JP2007038986A - パーキング切換弁装置及びパーキングブレーキバルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】ステムスプリングの伸縮量を小さくして性能を向上、安定化させ、寿命を延ばし、ステムスプリング及びパーキング切換弁装置全体の小型化を図り、高圧エアの高精度の給排気制御を実行できるようにする。
【解決手段】本発明のパーキング切換弁装置は、ステムスプリング64Sから付勢力を受け、操作レバー2の動きに連動して上下動するプランジャ64と、スプリングブレーキ作動装置8からのエア圧及びメインスプリング66Sによる付勢力を受けて上下動するピストン66と、プランジャ64の上下動及びリターンスプリング65S等の付勢力を受けて上下動する弁体65とを備えており、プランジャ64とピストン66との間にステムスプリング64Sを縮設させる構成とした。
【選択図】図5

Description

本発明は、操作レバーの動きに連動して弁の開閉動作を切り換える切換弁構造部とを備えたパーキング切換弁装置に関する。また、本発明は、該パーキング切換弁装置と、手動で操作する操作レバーを有するレバー操作部とを備えたパーキングブレーキバルブに関する。
尚、パーキングブレーキバルブは、例えば四輪自動車において使用され、高圧タンク及びスプリングブレーキ作動装置から給排される高圧のエア圧によってブレーキのON、OFFを制御する一連のエアブレーキシステムの一部を構成している。
パーキングブレーキバルブに使用される従来のパーキング切換弁装置としては、下記の特許文献1において開示されている「パーキング切換弁」等が挙げられる。具体的には図13の側断面図に示すような構造を有しており、手動で操作する操作レバー101を有するレバー操作部103の下方において、パーキングブレーキバルブ107の弁動作を司る構成部材としての切換弁構造部109を備えることでパーキング切換弁は構成されている。
即ち、パーキング切換弁の切換弁構造部109は、図示のように縦に長いハウジング111を有し、該ハウジング111の側胴部の上方に、高圧タンクに接続される高圧エアの入口113、その下方にスプリングブレーキ作動装置に接続される高圧エアの出口115、最下端にスプリングブレーキ作動装置に供給された高圧エアを排気する排気口117とをそれぞれ備えている。また、ハウジング111の内部には、上記入口113、出口115及び排気口117と連通するエア流路119と、上記操作レバー101の動きに連動して上下動すると共にステムスプリング121から付勢力を受けているプランジャ123と、スプリングブレーキ作動装置に供給されたエア圧及びメインスプリング125による付勢力を受けて上下動するピストン127と、前記プランジャ123の上下動及びリターンスプリング129による付勢力を受けて上下動する弁体131とが設けられている。
また、上記入口113、出口115及び排気口117の配列に関係してメインスプリング125は下方に、ステムスプリング121は上方にと、メインスプリング125とステムスプリング121の付勢方向がそれぞれ反対の方向に設定されていた。そして、ステムスプリング121は、ハウジング111の内部の最も下方の位置に配設されており、ハウジング111とプランジャ123との間に圧縮状態で設けられていた。従って、ステムスプリング121としてはプランジャ123の移動量を賄うだけの伸縮量を確保するため比較的長めのばねが使用されていた。また、メインスプリング125、リターンスプリング129及びステムスプリング121は、適宜の間隔を開けて直列状態で配設されていた。
しかし、ステムスプリング121が長くなり、メインスプリング125、リターンスプリング129及びステムスプリング121を適宜の間隔を開けて直列状態で配設すると、ハウジング111も長くなり切換弁構造部109すなわちパーキング切換弁装置の大型化を招いてしまう。また、ステムスプリング121の伸縮量が大きいと、ステムスプリング121の繰り返し疲労によって弾性力が低下し、ステムスプリング121の性能劣化を早め、付勢力の変動をもたらすことにつながる。
また、図示のパーキングブレーキバルブ107にあっては、操作レバー101の回動基端部に設けられるカム部材133によってプランジャ123をステムスプリング121による上方への付勢力に抗して下方に押し下げる構造を採用している。しかし、このような構造は、操作レバー101の操作角度に対応したプランジャ123の正確な動きを確保する上では好ましい構造とは言えない。ステムスプリング121の上方への付勢力に抗するカム部材は、ハウジング111に固定されたカバー部材135により支持されている。したがって、カム部材122およびカバー部材135を成形する際の加工精度の誤差が、ハウジング111に対するプランジャ123の位置に影響を与えることになる。つまり、プランジャ123を支える関係部品の数が多いほど、操作レバーの操作角度に対応した出力圧のばらつきが大きくなり易い。
