JP2007033991A - 液晶表示装置、液晶表示方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

液晶表示装置、液晶表示方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】起動直後から明るく表示できるOCBモード液晶を用いた液晶表示装置を提供する。
【解決手段】液晶表示パネル11と、表示期間には信号線に表示データの階調に対応する電圧を供給し、黒挿入期間には黒色の階調に対応する電圧を供給するソースドライバと、温度検出手段14で検出された温度に基づいて黒挿入期間の比率を決定しソースドライバを制御する制御手段15とを備える。その制御手段15は、起動後、検出された温度が所定温度を超える温度から所定温度に初めてなったタイミングより後の期間においては、検出された温度が所定温度未満の場合には、黒挿入期間の比率が予め決められた所定の比率になるようにし、検出された温度が所定温度以上の場合には、検出された温度に応じて黒挿入期間の比率を変動させ、起動からそのタイミングまでの期間においては、検出された温度に応じて黒挿入期間の比率を変動させるように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、OCBモード液晶を用いた液晶表示装置、および液晶表示方法に関する。
液晶表示装置は薄型、軽量であり、従来のブラウン管に代替するものとして、近年一層用途が拡大されてきた。しかし、現在広く使用されているTN(Twisted Nematic)配向液晶表示パネルは視野角が狭く、また応答速度が遅く、動画表示時には尾を引くように見える等、ブラウン管より画質が劣る。
これに対して、近年、高速応答、高視野角という特徴を有するOCB(Optically Compensated Birefringence)モードの液晶表示素子を備える液晶表示装置が用いられるようになってきている。この液晶表示装置は、液晶をベンド配向させて視覚補償を行い、さらにこれに光学位相補償フィルムを組み合わせることにより広い視野角を得るようにしたものである。
図9は、OCBモードの液晶表示素子が有する液晶分子の配向状態を模式的に示した断面図である。図9(a)および図9(b)は、電圧印加状態を示した断面図であり、図9(c)は、電圧無印加状態を示した断面図である。
OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置を構成する液晶表示パネルのガラス基板91の間には、図9(a)等に液晶分子92として示すように、ネマチック液晶が注入されている。そして、電圧を印加していない液晶の配向状態は、スプレイ状態93と呼ばれている。OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置の電源投入時には転移駆動と呼ばれる駆動を行う必要がある。すなわち、転移駆動とは、液晶表示装置の電源投入時にこの液晶層に20ボルトから25ボルト程度の比較的大きな電圧を印加することにより、図9(c)に示すスプレイ状態93から図9(a)、図9(b)に示すベンド状態94a、94bに転移させる駆動のことである。このベンド状態94a、94bを用いて表示を行うのが、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置の特徴であり、電圧の大きさによってベンド状態を変化させることにより、パネルの透過率を変化させるものである。
図9(a)に示すベンド状態94aは、白表示をしている場合のベンド状態を示し、図9(b)のベンド状態94bは、黒表示をしている場合のベンド状態を示している。
また、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置では、その液晶表示パネルに2ボルト以下の電圧を印加し続けると、液晶の配向状態は、ベンド状態94a、94bからスプレイ状態93に徐々に移行してしまう(以下この移行を逆転移と呼ぶ)。このような逆転移を防止するために、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置では、逆転移防止駆動と呼ばれる駆動が行われる。
つまり、比較的低い電圧が印加されているときに白表示を行い、比較的高い電圧が印加されているときに黒表示を行うノーマリホワイトモードの液晶表示装置の場合、逆転移防止駆動とは、各画素に周期的に表示する映像信号とは別に黒色に対応する電圧を印加することにより、逆転移を防止する駆動である。逆転移防止駆動には、逆転移の防止のために画素に黒色に対応する電圧を印加する動作と、映像信号に対応する電圧を印加する動作とを交互に行う、2倍速変換と呼ばれる逆転移防止駆動がある。従って、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置では、1フレーム(または1フィールド)の映像を表示する期間には、映像信号に対応する電圧を画素に印加している表示期間と、逆転移防止のために黒色に対応する電圧を画素に印加している黒挿入期間とが設けられている。
図10に、従来のOCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置101の構成を示す(例えば、特許文献1参照)。
液晶表示装置101は、液晶表示パネル102、バックライトユニット103、温度センサー104、温度検出手段105、黒挿入率設定手段107、バックライト制御手段111、および液晶表示パネル駆動処理手段112を備えている。
液晶表示パネル102は、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示パネルである。
バックライトユニット103は、液晶表示パネル102を照明する装置であり、例えば冷陰極管などから構成されている。
温度センサー104は、液晶表示パネル102の温度を検知して、液晶表示パネル102の温度に対応する電流等の信号を出力する手段である。
温度検出手段105は、温度センサー104から出力されてきた信号に基づいて液晶表示パネル102の温度を検出する手段である。
黒挿入率設定手段107は、温度検出手段105から通知される液晶表示パネル102の温度に応じて黒挿入期間の比率を設定する手段である。
バックライト制御手段111は、バックライトユニット103の明るさを例えば、PWM(Pulse Wave Modulation)制御を用いて制御する手段である。
液晶表示パネル駆動処理手段112は、黒挿入率設定手段107で設定された黒挿入期間の比率で液晶表示パネル102を駆動する手段である。
図11に、液晶表示装置101のうち、液晶表示パネル駆動処理手段112と、バックライトユニット103と、液晶表示パネル102との詳細な構成を示す。
ここで、図11に示すゲートドライバ127およびソースドライバ126は、図10に示す液晶表示パネル駆動処理手段112を構成しており、図11に示す液晶表示パネル102は、図10の液晶表示パネル102に相当している。
