JP2007038585A - 木材の加工方法および圧縮木製品 - Google Patents

木材の加工方法および圧縮木製品 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数や工数を増やすことなく、容易にかつ低コストで木材の補強を行うことができる木材の加工方法および圧縮木製品を提供する。
【解決手段】木材繊維方向に沿った表面を備えるとともに、前記木材繊維方向と交差する方向を指向する稜線を有し、前記表面からリブ状に突起する突起部を備えた木材を原木から形取り、この形取った木材を圧縮する。この圧縮の際には、少なくとも前記木材繊維方向に沿った表面の肉厚方向に圧縮力を加える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、木材を所定の形状に加工する木材の加工方法および木材を圧縮して形成した圧縮木製品に関する。
近年、自然素材である木材が注目されている。木材はさまざまな木目を有するため、原木から形取る箇所に応じて個体差が生じ、その個体差が製品ごとの個性となる。また、長期の使用によって生じる傷や色合いの変化自体も、独特の風合いとなって使用者に親しみを生じさせることがある。これらの理由により、合成樹脂や軽金属を用いた製品にはない、個性的で味わい深い製品を生み出すことのできる素材として木材が注目されており、その加工技術も飛躍的に進歩しつつある。
従来、かかる木材の加工技術として、吸水軟化した1枚の木材を圧縮し、その木材を圧縮方向と略平行に切断して板状の一次固定品を得た後、この一次固定品を加熱吸水させながら所定の3次元形状に成形する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、軟化処理した状態で圧縮した一枚の木材を仮固定し、この木材を型に入れて回復させることによって型成形する技術も知られている(例えば、特許文献2を参照)。これらの技術では、木材の個体差や種類、加工後の木材の強度やその用途などを含むさまざまな点を考慮して、木材の肉厚や圧縮率が決められる。
特許第3078452号公報 特開平11−77619号公報
ところで、木材を圧縮成形する場合には、木材の繊維方向に沿った方向の強度に比べて、その繊維方向と交差する方向の強度が一般的に弱くなってしまう。この問題を解決するために、木材の繊維方向と交差する方向の強度を補強するための適当な補強部材を設けることも考えられるが、その場合には、補強部材を取り付ける分だけ部品点数や作業工数が増加し、コストがかかるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、部品点数や作業工数を増やすことなく、容易にかつ低コストで木材の補強を行うことができる木材の加工方法および圧縮木製品を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1記載の発明は、木材を所定の形状に加工する木材の加工方法であって、木材繊維方向に沿った表面を備えるとともに、前記木材繊維方向と交差する方向を指向する稜線を有し、前記表面からリブ状に突起する突起部を備えた木材を原木から形取る形取工程と、前記形取工程で形取られた木材を圧縮する圧縮工程と、を含むことを特徴とする。
本発明における「リブ状」には、稜線方向に一様に突起している部分の方が突起していない部分よりも顕著に多いような全ての形状が含まれるものとする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記圧縮工程は、少なくとも前記木材繊維方向に沿った表面の肉厚方向に圧縮力を加えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記木材繊維方向に沿った表面は平面をなすことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項記載の発明において、前記突起部の稜線は、前記木材繊維方向と略直交する方向を指向することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項記載の発明において、前記圧縮工程は、一対の金型によって前記加工対象の木材を挟持して圧縮力を加えることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、木材を圧縮することによって所定の形状に加工された圧縮木製品であって、木材繊維方向に沿った表面を有する部分の繊維密度が、前記木材繊維方向に沿って変化することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、前記木材繊維方向と交差する方向を指向する稜線を有し、前記木材繊維方向に沿った表面からリブ状に突起する突起部を備えた木材の少なくとも前記表面の肉厚方向に圧縮力を加えることによって形成されたことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項6または7記載の発明において、前記木材繊維方向に沿った表面は平面をなすことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項7または8記載の発明において、前記突起部の稜線は、前記木材繊維方向と略直交する方向を指向することを特徴とする。