特許第2761780号公報
本発明は、このような背景技術及び背景技術が抱える問題点の存在を踏まえてなされたものであって、ステムスプリングの伸縮量を小さくしてステムスプリングの性能を向上および安定化させ、ステムスプリングの寿命の長大化と、ステムスプリング及びパーキング切換弁装置全体の小型化とが図れ、高圧エアの高精度の給排気制御を実行することのできるパーキング切換弁装置及びパーキングブレーキバルブを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係るパーキング切換弁装置は、高圧エア源に連通される高圧エア入口と、スプリングブレーキ作動装置に連通される高圧エア出口と、前記スプリングブレーキ作動装置に供給された高圧エアを外部に導いて排気する排気口と、前記高圧エア入口と高圧エア出口と排気口間を連通するエア流路と、操作レバーの動きに連動して前記エア流路の、前記高圧エア入口と高圧エア出口間を連通する第1連通状態と、前記高圧エア出口と排気口間を連通する第2連通状態とを切り換える切換弁構造部と、を備えたパーキング切換弁装置であって、前記切換弁構造部は、前記操作レバーの動きに連動して往復動しステムスプリングから付勢力を受け且つ第1弁座を有するプランジャと、前記スプリングブレーキ作動装置に供給されたエア圧及びメインスプリングによる付勢力を受けて往復動し且つ第2弁座を有するピストンと、前記プランジャの上下動及びリターンスプリングから付勢力を受けて往復動し、前記第1弁座と接触で且つ第2弁座と非接触により前記第1連通状態を作り、前記第1弁座と非接触で且つ第2弁座と接触により前記第2連通状態を作る弁体と、を備え、前記ステムスプリングは前記プランジャと前記ピストンとの間に縮設されていることを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、前記ステムスプリングは前記プランジャと前記ピストンとの間に縮設されているので、その動作に伴うステムスプリングの伸縮量(プランジャのリフト量に相当する)が、上述した従来の切換弁装置に比べてピストンの移動量の分だけ小さくなる。したがって、ステムスプリングの長さを短くでき、ステムスプリングの性能を向上させ安定化させることができる。また、ステムスプリングの寿命の長大化とステムスプリングの小型化を図ることができる。
本発明の第2の態様に係るパーキング切換弁装置は、本発明の第1の態様において、前記ステムスプリングは前記メインスプリングとその一部または全部がオーバーラップするように重ね合わされた状態で配設されていることを特徴とするものである。
本発明の第2の態様によれば、ステムスプリングとメインスプリングのオーバーラップ分だけステムスプリングとメインスプリングの組み合わせた状態の長さを短くすることができるから、パーキング切換弁装置の縦方向の寸法の短縮化と装置全体の小型化を図ることができる。
本発明の第3の態様に係るパーキング切換弁装置は、本発明の第1または第2の態様において、前記リターンスプリングは前記ステムスプリングとメインスプリングの双方あるいはこれらの一方とその一部または全部がオーバーラップするように重ね合わされた状態で配設されていることを特徴とするものである。
本発明の第3の態様によれば、リターンスプリングとステムスプリングのオーバーラップ分、リターンスプリングとメインスプリングのオーバーラップ分、あるいはこれらを合わせたオーバーラップ分、リターンスプリングとステムスプリングとメインスプリングとを組み合わせた状態の長さを短くすることができるから、パーキング切換弁装置の縦方向の寸法の短縮化と装置全体の小型化を図ることができる。
本発明の第4の態様に係るパーキング切換弁装置は、本発明の第1〜第3のいずれか1つの態様において、前記ステムスプリングは円錐筒形状の圧縮コイルばねによって構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第4の態様によれば、ステムスプリングとその周辺部材、例えばメインスプリングとの接触が回避され、当該接触に伴う動作の不安定性と操作レバーの操作抵抗の増大とを効果的に防止することができる。
本発明の第5の態様に係るパーキング切換弁装置は、本発明の第1〜第4のいずれか1つの態様において、前記リターンスプリングは円錐筒形状の圧縮コイルばねによって構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第5の態様によれば、リターンスプリングとその周辺部材、例えばステムスプリングとの接触が回避され、当該接触に伴う動作の不安定性と操作レバーの操作抵抗の増大とを効果的に防止することができる。
