JP2007033255A - 光ファイバーの検査システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、光ケーブルを構成する複数の光ファイバーの検査を正確且つ迅速に行うことができる光ファイバーの検査システムを提供することを課題とする。
【解決手段】 光ケーブル1を構成する複数の光ファイバー2,2,…の状態を検査可能な光ファイバーの検査システムであって、光ファイバー2の一端側から検査光を導入する発光手段11と、光ファイバー2の他端側において前記検査光を受光し検知可能な受光検知手段21と、前記検査光を導入する光ファイバーと前記検査光を検知する光ファイバーとが一致するべく、前記発光手段11及び受光検知手段21間で通信する通信手段30と、前記検査光の受光検知結果を記録可能な記録手段22とを備えて構成されることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ケーブルを構成する複数の光ファイバーの状態を検査する光ファイバーの検査システムに関する。
一般に、光ケーブルを架設する際には、光ファイバー同士の接続が確実に行われているかや、光ファイバーの断裂等の障害がないかなどの検査が行われる。この検査は、光ケーブルの両端側に検査光の発光装置及び該検査光の検知装置を配置して、かかる装置と光ケーブルを構成する複数の光ファイバーとを接続し、検査光を一方側から導入して他方側で検知することにより行われる。
ところで、かかる検査は通常何キロも離れた地点間で行われるものであり、検査は、光ケーブルの両端側に配置される作業員によって人為的に行われる(例えば、特許文献1)。即ち、作業員が光ファイバーと前記各装置とをそれぞれ接続し、いずれの光ファイバーを検査しようとしているかを携帯電話などにより確認しつつ検査を行い、その結果を光ファイバーごとに記録等していくものである。
また、前記光ファイバーと前記各装置とは、光ファイバーの端部に溶着されるコネクタと、前記各装置から延びる検査用端子の端部に設けられるコネクタとを連結することにより接続され、光ファイバーの検査は、光ファイバーと検査用端子とを順次繋ぎ替えつつ行われるものであるが、かかる繋ぎ替えの作業も、光ケーブルの両端側に配置される作業員が行う。なお、検査が終了すると、光ファイバーは、融着されたコネクタごと端部を切断される。
特開2005−31001号公報
しかしながら、上述のような方法では、光ファイバーと各装置とを人為的に繋ぎ替えて検査が行われるため、両端部同士で異なる光ファイバーに各装置を繋いでしまうといったミスや、検査対象と認識している光ファイバーとは異なる光ファイバーに対して検査を行ってしまうといった人為的なミスなどが発生し得る。
ここで、通常、光ファイバーが正常であり接続にも問題が無い場合には、一端側から導入された検査光は他端側で検知されることとなるが、光ファイバーに断裂等の障害がある場合や途中に設けられる継ぎ目(例えば、クロージャー)での接続が良好でない場合などには、他端側で検査光が確認されないという状況が起こり得る。
この場合、検査光が確認されないのは、上述のような人為的なミスによるものであるのか、若しくは、光ファイバーの断裂など機械的な不具合によるものであるのかが不明であるため、再度の確認及び検査が必要になるなどし、結果として光ケーブルの検査を円滑に行うことができない。
また、光ケーブルの幹線を検査する場合には、該光ケーブルを構成する光ファイバーの数が多いため、上述のように人為的に検査を行ったのでは多大な時間を要し、乗物や人の通行が頻繁な場所では長時間に亘って通行を遮ることとなるため、かかる検査を行うことが困難である。さらに、このような場所では、光ファイバーにコネクタを溶着する作業までもが必要となれば、より一層検査を行うことが困難となる。
そこで、本発明は、光ケーブルを構成する複数の光ファイバーの検査を正確且つ迅速に行うことができる光ファイバーの検査システムを提供することを目的とする。
本発明に係る光ファイバーの検査システムは、光ケーブルを構成する複数の光ファイバーの状態を検査可能な光ファイバーの検査システムであって、光ファイバーの一端側から検査光を導入する発光手段と、光ファイバーの他端側において前記検査光を受光し検知可能な受光検知手段と、前記検査光を導入する光ファイバーと前記検査光を検知する光ファイバーとが一致するべく、前記発光手段及び受光検知手段間で通信する通信手段と、前記検査光の受光検知結果を記録可能な記録手段とを備えて構成されることを特徴とする。
