JP2007034115A - 楽曲演奏装置および楽曲演奏システム - Google Patents

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秀治 西田
Kenzo Akazawa
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Abstract

【課題】 習熟レベルに係らず、誰でも演奏を楽しむことのできる楽曲演奏装置および楽曲演奏システムを提供する。
【解決手段】 楽音発生部21は、指示された音程の楽音を発生する。楽曲データ記憶部11は、楽曲についての少なくとも音程および音長を定めた楽曲データを記憶する。演奏操作部16は、楽曲データに基づいてタッチパネルディスプレイ13上に楽譜を表示し、演奏者によってタッチ操作されたタッチパネルディスプレイ13上の表示された楽譜のエリア内の箇所に応じた音程を、タッチ操作された時間だけ、楽音発生部21に指示して楽音を発生し、楽曲を演奏する。演奏操作部16は、現在の演奏箇所である音符または休符を含む現フレーズと、次のフレーズとを常に表示する。演奏操作部16は、演奏者の習熟レベルに応じて演奏者の操作および/または表示内容を変化させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、楽曲演奏装置および楽曲演奏システムに関し、特に、タッチパネルディスプレイをタッチして楽音を発生させることで楽曲を演奏する楽曲演奏装置、およびそのような楽曲演奏装置が複数個接続された楽曲演奏システムに関する。
タッチパネルディスプレイを指でタッチすることによって、楽音を発生して楽曲を演奏する楽曲演奏装置が提案されている(たとえば、特許文献1を参照)。このような楽曲演奏装置では、楽音の音程(音高)だけなく、音量、音色、ピッチなどの楽音パラメータを制御したり、リズムの種類や効果などを選択することができる。
特開平5−61592号公報
ところで、このような楽曲演奏装置において、楽曲の楽譜の全体を表示すると、演奏者は、現在自分がどの部分を演奏すべきかがわからなくなってしまうことがある。一方、楽曲の楽譜中の現在演奏すべき小節しか表示しないとすると、演奏者は前もって次の小節の演奏の準備をしておくことができない。
また、このような楽曲演奏装置を演奏する演奏者の習熟レベルは様々である。楽器演奏に慣れている演奏者であれば、このような装置も容易に使いこなせると思われるが、楽器を演奏したこともない演奏者であれば、なかなか使えるようにはならないであろう。かといって、楽曲演奏装置を習熟レベルが低い人に合わせた作りにすれば、習熟レベルの高い人にとっては、物足りないと感じるであろう。
それゆえに、本発明の目的は、習熟レベルに係らず誰でも演奏を楽しむことのできる楽曲演奏装置および楽曲演奏システムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の楽曲演奏装置は、タッチパネルディスプレイと、指示された音程の楽音を発生する楽音発生部と、楽曲についての少なくとも音程および音長を定めた楽曲データを記憶する記憶部と、楽曲データに基づいて、タッチパネルディスプレイ上に楽譜を表示し、演奏者によってタッチ操作されたタッチパネルディスプレイ上の表示された楽譜のエリア内の箇所に応じた音程を、タッチ操作された時間だけ、楽音発生部に指示して楽音を発生し、楽曲を演奏する演奏操作部とを備え、演奏操作部は、演奏者の習熟レベルに応じて演奏者の操作および/または表示内容を変化させる。
好ましくは、演奏操作部は、演奏者の習熟レベルに応じて演奏者の操作および/または表示内容を変化させる。
好ましくは、演奏操作部は、演奏者の習熟レベルが所定のレベルよりも低いときには、表示する楽譜を所定のレベルのときよりも簡略化する。
好ましくは、演奏操作部は、演奏者の習熟レベルが、所定の第1のレベル以上のときには、五線譜に重畳して楽曲データの音程を表わす音符を表示することによって楽譜の表示を行ない、演奏操作部は、演奏者の習熟レベルが、第1のレベル未満であるときには、五線譜に重畳して楽曲データの音程を表わす位置のみにポインタ図形を配置して表示することによって楽譜の表示を行なう。
好ましくは、演奏操作部は、演奏者の習熟レベルが、第1のレベル未満または第1のレベルよりも低いレベルである所定の第2のレベル未満であるときのみに、さらに楽曲データに含まれている和音の表示については、五線譜に重畳して楽曲データの和音の1個の音の音程を表わす位置のみにポインタ図形を配置して表示する。
好ましくは、演奏操作部は、演奏者の習熟レベルが、第1のレベル未満または第1のレベルよりも低いレベルである所定の第2のレベル未満であるときのみに、さらに、楽曲データに含まれるスラーまたはタイの表示については、スラーまたはタイを構成する各音の音程を表わすポインタ図形の間を連結して表示する。
好ましくは、楽音発生部は、さらに指示された音量の楽音を生成し、記憶部に記憶されている楽曲データは、さらに楽曲の音量情報を含み、演奏操作部は、演奏者の習熟レベルが、第1のレベル未満または第1のレベルよりも低いレベルである所定の第2のレベル未満であるときのみに、楽譜の音程を表わすポインタ図形の色を楽曲データに含まれる音量情報に応じた色にする。
