JP2007033424A - レンズメータ - Google Patents

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Abstract

【課題】
眼鏡レンズを測定する際、レンズテーブルを突出/引込方向に移動せしめる場合において、レバー操作を不要にし、さらに、測定時のアライメント信号により自動的にレンズテーブルを保持可能なレンズメータを提供すること。
【解決手段】
レンズテーブル34の背後に複数本のロッド38を設け、該レンズテーブル34を突出/引込方向に移動させるときに、レンズテーブル34の両端または片側を手で保持して移動できる程度に、該ロッド38と該ロッド用の軸受け穴39の間で適度なトルクを与えると共に、測定時のアライメント信号によりソレノイド60を動作させてレンズテーブル保持ロッド61の先端がロッド38に接触して摩擦力を与えて自動的にレンズテーブル34保持できるようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、眼鏡に枠入れされた眼鏡レンズのレンズ度数を測定することができるレンズメータに関するものである。
従来からマニュアルのレンズメータは多く利用されている。これらマニュアルレンズメータの多くは眼鏡レンズ測定時においては測定光軸を水平方向かあるいは前方をやや高めにした略水平方向に調節できる構造になっている。この状態では、眼鏡レンズの上縁部あるいは下縁部を当接させるレンズテーブルのその当接面は水平方向かあるいは前方をやや高めにした略水平位置に配置されるようにており、検者が眼鏡レンズを測定する場合はレンズテーブルの上に眼鏡レンズを載せるようになっている。眼鏡レンズを載せるレンズテーブルは略鉛直方向に上下させ得る機構を備えており、検者は眼鏡レンズを測定する際、眼鏡レンズをレンズテーブルに載せた状態で、レンズテーブルを上下させて光軸合わせを行うことになる。
ところが、近年においては眼鏡レンズの度数を自動的に測定するオートレンズメータが各社より発売されるようになってきた。これらのオートレンズメータは従来使われていたマニュアルレンズメータにおける接眼部の代わりに、液晶表示器に代表される表示部を持ち、この表示部には測定した眼鏡レンズの度数や軸合わせを行うアライメント表示が表示される。そのため、検者はこの画面を見て、眼鏡レンズの測定を行うということになり、自然と表示部が上方に配置されることから、これらのオートレンズメータの多くは測定光軸が鉛直方向となり、そのためレンズテーブルはその当接面が鉛直方向になるように配置される。
このように配置されたオートレンズメータにおいては、眼鏡レンズを測定する場合、レンズ受け(ノーズピース)の上に眼鏡レンズを載せて、眼鏡レンズの上縁部あるいは下縁部を略鉛直方向に配置されたレンズテーブルの当接面に押し当てた状態でレンズテーブルを前後に移動するためのレバーを操作することにより軸合わせを行い、度数などの測定値を得ることになる。つまり、眼鏡レンズを測定する際においてはレンンズテーブルを眼鏡レンズで押すように操作するため、レンズテーブルの位置が後方向(本体側)に移動しやすいという問題があった。この問題は、特にプリズムが処方された眼鏡レンズの測定においては重要な問題となり得る。上下方向にプリズム処方がなされた眼鏡レンズにおいて、そのプリズム量を正確に測定する場合はレンズテーブルが一定の位置で保持できるようになっている必要があるという理由によるためである。
そこで、従来のレンズメータにおけるレンズテーブルの移動においては相当量のトルクを加え、わずかな力ではレンズテーブルが移動しないような工夫が施されていた。しかし、この方法は従来のマニュアルレンズメータにおいては眼鏡レンズをレンズテーブルに置くという構造から、測定時には眼鏡レンズがレンズテーブル上である程度安定しており特に眼鏡レンズの保持に注意を払う必要がなかったため、レンズテーブルの上下移動に相当量のトルクを与えても操作上問題ななかった。しかし、近年発売されてきたオートレンズメータは前述のように眼鏡レンズをレンズテーブルに押し当てて測定することとなるため、測定時は眼鏡レンズを保持しつつ、レンズテーブルレバーを操作することになる。マニュアルレンズメータと同様にレンズテーブルの移動に相当量のトルクが与えられている場合、片手で眼鏡レンズを保持し、さらにもう一方の手でレバー操作を行うことになり、測定が非常に困難な面があった。