上記構成からなる光ファイバーの検査システムによれば、検査光を導入する光ファイバーと前記検査光を検知する光ファイバーとを通信手段によって自動的に一致させることが可能となるため、光ファイバーと各装置との繋ぎ替えミスなどによる検査の失敗を好適に防止することができる。
また、上記光ファイバーの検査システムにおいては、光ファイバーの一端側から導入され内部の所定箇所で反射した検査光の反射光を前記一端側において受光し検知可能な受光検知手段をさらに備え、前記反射光の受光検知結果を記録可能である構成を採用することができる。
このようにすれば、光ファイバーに断裂等の障害がある場合には、その障害箇所を特定することが可能となる。即ち、例えば光ファイバーが断裂していると、かかる箇所において後方散乱と呼ばれる反射が著しく発生する。従って、検査光が導入されてから反射光が戻って来るまでの時間を計測することにより、光ファイバーの一端から障害箇所までの距離を測定することが可能となる。
以上のように、本発明に係る光ファイバーの検査システムによれば、作業を自動化することにより、光ケーブルを構成する複数の光ファイバーの検査を正確且つ迅速に行うことができる。
以下に、本発明に係る光ファイバーの検査システムの実施形態について、図面に基づいて説明する。
本実施形態に係る光ファイバーの検査システムは、図1に示すように、複数の光ファイバー2,2,…が収容される光ケーブル1の両端側に配置される一対の検査装置10,20を備えて構成される。
一方の検査装置10は、各光ファイバー2,2,…に対し一端側から検査光を導入するものであり、発光手段11を有するとともに、他方の検査装置20は、各光ファイバー2,2,…の他端側で前記検査光を受光して検知するものであり、第一の受光検知手段21を有する。また、本検査システムは、前記検査光を導入する光ファイバー2と前記検査光を検知する光ファイバー2とが一致するべく、前記発光手段11及び第一の受光検知手段21間で通信する通信手段30と、前記検査光の受光検知結果を記録可能な第一の記録手段22とを備える。
前記光ケーブル1は、複数本(例えば、4,8,12本)の光ファイバー2,2,…を平行に配列してテープ状に束ねたもの(いわゆる、テープ心線)を、さらに複数個束ねて構成されるものであり、一つの光ケーブル1には、200〜1000本程度の光ファイバー2,2,…が収容される。
前記発光手段11は、例えば発光ダイオードや半導体レーザーなどの発光素子と、該発光素子の制御を行う発光制御部とを備えて構成される。なお、発光素子は、検査光を各光ファイバー2,2,…に対して独立に導入することができるよう、各光ファイバー2,2,…ごとに設けられる。このようにすれば、検査対象の光ファイバーが検査対象ではない光ファイバーを導通する光を拾うことで検査結果が影響を受けるなどの不都合を防止できる。
前記第一の受光検知手段21は、例えばフォトダイオードなどの受光素子と、該受光素子の制御を行う受光制御部とを備えて構成される。即ち、第一の受光検知手段21は、受光素子が受光した検査光を電気信号に変換するなどの処理を行って検査光の強度を測定する。一方、前記受光素子に検査光が到達していない場合には、受光していないことを検知する。即ち、第一の受光検知手段21は、光ファイバーの断裂等の障害の有無や、途中における光ファイバー同士の接続不良など、光ファイバーの状態を検知する。なお、受光検知結果としては、検査光の強度や、かかる強度から算出される光ファイバー2の一端側から他端側にかけての検査光の損失量や、これらから判断される光ファイバーの状態に関する情報などである。
前記通信手段30は、前記発光手段11の発光及び第一の受光検知手段22の検知が同一の光ファイバーに対して行われるように、前記発光手段11と第一の受光検知手段22とを連動させるものであり、具体的には、前記一対の検査装置10,20にそれぞれ備えられる一対の送受信機31,32である。該送受信機31,32は、無線によるものであってもよく、有線によるものであってもよい。また、携帯電話等の無線機能を有する携帯端末装置などであってもよい。
さらには、前記通信手段30による通信は、無線及び有線を併用したものであってもよく、また、例えば、検査対象としての光ファイバーを、通信の媒体として利用するものであってもよい。即ち、まず、携帯電話を利用していずれかの光ファイバーの検査を行い、該光ファイバーの検査結果が良好である場合には、以降の検査をその光ファイバーを用いて有線で行う方法などが考えられる。そして、この場合には、携帯電話による無線通信と、それ以降の光ファイバーによる有線通信とは、自動で切り替え可能に構成されるものであってもよい。
