JP2007035128A - コンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法 - Google Patents

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Tatsu Kamibayashi
達 上林
Hiroshi Kato
拓 加藤
Hiroshi Isozaki
宏 磯崎
Tatsuyuki Matsushita
達之 松下
Atsushi Ishihara
淳 石原
Yutaka Kashiwabara
裕 柏原
Yuji Nagai
裕士 長井
Kousuke Haruki
耕祐 春木
Seiichi Nakamura
誠一 中村
Masahiko Motai
正彦 馬渡
Yoshikazu Shiomi
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Abstract

【課題】不正なデジタルコンテンツの再生を確実に防止することが可能なコンテンツ再生装置を実現する。
【解決手段】コンテントハッシュユニットCHUの読み出しが不当にスキップされたか否かを判別するために、ユニークユニット番号UUNと称されるユニット番号を使用する。ユニークユニット番号UUNは、コンテントハッシュユニットCHU以外の全てEVOBUに固有の番号である。コンテントチェック部102は、HD DVDメディアから読み出される、コンテントハッシュユニットCHU以外のEVOBUそれぞれのユニークユニット番号UUNに基づいて、コンテントハッシュユニットCHUの読み出しが不当にスキップされたか否かを判別する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記憶メディアに格納された、複数のビデオオブジェクトユニットを含むデジタルコンテンツを再生するコンテンツ再生装置および再生装置に関する。
近年、動画像のデジタル圧縮符号化技術の進展に伴い、HD(High Definition)規格の高精細映像を扱うことが可能な再生装置(プレーヤ)の開発が進められている。
このようなプレーヤにおいては、HD DVD(High Definition Digital Versatile Disc)のような記憶メディアが用いられる。HD DVD(High Definition Digital Versatile Disc)のような記憶メディアを用いることにより、HD映像データと高品質のサラウンドオーディオデータとを一枚の記憶メディアにパッケージ化することができる。
記憶メディアに格納されたデジタルコンテンツをその不正コピーから保護するための技術としては、従来から、CSS(Content Scramble System)のような暗号化技術が知られている。
また、特許文献1には、コンテンツ再生制御情報を用いて、コンテンツの再生可能回数、コピー可能回数等を制限する機能を有する再生装置が開示されている。この再生装置は、コンテンツ再生制御情報が改竄の有無を検出するために、コンテンツ再生制御情報に対応するハッシュ値を計算する。
特開2001−75866号公報
しかし、最近では、映像データ、オーディオデータのようなデジタルコンテンツ自体の不正コピーや改竄が行われ、これによって不正なデジタルコンテンツがいわゆる海賊版DVDとして流通し始めている。HD映像を含むデジタルコンテンツを記録したHD DVDについても、上述したような海賊版HD DVDが流通する可能性がある。
海賊版HD DVDの再生、流通を阻止するためには、海賊版HD DVDの再生そのものを実行できなくする仕組みが必要である。
よって、著作権保護の観点からも、改竄されたデジタルコンテンツ、不正コピーされたデジタルコンテンツのような不正なデジタルコンテンツの再生を確実に防止するための新たな機能を実現することが必要である。
本発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、不正なデジタルコンテンツの再生を確実に防止することが可能なコンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明は、記憶メディアに格納された、複数のビデオオブジェクトユニットを含むデジタルコンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、前記複数のビデオオブジェクトユニットの内、隣接する所定個数のビデオオブジェクトユニットのセット毎にそのセットから選択されたあるビデオオブジェクトユニットは、前記デジタルコンテンツの正当性を確認するためのコンテントハッシュユニットとして使用され、前記コンテントハッシュユニット以外の他のビデオオブジェクトユニットそれぞれには、それらビデオオブジェクトユニットに固有で且つ実質的に連続するユニット番号が付与されており、前記記憶メディアから読み出されたビデオオブジェクトユニットが前記コンテントハッシュユニットである場合、前記デジタルコンテンツの改竄の有無を確認するために、前記読み出されたビデオオブジェクトユニットのハッシュ値を算出し、当該算出したハッシュ値が前記記憶メディアに予め格納されている、前記読み出されたビデオオブジェクトユニットに対応するハッシュ値、に一致するか否かを判別する処理を実行する手段と、前記記憶メディアから読み出される、前記コンテントハッシュユニット以外のビデオオブジェクトユニットそれぞれのユニット番号に基づいて、前記コンテントハッシュユニットの読み出しが不当にスキップされたか否かを判別する処理を実行する手段と、前記算出したハッシュ値が前記記憶メディアに予め格納されている、前記読み出されたビデオオブジェクトユニットに対応するハッシュ値に一致しないことが判別された場合、または前記コンテントハッシュユニットの読み出しが不当にスキップされたことが判別された場合、前記デジタルコンテンツの再生を停止する手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、不正なデジタルコンテンツの再生を確実に防止することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1には、本発明の一実施形態の係るコンテンツ再生装置の構成例が示されている。このコンテンツ再生装置はオーディオ・ビデオデータのようなデータストリームから構成されるデジタルコンテンツを再生するプレーヤである。このコンテンツ再生装置は、例えばHD DVD(High Definition Digital Versatile Disc)のようなDVDメディアに予め記録されたデジタルコンテンツを再生するHD DVDプレーヤ10として実現されている。
このHD DVDプレーヤ10は、図1に示されているように、HD DVDドライブ1、データ読み取り部101、コンテントチェック部102、および再生処理部103を備えている。