本発明の第6の態様に係るパーキングブレーキバルブは、手動で操作する操作レバーを有するレバー操作部と、該操作レバーの動きに連動して弁の開閉動作を切り換える切換弁構造部を含むパーキング切換弁装置とを有するパーキングブレーキバルブであって、前記パーキング切換弁装置は本発明の第1〜第5のいずれか1つの態様のパーキング切換弁装置であることを特徴とするものである。
本発明の第6の態様によれば、ステムスプリングの伸縮量を小さくしてステムスプリングの性能を向上させ動作を安定化させることができる。また、ステムスプリングの寿命の長大化と、ステムスプリング及びパーキング切換弁装置全体の小型化とを図ることができる。また部品の取付精度等の影響を受けない高圧エアの高精度の給排気制御を実行することが可能となる。
本発明によれば、ステムスプリングの伸縮量を小さくしてステムスプリングの性能を向上させ、動作を安定化させることができる。また、ステムスプリングの寿命の長大化と、ステムスプリングの小型化を図ることができる。また、上記ステムスプリングの小型化に加え、ステムスプリングの形状を工夫し、メインスプリング等とオーバーラップさせる配設態様を採用することによって、パーキング切換弁装置の縦方向の寸法の短縮化とパーキング切換弁装置全体の小型化を図ることができる。また、プランジャの操作レバーに対する追従性の向上と、安定した正確な弁動作によって部品の取付精度等の影響を受けない高圧エアの高精度の給排気制御を実行し得るパーキング切換弁装置及び該装置を備えたパーキングブレーキバルブを提供することが可能となる。
以下、本願発明に係るパーキング切換弁装置及び該装置を備えたパーキングブレーキバルブについて、四輪自動車におけるパーキングブレーキバルブを例に採って説明する。先ず本発明のパーキングブレーキバルブの構成部材の一つであるレバー操作部の構成を中心にパーキングブレーキバルブの構造の概略を図面に基づいて最初に説明し、続いてパーキング切換弁装置の構造とその作動態様について説明する。
図1はブレーキOFF時のパーキングブレーキバルブの外観形状を示す側面図、図2はブレーキOFF時のパーキングブレーキバルブの外観形状を示す正面図である。図3は図1中、A−A線で破断した状態を示す断面図、図4は図1中、B−B線で破断した状態を示す断面図である。また図5は図2中、C−C線で破断した状態を示す側断面図である。
パーキングブレーキバルブ1は、上方部分を構成するレバー操作部3と、下方部分を構成するパーキング切換弁装置とを具備する。上方のレバー操作部3は、直接手で握って手動で操作する操作レバー2を有する。下方のパーキング切換弁装置は、操作レバー2の動きに連動してエア流路5の連通状態を切り換える切換弁構造部6を備える。また、パーキングブレーキバルブ1は、高圧タンク7及びスプリングブレーキ作動装置8から給排される高圧エアによってブレーキのON、OFFを制御する一連のエアブレーキシステムの一部として組み込まれる。
スプリングブレーキ作動装置8は、パーキングブレーキバルブ1から出力されたエア圧力に基づいてスプリングブレーキチャンバが作動するものである。このスプリングブレーキ作動装置8は、パーキングブレーキバルブ1からのエア圧力をスプリングブレーキチャンバが直接的に受けて(つまり、そのエア圧力を作動圧力して)作動する構成を採ることができる。あるいは別の構成として、このスプリングブレーキ作動装置8は、パーキングブレーキバルブ1からのエア圧力を指令圧として受けるリレーバルブを含み、このリレーバルブからの作動圧力によってスプリングブレーキチャンバが作動する構成を採ることができる。
レバー操作部3は、パーキングブレーキバルブ1を車体フレームに取り付けた状態で車体フレームの上方に位置する部分である。レバー操作部3は、ドライバーが直接手で握って操作する操作レバー2と、操作レバー2の回動基端部に設けられる引上げフィンガ4と、操作レバー2の回動基端部を保持するレバーホルダ22と、操作レバー2の回動基端部、引上げフィンガ4及びレバーホルダ22を被覆するカバー9と、上記操作レバー2を回動自在に支承すると共に車体フレームに対して直接取り付けられるベースマウント28とを備えることによって構成されている。
操作レバー2は、一例として金属製の丸棒状の部材によって構成されるレバー本体10と、該レバー本体10の長手方向に沿って摺動し得るようにレバー本体10に対して外嵌めされるネック部11と、上記レバー本体10の先端部に取り付けられ、ドライバーが直接手で握って操作するグリップ部14とを備えている。
ネック部11は、グリップ部14側にフランジ部12が形成された筒状の部材でレバー本体10の外周面と摺接する内周面の一部は段差状に拡径されレバーロックスプリング18の収容空間となっている。また、上記収容空間と連通するようにフランジ部12の内周側には段差状の係合凹部13が設けられていて、グリップ部14の基部側に設けられるグリップホルダ15の拡径部を受け入れることができるようになっている。
