JP2007034544A - 電子機器及び状況通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 筐体内部の構造にかかわらず各種アクチュエータによる各種センサの計測値への影響を排除しうる電子機器及び状況通信装置を提供する。
【解決手段】 各種アクチュエータの活動状態を検出しつつ、各種センサからのセンサ値を取得する(S3)。アクチュエータ動作中の場合は、影響のあるセンサのセンサ値を破棄したり、計測自体を実行しなかったり、計測を停止したりする。このようにしてセンサ値を取得して、そのセンサ値に基づいて、使用者が状況通信装置を把持していると計測された場合には感情推論処理を行い、その他の場合は環境推論処理を行なう(S4)。いずれかのセンサ値が取得されていない場合には、前回の有効なセンサ値を使用したり、エラー値を代入したりして処理する。そして、その処理結果に基づいて、各種のアクチュエータに出力し(S5)、他の情報通信装置にも結果を送信する(S6)。
【選択図】 図17
【解決手段】 各種アクチュエータの活動状態を検出しつつ、各種センサからのセンサ値を取得する(S3)。アクチュエータ動作中の場合は、影響のあるセンサのセンサ値を破棄したり、計測自体を実行しなかったり、計測を停止したりする。このようにしてセンサ値を取得して、そのセンサ値に基づいて、使用者が状況通信装置を把持していると計測された場合には感情推論処理を行い、その他の場合は環境推論処理を行なう(S4)。いずれかのセンサ値が取得されていない場合には、前回の有効なセンサ値を使用したり、エラー値を代入したりして処理する。そして、その処理結果に基づいて、各種のアクチュエータに出力し(S5)、他の情報通信装置にも結果を送信する(S6)。
【選択図】 図17
Description
本発明は、端末に設けられた各種センサからの計測値に基づいて、その端末を用いている使用者の状況や端末の状態を表現する電子機器、及びこのような使用者の状況や端末の状態を相互に伝達しあうことで、使用者間のコミュニケーションを図る状況通信装置に関するものである。
一般に、他人とコミュニケーションをとる手段として、電話機などの通話装置で会話するという手段が一般的に行われている。このような通話装置において、通話相手とのコミュニケーションをより高めるために通話装置にキャラクタを表示する表示部を設け、使用者本人と通話相手のキャラクタを表示部に表示する通話装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この通話装置では、さらに使用者の体温や心拍、携帯機器を握る握力等の変化を検知して、より確実に感情推定を行うことが提案されている。
特開2003−248841号公報
特許文献1に記載の発明のように、各端末の使用者の感情や状況などを相手方の端末に伝達する電子機器では、各使用者に関する生体情報又は周辺環境に関する環境情報を各種センサで検出するとともに、各使用者の感情や状況などを各種アクチュエータで報知している。ここで、各種アクチュエータによる報知動作が、各種センサによる計測動作に影響を及ぼす場合があるため、各種アクチュエータと各種センサとの相互作用も考慮して、これらの部品を適切に電子機器に具備させる必要がある。例えば、ヒーターと温度センサとが筐体内に近接して設けられていると、ヒーターによる発熱が温度センサによる温度検出に影響を及ぼすため、温度センサでは正確に使用者の体温や周辺環境の気温を計測することができない。そのため、ヒーターの影響が温度センサに及ばないように配慮して、ヒーター及び温度センサを電子機器に具備させる必要がある。
そして、各種アクチュエータによる各種センサへの影響を排除しようとする場合には、両者間にその影響を防ぐための部材(断熱材や防音材など)を別途設けたり、両者を離間させて配置したりすることが考えられる。
しかしながら、かかる構造や配置にすると、電子機器の筐体内部の構造が複雑化したり筐体が大型化したりして、製造やメンテナンスに手間が生じるという問題がある。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、筐体内部の構造にかかわらず各種アクチュエータによる各種センサの計測値への影響を排除しうる電子機器及び状況通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の電子機器は、使用者の生体情報又が当該電子機器の状態を計測する1つ又は複数の計測手段と、使用者の状況又は当該電子機器の状態を表現する1つ又は複数の状況表現手段と、動作中の前記状況表現手段を検出する検出手段と、当該検出手段によって、動作中の前記状況表現手段を検出しなかった場合、前記計測手段により計測された計測情報から使用者の状況に関する情報である指標情報又は当該電子機器の状態に関する情報である指標情報を決定するための第1指標情報決定手順を記憶する第1指標情報決定手順記憶手段と、当該検出手段によって、動作中の前記状況表現手段を検出した場合、前記状況表現手段が動作中であるときの前記計測手段の計測情報を用いずに使用者の状況に関する情報である指標情報又は当該電子機器の状態に関する情報である指標情報を決定するための第2指標情報決定手順を記憶する第2指標情報決定手順記憶手段と、前記第1指標情報決定手順記憶手段に記憶されている前記第1指標情報決定手順又は前記第2指標情報決定手順記憶手段に記憶されている前記第2指標情報決定手順に従って、前記指標情報を作成する指標情報作成手段と、当該指標情報作成手段により作成された指標情報に従い前記状況表現手段を制御する状況表現制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の電子機器は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記第2指標情報決定手順記憶手段が、前記検出手段による検出結果に基づき、前記計測手段による計測を制御する計測制御手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の電子機器は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記第2指標情報決定手順記憶手段が、前記状況表現手段が動作中であるときの前記計測手段の計測情報を用いずに、動作中でない直前の計測情報を使用して前記指標情報を決定する第2指標情報決定手順を記憶したことを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の電子機器は、使用者の生体情報又が当該電子機器の状態を計測する1つ又は複数の計測手段と、使用者の状況又は当該電子機器の状態を表現する1つ又は複数の状況表現手段と、前記計測手段により計測された計測情報から使用者の状況に関する情報である指標情報又は当該電子機器の状態に関する情報である指標情報を決定するための指標情報決定手順を記憶する指標情報決定手順記憶手段と、当該指標情報決定手順記憶手段に記憶されている前記指標情報決定手順に従って、前記計測情報から