好ましくは、記憶部に記憶されている楽曲データは、さらに楽曲のテンポ情報を含み、演奏操作部は、演奏者の習熟レベルが、所定の第1のレベル未満であるときのみに、楽譜に重畳してタイムバーを表示し、楽曲データに含まれるテンポ情報に応じた速度でタイムバーを移動させる。
好ましくは、演奏操作部は、演奏者の習熟レベルが所定のレベルよりも低いときには、記憶されている楽曲データにしたがって自動演奏させる内容を所定のレベルのときよりも増加させる。
好ましくは、楽曲演奏装置は、さらに、タッチパネルディスプレイへの押圧レベルを検出する検出部を含み、楽音発生部は、さらに指示された音量の楽音を生成し、記憶部に記憶されている楽曲データは、さらに楽曲の音量情報を含み、演奏操作部は、演奏者の習熟レベルが、所定の第1のレベル以上のときには、検出部で検出された押圧レベルに応じた音量を楽音発生部に指示し、演奏操作部は、演奏者の習熟レベルが、第1のレベル未満のときには、楽曲データに含まれる音量情報に応じた音量を楽音発生部に指示する。
好ましくは、楽曲演奏装置は、演奏操作部は、タッチパネルディスプレイ上に特殊奏法を指定するボタンを表示し、楽音発生部は、さらに指示された奏法の楽音を生成し、記憶部に記憶されている楽曲データは、さらに楽曲の特殊奏法の種類およびその箇所を定めた特殊奏法情報を含み、演奏操作部は、演奏者の習熟レベルが、所定の第1のレベル以上のときには、演奏者のタッチ操作によって特殊奏法を指定するボタンが選択されたときに、選択されたボタンに応じた奏法を楽音発生部に指示し、演奏操作部は、演奏者の習熟レベルが、第1のレベル未満のときには、楽曲データに含まれる特殊奏法情報に応じた奏法を楽音発生部に指示する。
また、本発明は、複数個の楽曲演奏装置が接続された楽曲演奏システムであって、各楽曲演奏装置は、タッチパネルディスプレイと、指示された音程の楽音を発生する楽音発生部と、楽曲についての少なくとも音程および音長を定めた楽曲データを記憶する記憶部と、楽曲データに基づいて、タッチパネルディスプレイ上に楽譜を表示し、演奏者によってタッチ操作されたタッチパネルディスプレイ上の表示された楽譜のエリア内の箇所に応じた音程を、タッチ操作された時間だけ、楽音発生部に指示して楽音を発生し、楽曲を演奏する演奏操作部とを備え、演奏操作部は、演奏者の習熟レベルに応じて演奏者の操作および/または表示内容を変化させ、複数の楽曲演奏装置は、1個のマスター指定された楽曲演奏装置と、その他のスレーブ指定された楽曲演奏装置に分類され、マスター指定された楽曲演奏装置において、演奏操作部は、演奏者によって演奏された演奏テンポを検出し、検出された演奏テンポを表わす情報をスレーブ指定された楽曲演奏装置に送信する送信部を備え、スレーブ指定された楽曲演奏装置において、演奏テンポを表わす情報を受信する受信部を備え、演奏操作部は、受信した演奏テンポ情報にしたがって、演奏テンポを表示する。
また、本発明は、複数個の楽曲演奏装置が接続された楽曲演奏システムであって、複数の楽曲演奏装置は、1個のマスター指定された楽曲演奏装置と、その他のスレーブ指定された楽曲演奏装置に分類され、マスター指定された楽曲演奏装置は、タッチパネルディスプレイと、指示された音程の楽音を発生する楽音発生部と、楽曲についての少なくとも音程および音長を定めた楽曲データを記憶する記憶部と、楽曲データに基づいて、タッチパネルディスプレイ上に楽譜を表示し、演奏者によってタッチ操作されたタッチパネルディスプレイ上の表示された楽譜のエリア内の箇所に応じた音程を、タッチ操作された時間だけ、楽音発生部に指示して楽音を発生し、楽曲を演奏するとともに、その演奏の演奏テンポを検出する演奏操作部と、検出された演奏テンポを表わす情報をスレーブ指定された楽曲演奏装置に送信する送信部とを備え、演奏操作部は、演奏者の習熟レベルに応じて演奏者の操作および/または表示内容を変化させ、スレーブ指定された楽曲演奏装置は、演奏テンポを表わす情報を受信する受信部と、指示された音程の楽音を発生する楽音発生部と、楽曲についての少なくとも音程および音長を定めた楽曲データを記憶する記憶部と、記録部に記録されている楽曲データを読出して、受信した演奏テンポ情報に応じた演奏テンポで楽音発生部に音程を指示する演奏部とを備える。
また、本発明の楽曲演奏装置は、タッチパネルディスプレイと、指示された音程の楽音を発生する楽音発生部と、楽曲についての少なくとも音程および音長を定めた楽曲データを記憶する記憶部と、楽曲データに基づいて、タッチパネルディスプレイ上に楽譜を表示し、演奏者によってタッチ操作されたタッチパネルディスプレイ上の表示された楽譜のエリア内の箇所に応じた音程を、タッチ操作された時間だけ、楽音発生部に指示して楽音を発生し、楽曲を演奏する演奏操作部とを備え、楽譜は、複数のフレーズからなり、フレーズの各々の音価の合計はすべて同一であり、演奏操作部は、タッチパネルディスプレイに表示する楽譜として、現在の演奏箇所である音符または休符を含む現フレーズと、現フレーズの次のフレーズとを常に表示する。
本発明の楽曲演奏装置および楽曲演奏システムによれば、習熟レベルに係らず誰でも演奏を楽しむことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態の楽曲演奏装置の構成を示すブロック図である。
