JP2007036884A - アレイ型超音波トランスデューサ及びその製造方法 - Google Patents

アレイ型超音波トランスデューサ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明では、接着の弊害を防止して構成されるアレイ型超音波振動子を提供する。
【解決手段】 上面に設けられ接地側となる第1の電極と下面に設けられた信号入出力側の第2の電極とを有する圧電振動子と、前記圧電振動子の上面に接合される音響整合部材とを有するアレイ型超音波トランスデューサは、前記アレイ型超音波トランスデューサの複数の振動子エレメントの接地電極間を接続する共通接地線と、前記第1の電極と前記共通接地線との間に層状に設けられた半田部材と、前記振動子エレメントのエレベーション方向の端部の前記音響整合部材断面に形成する補強部材とを備えることにより、上記課題の解決を図る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧電振動子を用いたアレイ型超音波トランスデューサに関する。
近年、超音波内視鏡装置を用いて、体腔内に超音波を照射し、得られたエコー信号を体内の状態を画像化して診断する超音波診断法が広く普及している。超音波診断法により体腔内の画像を取得するためには、超音波を発生させたり、体腔内で反射した超音波を受信したりする超音波トランスデューサを先端に取り付けた挿入部を体腔内に挿入しなければならない。
従来アレイ型超音波トランスデューサは、例えば、圧電振動子に音響整合層を接着したものをダイシングして複数の振動子エレメントを形成し、その振動子エレメント間に共通接地配線を半田づけすることにより製造していた。以下の文献は、従来のアレイ型超音波トランスデューサの製造方法の一例を示す。
特開平7−298396号公報 特開平7−298397号公報 特開2001−309493号公報
しかしながら、従来の製造方法の場合、接着時の接着剤が圧電振動子の共通接地線を接続する部分へはみ出したり、そのはみ出した接着剤が電極面を被覆して半田付けができなくなったり、また、はみ出した接着剤を硬化前に除去する際に、端部の接着剤が吸い出され、端部における接着力が低下したりする。このような弊害を防ぐために接着剤の量を加減すると、ダイシング時に超音波振動子エレメントを形成するダイシング加工時に、その接着部分が剥がれ落ちやすくなる。また、ダイシング加工後、そのダイシングによって形成された振動子エレメントが剥がれ易くなる。この結果、歩留まりを大きく低下させることになる。
上記の課題に鑑み、本発明では、接着の弊害を防止したり、普通接地線の配線を容易にするように構成されるアレイ型超音波トランスデューサ及びその製造方法を提供する。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明によれば、上面に設けられ接地側となる第1の電極と下面に設けられた信号入出力側の第2の電極とを有する圧電振動子と、前記圧電振動子の上面に接合される音響整合部材とを有するアレイ型超音波トランスデューサであって、前記アレイ型超音波トランスデューサの複数の振動子エレメントの接地電極間を接続する共通接地線と、前記第1の電極と前記共通接地線との間に層状に設けられた半田部材と、前記振動子エレメントのエレベーション方向の端部の前記音響整合部材断面に形成する補強部材と、を備えることを特徴とするアレイ型超音波トランスデューサを提供することによって達成できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項2に記載の発明によれば、前記補強部材は、前記音響整合層と前記圧電振動子とを接着させる接着剤と同一の高分子材料であることを特徴とする請求項1に記載のアレイ型超音波トランスデューサを提供することによって達成できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項3に記載の発明によれば、前記各半田部材の厚さは前記全振動子エレメントに亘り略一定であり、前記共通接地線は前記圧電振動子の上面に対して前記全振動子エレメントに亘り略平行に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアレイ型超音波トランスデューサを提供することによって達成できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項4に記載の発明によれば、前記共通接地線及び前記半田部材は、非鉛系金属材料からなることを特徴とする請求項1に記載のアレイ型超音波トランスデューサを提供することによって達成できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項5に記載の発明によれば、上面に設けられ接地側となる第1の電極と下面に設けられた信号入出力側の第2の電極とを有する圧電振動子と、前記圧電振動子の上面に接合される音響整合部材と、複数の振動子エレメントの接地電極間を接続する共通接地線と、前記第1の電極と前記共通接地線との間に層状に設けられた半田部材と、を備えるアレイ型超音波トランスデューサの製造方法において、前記圧電振動子と前記音響整合部材との間に接着剤を塗布し、前記圧電振動子と前記音響整合部材を加圧して接合させ、前記加圧により前記圧電振動子と前記音響整合部材間からはみ出した前記接着剤により、前記音響整合部材の側面と前記圧電振動子の表面と前記半田部材とを固着させることを特徴とするアレイ型超音波トランスデューサの製造方法を提供することによって達成できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項6に記載の発明によれば、上面に設けられ接地側となる第1の電極と下面に設けられた信号入出力側の第2の電極とを有する圧電振動子と、前記圧電振動子の上面に接合される音響整合部材と、複数の振動子エレメントの接地電極間を接続する共通接地線と、前記第1の電極と前記共通接地線との間に層状に設けられた半田部材と、を備えるアレイ型超音波トランスデューサの製造方法であって、前記圧電振動子の上面の両端部に前記半田部材をライン状に形成し、前記圧電振動子と前記音響整合部材との間に接着剤を塗布し、前記圧電振動子と前記音響整合部材を加圧して接合させ、前記加圧により前記圧電振動子と前記音響整合部材間からはみ出させた前記接着剤により、前記音響整合部材の端部断面と、前記圧電振動子の電極表面と、前記半田部材とを被覆させて固着させ、前記半田部材を被覆している前記接着剤の一部を研削して、該半田部材を露出させ、次いで、ダイシング加工により前記振動子エレメントに分割し、前記各振動子エレメントの端部に位置する前記半田部材と前記共通接地線とを接合することを特徴とするアレイ型超音波トランスデューサの製造方法を提供することによって達成できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項7に記載の発明によれば、スクリーン印刷法により半田ペーストを前記圧電振動子の上面にパターン形成して溶融させて該上面の両端部に前記半田部材を配設させることを特徴とする請求項6に記載のアレイ型超音波トランスデューサの製造方法を提供することによって達成できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項8に記載の発明によれば、前記共通接地線及び前記半田部材は、非鉛系金属材料からなることを特徴とする請求項5または6に記載のアレイ型超音波トランスデューサの製造方法を提供することによって達成できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項9に記載の発明によれば、前記研削により、さらに、露出された半田部材の表面を前記圧電振動子の上面に対して略平行に形成することを特徴とする請求項6に記載のアレイ型超音波トランスデューサの製造方法を提供することによって達成できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項10に記載の発明によれば、請求項1に記載のアレイ型超音波トランスデューサを備える超音波内視鏡装置を提供することによって達成できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項11に記載の発明によれば、請求項5または6に記載の製造方法によって製造されたアレイ型超音波トランスデューサを備える超音波内視鏡装置を提供することによって達成できる。