前記指標情報を作成する指標情報作成手段と、当該指標情報作成手段により作成された指標情報に従い前記状況表現手段を制御する状況表現制御手段と、動作中の前記状況表現手段を検出する検出手段と、当該検出手段による検出結果に基づき、前記計測手段による計測を制御する計測制御手段と、当該計測制御手段により計測の制御が実行された場合に、前記指標情報作成手段を制御する指標情報作成制御手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の電子機器は、請求項2又は4に記載の発明の構成に加え、前記状況表現手段の表現結果が計測結果に影響する前記計測手段を当該状況表現手段と対応させて記憶する対応記憶手段を備え、前記計測制御手段は、前記検出手段によりいずれかの状況表現手段が動作中であることが検出された場合には、当該動作中の状況表現手段に対応する前記計測手段を前記対応記憶手段から読み出し、当該計測手段による計測情報を破棄することを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の電子機器は、請求項2又は4に記載の発明の構成に加え、前記状況表現手段の表現結果が計測結果に影響する前記計測手段を当該状況表現手段と対応させて記憶する対応記憶手段を備え、前記計測制御手段は、前記検出手段によりいずれかの状況表現手段が動作中であることが検出された場合には、当該動作中の状況表現手段に対応する前記計測手段を前記対応記憶手段から読み出し、当該計測手段による計測を行なわないよう制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の電子機器は、請求項4乃至6のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記指標情報作成制御手段が、いずれかの前記計測情報が計測されていないか破棄された場合には、当該計測情報に代えて直前の有効な計測情報を使用するように前記指標情報作成手段を制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載の電子機器は、請求項4乃至6のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記指標情報作成制御手段が、いずれかの前記計測情報が計測されていないか破棄された場合には、当該計測情報以外の計測情報から、前記指標情報決定手順に従い指標情報を作成するように前記指標情報作成手段を制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項9に記載の電子機器は、請求項4乃至6のいずれかに記載の発明の構成に加え、いずれかの前記計測情報が計測されていないか破棄された場合に用いられ、当該計測情報の種類に対応した特別指標情報決定手順を記憶する特別指標情報決定手順記憶手段を備え、前記指標情報作成制御手段は、いずれかの前記計測情報が計測されていないか破棄された場合には、前記特別指標情報決定手順記憶手段に記憶されている当該計測情報に対応する特別指標情報決定手順に従って指標情報を作成するように前記指標情報作成手段を制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項10に記載の状況通信装置は、請求項1乃至9のいずれかに記載の電子機器を備えたものを対象として、特に、前記計測情報又は前記指標情報を送信する送信手段と、前記計測情報又は前記指標情報を受信する受信手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の電子機器は、第1指標情報決定手順か第2指標情報決定手順のいずれかに従って、指標情報の作成を行ない、その指標情報に基づいて状況表現手段に表現出力を行なう。状況表現手段が動作中でない場合は、第1指標情報決定手順に従って、計測手段により計測した計測情報から指標情報を作成するが、状況表現手段が動作中の場合は、計測情報を用いずに第2指標情報決定手順に従って指標情報を作成する。従って、動作中の状況表現手段が計測情報に影響を及ぼす可能性がある場合にも、その影響を排除した指標情報を作成することができる。
また、本発明の請求項2に記載の電子機器は、請求項1に記載の発明の効果に加え、状況表現手段が動作中の場合には、計測手段を制御するので、動作中の状況表現手段の影響を排除した指標情報を作成することができる。
また、本発明の請求項3に記載の電子機器は、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、第2指標情報決定手順として、状況表現手段が動作中であるときの計測情報に代えて動作中でない直前の計測情報を用いるようにしたので、状況表現手段が動作中でない場合と同種の計測情報を用いて指標情報を作成することができる。
また、本発明の請求項4に記載の電子機器は、計測手段による計測情報から、指標情報決定手順に従って指標情報を作成しその指標情報に基づいて状況表現手段に表現出力を行なう。ここで、状況表現手段が動作中の場合には、計測手段による計測を制御し、制御された計測情報に従って指標情報を作成する。従って、動作中の状況表現手段が計測情報に影響を及ぼす可能性がある場合にも、その影響を排除した指標情報を作成することができる。
また、本発明の請求項5に記載の電子機器は、請求項2又は4に記載の発明の効果に加え、動作中に計測手段による計測に影響を及ぼす状況表現手段をその計測手段と対応させて記憶させておくので、関係のある状況表現手段が動作中の場合は、計測された計測情報を破棄して指標情報を作成することができ、動作中の状況表現手段の影響を排除した指標情報を作成することができる。
また、本発明の請求項6に記載の電子機器は、請求項2又は4に記載の発明の効果に加え、動作中に計測手段による計測に影響を及ぼす状況表現手段をその計測手段と対応させて記憶させておくので、関係のある状況表現手段が動作中の場合は、その計測手段による計測を行なわないので、動作中の状況表現手段の影響を排除した指標情報を作成することができる。
また、本発明の請求項7に記載の電子機器は、請求項4乃至6のいずれかに記載の発明の効果に加え、状況表現手段が動作中だったために計測情報がない場合には、動作中でない直前の計測情報を用いるようにしたので、状況表現手段が動作中でない場合と同種の計測情報を用いて指標情報を作成することができる。
また、本発明の請求項8に記載の電子機器は、請求項4乃至6のいずれかに記載の発明の効果に加え、状況表現手段が動作中だったために計測情報がない場合には、当該計測情報を除く残りの計測情報に基づいて指標情報を作成するので、動作中の状況表現手段の影響を排除した指標情報を作成することができる。
また、本発明の請求項9に記載の電子機器は、請求項4乃至6のいずれかに記載の発明の効果に加え、いずれかの計測情報が計測されていないか破棄された場合に応じた特別指標情報作成手順を用意するので、動作中の状況表現手段の影響を排除した指標情報を作成することができる。