また、ネック部11の基端側の側胴部には、図5に示したように、レバーロック片16が設けられている。該レバーロック片16は、ベースマウント28の上部に設けられるレバーガイド17に設けられているガイド溝29に沿って移動し、該ガイド溝29の一方の端部に設けられている深溝部29aに嵌まって操作レバー2のブレーキON状態をロックできるようになっている。また、レバーロックスプリング18は、一例として圧縮コイルばねによって構成されており、上記ネック部11の内周面に形成された収容空間内に縮設され、一端がグリップホルダ15の細径部の端面に当接し、他端が上記収容空間基端側の段部19に当接するようになっている。
そして、ネック部11には常時、レバー本体10の回動基端側に移動しようとする上記レバーロックスプリング18からの付勢力が作用しており、レバーロック片16が深溝部29aと一致した時、ガイド溝29による規制が解かれてレバー本体10の回動基端側に移動してレバーロック片16が深溝部29aに嵌まって操作レバー2の回動操作をロックできるようになっている。
また、レバーホルダ22は、レバーガイド17によって回動自在に保持されており、レバーホルダ22とレバーガイド17との間には、図4に示すように、捩りコイルばね23が縮設されている。この捩りコイルばね23は、操作レバー2を図1または図5に示すブレーキOFFの状態に移動させるような付勢力を有している。これに伴い、ネック部11のフランジ部12に指を掛けてネック部11をグリップ部14側に移動させることによって、レバーロック片16と深溝部29aとの係合状態が解除された場合には、上記捩りコイルばね23による付勢力によって、操作レバー2は、自動的にあるいは小さな力によって図1または図5に示すブレーキOFFの状態に移動し得るようになっている。
また、引上げフィンガ4は、指のような形をしたフック状の部材であり、後述する[実施例]の項で述べる本発明のパーキング切換弁装置6の動作開始部材であるプランジャ64の上端部に設けられている引上げピン27に対して下方から係止され、プランジャ64を上方に引き上げることができるようになっている。また、レバーホルダ22には、引上げフィンガ4の先端部前方に上記引上げピン27との干渉を防止し、引上げフィンガ4の進入を円滑にする切欠開口部20が設けられている。
また、カバー9は、一例として上方から湾曲した肉厚の蒲鉾形状をした部材であり、内部が刳り貫かれていて、刳り貫かれた内部空間に上述した操作レバー2の回動基端部側に設けられる諸部材と、ベースマウント28から立ち上げられているレバーガイド17とが収容されている。また、カバー9の湾曲した上面には、上部開口9aが形成されていて、この上部開口9aの存在によってカバー9を取り付けた状態での操作レバー2の回動を可能にしている。尚、図中、符号Aで示す部材は防塵用のシートであり、上部開口9aからのゴミ、塵、埃等の異物のカバー9内への侵入を防止している。
こうしたパーキングブレーキバルブ1は、操作レバー2の回動基端部に設けられる引上げフィンガ4によって、プランジャ64をステムスプリング64Sによる下方への付勢力に抗して上方に引き上げる構造を採用している。引上げフィンガ4が上部ケーシング63Aの突出部76で支持されていることから、ケーシング63(上部ケーシング63A)に対するプランジャ64の位置は、この引上げフィンガ4の引き上げ量によって決定される。プランジャ64とケーシング63との相対的位置に影響を与える関係部品の数は、上述した図13に示す従来のパーキングブレーキ切換弁107に比べて少なくすることができる。よって、操作レバー2の操作角度に対応した出力圧のばらつきを従来に比べて小さくすることができる。
[実施例]
次に、本発明の実施例に係るパーキング切換弁装置の構成とその作動態様について説明する。尚、パーキング切換弁装置はパーキングブレーキバルブ1を車体フレームに取り付けた状態で車体フレームの下方に位置する部分である。
図6はケーシング内に設けられる本発明の実施例に係るパーキング切換弁装置の要部を示す側面図、図7は図6中、D−D線で破断した状態を示す断面図である。図8は操作開始時のパーキングブレーキバルブの内部構造を示す側断面図、図9は操作途中のパーキングブレーキバルブの内部構造を示す側断面図である。図10はブレーキON時のパーキングブレーキバルブの内部構造を示す側断面図、図11は戻し開始時のパーキングブレーキバルブの内部構造を示す側断面図である。また図12は戻し途中のパーキングブレーキバルブの内部構造を示す側断面図である。
