JP2007034917A - オーダエントリシステムのハンディターミナル - Google Patents
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Abstract
【課題】 接客係から別の接客係を呼び出すことができるようにする。
【解決手段】 自機とは別のハンディターミナル102の使用者の呼び出しを宣言可能とし(図8(a))、呼び出し宣言に応じて表示部(LCD112)に別のハンディターミナル102の使用者一覧251aを表示させて所望の使用者を選択指定可能とし(図8(b))、呼び出し場所を指定可能とし(図8(c))、指定した使用者のハンディターミナル102に向けて指定した呼び出し場所の情報を含む呼出要求を無線送信できるようにした(図8(d))。また、呼出要求を受信可能とし、受信した呼出要求を表示部(LCD112)に表示させることができるようにした。
【選択図】 図8
【解決手段】 自機とは別のハンディターミナル102の使用者の呼び出しを宣言可能とし(図8(a))、呼び出し宣言に応じて表示部(LCD112)に別のハンディターミナル102の使用者一覧251aを表示させて所望の使用者を選択指定可能とし(図8(b))、呼び出し場所を指定可能とし(図8(c))、指定した使用者のハンディターミナル102に向けて指定した呼び出し場所の情報を含む呼出要求を無線送信できるようにした(図8(d))。また、呼出要求を受信可能とし、受信した呼出要求を表示部(LCD112)に表示させることができるようにした。
【選択図】 図8
Description
本発明は、ハンディターミナルが送信する注文情報に基づいてオーダエントリ処理を実行するオーダエントリシステムのハンディターミナルに関する。
近年、ファミリレストランや居酒屋等の店舗において、オーダエントリシステムが急速に普及している。オーダエントリシステムは、その基本機能として、ハンディターミナルから無線送信した注文情報がオーダステーションに送信され、オーダステーションにおいてオーダエントリ処理を実行するように構成されている。オーダエントリ処理に付随してオーダステーションは、例えばキッチンプリンタに注文伝票を印字発行すべき指令を発したり、POS端末に商品販売データを送信したりする。
このようなオーダエントリシステムにおいては、客席からの指示に応じて特定のハンディターミナルの使用者を呼び出すことができるようにした構成のものがある。つまり、客席に呼出ボタンを設置しておき、顧客が呼出ボタンを押下するとその客席にリンク付けされたハンディターミナルに呼出要求が送信されるという仕組みである。特許文献1には、このようなハンディターミナルの呼び出し方式として、呼び出しの指示をする顧客がいる座席の接客係が携帯するハンディターミナルのみに呼出要求を送信する個別呼出方式、複数のハンディターミナルをグループ化しておきグループ内のハンディターミナルに同一の呼出要求を送信するグループ呼出方式、そして、全てのハンディターミナルに一斉に呼出要求を送信する全呼出方式の三種類が紹介されている。これらの呼出方式に加えて、特許文献1には、同一の客席について複数のハンディターミナルをリンク付けし、しかも優先順位を設定しておき、可動状態でかつ優先順位の高いハンディターミナルに呼出要求を送信するような方式が開示されている。
客席からの呼び出し指示に応じてハンディターミナルに呼出要求を送信する構成については、特許文献1にも記載されているように、種々の方式が考えられている。
これに対して、ある接客係がある客席の顧客に対応していたり、あるいはある客席の飲食済み食器を下げていたりした場合、直ぐ近くの客席の顧客から声を掛けられるようなことがある。このような場合、その接客係は別の接客係の応援を頼みたいと思うだろうし、店舗でのサービス向上という側面からも、別の接客係の応援を頼めるようにシステム構成されていることが望ましい。しかしながら、前述したように、ハンディターミナルへの呼出要求は、客席からの呼び出し指示に基づくため、接客係から別の接客係を呼び出すことはできない。
本発明の目的は、接客係から別の接客係を呼び出すことができるようにすることである。
本発明のオーダエントリシステムのハンディターミナルは、情報を表示するための表示部と、情報を入力するための操作部と、前記操作部の操作によって注文情報を入力する手段と、入力された注文情報をオーダステーションに向けて無線送信する手段と、前記操作部の操作によって別のハンディターミナルの使用者の呼び出しを宣言する手段と、前記呼び出し宣言に応じて前記表示部に前記別のハンディターミナルの使用者一覧を表示させる手段と、前記操作部の操作によって前記使用者一覧から所望の前記使用者を選択指定する手段と、前記操作部の操作によって呼び出し場所を指定する手段と、指定した前記使用者の前記ハンディターミナルに向けて、指定した前記呼び出し場所の情報を含む呼出要求を無線送信する手段と、前記呼出要求を受信する手段と、受信した前記呼出要求を前記表示部に表示させる手段と、を備える。
本発明によれば、あるハンディターミナルから別のハンディターミナルの使用者を指定し、呼び出し場所の指定を含む呼出要求を無線送信することができ、別のハンディターミナルではそのような呼出要求を表示部に表示させることができるので、接客係から別の接客係を呼び出すことができる。なお、本明細書全体を通じて、「接客係」の用語は、例えば店長等までを含む広義の接客係を意味している。