また、本発明の請求項10に記載の状況通信装置は、請求項1乃至9のいずれかに記載の発明の作用効果を奏するとともに、相互に計測情報や指標情報を送受信して、状況表現手段によりそれを表現出力することができる。
以下、本発明の第1の実施の形態について説明する。まず、本発明の状況通信装置1を用いたサービス提供システムの全体構成について説明する。図1は、本発明の状況通信装置1を用いたサービス提供システムの構成を示すシステム構成図である。
図1に示すように、状況通信装置1を用いたサービス提供システムにおいて、サービス提供サーバ2はインターネット4に接続可能である。また、状況通信装置1は携帯電話網又はPHS電話網等の移動通信網の基地局3に接続可能であり、この基地局3を介してインターネット4に接続可能である。また、状況通信装置1は、他の状況通信装置1と近隣に存在する場合に相互通信が可能となっている。また、状況通信装置1は、パーソナルコンピュータ(以下、PC)5にケーブルを用いて接続可能であり、PC5からデータを取り込んだり、PC5へデータを送り込んだりすることができ、さらに、PC5もインターネット4に接続可能である。
次に、状況通信装置1について説明する。図2は、状況通信装置1のイメージ図であり、図3は、状況通信装置1の電気的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、状況通信装置1は球体であり、サイズは人の手のひらに納まるものである。状況通信装置1の筐体は、数mmの厚み(例えば、5mm厚)の透明性を有する合成樹脂で球状に構成されており、その内部には球状の密閉空間が形成されている。そして、その筐体内部には、状況通信装置1の筐体の下端部における設置面と平行であって、当該筐体の中心部をとおる平面に配置された円形板状の基板200が設けられており、基板200に各種センサ12〜16(図3参照)、各種アクチュエータ21,23、制御部190などが接続又は設置されている。
なお、理解を容易にするために、各種センサ12〜16のうちで、温度センサ13,光センサ15,感圧センサ16のみを図示している。また、各種アクチュエータは、LED21,モータ23である。本実施の形態では、温度センサ13,光センサ15,感圧センサ16が、状況通信装置1の中心をとおる垂直線と直交する断面が最も大きくなる筐体の側面付近に配置されている。また、LED21とモータ23が基板200の下側に配置され、制御部190が基板200の上側に配置されている。
図3に示すように、状況通信装置1の筐体内部には、状況通信装置1の制御を司るCPU10,ROM20,RAM30,時間を計測する計時装置40,他の状況通信装置1と送受信するための送受信部50,無線通信網の基地局3と通信するための通信部60,各種モジュールを接続するためのI/Oインタフェイス70等が収納された制御部190が設けられている。そして、制御部190ではバス80を介して、ROM20,RAM30,計時装置40,送受信部50,通信部60,I/Oインタフェイス70が、CPU10に接続している。そして、図示しないが、状況通信装置1はバッテリーにより電源供給されている。なお、ROM20には、後述のメイン処理(図17)を実行するための状況通信プログラムが記憶されている。また、RAM30には、各種センサ12〜16により検出(計測)された情報の記憶領域(計測値記憶エリア)が設けられている。
また、状況通信装置1の表面には、PC5と接続するためのUSBポート75が設けられている。USBポート75はバス80に接続しており、このUSBポート75にUSBケーブルを接続することにより、PC5と接続することができる。そして、状況通信装置1は、各種センサ12〜16が接続されるAD変換器90と、各種アクチュエータ21,23を差し込むための拡張ポート91とを具備している。AD変換器90はI/Oインタフェイス70及びバス80を介してCPU10に接続しており、各種センサ12〜16から入力されるアナログデータの計測値が、AD変換器90によりデジタルデータに変換されて制御部190に入力される。拡張ポート91もI/Oインタフェイス70及びバス80を介してCPU10に接続しており、制御部190から出力されるデジタルデータの指示信号が、拡張ポート91を介して各種アクチュエータ21,23に入力される。そして、各種センサ12〜16はAD変換器90において着脱,追加,交換などが可能であり、各種アクチュエータ21,23は拡張ポート91において着脱,追加,交換などが可能である。
ここで、本発明の計測手段である各種センサ12〜16について説明する。まず、加速度センサ12は、静電容量の変化、圧電セラミック等を利用する加速度センサであり、状況通信装置1の動き(状況通信装置1にかかった加速度とその方向)を計測する。温度センサ13は、白金測温抵抗体、サーミスタ、熱電対などを用いている、所謂温度計であり、状況通信装置1の周囲の温度及び装置に触れている手のひらや指の温度を計測する。心拍センサ14は、所謂赤外線センサにより、血液の膨張収縮による距離の差分を検出して、触れている人の心拍(脈拍数)を計測する。また、所謂感圧センサを状況通信装置1の表面に設け、血流の圧力を計測して触れている人の心拍(脈拍数)を計測してもよい。光センサ15は、フォトトランジスタやCdS等を利用した光の強さを計測するセンサであり、状況通信装置1の表面に設けられている。
感圧センサ16は、所謂圧力センサであり、状況通信装置1の表面に設けられ、導電性ゴムに定抵抗を直列接続し、ある電圧をかけて導電性ゴムの分圧値を測定することにより状況通信装置1にかかった圧力を計測する。
次に、本発明の状況表現手段である各種アクチュエータ21,23について説明する。LED21は種々の色や明るさで点灯するものであり、任意の方向(上側、下側など)に対して発光可能である。モータ23は状況通信装置1を振動させる。
なお、状況通信装置1には、パーソナルコンピュータのようなキーボードは設けられていない。そこで、状況通信装置1の各種センサ12〜16が検知した情報を所定の動作を指示する指示入力として予め登録しておき、使用者が状況通信装置1を握ってジェスチャ(所定回数振る、握る等)を行うことにより動作の指示を行っている。
次に、状況通信装置1で使用されるテーブル等が記憶されるRAM30の記憶エリアについて、図4〜図15を参照して説明する。図4は、RAM30の記憶エリアの構成を示す模式図である。図5は、RAM30の対応関係記憶エリア302の構成を示す模式図である。図6は、状態テーブル記憶エリア303に記憶された状態テーブルの構成を示す模式図である。図7は、計測情報レベルテーブル記憶エリア304に記憶された温度レベルテーブル3041の構成を示す模式図である。図8は、計測情報レベルテーブル記憶エリア304に記憶された心拍数レベルテーブル3042の構成を示す模式図である。図9は、計測情報レベルテーブル記憶エリア304に記憶された加速度レベルテーブル3043の構成を示す模式図である。図10は、計測情報レベルテーブル記憶エリア304に記憶された握る強さレベルテーブル3044の構成を示す模式図である。図11は、感情推論テーブル記憶エリア305に記憶された通常感情推論テーブル3051の構成を示す模式図である。図12は、計測情報にエラー値を含む場合に用いられる通常感情推論テーブル3052の例を示す模式図である。図13は、モータ活動中用の感情推論テーブル3052の例を示す模式図である。図14は、環境推論テーブル記憶エリア306に記憶された通常環境推論テーブル3061の構成を示す模式図である。図15は、出力情報決定テーブル記憶エリア307に記憶された感情用出力情報決定テーブル3071の構成を示す模式図である。図16は、出力情報決定テーブル記憶エリア307に記憶された環境用出力情報決定テーブル3072の構成を示す模式図である。