前記第一の記録手段22は、各光ファイバー2,2,…ごとの前記受光検知結果を各光ファイバー2,2,…ごとに対応付けて記録するものであり、具体的には、前記他方の検査装置20に内蔵されるメモリーや、携帯端末装置が備えるメモリーなどの記憶媒体が該当する。
このように、上記各手段によって構成される光ファイバーの検査システムにより、前記一対の検査装置10,20を用いて、いわゆる損失測定試験(若しくは対向試験)や心線対照を行うことができる。
ところで、本検査システムは、上述のように、損失試験機や心線対照器としての機能を有するものであるが、前記各光ファイバー2,2,…の一端側に第二の受光検知手段12をさらに備え、光ファイバー2の内部に発生し得る断裂等の位置の特定を行うことも可能であり、いわゆるOTDR装置(若しくは光パルス試験機)としての機能をも有するものである。
具体的には、第二の受光検知手段12は、前記各光ファイバー2,2,…の一端側から導入され内部の所定箇所で反射した検査光の反射光を前記一端側で受光し検知可能である。なお、この場合、前記発光手段11からの検査光を光ファイバー2の一端側から導入し、且つ、反射光を分岐させて第二の受光検知手段12に導入可能なように、発光手段11が備える前記発光素子と光ファイバー2との間には、カプラー等の光分岐手段(図示しない)が介挿される。第二の受光検知手段12は、前記第一の受光検知手段21と同等の構成を有するものであるが、その受光検知結果としては、検査光が光ファイバー2に導入されてからその反射光が一端側に戻って来るまでの時間や、かかる時間から算出される前記所定の箇所までの距離や、反射光の強度などである。
また、本検査システムは、前記第二の受光検知手段12が受光した反射光の受光検知結果を前記各光ファイバー2,2,…ごとに対応付けて記録可能な第二の記録手段13を備える。なお、第二の記録手段13は、前記第一の記録手段22と同等の構成を有するものである。
なお、本検査システムを構成する上記各手段のうち、前記一方の検査装置10は、前記発光手段11と、前記第二の受光検知手段12と、前記第二の記録手段13と、通信手段30の前記送受信機31とを有し、さらに、前記第二の受光検知手段12の受光検知結果を表示可能な第二の表示手段14を有する。一方、前記他方の検査装置20は、前記第一の受光検知手段21と、前記第一の記録手段22と、通信手段30の前記送受信機32とを有し、さらに、前記第一の受光検知手段21の受光検知結果を表示可能な第一の表示手段23を有する。そして、前記一対の検査装置10,20のそれぞれは、上記各手段を制御する制御部(図示しない)を有する。
次に、前記一方の検査装置10又は他方の検査装置20と光ケーブル1との接続部分について、図2に基づいて説明する。なお、各検査装置10,20と光ケーブル1との接続部分はそれぞれ同等の構造を有するため、他方の検査装置20との接続部分を例に説明する。
図2(イ)に示すように、前記光ケーブル1を構成する光ファイバー2は、検査装置20とテープ心線3,3,…単位で接続され、検査装置20は、テープ心線3に対応した複数のコネクタ部40,40,…を有する。
図2(ロ)でより詳しく説明すると、該コネクタ部40は、平行に配列される複数の光ファイバー2,2,…の端部を同時に挿入可能且つ挿入された該端部を挟持可能であり、光ファイバー2を受け止める受け部材41と、光ファイバー2を押さえる押さえ部材42とで構成される。受け部材41と押さえ部材42とは、通常、互いに接近するように付勢されて光ファイバー2を挟持するとともに、光ファイバー2を着脱する際には、付勢を解除可能である。
より具体的には、前記受け部材41には、互いに平行な溝43が複数本形成され、該溝43に光ファイバー2を載置する態様で光ファイバー2が位置決めされる。なお、前記溝43は、前記テープ心線が有する光ファイバー2の本数に対応した個数(図2(ロ)では4個)設けられる。ところで、コネクタ部40に光ファイバー2の端部を挿入した際には、該光ファイバー2の端面と、検査装置20側から延びる光ファイバー24の端面とが密接する状態とされる。なお、光ファイバー同士を接続する状態には、光ファイバー2及び光ファイバー24の端面間に屈折率整合剤などが介在する状態なども含まれ、即ち、検査光が一方から他方へ適切に伝達され得る状態であればよい。