本発明の実施の一形態を図1ないし図11に基づいて説明する。
図1は、オーダエントリシステム101の全体構成を概略的に示すシステム構成図である。図1に示すように、オーダエントリシステム101は、接客係が各々携帯する複数のハンディターミナル102、キッチンに設置されるキッチンプリンタ103、チェックアウトカウンタに設置されるPOS端末104、ホールに設置されるカスタマチェックプリンタ105、そして店舗のバックヤード等に設置されオーダエントリシステム101全体を制御するオーダステーション106等を備えている。オーダステーション106は、ハンディターミナル102から見た上位機である。
ハンディターミナル102は、ホールの天井等に設定された無線中継器107によってオーダステーション106との無線通信を可能とされ、また、キッチンプリンタ103、POS端末104、及びカスタマチェックプリンタ105は、LANケーブル108を介してオーダステーション106と通信自在に接続されている。
ハンディターミナル102に入力された注文情報はオーダステーション106に無線通信により送信され、注文情報はオーダステーション106からキッチンプリンタ103、POS端末104、カスタマチェックプリンタ105に送信される。キッチンプリンタ103及びカスタマチェックプリンタ105は、受信した注文情報に応じた内容の伝票を印字発行する。キッチンプリンタ103が印字発行する伝票は、注文メニュー品目をキッチンの調理人に指示するための調理指示伝票である。カスタマチェックプリンタ105が印字発行する伝票は、注文された商品を給仕した後に来店客に渡す伝票である。これらのキッチンプリンタ103とカスタマチェックプリンタ105とは、同一の基本的構造を有している。POS端末104は、顧客との間での注文情報に基づく会計処理を含む販売データ処理等を実行する。
ハンディターミナル102は、見開き可能な左扉体109と右扉体110とから構成され、左扉体109には、タッチパネル111付きのLCD112が設けられ、その下方にはテンキー113が設けられている。LCD112は、表示部としての機能し、ハンディターミナル102を使用する接客係に情報表示を提供する。右扉体110には、キーボード114が設けられている。キーボード114は、メニューキーや確定キー等を含み、タッチパネル111と共に操作部を構成する。また、右扉体110には、右扉体110を貫通する覗き窓115が設けられており、ハンディターミナル102を閉じた状態でも、LCD112に表示された情報を確認することができるように構成されている。
また、オーダステーション106にもLCD116及びキーボード117が備えられており、各ハンディターミナル102から無線送信された注文情報の管理が可能となっている。
図2は、ハンディターミナル102の電気的接続を示すブロック図である。図2に示すように、ハンディターミナル102には、マイクロコンピュータ201が備えられており、このマイクロコンピュータ201が各部を駆動制御する。マイクロコンピュータ201は、各部を集中的に制御するCPU202に、バスライン203を介して制御プログラム等の固定的情報を予め記憶するROM204と、各種情報を書き換え自在に記憶してワークエリア等として機能するRAM205とが接続されて構成されている。
マイクロコンピュータ201には、バスライン203を介して、タッチパネルコントローラ206、表示コントローラ207、キーボードコントローラ208、及び無線通信インターフェース209が接続されている。タッチパネルコントローラ206は、タッチパネル111からの入力信号をマイクロコンピュータ201に取り込む。表示コントローラ207は、画像データに基づいてLCD112を駆動制御し、画像データに応じた画像をLCD112に表示させる。キーボードコントローラ208は、テンキー113及びキーボード114からの入力信号をマイクロコンピュータ201に取り込む。無線通信インターフェース209は、無線部210を駆動制御する。無線部210は、アンテナ211を介して無線中継器107との間で無線通信を実行する。ハンディターミナル102に入力された注文情報等の各種情報は、無線部210から無線中継器107に送信される。この場合、注文情報は宛先をオーダステーション106としている。そこで、入力された情報が注文情報である場合には、注文情報はオーダステーション106に向けて無線送信されることになる。ここに、キーボード114等の操作部の操作によって注文情報を入力する手段の機能と、入力された注文情報をオーダステーション106に向けて無線送信する手段とが実行される。
ハンディターミナル102は、ブザー118を備えていても良い。ブザー118は、一例として、バスライン203に接続されたI/O212を介してマイクロコンピュータに駆動制御される。
