JP2007039017A - 車両操作支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドライバーのステアリング操作をアシストする車両操作支援装置において、車両が障害物に接触しそうになったときに過剰なアシストでステアリングホイールが軽くなり過ぎるのを防止する。
【解決手段】 衝突回避操作判定手段M2がドライバーによる衝突回避操作を判定すると、回避運動量算出手段M4が算出した回避運動量によって修正された規範ヨーレートγtと実ヨーレートγとの偏差に基づいて、目標アシスト電流算出手段M7が目標アシスト電流を算出し、この目標アシスト電流がステアリングアクチュエータ18に供給されてドライバーの衝突回避操作がアシストされる。このとき、ドライバーが入力する操舵トルクTに応じて、目標アシスト電流規制手段M8が目標アシスト電流の上限値を規制するので、過剰なアシストによってステアリングホイールが軽くなり過ぎるのを阻止し、車両挙動の乱れを防止することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両の走行時に障害物との衝突を回避すべくドライバーが行う衝突回避操作を支援する車両操作支援装置に関する。
車両の操舵に対するアシスト力を走行状態に応じて制御するパワーステアリング制御装置において、目標操舵角方向への操舵に対して与えられるアシスト力に比べて、目標操舵角方向と逆方向への操舵に対して与えられるアシスト力を小さく設定することで、目標操舵角方向と逆方向の操舵を抑制して車両が道路を逸脱しないようにするものが、下記特許文献1により公知である。
また車両がアンダーステアの旋回限界に近づいて、それ以上ステアリングホイールを切り増しすると車両挙動を乱す虞のあるときに、アシストトルクの増加を禁止したりアシストトルクを減少させたりすることで、ドライバーに車両が旋回限界に近づいたことを報知するとともに、ステアリングホイールの切り増しを抑制して車両挙動の乱れを防止するものが、下記特許文献2により公知である。
特開2000−72021号公報 特開2004−352031号公報
ところで、ステアリングアクチュエータを作動させてドライバーのステアリング操作をアシストする車両操作支援装置において、車両が障害物に接触しそうになってドライバーがステアリングホイールを急激に操作して衝突回避を行った場合、ステアリングアクチュエータによる過剰なアシストが行われてしまうと、ステアリングホイールが軽くなり過ぎて車両挙動の乱れを誘発したり、ドライバーに違和感を与える可能性がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ドライバーのステアリング操作をアシストする車両操作支援装置において、車両が障害物に接触しそうになったときに過剰なアシストでステアリングホイールが軽くなり過ぎるのを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、車両の走行時に障害物との衝突を回避すべくドライバーが行う衝突回避操作を支援する車両操作支援装置において、車両の規範ヨーレートを算出する規範ヨーレート算出手段と、ドライバーによる衝突回避操作を判定する衝突回避操作判定手段と、自車が衝突する可能性のある障害物を検知する障害物検知手段と、衝突回避操作判定手段がドライバーによる衝突回避操作を判定したときに、障害物検知手段で検知した障害物を回避するのに必要な回避運動量を算出する回避運動量算出手段と、規範ヨーレート算出手段で算出した規範ヨーレートを回避運動量算出手段で算出した回避運動量で修正する規範ヨーレート修正手段と、修正した規範ヨーレートと実ヨーレートとの偏差に基づいてステアリングアクチュエータに供給する目標アシスト電流を算出する目標アシスト電流算出手段と、衝突回避操作判定手段がドライバーによる衝突回避操作を判定したときに、ドライバーがステアリングホイールに入力する操舵トルクに応じて目標アシスト電流算出手段で算出した目標アシスト電流の上限値を規制する目標アシスト電流規制手段とを備えたことを特徴とする車両操作支援装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、車両の走行時に障害物との衝突を回避すべくドライバーが行う衝突回避操作を支援する車両操作支援装置において、ドライバーによる衝突回避操作を判定する衝突回避操作判定手段と、自車が