本発明によれば、木材繊維方向に沿った表面を備えるとともに、前記木材繊維方向と交差する方向を指向する稜線を有し、前記表面からリブ状に突起する突起部を備えた木材を原木から形取り、この形取った木材を圧縮することにより、部品点数や作業工数を増やすことなく、容易にかつ低コストで木材の補強を行うことが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以後、実施の形態と称する)を説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る圧縮木製品の構成を示す斜視図である。また、図2は図1のA−A線断面図である。これらの図に示す圧縮木製品1は、略長方形の表面をなす平板状の主板部1aと、主板部1aの長手方向に沿うとともにその主板部1aに対して所定の角度をなして延出する二つの側板部1bと、主板部1aの短手方向に沿うとともにその主板部1aに対して所定の角度をなして延出する二つの側板部1cとを備え、全体として略椀状をなす。この圧縮木製品1の肉厚rは、ほぼ均一である。
圧縮木製品1の木材繊維方向Lは、主板部1aの長手方向に略平行である。また、圧縮木製品1の木目方向は主板部1aの長手方向に沿っており、この意味で図1に示す圧縮木製品1は柾目材である。
次に、本実施の形態に係る木材の加工方法を説明する。以後の説明では、上述した構成を有する圧縮木製品1を形成する場合について説明するが、この実施の形態に係る木材の加工方法は、他の構成を有する圧縮木製品に対しても適用可能である。
まず、圧縮木製品1の原材料となる木材を、原木である無圧縮状態の無垢材から形取る(形取工程)。この際には、形取る木材の容積が、後述する圧縮工程によって減少する分の容積を予め加えた分の容積となるようにする。無垢材としては、檜、檜葉、桐、杉、松、桜、欅、黒檀、竹、チーク、マホガニー、ローズウッドなどの中から、圧縮木製品1の用途などに応じて最適なものを選択すればよい。
図3は、無垢材から形取った木材の構成を示す斜視図である。同図に示す木材11は圧縮木製品1と同様に略椀状をなす柾目材であり、主板部11a(加工後の主板部1aに対応)、側板部11bおよび11c(加工後の側板部1bおよび1cにそれぞれ対応)を備える。この木材11は、主板部11aの表面からリブ状に突起する3つの突起部12が、平坦部13と交互にかつ規則的に形成されている。図3にも示すように、各突起部12の稜線方向Mは互いに平行であって主板部11aの木材繊維方向Lと直交する方向を指向している。このような形状をなす木材11は、例えばNC加工技術を用いた切削加工によって形成することができる。
なお、本実施の形態における「リブ状」には、稜線方向に一様に突起している部分の方が突起していない部分よりも顕著に多いような全ての形状が含まれるものとする。
続いて、上記の如く形取った木材11を圧縮する(圧縮工程)。この圧縮工程に際して、木材11を高温高圧の水蒸気雰囲気中に所定時間放置することにより、水分を過剰に吸収させて軟化させる。ここでいう高温高圧とは、温度が100〜230℃、より好ましくは180〜230℃程度であり、圧力が0.1〜3MPa(メガパスカル)、より好ましくは0.45〜2.5MPa程度の状態を指す。なお、上述した水蒸気雰囲気中で木材11を放置する代わりに、例えば木材11をマイクロウェーブの如き高周波の電磁波によって加熱してもよい。
この後、軟化させたときと同様の水蒸気雰囲気中で木材11を一対の金型によって挟持し、木材11に対して所定の圧縮力を加える。図4は、一対の金型41および51を用いた木材11の圧縮工程の概要を示す図である。また、図5は、図4のB−B線断面図である。これらの図に示すように、圧縮時に木材11の上方から圧縮力を加える金型41は、木材11の主板部11aから側板部11bおよび11cに向かってそれぞれ湾曲する内側面に嵌合する形状をなす凸部42を有する。木材11の内側面のうち主板部11aから側板部11cに湾曲する曲面11ac内側面の曲率半径をRIとし、凸部42のうち曲面11acに当接する曲面の曲率半径をRAとすると、この二つの曲率半径の間には、RI>RAという関係がある。
これに対し、圧縮時に木材11の下方から木材11に対して圧縮力を加える金型51は、木材11の主板部11aから側板部11bおよび11cに立ち上がって湾曲する外側面を嵌入する凹部52を有する。木材11の外側面のうち曲面11ac外側面の曲率半径をROとし、凹部52のうち曲面11acの外側面に当接する曲面の曲率半径をRBとすると、この二つの曲率半径の間には、RO>RBという関係がある。
なお、図示はしないが、主板部11aから側板部11bに立ち上がって湾曲する曲面の内側面の曲率半径も、この内側面に当接する金型41の曲面の曲率半径より大きい。また、主板部11aから側板部11bに立ち上がって湾曲する曲面の外側面の曲率半径も、この外側面に当接する金型51の曲面の曲率半径より大きい。
以後の説明では、主板部11aの突起部12の肉厚をR1とし、平坦部13の肉厚をR2(<R1)とする(図5を参照)。