液晶表示パネル102は、TFT(Thin Film Transistor)タイプの表示パネルである。液晶表示パネル102は、内面に共通電極(図示せず)が形成された対向基板(図示せず)と、内面に画素電極122、走査線123、信号線124、およびスイッチング素子125が形成されたTFT基板(図示せず)とが、液晶層を挟んで対向するように配置されている。走査線123と信号線124は、TFT基板上でマトリックス状に配設されており、その走査線123と信号線124とで区画された各画素毎に、画素電極122およびスイッチング素子125が形成されている。そして、各走査線123はゲートドライバ127に接続されており、各信号線124は、ソースドライバ126に接続されている。また、液晶表示パネル102の背面にはバックライトユニット103が設けられている。
次に、このような従来の液晶表示装置101の動作を説明する。
液晶表示装置101の電源が入れられた際には、液晶表示パネル102の液晶層は、図9(c)に示すようにスプレイ状態93のままであるので、図9(a)のベンド状態94aや図9(b)のベンド状態94bに転移させる必要がある。そこで、液晶表示装置101の電源が入れられた際には、液晶表示装置101は、液晶層をスプレイ状態からベンド状態に転移させるために転移駆動を行う。すなわち、液晶表示パネル駆動処理手段112のソースドライバ126は、画素電極122と共通電極との間の電圧が所定の時間だけ20ボルトから25ボルトという映像を表示する際の電圧よりも高い電圧になるように、転移駆動のための電圧として、信号線124に20ボルトから25ボルトの電圧を印加する。従って、液晶層には転移駆動のための電圧が所定時間印加されることになるので、液晶表示パネル102の液晶層は、スプレイ状態からベンド状態に転移し、液晶表示装置101の表示動作が可能となる。
上記のように転移駆動が完了し、表示動作が可能になると、液晶表示装置101は表示動作を開始する。
液晶表示装置101が表示動作を行う際には、液晶表示パネル駆動処理手段112は、外部から入力される映像信号に応じて、ゲートドライバ127、ソースドライバ126にそれぞれ制御信号を送る。その結果、ゲートドライバ127は、走査線123に走査信号電圧を印加して各画素のスイッチング素子125を順次オンさせる。
表示期間には、ソースドライバ126は、ゲートドライバ127が走査線123に走査信号電圧を印加するタイミングに合わせて、信号線124を通じて映像信号に応じた電圧を各画素の画素電極122に印加する。これにより液晶表示パネル102の液晶分子92が変調され、バックライトユニット103から出射される光の透過率が変化する。その結果、ユーザの目に映像信号に対応する画像が映る。
また、黒挿入期間には、ソースドライバ126は、ゲートドライバ127が走査線123に走査信号電圧を印加するタイミングに合わせて、信号線124を通じて黒色に対応する電圧を各画素の画素電極122に印加する。これにより液晶表示パネル102の液晶分子92が変調され、バックライトユニット103から出射される光の透過率が変化する。その結果、ユーザの目に黒色の映像が映る。
図12は、従来の液晶表示装置101の動作の一例を示すタイミングチャートである。(a)は、各走査線123に印加される電圧であり、各走査線123に対する走査のタイミングを示している。また、(b)は、各信号線124を介して画素電極122に印加される電圧の変化を示している。また、(c)は、バックライトユニット103が液晶表示パネル102を照明する明るさを示している。また、図12において、Nは液晶表示パネル102が有している走査線123の本数を示している。また、T1は、1フレーム期間(または1フィールド期間)を示している。また、T2は映像信号電圧を画素電極122に印加する期間である表示期間を示し、T3は、黒色に対応する電圧を画素電極122に印加する期間である黒挿入期間を示している。
図12に示すように、1フレーム期間T1は、表示期間T2と黒挿入期間T3とから構成されている。そして、図12の(a)に示すように、これらの表示期間T2と黒挿入期間T3とのそれぞれにおいて、全ての走査線123に対して順次的に走査が行われる。また、液晶表示パネル102はドット反転駆動されるため、図12の(b)に示すように、表示期間T2と黒挿入期間T3とのそれぞれにおいて、書き込まれる信号の電圧極性がドット毎に反転するように、画素電極122に印加される電圧が変化する。
また、図12の(c)に示すように、バックライトユニット103は、バックライト制御手段111の制御に従って、点灯と消灯とを交互に繰り返している。すなわち、バックライト制御手段111は、PWM(Pulse Wave Modulation)制御を用いてバックライトユニット103の点灯と消灯との比率を調整することにより、バックライトユニット103が液晶表示パネル102を照明する際の明るさを制御する。
一方、温度センサー104は、液晶表示パネル102の温度を検知して、液晶表示パネル102の温度に対応する電流等の信号を出力する。温度検出手段105は、温度センサー104から出力されてきた信号に基づいて液晶表示パネル102の温度を検出する。温度検出手段105で検出された温度は、黒挿入率設定手段107に送られる。
黒挿入率設定手段107は、図15に示すような、液晶表示パネル102の温度と黒挿入期間の比率との関係を示すテーブルを利用して、黒挿入期間の比率を設定する。黒挿入率設定手段107は、温度センサー104で検出された温度から液晶表示パネル102の温度を算出し、図15の関係を示すテーブルに基づいて、その算出した液晶表示パネル102の温度に対応する黒挿入期間の比率を求める。
液晶表示装置101は、高温になると、液晶分子が動きやすくなるためにベンド配向からスプレイ配向への逆転移が発生しやすくなる。図13は、その逆転移を防止して、ベンド配向を安定して維持することができるような黒挿入率を特定するために、液晶表示パネル102の表面付近の温度と適切な黒挿入率との関係を予め調べることによって求めた、液晶表示パネル102の表面温度と黒挿入率の関係を示す図である。
図14は、液晶表示装置101起動後の、液晶表示パネル102の表面温度と温度センサー104で検出される温度との、それぞれの経時変化を示した図である。図14に示す「パネル温度」とは、液晶表示パネル102の表面温度を示しており、「温度検出(センサー)温度」とは、温度センサー104で検出された温度を示している。
図14を見てわかるように、温度センサー104では、液晶表示装置101起動直後の低温状態からの表示開始時には、液晶表示パネル102の温度との差が小さい温度が検出されるが、時間が経過して温度が上昇していくと、液晶表示パネル102の温度との差が大きい温度が検出されるようになる。これは、温度が上昇していくと、バックライトユニット103や回路基板からの放熱などの影響を受けるためである。そして、ある時間経過以降は、図14に示すように、これらの温度差は一定となり、液晶表示パネル102の温度と温度センサー104で検出される温度が相関を持つようになる。
温度センサー104を液晶表示パネル102に近接させて設置すれば、この温度差は小さくなるが、構造上、液晶表示パネル102に近接させて配置できない場合も多い。また、液晶表示パネル102に近接させて設置しても、温度差は小さくなるものの、このような温度差の経時的な変化は必ず発生してしまう。