図1を参照して、この楽曲演奏装置は、通信部18と、楽曲データ記憶部11と、表示制御部12と、タッチパネルディスプレイ13と、楽曲データ取得部17と、押圧(z座標)検出部14と、座標(x,y)検出部15と、演奏操作部16と、楽音発生部21とを備える。
表示制御部12、楽曲データ取得部17および演奏操作部16は、コンピュータをプログラムにしたがって機能させることによって実現される。押圧(z座標)検出部14および座標(x,y)検出部15は、タッチパネルのコントローラである。
通信部18は、専用の楽曲サーバからインターネットを通じて、楽曲リストおよび演奏者が選択した楽曲データをダウンロードする。
楽曲データ記憶部11は、たとえばバードディスクなどで構成されており、ダウンロードされた楽曲データを記憶する。楽曲データは、この楽曲演奏装置で演奏可能な楽器、すなわち楽音発生部21に音源が備わっている楽器ごとに、主旋律情報と演奏補助情報とを含む。主旋律情報は、音程とその音長(4分音符、2分音符などの区別)を表わす情報である。演奏補助情報は、伴奏情報、演奏テンポ情報および特殊奏法情報などを含む。伴奏情報は、演奏者が演奏した主旋律に合わせて自動で伴奏するための情報である。たとえば、演奏者がバイオリンを選択して演奏したときには、それに合わせてチェロの楽音が自動で生成される。演奏テンポ情報は、1小節の演奏速度、アレグロ、アンダンテ、モデレートなどを表わす情報である。特殊奏法情報は、特殊奏法すべき箇所(特殊奏法を行なうのが何番目の小節の何番目の音符の音であるか)と、その特殊奏法の種類とを定めた情報である。
表示制御部12は、タッチパネルディスプレイ13の液晶の表示を制御する。
タッチパネルディスプレイ13は、タッチパネルと液晶とが一体形成されたものである。
押圧(z座標)検出部14は、タッチパネルディスプレイ13のタッチされた押圧の大きさを表わす押圧レベルを演奏操作部16に通知する。
座標(x,y)検出部15は、タッチパネルディスプレイ13のタッチされた箇所を表わす(座標(x、y))を演奏操作部16に通知する。
楽曲データ取得部17は、楽曲演奏装置の電源が投入されたときに、図2(a)に示すように希望の楽曲をダウンロードすることを促すメッセージを表示制御部12を通じて表示させる。
楽曲データ取得部17は、演奏者がこのメッセージの表示領域をタッチすると、通信部18に楽曲リストをダウンロードさせて、図2(b)に示すように楽曲リストを表示制御部12を通じて表示させる。
楽曲データ取得部17は、演奏者が希望の楽曲の表示領域をタッチすると、通信部18に楽曲データをダウンロードさせる。
演奏操作部16は、楽曲データのダウンロード後のタッチパネルディスプレイ13の表示を表示制御部12を通じて制御する。
図3は、ダウンロード後のタッチパネルディスプレイ13の表示画面の例を表わす図である。
演奏操作部16は、楽器表示エリア51に、ダウンロードした楽曲データの中にそれに対応するデータが含まれる楽器のうちの演奏者によって選択された楽器名を表示する。楽器として、たとえば、バイオリン、フルート、尺八などがある。
また、演奏操作部16は、楽器選択ボタン50の操作のしたがって楽器名を選択する。すなわち、演奏操作部16は、楽器選択ボタン50の右矢印部分を1回選択されると選択する楽器名を順送りし、楽器選択ボタン50の左矢印部分を1回選択されると選択する楽器名を逆送りする。演奏操作部16は、選択された楽器名を楽音発生部21に通知するとともに、表示制御部12を通じて楽器表示エリア51に表示させる。
また、演奏操作部16は、習熟レベル表示エリア53に、演奏者によって選択された習熟レベルを表示する。選択可能な習熟レベルとして、たとえば上級レベル、中級レベルおよび初級レベルがある。
演奏操作部16は、習熟レベル選択ボタン52の操作にしたがって習熟レベルを選択する。すなわち、演奏操作部16は、習熟レベル選択ボタン52の右矢印部分が1回選択されると選択する習熟レベルを順送りし、習熟レベル選択ボタン52の左矢印部分が1回選択されると選択する習熟レベルを逆送りする。演奏操作部16は、選択された習熟レベルを表示制御部12を通じて習熟レベル表示エリア53に表示させる。
また、演奏操作部16は、演奏テンポ表示エリア56に、ダウンロードした楽曲データに含まれる演奏テンポ情報に基づいて、表示制御部12を通じて演奏テンポを表示する。演奏テンポは、指揮棒の動きとして表わされる。
演奏操作部16は、押圧検出部14から送られる押圧レべルに応じた音量を楽音発生部21に通知する。すなわち、演奏操作部16は、押圧レベルが大きいほど、大きな音量を楽音発生部21に通知する。
また、演奏操作部16は、ダウンロードした楽曲データのうちの選択された楽器の主旋律情報に基づいて、現在演奏すべき音符を含む1小節(現小節)の楽譜を表示制御部12を通じて楽譜表示エリア55に表示させる。
また、演奏操作部16は、ダウンロードした楽曲データのうちの選択された楽器の主旋律情報に基づいて、現在演奏すべき音符または休符を含む1小節(現小節)と次の1小節(次小節)の楽譜を、習熟レベルに応じた態様で演奏操作エリア57,58に表示制御部12を通じて表示させる。
