JP2007032954A - 空調システムおよびそのプログラム - Google Patents

空調システムおよびそのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007032954A
JP2007032954A JP2005218269A JP2005218269A JP2007032954A JP 2007032954 A JP2007032954 A JP 2007032954A JP 2005218269 A JP2005218269 A JP 2005218269A JP 2005218269 A JP2005218269 A JP 2005218269A JP 2007032954 A JP2007032954 A JP 2007032954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
conditioned room
map
conditioning
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005218269A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kako
裕章 加▲来▼
Keiko Noda
桂子 野田
Osamu Eguchi
修 江口
Tetsuya Koda
哲也 甲田
Sanenori Ueda
実紀 上田
Naoki Yamazaki
直紀 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005218269A priority Critical patent/JP2007032954A/ja
Publication of JP2007032954A publication Critical patent/JP2007032954A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】環境に合わせた快適な空調を行うための情報を空調機器に取り込むためにリモコンによる入力を行わなければならないため、人に負担をかけさせてしまう。
【解決手段】自走式機器本体101は被空調室マップを作成する被空調室マップ作成手段109と、被空調室マップ作成手段109が作成した被空調室マップを送信する送信手段112を備え、空調装置本体201は受信手段203と、自走式機器から受信した被空調室マップをもとに空調方法を決定する空調方法決定手段210を備え、空調装置本体201は受信した被空調室マップをもとに空調方法決定手段210で空調方法の決定を行うため、人によって被空調室の形状や、空調装置本体201や障害物の位置の計測、空調装置本体201に対してリモコンなどによるそれらの情報の入力を行わなくて良く、人に負担をかけることなく被空調室の環境に合わせた快適な空調を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、快適な空調環境を提供する空調システムおよびそのプログラムに関するものである。
従来、この種の空調システムでは、被空調室に設けられた空調装置と、前記空調装置に信号を送信するためのリモコンを有し、前記空調装置はリモコンより信号を受信するリモコン受信手段と、熱気流解析を行うための熱気流解析手段と、前記熱気流解析手段による熱気流解析結果に基づき駆動される能力制御手段、風量を制御する風量制御手段、および風向きを制御する風向制御手段を備え、前記リモコンから被空調室の形状、前記空調装置と障害物の位置や寸法の入力設定を行うと共に、前記リモコンから受信する設定情報で熱気流解析を実施するものがある(例えば、特許文献1参照)。
図10は、従来の空調システムの構成図を示し、空調システム10は空調装置2とリモコン3で構成され、1は被空調室、3aはリモコン3が信号を送信するための信号送信手段、4は被空調室1に置かれた障害物、5は空調装置2が信号を受信するための信号受信手段である。また、w、d、hは被空調室1の幅、奥行き、高さ、a、b、cは空調装置2の基準点sの面Pに対する相対位置、a1、b1、c1は障害物4の基準点s1の面Pに対する相対位置、w1、d1、h1は障害物4の幅、奥行き、高さを表す。
特開平6−2922号公報