この温度差が相関のある温度まで上昇した後は、温度センサー104で検出された温度から実際の液晶表示パネル102の温度をほぼ正確に推測できる。そこで、従来は、相関を持つ温度以上になった場合に、温度センサー104に対応させて黒挿入期間の比率を設定していた。そして、相関を持つ温度に達していない場合には、相関を持つ最低温度に設定されている黒挿入期間の比率を設定するようにしていた。図15が、このような相関関係を持つ温度範囲を考慮して作成した、液晶表示パネル102の温度に対して設定すべき黒挿入期間の比率の関係を示す一例である。
相関を持つ温度に達していない温度に対して、相関があるものとして温度センサー104で検出された温度から液晶表示パネル102の温度を推測すると、一旦相関のある温度まで達した以降は実際の液晶表示パネル102の温度をほぼ正確に推測できるが、起動直後には、図14より実際の液晶表示パネル102の温度よりも低い温度が算出されてしまうことになる。つまり、起動直後においては、図13に示すように温度が高いほど黒挿入率を高くしなければ逆転移が発生してしまうので、液晶表示パネル102の温度が実際の温度よりも低く算出されて、設定すべき黒挿入率よりも小さい黒挿入率が設定されてしまい、逆転移が発生するおそれがある。
そのために、図15に示すように、相関を持つ温度に達していない温度の場合には、黒挿入率を高く設定するようにしていた。この例の場合の相関を持つ温度とは、図15に示すように液晶表示パネル102の温度が20℃のときである。そしてこれは、図14より、温度センサー104で検出される温度が約30℃のときである。
特開2003−295156号公報
しかしながら、従来の図15のテーブルを用いた黒挿入期間の比率の設定方法では、液晶表示装置の起動直後には、必要な黒挿入期間以上の比率で黒色が表示されるために画面が暗く表示されてしまうという問題がある。
すなわち、バックライトユニット103は、ある温度まで上昇しないと十分な明るさで発光できないが、液晶表示装置の起動時にはその温度に達していないので、起動直後のその温度に達するまでの期間は、バックライトユニット103は十分な明るさで発光できない。このバックライトユニット103が十分な明るさで発光できない起動直後の期間に、必要な黒挿入期間以上の比率で黒色を表示するために、より暗く表示されてしまうことになる。
一方、起動直後に、早く明るく表示させることの要求は多い。例えば、カーナビゲーションシステムなどでは、エンジン始動後、すなわち液晶表示装置の起動直後にすぐに見易く使用できるようにと、短時間で十分な明るさで表示させるという要求が特に強い。
ここで、起動直後の黒挿入期間の比率を小さくして黒色が表示される期間を短くすることにより、起動直後の表示画面の暗さを軽減し、早く十分な表示画面の明るさにすることができる。
本発明は、上述した従来の課題を解決するもので、起動直後から明るく表示できる、液晶表示装置、および液晶表示方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、
マトリックス状に配置された信号線および走査線、および前記信号線および前記走査線の交点に設けられたOCBモード液晶を使用した液晶表示素子を有する液晶表示パネルと、
前記走査線にゲート信号を供給するゲートドライバと、
表示期間には、前記信号線に表示データの階調に対応する電圧を供給し、黒挿入期間には、前記信号線に黒色の階調に対応する電圧を供給するソースドライバと、
前記液晶表示パネルを照明する照明手段と、
所定の場所に取り付けられて、その温度を検出する温度検出手段と、
前記検出された温度に基づいて、前記黒挿入期間の比率を決定し、前記ソースドライバを制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
起動後、前記検出された温度が所定温度を超える温度から前記所定温度に初めてなったタイミングより後の期間においては、前記検出された温度が前記所定温度未満の場合には、前記黒挿入期間の比率が予め決められた所定の比率になるようにし、前記検出された温度が前記所定温度以上の場合には、前記検出された温度に応じて前記黒挿入期間の比率を変動させ、
前記起動から前記タイミングまでの全期間においては、前記検出された温度に応じて前記黒挿入期間の比率を変動させる、液晶表示装置である。
また、第2の本発明は、
前記制御手段が前記検出された温度に応じて前記黒挿入期間の比率を変動させるとは、予め用意しておいた、検出温度と黒挿入期間の比率との相関関係を利用して、前記検出された温度に応じて前記黒挿入期間の比率を決定することである、第1の本発明の液晶表示装置である。
また、第3の本発明は、
前記予め決められた所定の比率は、前記相関関係に基づいて決まる、前記所定温度に対する黒挿入期間の比率である、第2の本発明の液晶表示装置である。
また、第4の本発明は、
前記制御手段が決定する前記黒挿入期間の比率は、前記検出された温度において、前記OCBモード液晶の逆転移を防止することができるような黒挿入期間の最小の比率に等しいかまたはその比率より大きい、第1の本発明の液晶表示装置である。
また、第5の本発明は、
さらに、外気温を検出する外気温検出手段を備え、
前記制御手段は、外気温がより高い場合には前記所定温度がより高くなるように、前記検出された外気温に応じて前記所定温度を変更する、第1の本発明の液晶表示装置である。
また、第6の本発明は、
前記制御手段は、
前記液晶表示パネルの温度と、その温度で必要な黒挿入期間の比率とを関連づける黒挿入率決定テーブルと、
前記温度検出手段で検出される温度と、その温度に対応する前記液晶表示パネルの温度とを関連づける温度補正テーブルとを有し、
前記制御手段が前記検出された温度に応じて前記黒挿入期間の比率を変動させるとは、前記温度補正テーブルに基づいて、前記温度検出手段で検出された温度から前記液晶表示パネルの温度を求め、前記黒挿入率決定テーブルに基づいて、前記求めた前記液晶表示パネルの温度から前記黒挿入期間の比率を決定することである、第1の本発明の液晶表示装置である。
また、第7の本発明は、
さらに、GPSにより位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、
前記制御手段は、地域毎の複数の前記温度補正テーブルを有しており、前記位置情報に対応する地域の前記温度補正テーブルに基づいて、前記黒挿入期間の比率を決定する、第6の本発明の液晶表示装置である。
また、第8の本発明は、
マトリックス状に配置された信号線および走査線、および前記信号線および前記走査線の交点に設けられたOCBモード液晶を使用した液晶表示素子を有する液晶表示パネルと、前記走査線にゲート信号を供給するゲートドライバと、表示期間には、前記信号線に表示データの階調に対応する電圧を供給し、黒挿入期間には、前記信号線に黒色の階調に対応する電圧を供給するソースドライバと、を有する液晶表示装置の液晶表示方法において
温度検出手段が取り付けられた所定の場所の温度を検出する温度検出ステップと、
起動後、前記検出された温度が所定温度を超える温度から前記所定温度に初めてなったタイミングより後の期間か、前記タイミングより前の期間かを判定するタイミング判定ステップと、