図6は、以上の構成を有する金型41および51によって木材11を挟持、圧縮している状態(木材11の変形がほぼ完了した状態)を示す図であり、図5と同じ切断面を有する縦断面図である。図6に示すように、木材11は圧縮されることによって金型41と金型51との隙間に相当する3次元形状に変形する。この際には、突起部12が平坦部13よりも先に圧縮力を受け始める。その後、木材11が図6に示す状態まで変形されると、突起部12と平坦部13との区別はなくなって主板部11aが平板状をなす。
図6に示す状態で所定時間放置した後、金型41と金型51を離間させて圧縮を解除し、上述した水蒸気雰囲気を解いて木材11を乾燥させることにより、圧縮木製品1が完成する。主板部11aの肉厚方向の圧縮率(圧縮による木材の肉厚の減少分ΔRとその木材の圧縮前の肉厚Rの比の値ΔR/R)は、0.4〜0.7程度である。したがって、突起部12の圧縮率C1=(R1−r)/R1および平坦部13の圧縮率C2=(R2−r)/R2が前述した範囲に含まれる圧縮率の値をとるように、突起部12の肉厚R1と平坦部13の肉厚R2とを設定すればよい。なお、突起部12の肉厚R1と平坦部13の肉厚R2との間にはR1>R2が成り立つので、圧縮率C1およびC2は、C1>C2という関係を満たす。
ここで、具体的な数値例を挙げる。圧縮前の突起部12の肉厚R1を5mm、平坦部13の肉厚R2を3mmとし、圧縮後の主板部1aの肉厚rを1.6mmとすると、突起部12の圧縮率C1は0.68となる一方、平坦部13の圧縮率C2は0.47となる。
この圧縮工程では、木材11に含まれるセルロース、ヘミセルロース、リグニン等の成分が十分軟化しているため、突起部12と平坦部13との境界付近でしわが寄ったり段差が生じたりするのを防ぐことができる。このようなしわや段差の発生を確実に防止するという意味においては、突起部12と平坦部13との境界が、図5にも示すようなR形状をなしていればより好ましい。かかる場合には、木材11の繊維のうち、突起部12の突起方向に曲がっている繊維の一部が切削等によって切断されないで済むため、R形状をなしていない場合に比べて長さのある繊維をより多く残すことができ、強度的な観点から見ても好ましい。
図7は、圧縮工程を経て完成した圧縮木製品1の主板部1aに沿った密度分布を模式的に示す説明図である。同図においては、横軸が主板部1aにおける位置を表し、縦軸が繊維密度を表している。この図7に示すように、圧縮前に突起部12が形成されていた位置の繊維密度は、平坦部13が形成されていた位置の繊維密度よりも大きい。図3からも明らかなように、突起部12は稜線方向Mに沿って一様に突起していたので、圧縮後の主板部1aには、木材繊維方向Lと直交する方向(もとの稜線方向Mに平行な方向)に沿って繊維密度が他よりも大きい箇所が形成されている。すなわち、圧縮木製品1は、木材繊維方向Lと直交する方向に対して補強されていることがわかる。
図8は、圧縮木製品1の一適用例を示す図であり、より具体的には、圧縮木製品1から形成されるカバー部材によって外装されたデジタルカメラの外観構成を示す斜視図である。同図に示すデジタルカメラ100は、撮像レンズを含む撮像部101、フラッシュ102、およびシャッターボタン103を備え、二つのカバー部材2および3によって外装されて成る。このデジタルカメラ100の内部には、撮像処理等に関する駆動制御を行う制御回路、CCDやCMOS等の固体撮像素子、および音声の入出力を行うマイクロフォンやスピーカ、制御回路の制御のもと各機能部材を駆動する駆動回路を含み、デジタルカメラ100の機能を実現する各種電子的部材および光学的部材が収納される(図示せず)。
図9は、デジタルカメラ100の外装材をなすカバー部材2および3の概略構成を示す斜視図である。このうち、デジタルカメラ100の前面側を外装するカバー部材2の主板部2aには、撮像部101を表出する円筒形状の開口部21およびフラッシュ102を表出する直方体形状の開口部22が形成されている。また、このカバー部材2の側板部2bには、半円筒形状の切り欠き23が設けられている。
他方、デジタルカメラ100の背面側を外装するカバー部材3の主板部3aには、画像情報や文字情報を表示するために液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、または有機ELディスプレイ等を用いて実現される表示部(図示せず)を表出する直方体形状の開口部31が形成されている。このカバー部材3の側板部3bには、カバー部材2の切り欠き23と組み合わさってシャッターボタン103を表出するための開口部231をなす半円筒形状の切り欠き32が設けられている。
上述した開口部や切り欠き以外にも、ファインダ取付用の開口部や、操作指示信号の入力を受け付ける入力キー表出用の開口部を設けてもよいし、外部機器との接続用インタフェース(DC入力端子やUSB接続端子等を含む)を表出する開口部を設けてもよい。さらに、デジタルカメラ100内部のスピーカが発生する音声を出力する音声出力用孔部を設けてもよい。
本実施の形態に係る圧縮木製品は、デジタルカメラ以外の電子機器、例えば、携帯電話、PHSまたはPDA等の携帯型通信端末、携帯型オーディオ装置、ICレコーダ、携帯型テレビ、携帯型ラジオ、各種家電製品のリモコン、デジタルビデオなどの外装材としても適用可能である。このような小型の携帯用電子機器の外装材として圧縮木製品を適用する場合、圧縮後の肉厚を1.6mm程度とするのが最も好ましい。