衝突する可能性のある障害物を検知する障害物検知手段と、衝突回避操作判定手段がドライバーによる衝突回避操作を判定したときに、障害物検知手段で検知した障害物を回避するのに必要な回避運動量を算出する回避運動量算出手段と、回避運動量算出手段で算出した回避運動量に基づいてステアリングアクチュエータに供給する目標アシスト電流を算出する目標アシスト電流算出手段と、衝突回避操作判定手段がドライバーによる衝突回避操作を判定したときに、ドライバーがステアリングホイールに入力する操舵トルクに応じて目標アシスト電流算出手段で算出した目標アシスト電流の上限値を規制する目標アシスト電流規制手段とを備えたことを特徴とする車両操作支援装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、目標アシスト電流規制手段は、ドライバーがステアリングホイールに入力する操舵トルクの方向が目標アシスト電流の方向と同方向である場合に、逆方向である場合に比べて目標アシスト電流の上限値を低く設定することを特徴とする車両操作支援装置が提案される。
請求項1の構成によれば、ドライバーが障害物との衝突回避操作を行うと自車が障害物を回避するのに必要な回避運動量が算出され、この回避運動量によって修正された規範ヨーレートと実ヨーレートとの偏差に基づいてステアリングアクチュエータに供給する目標アシスト電流が算出され、この目標アシスト電流がステアリングアクチュエータに供給されてドライバーの衝突回避操作がアシストされる。ドライバーによる衝突回避操作が判定されると、ドライバーがステアリングホイールに入力する操舵トルクに応じて目標アシスト電流の上限値が規制されるので、過剰なアシストによってステアリングホイールが軽くなり過ぎるのを防止し、操舵フィーリングの悪化によるドライバーの違和感を解消するとともに、過剰なアシストによる車両挙動の乱れを防止することができる。
請求項2の構成によれば、ドライバーが障害物との衝突回避操作を行うと自車が障害物を回避するのに必要な回避運動量が算出され、この回避運動量に基づいてステアリングアクチュエータに供給する目標アシスト電流が算出され、この目標アシスト電流がステアリングアクチュエータに供給されてドライバーの衝突回避操作がアシストされる。ドライバーによる衝突回避操作が判定されると、ドライバーがステアリングホイールに入力する操舵トルクに応じて目標アシスト電流の上限値が規制されるので、過剰なアシストによってステアリングホイールが軽くなり過ぎるのを防止し、操舵フィーリングの悪化によるドライバーの違和感を解消するとともに、過剰なアシストによる車両挙動の乱れを防止することができる。
請求項3の構成によれば、ドライバーがステアリングホイールに入力する操舵トルクの方向が目標アシスト電流の方向と同方向である場合に目標アシスト電流の上限値が低くなるので、目標アシスト電流が過大なためにステアリングホイールが軽くなり過ぎるのを阻止し、ステアリングホイールの切り過ぎを防止することができる。またドライバーがステアリングホイールに入力する操舵トルクの方向が目標アシスト電流の方向と逆方向である場合に目標アシスト電流の上限値が高くなるので、逆方向の目標アシスト電流が過小なためにステアリングホイールの切り込みを阻止できなくなるのを防止し、ステアリングホイールの切り過ぎを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の第1実施例を示すもので、図1は操作支援装置を搭載した自動車の全体構成を示す図、図2は操舵装置の構成を示す図、図3は操作支援装置の制御系のブロック図、図4は目標横移動距離の説明図、図5は操舵トルクと補正電流の最大値との関係を示すグラフである。
図1および図2に示すように、本実施例の操作支援装置を搭載した四輪の車両は、エンジンEの駆動力がトランスミッションTを介して伝達される駆動輪たる左右の前輪WFL,WFRと、車両の走行に伴って回転する従動輪たる左右の後輪WRL,WRRとを備える。
ステアリングホイール11の回転はステアリングシャフト12、連結軸13およびピニオン14を介してラック15に伝達され、更にラック15の往復動が左右のタイロッド16,16を介して左右の前輪WFL,WFRに伝達される。操舵装置に設けられたパワーステアリング装置17は、ステアリングアクチュエータ18の出力軸に設けた駆動ギヤ19と、この駆動ギヤ19に噛み合う従動ギヤ20と、この従動ギヤ20と一体のスクリューシャフト21と、このスクリューシャフト21に噛み合うとともに前記ラック15に連結されたナット22とを備える。従って、ステアリングアクチュエータ18を駆動すれば、その駆動力を駆動ギヤ19、従動ギヤ20、スクリューシャフト21、ナット22、ラック15および左右のタイロッド16,16を介して左右の前輪WFL,WFRに伝達することができる。