前記タイミングより後の期間においては、前記検出された温度が前記所定温度未満の場合には、前記黒挿入期間の比率が予め決められた所定の比率になるようにし、前記検出された温度が前記所定温度以上の場合には、前記検出された温度に応じて前記黒挿入期間の比率を変動させ、前記起動から前記タイミングまでの全期間においては、前記検出された温度に応じて前記黒挿入期間の比率を変動させるようにして、前記ソースドライバを制御する表示制御ステップとを備えた、液晶表示方法である。
また、第9の本発明は、
第8の本発明の液晶表示方法の、前記タイミングより後の期間か前の期間かを判定する前記タイミング判定ステップ、前記黒挿入期間の比率を決定して前記ソースドライバを制御する前記表示制御ステップ、を実行するためにコンピュータを機能させるためのプログラムである。
また、第10の本発明は、
第9の本発明のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータで利用可能な記録媒体である。
本発明により、起動直後から明るく表示できる、液晶表示装置、および液晶表示方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
液晶表示装置10は、液晶表示パネル11、バックライトユニット12、温度センサー13、温度検出手段14、黒挿入率設定手段15、および液晶表示パネル駆動処理手段16を備えている。
なお、液晶表示パネル11と、バックライトユニット12と、液晶表示パネル駆動処理手段16との詳細な構成は、図11に示すような従来と同じ構成をしており、その動作も従来の液晶表示装置101の動作と同様である。
液晶表示パネル11は、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示パネルである。
バックライトユニット12は、液晶表示パネル11を照明する装置であり、例えば冷陰極管などから構成されている。なお、バックライトユニット12が、本発明の照明手段の一例にあたる。
温度センサー13は、液晶表示パネル11の温度を検知するために、液晶表示パネル11の背面に配置されたバックライトユニット12に取り付けられており、検知した温度に対応する電流等の信号を出力する手段である。
温度検出手段14は、温度センサー13から出力されてきた信号に基づいて、温度センサー13の取り付けられた位置の温度を検出する手段である。
黒挿入率設定手段15は、温度検出手段14で検出された温度に基づいて、液晶表示パネル11の液晶層がベンド状態からスプレイ状態に逆転移することを防止するための黒挿入期間の比率を決定し、その比率に従って液晶表示パネル11に表示するように液晶表示パネル駆動処理手段16を制御する手段である。なお、黒挿入率設定手段15が、本発明の制御手段の一例にあたる。
黒挿入率設定手段15は、温度判定手段17、起動後低温時黒挿入率決定手段18、所定温度到達後黒挿入率決定手段19、および黒挿入率決定テーブル31を有している。温度判定手段17は、温度検出手段14で検出された温度が、予め決められている所定の温度以上か否かを判定する手段である。起動後低温時黒挿入率決定手段18と所定温度到達後黒挿入率決定手段19は、ともに黒挿入率決定テーブル31を用いて温度検出手段14で検出された温度に応じた黒挿入期間の比率を決定する手段であり、起動後からのタイミングと温度検出手段14で検出された温度によって、いずれかの手段が使い分けられる。
液晶表示パネル駆動処理手段16は、黒挿入率設定手段15で設定された黒挿入期間の比率で液晶表示パネル11を駆動する手段である。
次に、本実施の形態1の液晶表示装置10の、黒挿入期間を決定する動作について説明する。
図2は、周囲温度−20℃において液晶表示装置10を起動したときの、液晶表示パネル11の表面温度と温度センサー13で検出される温度との、それぞれの起動からの経時変化を示している。図2の液晶パネル温度20は、液晶表示パネル11の温度を示しており、センサー検出温度21は、温度センサー13から出力されてきた信号に基づいて温度検出手段14が検出した温度を示している。
図2より、温度が上昇して液晶パネル温度20が20℃以上になった以降は、液晶パネル温度20とセンサー検出温度21との温度差は約10℃の一定の温度差となっていることがわかる。しかし、起動時の双方の温度が等しい状態から相関を有する温度(液晶パネル温度20が20℃)に達するまでの期間は、この温度差は徐々に広がっていき、この相関を有する温度に達するタイミングまでの期間には、液晶パネル温度20とセンサー検出温度21に相関関係が無い。
そこで、本実施の形態1の液晶表示装置10では、液晶表示パネル11の温度を取得する際に、相関を有する温度に達するまでは、温度検出手段14で検出された温度をそのまま液晶表示パネル11の温度とし、相関を有する温度に達した以降、すなわち液晶パネル温度20とセンサー検出温度21との温度差が安定した状態になった以降は、温度検出手段14で検出された温度から温度差を考慮して液晶表示パネル11の温度を算出している。例えば、図2に示すような温度の経時変化を示す本実施の形態1の場合には、起動後にセンサー検出温度21が30℃に達するまでの期間は、センサー検出温度21をそのまま液晶表示パネル11の温度とし、センサー検出温度21が30℃に達した以降は、センサー検出温度21から10℃減じた温度を液晶表示パネル11の温度とする。
なお、温度検出手段14が、温度センサー13から出力されてきた信号に基づいて、温度センサー13の取り付けられた位置の温度を検出する処理が、本発明の温度検出ステップの一例にあたる。
温度判定手段17は、温度検出手段14で検出された温度が、起動後に相関を有する温度(図2の場合は、センサー検出温度21が30℃)に初めて達したタイミングよりも前のタイミングか、それ以降のタイミングかを判定する。そして、起動後に初めて相関を有する温度に達したタイミングよりも前のタイミングであると判定した場合には、起動後低温時黒挿入率決定手段18に黒挿入期間の比率を決定させ、起動後に初めて相関を有する温度に達した以降のタイミングであると判定した場合には、所定温度到達後黒挿入率決定手段19に黒挿入期間の比率を決定させる。また、温度判定手段17は、起動後低温時黒挿入率決定手段18または所定温度到達後黒挿入率決定手段19に黒挿入期間の比率を決定させる際に、上記の方法により温度検出手段14で検出された温度から液晶表示パネル11の温度を求め、その求めた温度を、起動後低温時黒挿入率決定手段18または所定温度到達後黒挿入率決定手段19に通知する。
なお、温度判定手段17が上記のタイミングを判定する処理が、本発明のタイミング判定ステップの一例にあたる。また、起動後に相関を有する温度(ここでは、センサー検出温度21が30℃)が、本発明の所定温度の一例にあたる。
図3(a)は、起動後低温時黒挿入率決定手段18が黒挿入期間の比率を決定する際に用いる黒挿入率決定テーブル31であり、液晶表示パネル11の各温度において必要な黒挿入期間の比率の関係を示している。図3(a)は、逆転移を防止して、ベンド配向を安定して維持することができるような黒挿入率を特定するために、液晶表示パネル11の表面付近の温度と適切な黒挿入率との関係を予め調べることによって求めた、液晶表示パネル11の温度と黒挿入率の関係であり、図13と同じものである。