ここで、演奏操作エリア57,58は、左側のエリア57と右側のエリア58に分かれている。各エリアには1小節分の楽譜が表示される。まず、左側のエリア57に第1番目の小節が表示され、右側のエリア58に第2番目の小節が表示される。第1番目の小節が現小節のときには、左側のエリア57がハイライト表示され、右側のエリア58が通常表示である。第1番目の小節が終ると、左側のエリア57に第3番目の小節が表示され、第2番目の小節を含む右側のエリア58がハイライト表示され、左側のエリア57が通常表示にもどる。第2番目の小節が終ると、右側のエリア58に第4番目の小節が表示され、第3番目の小節を含む左側のエリア57がハイライト表示され、右側のエリア58が通常表示にもどる。このようにして、現小節と次小節を常に表示させながら、現小節を常にハイライト表示するようにしている。
演奏操作部16は、演奏操作エリア57,58内の楽譜のタッチされた箇所のy座標に応じた音程を、タッチ操作された時間だけ、楽音発生部21に通知する。すなわち、演奏操作部16は、演奏操作エリア57,58に表示される五線譜の「ド」、「レ」、「ミ」・・・のy座標の位置がそれぞれタッチされると、音程「ド」、「レ」、「ミ」・・・を楽音発生部21に通知する。また、「ド」の音が4分音符の場合に演奏者が4分音符の時間だけ「ド」をタッチし、「レ」の音が2分音符の場合に演奏者が2分音符の時間だけ「レ」をタッチすると、演奏操作部16は、タッチされた時間だけ音程を通知するので、楽音発生部21は、「ド」を4分音符で、「レ」を2分音符で発生する。
楽音発生部21は、シンセサイザであり、複数の楽器の音源を内蔵しており、指示された楽器の音源、指示された音程、指示された音量、および指示された奏法で、楽音信号を発生させる。
さて、次に、習熟レベルごとに異なる操作内容について説明する。
(上級者レベル)
図3に示すように、習熟レベルが上級者レベルの場合には、演奏操作エリア57,58には音符の並びで表わされる楽譜が表示される。これにより、演奏者は、演奏操作エリア57,58の音符の符頭をタッチすることによって、ダウンロードした楽曲データの音程と同じ音程で、楽曲を演奏することができる。また、音符がスラーまたはタイで結ばれているときには(図3の(1)に示す。)、演奏者は、これらの音符の符頭の間を左から右へ指でなぞることによって、連続した楽音を発生させることができる。
また、演奏操作部16は、和音を表わす複数個の音符の符頭(図3の(2)に示す。)のうちいずれかがタッチされると、楽曲データに含まれるその和音の音程を楽音発生部21に通知する。これにより、ダウンロードした楽曲データの和音と同じ和音で、楽曲を演奏することができる。
また、演奏操作部16は、選択可能な特殊奏法ボタン54を表示する。選択可能な特殊奏法として、ビブラート(音程を上下に震わせる奏法)、トレモロ(音量を周期的に変化させる奏法)およびピッチカート(弦を弓なく指で弾く奏法)とがある。
演奏操作部16は、特殊奏法ボタン54の選択によって選択された特殊奏法を楽音発生部21に通知するとともに、選択された特殊奏法ボタン54をハイライト表示させる。また、演奏操作部16は、特殊奏法ボタン54の選択解除によって選択が解除された特殊奏法を楽音発生部21に通知するとともに、表示制御部12を通じて選択が解除された特殊奏法ボタン54のハイライト表示を通常表示にもどさせる。
これによって、特殊奏法が選択されている間には、演奏者が符頭をタッチすることによって生成される楽音は、特殊奏法の効果が付け加えられる。たとえば、ビブラートが選択されている間に、演奏者が符頭をタッチすることによって生成される楽音にはビブラートが付け加えられる。
(中級者レベル)
図4は、楽曲データのダウンロード後の、習熟レベルが中級者レベルの場合のタッチパネルディスプレイ13の表示画面の例を表わす図である。
図4を参照して、習熟レベルが中級者レベルの場合と習熟レベルが上級者レベルの場合とで相違する点について説明する。
演奏操作部16は、演奏操作エリア57,58に表示する楽譜については、五線譜に重畳して、音符の代わりに、楽曲データの音程を表わす位置のみにポインタ図形を配置する。つまり、ポインタ図形が配置される位置は、音符表示の場合の音符の符頭の位置に対応する。音楽知識のない演奏者は、音符ではどこをタッチすればよいのか把握しにくいのに対して、このようにポインタ図形を表示することによって、タッチすべき場所を把握しやすくなる、
また、演奏操作部16は、和音を構成する複数個の音符の代わりに、楽曲データの和音の1個の音程を表わす位置のみにポインタ図形を配置する(図4の(1)に示す)。たとえば、和音が3つの音で成立っている場合には、中間の音程を表わす位置のみにポインタ図形を配置する。これにより、演奏者は、ポインタ図形をタッチするだけで、和音を含む楽曲を演奏することができる。
演奏操作部16は、楽曲データに含まれるスラーまたはタイの表示については、スラーまたはタイを構成する各音の音程を表わすポインタ図形の間を連結して表示する(図4の(2)に示す)。これにより、演奏者は、連結されたポインタ図形を左から右へとなぞることによって、連続した楽音を発生させることができる。
演奏操作部16は、楽曲データに含まれる音量情報に基づいて、音程を表わすポインタ図形を色づけする。たとえば、音量が大きいの場合にはポインタ図形を赤、音量が中ぐらい場合にはポインタ図形を黄、音量が小さい場合にはポインタ図形を青にする。これにより、演奏者は、ポインタ図形の色に応じた強さでポインタ図形をタッチすれば、ダウンロードした楽曲データの音量と同じ音量で楽曲を演奏することができる。