本発明を用いることにより、電極の上に半田ライン曳きをしてから、音響整合層を接着し、接着剤硬化後に接着剤ごと半田層の表面を研削することができる。また、接着剤を部材間に十分に塗布することができるので、振動子エレメントを構成する接着された部材が剥がれるのを防止することができる。また、半田層を研削し表面凹凸をなくすので、電極を研削する必要がなく、また半田面に凹凸がなくなるので、共通接地線に接続されない振動子エレメントが皆無となり、不良振動子エレメントの発生を抑制できるようになる。
図1は、本実施形態におけるアレイ型超音波トランスデューサの断面を示す。図2は、図1の上面図を示す(ただし、音響レンズは省略してある)。アレイ型超音波トランスデューサ1は、圧電振動子2、電極3(3a,3b)、第1音響整合層4、第2音響整合層5、半田層6、補強部7、共通接地線8、音響レンズ9、フレキシブルプリント基板(FPC)10、ダンピング層11から構成される。
ダンピング層11は、圧電振動子2を背面保持するためと、超音波振動を減衰させて広帯域の超音波パルスを得るためのものである。ダンピング層11の側面から上面にかけてFPC10が配設されている。なお、FPC10の表面には本来信号を送受信するためのケーブルが配設されているが、同図では省略している。圧電振動子2の下面には電極3a、上面には電極3bが形成されている。
図2において、ダイシング加工により形成された溝(ダイシング溝)21が複数ある。そのダイシングの結果、ダイシング溝21間にある、ダイシングされていない部分を振動子エレメント(単にエレメントともいう)20という。この振動子エレメント20は、主として、電極3a、圧電振動子2、電極3b、第1音響整合層4、第2音響整合層5、及び共通のダンピング層11から構成されている。図2では、振動子エレメント20a,20b,20c,20d,20eがある。
電極3a,3b間に電圧信号が印加されると、圧電振動子2は振動して、超音波を発生する。電圧信号は振動子エレメント単位に入力される。
ここで、第1音響整合層4、第2音響整合層5は、超音波を空気中や水や生体等にそのまま放出すると、圧電振動子と空気中や水や生体等の間では音響インピーダンス差があるので、その界面で超音波が跳ね返って効率よく放出されないので、それを抑制し効率よく放出するためのものである。
ダンピング層11の上部には複数の振動子エレメント20(20a,20b,20c,20d,20e)が配設されている。圧電振動子2の左右両端の上部には、半田層6が配設されている。第1音響整合層4及び第2音響整合層5と、電極3b及び半田層6とに渡って補強部(接着剤)7が形成されている。その補強部7に隣接して共通接地線8が形成されている。半田層6、補強部(接着剤)7、及び共通接地線8は、振動子エレメント20間に渡って設けられている。
半田層6は、各振動子エレメントのエレベーション方向(走査方向(例えば、右から左へ走査する方向)に対して垂直方向)に位置する箇所に設けられている。そして、それらの各振動子エレメントを接続するように共通接地線8が設けられている(図2)。
上記したようにダンピング層11上に振動子エレメント20が複数形成され、これらの振動子エレメント20を覆うようにして、音響レンズ9が設けられている。音響レンズ9は、単に音響レンズとして機能するだけでなく、外部からアレイ型超音波トランスデューサ1を被覆し保護する部材としても機能している。
図3及び図4は、本実施形態におけるアレイ型超音波トランスデューサの製造工程を示す。まず、第1音響整合層4と、第2音響整合層5とを接合する(図3(a))。以下では、この第1音響整合層4と第2音響整合層5とを接合したものを音響整合層30という。
次に、下面に電極3aと上面に電極3bとを設けた圧電振動子2を形成する(図3(b))。電極3aの下面にFPC10を接着して、さらにダンピング層11を接着する(図3(c))。また、電極3bの上面両端に半田ラインを曳いて半田層6を形成する(図3(b))。ここで用いる半田は、環境への負担を考慮して、非鉛系金属材料を用いるのが好ましい。
次に、電極3bの上面に接着剤31(例えば、エポキシ系樹脂)を塗布して、音響整合層30を接着する(図3(d))。音響整合層30と電極3bを加圧しながら接着すると、余分な接着剤31がはみ出して、音響整合層30の側面と電極3bと半田層6とに渡って補強部7が形成される。この補強部7を形成する接着剤は、接着剤31と同一の部材を用いることができる。
その後、ダイシング加工を行い、振動子エレメントを形成する。ダイシング加工の結果、複数の振動子エレメントが形成され、振動子エレメント間にはダイシング加工によって生じた溝が形成される。