まず、図4に示すように、RAM30には、各種センサ12〜16が計測した値を記憶するセンサ値記憶エリア301,アクチュエータの動作により計測値に影響が及ぶ可能性のあるセンサとそのアクチュエータを関係づけて記憶した対応関係記憶エリア302,状況通信装置1が把持されているか否かを状態レベルとして決定する状態レベルテーブルを記憶した状態テーブル記憶エリア303,各種センサ12〜16の計測値(センサ値)から現在の状態レベルを決定するための各種計測情報レベルテーブルを記憶した計測情報レベルテーブル記憶エリア304,計測情報に基づいて使用者の感情推論を行なうための感情推論テーブルを記憶した感情推論テーブル記憶エリア305,計測情報に基づいて環境推論を行なうための環境推論テーブル記憶エリア306,環境推論情報及び環境推論情報に基づいて各種アクチュエータに出力する出力情報を決定するための出力情報決定テーブルを記憶した出力情報決定テーブル記憶エリア307,図示外のその他の記憶エリアが設けられている。
センサ値記憶エリア301には、加速度センサ12,温度センサ13,心拍センサ14,光センサ15,感圧センサ16からなる各種センサが検出し、AD変換器90によりデジタルデータに変換された値が、各センサ毎に数回(例えば5回)分記憶される。
対応関係記憶エリア302には、あるセンサの計測値に影響を及ぼすであろうアクチュエータが関連付けて記憶されている。例えば、図5に示すように、光センサ15には、LED21の出力が影響し、加速度セン12サにはモータ23の出力が影響し、赤外線センサである心拍センサ14にはモータとLEDの出力が影響するという対応関係が記憶されている。関係のあるセンサとアクチュエータは、図5の例に限らず、センサの種類やアクチュエータの種類によって様々であり、適宜対応をデータベースとして記憶させておけばよい。尚、対応関係記憶エリア302が、本発明の対応記憶手段に相当する。
状態テーブル記憶エリア303には、図6に示すように、光センサ15の出力値によって、現在、状況通信装置1を使用者が持っている状態なのか、持っていない状態なのかを決定するための状態テーブルが記憶されている。光センサの計測値が300lxまでであれば、「持っている」と判断され、光センサの計測値が300lx以上であれば、「持っていない」と判断される。光センサの計測値がエラーであった場合、「不定」と判断される。
計測情報レベルテーブル記憶エリア304には、図7〜図10に示すように、各種センサの計測値からレベルを決定するための各種テーブルが記憶されている。すなわち、温度センサ15の計測値に基づいて、温度レベルを決定するための温度レベルテーブル3041、心拍センサ14の計測値に基づいて心拍数レベルを決定するための心拍数レベルテーブル3042、加速度センサ12の計測値に基づいてジェスチャレベルを決定する加速度レベルテーブル3043、感圧センサ16の計測値に基づいて、状況通信装置1を握っている強さのレベルを決定する握る強さレベルテーブル3044、図示外の他のセンサ値に基づく計測情報レベルテーブルが記憶されている。
まず、図7に示すように、温度レベルテーブル3041には、温度センサ15の計測値によって、環境温度のレベルが暑いから寒いまでの5段階に設定されている。すなわち、温度レベルテーブル3041により、センサ値が35℃超であれば温度レベルは「暑い」、センサ値が30℃超35度以下であれば温度レベルは「やや暑い」、センサ値が20℃超30℃以下であれば温度レベルは「快適」、センサ値が15℃超20℃以下であれば温度レベルは「やや寒い」、センサ値が15度以下であれば温度レベルは「寒い」に決定される。
次に、図8に示すように、心拍数レベルテーブル3042には、心拍センサ14の計測値によって、使用者の感情の状態を推論するための指標となる心拍数のレベルを決定するために、心拍数レベルが4段階に設定されている。すなわち、センサ値が毎分65拍以下であれば心拍数レベルは「普通以下」、センサ値が毎分65拍超80拍以下であれば心拍数レベルは「やや高い」、センサ値が毎分80拍超150拍以下であれば心拍数レベルは「高い」、センサ値が毎分150拍超の場合は、異常値として心拍数レベルは「エラー」に決定される。
次に、図9に示すように、加速度レベルテーブル3043には、加速度センサ12の計測値によって、使用者が行なったジェスチャのレベルが設定されている。すなわち、センサ値が1G以下であれば、使用者が状況通信装置1を「振っていない」、センサ値が1G超であれば、使用者が状況通信装置1を「振っている」と決定される。
次に、図10に示すように、握る強さレベルテーブル3044には、感圧センサ16の計測値によって、使用者が行なったジェスチャのレベルを決定する。すなわち、センサ値が3以下であれば使用者が状況通信装置1を「弱く握っている」、センサ値が3超5以下であれば使用者が状況通信装置1を「やや強く握っている」、センサ値が5超であれば、使用者が状況通信装置1を「強く握っている」と決定される。
尚、以上のセンサに基づくレベルテーブルは例示であり、これ以外にも、各種センサ値に基づいて指標値を設定するためのテーブルを記憶させ、推論処理に用いることができる。
次に、感情推論テーブル記憶エリア305(図4参照)には、上述した各種の計測情報レベルテーブルにより決定された各計測情報レベルの組み合わせによって、状況通信装置1の使用者の感情を推論するための感情推論テーブルが記憶されている。本実施形態では、計測情報の取得方法と感情推論の処理方法により、使用する感情推論テーブルを2種類用意している。
まず、通常使用される通常感情推論テーブル3051は、図11に示すように、加速度レベルテーブル3043により決定された動かし具合レベル、握る強さレベルテーブル3044により決定された握る強さレベル、心拍数レベルテーブル3042で決定された心拍数レベルの組み合わせにより、感情の推論を行なうためのものである。すなわち、図11に示すように、動かし具合レベルが「振っていない」、握る強さレベルが「強く握っている」、心拍数が「高い」場合には、感情推論結果は推論番号(No)1の「大興奮」となる。また、動かし具合レベルが「振っていない」、握る強さレベルが「やや強く握っている」、心拍数が「高い」場合には、感情推論結果は推論番号(No)2の「興奮」となる。また、動かし具合レベルが「振っていない」、握る強さレベルが「強く握っている」、心拍数が「やや高い」場合には、感情推論結果は推論番号(No)3の「ドキドキ」となる。また、動かし具合レベルが「振っていない」、握る強さレベルが「弱く握っている」、心拍数が「やや高い」場合には、感情推論結果は推論番号(No)4の「緊張」となる。また、動かし具合レベルが「振っている」、握る強さレベルが「強く握っている」の場合には、心拍数にかかわらず、感情推論結果は推論番号(No)5の「楽しい」となる。また、以上の場合以外の計測情報レベルの組み合わせの場合には、感情推論結果は推論番号(No)6の「気になる」となる。尚、通常感情推論テーブル3051が、本発明の第1指標情報決定手順に相当する。