また、演奏操作部16は、特殊奏法ボタン54を表示しない。演奏操作部16は、特殊奏法ボタン54の選択を要することなく、楽曲データに含まれる特殊奏法情報に応じた奏法を楽音発生部21に通知する。これにより、演奏者は、特殊奏法についての操作をすることなく、ダウンロードした楽曲データの特殊奏法と同じ奏法で楽曲を演奏することができる。
(初級者レベル)
図5は、楽曲データのダウンロード後の、習熟レベルが初級者レベルの場合のタッチパネルディスプレイ13の表示画面の例を表わす図である。
図5を参照して、習熟レベルが初級者レベルの場合と習熟レベルが中級者レベルの場合とで相違する点について説明する。
演奏操作部16は、演奏操作エリア57,58に演奏テンポバー60を表示する。演奏操作部16は、時間の進行とともに、演奏テンポバーを楽譜の左から右へ移動させる。これにより、演奏者は、演奏テンポバー60に合わせて楽譜の音程を表わすポインタ図形をタッチする、つまり演奏テンポバー60上のポインタ図形をタッチすることによって、ダウンロードした楽曲データの演奏テンポと同じ演奏テンポで、楽曲を演奏することができる。
また、演奏操作部16は、演奏操作エリア57,58の楽譜のポインタ図形には、音の強弱を表わす色付けをしない。演奏操作部16は、押圧検出部14で検出された演奏者の押圧レベルに係り無く、楽曲データに含まれる音量情報に基づく音量、つまり音の強弱を楽音発生部21に通知する。これにより、演奏者は、音量についての操作をすることなく、ダウンロードした楽曲データの音量と同じ音量で、楽曲を演奏することができる。
(楽器別)
次に、楽器ごとに異なる操作内容について説明する。
図6は、楽曲データのダウンロード後の、選択された楽器が尺八の場合のタッチパネルディスプレイ13の表示画面の例を表わす図である。
演奏操作部16は、演奏操作エリア57,58に表示する楽譜の音程を表わす曲線を表示する(図6の(1)に示す)。
このように、音程を曲線で表わしたのは、尺八の演奏では、ほとんど連続した音の演奏となることを考慮したためである。
以上のように、第1の実施形態の楽曲演奏装置によれば、演奏操作エリア57,58に、現在演奏すべき音符または休符を含む1小節(現小節)と次の1小節(次小節)の楽譜が表示され、演奏者の習熟レベルが低いほど、演奏操作エリア57,58に表示する楽譜が簡略化され、記憶されている楽曲データにしたがって自動演奏させる内容が増加されるので、習熟レベルが高い人でも低いでも誰でも演奏を楽しむことができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、複数個の楽曲演奏装置を接続して、合奏を行なう楽曲演奏システムに関する。
図7は、楽曲演奏システムを構成する複数の楽曲演奏装置の接続方法、および各楽曲演奏装置のタッチパネルディスプレイ13に表示される画面の例を表わす図である。
図7を参照して、4台の楽曲演奏装置2a,2b,2c,2dが1台のハブに接続されている。各楽曲演奏装置の構成は、第1の実施形態で説明した図1の構成と基本的な点は、同一である。
各楽曲演奏装置には、第1の実施形態で説明したように、同一の楽曲の楽曲データがダウンロードされて、楽曲データ記憶部11に保存される。
楽曲演奏装置2a,2b,2c,2dにおいて、合奏のための楽器が選択される。ここでは、それぞれ選択された楽器は、バイオリン、バイオリン、ビオラ、チェロであるとする。また、楽曲演奏装置2a,2b,2c,2dにおいて、習熟レベルが選択される。ここでは、選択された習熟レベルは、すべて上級者レベルとする。
楽曲演奏装置2aがマスター指定され、その他の楽曲演奏装置が2b,2c,2dはスレーブ指定されるとする。
マスター指定された楽曲演奏装置2aにおいて、演奏操作部16は、演奏者の演奏テンポを検出する。すなわち、演奏操作部16は、たとえば、1小節ごとに演奏された時間を演奏テンポとして計測する。
通信部18は、検出した演奏テンポを表わす演奏テンポ情報をスレーブ指定された楽曲演奏装置2b,2c,2dに送信する。ここで、演奏テンポ情報は、各小節の演奏時間の平均値とする。
スレーブ指定すれた楽曲演奏装置2b,2c,2dにおいて、通信部18は、マスター指定された楽曲演奏装置2aから送信される演奏テンポ情報を受信する。そして、演奏操作部16は、演奏テンポ表示エリア57,58に、受信した演奏テンポ情報に基づいて、表示制御部12を通じて演奏テンポを表示する。演奏テンポは、指揮棒の動きとして表わされる。
以上のように、第2の実施形態の楽曲演奏システムによれば、第1の実施形態と同様に、習熟レベルが高い人でも低いでも誰でも演奏を楽しむことができるとともに、マスター指定された楽曲演奏装置の演奏テンポに合わせた合奏を楽しむことができる。
[第2の実施形態の変形例]
本変形例は、スレーブ指定された楽曲演奏装置は、マスター指定された楽曲演奏装置で演奏者によって演奏された演奏テンポにしたがって楽曲を自動演奏するような楽曲演奏システムに関する。
各楽曲演奏装置の構成は、第1の実施形態で説明した図1の構成と基本的な点は、同一である。