このような問題の対策のため特許文献1及び特許文献2が提案されている。特許文献1では当て板(レンズテーブル)の前後方向の移動機構にベアリングを用いることにより移動時のトルクを最小限に抑え、わずかな力でも移動可能にし、さらに操作性をよくするために、当て板(レンズテーブル)の移動軸にピアノ線などのバネを取付けて、前方方向に付勢するようになっている。つまり、眼鏡レンズを測定する際、検者は眼鏡レンズの上縁部あるいは下縁部を当て板(レンズテーブル)に押し当てるときに加えるわずかな力で当て板(レンズテーブル)の移動が可能になり、従来、レンズテーブルの移動操作時に行っていたレバー操作をなくしたことにより、操作性の向上を提案したものである。
また、特許文献2においても同様な提案がなされている。メガネ当接板(レンズテーブル)を検者側に向けて弾性的に付勢する付勢部材を備えたもので、適度の押圧抵抗感を検者に与えるメガネ当接板(レンズテーブル)に眼鏡レンズを当接させながら、眼鏡レンズを位置決めできるとされている。つまり、従来のようなレバー操作を行うことを必要としないレンズメータの提案であり、その効果は特許文献1のものと同様である。
しかし、上記特許文献1及び特許文献2に示されたレンズテーブルに前方(検者側)方向の付勢機構が備えられたレンズメータは眼鏡レンズの位置決め時には上述のように操作性が向上され得るが、光軸合わせをした状態で印点を行う場合にも眼鏡レンズを保持する必要がある。この問題に対して特許文献2ではレンズテーブルに付勢する付勢力は、印点時に眼鏡レンズを保持するレンズ保持手段の保持力より弱くすることで対応している。ところが、オートレンズメータの多くは測定データを印刷する印刷機能を備えている場合が多く、そのためには測定データを記憶する必要があり、多くは押ボタンスイッチなどを設けて、光軸合わせをした状態でこのスイッチを押すという操作を行う。つまり、眼鏡レンズを保持しつつスイッチ操作をしなくてはならず、少しでも眼鏡レンズを保持する力が変化するとレンズテーブルに付勢される付勢力により眼鏡レンズが移動してしまい、不都合である。スイッチ操作を行う場合もレンズ保持手段により眼鏡レンズを保持すればいいという考えもあるが、そもそもレンズ保持手段はレンズに印点を行う場合に使用するものであり、また、その保持力は相当量の力であることから、レンズ保持手段を利用しての測定は、眼鏡レンズ表面の材質部分やその表面の反射防止コーティングなどにキズをつけてしまう恐れがあり、あまり好ましくない。それに加え、測定毎にレンズ保持手段を使用するのは、操作上非常に煩雑であり、これも好ましいとは言えない。
また、これら特許文献1及び特許文献2の構造を持つレンズテーブルを備えたレンズメータは、上述のようにレンズテーブルの操作性は向上しているもののレンズテーブルの位置を保持する機能を有しないため、例えばプリズムが処方された眼鏡レンズを測定する場合、左右のプリズム量の比較が困難な面が生じる。つまり、左右のプリズム量の比較を正確に行う場合は、片眼を測定終了時にその状態でレンズテーブルの位置を保持し、保持した状態でもう一方のレンズをレンズテーブルに押し当てて測定する必要があるという理由による。
実公平7−47718号公報 特開2003−83844号公報
ここにおいて、本発明は上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、
(i)眼鏡レンズを測定する際、レンズテーブルを突出/引込方向に移動せしめる場合において、レバー操作を不要にすると共に、
(ii)アライメント検出信号により、レンズテーブルを突出/引込方向に移動せしめた状態で自動的にレンズテーブルを保持され得る保持機構を備えた、
新規な構造のレンズメータを提供することにある。
以下にこのような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様及至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載されたもの、或いはそれらの記載から当業者が把握することが出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
