JP2007033119A - ずれ量検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】床上を走行する移動体において、予め決められた経路に対する移動体の移動方向のずれを検出する。
【解決手段】床面に位置情報発信体が配設された室内を、予め決められた移動経路に沿って移動する移動体に搭載されるずれ量検出装置において、位置検出用交信範囲に存在する前記位置情報発信体から取得した位置情報から前記移動体の現在位置を検出する第1の現在位置検出手段と、位置検出用交信範囲を包含するずれ検出用交信範囲に存在する前記位置情報発信体の取得した位置情報から前記移動体の現在位置を検出する第2の現在位置検出手段と、検出された現在位置を移動経路と照合し前記移動体の移動方向を特定する移動方向特定手段と、前記各現在位置検出手段により検出された各現在位置から移動方向に対するずれ量を検出するずれ量検出手段と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】床面に位置情報発信体が配設された室内を、予め決められた移動経路に沿って移動する移動体に搭載されるずれ量検出装置において、位置検出用交信範囲に存在する前記位置情報発信体から取得した位置情報から前記移動体の現在位置を検出する第1の現在位置検出手段と、位置検出用交信範囲を包含するずれ検出用交信範囲に存在する前記位置情報発信体の取得した位置情報から前記移動体の現在位置を検出する第2の現在位置検出手段と、検出された現在位置を移動経路と照合し前記移動体の移動方向を特定する移動方向特定手段と、前記各現在位置検出手段により検出された各現在位置から移動方向に対するずれ量を検出するずれ量検出手段と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、床に規則的に配置された複数の位置情報発信体から送信される位置情報に基づいて、指定された経路に沿って床上を走行する移動体の走行時における指定された経路からのずれ量検出に関する。
床の上を走行する移動体を指定された経路に沿って走行させようとする場合、指定された経路と実際の走行経路とは必ずしも一致するとは限らないため、移動体に制御装置を搭載し、移動体の走行時における位置を検出させることが一般に行なわれている。
移動体の位置を検出する方法として、予め配置場所の位置情報が記憶されているRFIDタグなどの位置情報発信体が床に規則的に配置され、移動体に備えられたIDリーダにRFID用アンテナの検出範囲にある位置情報発信体から位置情報を受信させ、受信された位置情報に基づいて制御装置が移動体の位置を検出する方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、移動体として買い物用のカートの位置を検出する方法が提案されている。その方法について図6を用いて説明する。図6はRFIDタグ41の配置場所と買い物用のカートに備えられたIDリーダ(図示せず)の交信範囲(位置検出用交信範囲40とする)の関係を示している。
特許文献1において、RFIDタグ41は格子状に所定の間隔(=w)で配置されている。IDリーダの位置検出用交信範囲40は直径√2wの円形であり、RFID用アンテナは位置検出用交信範囲40に含まれるRFIDタグ41を検出し、移動体に備えられた制御装置が検出したRFIDタグ41の位置情報に基づいて移動体の位置を算出することが示されている。
しかしながら、IDリーダの位置検出用交信範囲40が一つであり、その位置検出用交信範囲40に含まれるRFIDタグ41の位置情報に基づいて移動体の位置を検出する場合、移動体が指定された移動経路からずれたとしても、移動経路から離れた場所にあるRFIDタグ41が位置検出用交信範囲40に含まれるまで、移動体の移動方向がずれていることを検出できない。
本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、移動体の指定された移動経路に対する移動方向のずれをより確実に検知するずれ量検出装置を提供することを目的とする。
本発明は、床面に位置情報発信体が配設された室内を、予め決められた移動経路に沿って移動する移動体に搭載され、予め決められた移動経路と実際の移動経路とのずれを検出するずれ量検出装置において、前記位置情報発信体から位置情報を取得するための位置検出用交信範囲を床面に形成し、前記位置検出用交信範囲に存在する前記位置情報発信体から取得した位置情報から前記移動体の現在位置を検出する第1の現在位置検出手段と、前記第1の現在位置検出手段が形成する位置検出用交信範囲を包含し且つ前記位置情報発信体の配設間隔より大きい半径であるずれ検出用交信範囲を形成し、前記ずれ検出用交信範囲に存在する前記位置情報発信体から位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段により取得された位置情報から前記移動体の現在位置を検出する第2の現在位置検出手段と、前記第1の現在位置検出手段により検出された現在位置を予め決められた移動経路と照合することによって前記移動体の移動方向を特定する移動方向特定手段と、前記各現在位置検出手段により検出された各現在位置から移動方向に対するずれ量を検出するずれ量検出手段と、を有することを特徴とする。