マスター指定された楽曲演奏装置2aにおいて、第2の実施形態と同様に、演奏操作部16は、演奏者の演奏テンポを検出する。そして、通信部18は、検出した演奏テンポを表わす演奏テンポ情報をスレーブ指定された楽曲演奏装置2b,2c,2dに送信する。
スレーブ指定すれた楽曲演奏装置2b,2c,2dにおいて、通信部18は、マスター指定された楽曲演奏装置2aから送信される演奏テンポ情報を受信する。
演奏操作部16は、楽曲データ記憶部11に記録されている楽曲データを読出して、受信した演奏テンポ情報に応じた演奏テンポで楽音発生器に音程、音量および奏法を指示する。
以上のように、第2の実施形態の楽曲演奏システムの変形例によれば、第1の実施形態と同様に、習熟レベルが高い人でも低い人でも誰でも演奏を楽しむことができるとともに、マスター指定された楽曲演奏装置の演奏テンポで、スレーブ指定された楽曲演奏装置を自動演奏させることができ、1人の演奏者の演奏によって合奏を行なうことができる。
(変形例)
本発明は、上記の実施形態に限定するものではなく、たとえば、以下のような変形例も含む。
(1) 楽曲データの取得について
本発明の実施形態では、楽曲データを専用の楽曲サーバからダウンロードしたが、これに限定するものではなく、予めハードディスクなどで構成される楽曲データ記憶部11に記憶しておくものとしてもよく、あるいはメモリカードに記憶されたものを読出すものとしてもよい。
(2) 演奏についての情報の保存について
演奏者が演奏した際の演奏テンポ、特殊奏法、音量などの情報を保存しておき、次に演奏するときには、保存した情報にしたがって、演奏テンポ、特殊奏法および音量などを自動設定するものとしてもよい。
(3) 演奏テンポの表示について
本発明の第1の実施形態では、楽曲データに含まれる演奏テンポを表示するものとしたが、これに限定するものではない。第2の実施形態のスレーブ装置と同様に、演奏者による演奏テンポを表示するものとしてもよい。また、楽曲データに含まれる演奏テンポと、演奏者による演奏テンポの両方を表示するものとしてもよい。
(4) タッチパネルディスプレイ13の2箇所同時入力について
本発明の実施形態では、タッチパネルディスプレイ13のタッチ入力は同時に2箇所検出できないことを前提としたが、2箇所のタッチ入力を同時に検出できるようなタッチパネルディスプレイ13を用いることとしてもよい。2箇所のタッチ入力を同時に検出できる場合には、たとえば、上級者レベルでは、和音を構成する複数個の音符の符頭を同時にタッチさせることによって、和音を発生させるようにしてもよい。
(5) 習熟レベル
本発明の実施形態で用いた演奏の習熟レベルの分け方は、一例であって、これに限定するものではなく、3段階よりも多い段階を用いてもよく、3段階よりも少ない段階を用いてもよい。
また、習熟レベルごとの操作内容の分け方も、実施の形態に限定されるものではない。たとえば、本発明の実施形態では、中級者レベルでは、音符の代わりにポインタ図形を用いるとともに、和音を構成する1音をポインタ図形で表示し、スラーまたはタイを表示する場合に、ポインタ図形を連結して表示したが、これに限定するものではない。中級者レベルで、音符の代わりにポインタ図形を用いるだけとし、初級者レベルで、和音を構成する1音をポインタ図形で表示し、スラーまたはタイを表示するときにポインタ図形を連結して表示するものとしてもよい。
(6) 第2の実施形態の変形例の楽曲演奏装置
第2の実施形態の変形例のスレーブ指定された楽曲演奏装置は、自動演奏を行なうものなので、演奏者の操作によって演奏を行なう機能が省略されていてもよい。つまり、スレーブ指定された楽曲演奏装置は、楽曲データおよび演奏テンポ情報を受信する通信部18と、楽曲データおよび演奏テンポ情報にしたがって、楽曲を演奏する演奏部とを備えていればよい。
(7) 楽曲演奏装置の用途
本発明の実施形態の楽曲演奏装置は、リハビリ機器としても用いることができる。この場合、習熟レベルは、障害の重さと対応することとなる。
(8) 演奏操作エリア内の楽譜の表示について
本発明の実施形態では、演奏操作部16は、現在演奏すべき音符を含む1小節(現小節)と次の1小節(次小節)の楽譜を、演奏操作エリア57,58に表示したが、これに限定するものではない。
たとえば、各フレーズの各々の音価の合計はすべて同一となるように、楽譜が複数のフレーズに分割されるものとする。ここで、全音符および全休符の音価を基本音価とする。2分音符および2分休符の音価は基本音価の1/2となり、4分音符および4分休符の音価は基本音価の1/4となり、8分音符および8分休符の音価は基本音価の1/8となる。
このような場合に、演奏操作部16は、現在の演奏箇所である音符または休符を含む現フレーズと、現フレーズの次のフレーズとを常に表示するものとしてもよい。
また、現フレーズと次のフレーズの表示方法は、これらが常に同時に表示されるものであればどのようなものでもよく、本発明の実施形態で説明したように、右側と左側を交互に切替えるものに限定されない。
また、このような現フレーズと次のフレーズとを同時に表示する表示方法は、たとえば、中級者レベル以下、あるいは初級者レベル以下のように、演奏習熟レベルが所定のレベル以下のときのみとし、所定のレベルよりも大きいときには、現フレーズのみを表示するような表示方法、あるいはN個(Nは2以上の自然数)のフレーズが終了したときに次のN個のフレーズに切替えるような表示方法にしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