このような通常感情推論テーブル3051を用いて使用者の感情推論を行なうには、各種センサから計測情報が正しく得られていることが前提となる。もし、いずれかのセンサからの値が正しく得られず、エラー値がセンサ値記憶エリア301に記憶されている場合には、通常感情推論テーブルをそのまま用いることができない。このような場合には、正しく計測が行なわれたセンサ値に基づく計測情報レベルにのみ基づいて感情推論を行なうことが考えられる。例えば、モータ23が活動中であったために、加速度センサ12と心拍センサ14のセンサ値にエラーがあり、レベルわけができていない場合には、図12に示すように、動かし具合レベル及び心拍数レベルを用いないで、通常感情推論テーブル3052として、握る強さレベルのみを用いて推論を行なう。このようにすることで、いずれかのアクチュエータ21,23が活動中のためにセンサ値にエラーが入ってくるような場合に、適切な感情推論を行なうことができる。尚、通常感情推論テーブル3052が、本発明の第2指標情報決定手順に相当する。
また、このような通常感情推論テーブルの一部を用いる方法の他、エラー値が入るようなアクチュエータ21,23の活動に合わせた感情推論テーブルを別途用意することもできる。たとえば、モータ23が活動中の場合のために、図13に示すように、モータ活動中用感情推論テーブル3053を用意する。このモータ活動中用感情推論テーブル3053では、握る強さレベルのみで感情推論が行なわれ、握る強さレベルが「強く握っている」では、感情推論結果は推論番号(No)1の「大興奮」となる。また、握る強さレベルが「やや強く握っている」では、感情推論結果は推論番号(No)2の「興奮」となる。また、握る強さレベルが「弱く握っている」では、感情推論結果は推論番号(No)4の「緊張」となる。尚、モータ活動中用感情推論テーブル3053が、本発明の第2指標情報決定手順及び特別指標情報決定手順に相当する。
次に、環境推論テーブル記憶エリア306(図4参照)には、状況テーブル303で使用者が状況通信装置1を「持っていない」とされた場合に、状況通信装置1の環境状況の推論おこなうための環境推論テーブルが記憶されている。図14に示すように、通常環境推論テーブル3061では、温度レベルテーブル3041で決定されたレベルに従って、環境推論結果の推論番号が決定される。すなわち、温度レベルが「暑い」は推論番号1,温度レベルが「やや暑い」は推論番号2,温度レベルが「快適」は推論番号3,温度レベルが「やや寒い」は推論番号4,温度レベルが「寒い」は推論番号5となる。尚、感情推論テーブル記憶エリア305及び環境推論テーブル記憶エリア306が本発明の指標情報決定手順記憶手段、特別指標情報決定手順記憶手段に相当する。
次に、出力情報決定テーブル記憶エリア307(図4参照)には、図15及び図16に示すような出力情報決定テーブルが記憶されている。後述のように、各種センサ12〜16のセンサ値を元に感情推論又は環境推論が実行され、その結果に基づいて、LED21やモータ23のような各種のアクチュエータ21,23に出力がなされる。出力情報決定テーブルは、どのような出力を行なうかを決定するためのものである。
例えば、感情推論が行なわれた場合、図15に示す感情用出力情報決定テーブル3071に従った出力がなされる。すなわち、推論結果番号1の場合はLED21の色は「赤」で、モータの振動が「有」となる。また、推論結果番号2の場合は、LED21の色は「ピンク」で、モータの振動が「有」となる。また、推論結果番号3の場合は、LED21の色は「黄色」で、モータの振動が「有」となる。また、推論結果番号4〜6の場合は、モータの振動はなしで、LED21の色が、4の場合「白」、5の場合「緑」、6の場合「水色」となる。尚、上記の出力情報決定テーブルでは、LED21とモータ23への出力情報についてのみ記載しているが、その他のアクチュエータについても同様に出力情報を決定するためのテーブルを記憶させておくことができる。
また、環境推論が行なわれた場合は、図16に示す環境用出力情報決定テーブル3072に従った出力がなされる。すなわち、推論結果番号1の場合はLED21の色は「赤」、推論結果番号2の場合は、LED21の色は「ピンク」、推論結果番号3の場合は、LED21の色は「緑」、推論結果番号4の場合、LED21の色は「水色」、推論結果番号5の場合「青」となる。
次に、以上の構成を有する状況通信装置1の動作について説明する。図17は、メイン処理のフローチャートである。なお、本実施の形態のメイン処理(図17)は、状況通信装置1にバッテリーがセットされて、電源がオンされると状況通信プログラムが起動され、状況通信装置1のCPU10により継続的に実施される。
図17に示すように、メイン処理では、種々のデータやフラグ等の初期化が行われる(S1)。例えば、RAM30において、各種センサ12〜16による計測値が記憶されるセンサ値記憶エリア301が初期化されたり、ジェスチャ回数をカウントするためのカウント値がクリアされたりする。
なお、初期化(S1)が実行されると、各種センサ12〜16による計測が開始される。そして、所定の時間間隔(例えば、5秒)で、メイン処理(図17)の実行中は継続的に各種センサ12〜16による計測が実行される。その結果、RAM30のセンサ値記憶エリア301には、最新の各種計測値が格納される。また、メイン処理(図17)の実行中に他の状況通信装置1が電波の届く範囲内に存在し、情報を送信してきた場合には、その都度割込処理が実行されて情報の内容がRAM30に一時的に記憶される。そこで、初期化実行後に、このように受信していた結果をRAM30の受信結果記憶エリア(図示外)から取得する(S2)。
次に、各種センサ12〜16によるセンサ値をセンサ値記憶エリア301から読み出して取得するセンサ値取得処理を実行する(S3)。そして、取得したセンサ値に基づいて、指標値を算出する感情推論・環境推論処理を実行する(S4)。センサ値取得処理及び感情推論・環境推論処理については、後述する。
次に、S4で得られた推論結果とS2で取得した他の状況通信装置1からの受信結果に基づいて、出力情報決定テーブル記憶エリア307に記憶された感情出力情報決定テーブル3071(図15参照)又は環境出力情報決定テーブル3072(図16参照)を参照して出力情報を決定する。S4で感情推論処理が行なわれていれば、感情出力情報決定テーブル3071を参照し、S4で環境推論処理が行なわれていれば、環境出力情報決定テーブル3072を参照する。そして、決定した出力情報に基づき、モータ23・LED21の両アクチュエータに出力する(S5)。その際、LED21は、任意の方向に発光可能であるので、状況通信装置1の下側には自身の推論結果に基づいた出力を行い、上側には受信した他の状況通信装置1の推論結果に基づいた出力を行なう。