本発明は、床面に位置情報発信体が配設された室内を予め決められた移動経路に沿って移動する移動体における、予め決められた移動経路と実際の移動経路とのずれを検出するずれ量検出方法において、前記位置情報発信体から位置情報を取得するための位置検出用交信範囲を床面に形成し、前記位置検出用交信範囲に存在する前記位置情報発信体から取得した位置情報から前記移動体の現在位置を検出する第1の現在位置検出ステップと、前記第1の現在位置検出ステップにおいて形成された位置検出用交信範囲を包含し且つ前記位置情報発信体の配設間隔より大きい半径のずれ検出用交信範囲を形成し、前記ずれ検出用交信範囲に存在する前記位置情報発信体から位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記位置情報取得ステップにおいて取得された位置情報から前記移動体の現在位置を検出する第2の現在位置検出ステップと、前記第1の現在位置検出ステップにおいて検出された現在位置を予め決められた移動経路と照合することによって前記移動体の移動方向を特定する移動方向特定ステップと、前記各現在位置検出ステップにおいて検出された各現在位置から移動方向に対するずれ量を検出するずれ量検出ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、予め決められた移動体の移動経路に対し、位置検出用交信範囲を包含する交信範囲であるずれ検出用交信範囲に、移動体の移動方向と異なる方向にある位置情報発信体が含まれた場合に、移動体の移動方向がずれたことをより確実に検出することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に従って説明する。図1は、床面に位置情報発信体であるRFIDタグ14が配設された倉庫10、およびその床上を移動する本発明に係るずれ量検出装置を備えるフォークリフト18の位置関係を示す図である。
倉庫10の床12には、一定間隔w(50cm程度)で格子状に複数のRFIDタグ14が配設される。各RFIDタグ14は、記憶部(図示せず)およびタグアンテナ(図示せず)を備え、無線によって記憶部に保持された情報を外部へ送信したり、外部から受信した情報を記憶部に書き込んだりすることが可能である。各RFIDタグ14は、記憶部に自己のRFIDタグ14の配置場所を表す固有の位置情報を保持しており、無線によってその位置情報を外部へ送信する。
床12の上には、倉庫10に搬入された搬入出物16を搬送するための移動体であるフォークリフト18がある。フォークリフト18は、通信アンテナ24を備え、通信アンテナ24を通してフォーク制御PC21と交信する。フォーク制御PC21は、フォークリフト18の位置や搬入出物16の位置を把握し、これらの情報に基づいてフォークリフト18の移動経路を決定し、移動経路情報をフォークリフト18へ送信する役割を有する。
フォークリフト18は、床12に配設されているRFIDタグ14と交信するためのRFIDアンテナ20、フォーク制御PC21から指定された移動経路とIDリーダ22が受信したRFIDタグ14の情報とに基づいてフォークリフト18の位置のずれ量を検出するずれ量検出装置26を備える。
RFIDアンテナ20はコイルをループ状に巻いた半径20cm程度のループアンテナであり、RFIDアンテナ20は交信範囲に含まれるRFIDタグ14と無線によって交信する。その際、交信範囲に含まれる全てのRFIDタグ14から一括で情報を受信する。また、RFIDアンテナ20は、通信パワーを強めることによって交信範囲を広く形成したり、通信パワーを弱めることによって交信範囲を狭く形成したりすることが可能である。なお、交信範囲を床面に形成する構成として、本実施の形態では、RFIDアンテナ20をフォークリフト18の床面側に配設したが、この構成に限定する必要はなく、例えばフォークリフト18の側面にRFIDアンテナ20に設け、遮蔽板などで交信範囲が床面に形成されるようにするなどして構成してもよい。