第1の実施形態の楽曲演奏装置の構成を示すブロック図である。 (a)は、楽曲データのダウンロード時に、タッチパネルディスプレイ13に表示される希望の楽曲をダウンロードすることを促すメッセージの例を表わす図である。(b)は、楽曲データのダウンロード時に、タッチパネルディスプレイ13に表示される楽曲リストの例を表わす図である。 楽曲データのダウンロード後のタッチパネルディスプレイ13の表示画面の例を表わす図である。 楽曲データのダウンロード後の、習熟レベルが中級者レベルの場合のタッチパネルディスプレイ13の表示画面の例を表わす図である。 楽曲データのダウンロード後の、習熟レベルが初級者レベルの場合のタッチパネルディスプレイ13の表示画面の例を表わす図である。 楽曲データのダウンロード後の、選択された楽器が尺八の場合のタッチパネルディスプレイ13の表示画面の例を表わす図である。 楽曲演奏システムを構成する複数の楽曲演奏装置の接続方法、および各楽曲演奏装置のタッチパネルディスプレイ13に表示される画面の例を表わす図である。
符号の説明
1,2a,2b,2c,2d 楽曲演奏装置、11 楽曲データ記憶部、12 表示制御部、13 タッチパネルディスプレイ、14 押圧(z座標)検出部、15 座標(x,y)検出部、16 演奏操作部、17 楽曲データ取得部、18 通信部、21 楽音発生部、50 楽器選択ボタン、51 楽器表示エリア、52 習熟レベル選択ボタン、53 習熟レベル表示エリア、54 特殊奏法ボタン、55 楽譜表示エリア、56 演奏テンポ表示エリア、57,58 演奏操作エリア、60 演奏テンポバー。

Claims (13)

  1. タッチパネルディスプレイと、
    指示された音程の楽音を発生する楽音発生部と、
    楽曲についての少なくとも音程および音長を定めた楽曲データを記憶する記憶部と、
    前記楽曲データに基づいて、前記タッチパネルディスプレイ上に楽譜を表示し、演奏者によってタッチ操作された前記タッチパネルディスプレイ上の前記表示された楽譜のエリア内の箇所に応じた音程を、タッチ操作された時間だけ、前記楽音発生部に指示して楽音を発生し、楽曲を演奏する演奏操作部とを備え、
    前記演奏操作部は、演奏者の習熟レベルに応じて前記演奏者の操作および/または表示内容を変化させる、楽曲演奏装置。
  2. 前記演奏操作部は、演奏者の習熟レベルが所定のレベルよりも低いときには、前記表示する楽譜を前記所定のレベルのときよりも簡略化する、請求項1記載の楽曲演奏装置。
  3. 前記演奏操作部は、前記演奏者の習熟レベルが、所定の第1のレベル以上のときには、五線譜に重畳して前記楽曲データの音程を表わす音符を表示することによって前記楽譜の表示を行ない、
    前記演奏操作部は、前記演奏者の習熟レベルが、前記第1のレベル未満であるときには、前記五線譜に重畳して前記楽曲データの音程を表わす位置のみにポインタ図形を配置して表示することによって前記楽譜の表示を行なう、請求項2記載の楽曲演奏装置。
  4. 前記演奏操作部は、前記演奏者の習熟レベルが、前記第1のレベル未満または前記第1のレベルよりも低いレベルである所定の第2のレベル未満であるときのみに、さらに前記楽曲データに含まれている和音の表示については、前記五線譜に重畳して前記楽曲データの和音の1個の音の音程を表わす位置のみに前記ポインタ図形を配置して表示する、請求項3記載の楽曲演奏装置。
  5. 前記演奏操作部は、前記演奏者の習熟レベルが、前記第1のレベル未満または前記第1のレベルよりも低いレベルである所定の第2のレベル未満であるときのみに、さらに、前記楽曲データに含まれるスラーまたはタイの表示については、前記スラーまたはタイを構成する各音の音程を表わす前記ポインタ図形の間を連結して表示する、請求項3記載の楽曲演奏装置。
  6. 前記楽音発生部は、さらに指示された音量の楽音を生成し、
    前記記憶部に記憶されている楽曲データは、さらに楽曲の音量情報を含み、
    前記演奏操作部は、前記演奏者の習熟レベルが、前記第1のレベル未満または前記第1のレベルよりも低いレベルである所定の第2のレベル未満であるときのみに、前記楽譜の音程を表わすポインタ図形の色を前記楽曲データに含まれる音量情報に応じた色にする、請求項3記載の楽曲演奏装置。
  7. 前記記憶部に記憶されている楽曲データは、さらに楽曲のテンポ情報を含み、
    前記演奏操作部は、前記演奏者の習熟レベルが、所定の第1のレベル未満であるときのみに、前記楽譜に重畳してタイムバーを表示し、前記楽曲データに含まれるテンポ情報に応じた速度で前記タイムバーを移動させる、請求項2記載の楽曲演奏装置。
  8. 前記演奏操作部は、演奏者の習熟レベルが所定のレベルよりも低いときには、前記記憶されている楽曲データにしたがって自動演奏させる内容を前記所定のレベルのときよりも増加させる、請求項1記載の楽曲演奏装置。
  9. 前記楽曲演奏装置は、さらに、
    前記タッチパネルディスプレイへの押圧レベルを検出する検出部を含み、
    前記楽音発生部は、さらに指示された音量の楽音を生成し、