図3(b)は、所定温度到達後黒挿入率決定手段19が黒挿入期間の比率を決定する際に用いる黒挿入率決定テーブル31であり、液晶表示パネル11の各温度において必要な黒挿入期間の比率の関係を示している。図3(b)における液晶表示パネル11の温度と黒挿入期間の比率の関係は、相関を有する温度(ここでは、液晶表示パネル11の温度が20℃)以上の温度範囲では図3(a)と同じであり、相関を有する温度未満の温度範囲では、黒挿入期間の比率を一定の16%としている。
なお、図3(a)に示す関係が、本発明の、予め用意しておいた検出温度と黒挿入期間の比率との相関関係の一例である。また、図3(b)における、相関を有する温度未満の温度範囲における黒挿入期間の比率を一定の値(ここでは、16%)が、本発明の、予め決められた所定の比率の一例である。
起動後低温時黒挿入率決定手段18は、温度判定手段17から黒挿入期間の比率の決定の要求を受けると、図3(a)の関係を用いて、温度判定手段17から通知される液晶表示パネル11の温度から黒挿入期間の比率を決定する。
一方、所定温度到達後黒挿入率決定手段19は、温度判定手段17から黒挿入期間の比率の決定の要求を受けると、図3(b)の関係を用いて、温度判定手段17から通知される液晶表示パネル11の温度から黒挿入期間の比率を決定する。
なお、温度判定手段17からの要求に応じて起動後低温時黒挿入率決定手段18または所定温度到達後黒挿入率決定手段19が黒挿入期間の比率を決定する処理が、本発明の表示制御ステップの一例にあたる。
図4(a)および図4(b)は、起動後低温時黒挿入率決定手段18および所定温度到達後黒挿入率決定手段19が、黒挿入期間の比率を決定する際に用いる黒挿入率決定テーブル31の他の一例を示しており、それぞれ液晶表示パネル11の各温度において必要な黒挿入期間の比率の関係を示している。このように、液晶表示パネル11の段階的な温度範囲毎に黒挿入期間の比率が設定されている黒挿入率決定テーブル31を用いて黒挿入期間の比率を決定してもよい。
なお、図3(a)に示す関係が、本発明の、OCBモード液晶の逆転移を防止することができるような黒挿入期間の最小の比率を示しており、図4(a)は、各パネル温度に対するその最小の比率よりも大きい比率になるように設定されている。
起動後の初めて相関を有する温度に達したタイミングまでの期間は、図2に示すように、液晶表示パネル11の温度は温度センサー13で検出される温度に近いので、図3(a)の関係を用いて、温度判定手段17より通知される液晶表示パネル11の温度から黒挿入期間の比率を決定しても、実際の液晶表示パネル11の温度において必要とされる黒挿入期間の比率を下回ることがない。したがって、このようにして決定した黒挿入期間の比率で表示させても逆転移が発生することはない。
一方、一旦相関を有する温度に達したタイミング以降に温度が降下してきた場合、液晶表示パネル11の温度と温度センサー13で検出された温度との間に相関関係があるとして、温度判定手段17が温度検出手段14で検出された温度から液晶表示パネル11の温度を算出すると、実際の液晶表示パネル11の温度よりも低い温度が算出されてしまうおそれがある。実際の液晶表示パネル11の温度よりも低い温度が液晶表示パネル11の温度として算出された場合に、図3(a)の関係を用いて黒挿入期間の比率を求めると、実際の液晶表示パネル11の温度において必要とされる黒挿入期間の比率より小さくなってしまい、逆転移が発生してしまう。
一旦相関を有する温度に達したタイミング以降に温度が降下してきた場合とは、例えばバックライトユニット12の発光が異常になった場合等、何らかの異常が発生した場合と考えられるため、このような場合には、液晶表示パネル11の温度と温度センサー13で検出された温度との間には相関関係が維持されていない可能性が高い。このような場合でも、逆転移が発生しないようにするために、本実施の形態1では、図3(b)の関係を用いて、相関を有する温度以下になった場合に黒挿入期間の比率を一定にするようにしている。
例えば、図2に示すような温度の相関関係を有する場合に、一旦相関を有する温度に達したタイミング以降に温度が降下してきて温度センサー13で検出された温度が10℃だったとすると、温度判定手段17は、相関があるものとして液晶表示パネル11の温度を0℃と算出する。そして、図3(a)の関係を用いると、液晶表示パネル11の温度0℃に対して黒挿入期間の比率として8%が決定されることになる。しかし、このときの実際の液晶表示パネル11の温度が10℃だったとすると、実際に必要な黒挿入期間の比率は13%以上であるため、8%の黒挿入期間の比率で表示させると逆転移が発生してしまう。
本実施の形態1では、この場合には、図3(b)の関係を用いて黒挿入期間の比率を決定するので、液晶表示パネル11が20℃のときの黒挿入期間の比率16%が設定され、このような異常な状態になった場合でも、逆転移が発生することがない。
本実施の形態1の液晶表示装置10では、起動後の初めて相関を有する温度に達するタイミングまでの期間には、図3(a)の関係を用いて黒挿入期間の比率を決定するので、黒挿入期間の比率を小さくでき、低温からの起動直後のバックライトが十分に明るくなっていない状態でも、より明るく表示させることができる。したがって、起動後の規定の明るさに達するまでの時間を短縮できる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2の液晶表示装置の構成を示すブロック図である。図1に示す実施の形態1の液晶表示装置10と同じ構成部分には、同じ符号を用いている。
本実施の形態2の液晶表示装置50は、実施の形態1の液晶表示装置10の構成に加えて外気温検出手段52を備えており、黒挿入設定手段51の温度判定手段53および所定温度到達後黒挿入率決定手段54が、外気温検出手段52から通知される外気温も考慮して処理する点が、実施の形態1と異なる。
外気温検出手段52は、液晶表示装置50の周囲の温度を検出する手段である。液晶表示装置50の周囲の温度が検出できればよく、バックライトユニット12や回路基板からの放熱などの影響を受けない位置に取り付けられた温度センサーで検出するようにしてもよいし、他に用いられている温度センサーの検出温度を流用するようにしてもよい。例えば、液晶表示装置50が自動車のカーナビゲーションシステムで使用されているような場合には、エアコン用に取り付けられた車内の温度を検出する温度センサーの検出温度を用いるようにしてもよい。
また、本実施の形態2の黒挿入設定手段51は、所定温度到達後黒挿入率決定手段54が黒挿入期間の比率を決定する際に用いる黒挿入率決定テーブルを、外気温に対応して複数有している。
次に、本実施の形態2の液晶表示装置50の、黒挿入期間を決定する動作について説明する。ここでは、実施の形態1の液晶表示装置10の動作と異なる部分について説明する。
実施の形態1と同様に、温度検出手段14が、温度センサー13から出力されてきた信号に基づいて、温度センサーの取り付けられた位置で検出された温度を、黒挿入設定手段51の温度判定手段53に通知する。
外気温検出手段52は、検出された液晶表示装置50の周囲の温度を温度判定手段53に通知する。