次に、S4で算出された感情推論又は環境推論結果を他の状況通信装置1に向けて発信する(S6)。そして、電源オフ操作がなされたか否かを判断し(S7)、電源オフであれば(S7:YES)、メイン処理を終了する。電源オフでなければ(S7:NO)、S2に戻って処理を繰り返す。
次に、図18を参照して、メイン処理で実行されるセンサ値取得処理の詳細について説明する。図18は、センサ値取得処理のフローチャートである。センサ値取得処理が開始されたら、まず、全てのセンサ12〜16の計測値を取得し、RAM30のセンサ値記憶エリア301に記憶する(S301)。
次に、アクチュエータ21,23の活動状況(出力中か否か)を取得する(S302)。そして、RAM30の対応関係記憶エリア302を参照し、現在活動中のアクチュエータに対応するセンサが存在すれば、そのセンサの計測値をセンサ値記憶エリア301から削除する(S303)。そして、メイン処理に戻る。このように処理することで、活動中のアクチュエータが計測値に影響を及ぼしている可能性がある場合に、その影響を取り除くことができる。
センサ値取得処理は、上記説明のような方法に限らず、別の処理方法も考えられる。以下、別の処理例について図19及び図20を参照して説明する。図19は、センサ値取得処理の別の実施例のフローチャートである。図20は、センサ値取得処理のさらに別の実施例のフローチャートである。
図19に示すように、センサ値取得処理が開始されたら、まず、アクチュエータ21,23の活動状況(出力中か否か)を取得する(S311)。次に、RAM30の対応関係記憶エリア302を参照し、現在活動中のアクチュエータと関係のないセンサを選び出し、そのセンサの計測値のみを取得してRAM30のセンサ値記憶エリア301に記憶する(S312)。そして、メイン処理に戻る。このように、センサの計測値を取得する前にアクチュエータの活動状況をチェックするようにしてもよい。
また、図20に示すように、センサ値取得処理が開始されたら、まず、計時装置40から現在時刻を取得し、これを基準時刻とする(S321)。そして、アクチュエータ21,23の活動状況(出力中か否か)を取得する(S322)。次に、S322の取得結果から、現在活動中のアクチュエータがあるか否かを判断する(S323)。活動中のアクチュエータがなければ(S323:NO)、全てのセンサ12〜16の計測値を取得し、RAM30のセンサ値記憶エリア301に記憶して(S327)、メイン処理に戻る。
現在活動中のアクチュエータがある場合には(S323:YES)、計時装置40から現在時刻を取得する(S324)。そして、S321で取得した基準時刻との差を算出する(S325)。次に、S325で算出された時間が、予め定めた時間(所定時間)を超えているか否かを判断する(S326)。まだ所定時間内であれば(S326:NO)、S324に戻り、計時装置40から現在時刻を取得する。所定時間を超えていれば(S326:YES)、S321に戻って、現在時刻を基準時刻に設定し直す。以上の処理を繰り返すことにより、いずれかのアクチュエータ21,23が活動中は全てのセンサ12〜16からの計測値を取得しないので、活動中のアクチュエータがセンサの計測値に影響を及ぼすことが避けられる。
次に、図21〜図23を参照して、メイン処理で実行される感情推論/環境推論処理について説明する。図21は、感情推論/環境推論処理のフローチャートである。図22は、感情推論/環境推論処理の別の実施例のフローチャートである。図23は、感情推論/環境推論処理のさらに別の実施例のフローチャートである。
図21に示すように、感情推論/環境推論処理が開始されると、まず、センサ値取得処理で廃棄されて空となっているセンサ値がある場合には、有効な直近のセンサ値を代入する(S401)。空のセンサ値が存在しない場合には、ここでは何も処理を行なわない。
次に、光センサ15からの計測情報をセンサ値記憶エリア301から取り出し、状態テーブル記憶エリア303に記憶されている状態テーブル(図6)を参照して、状態レベルを「持っている」か「持っていない」か「不定」かに分ける(S402)。
そして、光センサ15以外の各種センサからのセンサ値をセンサ値記憶エリア301から取り出し、計測情報レベルテーブル記憶エリア304に記憶されている、それぞれのセンサ値に対応する計測情報レベルテーブル、例えば、心拍センサ14に対応する心拍数レベルテーブル3042(図8参照)、加速度センサ12に対応する加速度レベルテーブル3043(図9参照)、感圧センサ16に対応する握る強さレベルテーブル3044(図10参照)を参照して、各計測情報レベルを決定する(S403)。
次に、S402の処理の結果、状態レベルが「持っている」か否かを判断する(S404)。状態レベルが「持っている」の場合は(S404:YES)、使用者が状況通信装置1を把持している状態と判断できるので、S403で決定した各計測情報レベルを用いて、感情推論テーブル記憶エリア305に記憶されている通常感情推論テーブル3051(図11参照)に基づいて、感情推論処理を行なう(S405)。そして、メイン処理に戻る。
また、状態レベルが「持っていない」の場合には(S404:NO)、状況通信装置1は使用者に把持されていない状態と判断できるので、S403で決定した温度レベルに基づいて、環境推論テーブル記憶エリア306に記憶されている通常環境推論テーブル3061を参照して、環境推論処理を実行する(S406)。
尚、S401にて、センサ値取得処理で廃棄されて空となっているセンサ値がある場合には、有効な直近のセンサ値を代入した後、S402,S403,S405を行う手順を記録したROMが第1指標情報決定手順記憶手段であり、また、S401にて、空のセンサ値が存在しない場合には、ここでは何も処理を行なわないで、S402,S403,S405を行う手順を記録したROMが第2指標情報決定手順記憶手段である。
以上の方法で感情推論/環境推論処理を実行すれば、通常感情推論テーブル又は通常環境推論テーブルを常に用いて、最も近いセンサ値を用いて推論を実行できるので、得られる推論結果のバリエーションが通常と同様になり、適切に出力を行なうことができる。
また、上記図21の処理方法では、空になったセンサ値に従前のセンサ値を流用しているが、空になっている箇所にエラー値を代入して処理を行なうこともできる。その場合に、通常感情推論テーブルの関係箇所のみを用いることもできるし、エラー値が代入される場合ごとに専用の感情推論テーブルを用意してもよい。前者について図22を参照して、後者について図23を参照して説明する。
まず、図22に示すように、感情推論/環境推論処理が開始されると、まず、センサ値取得処理で廃棄されて空となっているセンサ値がある場合には、そこにエラー値を代入する(S411)。空のセンサ値が存在しない場合には、ここでは何も処理を行なわない。