HD DVDドライブ18によって駆動されるHD DVDメディアに格納されたデジタルコンテンツは、例えば映画、アニメーションのようなオーディオ・ビデオ(AV)コンテンツである。このデジタルコンテンツは、HD DVD規格で規定されたエンハンスドビデオオブジェクトEVOB(プライマリーエンハンスドビデオオブジェクトP−EVOB、またはセカンダリーエンハンスドビデオオブジェクトS−EVOB)のような複数のビデオオブジェクトVOBを含んでいる。各ビデオオブジェクトVOBは、複数のビデオオブジェクトユニットVOBU(HD DVD規格で規定された、プライマリーエンハンスドビデオオブジェクトユニットP−EVOBU、セカンダリーエンハンスドビデオオブジェクトS−EVOBU等)から構成されている。ビデオオブジェクトユニットVOBUは所定の再生時間に対応するデータ群であり、圧縮符号化されたビデオデータおよび圧縮符号化されたオーディオデータ等を含んでいる。デジタルコンテンツは、P−EVOBU、S−EVOBUのようなビデオオブジェクトユニットVOBUを単位として暗号化されている。
データ読取部101は、HD DVDドライブ18をアクセスして、HD DVDメディアに格納されたビデオオブジェクトユニット群をリードする。
コンテントチェック部102は、Advanced Access Content System (AACS)で規定された著作権保護機能を実現するためのモジュールであり、HD DVDメディアに格納されたデジタルコンテンツを復号(暗号化解除)する処理、およびデジタルコンテンツの正当性を確認するための正当性チェック処理を実行する。
再生処理部103は、コンテントチェック部102によって暗号化が解除され、且つ正当性が確認されたデジタルコンテンツを再生するための処理を実行する。再生処理部103は、P−EVOBU、S−EVOBUのようなビデオオブジェクトユニットVOBUを、ナビゲーションデータ、ビデオデータ、オーディオデータに分離するデマルチプレクサ(DEMUX)、および各ナビゲーションデータ、ビデオデータ、オーディオデータをデコードするデコーダ等を含んでいる。
HD DVD規格においては、P−EVOBU、S−EVOBUの他、ナビゲーションデータを含まない、TUと称されるビデオオブジェクトユニットVOBUも用いられる。以下では、これらP−EVOBU、S−EVOBU、TUを総称して、EVOBUと称することとする。
図2には、コンテントチェック部102の機能構成が示されている。
コンテントチェック部102は、デジタルコンテンツの正当性を確認するための機能部として、ハッシュチェック部111、ハッシュユニットスキップ検出部112、および再生停止処理部113を備えている。
ハッシュチェック部111は、コンテントハッシュユニットCHUを用いて、デジタルコンテンツの正当性を確認する。コンテントハッシュユニットCHUは、隣接するEVOBU群を各々含むセット毎に、そのセットからランダムに選択されたある一つのEVOBUである。隣接する(連続する)EVOBUのセットに属するEVOBUの数は、Density of Hash Unit(DHU)と称されるハッシュユニットデンシティ情報によって指定される。ハッシュユニットデンシティ情報(DHU)は、HD DVDメディア内に予め記録されている。
ハッシュチェック部111は、HD DVDメディアから読み出されたEVOBUがコンテントハッシュユニットCHUである場合、デジタルコンテンツの改竄の有無を確認するために、読み出されたEVOBUのハッシュ値を算出し、当該算出したハッシュ値がHD DVDメディアに予め記録されている、前記読み出されたEVOBUに対応するハッシュ値、に一致するか否かを判別するというハッシュチェック処理を実行する。
HD DVDメディア内には、全てのハッシュユニットそれぞれに対応するハッシュ値が予め記録されている。これらハッシュ値はセキュアな状態で保護されている。もし算出したハッシュ値がHD DVDメディアに予め格納されているハッシュ値に一致しなかったならば、HD DVDメディアから読み出されるデジタルコンテンツは、改竄された1つまたは複数のEVOBUを含む不正なコンテンツである。この場合、再生停止処理部113は、デジタルコンテンツの再生動作を即座に停止する。よって、たとえ、悪意を持つ者によって例えばセカンダリービデオセットの内容の一部が改竄されたような海賊版HD DVDメディアが作成されても、その改竄されたデジタルコンテンツが再生されることを防止することができる。
しかし、もし全てのコンテントハッシュユニットCHUの読み出しをわざとスキップするような不正な再生動作が悪意を持つ者によって実行されると、ハッシュチェック部111によるハッシュチェック処理は正常に機能することができなくなる。この場合、コンテントハッシュユニットCHU以外のEVOBUは全て再生されてしまうので、改竄されたデータが再生されることを防止することはできなくなる。
このような事態の発生を防止するために、コンテントチェック部102は、ハッシュユニットスキップ検出部112を備えている。
ハッシュユニットスキップ検出部112は、コンテントハッシュユニットCHUの読み出しが不当にスキップされたか否かを判別するためのモジュールである。コンテントハッシュユニットCHUの読み出しが不当にスキップされたか否かを判別するために、本実施形態では、ユニークユニット番号UUNと称されるユニット番号を使用する。ユニークユニット番号UUNは、コンテントハッシュユニットCHU以外の全てEVOBUに固有の番号である。コンテントハッシュユニットCHU以外の全てEVOBUには、実質的に連続するユニット番号がユニークユニット番号UUNとして付与されている。
ハッシュユニットスキップ検出部112は、HD DVDメディアから読み出される、コンテントハッシュユニットCHU以外のEVOBUそれぞれのユニークユニット番号UUNに基づいて、コンテントハッシュユニットCHUの読み出しが不当にスキップされたか否かを判別する。もし、コンテントハッシュユニットCHUがスキップされることなく、隣接する所定個数のEVOBUがシーケンシャルに読み出されたならば、それらEVOBU群の中には必ずコンテントハッシュユニットCHUが含まれているはずである。よって、HD DVDメディアから順次読み出される、コンテントハッシュユニットCHU以外のEVOBUそれぞれのユニークユニット番号UUNをチェックすることにより、コンテントハッシュユニットCHUの読み出しが不当にスキップされたか否かを判別することができる。特殊再生によって、コンテントハッシュユニットCHUを含む幾つかの近接するEVOBU群の読み出しがスキップされたならば、HD DVDメディアから順次読み出される、コンテントハッシュユニットCHU以外のEVOBUそれぞれのユニークユニット番号UUNは連続しない。よって、特殊再生に起因するコンテントハッシュユニットCHUのスキップを、コンテントハッシュユニットCHUの不当なスキップであると誤って判断されることもない。