温度判定手段53は、外気温検出手段52から通知された周囲温度に応じて、液晶表示パネル11の温度と温度センサー13で検出される温度とが相関を有する温度範囲を決定する。周囲温度が高い場合には、相関を有する温度範囲を高い温度範囲に設定し、周囲温度が低い場合には、相関を有する温度範囲を高い温度範囲に設定する。
図2は、周囲温度が−20℃の場合の液晶表示パネル11の温度と温度センサー13で検出される温度の経時変化を示しており、この場合には、液晶表示パネル11の温度が20℃以上の温度範囲において、液晶表示パネル11の温度と温度センサー13が相関を有するようになる。しかし、周囲温度が高いと、相関を有する温度範囲も高くなり、周囲温度が低いと相関を有する温度範囲も低くなる。
周囲温度に対する温度範囲の値は、装置毎に実験等により設定するようにすればよいが、ここでは、周囲温度が−20℃の場合の相関を有する温度範囲を、温度センサー13で検出される温度=30℃以上とし、周囲温度が−30℃および0℃の場合の相関を有する温度範囲を、それぞれ温度センサー13で検出される温度=20℃以上および50℃以上と設定するものとして説明する。また、周囲温度が−20℃の場合の温度センサー13で検出される温度が30℃のときの液晶表示パネル11の温度を20℃とし、周囲温度が−30℃の場合の温度センサー13で検出される温度が20℃のときの液晶表示パネル11の温度を10℃とし、周囲温度が0℃の場合の温度センサー13で検出される温度が50℃のときの液晶表示パネル11の温度を40℃として説明する。なお、ここで、相関を有する温度範囲として設定する温度センサー13で検出される温度が、本発明の所定温度の一例にあたる。
周囲温度が−20℃の場合、実施の形態1で説明したのと同様に、温度判定手段53は、温度検出手段14で検出された温度が30℃に初めて達したタイミングよりも前のタイミングか、それ以降のタイミングかを判定する。そして、起動後に初めて30℃に達したタイミングよりも前のタイミングであると判定した場合には、起動後低温時黒挿入率決定手段18に黒挿入期間の比率を決定させ、起動後に初めて30℃に達した以降のタイミングであると判定した場合には、所定温度到達後黒挿入率決定手段54に黒挿入期間の比率を決定させる。
周囲温度が−30℃の場合には、温度判定手段53は、温度検出手段14で検出された温度が20℃に初めて達したタイミングよりも前のタイミングか、それ以降のタイミングかを判定する。そして、起動後に初めて20℃に達したタイミングよりも前のタイミングであると判定した場合には、起動後低温時黒挿入率決定手段18に黒挿入期間の比率を決定させ、起動後に初めて20℃に達した以降のタイミングであると判定した場合には、所定温度到達後黒挿入率決定手段54に黒挿入期間の比率を決定させる。
そして、周囲温度が0℃の場合には、温度判定手段53は、温度検出手段14で検出された温度が50℃に初めて達したタイミングよりも前のタイミングか、それ以降のタイミングかを判定する。そして、起動後に初めて50℃に達したタイミングよりも前のタイミングであると判定した場合には、起動後低温時黒挿入率決定手段18に黒挿入期間の比率を決定させ、起動後に初めて50℃に達した以降のタイミングであると判定した場合には、所定温度到達後黒挿入率決定手段54に黒挿入期間の比率を決定させる。
また、温度判定手段53は、所定温度到達後黒挿入率決定手段54に黒挿入期間の比率を決定させる際には、温度検出手段14で検出された温度から求めた液晶表示パネル11の温度を通知するとともに、相関を有する温度範囲の情報も通知する。
黒挿入率決定テーブル55は、起動後低温時黒挿入率決定手段18が黒挿入期間の比率を決定する際に用いるための図3(a)の関係を示すテーブルと、所定温度到達後黒挿入率決定手段19が黒挿入期間の比率を決定する際に用いるための図3(b)、図6(a)、図6(b)の関係を示す複数のテーブルを備えている。
起動後低温時黒挿入率決定手段18は、温度判定手段53から黒挿入期間の比率の決定の要求を受けると、実施の形態1と同様に、図3(a)の関係を用いて、温度判定手段53から通知される液晶表示パネル11の温度から黒挿入期間の比率を決定する。
一方、所定温度到達後黒挿入率決定手段54は、温度判定手段53から黒挿入期間の比率の決定の要求を受けると、相関を有する温度範囲の情報に応じた、液晶表示パネル11の各温度において必要な黒挿入期間の比率の関係を用いて、温度判定手段53から通知される液晶表示パネル11の温度から黒挿入期間の比率を決定する。
図6(a)は、周囲温度が−30℃のときの、所定温度到達後黒挿入率決定手段54が黒挿入期間の比率を決定する際に用いる、液晶表示パネル11の各温度において必要な黒挿入期間の比率の関係を示している。また、図6(b)は、周囲温度が0℃のときの、所定温度到達後黒挿入率決定手段54が黒挿入期間の比率を決定する際に用いる、液晶表示パネル11の各温度において必要な黒挿入期間の比率の関係を示している。
ここで、周囲温度が−20℃の場合には、温度判定手段53から所定温度到達後黒挿入率決定手段54に、相関を有する温度範囲情報として、液晶表示パネル11の温度=20℃以上、という情報が通知される。この場合、所定温度到達後黒挿入率決定手段54は、図3(b)の関係を用いて、温度判定手段53から通知される液晶表示パネル11の温度から黒挿入期間の比率を決定する。
周囲温度が−30℃の場合には、温度判定手段53から所定温度到達後黒挿入率決定手段54に、相関を有する温度範囲情報として、液晶表示パネル11の温度=10℃以上、という情報が通知される。この場合、所定温度到達後黒挿入率決定手段54は、図6(a)の関係を用いて、温度判定手段53から通知される液晶表示パネル11の温度から黒挿入期間の比率を決定する。つまり、この場合には、温度判定手段53から通知される液晶表示パネル11の温度が10℃以下の場合には、黒挿入期間の比率を一定の12%に設定する。
また、周囲温度が0℃の場合には、温度判定手段53から所定温度到達後黒挿入率決定手段54に、相関を有する温度範囲情報として、液晶表示パネル11の温度=40℃以上、という情報が通知される。この場合、所定温度到達後黒挿入率決定手段54は、図6(b)の関係を用いて、温度判定手段53から通知される液晶表示パネル11の温度から黒挿入期間の比率を決定する。つまり、この場合には、温度判定手段53から通知される液晶表示パネル11の温度が30℃以下の場合には、黒挿入期間の比率を一定の24%に設定する。
本実施の形態2の液晶表示装置50は、周囲温度に応じた相関を有する温度範囲を用いて黒挿入期間の比率を設定するので、周囲温度が低い場合には、より低温になっても明るく表示させることができ、周囲温度が高い場合にも、確実に逆転移の発生を防止することができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3の液晶表示装置の構成を示すブロック図である。図1に示す実施の形態1の液晶表示装置10と同じ構成部分には、同じ符号を用いている。
本実施の形態3の液晶表示装置70は、実施の形態1の液晶表示装置10の構成に加えて位置情報取得手段72を備えており、黒挿入設定手段71の温度判定手段73が、位置情報取得手段72から通知される位置情報も考慮して処理する点が、実施の形態1と異なる。