そして、各種センサ12〜16からのセンサ値をセンサ値記憶エリア301から取り出し、状態テーブル記憶エリア303に記憶されている、光センサ15に対応する状態テーブル(図6)及び計測情報レベルテーブル記憶エリア304に記憶されている、それぞれのセンサ値に対応する計測情報レベルテーブル、例えば、心拍センサ14に対応する心拍数レベルテーブル3042(図8参照)、加速度センサ12に対応する加速度レベルテーブル3043(図9参照)、感圧センサ16に対応する握る強さレベルテーブル3044(図10参照)を参照して、各計測情報レベルを決定する(S412)。
次に、S412の処理の結果、状態レベルが「持っている」か否かを判断する(S413)。状態レベルが「持っている」の場合は(S413:YES)、使用者が状況通信装置1を把持している状態と判断できるので、S412で決定した各計測情報レベルを用いて、感情推論テーブル記憶エリア305に記憶されている通常感情推論テーブルに基づいて、感情推論処理を行なう(S414)。その際には、図12に示すように、エラー値が代入されたためにレベルわけができていないものは除外して通常感情推論テーブル3052を参照する。
そして、感情推論結果が複数存在するか否かを判断する(S416)。通常は、計測情報レベルの複数の組み合わせで推論を実行するので、推論結果が複数になることはないが、例えば、図12のように、用いることができる計測情報レベルが握る強さレベルのみの場合には、複数の推論結果が生じることがある。複数存在する場合には(S416:YES)、推論番号が最も若いものを推論結果として決定する(S417)。複数存在しない場合には(S416:NO)、そのままメイン処理に戻る。
また、状態レベルが「持っている」でない場合(S413:NO)、すなわち、「持っていない」又は状態レベルが「不定」の場合には、S412で決定した温度レベルに基づいて、環境推論テーブル記憶エリア306に記憶されている通常環境推論テーブル3061を参照して、環境推論処理を実行する(S415)。そして、メイン処理に戻る。
尚、S411にて、センサ値取得処理で廃棄されて空となっているセンサ値がある場合には、そこにエラー値を代入した後、S412,S414,S416,S417を行う手順を記録したROMが第1指標情報決定手順記憶手段であり、また、S411にて、空のセンサ値が存在しない場合には、ここでは何も処理を行なわないで、S412,S414,S416,S417を行う手順を記録したROMが第2指標情報決定手順記憶手段である。
このようにして感情推論/環境推論処理を実行すれば、アクチュエータが活動中のためにセンサ値を廃棄した場合に、そのセンサ値を全く使わずに感情推論又は環境推論を行なうことができる。また、感情/環境推論テーブルは複数用意する必要がない。
さらに、図23に示す別の実施例では、以下の処理を空のセンサ値が存在する場合に行なう。感情推論/環境推論処理が開始されると、まず、センサ値取得処理で廃棄されて空となっているセンサ値にエラー値を代入する(S421)。
そして、各種センサ12〜16からのエラー値でない有効なセンサ値をセンサ値記憶エリア301から取り出し、計測情報レベルテーブル記憶エリア304に記憶されている、それぞれのセンサ値に対応する計測情報レベルテーブル、例えば、心拍センサ14に対応する心拍数レベルテーブル3042(図8参照)、加速度センサ12に対応する加速度レベルテーブル3043(図9参照)、感圧センサ16に対応する握る強さレベルテーブル3044(図10参照)を参照して、各計測情報レベルを決定する(S422)。また、S422では、光センサ15に対応する状態レベルは、センサ値記憶エリア301に基づいて、状態テーブル記憶エリア303に記憶された状態テーブル(図6)を参照して決定される。
次に、S422の処理の結果、状態レベルが「持っている」か否かを判断する(S423)。状態レベルが「持っている」の場合は(S423:YES)、使用者が状況通信装置1を把持している状態と判断できるので、S422で決定した各計測情報レベルを用いて、感情推論テーブル記憶エリア305に記憶されている専用感情推論テーブルに基づいて、感情推論処理を行なう(S424)。例えば、モータ活動中の場合には、図13に示すような、モータ活動中用感情推論テーブル3053を参照して推論を行なう。そして、メイン処理に戻る。
また、状態レベルが「持っている」でない場合(S423:NO)、すなわち、「持っていない」又は状態レベルが「不定」の場合には、S422で決定した温度レベルに基づいて、環境推論テーブル記憶エリア306に記憶されている通常の環境推論テーブル(図14)を参照して、環境推論処理を実行する(S425)。そして、メイン処理に戻る。
尚、S421にて、センサ値取得処理で廃棄されて空となっているセンサ値がある場合には、そこにエラー値を代入した後、S422,S423,S424を行う手順を記録したROMが第1指標情報決定手順記憶手段であり、また、S421にて、空のセンサ値が存在しない場合には、ここでは何も処理を行なわないで、S422,S423,S424を行う手順を記録したROMが第2指標情報決定手順記憶手段である。
このようにして感情推論/環境推論処理を実行すれば、アクチュエータが活動中のためにセンサ値を廃棄した場合に、そのセンサ値を全く使わずに感情推論又は環境推論を行なうことができる。また、専用の推論テーブルを用意するので、センサからの計測情報が取得できない場合にきめ細かに対応することができる。
以上説明したように、本実施形態の状況通信装置1によれば、各種センサ12〜16による計測情報に各種アクチュエータ21,23の出力が影響する可能性がある場合に、センサからの計測情報を破棄したり、アクチュエータの出力中は計測情報を取得しなかったりする計測制御を行ない、さらに、計測制御を行なったセンサ値に基づいて感情推論処理や環境推論処理を実行するので、より適切な推論結果を出力することができる。
尚、図18のS302,図19のS311,図20のS322でアクチュエータの活動状態を取得するCPU10が本発明の検出手段として機能する。また、図17のS4及び図21〜図23で感情推論又は環境推論処理を実行するCPU10が本発明の指標情報作成手段として機能する。また、図17のS5でモータ23やLED21に出力するCPU10が本発明の状況表現制御手段として機能する。また、図18のS303でセンサ値を廃棄し,図19のS312で無関係のセンサからのみセンサ値を取得し,図20でアクチュエータ活動中はセンサ値を取得しないようにするCPU10が本発明の計測制御手段として機能する。
また、上記実施形態では、対応するアクチュエータが活動中の場合、センサ値を空としていたが、センサ値に計測した値を入れ、且つ、そのセンサ値に対応のアクチュエータが活動中であったか否かを示すフラグを付しても良い。
1 状況通信装置
2 サービス提供サーバ
3 基地局
4 インターネット
10 CPU
12 加速度センサ
13 温度センサ
14 心拍センサ
15 光センサ
16 感圧センサ
20 ROM
21 LED
23 モータ
30 RAM
40 計時装置
50 送受信部
190 制御部
200 基板
301 センサ値記憶エリア