本発明の実施例に係るパーキング切換弁装置は、高圧エア源である高圧タンク7に連通される高圧エア入口(以下「入口」とも言う)61と、スプリングブレーキ作動装置8に連通される高圧エア出口(以下「出口」とも言う)60と、スプリングブレーキ作動装置8に供給された高圧エアを外部に導いて排気する排気口62と、高圧エア入口61と高圧エア出口60と排気口62間を連通するエア流路5と、操作レバー2の動きに連動して前記エア流路5の、高圧エア入口61と高圧エア出口60間を連通する第1連通状態と、高圧エア出口60と排気口62間を連通する第2連通状態とを切り換える切換弁構造部6とを備えている。そして、該切換弁構造部6は、操作レバー2の動きに連動して往復動しステムスプリング64Sから付勢力を受け且つ第1弁座71を有するプランジャ64と、スプリングブレーキ作動装置8に供給されたエア圧及びメインスプリング66Sによる付勢力を受けて往復動し且つ第2弁座74を有するピストン66と、前記プランジャ64の上下動及びリターンスプリング65Sから付勢力を受けて往復動し、前記第1弁座71と接触で且つ第2弁座74と非接触により前記第1連通状態を作り、前記第1弁座71と非接触で且つ第2弁座74と接触により前記第2連通状態を作る弁体65とを備え、前記ステムスプリング64Sはプランジャ64とピストン66との間に縮設されている。
以下、具体的に説明する。パーキング切換弁装置は、上部ケーシング63Aと下部ケーシング63Bとによって構成されるケーシング63を有し、下部ケーシング63Bの下面に設けられる出口60と入口61と排気口62を連結するエア流路5をケーシング63内に有している。そして、該エア流路5を切り換える切換弁構造部6をケーシング63内に設けることによってパーキング切換弁装置は構成されている。尚、入口61には外部に設けられる高圧タンク7が接続されており、出口60には外部に設けられるスプリングブレーキ作動装置8が接続されている。
そして、このようなケーシング63内に操作レバー2の動きに連動して上下動すると共にステムスプリング64Sから付勢力を受けているプランジャ64と、スプリングブレーキ作動装置8に供給されたエア圧及びメインスプリング66Sによる付勢力を受けて上下動するピストン66と、上記プランジャ64の上下動及びリターンスプリング65S等による付勢力を受けて上下動する弁体65と、下部ケーシング63Bの下面に一例として設けられている入口61、出口60及び排気口62を備えることによってパーキング切換弁装置は構成されている。
プランジャ64は、段差丸棒状の部材であり、その上端部には上述した引上げピン27が設けられている。また、引上げピン27の下方のプランジャ64の部位は、大径部75になっていて上部ケーシング63Aの上方に突出した突出部76の内周面に摺接して上下方向に垂直にプランジャ64が移動できるように案内している。また、大径部75の下面は、外周縁側が下方に突出するように幾分えぐられており、下方に突出している外周縁部が第1弁座71になっている。
また、大径部75の下方のプランジャ64の部位は、小径部77になっていて、該小径部77の下端にはプランジャ64と一体の排気ステム78が設けられている。そして、第1弁座71と排気ステム78とによって挟まれた小径部77の外方の空間を利用してリターンスプリング65Sが設けられている。具体的には、プランジャ64の小径部77に外嵌めされるようにスリーブ状の弁体65が設けられていて、弁体65の内周面に形成されている係止段部と排気ステム78の上部外周面に形成されている係止段部とによって両端が支持されるようにしてリターンスプリング65Sが縮設されている。尚、リターンスプリング65Sは、下方が幾分窄まった円錐筒形状の圧縮コイルばねによって構成されている。
また、弁体65の上部は、実質的に弁作用を行う弁作用部79になっていて、上述したプランジャ64に対して設けられる第1弁座71と、次に述べるピストン66に対して設けられる第2弁座74に当接し、あるいは離間することによって弁の開閉動作を実行し得るようになっている。ピストン66は、上部ケーシング63Aの内周面に摺接するピストン要素66Aと、下部ケーシング63Bの内周面に摺接するピストン要素66Bの二部材によって構成されている。
ピストン要素66Aは、円筒形状の部材であり、上部には内側にフランジ状に張り出した内フランジ80が設けられていて、該内フランジ80の内周面下部が鉤状に幾分下方に突出しており、第2弁座74となっている。一方、ピストン要素66Bは、段差円筒状の部材で、その下方の大径部81の内周面には段差凹部82が形成されていてメインスプリング66Sの収容空間となっている。また、上方の小径部83の内周面は、上記弁体65の下方の外周面と摺接する摺接面になっている。そして、このようにして構成される2つのピストン要素66A、66Bは、例えばネジ嵌合等によって一体化されてピストン66を構成している。
また、ステムスプリング64Sは、上記リターンスプリング65Sよりも線径の太い圧縮コイルばねによって構成されており、リターンスプリング65Sと同様、下方が幾分窄まった円錐筒形状を有している。そして、ステムスプリング64Sの上端は、上記ピストン要素66Bの大径部81と小径部83の境界付近に設けられる段差凹部84によって係止され、ステムスプリング64Sの下端は、プランジャ64と一体に設けられている排気ステム78の外フランジ85に係止されている。
