JP2007033661A - 光ファイバコードの端末構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光ファイバコードの端末領域における屈曲曲げを抑制できる光ファイバコードの端末構造を提供する。
【解決手段】 光コネクタ10の光ファイバ挿入端側にブーツ18を設け、光ファイバコード1の端部側をブーツ18の光ファイバコード挿通孔9を通して光コネクタに挿通固定する。光コネクタ10に挿通される側の光ファイバコード1の外周側は、該外周側に嵌合された線状の補強パイプ11によって覆い、補強パイプ11の一端側はブーツ18の光ファイバコード挿通孔9の途中部に接着剤を用いずに圧接固定し、補強パイプ11の他端側はブーツ18から外側に伸長して光ファイバコード1を保護する。補強パイプ11のブーツ18からの伸長長さを、ブーツ18における光ファイバコード挿通孔9の入口部での光ファイバコード1の屈曲曲がりを抑制し得る長さとする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光通信等に用いられる光ファイバコードを光コネクタに接続して成る光ファイバコードの端末構造に関するものである。
光通信等において、光ファイバ心線(光ファイバ)の外周側に被覆部を設けて形成された光ファイバコードが広く用いられている。また、例えば図3に示すように、光ファイバコード1を光コネクタ10に挿入固定し、この光コネクタ10を接続相手(アダプタ)側に着脱自在に接続することにより、光ファイバコード1内の光ファイバ心線を介して接続相手側の光部品と光接続することも広く行われている。
光コネクタ10は、図4に示すように、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の固いプラスチックにより形成されたプラグフレーム7と、ポリエステルエラストマー等の比較的柔らかいポリマーにより形成されたブーツ18と、ストップリング8とを有している。ストップリング8の係合爪24がプラグフレーム7に形成された係合孔22に係合し、かつ、ブーツ18の係合凸部25がストップリング8の係合凹部23に係合して、ブーツ18とプラグフレーム7とがストップリング8を介して固定されている。ブーツ18は光コネクタ10の光ファイバ挿入端側に設けられている。
ブーツ18には光ファイバコード挿通孔9が形成されており、この挿入口20が光ファイバコード1の挿入口と成している。つまり、前記光ファイバコード1の端部側は、ブーツ18の光ファイバコード挿通孔9を通して前記光コネクタ10に挿通され、固定される。
また、ブーツ18には、前記挿入口20に近い側の領域に、長手方向に互いに間隔を介して複数の凹部26や穴部27が形成されており、かつ、ブーツ18は、前記の如く比較的柔らかい材質であるために、ブーツ18は、光ファイバコード挿通孔9に挿通された光ファイバコード1と共に長手方向と交わる方向に多少は曲げることが可能と成している。
そして、このようなブーツ18を光コネクタ10の光ファイバ入力端側に設けて光ファイバコード1を光コネクタ10に固定することにより、光ファイバコード1が、光コネクタ10の挿入端部において座屈等により破損することを抑制している。
なお、光ファイバコード1は、例えば図5に示すように、光ファイバ心線2の外周側に設けた被覆部としての補強繊維3とシース材4を有しており、光ファイバコード1の光コネクタ10への固定に際し、光ファイバコード1の先端側の補強繊維3とシース材4は皮剥ぎされて裸の光ファイバ心線2が露出される。シース材4はブーツ18に比べて硬めの材質により形成されている。
そして、光ファイバ心線2は、フェルール5の光ファイバ挿入孔(図示せず)に挿入され、接着剤などによりフェルール5に固定され、光ファイバ心線2は、フェルール5への固定状態で、図4に示すように、光コネクタ10に固定される。なお、光ファイバ心線2の先端面はフェルール5の接続端面6に露出し、研磨等が施されて、光ファイバ心線2の先端面とフェルール5の接続端面6とが略一致するように形成される。