ずれ量検出装置26は、図2に示すように、RFIDアンテナ20を通してRFIDタグ14から送信される位置情報を受信するIDリーダ22と、IDリーダ22が受信した各RFIDタグ14の位置情報を基にフォークリフト18の測定位置を算出する位置算出装置28と、通信アンテナ24によって受信された移動経路情報からフォークリフト18の予測位置を算出する予測位置算出装置32と、測定位置と予測位置を照合することによってフォークリフト18の指定された移動経路に対するずれ量を検出する位置照合装置30とを備える。
フォークリフト18の進むべき移動経路と実際の走行経路とのずれ量検出の手順およびフォークリフト18の走行制御について、図3〜5を用いて説明する。図3はRFIDアンテナ20の2つの交信範囲とその交信範囲に含まれるRFIDタグ14の配設場所を示した図であり、図4はフォークリフト18の移動経路を示した図であり、図5は、ずれ量検出の手順についての処理フローを示したフローチャートである。
図3に示す図のうち上方の4つの図(状態1〜状態4)は、フォークリフト18が、RFIDタグ14が配設された格子方向に沿って移動した場合におけるRFIDアンテナ20の交信範囲とRFIDタグ14の位置関係を表す。状態1においてRFIDアンテナ20の交信範囲の中心はRFIDタグ14の真上にある。状態2、状態3、状態4は、状態1からRFIDタグ14が配設された格子方向にそれぞれw/4,w/2,3w/4移動した時点のRFIDアンテナ20の交信範囲を示している。図3に示す図のうち下方の4つの図(状態1,状態2下,状態3下,状態4下)は、状態1に示す位置からフォークリフト18が、RFIDタグ14が配設された格子方向に対して図の下方に少しずつずれながら移動した場合におけるRFIDアンテナ20の交信範囲とRFIDタグ14の位置関係を表す。状態1においてRFIDアンテナ20の交信範囲の中心はRFIDタグ14の真上にある。状態2下、状態3下、状態4下は、状態1からRFIDタグ14が配設された格子方向にそれぞれw/4,w/2,3w/4と進むにつれて、図3の下方に移動方向がずれた場合におけるRFIDアンテナ20の交信範囲とRFIDタグ14の位置関係を表す。
ずれ量検出装置26は、フォークリフト18の現在位置を算出する(S1)。ずれ量検出装置26は、通信パワーを制御してRFIDタグ14の配置間隔w程度を直径とする交信範囲(以後、位置検出用交信範囲40とする)を形成する。IDリーダ22は、位置検出用交信範囲40に存在するRFIDタグ14から、それぞれの位置情報を受信する。位置算出装置28は、受信した位置情報に基づいてフォークリフト18のおおよその位置を算出する。
続いて、ずれ量検出装置26は、通信パワーを制御して交信範囲を広くし、RFIDタグ14の配置間隔w以上を半径とする交信範囲(以後、ずれ検出用交信範囲42とする)を形成する。IDリーダ22は、ずれ検出用交信範囲42に存在するRFIDタグ14から、それぞれの位置情報を受信する。位置算出装置28は、受信した位置情報に基づいてフォークリフト18の位置を算出する。
フォークリフト18の位置を算出する際、位置算出装置28は、IDリーダ22からN個のRFIDタグ14の位置情報(x1,y1)、(x2,y2)、・・・、(xN,yN)を受信した場合、フォークリフト18の位置Pを式1、
P=(x1+x2+・・・+xN)/N,(y1+y2+・・・+yN)/N)・・・(1)
と、算出する。例えば、図3においてRFIDタグ14dが埋め込まれている場所を座標(0,0)とすると、状態1において位置検出用交信範囲40には、RFIDタグ14dのみが含まれているため、式1を用いてフォークリフト18の位置は(0,0)と算出される。また、ずれ検出用交信範囲42には、RFIDタグ14a,14c,14d,14e,14fが含まれ、式1を用いてフォークリフト18の位置は(0,0)と算出される。
P=(x1+x2+・・・+xN)/N,(y1+y2+・・・+yN)/N)・・・(1)
と、算出する。例えば、図3においてRFIDタグ14dが埋め込まれている場所を座標(0,0)とすると、状態1において位置検出用交信範囲40には、RFIDタグ14dのみが含まれているため、式1を用いてフォークリフト18の位置は(0,0)と算出される。また、ずれ検出用交信範囲42には、RFIDタグ14a,14c,14d,14e,14fが含まれ、式1を用いてフォークリフト18の位置は(0,0)と算出される。
続いて、ずれ量検出装置26は、通信アンテナ24を通して、S1においてずれ検出用交信範囲42に存在するRFIDタグ14の位置情報に基づいて算出された現在位置をフォーク制御PC21へ送信する(S2)。