(本発明の態様1)
本発明の態様1は、測定対象である眼鏡レンズが載置されるノーズピースを筐体の前方に備えていると共に、略鉛直な案内面を前面に有するレンズテーブルを該筐体から該ノーズピースに向かって突出/引込方向に移動可能に備えており、該眼鏡レンズが装着された眼鏡の上縁部または下縁部を該レンズテーブルの該案内面に当接させて位置決めした状態下で、該眼鏡レンズを該ノーズピースの上に載置して、該ノーズピースを通じて測定用光束を該眼鏡レンズに透過させることにより該眼鏡レンズのレンズ度数等を測定するようにしたレンズメータにおいて、
前記レンズテーブルを突出/引込方向に移動する際には該レンズテーブルを直接手を添えて移動可能となるように、前記レンズテーブルの駆動軸に適度なトルクを与え、さらに眼鏡レンズの測定時のアライメント状態を検出する手段を備え、該アライメント状態検出結果により自動的に前記レンズテーブルの該駆動軸に相当量の荷重を与えてその摩擦力で保持可能な保持機構を備えたレンズメータを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされたレンズメータにおいては、眼鏡レンズを測定する場合、眼鏡レンズの上縁部または下縁部を前記レンズテーブルの案内面に当接させた状態で前記眼鏡レンズと前記レンズテーブルを同時に直接手で保持しながら突出/引込方向に移動可能であるから、従来備えていたレンズテーブルの移動用操作レバーが必要ない。つまり、操作レバーを操作することなしに該レンズテーブルの移動が眼鏡レンズの上縁部または下縁部を前記レンズテーブルの案内面に当接させたまま出来るのである。そのため、光軸合わせなどの操作において、操作性が向上され得るのである。
また、光軸合わせなど、アライメントが終了した場合はアライメント状態検出手段によるアライメント状態検出結果により、レンズテーブルが自動的に保持されるため、その状態で測定値の記憶などのために押しボタンスイッチなどを押すことも容易となるのである。また、本態様1には眼鏡レンズに処方されたプリズム量を入力する入力手段を有するため、該入力手段により入力されたプリズム量に従った光軸など任意の位置で保持できることから、プリズムが処方された眼鏡レンズを測定する場合、左右のプリズム量の比較が容易となるのである。
(本発明の態様2)
本発明の態様2は、測定対象である眼鏡レンズが載置されるノーズピースを筐体の前方に備えていると共に、略鉛直な案内面を前面に有するレンズテーブルを該筐体から該ノーズピースに向かって突出/引込方向に移動可能に備えており、該眼鏡レンズが装着された眼鏡の上縁部または下縁部を該レンズテーブルの該案内面に当接させて位置決めした状態下で、該眼鏡レンズを該ノーズピースの上に載置して、該ノーズピースを通じて測定用光束を該眼鏡レンズに透過させることにより該眼鏡レンズのレンズ度数等を測定するようにしたレンズメータにおいて、
前記レンズテーブルを突出/引込方向に移動する際には該レンズテーブルに対し前方方向(検者側)に前記レンズテーブルの駆動軸にかかる摩擦力に比べて大きな付勢力を与える機構を設け、さらに該レンズテーブルを保持する際には該駆動軸に前記付勢力を超えた相当量の荷重を与えてその摩擦力で保持可能な保持機構を備えたレンズメータを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされたレンズメータにおいては、眼鏡レンズを測定する場合、眼鏡レンズの上縁部または下縁部を前記レンズテーブルの案内面に当接させた状態で前記眼鏡レンズのみ(つまり、レンズテーブルまで保持する必要がない。)を直接手で保持しながら突出/引込方向に移動可能であるから、従来備えていたレンズテーブルの移動用操作レバーが必要ない。つまり、操作レバーを操作することなしに該レンズテーブルの移動が眼鏡レンズの上縁部または下縁部を前記レンズテーブルの案内面に当接させたまま出来るのである。そのため、光軸合わせなどの操作において、前述した態様1より操作性が向上され得るのである。