しかしながら、前記従来の構成では、被空調室の環境に合わせた快適な空調を行うために、人によって被空調室の形状や、被空調室内の空調装置や障害物の位置、寸法などの計測、またそれらの情報を空調装置に取り込むためにリモコンによる入力を行わなければならないため、人に負担をかけさせてしまうという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、空調装置は自走式機器より自走式機器が取得した被空調室の形状、空調装置や障害物の位置を受信し、それらの情報をもとに被空調室の空調方法を決定することで、人に負担をかけさせることなく被空調室の環境に合わせた快適な空調を行う空調システムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空調システムは、被空調室の空調を行う空調装置と、前記被空調室を走行する自走式機器を有し、前記空調装置は、送信手段と、前記自走式機器からの情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した情報をもとに前記被空調室の空調方法を決定する空調方法決定手段と、前記空調方法決定手段で決定された空調方法で空調を行う空調手段を備え、前記自走式機器は、前記空調装置の前記送信手段から送信される情報を受信する受信手段と、走行手段と、走行位置を検出する走行位置検出手段と、前記空調装置に情報を送信する送信手段を備え、かつ、前記空調装置あるいは自走式機器のいずれか一方に前記走行位置検出手段により検出される走行位置と前記受信手段で受信される情報より被空調室の形状と位置情報とを有する被空調室マップを作成する被空調室マップ作成手段を設け、前記空調装置は前記被空調室マップをもとに前記空調方法決定手段で空調方法の決定を行う空調システムとしたものである。
これによって、空調装置は自走式機器より自走式機器が取得した被空調室の形状、空調装置や障害物の位置を受信し、それらの情報をもとに被空調室の空調方法を決定することで、人に負担をかけさせることなく被空調室の環境に合わせた快適な空調を行うことができる。
本発明の空調システムは、空調装置は自走式機器より自走式機器が取得した被空調室の形状、空調装置や障害物の位置を受信し、それらの情報をもとに被空調室の空調方法を決定することで、人に負担をかけさせることなく被空調室の環境に合わせた快適な空調を行うことができる。
第1の発明は、被空調室の空調を行う空調装置と、前記被空調室を走行する自走式機器を有し、前記空調装置は、送信手段と、前記自走式機器からの情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した情報をもとに前記被空調室の空調方法を決定する空調方法決定手段と、前記空調方法決定手段で決定された空調方法で空調を行う空調手段を備え、前記自走式機器は、前記空調装置の前記送信手段から送信される情報を受信する受信手段と、走行手段と、走行位置を検出する走行位置検出手段と、前記空調装置に情報を送信する送信手段を備え、かつ、前記空調装置あるいは自走式機器のいずれか一方に前記走行位置検出手段により検出される走行位置と前記受信手段で受信される情報より被空調室の形状と位置情報とを有する被空調室マップを作成する被空調室マップ作成手段を設け、前記空調装置は前記被空調室マップをもとに前記空調方法決定手段で空調方法の決定を行うため、人によって被空調室の形状や、空調装置や障害物の位置の計測、空調装置に対してリモコンなどによるそれらの情報の入力を行わなくて良いため、人に負担をかけることなく被空調室の環境に合わせた快適な空調を行うことができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の空調システムに自走式機器は障害物を検出する障害物検出手段と、走行位置検出手段により検出される走行位置と機器識別情報受信手段で受信される機器識別情報と前記障害物検出手段で検出される障害物より被空調室の形状と機器識別情報を受信した位置情報と障害物を検出した位置情報を有する被空調室マップを作成する第2の被空調室マップ作成手段を備え、前記自走式機器は送信手段で被空調室マップを送信し、空調装置は受信手段で受信する前記被空調室マップをもとに空調方法決定手段で空調方法の決定を行うようにしたことで、取得した被空調室の形状や障害物の位置や形状から吹きだまりが起きやすい位置の特定や、熱気流解析などを行うことができるため、被空調室の環境に合わせた快適な空調を行うことができる。
第3の発明は、特に、第1または2の発明の空調システムに自走式機器は温度または湿度、または空気清浄度のいずれか1つまたは複数の環境を測定する環境測定手段と、走行位置検出手段で検出される走行位置と前記環境測定手段で測定される環境により走行位置ごとの環境情報を有する環境マップを作成する環境マップ作成手段を備え、前記自走式機器は送信手段で環境マップを送信し、空調装置は受信手段が受信する前記環境マップをもとに空調方法決定手段で空調方法の決定を行うようにしたことで、被空調室において空調が不十分な位置を特定し、その位置に合わせた空調方法を決定することができるため、より快適な空調を行うがことができる。