以上説明した本発明の一実施の形態によれば、木材繊維方向に沿った表面を備えるとともに、前記木材繊維方向と交差する方向を指向する稜線を有し、前記表面からリブ状に突起する突起部を備えた木材を原木から形取り、この形取った木材を圧縮することにより、部品点数や作業工数を増やすことなく、容易にかつ低コストで木材の補強を行うことが可能となる。
また、本実施の形態によれば、平板状の主板部には、圧縮前の木材に突起部と平坦部とが交互に形成されているため、圧縮後の繊維密度が周期的に強弱を繰り返す分布となる。したがって、一つの素材の中で強度が場所ごとに異なる素材を提供することができる。
ここまで、本発明を実施するための最良の形態を詳述してきたが、本発明はかかる一実施の形態によってのみ限定されるべきではない。例えば、上記一実施の形態では、原木から形取る木材の主板部に、この主板部の木材繊維方向と直交する方向を指向する稜線を有する突起部を設ける場合について説明したが、より一般的には、主板部の木材繊維方向に交差する方向を指向する稜線を有する突起部を設ければよい。
また、本発明に係る圧縮木製品は、主板部が木材繊維方向に沿った表面を有していればよく、その表面が平面でなく曲面であっても構わない。
また、無垢材から形取る木材としては、上述した柾目材以外に、板目材、追柾材、木口材などを用いてもよく、本発明に係る木材の加工方法は、形取る木材の木目によらず実施可能である。
なお、原木から木材を形取る際にその木材に形成する突起部の形状や個数は、加工後の圧縮木製品の形状、用途、使用する木材の種類等の各種条件に応じて最適な形状や個数を設定すればよい。
このように、本発明は、ここでは記載していないさまざまな実施の形態等を含みうるものであり、特許請求の範囲により特定される技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を施すことが可能である。
本発明の一実施の形態に係る圧縮木製品の構成を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の一実施の形態に係る圧縮木製品の原材料である木材の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る木材の加工方法の圧縮工程の概要を示す説明図である。 図4のB−B線断面図である。 圧縮工程において木材圧縮時の状態を示す縦断面図である。 本発明の一実施の形態に係る圧縮木製品の主板部における密度分布を模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態に係る圧縮木製品を外装材として適用したデジタルカメラの外観構成を示す斜視図である。 図8のデジタルカメラを外装するカバー部材の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 圧縮木製品
2、3 カバー部材
1a、2a、3a、11a 主板部
1b、1c、2b、2c、3b、3c、11b、11c 側板部
11 木材
11ac 曲面
12 突起部
13 平坦部
21、22、31、231 開口部
23、32 切り欠き
41、51 金型
42 凸部
52 凹部
100 デジタルカメラ
101 撮像部
102 フラッシュ
103 シャッターボタン
L 木材繊維方向
M 稜線方向
R、R1、R2、r 肉厚

Claims (9)

  1. 木材を所定の形状に加工する木材の加工方法であって、
    木材繊維方向に沿った表面を備えるとともに、前記木材繊維方向と交差する方向を指向する稜線を有し、前記表面からリブ状に突起する突起部を備えた木材を原木から形取る形取工程と、
    前記形取工程で形取られた木材を圧縮する圧縮工程と、
    を含むことを特徴とする木材の加工方法。
  2. 前記圧縮工程は、
    少なくとも前記木材繊維方向に沿った表面の肉厚方向に圧縮力を加えることを特徴とする請求項1記載の木材の加工方法。
  3. 前記木材繊維方向に沿った表面は平面をなすことを特徴とする請求項1または2記載の木材の加工方法。
  4. 前記突起部の稜線は、前記木材繊維方向と略直交する方向を指向することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の木材の加工方法。
  5. 前記圧縮工程は、
    一対の金型によって前記加工対象の木材を挟持して圧縮力を加えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の木材の加工方法。
  6. 木材を圧縮することによって所定の形状に加工された圧縮木製品であって、
    木材繊維方向に沿った表面を有する部分の繊維密度が、前記木材繊維方向に沿って変化することを特徴とする圧縮木製品。
  7. 前記木材繊維方向と交差する方向を指向する稜線を有し、前記木材繊維方向に沿った表面からリブ状に突起する突起部を備えた木材の少なくとも前記表面の肉厚方向に圧縮力を加えることによって形成されたことを特徴とする請求項6記載の圧縮木製品。
  8. 前記木材繊維方向に沿った表面は平面をなすことを特徴とする請求項6または7記載の圧縮木製品。
  9. 前記突起部の稜線は、前記木材繊維方向と略直交する方向を指向することを特徴とする請求項7または8記載の圧縮木製品。
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