図3は、オーダステーション106の電気的接続を示すブロック図である。図3に示すように、オーダステーション106には、マイクロコンピュータ301が備えられており、このマイクロコンピュータ301が各部を駆動制御する。マイクロコンピュータ301は、各部を集中的に制御するCPU302に、バスライン303を介して制御プログラム等の固定的情報を予め記憶するROM304と、各種情報を書き換え自在に記憶してワークエリア等として機能するRAM305とが接続されて構成されている。
マイクロコンピュータ301には、バスライン303を介して、入出力コントローラ306とHDD307と通信インターフェース308とが接続されている。入出力コントローラ306は、画像データに基づいてLCD116を駆動制御し、画像データに応じた画像をLCD116に表示させ、また、キーボード117からの入力信号をマイクロコンピュータ301に取り込む。通信インターフェース308は、LANケーブル108を介して他の機器、つまり、キッチンプリンタ103、POS端末104、カスタマチェックプリンタ105、及び無線中継器107との間でのデータ通信を可能とする。
図4は、オーダステーション106が有する従業員管理テーブルを例示する模式図である。オーダステーション106のマイクロコンピュータ301がアクセス可能なHDD307には、従業員管理テーブル351が記録されている。従業員管理テーブル351は、従業員番号351aに氏名351b及び詳細情報351cを対応付けて記録している。詳細情報351cは、例えば、対応する従業員の住所、電話番号、入社年月日、勤務形態(正社員、アルバイト等)等を含んでいる。
図5は、オーダステーション106が有するハンディターミナルと接客係との対応関係を管理する使用者管理テーブルを例示する模式図である。オーダステーション106のマイクロコンピュータ301が有するRAM305には、使用者管理テーブル361が生成される。使用者管理テーブル361は、例えばHDD307に記録された使用者管理テーブル361を生成するためのフォームに基づきRAM305のワークエリアに生成される。使用者管理テーブル361では、ハンディターミナル番号361a毎に従業員番号361bが設定されている。
従業員番号361bは、ハンディターミナル102の起動時に設定される。つまり、ハンディターミナル102は、その起動時に、当該ハンディターミナル102を使用しようとする接客係の従業員番号の入力を求める。そこで、接客係は、例えばテンキー113によって自分の従業員番号をハンディターミナル102に入力する。これに応じて、ハンディターミナル102は、オーダステーション106に向けて、自機のハンディターミナル番号と共に入力された従業員番号を無線部210によって無線送信する。ハンディターミナル番号は、一例として、ハンディターミナル102が有するROM204に固定データとして設定されている(図6参照)。この場合、ハンディターミナル102は、ROM204から自機のハンディターミナル番号204aを取り出し、このハンディターミナル番号204aを入力された従業員番号と共に無線部210によって無線送信する。これにより、無線送信されたハンディターミナル番号204a及び従業員番号は、無線中継器107によって受信され、無線中継器107からLANケーブル108を介してオーダステーション106に送信される。そこで、オーダステーション106は、使用者管理テーブル361において、受信したハンディターミナル番号204aと同一のハンディターミナル番号361aに対応付けられた従業員番号361bに受信した従業員番号を設定する。こうして、ハンディターミナル102とこのハンディターミナル102を使用する接客係との対応関係が付けられる。
図6は、あるハンディターミナル102から別のハンディターミナル102に呼出要求を実行する場合におけるハンディターミナル102の記憶領域(ROM204の記憶領域及びRAM205のワークエリア)の一使用例を示す模式図である。ハンディターミナル102のROM204には、前述したハンディターミナル番号204aの他、選択画面フォーム204b、卓番入力画面フォーム204c、確認画面フォーム204d、及び呼出画面フォーム204eが記憶保存されている。ハンディターミナル102は、あるハンディターミナル102から別のハンディターミナル102に呼出要求を実行する場合、それらの各種フォーム204b〜204eとRAM205のワークエリアとを利用してLCD112に所定の表示を行なう。このような処理の詳細を、図6を参照しつつ、図7及び図9に示すフローチャート、並びに、図8、図10及び図11に示すハンディターミナル102の模式図に基づいて次に説明する。
図7は、呼び出し側のハンディターミナル102での呼出要求の送信処理の流れを示すフローチャートである。図8は、呼び出し側のハンディターミナル102のLCD112における表示画面遷移を示す模式図である。まず、呼び出し側のハンディターミナル102での処理を図7に示すフローチャート及び図8に示す模式図に基づいて説明する。
図8(a)は、あるハンディターミナル102にて別のハンディターミナル102の呼出し処理を実行しようとしている状態を示す102の模式図である。ハンディターミナル102のキーボード114には、他のハンディターミナル102を使用する接客係を呼び出すための呼出ボタン114aが設けられている。呼出ボタン114aは、一例として、図8に例示するように、キーボード114の右下に割り振られている。そこで、あるハンディターミナル102を使用する接客係が他のハンディターミナル102を使用する接客係を呼び出すには、ハンディターミナル102のキーボード114に設けられた呼出ボタン114aを押下する(図8(a)参照)。
ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、呼出ボタン114aの押下がなされたかどうかの判定に待機しており(ステップS101)、呼出ボタン114aの押下がなされたと判定した場合には(ステップS101のY)、別のハンディターミナル102の使用者の呼び出し宣言を認識する。ここに、操作部である呼出ボタン114aの操作によって別のハンディターミナル102の使用者の呼び出しを宣言する手段の機能が実行される。
ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、呼出ボタン114aの押下がなされたと判定した場合には(ステップS101のY)、オーダステーション106に向けて、自機のハンディターミナル番号204aを伴わせて登録済み使用者情報の送信要求を無線送信する(ステップS102)。自機のハンディターミナル番号204aは、ROM204の記憶領域から得る。この送信要求は、マイクロコンピュータ201が無線部210を駆動制御して実行される。ここに、現在使用中のハンディターミナル102とその使用者との対応関係を管理する上位機としてのオーダステーション106に向けて、現在使用中のハンディターミナル102の使用者情報の送信を要求する第1の手段の機能が実行される。
ハンディターミナル102から無線送信された送信要求は、無線中継器107に受信され、LANケーブル108を経由してオーダステーション106に送信される。オーダステーション106は、ハンディターミナル102からの登録済み使用者情報の送信要求を受信したら、図4に示す従業員管理テーブル351と図5に示す使用者管理テーブル361とに基づいて登録済み使用者情報を生成する。つまり、使用者管理テーブル361のハンディターミナル番号361aに対応するする従業員番号361bをキーとして従業員管理テーブル351から対応する従業員番号351aの氏名351bを検索し、使用者管理テーブル361のハンディターミナル番号361aと従業員管理テーブル351から検索した氏名351bとを組み合わせ、登録済み使用者情報を生成する。そして、生成した登録済み使用者情報を送信伝文形式のデータに加工して送信要求をしたハンディターミナル102に向けて送信出力する。送信要求をしたハンディターミナル102の特定は、送信要求に伴われていたハンディターミナル番号204aを送信伝文形式の送信データに含ませることによってなされる。オーダステーション106が送信伝文形式で送信出力した登録済み使用者情報は、LANケーブル108を経由して無線中継器107に送信され、無線中継器107から無線送信される。
無線中継器107から無線送信された登録済み使用者情報は、この情報に含まれているハンディターミナル番号204aを有するハンディターミナル102、つまり、登録済み使用者情報の送信要求を無線送信したハンディターミナル102に受信される。ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、受信した登録済み使用者情報205aをRAM205のワークエリアに一時記憶する。
登録済み使用者情報の送信要求を無線送信したハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、その送信要求を無線送信した後(ステップS102)、オーダステーション106から送信出力された登録済み使用者情報の受信に待機している(ステップS103)。そこで、登録済み使用者情報を受信したと判定した場合には(ステップS103のY)、登録済み使用者情報の選択画面205bを生成し、LCD112に表示出力する(ステップS104)。選択画面205bは、図6に示すように、ROM204が記憶する選択画面フォーム204bに受信した登録済み使用者情報205aを組み合わせて生成される。
図8(b)は、選択画面205bというデータに基づいてハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201がLCD112に表示する選択画面表示251の一例を示している。選択画面表示251には、登録済み使用者を一覧表示する使用者一覧251aがスクロールキー251bによってスクロール表示可能に表示されている。つまり、ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、ROM204が記憶する選択画面フォーム204bとして、使用者一覧を生成するフォームを有しており、このような選択画面フォーム204bに受信した登録済み使用者情報205aを組み合わせることにより、使用者一覧251aを表示可能とする。また、選択画面表示251には、全員ボタン251c、キャンセルボタン251d、及び決定ボタン251eもタッチ指定可能に表示されている。ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、スクロールキー251bのスクロール操作、並びに、全員ボタン251c、キャンセルボタン251d及び決定ボタン251eのタッチ指定を、タッチパネル111によって実現可能とする。ここに、上位機であるオーダステーション106から送信された使用者情報を受信して使用者一覧251aの表示データを生成する第2の手段の機能が実行される。そして、前述した第1の手段と第2の手段とによって、呼び出し宣言に応じて表示部であるLCD112に別のハンディターミナル102の使用者一覧を表示させる手段の機能が実行される。