第4の発明は、特に、第1〜3の発明の空調システムに空調装置は被空調室の温度または湿度、または空気清浄度のいずれか1つまたは複数の環境の目標値を送信する環境目標値送信手段を備え、自走式機器は前記環境目標値送信手段から送信される環境の目標値を受信する環境目標値受信手段と、環境を測定する環境測定手段と、走行位置検出手段が検出する走行位置より前記環境目標値受信手段が受信する環境目標値と前記環境測定手段が測定する測定値との差が閾値以上、閾値未満の走行位置を別々に記憶する環境不適応位置記憶手段を備え、前記自走式機器は前記環境不適応位置記憶手段で記憶された閾値以上のみの領域、または閾値未満のみの領域が所定の大きさ以上のとき、前記領域を送信手段で送信し、前記空調装置は受信手段で受信する前記領域をもとに空調方法決定手段で空調方法の決定を行うようにしたことで、前記空調装置は少ない情報量で環境が不適応な位置を取得することができ、またその情報をもとにより快適な空調を行うことができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれかの発明の空調システムに自走式機器は人を検知する人検知手段と、被空調室マップ作成手段で作成された被空調室マップを一定の大きさの領域に分割する領域分割手段と、時刻を計時する計時手段と、前記計時手段より前記領域分割手段で分割された領域ごとに前記人検知手段が人を検知したときの時刻と人を連続して検知している時間を記憶する人検知時刻記憶手段を備え、自走式機器はある領域において所定時刻内に前記人検知時刻記憶手段で記憶された人を連続して検知している時間の合計時間が所定時間以上のとき、前記領域を送信手段で送信し、空調装置は受信手段で受信する前記領域をもとに空調方法決定手段で空調方法の決定を行うことで、前記空調装置は少ない情報量で人が存在する位置を取得することができる共に、人が存在する位置を取得することで人が存在する位置、またはその周辺においてより快適な空調を行うことができる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれかの発明の空調システムに自走式機器は被空調室マップを記憶する被空調室マップ記憶手段と、前記被空調室マップ記憶手段に記憶された被空調室マップと被空調室マップ作成手段で作成された被空調室マップが一致しているかどうかを判定する被空調室マップ一致判定手段を備え、自走式機器は前記被空調室マップ一致判定手段により不一致と判定されたとき、送信手段で前記被空調室マップ作成手段が作成した被空調室マップを送信し、空調装置は受信手段が受信する前記被空調室マップをもとに空調方法決定手段で空調方法の決定を行うようにしたことで、前記空調装置は空調装置の移動や、障害物の移動による被空調室の形状や、障害物の位置、形状など、被空調室の環境が変化しても新たに被空調室マップを取得することができるため、被空調室の環境の変化にも柔軟に対応した快適な空調を行うことができる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれかの発明の空調システムに自走式機器は設定を行う設定手段を備え、前記自走式機器は前記設定手段で被空調室マップ作成手段により作成された被空調室マップの修正を行い、送信手段で修正した前記被空調室マップを送信し、空調装置は受信手段で受信する前記被空調室マップをもとに空調方法決定手段で空調方法の決定を行うにしたことで、人は前記自走式機器が作成した被空調室マップをもとに被空調マップの修正を行うことで簡単に詳細な被空調室マップを作成することができると共に、前記空調装置は詳細な被空調室マップを取得することができるため、より快適な空調を行うことができる。
第8の発明は、コンピュータに第1〜7の発明のいずれか1項記載の空調システムの少なくとも一部の機能を実行させるためのプログラムとしたもので、電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させて本発明の空調システムの少なくとも一部を容易に実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるのもではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における空調システムのブロック図を示すものである。