    前記記憶部に記憶されている楽曲データは、さらに楽曲の音量情報を含み、
    前記演奏操作部は、前記演奏者の習熟レベルが、所定の第1のレベル以上のときには、前記検出部で検出された押圧レベルに応じた音量を前記楽音発生部に指示し、
    前記演奏操作部は、前記演奏者の習熟レベルが、前記第1のレベル未満のときには、前記楽曲データに含まれる音量情報に応じた音量を前記楽音発生部に指示する、請求項8記載の楽曲演奏装置。
  10. 前記楽曲演奏装置は、
    前記演奏操作部は、前記タッチパネルディスプレイ上に特殊奏法を指定するボタンを表示し、
    前記楽音発生部は、さらに指示された奏法の楽音を生成し、
    前記記憶部に記憶されている楽曲データは、さらに楽曲の特殊奏法の種類およびその箇所を定めた特殊奏法情報を含み、
    前記演奏操作部は、前記演奏者の習熟レベルが、所定の第1のレベル以上のときには、前記演奏者のタッチ操作によって前記特殊奏法を指定するボタンが選択されたときに、前記選択されたボタンに応じた奏法を前記楽音発生部に指示し、
    前記演奏操作部は、前記演奏者の習熟レベルが、前記第1のレベル未満のときには、前記楽曲データに含まれる特殊奏法情報に応じた奏法を前記楽音発生部に指示する、請求項8記載の楽曲演奏装置。
  11. 複数個の楽曲演奏装置が接続された楽曲演奏システムであって、
    各楽曲演奏装置は、
    タッチパネルディスプレイと、
    指示された音程の楽音を発生する楽音発生部と、
    楽曲についての少なくとも音程および音長を定めた楽曲データを記憶する記憶部と、
    前記楽曲データに基づいて、前記タッチパネルディスプレイ上に楽譜を表示し、演奏者によってタッチ操作された前記タッチパネルディスプレイ上の前記表示された楽譜のエリア内の箇所に応じた音程を、タッチ操作された時間だけ、前記楽音発生部に指示して楽音を発生し、楽曲を演奏する演奏操作部とを備え、
    前記演奏操作部は、演奏者の習熟レベルに応じて前記演奏者の操作および/または表示内容を変化させ、
    前記複数の楽曲演奏装置は、1個のマスター指定された楽曲演奏装置と、その他のスレーブ指定された楽曲演奏装置に分類され、
    前記マスター指定された楽曲演奏装置において、
    前記演奏操作部は、前記演奏者によって演奏された演奏テンポを検出し、
    前記検出された演奏テンポを表わす情報を前記スレーブ指定された楽曲演奏装置に送信する送信部を備え、
    前記スレーブ指定された楽曲演奏装置において、
    前記演奏テンポを表わす情報を受信する受信部を備え、
    前記演奏操作部は、受信した演奏テンポ情報にしたがって、演奏テンポを表示する楽曲演奏システム。
  12. 複数個の楽曲演奏装置が接続された楽曲演奏システムであって、
    前記複数の楽曲演奏装置は、1個のマスター指定された楽曲演奏装置と、その他のスレーブ指定された楽曲演奏装置に分類され、
    前記マスター指定された楽曲演奏装置は、
    タッチパネルディスプレイと、 指示された音程の楽音を発生する楽音発生部と、
    楽曲についての少なくとも音程および音長を定めた楽曲データを記憶する記憶部と、
    前記楽曲データに基づいて、前記タッチパネルディスプレイ上に楽譜を表示し、演奏者によってタッチ操作された前記タッチパネルディスプレイ上の前記表示された楽譜のエリア内の箇所に応じた音程を、タッチ操作された時間だけ、前記楽音発生部に指示して楽音を発生し、楽曲を演奏するとともに、その演奏の演奏テンポを検出する演奏操作部と、
    前記検出された演奏テンポを表わす情報を前記スレーブ指定された楽曲演奏装置に送信する送信部とを備え、
    前記演奏操作部は、演奏者の習熟レベルに応じて前記演奏者の操作および/または表示内容を変化させ、
    前記スレーブ指定された楽曲演奏装置は、
    前記演奏テンポを表わす情報を受信する受信部と、
    指示された音程の楽音を発生する楽音発生部と、
    楽曲についての少なくとも音程および音長を定めた楽曲データを記憶する記憶部と、
    前記記録部に記録されている楽曲データを読出して、前記受信した演奏テンポ情報に応じた演奏テンポで前記楽音発生部に音程を指示する演奏部とを備えた楽曲演奏システム。
  13. タッチパネルディスプレイと、
    指示された音程の楽音を発生する楽音発生部と、
    楽曲についての少なくとも音程および音長を定めた楽曲データを記憶する記憶部と、
    前記楽曲データに基づいて、前記タッチパネルディスプレイ上に楽譜を表示し、演奏者によってタッチ操作された前記タッチパネルディスプレイ上の前記表示された楽譜のエリア内の箇所に応じた音程を、タッチ操作された時間だけ、前記楽音発生部に指示して楽音を発生し、楽曲を演奏する演奏操作部とを備え、
    前記楽譜は、複数のフレーズからなり、前記フレーズの各々の音価の合計はすべて同一であり、
    前記演奏操作部は、前記タッチパネルディスプレイに表示する楽譜として、現在の演奏箇所である音符または休符を含む現フレーズと、前記現フレーズの次のフレーズとを常に表示する、楽曲演奏装置。
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