選択画面表示251では、使用者一覧251aから一人又は二人以上の使用者をタッチ指定するか、全員ボタン251cをタッチ指定することによって、一人、二人以上、又は全員の登録済み使用者を選択し、この状態で決定ボタン251eをタッチ指定することによって、呼出し先のハンディターミナル102を使用する接客係を特定することができる。
ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、使用者一覧251aから登録済み使用者が選択指定された場合、RAM205のワークエリア中の決定済み使用者及び卓番情報205cに、選択指定された登録済み使用者の情報を一時記憶する。ここに、操作部であるタッチパネル111の操作によって使用者一覧251aから所望の使用者を選択指定する手段の機能が実行される。また、使用者を選択指定する手段は、操作部であるタッチパネル111の操作によって、現在使用中のハンディターミナル102の使用者を全員選択指定する第3の手段を含むことになる。
ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、使用者一覧251aから登録済み使用者が選択指定された場合、RAM205のワークエリア中の決定済み使用者及び卓番情報205cに、選択指定された登録済み使用者の情報を一時記憶する。ここに、操作部であるタッチパネル111の操作によって使用者一覧251aから所望の使用者を選択指定する手段の機能が実行される。また、使用者を選択指定する手段は、操作部であるタッチパネル111の操作によって、現在使用中のハンディターミナル102の使用者を全員選択指定する第3の手段を含むことになる。
ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、呼出し先が決定されたと判定した場合には(ステップS105のY)、卓番入力画面205dを生成し、LCD112に表示出力する(ステップS106)。卓番入力画面205dは、図6に示すように、ROM204が記憶する卓番入力画面フォーム204cに基づいて生成される。
図8(c)は、卓番入力画面フォーム204cというデータに基づいてハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201がLCD112に表示する卓番入力画面表示252の一例を示している。卓番入力画面表示252には、「卓番を入力してください」というメッセージ表示252aと入力卓番を表示する入力卓番表示252bとが表示され、キャンセルボタン252cと決定ボタン252dとがタッチ指定可能に表示されている。卓番入力画面表示252から入力する卓番は、別のハンディターミナル102を使用する接客係を呼び出す場所を意味している。ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、キャンセルボタン252c及び決定ボタン252dのタッチ指定を、タッチパネル111によって実現可能とする。ここに、操作部であるタッチパネル111の操作によって呼び出し場所を指定する手段の機能が実行される。
ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、LCD112に卓番入力画面表示252が表示されている状態でテンキー113によって数字が入力されると、これを卓番と認識し、図6に示すように、RAM205のワークエリア中の入力卓番205eに入力値を一時記憶する。そして、卓番入力画面フォーム204cにその入力値を組み合わせ、卓番入力画面表示252に表示する。この状態で決定ボタン252dがタッチ指定されると、卓番が決定される。ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、RAM205のワークエリア中の決定済み使用者及び卓番情報205cに、決定した卓番を一時記憶する。したがって、RAM205のワークエリア中の決定済み使用者及び卓番情報205cには、図8(b)に示す選択画面表示251から入力された決定済みの登録済み使用者と、図8(c)に示す卓番入力画面表示252から入力された決定済みの卓番とが一時記憶されることになる。
ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、卓番が決定されたと判定した場合には(ステップS107のY)、確認画面205fを生成し、LCD112に表示出力する(ステップS108)。確認画面205fは、図6に示すように、ROM204が記憶する確認画面フォーム204dに、RAM205のワークエリア中に一時記憶された決定済み使用者及び卓番情報205cを組み合わせて生成される。