図1において、自走式機器本体101は走行手段である車輪102と、車輪102を駆動させるためのモータ103と、モータ103を制御する制御手段104と、車輪の回転数を検知するエンコーダ105と、エンコーダ105より走行位置を検出する走行位置検出手段106と、障害物を検出する障害物検出手段である超音波センサ107と、機器識別情報を赤外線で受信する機器識別情報受信手段である赤外線受信手段108と、走行位置検出手段106で検出される走行位置と超音波センサ107が検出する障害物と赤外線受信手段108で受信される機器識別情報より被空調室の形状と障害物が検出されたセル位置情報と機器識別情報を受信したセル位置情報を有するセル状の被空調室セルマップを作成する被空調室マップ作成手段109と(本実施の形態においては例えば1セル30×30cmの大きさのセルマップを作成し、セル位置ごとに障害物が検出された、もしくは周囲セルすべてが障害物が検出されたセル位置は3、機器識別情報を受信したセル位置は2、それ以外のセル位置は1のラベル付けを行う)、被空調室セルマップを記憶する被空調室マップ記憶手段110と、被空調室マップ作成手段109で作成された被空調室セルマップと被空調室マップ記憶手段110に記憶された被空調室セルマップが一致するかどうか判定する被空調室マップ一致判定手段111と、情報を送信する送信手段112と、被空調室マップ作成手段109が作成した被空調室セルマップを修正する設定手段113と、走行の終了を報知するブザー114を備えている。
また、空調装置本体201は、機器識別情報を送信する機器識別情報送信手段である赤外線送信手段202と、自走式機器本体101の送信手段112が送信する情報を受信する受信手段203と、空調のON/OFFと目標温度を設定する操作手段204、被空調室内の温度を検出する室温検出手段205と、吹き出し口の流速を検知する吹き出し口流速検知手段206と、吹き出し口の温度を検知する吹き出し口温度検知手段207と、空調方法を決定する空調方法決定手段210と、空調を行う空調手段214を備え、空調方法決定手段210は受信手段203が受信した被空調室セルマップを記憶する被空調室マップ記憶部208と、被空調室マップ記憶部208と操作手段204と室温検出手段205と吹き出し口流速検知手段206と吹き出し口温度検知手段207からの情報をもとに空調方法を決定する空調方法決定部209で構成され、空調手段214は空調方法決定手段210で決定された空調方法より能力を制御する能力制御部211と、風量を制御する風量制御部212と、風向きを制御する風向制御部213で構成される。
また、図2は被空調室マップ作成手段109で作成された被空調室セルマップを示す図であり、301は被空調室セルマップ、302は被空調室セルマップを作成するときに付けられたラベル、303は空調装置本体201が空調を行うときの風向きを示す。
また、図3は、機器識別情報の送受信方法を示す図であり、310は空調装置本体201の赤外線送信手段202が送信する赤外線の範囲を示す。
また、図4は、本発明の第1の実施の形態における自走式機器本体101の動作を示すフローチャート、図5は本発明の第1の実施の形態における空調装置本体201の動作を示すフローチャート、図6は本発明の第1の実施の形態における空調装置本体201の送受信処理を示すフローチャートである。
以上のように構成された空調システムについて、以下その動作、作用を図1〜6を用いて説明する。
まずはじめに自走式機器本体101の動作について説明する。
自走式機器本体101は、走行を開始する前に空調装置本体201へ走行を開始することを通知するために「走行開始通知」を送信手段112で送信する(本実施の形態では、空調装置本体201が受信手段203で自走式機器本体101の送信手段112が送信する「走行開始通知」を受信すると、赤外線送信手段202より機器識別情報の送信を開始する)(STEP101)。
送信手段112で「走行開始通知」を送信後は、制御手段104でモータ103を駆動させ走行を開始する(STEP102)。走行中は、エンコーダ105で得られる車輪102の回転数より走行位置検出手段106で走行位置を検出し、超音波センサ107で障害物を検出し、赤外線受信手段108による機器識別情報の受信確認を行い(本実施の形態では、図3に示すように空調装置本体201は赤外線を下へ送信し、自走式機器本体101は赤外線受信範囲310を通過するときに赤外線受信手段108で機器識別情報を受信する)、それらの情報をもとに障害物が検出された、もしくは周囲セル位置すべてが障害物が検出されたセル位置には3、機器識別情報を受信したセル位置には2、それ以外のセル位置には1をラベル付けした被空調室セルマップを被空調室マップ作成手段109で作成する(本実施の形態では、図2のような被空調室セルマップを作成する)(STEP103〜106)。