具体的には、ハッシュユニットスキップ検出部112は、コンテントハッシュユニットCHUの読み出しが不当にスキップされたか否かを判別するために、HD DVDメディアから順次読み出される、コンテントハッシュユニットCHU以外のEVOBUそれぞれのユニークユニット番号UUNに基づいて、コンテントハッシュユニットCHUが読み出されることなく、隣接した所定個数の2倍の数のEVOBUが連続して読み出された否かを判別するというハッシュユニットスキップチェック処理を実行する。所定個数の2倍の数とは、DHUの2倍の数である。コンテントハッシュユニットCHUがスキップされることなく、隣接する、DHU×2の数のEVOBUが連続して読み出されたならば、それらEVOBU群の中には必ず1以上のコンテントハッシュユニットCHUが含まれているはずである。このため、上述のハッシュユニットスキップチェック処理により、コンテントハッシュユニットCHUの読み出しが不当にスキップされたか否かを正しく判別することができる。
ハッシュユニットスキップ検出部112によってコンテントハッシュユニットCHUの読み出しが不当にスキップされたことが検出されたならば、再生停止処理部113は、デジタルコンテンツの再生動作を即座に停止する。よって、悪意を持つ者によって、コンテントハッシュユニットCHUをスキップするといった不当な再生動作が行われても、改竄されたデジタルコンテンツの再生を確実に防止することができる。
図3には、HD DVDメディアの物理的なデータ構造の例が示されている。
HD DVDメディアにおいては、その再内周から順に、バーストカッティングエリア(Burst Cutting Area)、リードインエリア(Lead-in Area)、データエリアが設けられている。データエリアには、コンテントハッシュテーブル、および暗号化されたデジタルコンテンツ等が記録されている。コンテントハッシュテーブルには、HD DVDメディア上の全てのコンテンツハッシュユニットCHUそれぞれに対応するハッシュ値を含んでいる。コンテンツハッシュユニットCHUそれぞれに対応するハッシュ値は、HD DVDメディアの製造時に、コンテンツハッシュユニットCHUそれぞれの内容に一方向関数を適用することによって算出されてコンテントハッシュテーブルに記録される。
図4には、暗号化されたデジタルコンテンツの構造が示されている。
HD DVDメディアにおいては、プライマリービデオセット111とセカンダリービデオセット112とを含む暗号化されたデジタルコンテンツを記録することができる。プライマリービデオセット111は圧縮符号化された主ビデオデータおよび圧縮符号化された主オーディオデータ等を含むタイトルセットであり、1以上のプライマリーエンハンスドビデオオブジェクト(P−EVOB)から構成されている。すなわち、P−EVOBは、主AVデータストリームである。
セカンダリービデオセット112はプライマリービデオセットを補完するためのビデオセットであり、圧縮符号化された副ビデオデータおよび圧縮符号化された副オーディオデータ等を含むタイトルセットであり、1以上のセカンダリーエンハンスドビデオオブジェクト(S−EVOB)から構成されている。すなわち、S−EVOBは、副AVデータストリームである。
図5に示されているように、各EVOB(P−EVOB、S−EVOB、またはTU)は、複数のEVOBUから構成されている。EVOBU群には、図5に斜線で示されているように、コンテンツハッシュユニットCHUとして使用されるEVOBU群が含まれている。
図6は、コンテントハッシュテーブルの構成例を示している。
コンテントハッシュテーブルには、HD DVDメディア上の全てのコンテンツハッシュユニットCHUの数に一致する数のエントリを有している。各エントリには、そのエントリに対応するコンテンツハッシュユニットCHUから計算されたハッシュ値が予め記録されている。
さらに、コンテントハッシュテーブルには、上述したDensity of Hash Unit(DHU)も予め記録されている。
図7には、DHU=3の場合に対応する、EVOBU群とコンテンツハッシュユニットCHU群との関係が示されている。
DHU=3の場合、隣接する3つのEVOBU群を含むセットからランダムに選択された1つのEVOBUが、コンテンツハッシュユニットCHUとして使用される。各コンテンツハッシュユニットCHUは、コンテントハッシュポインタCH−PTRを格納するフィールドを有している。各コンテンツハッシュユニットCHUのコンテントハッシュポインタCH−PTRは、そのコンテンツハッシュユニットCHUに対応するハッシュ値が格納されている、コンテントハッシュテーブル内のエントリを示す。
図8には、DHUの値と、コンテンツハッシュユニットCHUの出現頻度との関係が示されている。
もしDHU=3であるならば、隣接する3つのEVOBUを含むセット毎に、1つのEVOBUがコンテンツハッシュユニットCHUとして選択される。図8においては、先頭のセットにおいては、中央のEVOBUがCHUであり、2番目のセットにおいては、左側のEVOBUがCHUであり、3番目のセットにおいては、右側のEVOBUがCHUである。
DHU=3の場合、隣接する6個のEVOBUの中には必ず1以上のCHUが存在する。つまり、DHUの2倍の数の隣接するEVOBUの中には、必ず1以上のCHUが存在する。したがって、もしHD DVDメディアから連続して読み出されるDHU×2個のEVOBUが互いに隣接したDHU×2個のEVOBUであるならば、それらDHU×2個のEVOBUの中には、1以上のCHUが存在することになる。換言すれば、HD DVDメディアから連続して読み出される、隣接したDHU×2個のEVOBUの中にCHUが存在しないならば、CHUの読み出しが不当にスキップされたことになる。本実施形態では、CHUの不当なスキップを、CHU以外の各EVOBUに固有のユニークユニット番号UUNを用いて検出する。
<タイプ1のUUN>
図9には、EVOBU群に対するUUNの番号付けの第1の例が示されている。
UUNは、CHUの前後のEVOBU間ではUUNが2増加することを除いて、CHU以外のEVOBU群の先頭からシーケンシャルに番号付けされている。具体的には、UUNは、隣接する、CHU以外のEVOBU間では1増加し、1つのCHUの前後に存在する、CHU以外のEVOBU間では2増加するというルールで番号付けされる。なお、隣接する2つのCHUの前後に存在する、CHU以外のEVOBU間では、UUNの番号は3増加する。
図9においては、DHU=3の場合を想定している。先頭のセットにおいては、中央のEVOBUがCHUであり、2番目のセットにおいては、左側のEVOBUがCHUであり、3番目のセットにおいては、右側のEVOBUがCHUであり、4番目のセットにおいては、中央のEVOBUがCHUであり、5番目のセットにおいては、左側のEVOBUがCHUである。この場合、CHUを除くEVOBU群に対して、図9のように、UUNが割り当てられる。