図8(d)は、確認画面205fというデータに基づいてハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201がLCD112に表示する確認画面表示253の一例を示している。卓番入力画面表示252には、「♯× ××× ××番で呼び出しますか」というメッセージ表示253aが表示され、キャンセルボタン253bと発信ボタン253cとがタッチ指定可能に表示されている。メッセージ表示253a中、「♯× ×××」というのは、呼び出す接客係が所持するハンディターミナル102の番号及びその接客係の氏名を意味しており、「××番で」というのは、呼び出す卓番、つまり場所を意味している。ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、RAM205のワークエリア中に一時記憶された決定済み使用者及び卓番情報205cに基づいてメッセージ表示253aの表示内容を生成し、キャンセルボタン253b及び発信ボタン253cのタッチ指定を、タッチパネル111によって実現可能とする。
ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、LCD112に確認画面表示253が表示されている状態で発信ボタン253cをタッチ指定すると、確認画面表示253に表示されている情報の発信指示があったことを認識する。そこで、ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、発信指示があったと判定した場合(ステップS109)、呼出要求を生成し、無線送信する(ステップS110)。ここに、指定した使用者のハンディターミナル102に向けて、指定した呼び出し場所の情報を含む呼出要求を無線送信する手段の機能が実行される。
呼出要求は、呼出要求を無線送信するハンディターミナル102を使用する接客係のハンディターミナル番号204a及び氏名(自分の氏名)と呼び出す卓番とを含んでいる。「自分の氏名」は、ROM204の記憶領域に記憶されているハンディターミナル番号204aに基づいて、RAM205のワークエリア中に一時記憶した登録済み使用者情報205aを検索して得られる。つまり、使用者情報205aは、図5に示す使用者管理テーブル361中のハンディターミナル番号361aと図4に示す従業員管理テーブル351中の氏名351bとを対応付けたデータであることから、ハンディターミナル番号361aから氏名351bを検索することができる。そこで、使用者情報205aを検索することで、ハンディターミナル番号361aに相当するROM204の記憶領域に記憶されている自機のハンディターミナル番号204aから、自分の氏名351bを得ることができる。「呼び出す卓番」は、RAM205のワークエリア中の決定済み使用者情報及び卓番情報205cに一時記憶されている卓番である。ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、RAM205のワークエリア中の決定済み使用者情報及び卓番情報205cに一時記憶されている決定済み使用者情報中のハンディターミナル番号361aを宛先とする呼出要求の送信伝文を生成し、無線送信する(ステップS110)。
ハンディターミナル102から無線送信された呼出要求は、無線中継器107に受信され、LANケーブル108を経由して送信伝文に含まれる宛先のハンディターミナル102に無線送信される。呼出要求を受信したハンディターミナル102は、受信した呼出要求を呼出要求205gとしてRAM205のワークエリアに一時記憶する。ここに、呼出要求を受信する手段の機能が実行される。
図9は、呼び出される側のハンディターミナル102での呼出要求の受信処理の流れを示すフローチャートである。図10は、呼び出される側のハンディターミナル102で実行される呼出報知の一例を示す模式図である。図11は、呼び出される側のハンディターミナル102の表示部であるLCD112に表示される呼び出し画面の一例を示す模式図である。ここで、呼び出される側のハンディターミナル102での処理を図9に示すフローチャート、並びに、図10及び図11に示す模式図に基づいて説明する。
ハンディターミナル102は、呼出要求の受信判定に待機している(ステップS201)。ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、呼出要求を受信したと判定した場合(ステップS201のY)、呼出音の出力処理を実行し(ステップS202)、呼出画面205hの生成表示処理を実行する(ステップS203)。呼出音の出力処理は、マイクロコンピュータ201にI/O212を介して接続されているブザー118を駆動し、例えば「ピビピピピ」という呼出音を鳴動させる。図10には、ハンディターミナル102において呼出音がなっている状態を模式的に示している。呼出画面205hは、ROM204の記憶領域に記憶されている呼出画面フォーム204eにRAM205のワークエリアに一時記憶した呼出要求205gを組み合わせて生成される。ここに、受信した呼出要求を表示部であるLCD112に表示させる手段の機能が実行される。