被空調室セルマップを作成するための走行方法については、例えば、まずはじめに外周走行を行う。このとき、機器識別情報を受信したセル位置にはラベル2を、それ以外のセル位置にはラベル1を付けることで被空調室の形状のセルマップを作成する。その後、作成された被空調室の形状のセルマップの内部のラベル付けを行うために往復走行した後、最後に被空調室の形状のセルマップの内部において、ラベル付けが行われていないセル位置を特定し、そのセル位置を通過するように走行する。
すべてのセル位置にラベル付けが終了すると制御手段104でモータ103を停止させることで走行を終了し、送信手段112で空調装置本体201に走行が終了したことを通知するために「走行終了通知」を行う(本実施の形態では、空調装置本体201は受信手段203で「走行終了通知」を受信すると赤外線送信手段202による機器識別情報の送信を終了する)(STEP109)。
送信手段112で「走行終了通知」を送信後は、被空調室マップ一致判定手段111で、被空調室マップ作成手段109で作成された被空調室セルマップと被空調室マップ記憶手段110に記憶された被空調室セルマップが一致するかどうか判定し、被空調室セルマップが不一致と判定されたときは、送信手段112で空調装置本体201へ作成された被空調室セルマップを送信し、制御手段104により被空調室マップ記憶手段110の被空調室マップを更新する(STEP110〜113)。
被空調室セルマップが一致、不一致の判定は、例えば、被空調室セルマップの形状が8割以上一致するかどうか、機器識別情報を受信したセル位置のずれが±2以下かどうか、障害物のセル位置と形状が8割以上一致するかどうか判定し、これら3つの判定のうち、1つでも不一致と判定されたとき被空調室セルマップは不一致と判定する。当然、被空調室マップが作成されたときは、被空調室マップ記憶手段110には被空調室セルマップが記憶されていないため、被空調室セルマップが不一致と判定される。
被空調室マップ一致判定手段111による被空調室セルマップの一致、不一致の判定後は、ブザー114により人に対して走行が終了したことを報知し、人は走行が終了した報知音を聞くと被空調室マップ作成手段109で作成された被空調室セルマップの確認を行い、被空調室セルマップに対して修正を行いたいときは設定手段113で修正を行い、修正が終了後に送信手段112で修正された被空調室セルマップを空調装置本体201へ送信する(STEP114〜117)。
次に空調装置本体201の動作について説明を行う。
空調装置本体201は、まずはじめに赤外線送信手段202と受信手段203による送受信処理を行う(STEP201)。
送受信処理は、図6に示すように赤外線送信手段202が機器識別情報を送信中でないとき、受信手段203で自走式機器本体101の送信手段112より自走式機器本体101が走行を開始したことを通知する「走行開始通知」の受信確認を行い、「走行開始通知」が受信されたときは赤外線送信手段202で機器識別情報の送信を開始する(STEP301〜303)。一方、「走行開始通知」が受信されないときは、受信手段203で自走式機器本体101の送信手段112が送信する被空調室セルマップの受信確認を行い、被空調室セルマップが受信されたときは被空調室マップ記憶部208の被空調室セルマップを更新する(STEP304、305)。
また、赤外線送信手段202が機器識別情報を送信中のときは、受信手段203で自走式本体101の送信手段112により自走式機器本体101が走行を終了したことを通知する「走行終了通知」を受信すると赤外線送信手段202で機器識別情報の送信を終了する(STEP301、306、307)。
送受信処理終了後は、空調中でないときは、操作手段204からの空調開始指令があるかどうか確認し、空調開始指令がないときは再び送受信処理を行う(STEP202、203)。
空調中、もしくは操作手段204から空調開始指令があったときは、室温検出手段205で室温の検出、吹き出し口流速検知手段206で吹き出し口の流速の検知、吹き出し口温度検知手段207で吹き出し口の温度の検知を行い、それらの情報と被空調室マップ記憶部208に記憶された被空調室セルマップより空調方法決定部209で被空調室の熱気流解析を行うことで空調能力、風向き、風量などの空調方法の決定を行い、空調方法決定後は、決定された空調方法に基づき能力制御部211で空調能力を、風量制御部212で風量を、風向制御部213で風向きを制御する(STEP204〜210)。