フォーク制御PC21は、フォークリフト18の現在位置を受信すると、フォークリフト18の進むべき経路を算出する。フォーク制御PC21は、フォークリフト18の現在位置と、フォークリフト18の目的地の位置、倉庫10内に配置されている搬入出物16の位置、他のフォークリフト18の経路情報に基づいて、フォークリフト18が搬入出物16および他のフォークリフト18にぶつからないように、経路を算出する。その後、算出された経路情報をフォークリフト18へ送信する。
本実施の形態におけるフォーク制御PC21による経路の算出方法について図4を用いて説明する。図4は、倉庫10内を上から見たときの搬入出物16の位置とフォークリフト18の経路を示した図である。例えば、現在位置が(0,0)であり、目的先の位置が(10w,10w)であり、倉庫10内の(3w,4w)および(7w,5w)を含む領域に搬入出物16a,16bが置かれているとする。この場合、各搬入出物16a,16bにぶつからないように目的位置(10w,10w)へフォークリフト18を移動させるように経路が算出され、移動経路におけるフォークリフト18が方向転換する位置が経路情報として与えられる。本実施の形態において、例えば図4に示すような経路が算出された場合、フォークリフト18へ送信される経路情報は(5w,0),(5w,10w),(10w,10w)というように与えられる。
ずれ量検出装置26は、通信アンテナ24を通してフォーク制御PC21において算出された経路情報を受信する(S3)。
予測位置算出装置32は、S1において算出されたフォークリフト18の現在位置から、フォーク制御PC21に指示された経路に従ってw/4進むと仮定した場合の、移動後のフォークリフト18の予測位置を算出する(S4)。
ずれ量検出装置26は、予測位置を、S1に基づいて算出された現在位置から、フォークリフト18の移動方向へ、移動距離(=w/4)移動した位置として算出する。例えば、状態1の場所から図2のX方向へ移動する場合、フォークリフト18の現在位置はS1において(0,0)と算出されており、経路情報より与えられた座標(5w,0)が現在位置(0,0)よりXの正方向であることから進行方向はXの正方向であり、移動距離は例えばRFIDタグ14の配設間隔wの1/4である。予測位置算出装置32は、これらの情報を基に予測位置を(0,0)+(w/4,0)=(w/4,0)と算出する。また、別の例として、状態2の場所から図2のX方向へ移動する場合において、ずれ検出用交信範囲42に存在するRFIDタグ14の位置情報に基づいて算出されるフォークリフト18の現在位置は(w/4,0)であり、経路情報より与えられた座標(5w,0)が現在位置(0,0)よりXの正方向であることから進行方向はXの正方向であり、移動距離は例えばRFIDタグ14の配設間隔wの1/4である。予測位置算出装置32は、これらの情報を基に予測位置を(w/4,0)+(w/4,0)=(w/2,0)と算出する。
フォークリフト18は、フォーク制御PC21に指示された経路に従って、w/4移動する(S5)。フォークリフト18の移動距離は、フォークリフト18の車輪の円周と回転数とに基づいて算出される。
位置算出装置28は、ずれ検出用交信範囲42の範囲に存在するRFIDタグ14から式1を用いてフォークリフト18の位置を算出する(S6)。ずれ検出用交信範囲42は、位置検出用交信範囲40を包含する交信範囲である。ずれ検出用交信範囲42は、位置検出用交信範囲40内に存在するRFIDタグ14の更に外側のRFIDタグ14を検出できるような大きさである。
例えば、図3の状態1の位置からフォークリフト18が指定された経路を通りw/4移動した場合(状態2)、ずれ検出用交信範囲42にはRFIDタグ14d(0,0),RFIDタグ14e(w,0)が含まれ、フォークリフト18の位置は式1より(w/2,0)と算出される。一方、図3の状態1からフォークリフト18が指定された経路と比べ、図3の下方にw/6程度ずれた場合(状態2下)、ずれ検出用交信範囲42にはRFIDタグ14d(0,0),RFIDタグ14e(w,0),RFIDタグ14f(0,−w)が含まれ、フォークリフト18の位置は式1より(w/3,−w/3)と算出される。
位置照合装置30は、S4において算出した予測位置と、S6において算出した位置(以後、実測位置とする)が一致するか否か比較する(S7)。
予測位置と実測位置が異なる場合(S7/NO)、ずれ量検出装置26は、予測位置と実測位置の差分から、フォークリフト18が指示された経路と比べてどの方向にどの程度ずれているかを算出する(S8)。
フォークリフト18はフォーク制御PC21に指示された経路に従って移動しつつ、位置照合装置30によって算出されたずれ量に従って、フォークリフト18の移動方向を正しい方向に戻すように移動方向に対し垂直な方向に修正移動する(S9)。そして、S1へ処理が移る。