また、メインスプリング66Sは、ステムスプリング64Sよりも更に線径の太い圧縮コイルばねによって構成されており、軸方向に平行な円筒形状を有している。そして、メインスプリング66Sの上端は、上述したピストン要素66Bの大径部81の内周面に形成されている段差凹部82の上端面に係止され、メインスプリング66Sの下端は、下部ケーシング63Bに形成されている排気口62に至るエア流路5の外周に設けられている段差状の周溝86によって係止されている。従って、メインスプリング66Sは図8における上方に向かう付勢力をピストン66に及ぼすようになっている。
ステムスプリング64Sは、プランジャ64とピストン66との間に縮設すなわち圧縮状態で設けられており、その付勢方向が上向きにも下向きにもなるように配設されている。また、リターンスプリング65Sとステムスプリング64Sとメインスプリング66Sは、図示のように、互いにその一部がオーバーラップするように重ね合わされた状態で配設されており、パーキング切換弁装置全体の縦方向の寸法の短縮と小型化に寄与している。また、ステムスプリング64Sとリターンスプリング65Sを共に円錐筒形状にすることによって、これら3本のスプリング64S、65S、66S間の干渉が防止され、自由な伸縮が可能になっている。尚、図中符号Sで示す部材は、シール部材の一例であるOリングであり、プランジャ64と上部ケーシング63Aの摺接部、ピストン66とケーシング63との摺接部、弁体65とピストン66との摺接部等に設けられている。
次に、このようにして構成される本発明の実施例に係るパーキング切換弁装置の作動態様を(1)ブレーキOFF時、(2)操作開始時、(3)操作途中、(4)ブレーキON時、(5)戻し開始時、(6)戻し途中の各状態に分けて具体的に説明する。
(1)ブレーキOFF時(図5参照)
ブレーキOFFの状態では、操作レバー2は、捩りコイルばね23の付勢力によって図中左端側一杯に回動された位置に存している。この状態ではプランジャ64に設けられている第1弁座71と弁体65の上部に設けられている弁作用部79が当接状態になっていて、第1弁座71と弁体65は閉状態、ピストン66に設けられている第2弁座74と弁作用部79が離間状態になっていて第2弁座74と弁体65は開状態になっている。
そして、この状態では入口61と出口60を結ぶエア流路5が連通状態(第1連通状態)になっており、高圧タンク7から供給された高圧エアは、図中矢印で示すように入口61からケーシング63内のエア流路5に進入する。エア流路5に進入した高圧エアは、上部ケーシング63Aの側胴部の一部に設けられている連通口87を通って第2弁座74と弁体65との間の隙間、プランジャ64とピストン66との間の隙間を通ってピストン66の上方の空間に達する。そして、ピストン66の上方の空間に達した高圧エアは、下方に延びるケーシング63の外周側のエア流路5を通って出口60に至り、スプリングブレーキ作動装置8に供給されて行き、ブレーキOFF状態となる。
(2)操作開始時(図8参照)
図8は図5に示すブレーキOFFの状態からドライバーが操作レバー2を握り、捩りコイルばね23の付勢力に抗して図中右側に少し回動させた状態である。この図8の状態では、プランジャ64が引上げフィンガ4によって少し上方に引き上げられるため、当初離間状態にあった第2弁座74と弁作用部79が当接状態になる。従って、第1弁座71と第2弁座74は、共に弁体65に対して閉状態になるため入口61、出口60及び排気口62を結ぶすべてのエア流路5は遮断された状態になり、高圧エアは流れない。
(3)操作途中(図9参照)
図9は図8に示す操作開始時の状態から捩りコイルばね23の付勢力に抗して図中右側に更に回動させた状態である。この図9の状態では、プランジャ64が更に上方に引き上げられ、弁体65の弁作用部79が第2弁座74に当接し上昇が妨げられるため、第1弁座71は弁体65から離間し開状態となる。また第2弁座74と弁体65は依然当接状態にあり、両者は閉状態である。
この状態では出口60と排気口62を結ぶエア流路5が連通状態(第2連通状態)になっており、スプリングブレーキ作動装置8に供給されていた高圧エアは、図9中の矢印で示すように出口60からケーシング63内の外周側に形成されているエア流路5に流れ込む。そして、高圧エアは、ピストン66の上方からプランジャ64とピストン66との間の隙間、第1弁座71と弁体65との間の隙間を通ってケーシング63の中心に形成されているエア流路5を通って排気口62に導かれ、ブレーキ力が徐々に増大して行く。