空調方法の決定については、例えば、図2に示すように示すような被空調室セルマップの場合は、風向きを303aから303bまで変化させるように決定し、また、風量について被空調室が一様に空調されるようにするために、空調装置本体201から被空調室の形状までの距離と、また吹きだまりができそうな位置を特定した結果より決定する(本実施の形態では、空調装置本体101より最も遠く、吹きだまりができやすい障害物がある303cのとき風量が最も大きい)。
空調手段214で空調制御を行った後は、操作手段204による空調終了指令を確認し、空調終了指令があったときは空調を終了し、空調終了指令がなかったときは送受信処理を行った後、再び空調方法の決定と空調制御を行う(STEP211〜213)。
尚、本実施の形態では、障害物を検出するために超音波センサを用いたが、測距センサやカメラなどを用いてもかまわない。また、本実施の形態では、被空調マップ作成手段109でセル状のマップを作成したが、実寸法のマップを作成してもかまわない。また、本実施の形態では、空調装置本体101の操作手段204で目標温度のみ設定する自動空調を行ったが、風量、風向きを決めることで手動空調を行ってもかまわない。
以上のように、本実施の形態においては空調装置本体201は自走式機器本体101より自走式機器本体101が取得した被空調室の形状、空調装置の位置、障害物の位置や形状を受信し、それらの情報をもとに被空調室の空調方法を決定することで、人に負担をかけさせることなく、また吹きだまりが起こりやすい位置を特定することで被空調室の環境に合わせた快適な空調を行うことができる。
また、本実施の形態においては空調装置本体201は空調装置本体201の移動や、障害物の移動による被空調室の形状や、障害物の位置、形状など、被空調室の環境が変化しても新たに被空調室セルマップを取得することができるため、被空調室の環境の変化にも柔軟に対応した快適な空調を行うことができる。
また、本実施の形態においては人は自走式機器本体101が作成した被空調室セルマップをもとに被空調セルマップの修正を行うことで簡単に詳細な被空調室セルマップを作成することができると共に、空調装置本体101は詳細な被空調室セルマップを取得することができるため、より快適な空調を行うことができる。
なお、この被空調セルマップは自走式機器側ではなく自走式機器側から送信されてくる情報を元に空調装置側で作成するようにしてもよいものである。
(実施の形態2)
図7は、本発明の第2の実施の形態における空調システムのブロック図である。尚、自走式機器本体101は図1の構成に加えて、温度を測定する環境測定手段である温度センサ115と、走行位置検出手段106で検出される走行位置と温度センサ115で測定される温度よりセル位置ごとの温度情報を有する環境セルマップを作成する環境マップ作成手段116と、空調装置本体201より情報を受信する受信手段123を備え、空調装置本体101は、自走式機器本体101へ情報を送信する送信手段216を備える。
以上のように構成された空調システムについて、以下その動作、作用を図7を用いて説明する。
空調装置本体201は、操作手段204で空調開始指令を受けると、室温検出手段205で室温の検出、吹き出し口流速検知手段206で吹き出し口の流速の検知、吹き出し口温度検知手段207で吹き出し口の温度の検知を行い、それらの情報と被空調室マップ記憶部208に記憶された被空調室セルマップより空調方法決定部209で被空調室の熱気流解析を行うことで空調能力、風向き、風量などの空調方法の決定を行い、空調方法決定部209で空調方法決定後は、決定された空調方法に基づき空調手段214で空調能力、風量、風向きの制御を開始する。
空調開始後、空調装置本体201は室温検出手段205で検出される室温が、操作手段204で設定された目標温度に達すると、赤外線送信手段202より機器識別情報を送信していないときに、送信手段216で自走式機器本体101に環境マップ作成の指令を通知するために「環境マップ作成指令通知」を送信し、赤外線送信手段202より機器識別情報を送信中は、機器識別情報送信終了後に送信手段216で「環境マップ作成指令通知」を送信する。
自走式機器本体101は、受信手段123で空調装置本体201の送信手段216が送信する「環境マップ作成指令通知」を受信すると、制御手段104によりモータ103を駆動させ走行を開始する。走行開始後は、走行位置検出手段106で走行位置の検出、温度センサ115で温度を測定し、各セル位置において温度情報を有する環境セルマップを環境マップ作成手段116で作成する。
