JP2007038258A - プレス曲げ加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】曲げ加工角度の調整に要するコストの削減と調整時間を短縮することができるプレス曲げ加工装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】プレス曲げ加工のためのスライダ20を寸法調整用スペーサ24を備えた曲げ加工部21とカム受部22の2分割構造とすることで、加工装置全体を分解することなく、スライダ20のみの調整により短時間で容易に曲げ角度を調整することが可能であり、コストおよび加工時間の削減ができる。
【選択図】図1
【解決手段】プレス曲げ加工のためのスライダ20を寸法調整用スペーサ24を備えた曲げ加工部21とカム受部22の2分割構造とすることで、加工装置全体を分解することなく、スライダ20のみの調整により短時間で容易に曲げ角度を調整することが可能であり、コストおよび加工時間の削減ができる。
【選択図】図1
Description
本発明は板材の曲げ加工に用いるスライダを備えたプレス曲げ加工装置に関するものである。
従来のプレス曲げ加工装置について図面を用いて説明する。
図4は、従来のプレス曲げ加工装置の要部断面図である。図4において、1は帯状の金属材でなり本プレス曲げ加工装置内の前工程で90°曲げを完了した被加工体である。2はカムであり下端にスライダ9を水平方向に移動させるための加工部を設けており、上部はパンチプレート3に固定されている。4は下先端を材料押えプレート5の上面端部に固着した吊ボルトであり、その本体部はパンチプレート3を貫通した段付挿通孔を上下移動自在に挿通する。そして、前記段付挿通孔内に配設した圧縮バネ6と止めネジ7により、材料押えプレート5を下方向に付勢し、曲げ加工時には被加工体1を押えつける構造となっている。上型は以上のように構成されている。8は上端にスライダ9と対向して加工部を設けた曲げダイであり、その下部でダイプレート10に固定されている。9は前記カム2の下端と対向するカム受部を設け、先端部は曲げダイ8と対向した形状を有しており、ダイプレート10において水平方向へ移動自在に組み込まれたスライダである。前記の構成によるプレス曲げ加工装置においては、被加工体1をパンチプレート3の上下動作によりカム2を介してスライダ9を水平方向に移動させ、曲げダイ8とで被加工体1をはさみ込むことにより、所定形状に曲げ加工を行なうものである。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平05−329554号公報
しかしながら、上記従来のプレス曲げ加工装置で被加工体1の曲げ角度を変更したい場合、加工装置を分解してカム2の位置を前後に移動させるか、またはスライダ9のカム受部を研削加工して全長を短くするなどの作業を必要とするため、加工装置全体の分解組立を必要としていた。また、スライダ9の先端部角度の変更が必要な場合は、新たにスライダ9を製作する必要があった。このため、プレス曲げ加工装置の曲げ角度調整に長時間を要し、特に再製作が必要な場合は、調整に対する時間とコストを要するという課題を有していた。本発明は前記従来の課題を解決しようとするものであり、プレス曲げ加工装置全体を分解することなく、スライダのみの調整で、曲げ寸法の調整を短時間で容易に行なうことを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明のプレス曲げ加工装置は、下型に薄板状の被加工体を曲げ加工する曲げダイとスライダを有し、上型に上記スライダを水平方向に移動させるカムを有し上記スライダは曲げ加工部とカム受部の2分割構造とし、上記曲げ加工部と上記カム受部の間に組込んだ寸法調整用スペーサにより、金型下死点でのスライダの先端位置を任意に調整できることを特徴とするプレス曲げ加工装置であり、被加工体の曲げ角度を変更する場合には、曲げ加工部とカム受部の間に設けた寸法調整用スペーサの厚さのみを調整することで曲げ角度を変更できるため、寸法調整時間を短縮することができるという作用効果が得られる。また、大きな角度調整が必要な場合は、曲げ加工部のみを再製作すればよいため、コストおよび加工時間の削減ができるという作用効果が得られる。
また、スライダをスライダ移動方向と平行に凸形状を設けた曲げ加工部と、上記凸形状に対応する凹形状を設けたカム受部で構成することにより、曲げ加工用スライダがスライダの移動方向と平行に凸形状を設けた曲げ加工部とそれに対応する凹形状を設けたカム受部との2分割構造となっており、確実な組立再現性を有しているため、スライダ調整後の復帰時間の短縮が図れるという作用効果が得られる。
本発明のプレス曲げ加工装置は、曲げ加工用スライダを2分割の構造とすることにより、短時間で曲げ角度の調整が可能であり、かつスライダの再製作時にはコストおよび加工時間の削減ができるという効果を有する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるプレス曲げ加工装置の要部断面図である。
図1は本発明の実施の形態1におけるプレス曲げ加工装置の要部断面図である。
図1において、スライダ20は2分割構造となっており、曲げ加工部21とカム受部22と寸法調整用スペーサ24と止めネジ23により構成されている。
曲げ加工部21はスライダ20の移動方向と平行に凸形状の突起を有しており、カム受部22はそれに対向する位置が凹形状となっている。
曲げ加工部21とカム受部22の間には寸法調整用スペーサ24が設けられ、止めネジ23により一体化されて、ダイプレート10内で水平方向へ移動自在に組み込まれている。