また、この状態では排気口62から排気される分、ピストン66の上面に作用する高圧エアのエア圧が弱くなるため、メインスプリング66Sの付勢力の方が大きくなってピストン66は図示のように上昇する。尚、上記ブレーキ力は操作レバー2の操作角度によって可変するように構成されている。
(4)ブレーキON時(図10参照)
ブレーキONの状態では、操作レバー2は図10中の右端側一杯に回動された位置に移行している。操作レバー2がブレーキONの位置に移行すると、レバーロック片16は、ガイド溝29からの規制が解除されるためレバーロックスプリング18の付勢力によってレバーロック片16は下方に移動し深溝部29aと係合し、操作レバー2の回動操作がロックされブレーキON状態が維持される。
この状態では、ピストン66の上面に作用するエア圧は更に弱まるため、メインスプリング66Sの上方への付勢力によってピストン66の上面は上部ケーシング63Aの上面に当接した状態になっている。また、弁体65はリターンスプリング65Sの上方への付勢力によって第2弁座74に当接された状態が確保されている。
従って、上記(3)の操作途中の状態と同様、出口60と排気口62を結ぶエア流路5が連通状態になっているため、スプリングブレーキ作動装置8に供給されていた高圧エアは、図10中の矢印で示すように、出口60からケーシング63内の外周側に形成されているエア流路5に流れ込む。そして、高圧エアは、上部ケーシング63Aの上面に形成されている連通溝88を通ってプランジャ64とピストン66との間の隙間、第1弁座71と弁体65との間の隙間を通ってケーシング63の中心に形成されているエア流路5を通って排気口62に導かれ、ブレーキ力が最大となるブレーキON状態となる。
(5)戻し開始時(図11参照)
ネック部11のフランジ部12に指を掛けてネック部11をレバーロックスプリング18の付勢力に抗して上方に引き上げると、レバーロック片16と深溝部29aとの係合状態が解除されるため、操作レバー2を図11中の左側に回動させることが可能となる。図11に示す操作レバー2の戻し開始直後の状態では、操作レバー2の回動に伴ってプランジャ64が下方に移動し、第1弁座71が弁体65上部の弁作用部79に当接した状態になる。従って、第1弁座71と第2弁座74は共に弁体65に対して閉状態になるため、入口61、出口60及び排気口62を結ぶすべてのエア流路5は遮断された状態になり、高圧エアは流れない。
(6)戻し途中(図12参照)
図12は図11に示す戻し開始時の状態から捩りコイルばね23の付勢力を受けて図中左側に更に回動させ戻した状態である。この図12の状態では、プランジャ64が更に下方に移動し、第1弁座71に当接している弁体65を下方に押し下げる。また、上記プランジャ64を下方に押し下げるに際しては、ステムスプリング64Sの下方への付勢力が作用しており、プランジャ64の下方への移動を助けている。
これにより、第2弁座74と弁体65は開状態になるため、入口61と出口60を結ぶエア流路5が連通状態(第1連通状態)になる。従って、高圧タンク7から供給される高圧エアは、図12中の矢印で示すように、入口61からケーシング63内のエア流路5に進入する。そして、当該高圧エアは、上部ケーシング63Aの側胴部の一部に設けられている連通口87を通って第2弁座74と弁体65との間の隙間、プランジャ64とピストン66との間の隙間を通ってピストン66の上方の空間に達する。そして、当該高圧エアは、下方に延びるケーシング63の外周側のエア流路5を通って出口60に至り、スプリングブレーキ作動装置8に徐々に供給されて行き、図5に示すブレーキOFF状態へと移行する。
[他の実施例]
本願発明に係るパーキング切換弁装置及び該装置を備えたパーキングブレーキバルブ1は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。例えば、プランジャ64を上方に引き上げる構成としては引上げフィンガ4に代えて引上げピン27に係合する図示しないカム溝等を設ける構成を採用することも可能である。
更に、ケーシング63内のスペースに横方向のゆとりが多少ある場合にはステムスプリング64Sとリターンスプリング65Sの形状を軸方向に平行な円筒形状とすることが可能であり、ステムスプリング64Sとリターンスプリング65Sとメインスプリング66Sの一部をオーバーラップさせないように配設したり、これらのすべてを完全にオーバーラップさせるように配設することも可能である。
本発明は、四輪自動車のパーキングブレーキバルブの製造分野、より具体的にはコンパクトで安定した円滑な弁の開閉動作を実行し得るパーキング切換弁装置ないし該装置を備えたパーキングブレーキバルブを製造する場合に利用できる。