UUNは、再生装置10によって連続するEVOBU群が再生処理されているか否かを判別するために使用される。UUNが1増加する時は、再生装置10は、連続する部分を処理している。コンテントチェック部102がUUNに遭遇した後は、現在のEVOBUが再びUUNでない限り、UUNは2増加する。
<タイプ2のUUN>
図10には、EVOBU群に対するUUNの番号付けの第2の例が示されている。
図10において、“()”で囲まれた数字が第2の例におけるUUNの番号である。UUNは、CHU以外の全てのEVOBU群の先頭からシーケンシャルに番号付けされている。UUNは、隣接する、CHU以外のEVOBU間では1増加する。
このように、タイプ1、タイプ2のどちらにおいても、CHUを除くEVOBU群には実質的に連続する番号がUUNとして付与される。
図11には、EVOBUのデータ構造が示されている。
EVOBUの先頭には、ナビゲーションデータを含むナビゲーションパックNV_PCKが存在する。ナビゲーションデータは、対応するEVOBU内のAVデータ(プレゼンテーションデータ)の属性と再生制御に関する情報である。ナビゲーションパックNV_PCK内のGCI(General Control Information)パケットGCI_PKTにはコンテント保護情報CPIが存在し、そのコンテント保護情報CPI内にはコンテントハッシュ管理情報CHMIが存在する。
このコンテントハッシュ管理情報CHMIは、コンテントハッシュ有効フラグCH_VFを含むフィールドと、コンテントハッシュポインタCH−PTRまたはUUNを含むフィールドとから構成されている。
図12に示されているように、CHUとして使用されるEVOBUにおいては、CH_VF=1であり、CH_VFの次のフィールドにコンテントハッシュポインタCH−PTRが格納される。一方、CHU以外のEVOBUにおいては、CH_VF=0であり、CH_VFの次のフィールドにUUNが格納される。
次に、図13を参照して、UUNを用いてCHUの不当なスキップを検出する動作について説明する。
<タイプ1のUUNの場合>
図13においては、もしUUNがスキップされることなく隣接するEVOBUがHD DVDメディアからシーケンシャルに読み出されたならば、EVOBUは、
UUN=1、CHU、UUN=3、CHU、UUN=5、UUN=6、…
の順でコンテントチェック部102に入力される。この場合、これら隣接する6個のEVOBUの中には、常に1個以上のCHUが含まれる。
これに対し、もしCHUの読み出しがスキップされると、EVOBUは、
UUN=1、UUN=3、UUN=5、UUN=6、UUN=7、UUN=8、…
の順でコンテントチェック部102に入力される。UUN=1、UUN=3、UUN=5、UUN=6、UUN=7、UUN=8の6個のEVOBUは、互いに隣接するEVOBU群である。
したがって、コンテントチェック部102は、HD DVDメディアから連続して読み出されるEVOBUそれぞれのUUNに基づいて、“CHUが読み出されることなく、隣接したDHU×2個のEVOBUが連続して読み出されたかどうか”を判別することによって、CHUが不当にスキップされたことを検出することができる。
<タイプ2のUUNの場合>
図13においては、もしUUNがスキップされることなく隣接するEVOBUがHD DVDメディアから連続して読み出されたならば、EVOBUは、
UUN=1、CHU、UUN=2、CHU、UUN=3、UUN=4、…
の順でコンテントチェック部102に入力される。この場合、隣接する6個のEVOBUの中には、常に1個以上のCHUが含まれる。
これに対し、もしCHUの読み出しがスキップされると、EVOBUは、
UUN=1、UUN=2、UUN=3、UUN=4、UUN=5、UUN=6、…
の順でコンテントチェック部102に入力される。UUN=1、UUN=2、UUN=3、UUN=4、UUN=5、UUN=6の6個のEVOBUは、互いに隣接するEVOBU群である。
したがって、コンテントチェック部102は、HD DVDメディアから連続して読み出されるEVOBUそれぞれのUUNに基づいて、CHUが読み出されることなく、隣接したDHU×2個のEVOBUが連続して読み出された否かを判別することによって、CHUが不当にスキップされたことを検出することができる。
なお、コンテントチェック部102は、連続して入力されるEVOBUそれぞれのUUNをチェックすることにより、CHUのスキップのみならず、CHUの密度がDHUで指定された密度よりも少ない不当なコンテンツを検出することもできる。
図14は、DHU=3であるにもかかわらず、最初の6個のEVOBUのいずれもどれもCHUではない不当なコンテントの例を示している。この場合、EVOBUは、CHUがスキップされた場合と同様に、
UUN=1、UUN=2、UUN=3、UUN=4、UUN=5、UUN=6、…
の順でコンテントチェック部102に入力される。
コンテントチェック部102は、順次入力されるEVOBUそれぞれのUUNをチェックして、CHUが入力されることなく、隣接したDHU×2個のEVOBUが連続して読み出された否かを判別する。これにより、HD DVDメディアに格納されているDHUの通りに、HD DVDメディアに格納されているAVストリームにCHUが正しく付加されているか否かを判別することができる。
よって、例えば、コンテンツホルダー(コンテンツの著作権保持者)は、リプリケータ(メディアにコンテンツを記憶させる業者)が、DHUの通りに、CHUを付加していることを確認することができる。
このように、コンテントチェック部102は、連続して入力されるEVOBUそれぞれのUUNをチェックすることにより、CHUをスキップするという不当な読み出しが行われたこと、およびHD DVDメディアに格納されているコンテントがCHUの密度が足らない不当なコンテントであること、の双方を検出することができる。
図15には、AVデータの内容が改竄された不正なコンテントの例が示されている。このような不正なコンテントにおいては、CHUから計算されたハッシュ値とコンテントハッシュテーブルに格納されているハッシュ値とが一致しないので、コンテントチェック部102は、HD DVDメディアに格納されているコンテントが改竄された不正なコンテントであることを検出することができる。
次に、図16のフローチャートを参照して、HD DVDメディアに格納されたコンテントの再生時にコンテントチェック部102によって実行される処理の手順について説明する。
コンテントチェック部102は、まず、UUNカウンタの値を初期値(=0)に設定する(ステップS101)。UUNカウンタは、CHU以外の、隣接するEVOBUが連続して入力される数をカウントするためのカウンタである。コンテントチェック部102は、HD DVDメディアから読み出されるEVOBUをデータ読取部101を介して受けとる(ステップS102)。そして、EVOBUを受け取る度に、以下の処理を実行する。