位置情報取得手段72は、液晶表示装置50の設置されている位置の情報を取得する手段である。位置情報取得手段72は、GPS機能を有しており、緯度および経度の情報を温度判定手段73に通知する。例えば、液晶表示装置50が自動車のカーナビゲーションシステムで使用されているような場合には、カーナビゲーション機能で使用される位置情報を本実施の形態3で使用する位置情報として流用することができる。
また、本実施の形態3の黒挿入設定手段71の温度判定手段73は、温度補正テーブル74を用いて、温度検出手段14で検出される温度から液晶表示パネル11の温度を算出する。
次に、本実施の形態3の液晶表示装置70の、黒挿入期間を決定する動作について説明する。ここでは、実施の形態1の液晶表示装置10の動作と異なる部分について説明する。
実施の形態1と同様に、温度検出手段14が、温度センサー13から出力されてきた信号に基づいて、温度センサー13が取り付けられた位置で検出された温度を、黒挿入設定手段71の温度判定手段73に通知する。
位置情報取得手段72は、現在の位置情報として、緯度および経度の情報を温度判定手段73に通知する。
図8は、温度判定手段73が、温度検出手段14で検出された温度から液晶表示パネル11の温度を求めるために使用する温度補正テーブル74の一例を示している。温度補正テーブル74は、地域ごとに複数のテーブルを有している。図8(a)は、寒い地域で使用する温度補正テーブルであり、図8(b)は、図8(a)を使用するよりも暖かい地域で使用する温度補正テーブルであり、図8(c)は、図8(b)を使用するよりもさらに暑い地域で使用する温度補正テーブルの一例を示している。
温度判定手段73は、複数の地域毎の温度補正テーブル74の中から、位置情報取得手段72から通知された位置情報に対応する温度補正テーブルを用いて、温度検出手段14で検出された温度から液晶表示パネル11の温度を求める。
そして、温度判定手段73は、温度補正テーブル74を用いて求めた液晶表示パネル11の温度に基づいて、起動後に相関を有する温度に初めて達したタイミングよりも前のタイミングか、それ以降のタイミングかを判定する。そして、起動後に初めて相関を有する温度に達したタイミングよりも前のタイミングであると判定した場合には、起動後低温時黒挿入率決定手段18に黒挿入期間の比率を決定させ、起動後に初めて相関を有する温度に達した以降のタイミングであると判定した場合には、所定温度到達後黒挿入率決定手段19に黒挿入期間の比率を決定させる。また、温度判定手段73は、起動後低温時黒挿入率決定手段18または所定温度到達後黒挿入率決定手段19に黒挿入期間の比率を決定させる際に、温度補正テーブル74を用いて求めた液晶表示パネル11の温度を、起動後低温時黒挿入率決定手段18または所定温度到達後黒挿入率決定手段19に通知する。
そして、起動後低温時黒挿入率決定手段18および所定温度到達後黒挿入率決定手段19は、温度判定手段73からの黒挿入期間の比率の決定の要求を受けると、実施の形態1と同様の処理で黒挿入期間の比率を決定する。
温度補正テーブル74は、例えば、北海道用のテーブルと沖縄用のテーブルなどというように、気温の異なる地域毎に備えることで、温度検出手段14で検出された温度から、より正確に液晶表示パネル11の温度を求めることができる。また、温度判定手段73は、位置情報とともに、日時情報から春夏秋冬といった季節も考慮して使用する温度補正テーブル74を選択するようにすると、より正確に液晶表示パネル11の温度を求めることができる。
実施の形態1および2においても、本実施の形態3と同様に、温度補正テーブル74を用いて液晶表示パネル11の温度を求めるようにしてもよい。
また、本実施の形態3においても、実施の形態2のように、所定温度到達後黒挿入率決定手段19が黒挿入期間の比率を決定する際に、複数の黒挿入率決定テーブルの中から適切なテーブルを選択して用いるようにしてもよい。
なお、各実施の形態では、例としてPWM変調により調光を行うこととしたが、他の方法で調光を行わせる液晶表示装置であってもよい。例えば、電圧可変や電流可変で調光を行わせてもよい。
以上に説明したように、本発明の液晶表示装置および液晶表示方法は、低温から起動させる際には、液晶表示パネルの温度に対して逆転移が生じない範囲内で黒挿入期間の比率が小さくなるように制御するので、低温でバックライトが十分な明るさで発光できない状態でも、より明るく表示させることができる。また、一旦温度が上昇した後は、所定温度未満まで温度が下がった場合でも黒挿入期間の比率を所定の比率以下にはしないように制御するので、異常な状態になったような場合でも逆転移の発生を防止できる。
なお、本発明のプログラムは、上述した本発明の液晶表示方法の、前記タイミングより後の期間か前の期間かを判定する前記タイミング判定ステップと、前記黒挿入期間の比率を決定して前記ソースドライバを制御する前記表示制御ステップの、いずれかまたは両方のステップの動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
また、本発明の記録媒体は、上述した本発明の液晶表示方法の、前記タイミングより後の期間か前の期間かを判定する前記タイミング判定ステップと、前記黒挿入期間の比率を決定して前記ソースドライバを制御する前記表示制御ステップの、いずれかまたは両方のステップの動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能かつ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協働して利用される記録媒体である。
また、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
また、記録媒体としては、ROM等が含まれる。
また、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
なお、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
本発明にかかる液晶表示装置および液晶表示方法は、起動直後から明るく表示できるので、OCBモード液晶を用いた液晶表示装置および液晶表示方法等に有用である。