電子制御ユニットUには、車体前方に向けてミリ波等の電磁波を発信し、その反射波に基づいて障害物と自車との相対距離、障害物と自車との相対速度、障害物と自車とのオフセット距離および障害物の横幅を検知するレーダー装置Saと、前輪WFL,WFRおよび後輪WRL,WRRの回転数を検出する車輪速センサSb…と、ステアリングホイール11の操舵角δを検出する操舵角センサScと、ステアリングホイール11に入力される操舵トルクTを検出する操舵トルクセンサSdと、車両の実ヨーレートγを検出するヨーレートセンサSeとが接続される。
尚、ミリ波レーダーよりなる前記レーダー装置Saに代えてレーザーレーダーを採用することができる。
電子制御ユニットUは、レーダー装置Saからの信号と、車輪速センサSb…、操舵角センサSc、操舵トルクセンサSdおよびヨーレートセンサSeからの信号とに基づいて、ステアリングアクチュエータ18の作動を制御する。
図3に示すように、電子制御ユニットUは、規範ヨーレート算出手段M1と、衝突回避操作判定手段M2と、障害物検知手段M3と、回避運動量算出手段M4と、規範ヨーレート修正手段M5と、目標アシスト操舵角算出手段M6と、目標アシスト電流算出手段M7と、目標アシスト電流規制手段M8と、目標電流算出手段M9とを備える。
次に、ドライバーが障害物の回避操作を行わない通常時の作用を説明する。
規範ヨーレート算出手段M1は、操舵角センサScで検出した操舵角δと車輪速センサSb…の出力から算出した自車の車速Vとに基づいて規範ヨーレートγtを算出する。目標アシスト操舵角算出手段M6は、ヨーレートセンサSeで検出した実ヨーレートγと規範ヨーレートγtとの偏差に基づいて目標アシスト操舵角を算出する。実ヨーレートγが規範ヨーレートγtよりも大きいときに車両はオーバーステア状態にあり、また実ヨーレートγが規範ヨーレートγtよりも小さいときに車両はアンダーステア状態にあるが、前記目標アシスト操舵角はこれらのオーバーステア状態およびアンダーステア状態を解消すべく、ドライバーが実際にステアリングホイール11を操作する操舵角δに対してパワーステアリング装置17が付加する操舵角に対応する。目標アシスト電流算出手段M7は、目標アシスト操舵角算出手段M6で算出した目標アシスト操舵角をステアリングアクチュエータ18に供給する目標アシスト電流に変換する。
目標電流算出手段M9は、例えば操舵トルクセンサSdで検出した操舵トルクTと車輪速センサSb…の出力から算出した自車の車速Vとに基づいて、ステアリングアクチュエータ18に供給する目標電流を算出する。そして目標電流算出手段M9で算出した目標電流に、目標アシスト電流算出手段M7で変換された目標アシスト電流を加算した電流値に基づいてステアリングアクチュエータ18が駆動される。これにより、車両がオーバーステア傾向にあるときにはステアリングホイール11を切り戻し方向に軽くし、車両がアンダーステア傾向にあるときにはステアリングホイール11の切り込み易さを抑制して、ドライバーのステアリング操作を補助することができる。
次に、ドライバーが障害物の回避操作を行う回避時の作用を説明する。
衝突回避操作判定手段M2は、操舵角センサScで検出したステアリングホイール11の操舵角δに基づいて、ドライバーが障害物Oを回避するための操作を行ったか否かを判定する。具体的には、操舵角δを時間微分した操舵角速度dδ/dtが所定値(例えば0.85rad/sec)以上、または操舵角センサScが出力する操舵角δが所定値(例えば0.3rad)以上のときに、ドライバーが障害物を回避するための操作を行ったと判定する。
図4に示すように、レーダー装置Saは、障害物Oと自車との相対速度および相対距離に加えて、障害物Oの横幅wと、自車の中心線に対する障害物Oの中心のずれ、つまりオフセット距離Doを検出する。
障害物検知手段M3は、レーダー装置Saによる検知結果に基づいて自車の予想進路上にある障害物Oを判定する。回避運動量算出手段M4は、衝突回避操作判定手段M2がドライバーによる回避操作を判定したときに、障害物Oの横幅wと、既知である自車の横幅Wと、所定のマージンαとにより、自車が障害物Oを回避するのに必要な回避運動量(目標横移動距離)Dtを、