上記構成からなる光ファイバーの検査システムについて、その動作を説明する。光ファイバーの検査は、光ケーブル1の両端側に一対の検査装置10,20を設置し、該一対の検査装置10,20に光ファイバー2を多数接続した状態で行われる。
まず、第一番目の光ファイバーを検査するよう一対の検査装置10,20の制御手段の間で通信手段30を介して信号をやり取りする。次に、前記一方の検査装置10が有する発光手段11から検査光が光ファイバーに導入され、また、他方の検査装置20に対して現在検査光を導入中である旨の信号が伝達される。これに対し、他方の検査装置20は、第一の受光検知手段21が検査光を受光検知し、検査光の強度の測定などを行う。また、かかる受光検知結果をその光ファイバーと対応付けて第一の記録手段22により記録する。
この際、検査光が検知されない場合(即ち、強度0の場合)や、強度が著しく小さいなど、光ファイバーに断裂等の障害の可能性がある場合には、一方の検査装置10により、障害の発生地点を特定するOTDR試験を行う。即ち、その光ファイバーに対して導入された発光手段11からの検査光の反射光が、第二の受光検知手段12によって検知されるまでの時間や、反射光の強度等を測定する。また、これに基づいた検知結果をその光ファイバーと対応付けて第二の記録手段13により記録する。
かかる一連の工程が終了すると、次の光ファイバーを検査するよう信号をやり取りし、次の光ファイバーの検査が行われる。かかる工程を繰り返し、全ての光ファイバーを検査し終えると、検査が終了する。
以上のように、本実施形態に係る光ファイバーの検査システムによれば、検査光を導入する光ファイバーと前記検査光を検知する光ファイバーとを通信手段30によって一致させることで、作業を自動化することが可能となるため、光ケーブルを構成する複数の光ファイバーの検査を正確且つ迅速に行うことができる。また、一対の検査装置10,20を用いて損失測定試験や心線対照を行うことができ、一方の検査装置10のみを用いてOTDR試験を行うことができるため、光ファイバーの詳細な検査を即座に行うことが可能となる。
さらに、前記一対の検査装置10,20は、平行に配列される複数の光ファイバー2,2,…の端部を同時に挿入可能且つ挿入された該端部を挟持可能な接続部を備えるため、複数本の光ファイバー2,2,…を一括して検査装置と接続することが可能となり、検査の作業効率を一層向上させることができる。
なお、本発明に係る光ファイバーの検査システムは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、検査装置20が有する複数のコネクタ部40,40,…にテープ心線3を装着させることで光ファイバー2と検査装置20とを接続するものであったが、これに限定されるものではなく、図3に示すように、予め光ファイバー2をテープ心線3単位でアダプター50に装着し、該アダプター50を検査装置60に連結することにより、光ファイバー2と検査装置60とを接続するものであってもよい。
以下に、この接続の方法について説明する。図3(イ)に示すように、検査装置60の前面には、アダプター50を受け入れるコネクタ部70が形成されており、また、コネクタ部70内には、検査装置60側の光ファイバー61が臨む態様で突出させてある。
前記アダプター50は、具体的には、磁力によって互いに引き付けあう受け部材及び押さえ部材によって構成され、少なくとも受け部材には、互いに平行な溝が複数本形成される。光ファイバー2は、該溝に載置される態様で位置決めされる。また、光ファイバー2(テープ心線3)は、図3(ロ)に示すように、その先端がアダプター50の端部より所定寸法だけ内側の位置となるようにアダプター50に挟持される。さらに、アダプター50は、光ファイバー2の軸方向における先端側が開放された状態となるように形成される。
かかるアダプター50を前記検査装置60のコネクタ部70に連結すると、該コネクタ部70内に臨む検査装置60側の光ファイバー61が、アダプター50の先端側から内部に入り込み、前記光ファイバー2の先端と対向する状態となる。
より好ましくは、前記検査装置60は、図3(イ)に示すように、装置本体62と、該装置本体62に対してスライド可能なスライド体63とから構成される。そして、前記コネクタ部70は、装置本体62とスライド体63とが対向する領域に設けられ、装置本体62及びスライド体63によって確定される。なお、検査装置60側の光ファイバー61は、スライド体63側に備えられており、該スライド体63のスライドに伴って先端位置が変位する。