次に、後述する図5の処理を行って、各振動子エレメントの両端(振動子エレメントのエレベーション方向の端部)に共通接地線8を形成する(図4(e))。ここで用いる共通接地線8は、環境への負担を考慮して、非鉛系金属材料を用いるのが好ましい。
共通接地線8を形成した後、アレイ型超音波トランスデューサの上面に音響レンズ9を形成する(図4(f))。音響レンズ9は、外部からアレイ型超音波トランスデューサ1を被覆する部材としても機能している。したがって、音響レンズ9のうち、実際に音響レンズとして機能する部分以外の部分(例えば、アレイ型超音波トランスデューサ1の側面部分)は保護膜9aとして機能している。なお、音響レンズ9は振動子エレメント間にある溝部を充填している溝充填部材を兼ねていてもよい。この場合、接着剤31、補強部7は、同一の高分子材料(例えば、エポキシ系樹脂等)からなり、振動子エレメント間の間隙部を音響レンズ材が埋めることになり、これにより振動子エレメントが倒れるのを防止するための補強となる。
図5は、図3及び図4で説明したアレイ型超音波トランスデューサの製造工程の詳細を示す。まず、焼付けAg電極付き圧電振動子2を用意する(図5(a))。この圧電振動子2には、上面及び下面にAg電極が焼き付けてある。
次に、この圧電振動子2の上面両端に半田ライン(予備半田ともいう)6を曳く(図5(b))。この半田ライン6は、スクリーン印刷法によりパターン形成することができる。この半田ライン6は、後の工程で接合させる共通接地線を圧電振動子2の第1の電極と接合するのを容易にするためである。ここで用いる半田6は、鉛フリーのものを使用するのが好ましく、例えば、Sn−Ag−Cu系(例えば、商品名「LFSOLDER LF−204−1」、タムラ化研製)、Sn−Ag系、Sn−Cu系を使用することができる。
次に、上面両端に半田ライン6が曳かれた圧電振動子2の上面のうち音響整合層30と接合しようとする部分に接着剤31を塗布して、音響整合層30を接着する(図5(c))。この接着時の加圧により、音響整合層30の下面と圧電振動子2の上面間から余分な接着剤31が圧電振動子2の上面の両端部分にはみ出して、そのはみ出した部分周辺を被覆する。このはみ出した接着剤31は、半田ライン6と圧電振動子2の上面の電極の一部と音響整合層30の側面とに付着してこれらを一括して固定してしまう。
次に、はみ出した接着剤31のうち半田ライン6を覆っている部分を、研削ブレード40を用いて研削し、半田ライン6を露出させる(図5(d))。このとき、半田ライン6表面も研削するようにする。これにより、半田ライン6の表面を均一な平面にすることができる。
その後、ダイシング加工を行うことにより複数の振動子エレメントが形成され、各振動子エレメントの両端の半田ライン6の上面に共通接地線を接合する。上記で、研削により半田ライン6の表面を圧電振動子2の上面に対して略平行となるような平面に形成しているので、その半田ライン6に接合された共通接地線も前記圧電振動子の上面に対して略平行に形成されることになる。
このようにすることにより、アレイ型超音波振動子エレメントのエレベーション方向の端部において、音響整合層の側面、圧電振動子表面、及び半田ラインを同一材料で一括して固着することができる。
以上より、電極の上に半田ライン曳きをしてから、音響整合層を接着し、接着剤ごと半田層の表面を研削することができる。また、接着剤を部材間に十分に塗布することができるので、振動子エレメントを構成する接着された部材が剥がれるのを防止することができる。また、半田層を研削するので、電極を研削する必要がなく、また半田面の高さが不揃いになることがないので、安定した半田ラインを形成することができる。
本実施形態におけるアレイ型超音波トランスデューサの断面を示す。 図1の上面図を示す。 本実施形態におけるアレイ型超音波トランスデューサの製造工程(その1)を示す。 本実施形態におけるアレイ型超音波トランスデューサの製造工程(その2)を示す。 図3及び図4で説明したアレイ型超音波トランスデューサの製造工程の詳細を示す。
符号の説明
1 アレイ型超音波トランスデューサ
2 圧電振動子
3(3a,3b) 電極
4 第1音響整合層
5 第2音響整合層
6 半田層
7 補強部
8 共通接地線
9 音響レンズ
10 FPC
11 ダンピング層
20(20a,20b,20c,20d,20e) 振動子エレメント
30 音響整合層
31 接着剤
40 研削ブレード