Dt=(w/2)+(W/2)+α−Do
により算出する。
自車と障害物Oとの衝突を回避するのが最も困難なのは、自車の中心線上に障害物Oの中心がある場合、つまり自車の真正面に障害物Oがある場合であり、このような場合でも自車が上記目標横移動距離Dtだけ横方向に移動すれば、マージンαに相当する余裕を残して障害物Oの横をすり抜けることができる。
規範ヨーレート修正手段M5は、規範ヨーレート算出手段M1で算出した規範ヨーレートγtを、回避運動量算出手段M4で算出した回避運動量Dtによって修正する。その結果、操舵角δおよび車速Vから算出した規範ヨーレートγtが、自車が障害物Oを回避するのが困難なときほど大きくなるように修正される。これにより、ドライバーが障害物Oとの衝突を回避するためのステアリング操作を行ったときに、そのステアリング操作をパワーステアリング装置17でアシストして衝突回避を効果的に行うことができる。
目標アシスト電流規制手段M8は、衝突回避操作判定手段M2がドライバーによる回避操作を判定したときに、操舵トルクセンサSdで検出した操舵トルクTに基づいて目標アシスト操舵角の電流換算値である補正電流の最大値を規制する。
図5に示すように、ドライバーがステアリングホイール11に入力する操舵トルクTの方向と目標アシスト電流算出手段M7が算出するアシスト電流の方向とが同方向であるとき、補正電流の最大値は低い値に規制される。一方、ドライバーがステアリングホイール11に入力する操舵トルクTの方向と目標アシスト電流算出手段M7が算出するアシスト電流の方向とが逆方向であるとき、補正電流の最大値は高い値に規制される。
即ち、操舵トルクTがT1(>0)より大きいときに補正電流の最大値はImax1の一定値であり、操舵トルクTがT2(<0)より小さいときに補正電流の最大値はImax2(>Imax1)の一定値であり、操舵トルクTがT2以上でT1以下のときに補正電流の最大値はImax2からImax1へとリニアに減少する。
これにより、ドライバーがステアリングホイール11に入力する操舵トルクTの方向と目標アシスト電流算出手段M7が算出するアシスト電流の方向とが同方向であるとき、パワーステアリング装置17が発生する操舵補助力が過大になることを防止し、ステアリングホイール11が軽くなり過ぎる不具合を回避することができる。逆にドライバーがステアリングホイール11に入力する操舵トルクTの方向と目標アシスト電流算出手段M7が算出するアシスト電流の方向とが逆方向であるとき、パワーステアリング装置17に充分な操舵抵抗力を発生させ、操舵抵抗力が不足してステアリングホイール11の戻しが悪くなるという不具合を回避することができる。
その結果、パワーステアリング装置17の過剰なアシストによる車両挙動の乱れを防止するとともに、操舵フィーリングの悪化によるドライバーの違和感を解消することができる。またステアリングホイール11が重くなることで、操舵が適切でない方向であることを報知してドライバーに切り戻しを促し、障害物の回避や車両挙動の安定化を行うことができる。
次に、図6に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
上述した第1実施例では、図3に示すように、衝突回避操作判定手段M2がドライバーによる回避操作を判定すると、回避運動量算出手段M4が障害物検知手段M3で検知した障害物Oを回避するのに必要な回避運動量Dtを算出し、規範ヨーレート修正手段M5が規範ヨーレート算出手段M1で算出した規範ヨーレートγtを前記回避運動量Dtによって修正する。そして目標アシスト操舵角算出手段M6が実ヨーレートγと規範ヨーレートγtとの偏差に基づいて目標アシスト操舵角を算出し、目標アシスト電流算出手段M7が前記目標アシスト操舵角をステアリングアクチュエータ18に供給する目標アシスト電流に変換する。
それに対して第2実施例は、図6に示すように、第1実施例の規範ヨーレート算出手段M1、規範ヨーレート修正手段M5および目標アシスト操舵角算出手段M6を備えておらず、回避運動量算出手段M4が算出した回避運動量Dtに基づいて、目標アシスト電流算出手段M7が直接目標アシスト電流を算出している。その後に、目標アシスト電流規制手段M8が、ドライバーによる回避操作が判定されたときに、操舵トルクTに基づいて目標アシスト操舵角の電流換算値である補正電流の最大値を規制する点は、第1実施例と同様である。