コンテントチェック部102は、例えば、受信したEVOBU内のCH_VFを参照することにより、受信したEVOBUがCHUであるか否かを判別する(ステップS103)。
受信したEVOBUがCHUであるならば(ステップS103のYES)、コンテントチェック部102は、コンテントハッシュチェック部111を用いて、コンテントハッシュチェック処理を実行する(ステップS104)。このステップS104では、コンテントハッシュチェック部111は、受信したEVOBUからハッシュ値を計算する。そして、コンテントハッシュチェック部111は、計算したハッシュ値を、受信したEVOBU内のCT_PTRで指定される、コンテントハッシュテーブル内のエントリに記録されているハッシュ値と比較する。
これらハッシュ値が一致するならば(ステップS105のYES)、コンテントチェック部102は、受信したEVOBUは正当なEVOBUであると判断し、その受信したEVOBUを再生処理部103に送り、ステップS101に戻って、次のEVOBUの処理を開始する。一方、これらハッシュ値が一致しないならば(ステップS105のYES)、コンテントチェック部102は、受信したEVOBUが改竄された不当なEVOBUであると判断し、コンテントの再生処理を直ちに停止する(ステップS109)。受信したEVOBUは、再生処理部103には送られない。
受信したEVOBUがCHUではないならば(ステップS103のYES)、コンテントチェック部102は、受信したEVOBUのUUNの値が、一つ前のEVOBUのUUNの値に連続した値であるか否か、つまり再生装置10が連続するEVOBU群を処理しているかどうかを判別する(ステップS106)。受信したEVOBUが、再生開始後の最初のEVOBUであるならば、UUNは連続していないと見なされる。
タイプ1のUUNを使用した場合においては、ステップS106では、コンテントチェック部102は、UUNの値の増加が3以下であるかどうかを判別する。UUNの値の増加が3以下であれば、UUNは連続していると判断される。なぜなら、再生装置10が連続するEVOBU群を処理している限り、コンテントチェック部102が連続して遭遇するCHUの個数は図17に示すように最大で2個であり、連続する3つのCHUに遭遇することはないからである。
タイプ1のUUNを使用した場合においては、ステップS106では、コンテントチェック部102は、UUNの値の増加が1以下であるかどうかを判別する。UUNの値の増加が1以下であれば、UUNは連続していると判断される。
UUNが連続しているならば(ステップS106のYES)、コンテントチェック部102は、UUNカウンタの値を1だけアップする(ステップS107)。そして、コンテントチェック部102は、更新されたUUNカウンタの値がDHU×2に達したかどうかを判別する(ステップS108)。
更新されたUUNカウンタの値がDHU×2に達していないならば(ステップS108のNO)、コンテントチェック部102は、受信したEVOBUを再生処理部103に送り、そしてステップS101に戻って次のEVOBUの処理を開始する。
更新されたUUNカウンタの値がDHU×2に達したならば(ステップS108のYES)、コンテントチェック部102は、CHUの不当なスキップが行われた、または再生中のコンテントが不正なコンテントであると判断し、コンテントの再生処理を直ちに停止する(ステップS109)。受信したEVOBUは、再生処理部103には送られない。
このように、本実施形態においては、たとえ悪意を持つ者によってCHUをスキップするといった不当な再生動作が行われても、改竄されたデジタルコンテンツの再生を確実に防止することができる。また、HD DVDメディアに格納されているDHUの通りに、HD DVDメディアに格納されているAVストリームにCHUが正しく付加されているか否かを確認することができる。
なお、通常、特殊再生は、幾つかのEVOBUを含むセルと称される単位で実行されるので、特殊再生が実行されても、1つのCHUだけがその特殊再生によってスキップされることはない。したがって、タイプ1のUUNを使用した場合においては、CHUが入力されないにもかかわらずUUNが2増加したときに、CHUが不当にスキップされたと判断してもよい。
次に、図18を参照して、再生装置10の具体的なハードウェア構成の例を説明する。
再生装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ノースブリッジ12、主メモリ13、サウスブリッジ14、不揮発性メモリ15、オーディオコーデック16、USB(Universal Serial Bus)コントローラ17、HD DVDドライブ1、オーディオバス19、グラフィクスバス20、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス21、ビデオコントローラ22、オーディオコントローラ23、オーディオデコーダ24、ビデオデコーダ25、ブレンド処理部30、オーディオミキサ(Audio Mix)31,32、ビデオエンコーダ40、およびHDMI(High Definition Multimedia Interface)のようなAVインタフェース(HDMI−TX)41等から構成されている。
本再生装置10においては、プレーヤアプリケーション150と、オペレーティングシステム(OS)とが予め不揮発性メモリ15にインストールされている。プレーヤアプリケーション150はOS上で動作するソフトウェアであり、HD DVDドライブ1から読み出されるAVコンテントを再生するための制御を行う。図1で説明したデータ読み取り部101、コンテントチェック部102はプレーヤアプリケーション150によって実現することができる。また、図1で説明した再生処理部103の機能の一部(DEMUX処理、および一部のデコード処理)もプレーヤアプリケーション150によって実現することができる。
CPU11は、本再生装置10の動作を制御するために設けられたプロセッサであり、不揮発性メモリ15から主メモリ13にロードされる、OSおよびプレーヤアプリケーション150を実行する。ノースブリッジ12は、CPU11のローカルバスとサウスブリッジ14との間を接続するブリッジデバイスである。このノースブリッジ12には、主メモリ13をアクセス制御するメモリコントローラが内蔵されている。さらに、このノースブリッジ12には、GPU(Graphics Processing Unit)120も内蔵されている。