ブレーキOFF時のパーキングブレーキバルブの外観形状を示す側面図である。 ブレーキOFF時のパーキングブレーキバルブの外観形状を示す正面図である。 図1中、A−A線で破断した状態を示す断面図である。 図1中、B−B線で破断した状態を示す断面図である。 図2中、C−C線で破断した状態を示す側断面図である。 ケーシング内に設けられるパーキング切換弁装置の要部を示す側面図である。 図6中、D−D線で破断した状態を示す断面図である。 操作開始時のパーキングブレーキバルブの内部構造を示す側断面図である。 操作途中のパーキングブレーキバルブの内部構造を示す側断面図である。 ブレーキON時のパーキングブレーキバルブの内部構造を示す側断面図である。 戻し開始時のパーキングブレーキバルブの内部構造を示す側断面図である。 戻し途中のパーキングブレーキバルブの内部構造を示す側断面図である。 従来のパーキングブレーキバルブの内部構造を示す側断面図である。
符号の説明
1 パーキングブレーキバルブ、2 操作レバー、3 レバー操作部、
4 引上げフィンガ、5 エア流路、
6 (パーキングブレーキバルブの)パーキング切換弁装置、7 高圧タンク、
8 スプリングブレーキ作動装置、9 カバー、9a 上部開口、10 レバー本体、
11 ネック部、12 フランジ部、13 係合凹部、14 グリップ部、
15 グリップホルダ、16 レバーロック片、17 レバーガイド、
18 レバーロックスプリング、19 段部、20 切欠開口部、22 レバーホルダ、23 捩りコイルばね、27 引上げピン、28 ベースマウント、29 ガイド周溝、29a 深溝部、60 出口、61 入口、62 排気口、63 ケーシング、
63A 上部ケーシング、63B 下部ケーシング、64 プランジャ、
64S ステムスプリング、65 弁体、65S リターンスプリング、66 ピストン66A ピストン要素、66B ピストン要素、66S メインスプリング、
71 第1弁座、74 第2弁座、75 大径部(プランジャの)、76 突出部、
77 小径部(プランジャの)、78 排気ステム、79 弁作用部、80 内フランジ
81 大径部(ピストンの)、82 段差凹部、83 小径部(ピストンの)、
84 段差凹部、85 外フランジ、86 周溝、87 連通口、88 連通溝、
A (防塵用の)シート、S シール部材(Oリング)

Claims (6)

  1. 高圧エア源に連通される高圧エア入口と、
    スプリングブレーキ作動装置に連通される高圧エア出口と、
    前記スプリングブレーキ作動装置に供給された高圧エアを外部に導いて排気する排気口と、
    前記高圧エア入口と高圧エア出口と排気口間を連通するエア流路と、
    操作レバーの動きに連動して前記エア流路の、前記高圧エア入口と高圧エア出口間を連通する第1連通状態と、前記高圧エア出口と排気口間を連通する第2連通状態とを切り換える切換弁構造部と、を備えたパーキング切換弁装置であって、
    前記切換弁構造部は、
    前記操作レバーの動きに連動して往復動しステムスプリングから付勢力を受け且つ第1弁座を有するプランジャと、
    前記スプリングブレーキ作動装置に供給されたエア圧及びメインスプリングによる付勢力を受けて往復動し且つ第2弁座を有するピストンと、
    前記プランジャの上下動及びリターンスプリングから付勢力を受けて往復動し、前記第1弁座と接触で且つ第2弁座と非接触により前記第1連通状態を作り、前記第1弁座と非接触で且つ第2弁座と接触により前記第2連通状態を作る弁体と、を備え、
    前記ステムスプリングは前記プランジャと前記ピストンとの間に縮設されていることを特徴とするパーキング切換弁装置。
  2. 請求項1において、前記ステムスプリングは前記メインスプリングとその一部または全部がオーバーラップするように重ね合わされた状態で配設されていることを特徴とするパーキング切換弁装置。
  3. 請求項1または2において、前記リターンスプリングは前記ステムスプリングとメインスプリングの双方あるいはこれらの一方とその一部または全部がオーバーラップするように重ね合わされた状態で配設されていることを特徴とするパーキング切換弁装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記ステムスプリングは円錐筒形状の圧縮コイルばねによって構成されていることを特徴とするパーキング切換弁装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、前記リターンスプリングは円錐筒形状の圧縮コイルばねによって構成されていることを特徴とするパーキング切換弁装置。
  6. 手動で操作する操作レバーを有するレバー操作部と、該操作レバーの動きに連動して弁の開閉動作を切り換える切換弁構造部を含むパーキング切換弁装置とを有するパーキングブレーキバルブであって、
    前記パーキング切換弁装置は請求項1〜5のいずれか1項に記載したパーキング切換弁装置であることを特徴とするパーキングブレーキバルブ。
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