次に、被加工体1を所定形状に曲げ加工する時の動作を説明する。
プレス機械の下降により、上型のパンチプレート3に固定されたカム2が2分割されたカム受部22を押し(図2参照)、スライダ20全体を水平方向前方に押し出し、ダイプレート10内で固定されている曲げダイ8と曲げ加工部21とにより被加工体1をはさみ込むことで、所定の曲げ加工を行なう(図3参照)。これにより加工された被加工体1の曲げ角度が所定寸法より大きい場合は、スライダ20に設けた寸法調整用スペーサ24を薄くし、逆に仕上り角度が小さい場合は、寸法調整用スペーサ24の厚みを厚くすることで、カム2の金型下死点でのスライダの先端位置を任意に微調整し、被加工体1の曲げ角度の調整が可能となる。このように、従来の技術であれば、被加工体1の曲げ角度調整が必要な場合は、カム2の研削のためにプレス曲げ加工装置全体の分解および組立が必要であり、それで対応できない場合はスライダの新作を必要としていたが、本発明のプレス曲げ加工装置であれば、加工装置全体を分解することなく、被加工体1に対する曲げ角度調整が短時間で容易に行なうことができる。
以上のように本発明のプレス曲げ加工装置によれば、被加工体1の曲げ加工角度の調整がスライダ20の寸法調整用スペーサ24の厚みを調整することだけで可能であり、また、スライダ20の組立も曲げ加工部21とカム受部22の構造は特別に高度な技能を要することなく容易に組立可能な構造となっているため、再製作することなく短時間で曲げ角度調整ができるという効果が得られるものである。
本発明のおけるプレス曲げ加工装置は、スライダを2分割構造とすることにより、曲げ角度調整をスライダのみの調整により短時間で調整することが可能であり、曲げ加工を行なうプレス曲げ加工装置などへの適用に有用である。
1 被加工体
2 カム
3 パンチプレート
4 吊ボルト
5 材料押えプレート
6 圧縮バネ
7 止めネジ
8 曲げダイ
9 スライダ
10 ダイプレート
20 スライダ
21 曲げ加工部
22 カム受部
23 止めネジ
24 寸法調整用スペーサ
2 カム
3 パンチプレート
4 吊ボルト
5 材料押えプレート
6 圧縮バネ
7 止めネジ
8 曲げダイ
9 スライダ
10 ダイプレート
20 スライダ
21 曲げ加工部
22 カム受部
23 止めネジ
24 寸法調整用スペーサ
Claims (2)
- 下型に薄板状の被加工体を曲げ加工する曲げダイとスライダを有し、上型に上記スライダを水平方向に移動させるカムを有したプレス曲げ加工装置において、上記スライダは曲げ加工部とカム受部の2分割構造とし、上記曲げ加工部と上記カム受部の間に組込んだ寸法調整用スペーサにより、金型下死点でのスライダの先端位置を任意に調整できることを特徴とするプレス曲げ加工装置。
- スライダをスライダ移動方向と平行に凸形状を設けた曲げ加工部と、上記凸形状に対応する凹形状を設けたカム受部で構成した請求項1に記載のプレス曲げ加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005224871A JP2007038258A (ja) | 2005-08-03 | 2005-08-03 | プレス曲げ加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005224871A JP2007038258A (ja) | 2005-08-03 | 2005-08-03 | プレス曲げ加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007038258A true JP2007038258A (ja) | 2007-02-15 |
Family
ID=37796718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005224871A Pending JP2007038258A (ja) | 2005-08-03 | 2005-08-03 | プレス曲げ加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007038258A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112008000449T5 (de) | 2007-02-19 | 2010-01-21 | Mitsuba Corp., Kiryu-shi | Halterstützenbefestigungsanordnung und Bürsten umfassender Motor |
CN111672980A (zh) * | 2020-06-10 | 2020-09-18 | 杭州创融汇科技服务有限公司 | 一种折弯角度可调的五金冲压模具结构 |
-
2005
- 2005-08-03 JP JP2005224871A patent/JP2007038258A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112008000449T5 (de) | 2007-02-19 | 2010-01-21 | Mitsuba Corp., Kiryu-shi | Halterstützenbefestigungsanordnung und Bürsten umfassender Motor |
CN111672980A (zh) * | 2020-06-10 | 2020-09-18 | 杭州创融汇科技服务有限公司 | 一种折弯角度可调的五金冲压模具结构 |
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