本発明の実施の形態1の液晶表示装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1の液晶表示装置の起動後の、液晶表示パネルとセンサー検出温度の経時変化を示す図 (a)本発明の実施の形態1の、起動後低温時黒挿入率決定手段が用いる黒挿入率決定テーブルを示す図、(b)本発明の実施の形態1の、所定温度到達後黒挿入率決定手段が用いる黒挿入率決定テーブルを示す図 (a)本発明の実施の形態1の、起動後低温時黒挿入率決定手段が用いる別の黒挿入率決定テーブルを示す図、(b)本発明の実施の形態1の、所定温度到達後黒挿入率決定手段が用いる別の黒挿入率決定テーブルを示す図 本発明の実施の形態2の液晶表示装置の構成を示すブロック図 (a)本発明の実施の形態2の所定温度到達後黒挿入率決定手段が、周囲温度が低い場合に用いる黒挿入率決定テーブルを示す図、(b)本発明の実施の形態2の所定温度到達後黒挿入率決定手段が、周囲温度が高い場合に用いる黒挿入率決定テーブルを示す図 本発明の実施の形態3の液晶表示装置の構成を示すブロック図 (a)本発明の実施の形態3の温度判定手段が、寒い地域で使用する温度補正テーブルを示す図、(b)本発明の実施の形態3の温度判定手段が、暖かい地域で使用する温度補正テーブルを示す図、(c)本発明の実施の形態3の温度判定手段が、暑い地域で使用する温度補正テーブルを示す図、 (a)OCB液晶の、白表示の場合のベンド状態を示す図、(b)OCB液晶の、黒表示の場合のベンド状態を示す図、(c)OCB液晶のスプレイ状態を示す図 従来の液晶表示装置の構成を示すブロック図 従来の液晶表示装置の液晶表示パネル駆動処理手段、液晶表示パネル、及びバックライトユニットの詳細な構成を示す図 従来の液晶表示装置を駆動するタイミングチャートを示す図 従来の液晶表示装置における、液晶表示パネルの表面温度と適切な黒挿入率の関係を示す図 従来の液晶表示装置の起動後の、液晶表示パネルとセンサー検出温度の経時変化を示す図 従来の液晶表示装置が、液晶表示パネルの温度から黒挿入期間の比率を設定するために用いている、液晶表示パネルの温度と黒挿入期間の比率との関係を示す図
符号の説明
10、50、70 液晶表示装置
11 液晶表示パネル
12 バックライトユニット
13 温度センサー
14 温度検出手段
15、51、71 黒挿入設定手段
16 液晶表示パネル駆動処理手段
17、53、73 温度判定手段
18 起動後低温時黒挿入率決定手段
19、54 所定温度到達後黒挿入率決定手段
20 液晶パネル温度
21 センサー検出温度
31、55 黒挿入率決定テーブル
52 外気温検出手段
72 位置情報取得手段
74 温度補正テーブル

Claims (10)

  1. マトリックス状に配置された信号線および走査線、および前記信号線および前記走査線の交点に設けられたOCBモード液晶を使用した液晶表示素子を有する液晶表示パネルと、
    前記走査線にゲート信号を供給するゲートドライバと、
    表示期間には、前記信号線に表示データの階調に対応する電圧を供給し、黒挿入期間には、前記信号線に黒色の階調に対応する電圧を供給するソースドライバと、
    前記液晶表示パネルを照明する照明手段と、
    所定の場所に取り付けられて、その温度を検出する温度検出手段と、
    前記検出された温度に基づいて、前記黒挿入期間の比率を決定し、前記ソースドライバを制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    起動後、前記検出された温度が所定温度を超える温度から前記所定温度に初めてなったタイミングより後の期間においては、前記検出された温度が前記所定温度未満の場合には、前記黒挿入期間の比率が予め決められた所定の比率になるようにし、前記検出された温度が前記所定温度以上の場合には、前記検出された温度に応じて前記黒挿入期間の比率を変動させ、
    前記起動から前記タイミングまでの全期間においては、前記検出された温度に応じて前記黒挿入期間の比率を変動させる、液晶表示装置。
  2. 前記制御手段が前記検出された温度に応じて前記黒挿入期間の比率を変動させるとは、予め用意しておいた、検出温度と黒挿入期間の比率との相関関係を利用して、前記検出された温度に応じて前記黒挿入期間の比率を決定することである、請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記予め決められた所定の比率は、前記相関関係に基づいて決まる、前記所定温度に対する黒挿入期間の比率である、請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記制御手段が決定する前記黒挿入期間の比率は、前記検出された温度において、前記OCBモード液晶の逆転移を防止することができるような黒挿入期間の最小の比率に等しいかまたはその比率より大きい、請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. さらに、外気温を検出する外気温検出手段を備え、
    前記制御手段は、外気温がより高い場合には前記所定温度がより高くなるように、前記検出された外気温に応じて前記所定温度を変更する、請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記液晶表示パネルの温度と、その温度で必要な黒挿入期間の比率とを関連づける黒挿入率決定テーブルと、
    前記温度検出手段で検出される温度と、その温度に対応する前記液晶表示パネルの温度とを関連づける温度補正テーブルとを有し、
    前記制御手段が前記検出された温度に応じて前記黒挿入期間の比率を変動させるとは、前記温度補正テーブルに基づいて、前記温度検出手段で検出された温度から前記液晶表示パネルの温度を求め、前記黒挿入率決定テーブルに基づいて、前記求めた前記液晶表示パネルの温度から前記黒挿入期間の比率を決定することである、請求項1に記載の液晶表示装置。
  7. さらに、GPSにより位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、
    前記制御手段は、地域毎の複数の前記温度補正テーブルを有しており、前記位置情報に対応する地域の前記温度補正テーブルに基づいて、前記黒挿入期間の比率を決定する、請求項6に記載の液晶表示装置。
  8. マトリックス状に配置された信号線および走査線、および前記信号線および前記走査線の交点に設けられたOCBモード液晶を使用した液晶表示素子を有する液晶表示パネルと、前記走査線にゲート信号を供給するゲートドライバと、表示期間には、前記信号線に表示データの階調に対応する電圧を供給し、黒挿入期間には、前記信号線に黒色の階調に対応する電圧を供給するソースドライバと、を有する液晶表示装置の液晶表示方法において
    温度検出手段が取り付けられた所定の場所の温度を検出する温度検出ステップと、
    起動後、前記検出された温度が所定温度を超える温度から前記所定温度に初めてなったタイミングより後の期間か、前記タイミングより前の期間かを判定するタイミング判定ステップと、
    前記タイミングより後の期間においては、前記検出された温度が前記所定温度未満の場合には、前記黒挿入期間の比率が予め決められた所定の比率になるようにし、前記検出された温度が前記所定温度以上の場合には、前記検出された温度に応じて前記黒挿入期間の比率を変動させ、前記起動から前記タイミングまでの全期間においては、前記検出された温度に応じて前記黒挿入期間の比率を変動させるようにして、前記ソースドライバを制御する表示制御ステップとを備えた、液晶表示方法。
  9. 請求項8に記載の液晶表示方法の、前記タイミングより後の期間か前の期間かを判定する前記タイミング判定ステップ、前記黒挿入期間の比率を決定して前記ソースドライバを制御する前記表示制御ステップ、を実行するためにコンピュータを機能させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータで利用可能な記録媒体。
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