しかして、この第2実施例によれば、上述した第1実施例と同様の作用効果を達成しながら、規範ヨーレート算出手段M1、規範ヨーレート修正手段M5および目標アシスト操舵角算出手段M6を廃止して制御系の構造を簡素化することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例ではパワーステアリング装置17が発生する前輪操舵角で障害物Oとの衝突回避を行っているが、左車輪の制動力と右車輪の制動力とに差を持たせることで発生するヨーモーメントで障害物Oとの衝突回避を行うことも可能である。
第1実施例に係る操作支援装置を搭載した自動車の全体構成を示す図 操舵装置の構成を示す図 操作支援装置の制御系のブロック図 目標横移動距離の説明図 操舵トルクと補正電流の最大値との関係を示すグラフ 第2実施例に係る操作支援装置の制御系のブロック図
符号の説明
M1 規範ヨーレート算出手段
M2 衝突回避操作判定手段
M3 障害物検知手段
M4 回避運動量算出手段
M5 規範ヨーレート修正手段
M7 目標アシスト電流算出手段
M8 目標アシスト電流規制手段
O 障害物
T 操舵トルク
γ 実ヨーレート
γt 規範ヨーレート
11 ステアリングホイール
18 ステアリングアクチュエータ

Claims (3)

  1. 車両の走行時に障害物(O)との衝突を回避すべくドライバーが行う衝突回避操作を支援する車両操作支援装置において、
    車両の規範ヨーレート(γt)を算出する規範ヨーレート算出手段(M1)と、
    ドライバーによる衝突回避操作を判定する衝突回避操作判定手段(M2)と、
    自車が衝突する可能性のある障害物(O)を検知する障害物検知手段(M3)と、
    衝突回避操作判定手段(M2)がドライバーによる衝突回避操作を判定したときに、障害物検知手段(M3)で検知した障害物(O)を回避するのに必要な回避運動量を算出する回避運動量算出手段(M4)と、
    規範ヨーレート算出手段(M1)で算出した規範ヨーレート(γt)を回避運動量算出手段(M4)で算出した回避運動量で修正する規範ヨーレート修正手段(M5)と、
    修正した規範ヨーレート(γt)と実ヨーレート(γ)との偏差に基づいてステアリングアクチュエータ(18)に供給する目標アシスト電流を算出する目標アシスト電流算出手段(M7)と、
    衝突回避操作判定手段(M2)がドライバーによる衝突回避操作を判定したときに、ドライバーがステアリングホイール(11)に入力する操舵トルク(T)に応じて目標アシスト電流算出手段(M7)で算出した目標アシスト電流の上限値を規制する目標アシスト電流規制手段(M8)と、
    を備えたことを特徴とする車両操作支援装置。
  2. 車両の走行時に障害物(O)との衝突を回避すべくドライバーが行う衝突回避操作を支援する車両操作支援装置において、
    ドライバーによる衝突回避操作を判定する衝突回避操作判定手段(M2)と、
    自車が衝突する可能性のある障害物(O)を検知する障害物検知手段(M3)と、
    衝突回避操作判定手段(M2)がドライバーによる衝突回避操作を判定したときに、障害物検知手段(M3)で検知した障害物(O)を回避するのに必要な回避運動量を算出する回避運動量算出手段(M4)と、
    回避運動量算出手段(M4)で算出した回避運動量に基づいてステアリングアクチュエータ(18)に供給する目標アシスト電流を算出する目標アシスト電流算出手段(M7)と、
    衝突回避操作判定手段(M2)がドライバーによる衝突回避操作を判定したときに、ドライバーがステアリングホイール(11)に入力する操舵トルク(T)に応じて目標アシスト電流算出手段(M7)で算出した目標アシスト電流の上限値を規制する目標アシスト電流規制手段(M8)と、
    を備えたことを特徴とする車両操作支援装置。
  3. 目標アシスト電流規制手段(M8)は、ドライバーがステアリングホイール(11)に入力する操舵トルク(T)の方向が目標アシスト電流の方向と同方向である場合に、逆方向である場合に比べて目標アシスト電流の上限値を低く設定することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両操作支援装置。
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