GPU120は、主メモリ13の一部の記憶領域に割り当てられたビデオメモリ(VRAM)にCPU11によって書き込まれたデータから、グラフィクス画面イメージを形成するグラフィクスデータ(またはグラフィクス画像データと云う)を生成するグラフィクスコントローラである。GPU120は、ビットブロック転送(bit block transfer)のようなグラフィクス演算機能を用いて、グラフィクスデータを生成する。例えば、CPU11によってVRAM上の3つのプレーンにそれぞれ画像データ(サブビデオ、サブピクチャ等)が書き込まれた場合、GPU120は、それら3つのプレーンに対応する画像データ同士をピクセル毎に重ね合わせるブレンド処理をビットブロック転送を用いて実行し、これによってメインビデオと同じ解像度(例えば1920×1080ピクセル)を有するグラフィクス画面イメージを形成するためのグラフィクスデータを生成する。
GPU120は、グラフィクスデータ(デジタルRGBビデオ信号)およびアルファデータから構成されるアルファデータ付きのグラフィクスデータ(RGBAデータ)をグラフィクスバス20を介してブレンド処理部30に送出する。
サウスブリッジ14は、PCIバス21上の各デバイスを制御する。また、サウスブリッジ14は、HD DVDドライブ1を制御するためのIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラを内蔵している。さらに、サウスブリッジ14は、不揮発性メモリ15、USBコントローラ17、およびオーディオコーデック16をアクセスする機能を有している。
HD DVDドライブ1は、HD DVD規格に対応するオーディオ・ビデオ(AV)コンテントが格納されたHD DVDメディアのような蓄積メディアを駆動するためのドライブユニットである。
オーディオコーデック16は、ソフトウェアによってデコードされたサブオーディオデータをI2S(Inter-IC Sound)形式のデジタルオーディオ信号に変換する。このオーディオコーデック16は、オーディオバス19を介してオーディオミキサ(Audio Mix)31および32にそれぞれ接続されている。オーディオバス19は、オーディオコーデック16とオーディオミキサ(Audio Mix)31および32の各々との間に接続された伝送線路である。このオーディオバス19により、オーディオコーデック16からのデジタルオーディオ信号は、PCIバス21を介さずにオーディオミキサ(Audio Mix)31および32にそれぞれ転送される。
ビデオコントローラ22は、PCIバス21に接続されている。このビデオコントローラ22は、ビデオデコーダ25とのインターフェースを実行するためのLSIである。ソフトウェアによってHD DVDストリームから分離されたメインビデオデータのストリーム(Video Stream)は、PCIバス21およびビデオコントローラ22を介して、ビデオデコーダ25に送られる。また、CPU11から出力されるデコード制御情報(Control)も、PCIバス21およびビデオコントローラ22を介して、ビデオデコーダ25に送られる。
ビデオデコーダ25は、メインビデオデータをデコードして例えば1920×1080ピクセルの解像度のビデオ画面イメージを形成するデジタルYUVビデオ信号を生成する。このデジタルYUVビデオ信号はブレンド処理部30に送られる。
オーディオコントローラ23は、PCIバス21に接続されている。オーディオコントローラ23は、オーディオデコーダ24とのインターフェースを実行するためのLSIである。ソフトウェアによってHD DVDストリームから分離されたメインオーディオデータのストリーム(Audio Stream)は、PCIバス21およびオーディオコントローラ23を介して、オーディオデコーダ24に送られる。
オーディオデコーダ24は、メインオーディオデータをデコードしてI2S(Inter-IC Sound)形式のデジタルオーディオ信号を生成する。このデジタルオーディオ信号は、オーディオコントローラ23を介してオーディオミキサー(Audio Mix)31および32にそれぞれ送られる。
ブレンド処理部30は、GPU120およびビデオデコーダ25にそれぞれ結合されており、GPU120から出力されるグラフィクスデータとビデオデコーダ25によってデコードされたメインビデオデータとを重ね合わせるためのブレンド処理を実行する。このブレンド処理においては、GPU120からグラフィクスデータ(RGB)と一緒に出力されるアルファデータに基づいて、グラフィクスデータを構成するデジタルRGBビデオ信号とメインビデオデータを構成するデジタルYUVビデオ信号とをピクセル単位で重ね合わせるためのブレンド処理(アルファブレンディング処理)が実行される。この場合、メインビデオデータは下側の画面イメージとして用いられ、グラフィクスデータはメインビデオデータ上に重ねられる上側の画面イメージとして用いられる。
ブレンド処理によって得られる出力画像データは例えばデジタルYUVビデオ信号としてビデオエンコーダ40およびAVインタフェース(HDMI−TX)41にそれぞれ供給される。ビデオエンコーダ40は、ブレンド処理によって得られる出力画像データ(デジタルYUVビデオ信号)をコンポーネントビデオ信号またはS−ビデオ信号に変換して、TV受像機のような外部の表示装置(モニタ)に出力する。AVインタフェース(HDMI−TX)41は、デジタルYUVビデオ信号とデジタルオーディオ信号とを含むデジタル信号群を外部のHDMI機器に出力する。
オーディオミキサ(Audio Mix)31は、オーディオコーデック16によってデコードされたサブオーディオデータとオーディオデコーダ24によってデコードされたメインオーディオデータとを合成(ミキシング)し、そのミキシング結果をステレオオーディオ信号として出力する。オーディオミキサ(Audio Mix)32は、オーディオコーデック16によってデコードされたサブオーディオデータとオーディオデコーダ24によってデコードされたメインオーディオデータとを合成(ミキシング)し、そのミキシング結果を5.1チャンネルのオーディオ信号として出力する。
なお、図1の再生装置10の機能はすべてコンピュータプログラムによって実現することができるので、このコンピュータプログラムを通常のコンピュータに導入するだけで、通常のコンピュータを再生装置10として機能させることができる。この場合、デコード処理の全てをソフトウェアによって実行してもよいが、デコード処理の一部または全てをハードウェアによって実行することもできる。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生装置の機能構成を示すブロック図。 図1の再生装置に設けられたコンテントチェック部の構成を示すブロック図。 図1の再生装置で用いられる記憶メディアの物理データ構造を示す図。 図1の再生装置で再生されるコンテンツの構成を示す図。 図1の再生装置で再生されるコンテンツを構成するEVOBを説明するための図。 図1の再生装置で用いられるコンテントハッシュテーブルの例を示す図。 図1の再生装置で処理される、EVOBU群とコンテンツハッシュユニットCHU群との関係を示す図。 図1の再生装置で処理される、コンテンツハッシュユニットCHUの出現頻度を説明するための図。 図1の再生装置で用いられるユニット番号UUNの番号付けの例を説明するための図。 図1の再生装置で用いられるユニット番号UUNの番号付けの他の例を説明するための図。 図1の再生装置で処理されるEVOBUのデータ構造を説明するための図。 図1の再生装置で用いられるユニット番号UUNの格納位置を説明するための図。 図1の再生装置によって実行される、CHUスキップ検出処理の例を説明するための図。 不当なコンテントの例を示す図。 不当なコンテントの他の例を示す図。 図1の再生装置によって実行されるコンテントチェック処理の手順を説明するフローチャート。 CHUが連続するEVOB群の例を示す図。 図1の再生装置のハードウェア構成の例を示すブロック図。