また、光コネクタ10において、前記ストップリング8には、その先端側内壁に係止段部16が形成され、この係止段部16と前記フェルール5の鍔部15との間には、フェルール5を先方側(接続端面6側)に付勢するスプリング17が介設されている。このスプリング17は、フェルール5の接続端面6を図示されていないアダプタ側の接続端面側に押しつけ、隙間のない状態で接続を行わせるために設けられるものである。
ストップリング8の後端側には筒状のカシメ金具(図示せず)が嵌め込まれており、このカシメ金具に光ファイバコード1の補強繊維3とシース材4が止められる。
なお、上記光ファイバコードの端末構造について、本出願人は、現地点において、先行技術文献を認知していない。
ところで、光ファイバ通信等において、光ファイバの伝搬損失をできるだけ小さくすることが望まれているが、光ファイバ心線2に許容範囲を越えた曲げの力が加えられると曲げによる大きな損失が生じて光ファイバの伝搬損失の増大につながるため、光ファイバ心線2の曲げ半径が小さくなるような状況を生じさせることはよくない。
しかしながら、光ファイバコード1を用いた光通信において、多数の光ファイバコード1が非整列状態で配設されている中から、対応する光ファイバコード1を作業者が選択し、光ファイバコード1の端末接続を切り替えるといった事が行われる場合があり、この際、光ファイバコード1とブーツ18との強度の違い等によって、光ファイバコード1がブーツ18への挿入部位で屈曲してしまう可能性があった。
特に、最近では、光ファイバコード1を高密度に配設するために、光ファイバコード1の径が細径化してきており、このような細径の光ファイバコード1においては、上記光ファイバコード1の屈曲の可能性を抑制することが重要となってきている。
本発明は、上記従来の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、たとえ細径の光ファイバコードであっても、その端末領域における屈曲曲げを抑制できる光ファイバコードの端末構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明は、光コネクタの光ファイバ挿入端側に、光ファイバコード挿通孔を備えたブーツを設け、光ファイバの外周側に被覆部を設けて形成される光ファイバコードの端部側を前記ブーツの光ファイバコード挿通孔を通して前記光コネクタに挿通固定して成る光ファイバコードの端末構造であって、前記光コネクタに挿通される側の光ファイバコードの外周側は該外周側に嵌合された線状の補強パイプによって覆われており、該補強パイプの一端側は前記ブーツの光ファイバコード挿通孔の途中部に接着剤を用いずに圧接固定されており、前記補強パイプの他端側は前記ブーツから外側に伸長して前記光ファイバコードを保護しており、前記補強パイプの前記ブーツからの伸長長さは該ブーツにおける光ファイバコード挿通孔の入口部での光ファイバコードの屈曲曲がりを抑制し得る長さを有している構成をもって課題を解決する手段としている。
また、第2の発明は、上記第1の発明の構成に加え、前記ブーツの光ファイバコード挿通孔の途中部の内壁には、前記光ファイバコード挿通孔に挿入されている補強パイプを外周側から圧接して固定する突起部が内側に突出形成されている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第3の発明は、上記第1または第2の発明の構成に加え、前記ブーツの光ファイバコード挿通孔の内壁は、該光ファイバコード挿通孔の途中部から光コネクタ側に近づくにつれて縮径するテーパ状に形成され、該テーパ状の面によって補強パイプが圧接固定されている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第4の発明は、上記第3の発明の構成に加え、前記ブーツの光ファイバコード挿通孔の内壁に形成されたテーパ状の面の少なくとも補強パイプを圧接する領域の面は、光ファイバコード挿通孔の前記テーパ状の面に至るまでの面よりも粗面に形成されて、該粗面の摩擦によって補強パイプの引き抜けを抑制している構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第5の発明は、上記第1乃至第4のいずれか一つの発明の構成に加え、前記補強パイプは光ファイバコードの個体を識別するための識別色または識別マークを有している構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第6の発明は、光コネクタの光ファイバ挿入端側に、光ファイバコード挿通孔を備えたブーツを設け、光ファイバの外周側に被覆部を設けて形成される光ファイバコードの端部側を前記ブーツの光ファイバコード挿通孔を通して前記光コネクタに挿通固定して成る光ファイバコードの端末構造であって、前記ブーツの長さは該ブーツにおける光ファイバコード挿通孔の入口部での光ファイバコードの屈曲曲がりを抑制し得る長さを有していることを特徴とする。