一方、予測位置と実測位置が一致する場合(S7/YES)、フォークリフト18の移動方向はフォークリフト18が指示された経路に沿っていると判断される。そのため、修正移動せずにS1へ処理が移り、フォークリフト18がw/4移動するごとに、S1〜S9の処理が繰り返される。
以降、フォークリフト18が目的地まで移動するまで、ずれ量検出装置26が指示された経路に対するフォークリフト18の移動方向のずれ量を検出し、フォークリフト18はずれ量に基づいて修正移動を繰り返す。
このように、位置検出用交信範囲40に存在するRFIDタグ14を検出しフォークリフト18の位置を算出し、一方、位置検出用交信範囲40より広いずれ検出用交信範囲42を形成し、フォークリフト18が移動する方向に対して垂直方向にあるRFIDタグ14を検出することによって、フォークリフト18が予め決められた経路に対し移動方向の垂直方向にずれた場合に、ずれた方向にあるRFIDタグ14の位置情報が、算出されるフォークリフト18の位置に反映されるので、フォークリフト18が指定された経路に対してずれたことがより確実に検出される。
尚、本実施の形態において、RFIDタグ14の記憶部にRFIDタグ14に配置場所を示す位置情報を保持しているとしたが、RFIDタグ14の記憶部に保持される情報は、個々のRFIDタグ14を特定する情報であれば良いため、このような情報は位置情報に限らない。例えば、RFIDタグ14の記憶部にRFIDタグ14の識別情報が記憶されており、IDリーダに識別情報を送信しても良い。この場合、RFIDタグ14の識別情報と対応する位置情報の対応マップを別の領域に保持しておき、受信した識別情報を基にRFIDタグ14の位置情報を取得すればRFIDタグ14の識別情報から、フォークリフト18の位置を算出することができる。
10 倉庫、12 床、14 RFIDタグ、16 搬入出物、18 フォークリフト、20 RFIDアンテナ、21 フォーク制御PC、22 IDリーダ、24 通信アンテナ、26 ずれ量検出装置、28 位置算出装置、32 予測位置算出装置、30 位置照合装置、40 位置検出用交信範囲、42 ずれ検出用交信範囲。
Claims (2)
- 床面に位置情報発信体が配設された室内を、予め決められた移動経路に沿って移動する移動体に搭載され、予め決められた移動経路と実際の移動経路とのずれを検出するずれ量検出装置において、
前記位置情報発信体から位置情報を取得するための位置検出用交信範囲を床面に形成し、前記位置検出用交信範囲に存在する前記位置情報発信体から取得した位置情報から前記移動体の現在位置を検出する第1の現在位置検出手段と、
前記第1の現在位置検出手段が形成する位置検出用交信範囲を包含し且つ前記位置情報発信体の配設間隔より大きい半径のずれ検出用交信範囲を形成し、前記ずれ検出用交信範囲に存在する前記位置情報発信体から位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報取得手段により取得された位置情報から前記移動体の現在位置を検出する第2の現在位置検出手段と、
前記第1の現在位置検出手段により検出された現在位置を予め決められた移動経路と照合することによって前記移動体の移動方向を特定する移動方向特定手段と、
前記各現在位置検出手段により検出された各現在位置から移動方向に対するずれ量を検出するずれ量検出手段と、
を有することを特徴とするずれ量検出装置。 - 床面に位置情報発信体が配設された室内を予め決められた移動経路に沿って移動する移動体における、予め決められた移動経路と実際の移動経路とのずれを検出するずれ量検出方法において、
前記位置情報発信体から位置情報を取得するための位置検出用交信範囲を床面に形成し、前記位置検出用交信範囲に存在する前記位置情報発信体から取得した位置情報から前記移動体の現在位置を検出する第1の現在位置検出ステップと、
前記第1の現在位置検出ステップにおいて形成された位置検出用交信範囲を包含し且つ前記位置情報発信体の配設間隔より大きい半径のずれ検出用交信範囲を形成し、前記ずれ検出用交信範囲に存在する前記位置情報発信体から位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
前記位置情報取得ステップにおいて取得された位置情報から前記移動体の現在位置を検出する第2の現在位置検出ステップと、
前記第1の現在位置検出ステップにおいて検出された現在位置を予め決められた移動経路と照合することによって前記移動体の移動方向を特定する移動方向特定ステップと、
前記各現在位置検出ステップにおいて検出された各現在位置から移動方向に対するずれ量を検出するずれ量検出ステップと、
を有することを特徴とするずれ量検出方法。
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