Claims (11)

  1. 上面に設けられ接地側となる第1の電極と下面に設けられた信号入出力側の第2の電極とを有する圧電振動子と、前記圧電振動子の上面に接合される音響整合部材とを有するアレイ型超音波トランスデューサであって、
    前記アレイ型超音波トランスデューサの複数の振動子エレメントの接地電極間を接続する共通接地線と、
    前記第1の電極と前記共通接地線との間に層状に設けられた半田部材と、
    前記振動子エレメントのエレベーション方向の端部の前記音響整合部材断面に形成する補強部材と、
    を備えることを特徴とするアレイ型超音波トランスデューサ。
  2. 前記補強部材は、前記音響整合層と前記圧電振動子とを接着させる接着剤と同一の高分子材料であることを特徴とする請求項1に記載のアレイ型超音波トランスデューサ。
  3. 前記各半田部材の厚さは前記全振動子エレメントに亘り略一定であり、
    前記共通接地線は前記圧電振動子の上面に対して前記全振動子エレメントに亘り略平行に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のアレイ型超音波トランスデューサ。
  4. 前記共通接地線及び前記半田部材は、非鉛系金属材料からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のアレイ型超音波トランスデューサ。
  5. 上面に設けられ接地側となる第1の電極と下面に設けられた信号入出力側の第2の電極とを有する圧電振動子と、前記圧電振動子の上面に接合される音響整合部材と、複数の振動子エレメントの接地電極間を接続する共通接地線と、前記第1の電極と前記共通接地線との間に層状に設けられた半田部材と、を備えるアレイ型超音波トランスデューサの製造方法において、
    前記圧電振動子と前記音響整合部材との間に接着剤を塗布し、
    前記圧電振動子と前記音響整合部材を加圧して接合させ、
    前記加圧により前記圧電振動子と前記音響整合部材間からはみ出した前記接着剤により、前記音響整合部材の側面と前記圧電振動子の表面と前記半田部材とを固着させる
    ことを特徴とするアレイ型超音波トランスデューサの製造方法。
  6. 上面に設けられ接地側となる第1の電極と下面に設けられた信号入出力側の第2の電極とを有する圧電振動子と、前記圧電振動子の上面に接合される音響整合部材と、複数の振動子エレメントの接地電極間を接続する共通接地線と、前記第1の電極と前記共通接地線との間に層状に設けられた半田部材と、を備えるアレイ型超音波トランスデューサの製造方法であって、
    前記圧電振動子の上面の両端部に前記半田部材をライン状に形成し、
    前記圧電振動子と前記音響整合部材との間に接着剤を塗布し、
    前記圧電振動子と前記音響整合部材を加圧して接合させ、
    前記加圧により前記圧電振動子と前記音響整合部材間からはみ出させた前記接着剤により、前記音響整合部材の端部断面と、前記圧電振動子の電極表面と、前記半田部材とを被覆させて固着させ、
    前記半田部材を被覆している前記接着剤の一部を研削して、該半田部材を露出させ、
    次いで、ダイシング加工により前記振動子エレメントに分割し、
    前記各振動子エレメントの端部に位置する前記半田部材と前記共通接地線とを接合する
    ことを特徴とするアレイ型超音波トランスデューサの製造方法。
  7. スクリーン印刷法により半田ペーストを前記圧電振動子の上面にパターン形成して溶融させて該上面の両端部に前記半田部材を配設させる
    ことを特徴とする請求項6に記載のアレイ型超音波トランスデューサの製造方法。
  8. 前記共通接地線及び前記半田部材は、非鉛系金属材料からなることを特徴とする請求項5または6に記載のアレイ型超音波トランスデューサの製造方法。
  9. 前記研削により、さらに、露出された半田部材の表面を前記圧電振動子の上面に対して略平行に形成する
    ことを特徴とする請求項6に記載のアレイ型超音波トランスデューサの製造方法。
  10. 請求項1に記載のアレイ型超音波トランスデューサを備える超音波内視鏡装置。
  11. 請求項5または6に記載の製造方法によって製造されたアレイ型超音波トランスデューサを備える超音波内視鏡装置。



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