本発明において、補強パイプを設けた構成によれば、光ファイバコード挿通孔を備えたブーツが光コネクタの光ファイバ挿入端側に設けられ、光コネクタに挿通される側の光ファイバコードの外周側は該外周側に嵌合された線状の補強パイプによって覆われており、その補強パイプの端側が前記ブーツから外側に伸長して前記光ファイバコードを保護しているので、補強パイプによって光ファイバコードを保護することができ、光ファイバコードに大きな曲げの力が加えられることを抑制できる。
また、本発明において、補強パイプを設けた構成によれば、補強パイプの前記ブーツからの伸長長さは、該ブーツにおける光ファイバコード挿通孔の入口部での光ファイバコードの屈曲曲がりを抑制し得る長さを有しているので、補強パイプによって、光ファイバコード挿通孔の入口部での光ファイバコードの屈曲曲がりを抑制することができ、許容範囲を超えた大きな曲げ力が光ファイバコードに加わることを抑制できる。
さらに、本発明において、補強パイプを設けた構成によれば、補強パイプの一端側は前記ブーツの光ファイバコード挿通孔の途中部に接着剤を用いずに圧接固定されているので、例えば光ファイバコードの挿入孔側から補強パイプの一端側を挿入して圧接固定することにより、接着剤を用いての固定と異なり、補強パイプを非常に容易に、ワンタッチで迅速に取り付け固定することができる。また、接着剤の経年劣化による問題や、光ファイバコードを長期利用していくうちに、接着剤と補強パイプとの熱膨張率の差等によって補強パイプの一端側において固定部の劣化が生じるといった問題を抑制できる。
また、本発明において、ブーツの光ファイバコード挿通孔の途中部の内壁には、前記光ファイバコード挿通孔に挿入されている補強パイプを外周側から圧接して固定する突起部が内側に突出形成されている構成によれば、ブーツの光ファイバコード挿入孔の途中部内壁に形成された突起部によって、補強パイプの一端側を圧接して適切に固定できる。
さらに、本発明において、ブーツの光ファイバコード挿通孔の内壁は、その光ファイバコード挿通孔の途中部から光コネクタ側に近づくにつれて縮径するテーパ状に形成され、そのテーパ状の面によって補強パイプが圧接固定されている構成によれば、ブーツの光ファイバコード挿入孔に形成されたテーパ状の面によって、補強パイプの一端側を圧接して適切に固定できる。
さらに、本発明において、ブーツの光ファイバコード挿通孔の内壁に形成されたテーパ状の面を有し、この面の少なくとも補強パイプを圧接する領域の面は、光ファイバコード挿通孔の前記テーパ状の面に至るまでの面よりも粗面に形成されて、該粗面の摩擦によって補強パイプの引き抜けを抑制している構成によれば、粗面の摩擦によって、光ファイバコードの通常の使用状態において、光ファイバコードが、その周りの物に引っかかったりしたときの、補強パイプの引き抜けを抑制でき、補強パイプの一端側をより一層適切に固定できる。
さらに、本発明において、補強パイプは光ファイバコードの個体を識別するための識別色または識別マークを有している構成によれば、補強パイプによって光ファイバコードの個体を識別することができるので、光ファイバコードの端末部を接続相手側に接続する際に、非常に便利である。
なお、光ファイバコードの個体を識別するために、補強パイプの識別色や識別マークを、光ファイバコードやブーツや光コネクタのブーツを除く領域の色や模様等と組み合わせると、光ファイバコードの個体の識別を細分化して行うこともできるようになり、光ファイバコードをより一層取り扱い易くすることができる。