符号の説明
1…HD DVDドライブ、10…再生装置、11…データ読み取り部、12…コンテントチェック部、13…再生処理部、111…コンテントハッシュチェック部、112…ハッシュユニットスキップ検出部112、113…再生停止処理部

Claims (16)

  1. 記憶メディアに格納された、複数のビデオオブジェクトユニットを含むデジタルコンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、前記複数のビデオオブジェクトユニットの内、隣接する所定個数のビデオオブジェクトユニットのセット毎にそのセットから選択されたあるビデオオブジェクトユニットは、前記デジタルコンテンツの正当性を確認するためのコンテントハッシュユニットとして使用され、前記コンテントハッシュユニット以外の他のビデオオブジェクトユニットそれぞれには、それらビデオオブジェクトユニットに固有で且つ実質的に連続するユニット番号が付与されており、
    前記記憶メディアから読み出されたビデオオブジェクトユニットが前記コンテントハッシュユニットである場合、前記デジタルコンテンツの改竄の有無を確認するために、前記読み出されたビデオオブジェクトユニットのハッシュ値を算出し、当該算出したハッシュ値が前記記憶メディアに予め格納されている、前記読み出されたビデオオブジェクトユニットに対応するハッシュ値、に一致するか否かを判別する処理を実行する手段と、
    前記記憶メディアから読み出される、前記コンテントハッシュユニット以外のビデオオブジェクトユニットそれぞれのユニット番号に基づいて、前記コンテントハッシュユニットの読み出しが不当にスキップされたか否かを判別する処理を実行する手段と、
    前記算出したハッシュ値が前記記憶メディアに予め格納されている、前記読み出されたビデオオブジェクトユニットに対応するハッシュ値に一致しないことが判別された場合、または前記コンテントハッシュユニットの読み出しが不当にスキップされたことが判別された場合、前記デジタルコンテンツの再生を停止する手段とを具備することを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 前記コンテントハッシュユニットの読み出しが不当にスキップされたか否かを判別する手段は、
    前記記憶メディアから順次読み出される、前記コンテントハッシュユニット以外のビデオオブジェクトユニットそれぞれのユニット番号に基づいて、前記コンテントハッシュユニットが読み出されることなく、隣接した前記所定個数の2倍の数のビデオオブジェクトユニットが連続して読み出された否かを判別する手段を含むことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ再生装置。
  3. 前記所定個数は、前記記憶メディアに格納されたハッシュユニットデンシティ情報によって示されることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ再生装置。
  4. 前記ユニット番号は、前記コンテントハッシュユニットの前後に存在する、前記コンテントハッシュユニット以外のビデオオブジェクトユニット間では2増加し、隣接する、前記コンテントハッシュユニット以外のビデオオブジェクトユニット間では1増加する値であることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ再生装置。
  5. 前記ユニット番号は、前記コンテントハッシュユニット以外のビデオオブジェクトユニット群の先頭からシーケンシャルに番号付けされたものであることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ再生装置。
  6. 前記各ビデオオブジェクトユニットは、当該ビデオオブジェクトユニットが前記コンテントハッシュユニットであるか否かを識別する情報を格納する第1フィールドと、当該ビデオオブジェクトユニットが前記コンテントハッシュユニットである場合には、当該ビデオオブジェクトユニットのハッシュ値を格納した、ハッシュテーブル内のエントリを示すポインタ情報が格納され、当該ビデオオブジェクトユニットが前記コンテントハッシュユニット以外のビデオオブジェクトユニットである場合には、当該ビデオオブジェクトユニットのユニット番号が格納される第2フィールドとを含むことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ再生装置。
  7. 記憶メディアに格納された、複数のビデオオブジェクトユニットを含むデジタルコンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、前記複数のビデオオブジェクトユニットの内、隣接する所定個数のビデオオブジェクトユニットのセット毎にそのセットから選択されたあるビデオオブジェクトユニットは、前記デジタルコンテンツの正当性を確認するためのコンテントハッシュユニットとして使用され、前記コンテントハッシュユニット以外の他のビデオオブジェクトユニットそれぞれには、それらビデオオブジェクトユニットに固有で且つ実質的に連続するユニット番号が付与されており、
    前記記憶メディアから読み出されたビデオオブジェクトユニットが前記コンテントハッシュユニットである場合、前記デジタルコンテンツの改竄の有無を確認するために、前記読み出されたビデオオブジェクトユニットのハッシュ値を算出し、当該算出したハッシュ値が前記記憶メディアに予め格納されている、前記読み出されたビデオオブジェクトユニットに対応するハッシュ値、に一致するか否かを判別する処理を実行する手段と、
    前記記憶メディアから順次読み出される、前記コンテントハッシュユニット以外のビデオオブジェクトユニットそれぞれのユニット番号に基づいて、前記コンテントハッシュユニットが読み出されることなく、隣接した前記所定個数の2倍の数のビデオオブジェクトユニットが連続して読み出された否かを判別する手段と、