また、光軸合わせなど、アライメントが終了した場合はアライメント状態検出手段により得られた検出結果により自動的に該レンズテーブルが保持機構により保持されるため、その状態で測定値の記憶などのために押しボタンスイッチなどを押すことも容易となるのである。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1には、本発明の一実施形態であるレンズメータ10の全体概略が示されている。このレンズメータ10は、略堅形ボックス状の筐体12を備えている。この筐体12の前面側は、下部に比して上部が前方に突き出しており、庇状に突き出したこの上部14によって下部前面には全体的に大きく凹んだ測定用スペース16が形成されている。また、突出せしめられた上部14の突出前面には、測定状態や測定結果を表示する液晶表示画面18が設けられている。
また、上述の測定用スペース16には、幅方向中央部分において上下方向に離隔して対向位置する光路用凸部22、24が前方に突出形成されている。そして、下側の光路用突部24の突出上面には、略円筒形状で上方に向かって突出するノーズピース26が突設されていると共に、光路用凸部24の前面中央部には測定値を保存及び記憶するためのスイッチ20が配設されている。本実施形態では、筐体12の内部に収容された発光源から導かれた測定光束が、上側の光路用凸部22内から鉛直下方に向かって投射されて、測定用スペース16を通って、ノーズピース26の先端面に開口する入射窓から筐体12内に入射され、筐体12内に収容配置された受光素子によってかかる測定用光束が受光されるようになっている。即ち、ノーズピース26上に測定用光束によるレンズ度数等の測定ポイントが形成されているのである。
更にまた、上側の光路用凸部22には、ノーズピース26に向かって下方に突出するレンズ押え28が鉛直上下方向に移動可能に装着されており、印点レバー30の回転及び上下操作に基づいて、かかる印点レバー30を含む印点部が上下方向に駆動可能とされている。また、レンズ押え28には、下方に向かって突出する複数本(本実施形態では3本)のレンズ押えピン32が固定されている。そして、レンズ押え28を下方に変位させることにより、複数本の押えピン32が下方に向かって一体的に降下変位せしめられるようになっている。
これにより、本実施形態では、ノーズピース26上に眼鏡レンズを載置せしめて、そのレンズ度数等の光学特性の測定点をノーズピース26上に位置決めした状態下で、レンズ押え28を下方に変位せしめることにより、ノーズピース26上に載置された被検レンズを複数本のレンズ押えピン32でノーズピース26上に押し付けて位置固定に保持せしめ得るようにされている。
さらに、筐体12において測定用スペース16を形成する下部前面には、レンズテーブル34が配設されている。このレンズテーブル34は、筐体12において水平となる幅方向の略全長に亘って延びる長手ブロック状を有しており、前面が略鉛直で平坦な案内面36とされている。そして、かかるレンズテーブル34は、ノーズピース26よりも奥方(筐体12側)に位置せしめられており、測定用光束の後方に控え位置せしめられている。また、かかる状態下で、印点レバー30を含む印点部を下方に駆動変位させることにより、図示しない内蔵の印点手段によって被検レンズの所定位置に印点を記すことが出来るようになっている。
また、図2に示されているように、レンズテーブル34には、その背後から奥方に突出して筐体12内に延びるロッド38が複数本設けられている。これによりレンズテーブル34は筐体12の収容凹部42からノーズピース26の後位置まで前後方向に水平に移動可能となっている。ロッド38は本実施例では丸棒型であり円柱側面は磨き処理がなされ、図1に示す軸受け穴部39に通してある。さらに、レンズテーブル34の前後方向の移動がレンズテーブルの両端を両手で押さえながら移動可能であり、適度なトルクを与えるためにロッド38と軸受け穴部39の間にはグリスなどの潤滑剤が塗布されている。つまり、被検レンズを保持しながらレンズテーブル34を直接移動可能となっているのである。