さらに、本発明において、補強パイプを設けずに、光コネクタの光ファイバ挿入端側に設けたブーツの長さを、該ブーツにおける光ファイバコード挿通孔の入口部での光ファイバコードの屈曲曲がりを抑制し得る長さを有している発明によれば、ブーツの長さを適切に形成することにより、ブーツにおける光ファイバコード挿通孔の入口部での光ファイバコードの屈曲曲がりを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、本実施形態例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略または簡略化する。
図2には、本発明に係る光ファイバコードの端末構造の一実施形態例が示されている。本実施形態例も従来例と同様に、光コネクタ10の光ファイバ挿入端側に、光ファイバコード挿通孔9を備えたブーツ18を有し、光ファイバコード1をブーツ18の光ファイバコード挿通孔9を通して光コネクタ10に挿通固定しているが、本実施形態は従来例と異なる以下の特徴的な構成を有している。すなわち、本実施形態例は、光コネクタ10に挿通される側の光ファイバコード1の外周側が、該外周側に嵌合された線状の補強パイプ11によって覆われていることを特徴とする。
補強パイプ11は例えばPE(ポリエチレン)により形成されており、その一端側は前記ブーツ18の光ファイバコード挿通孔9の途中部に接着剤を用いずに圧接固定されており、前記補強パイプ11の他端側は前記ブーツ18から外側に伸長して前記光ファイバコード1を保護している。補強パイプ11のブーツ18からの伸長長さは、該ブーツ18における光ファイバコード挿通孔9の入口部での光ファイバコードの屈曲曲がりを抑制し得る長さ(例えばここでは約10cm)を有している。
本実施形態例において、上記のように、補強パイプ11の一端側をブーツの光ファイバコード挿通孔9の途中部に圧接固定するために、光コネクタ10のブーツ18における光ファイバコード1の挿入側を、図1(a)〜(c)に示すような特徴的な構成としている。
つまり、図1(a)〜(c)に示すように、ブーツ18の光ファイバコード挿通孔9の途中部の内壁には、光ファイバコード挿通孔9に挿入されている補強パイプ11を外周側から圧接して固定する突起部12が内側に突出形成されている。なお、本実施形態例では、突起部12の形状を図1(b)に示す形状にしているが、突起部12の形状は特に限定されるものでなく、適宜設定される。
また、ブーツ18の光ファイバコード挿通孔9の内壁は、その光ファイバコード挿通孔9の途中部から光コネクタ10側に近づくにつれて縮径するテーパ状に形成され、そのテーパ状の面13によって補強パイプ11が圧接固定されている。
さらに、本実施形態例では、前記テーパ状の面13の少なくとも補強パイプ11を圧接する領域の面(ここでは、図1(a)のAで示す範囲内のテーパ状の面13の全域)は、光ファイバコード挿通孔9の前記テーパ状の面13に至るまでの面よりも粗面に形成されて、該粗面の摩擦によって補強パイプ11の引き抜けを抑制している。
なお、本実施形態例において、光ファイバコード1の外径は約1.1mmであり、補強パイプ11の内径は約1.1mmより少し大きめ(光ファイバコード1の外周側を補強パイプ11が摺動できる程度の大きさ)に形成され、補強パイプ11の外径は約1.7mmに形成されている。また、補強パイプ11は光ファイバコード1の個体を識別するための識別色を有しており、ここでは、光ファイバコード1のシース材4が黄色であるのに対し、補強パイプ11は赤色を呈している。
本実施形態例は以上のように構成されており、光コネクタ10に挿通される側の光ファイバコード1の外周側は線状の補強パイプ11によって覆われており、その補強パイプ11が前記ブーツ18から外側に伸長して光ファイバコード1を保護しているので、補強パイプ11によって、光ファイバコード1を保護することができる。
そして、補強パイプ11のブーツ18からの伸長長さが、該ブーツ18における光ファイバコード挿通孔9の入口部での光ファイバコード1の屈曲曲がりを抑制し得る長さを有しているので、補強パイプによって、光ファイバコード挿通孔9の入口部での光ファイバコード1の屈曲曲がりを抑制することができる。
また、本実施形態例によれば、補強パイプ11の一端側はブーツ18の光ファイバコード挿通孔9の途中部に接着剤を用いずに圧接固定されているので、光ファイバコードの挿入孔9側から補強パイプ11の一端側を挿入して圧接固定することにより、接着剤を用いての固定と異なり、補強パイプ11を非常に容易に、ワンタッチで迅速に取り付け固定することができる。