    前記算出したハッシュ値が前記記憶メディアに予め格納されている、前記読み出されたビデオオブジェクトユニットに対応するハッシュ値に一致しないことが判別された場合、または前記コンテントハッシュユニットが読み出されることなく、隣接した前記所定個数の2倍の数のビデオオブジェクトユニットが連続して読み出されたことが判別された場合、前記デジタルコンテンツの再生を停止する手段とを具備することを特徴とするコンテンツ再生装置。
  8. 記憶メディアに格納された、複数のビデオオブジェクトユニットを含むデジタルコンテンツを再生するコンテンツ再生方法であって、前記複数のビデオオブジェクトユニットの内、隣接する所定個数のビデオオブジェクトユニットのセット毎にそのセットから選択されたあるビデオオブジェクトユニットは、前記デジタルコンテンツの正当性を確認するためのコンテントハッシュユニットとして使用され、前記コンテントハッシュユニット以外の他のビデオオブジェクトユニットそれぞれには、それらビデオオブジェクトユニットに固有で且つ実質的に連続するユニット番号が付与されており、
    前記記憶メディアから読み出されたビデオオブジェクトユニットが前記コンテントハッシュユニットである場合、前記デジタルコンテンツの改竄の有無を確認するために、前記読み出されたビデオオブジェクトユニットのハッシュ値を算出し、当該算出したハッシュ値が前記記憶メディアに予め格納されている、前記読み出されたビデオオブジェクトユニットに対応するハッシュ値、に一致するか否かを判別する処理を実行するステップと、
    前記記憶メディアから読み出される、前記コンテントハッシュユニット以外のビデオオブジェクトユニットそれぞれのユニット番号に基づいて、前記コンテントハッシュユニットの読み出しが不当にスキップされたか否かを判別する処理を実行するステップと、
    前記算出したハッシュ値が前記記憶メディアに予め格納されている、前記読み出されたビデオオブジェクトユニットに対応するハッシュ値に一致しないことが判別された場合、または前記コンテントハッシュユニットの読み出しが不当にスキップされたことが判別された場合、前記デジタルコンテンツの再生を停止するステップとを具備することを特徴とするコンテンツ再生方法。
  9. 前記コンテントハッシュユニットの読み出しが不当にスキップされたか否かを判別する処理を実行するステップは、
    前記記憶メディアから順次読み出される、前記コンテントハッシュユニット以外のビデオオブジェクトユニットそれぞれのユニット番号に基づいて、前記コンテントハッシュユニットが読み出されることなく、隣接した前記所定個数の2倍の数のビデオオブジェクトユニットが連続して読み出された否かを判別するステップを含むことを特徴とする請求項8記載のコンテンツ再生装置。
  10. 前記所定個数は、前記記憶メディアに格納されたハッシュユニットデンシティ情報によって示されることを特徴とする請求項8記載のコンテンツ再生方法。
  11. 前記ユニット番号は、前記コンテントハッシュユニットの前後に存在する、前記コンテントハッシュユニット以外のビデオオブジェクトユニット間では2増加し、隣接する、前記コンテントハッシュユニット以外のビデオオブジェクトユニット間では1増加する値であることを特徴とする請求項8記載のコンテンツ再生方法。
  12. 前記ユニット番号は、前記コンテントハッシュユニット以外のビデオオブジェクトユニット群の先頭からシーケンシャルに番号付けされたものであることを特徴とする請求項8記載のコンテンツ再生方法。
  13. 前記各ビデオオブジェクトユニットは、当該ビデオオブジェクトユニットが前記コンテントハッシュユニットであるか否かを識別する情報を格納する第1フィールドと、当該ビデオオブジェクトユニットが前記コンテントハッシュユニットである場合には、当該ビデオオブジェクトユニットのハッシュ値を格納した、ハッシュテーブル内のエントリを示すポインタ情報が格納され、当該ビデオオブジェクトユニットが前記コンテントハッシュユニット以外のビデオオブジェクトユニットである場合には、当該ビデオオブジェクトユニットのユニット番号が格納される第2フィールドとを含むことを特徴とする請求項8記載のコンテンツ再生方法。
  14. 記憶メディアに格納された、複数のビデオオブジェクトユニットを含むデジタルコンテンツを再生する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記複数のビデオオブジェクトユニットの内、隣接する所定個数のビデオオブジェクトユニットのセット毎にそのセットから選択されたあるビデオオブジェクトユニットは、前記デジタルコンテンツの正当性を確認するためのコンテントハッシュユニットとして使用され、前記コンテントハッシュユニット以外の他のビデオオブジェクトユニットそれぞれには、それらビデオオブジェクトユニットに固有で且つ実質的に連続するユニット番号が付与されており、
    前記記憶メディアから読み出されたビデオオブジェクトユニットが前記コンテントハッシュユニットである場合、前記コンピュータに、前記デジタルコンテンツの改竄の有無を確認するために、前記読み出されたビデオオブジェクトユニットのハッシュ値を算出し、当該算出したハッシュ値が前記記憶メディアに予め格納されている、前記読み出されたビデオオブジェクトユニットに対応するハッシュ値、に一致するか否かを判別する処理を実行させる手順と、
    前記コンピュータに、前記記憶メディアから読み出される、前記コンテントハッシュユニット以外のビデオオブジェクトユニットそれぞれのユニット番号に基づいて、前記コンテントハッシュユニットの読み出しが不当にスキップされたか否かを判別する処理を実行させるステップと、
    前記算出したハッシュ値が前記記憶メディアに予め格納されている、前記読み出されたビデオオブジェクトユニットに対応するハッシュ値に一致しないことが判別された場合、または前記コンテントハッシュユニットの読み出しが不当にスキップされたことが判別された場合、前記コンピュータに、前記デジタルコンテンツの再生を停止する処理を実行させる手順とを具備することを特徴とするプログラム。
  15. 前記コンピュータに前記コンテントハッシュユニットの読み出しが不当にスキップされたか否かを判別する処理を実行させる手順は、
    前記コンピュータに、前記記憶メディアから順次読み出される、前記コンテントハッシュユニット以外のビデオオブジェクトユニットそれぞれのユニット番号に基づいて、前記コンテントハッシュユニットが読み出されることなく、隣接した前記所定個数の2倍の数のビデオオブジェクトユニットが連続して読み出された否かを判別する処理を実行させる手順を含むことを特徴とする請求項14記載のプログラム。
  16. 前記所定個数は、前記記憶メディアに格納されたハッシュユニットデンシティ情報によって示されることを特徴とする請求項14記載のプログラム。
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