さらに、図3、図4に示すようにロッド38と軸受け穴部39の横には、ソレノイド60及びレンズテーブル保持ロッド61からなる、レンズテーブル保持機構部が取り付けてある。レンズテーブル保持ロッド61の先端部には樹脂あるいはゴムなどの材質の当て部材62が接着またはネジ止めなどで取り付けてある。図3、図4に示すようにレンズテーブル保持ロッド61はロッド38と同一平面状でありしかも互いに垂直となるように取り付けてある。また、レンズテーブル保持ロッド61はソレノイド60のプランジャー63の先端にプランジャー63と同軸になるように取り付けてある。つまり、ソレノイド60が動作するとプランジャー63は左右方向に動作し、図3、図4に示すように、プランジャー63が(本体後方より)右方向に動作した場合(図4)、レンズテーブル保持ロッド61がロッド38の方向に移動し、レンズテーブル保持ロッドの先端部にある当て部材62がロッド38に接触し、その摩擦力により、レンズテーブル34の前後方向の位置を保持するようになっている。本実施例では当て部材62には樹脂剤またはゴム剤を用いたが、ロッド38に接触されたときにロッド38にキズなどが付かない配慮がなされていれば、当て部材62はなくてもよい。
図5は本特許の態様2の機構を説明したものである。ロッド38の一方のロッドにレンズテーブル34に前方方向(検者側)の付勢力を与えるためのスプリング70が付加されている。スプリング70の一端は本体筐体12の内面に保持され、他方の端は新たに加えたスプリング保持板71に保持されている。スプリング70は引っ張りバネとして作用し、レンズテーブル34に対し常に前方方向(検者側)に付勢力が加わっている。但し、該付勢力はレンズテーブル保持機構における保持力やレンズ押え28によるレンズ保持力を超えない程度に調整してある。つまり、レンズテーブル保持機構による保持力やまたはレンズ押え28による保持力によりレンズテーブルが任意の位置に保持可能としているのである。
本形態ではレンズテーブルに与える付勢力のためにスプリングを用いたが、当然付勢力を与える手段はスプリングに限る必要はなく、特許文献1の実施例に示されたピアノ線でも可能であるし、特許文献2の実施例で示された付勢機構のようなものでも構わないことは言うまでもない。
図6は実際の使用状態を示した図である。眼鏡66の片側レンズ(図6では右眼用レンズ)をノーズピース26の載せ、さらに眼鏡66の左右の両下縁部がレンズテーブル34の案内面36に接するようにレンズテーブル34を移動し、その状態で(つまり、眼鏡66の左右の両下縁部がレンズテーブル34に接触させた状態で)光軸の中心合わせなどを行い、眼鏡66の被検レンズの度数を測定する。このとき、液晶表示画面18には図7、図8に示すようなアライメント状態が表示され、検者はかかるアライメント状態表示画面を見てアライメントを行う。通常は測定光軸に測定する眼鏡レンズの光学中心を合わせる(図8では、ターゲット80がターゲット画面81の中心82に合わせることになる)。光学中心に合わせると、本体内部の演算部90からソレノイド制御回路91に信号を出力し、ソレノイド60のプランジャー63が(本体後方から見て)右方向に動作し、レンズテーブル34を保持するのである。
上述は測定する眼鏡66がプリズム処方されていない場合の操作例である。測定する眼鏡66がプリズム処方されている場合は、予め、その処方値(プリズム値)を入力し、演算部90により得られたプリズム値が、予め入力された処方値(プリズム値)に合った場合は上述の例のように演算部90からソレノイド制御回路91に信号を出力し、図4のようにソレノイド60のプランジャー63が(本体後方から見て)右方向に動作し、レンズテーブル34を保持する。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、これらはあくまでも例示であって、本発明はかかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものでなく、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることが、理解されるべきである。
例えば、本実施例ではソレノイド60を利用してレンズテーブル保持ロッド61をロッド38の方向に移動し、当て部材62を接触させてレンズテーブル34の保持を行っているが、移動手段はソレノイドに限るわけではなく、ステッピングモーターを利用した移動手段でも構わない。さらに言えば、本実施例では演算部からのアライメント信号でソレノイドを制御しているが、図9に示すようにレンズテーブル34の側面にスイッチ92を取り付けて、かかるスイッチ92のON/OFFによりソレノイド60を制御しても構わない。その場合は、検者はレンズテーブル34を任意の位置で、保持することが可能である。図10に本実施形態としての概略構成を示す。
