この容器には、前記折り曲げ部3とは反対側の側縁部の、左右2個の鶏卵個別凹部11,11の中間部分の空白部14に、下方に向かって凹入する突起受け部5bとしての丸穴が形成され、これと対向端の側縁部部24には、この丸穴と係合する係合突起5aとしての円柱形突起が形成されている構造としたものである。
第5実施例としては、以上において説明した薄い透明フィルムに宣伝事項その他の所要事項を直接薄いフィルムに印刷したものを除き、これらの所要事項の印刷は紙または同類の紙片に印刷し、これを容器の上面と包装用フィルムとの間に挟み込む形態として実施することができる。本発明の実施は、このようにしたものをも含むものである。
以上において本発明の代表的と思われる実施例について説明したが、本発明にいうところの包装形態並びに包装フィルムの素材等については、適宜に選択選定することができるものであって、実施例に説明したもののみに限定されるものではない。
本発明にいう容器は、包装体として強度を備え、衛生上にあっても、鮮度保持にあっても優れており、しかも、容器の廃棄に当たっては、ラベル除去のような手数を全く必要とすることなく、使用済み容器を紙片の全く付着していないものとして再生素材として廃棄できるので、市場の要求に叶い、地球に優しく、資源保護につながるので、直ちに市場に受け入れられて普及すると期待される。
1 容器本体
11 個別凹部
2 蓋体
21 凹部
4 フィルム
11 個別凹部
2 蓋体
21 凹部
4 フィルム
Claims (3)
- 鶏卵の下半部を収容する個別凹部11を備えた容器本体1と、鶏卵の上面を覆う凹部21を備えた蓋体2とを備えた樹脂シート製の鶏卵包装用容器Cであって、
容器本体1における各個別凹部11に鶏卵が収容され、その上面が蓋体2で覆われた閉蓋姿勢で、その外周面全面が、内部透視可能な可撓性のある薄いフィルム4で覆われて包装されている鶏卵包装体。 - 可撓性のある薄いフィルム4が、鶏卵の商品名や生産者名その他の宣伝事項や必要事項を印刷したものである請求項1に記載の鶏卵包装体。
- 樹脂シート製の鶏卵包装用容器Cにおける容器本体1に形成された鶏卵収容用個別凹部11のそれぞれに鶏卵の下半部を収容し、その上面を蓋体2で覆った後、その外周面全面を内部透視可能な可撓性のある薄いフィルム4で覆って密閉包装する鶏卵包装方法。
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---|---|---|---|
JP2005222120A JP2007039045A (ja) | 2005-07-29 | 2005-07-29 | 鶏卵包装体と鶏卵包装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005222120A JP2007039045A (ja) | 2005-07-29 | 2005-07-29 | 鶏卵包装体と鶏卵包装方法 |
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ID=37797391
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JP2005222120A Pending JP2007039045A (ja) | 2005-07-29 | 2005-07-29 | 鶏卵包装体と鶏卵包装方法 |
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