また、本実施形態例によれば、ブーツ18の光ファイバコード挿通孔9の途中部の内壁に突起部12が内側に突出形成されているので、突起部12によって、補強パイプ11の一端側を圧接して適切に固定でき、さらに、光ファイバコード挿通孔9の内壁面が、その途中部から光コネクタ10側に近づくにつれて縮径するテーパ状に形成されているので、このテーパ状の面13によって、補強パイプ11の一端側を圧接して適切に固定できる。
さらに、本実施形態例によれば、光ファイバコード挿通孔9のテーパ状の面13のAに示す範囲内の領域が、テーパ状の面13に至るまでの面よりも粗面に形成されているので、該粗面の摩擦によって補強パイプ11の引き抜けを抑制でき、補強パイプ11の一端側をより一層適切に固定できる。
さらに、本実施形態例によれば、補強パイプ11は光ファイバコード1の個体を識別するための識別色を有しているので、補強パイプ11によって光ファイバコード1の個体を識別することができ、光ファイバコード1の端末部を接続相手側に接続する際に、非常に便利である。
なお、本発明は上記実施形態例に限定されることはなく、様々な態様を採り得る。例えば、上記実施形態例では、ブーツ18の光ファイバコード挿通孔9の途中部の内壁には、突起部12を形成したが、突起部12は省略することもできる。ただし、突起部12を形成して突起部12により補強パイプ11を圧接すると、補強パイプ11の一端側をブーツ18の光ファイバコード挿通孔9の途中部に圧接固定しやすいので、突起部12を形成することが好ましい。
また、上記実施形態例では、ブーツ18の光ファイバコード挿通孔9の内壁は、その光ファイバコード挿通孔9の途中部から光コネクタ10側に近づくにつれて縮径するテーパ状の面13としたが、テーパ状の面13を省略し、ストレート形状の面としてもよい。
さらに、上記実施形態例では、前記テーパ状の面13の少なくとも補強パイプ11を圧接する領域の面を、光ファイバコード挿通孔9の前記テーパ状の面13に至るまでの面よりも粗面に形成したが、テーパ状の面13の表面態様は特に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。
ただし、上記態様のテーパ状の面13を形成すると、テーパ状の面13によって補強パイプ11の一端側を光ファイバコード挿通孔9に圧接固定しやすく、また、テーパ状の面13の少なくとも補強パイプ11を圧接する領域の面を粗面に形成すると、補強パイプ11の光ファイバコード挿通孔9からの引き抜きを抑制できるので好ましい。
さらに、上記実施形態例では、光ファイバコード1のシース材4が黄色であるのに対し、補強パイプ11は赤色としたが、補強パイプ11の色は特に限定されるものでなく、適宜設定されるものであり、光ファイバコード1の色と同じ色としても異なる色としてもよい。なお、補強パイプ11は光ファイバコード1の個体を識別するための識別色を有する構成とすると、光ファイバコード1を接続相手側に接続する作業の作業性を向上でき、便利である。
また、補強パイプ11は光ファイバコード1の個体を識別するための識別色を有する代わりに、光ファイバコード1の個体を識別するための識別マークを有するものとしてもよい。この識別マークは、例えば補強パイプ11の全体の柄を縞模様にしたり格子状にしたり水玉模様にしたりしてもよいし、その他の柄としてもよいし、補強パイプ11の一部に識別マークとしての絵柄を設ける構成としてもよい。また、補強パイプ11の表面に凹凸を形成して上記識別マークとしてもよい。
さらに、上記実施形態例では、光ファイバコード1の外径を約1.1mm、補強パイプ11の外径を約1.7mmとしたが、本発明は、様々な太さ(例えば現状用いられている約1.1mm〜約2.8mm)の光ファイバコード1に適用可能であり、適用する光ファイバコード1の太さに対応させて、例えば外径が約1.3mm〜約5.0mmの補強パイプ11を設けて構成できる。
また、補強パイプ11の長さは特に限定されるものでなく、適宜設定されるものであり、ブーツ18からの伸長長さが、ブーツ18における光ファイバコード挿通孔9の入口部での光ファイバコード1の屈曲曲がりを抑制し得る長さとなるようにすればよい。