図11は、呼出画面205hというデータに基づいてハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201がLCD112に表示する呼出画面表示254の一例を示している。呼出画面表示254には、「♯× ×××が呼んでいます 場所は××番で呼び出しますか」というメッセージ表示254aが表示されている。メッセージ表示254a中、「♯× ×××」というのは、呼び出している接客係が所持するハンディターミナル102の番号及びその接客係の氏名を意味しており、「場所は××番」というのは、呼び出している卓番、つまり場所を意味している。また、このようなメッセージ表示254a中、「♯× ×××が呼んでいます」というメッセージは、LCD112の覗き窓115に対応する位置に表示される。これにより、図10に示すように、左扉体109と右扉体110とが閉じられた状態でも、誰が呼んでいるのかをハンディターミナル102を使用する接客係に分からせることができる。
そして、ハンディターミナル102のマイクロコンピュータ201は、タイムアウトになったら(ステップS204のY)、LCD112の表示を初期表示に戻し(ステップS205)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態のオーダエントリシステム101によれば、あるハンディターミナル102を使用する接客係から別のハンディターミナル102を使用する接客係を呼び出すことができる。例えば、ある客席の顧客に対応していたり、あるいはある客席の飲食済み食器を下げていたりした場合、直ぐ近くの客席の顧客から声を掛けられるような状況下で、その接客係は別の接客係の応援を容易に頼むことができる。これにより、接客係の労力の均一化、店舗でのサービス向上等を図ることができる。
106…オーダステーション(上位機)、111…タッチパネル(操作部)、112…LCD(表示部)、113…テンキー(操作部)、114…キーボード(操作部)、251a…使用者一覧
Claims (5)
- 情報を表示するための表示部と、
情報を入力するための操作部と、
前記操作部の操作によって注文情報を入力する手段と、
入力された注文情報をオーダステーションに向けて無線送信する手段と、
前記操作部の操作によって別のハンディターミナルの使用者の呼び出しを宣言する手段と、
前記呼び出し宣言に応じて前記表示部に前記別のハンディターミナルの使用者一覧を表示させる手段と、
前記操作部の操作によって前記使用者一覧から所望の前記使用者を選択指定する手段と、
前記操作部の操作によって呼び出し場所を指定する手段と、
指定した前記使用者の前記ハンディターミナルに向けて、指定した前記呼び出し場所の情報を含む呼出要求を無線送信する手段と、
前記呼出要求を受信する手段と、
受信した前記呼出要求を前記表示部に表示させる手段と、
を備えるオーダエントリシステムのハンディターミナル。 - 前記使用者一覧を表示させる手段は、
現在使用中の前記ハンディターミナルとその使用者との対応関係を管理する上位機に向けて、前記現在使用中のハンディターミナルの使用者情報の送信を要求する第1の手段と、
前記上位機から送信された前記使用者情報を受信して前記使用者一覧の表示データを生成する第2の手段と、
を含む、請求項1記載のハンディターミナル。 - 前記使用者を選択指定する手段は、前記操作部の操作によって現在使用中の前記ハンディターミナルの使用者を全員選択指定する第3の手段を含む、請求項1記載のハンディターミナル。
- 前記呼び出し場所の指定は、卓番によってなされる、請求項1記載のハンディターミナル。
- 前記呼出要求は、当該呼出要求を送信した前記ハンディターミナルの使用者に関する情報を含む、請求項1記載のハンディターミナル。
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---|---|---|---|
JP2005220699A JP2007034917A (ja) | 2005-07-29 | 2005-07-29 | オーダエントリシステムのハンディターミナル |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007150611A (ja) * | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Matsushita Electric Works Ltd | ワイヤレスコールシステム |
-
2005
- 2005-07-29 JP JP2005220699A patent/JP2007034917A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007150611A (ja) * | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Matsushita Electric Works Ltd | ワイヤレスコールシステム |
JP4534970B2 (ja) * | 2005-11-25 | 2010-09-01 | パナソニック電工株式会社 | ワイヤレスコールシステム |
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