302 対応関係記憶エリア
303 センサ値記憶エリア
303 状態テーブル記憶エリア
304 計測情報レベルテーブル記憶エリア
3041 温度レベルテーブル
3042 心拍数レベルテーブル
3043 加速度レベルテーブル
3044 レベルテーブル
305 感情推論テーブル記憶エリア
3051 通常感情推論テーブル
3052 通常感情推論テーブル
3053 モータ活動中用感情推論テーブル
306 環境推論テーブル記憶エリア
3061 通常環境推論テーブル
307 出力情報決定テーブル記憶エリア
3071 感情出力情報決定テーブル
3072 環境出力情報決定テーブル
2 サービス提供サーバ
3 基地局
4 インターネット
10 CPU
12 加速度センサ
13 温度センサ
14 心拍センサ
15 光センサ
16 感圧センサ
20 ROM
21 LED
23 モータ
30 RAM
40 計時装置
50 送受信部
190 制御部
200 基板
301 センサ値記憶エリア
302 対応関係記憶エリア
303 センサ値記憶エリア
303 状態テーブル記憶エリア
304 計測情報レベルテーブル記憶エリア
3041 温度レベルテーブル
3042 心拍数レベルテーブル
3043 加速度レベルテーブル
3044 レベルテーブル
305 感情推論テーブル記憶エリア
3051 通常感情推論テーブル
3052 通常感情推論テーブル
3053 モータ活動中用感情推論テーブル
306 環境推論テーブル記憶エリア
3061 通常環境推論テーブル
307 出力情報決定テーブル記憶エリア
3071 感情出力情報決定テーブル
3072 環境出力情報決定テーブル
Claims (10)
- 使用者の生体情報又は当該電子機器の状態を計測する1つ又は複数の計測手段と、
使用者の状況又は当該電子機器の状態を表現する1つ又は複数の状況表現手段と、
動作中の前記状況表現手段を検出する検出手段と、
当該検出手段によって、動作中の前記状況表現手段を検出しなかった場合、前記計測手段により計測された計測情報から使用者の状況に関する情報である指標情報又は当該電子機器の状態に関する情報である指標情報を決定するための第1指標情報決定手順を記憶する第1指標情報決定手順記憶手段と、
当該検出手段によって、動作中の前記状況表現手段を検出した場合、前記状況表現手段が動作中であるときの前記計測手段の計測情報を用いずに使用者の状況に関する情報である指標情報又は当該電子機器の状態に関する情報である指標情報を決定するための第2指標情報決定手順を記憶する第2指標情報決定手順記憶手段と、
前記第1指標情報決定手順記憶手段に記憶されている前記第1指標情報決定手順又は前記第2指標情報決定手順記憶手段に記憶されている前記第2指標情報決定手順に従って、前記指標情報を作成する指標情報作成手段と、
当該指標情報作成手段により作成された指標情報に従い前記状況表現手段を制御する状況表現制御手段と、
を備えたことを特徴とする電子機器。 - 前記第2指標情報決定手順記憶手段は、前記検出手段による検出結果に基づき、前記計測手段による計測を制御する計測制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記第2指標情報決定手順記憶手段は、前記状況表現手段が動作中であるときの前記計測手段の計測情報を用いずに、動作中でない直前の計測情報を使用して前記指標情報を決定する第2指標情報決定手順を記憶したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
- 使用者の生体情報又は当該電子機器の状態を計測する1つ又は複数の計測手段と、
使用者の状況又は当該電子機器の状態を表現する1つ又は複数の状況表現手段と、
前記計測手段により計測された計測情報から使用者の状況に関する情報である指標情報又は当該電子機器の状態に関する情報である指標情報を決定するための指標情報決定手順を記憶する指標情報決定手順記憶手段と、
当該指標情報決定手順記憶手段に記憶されている前記指標情報決定手順に従って、前記計測情報から前記指標情報を作成する指標情報作成手段と、
当該指標情報作成手段により作成された指標情報に従い前記状況表現手段を制御する状況表現制御手段と、
動作中の前記状況表現手段を検出する検出手段と、
当該検出手段による検出結果に基づき、前記計測手段による計測を制御する計測制御手段と、
当該計測制御手段により計測の制御が実行された場合に、前記指標情報作成手段を制御する指標情報作成制御手段を備えたことを特徴とする電子機器。 - 前記状況表現手段の表現結果が計測結果に影響する前記計測手段を当該状況表現手段と対応させて記憶する対応記憶手段を備え、
前記計測制御手段は、前記検出手段によりいずれかの状況表現手段が動作中であることが検出された場合には、当該動作中の状況表現手段に対応する前記計測手段を前記対応記憶手段から読み出し、当該計測手段による計測情報を破棄することを特徴とする請求項2又は4に記載の電子機器。 - 前記状況表現手段の表現結果が計測結果に影響する前記計測手段を当該状況表現手段と対応させて記憶する対応記憶手段を備え、
前記計測制御手段は、前記検出手段によりいずれかの状況表現手段が動作中であることが検出された場合には、当該動作中の状況表現手段に対応する前記計測手段を前記対応記憶手段から読み出し、当該計測手段による計測を行なわないよう制御することを特徴とする請求項2又は4に記載の電子機器。 - 前記指標情報作成制御手段は、いずれかの前記計測情報が計測されていないか破棄された場合には、当該計測情報に代えて直前の有効な計測情報を使用するように前記指標情報作成手段を制御することを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の電子機器。
- 前記指標情報作成制御手段は、いずれかの前記計測情報が計測されていないか破棄された場合には、当該計測情報以外の計測情報から、前記指標情報決定手順に従い指標情報を作成するように前記指標情報作成手段を制御することを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の電子機器。
- いずれかの前記計測情報が計測されていないか破棄された場合に用いられ、当該計測情報の種類に対応した特別指標情報決定手順を記憶する特別指標情報決定手順記憶手段を備え、
前記指標情報作成制御手段は、いずれかの前記計測情報が計測されていないか破棄された場合には、前記特別指標情報決定手順記憶手段に記憶されている当該計測情報に対応する特別指標情報決定手順に従って指標情報を作成するように前記指標情報作成手段を制御することを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の電子機器。 - 請求項1乃至9のいずれかに記載の電子機器を備えた状況通信装置であって、
前記計測情報又は前記指標情報を送信する送信手段と、
前記計測情報又は前記指標情報を受信する受信手段とを備えたことを特徴とする状況通信装置。
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