さらに、光コネクタ10の詳細な構成は、図4に示したプラグフレーム7等を有するような構成に限定されることはなく適宜設定されるものであり、上記実施形態例と同様に補強パイプ11を設け、さらに好ましくは、ブーツ18の構成を上記のような特徴的な構成とすることにより、上記実施形態例と同様の効果を奏することができる。
さらに、本発明は、上記実施形態例のような補強パイプ11を有する構成とは限らず、補強パイプ11を設けずに、ブーツ18の長さを、該ブーツ18における光ファイバコード挿通孔9の入口部での光ファイバコードの屈曲曲がりを抑制し得る長さに形成した構成としてもよい。この場合、ブーツ18と光ファイバコード1との硬さを同程度に形成することが好ましい。
本発明に係る光ファイバコードの端末構造の一実施形態例におけるブーツの構成(a)と、突起部の平面構成(b)、ブーツに光ファイバコードと補強パイプが挿入された状態(c)をそれぞれ示す説明図である。 上記実施形態例の光ファイバコードの端末構造を示す説明図である。 従来の光ファイバコードの端末構造例を示す説明図である。 従来の光コネクタの例を一部断面図により示す説明図である。 光ファイバコードのフェルールへの挿入構成を示す説明図である。
符号の説明
1 光ファイバコード
2 光ファイバ心線
4 シース材
7 プラグフレーム
8 ストップリング
9 光ファイバコード挿通孔
10 光コネクタ
11 補強パイプ
12 突起部
13 テーパ状の面

Claims (6)

  1. 光コネクタの光ファイバ挿入端側に、光ファイバコード挿通孔を備えたブーツを設け、光ファイバの外周側に被覆部を設けて形成される光ファイバコードの端部側を前記ブーツの光ファイバコード挿通孔を通して前記光コネクタに挿通固定して成る光ファイバコードの端末構造であって、前記光コネクタに挿通される側の光ファイバコードの外周側は該外周側に嵌合された線状の補強パイプによって覆われており、該補強パイプの一端側は前記ブーツの光ファイバコード挿通孔の途中部に接着剤を用いずに圧接固定されており、前記補強パイプの他端側は前記ブーツから外側に伸長して前記光ファイバコードを保護しており、前記補強パイプの前記ブーツからの伸長長さは該ブーツにおける光ファイバコード挿通孔の入口部での光ファイバコードの屈曲曲がりを抑制し得る長さを有していることを特徴とする光ファイバコードの端末構造。
  2. ブーツの光ファイバコード挿通孔の途中部の内壁には、前記光ファイバコード挿通孔に挿入されている補強パイプを外周側から圧接して固定する突起部が内側に突出形成されていることを特徴とする請求項1記載の光ファイバコードの端末構造。
  3. ブーツの光ファイバコード挿通孔の内壁は、該光ファイバコード挿通孔の途中部から光コネクタ側に近づくにつれて縮径するテーパ状に形成され、該テーパ状の面によって補強パイプが圧接固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の光ファイバコードの端末構造。
  4. ブーツの光ファイバコード挿通孔の内壁に形成されたテーパ状の面の少なくとも補強パイプを圧接する領域の面は、光ファイバコード挿通孔の前記テーパ状の面に至るまでの面よりも粗面に形成されて、該粗面の摩擦によって補強パイプの引き抜けを抑制していることを特徴とする請求項3記載の光ファイバコードの端末構造。
  5. 補強パイプは光ファイバコードの個体を識別するための識別色または識別マークを有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の光ファイバコードの端末構造。
  6. 光コネクタの光ファイバ挿入端側に、光ファイバコード挿通孔を備えたブーツを設け、光ファイバの外周側に被覆部を設けて形成される光ファイバコードの端部側を前記ブーツの光ファイバコード挿通孔を通して前記光コネクタに挿通固定して成る光ファイバコードの端末構造であって、前記ブーツの長さは該ブーツにおける光ファイバコード挿通孔の入口部での光ファイバコードの屈曲曲がりを抑制し得る長さを有していることを特徴とする光ファイバコードの端末構造。
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