かかる検査装置60に前記アダプター50を装着する場合には、図3(ハ)に示すように、まず、コネクタ部70の一部が開放される態様となるように、前記スライド体63を後方(図では右方向)にスライドさせる。次に、アダプター50を前記装置本体62に嵌め込んで開放されたコネクタ部70に配置する。そして、図3(ニ)に示すように、前記スライド体63を前方にスライドさせる。このとき、スライド体63の前後位置を調整することで、スライド体63に備えられた検査装置60側の光ファイバー61の位置を調整し、光ファイバー2との対向距離を好適に調整することが可能である。さらに、スライド体63は、並んで配置されるテープ心線3,3,…に対応して設けられ、それぞれ別々にスライド可能な構成であってもよい。
また上記以外にも、前記一対の検査装置10,20がそれぞれ発光手段11及び第一の受光検知手段21を少なくとも有し、それぞれ光ケーブルと接続可能であれば、他の各手段は、別の装置に備えられるものであってもよい。
そして、上記実施形態においては、一対の検査装置10,20は、それぞれ第一及び第二の記録手段22,13を備えるものであったが、これに限定されることなく、記憶手段はシステムにおいて一つのみ備えられ、一対の検査装置10,20が有する第一及び第二の受光検知手段21,12における受光検知結果を通信手段30を介してやり取りし、それぞれの受光検知結果を記憶するもの、若しくは、それぞれの受光検知結果を統合して記憶するものであってもよい。表示手段14,23についても同様である。
さらに、発光素子は、各光ファイバー2,2,…ごと若しくはテープ心線ごとに設けることは必須ではなく、例えば、発光素子と光ファイバー2とを光スイッチ等の切替手段を介して接続し、一つの発光素子で複数の光ファイバー2,2,…に対して検査光を導入可能な構成であってもよい。受光素子についても同様である。
また、第二の受光検知手段12によるOTDR試験は、第一の受光検知手段21による損失測定試験を行うと同時に全ての光ファイバー2,2,…に対して行うものであってもよく、損失測定試験を行った結果、障害の発生が疑われるものに対してのみ行うものであってもよい。
本発明の実施形態に係る光ファイバーの検査システムの構成を示す図である。 同実施形態に係る光ファイバーの検査システムにおいて利用される検査装置と光ケーブルとの接続を説明する概念図であり、(イ)は、光ファイバーをテープ心線ごとにコネクタ部に接続する状態を示し、(ロ)は、光ファイバーの端部をコネクタ部に装着する状態を示す。 本発明の他の実施形態に係る光ファイバーの検査システムにおいて利用される検査装置と光ケーブルとの接続を説明する概念図であり、(イ)は、検査装置及びアダプターを示し、(ロ)は、アダプターを示し、(ハ)は、検査装置のスライド部を装置本体に対して後方にスライドさせた状態を示し、(ニ)は、スライド部を装置本体に対して前方にスライドさせた状態を示す。
符号の説明
1…光ケーブル、2…光ファイバー、3…テープ心線、10…一方の検査装置、11…発光手段、12…第二の受光検知手段、13…第二の記録手段、14…第二の表示手段、20…他方の検査装置、21…第一の受光検知手段、22…第一の記録手段、23…第一の表示手段、24…光ファイバー、30…通信手段、31…送受信機、32…送受信機、40…コネクタ部、41…受け部材、42…押さえ部材、43…溝、50…アダプター、60…検査装置、61…光ファイバー、62…装置本体、63…スライド体、70…コネクタ部

Claims (2)

  1. 光ケーブルを構成する複数の光ファイバーの状態を検査可能な光ファイバーの検査システムであって、
    光ファイバーの一端側から検査光を導入する発光手段と、
    光ファイバーの他端側において前記検査光を受光し検知可能な受光検知手段と、
    前記検査光を導入する光ファイバーと前記検査光を検知する光ファイバーとが一致するべく、前記発光手段及び受光検知手段間で通信する通信手段と、
    前記検査光の受光検知結果を記録可能な記録手段とを備えて構成されることを特徴とする光ファイバーの検査システム。
  2. 光ファイバーの一端側から導入され内部の所定箇所で反射した検査光の反射光を前記一端側において受光し検知可能な受光検知手段をさらに備え、
    前記反射光の受光検知結果を記録可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバーの検査システム。
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