本発明の一実施形態としてのレンズメータの全体概略構造を示す斜視図である。 図1における左側面図である。 レンズテーブル保持機構の概略を示すための本体内部の部分図である。(保持されていない状態) レンズテーブル保持機構の概略を示すための本体内部の部分図である。(保持されている状態) レンズテーブルに前方方向(検者側)に付勢力を与える付勢機構の概略を示した図である。 図1で示されたレンズメータにおいて実際に眼鏡レンズを測定し、レンズテーブルを保持した状態を示した図である。 測定表示画面の一実施例である。 図7の測定表示画面において光軸の中心合わせ(アライメント)が終了した状態を表わした図である。 本発明の一実施形態としてレンズテーブルの側面にソレノイドを制御するための押しボタンスイッチを備えたレンズメータの全体概略構造を示す斜視図である。 図9実施形態としての構成を示した図である。
符号の説明
10 レンズメータ
12 筐体
16 測定用スペース
18 液晶表示画面
26 ノーズピース
32 レンズ押えピン
34 レンズテーブル
36 案内面
38 ロッド
39 軸受け穴部
42 収容凹部
46 下部前面
60 ソレノイド
61 レンズテーブル保持ロッド
62 当て部材
70 スプリング
71 スプリング保持板
80 アライメント用画面に表示されるターゲット
81 ターゲット画面(アライメント用)
82 ターゲット画面の中心
90 演算部
91 ソレノイド制御回路
92 押しボタンスイッチ

Claims (7)

  1. 測定対象である眼鏡レンズが載置されるノーズピースを筐体の前方に備えていると共に、略鉛直な案内面を前面に有するレンズテーブルを該筐体から該ノーズピースに向かって突出/引込方向に移動可能に備えており、該眼鏡レンズが装着された眼鏡の上縁部または下縁部を該レンズテーブルの該案内面に当接させて位置決めした状態下で、該眼鏡レンズを該ノーズピースの上に載置して、該ノーズピースを通じて測定用光束を該眼鏡レンズに透過させることにより該眼鏡レンズのレンズ度数等を測定するようにしたレンズメータにおいて、眼鏡レンズに処方されたプリズム量を入力する入力手段と、該入力されたプリズム量により設定された光軸に眼鏡レンズをアライメントする際にアライメント状態を検出するアライメント検出手段と、前記レンズテーブルを突出/引込方向に移動させた状態で該レンズテーブルを保持され得る保持機構を備えるとともに、該保持機構は眼鏡レンズの測定時における前記アライメント検出手段により得られた検出結果に基づいて作動するような自動制御装置を備えたことを特徴とするレンズメータ。
  2. 前記レンズテーブルを保持せしめる保持方法は該レンズテーブルを突出/引込方向に移動するための駆動軸に荷重を与えてその摩擦力を用いて保持可能とした保持機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載のレンズメータ。
  3. 眼鏡レンズを軸合わせする場合は、眼鏡レンズの上縁部または下縁部を前記レンズテーブルの案内面に当接させた状態で前記眼鏡レンズと前記レンズテーブルを直接手で保持した状態で突出/引込方向に移動可能になるように駆動軸に適度なトルクを与えたことを特徴とする請求項1及び2のいずれかに記載のレンズメータ。
  4. 前記レンズテーブルに対し該レンズテーブルが前方方向(検者側)に付勢力を与える機構を有し、該付勢力により前記レンズテーブルが前方方向(検者側)に移動し得る程度に前記付勢力を駆動軸に生じる摩擦力に比べて大きくしたことを特徴とする請求項1及び2のいずれかに記載のレンズメータ。
  5. 前記付勢力は、レンズ保持機構の保持力より弱いことを特徴とする請求項4に記載のレンズメータ。
  6. 前記付勢力は請求項1に記載のレンズテーブル保持機構におけるレンズテーブル保持力より弱いことを特徴とする請求項5に記載のレンズメータ。
  7. プリズム量の入力がなかった場合のアライメント検出手段は、眼鏡レンズの光学中心の検出であることを特徴とする請求項1に記載のレンズメータ。
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