環境セルマップを作成するための走行方法については、まずは往復走行を行い、往復走行終了後は、被空調マップ記憶手段110で記憶された被空調セルマップと環境マップ作成手段116で作成された環境セルマップを比較することで、未走行のセル位置を特定し、その未走行のセル位置を通過するように走行する。
すべてのセル位置において温度情報を有する環境セルマップが作成されると走行を終了し、送信手段112で環境セルマップを送信する。
空調装置本体201は、受信手段203で自走式機器本体101の送信手段112が送信する環境セルマップを受信すると、受信した環境セルマップと、室温検出手段205で検出された室温と、吹き出し口流速検知手段206で検知された吹き出し口の流速と、吹き出し口温度検知手段207で検知された吹き出し口の温度の検知と、被空調室マップ記憶部208に記憶された被空調室セルマップより空調方法決定部209で被空調室の熱気流解析を行うことで空調能力、風向き、風量などの空調方法の決定を行い、空調手段214で決定された空調方法に基づき空調能力、風量、風向きの制御を行う。
空調方法の決定方法については、例えば、環境セルマップにおける温度情報より操作手段204で設定された目標温度と閾値以上の温度差(本実施の形態では±3度とする)があるセル位置があったときは、そのセル位置を集中的に空調する方法を決定する。
尚、本実施の形態では、自走式機器本体201は受信手段123で「環境マップ作成指令通知」を受信後、環境セルマップの作成を行ったが、常に走行しながら環境セルマップを作成し、受信手段123で「環境マップ作成指令通知」を受信したときに環境セルマップを送信してもかまわない。また、本実施の形態では、空調装置本体201は室温が目標温度に達したときのみ送信手段216で「環境マップ作成指令通知」を行ったが、時刻を計時する計時手段を備えることで定期的な周期で「環境マップ作成指令通知」を行ってもかまわない。
尚、本実施の形態では、室内の温度情報を有する環境マップを作成したが、湿度や空気浄化度を測定し、それらの情報を有する環境マップを作成してもかまわない。
また、この環境マップも自走式機器側ではなく自走式機器側から送信されてくる情報を元に空調装置側で作成するようにしてもよいものである。
以上により、本実施の形態においては被空調室において空調が不十分な位置を特定し、その位置に合わせた空調方法を決定することができるため、より快適な空調を行うがことができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の第3の実施の形態における空調システムのブロック図である。尚、図1の構成に加えて、空調装置本体201は、操作手段204で設定される被空調室内の目標温度を自走式機器本体101に送信する環境目標送信手段215を備え、自走式機器本体101は、温度を測定する環境測定手段である温度センサ115と、空調装置本体201の環境目標送信手段215が送信する被空調室内の目標温度を受信する環境目標受信手段117と、走行位置検出手段106が検出する走行位置より環境目標値受信手段117が受信する目標温度と温度センサ115が測定する測定値との差が閾値以上、閾値未満のセル位置を別々に記憶する環境不適応位置記憶手段118(本実施の形態では、閾値を3度とする)を備える。
以上のように構成された空調システムについて、以下その動作、作用を図8を用いて説明する。
空調装置本体201は、操作手段204で空調開始指令を受けると、室温検出手段205で室温の検出、吹き出し口流速検知手段206で吹き出し口の流速の検知、吹き出し口温度検知手段207で吹き出し口の温度の検知を行い、それらの情報と被空調室マップ記憶部208に記憶された被空調室セルマップより空調方法決定部209で被空調室の熱気流解析を行うことで空調能力、風向き、風量などの空調方法の決定を行い、空調手段214で決定された空調方法に基づき空調能力、風量、風向きの制御を開始する。
空調開始後、空調装置本体201は室温検出手段205で検出される室温が、操作手段204で設定された目標温度に達すると、赤外線送信手段202が機器識別情報を送信していないときに、環境目標送信手段215により操作手段204で設定された目標温度を送信し、赤外線送信手段202が機器識別情報を送信中は、送信終了後に送信手段215で操作手段204で設定された目標温度を送信する。
自走式機器本体101は、環境目標温度受信手段117で空調装置本体201の送信手段215が送信する目標温度を受信すると、制御手段104でモータ103を駆動させ走行を開始する。走行開始後は、走行位置検出手段106で走行位置、温度センサ115で温度を測定しながら走行し、温度センサ115で測定された温度と目標温度受信手段117で受信した目標温度との差が閾値以上、閾値未満のセル位置を別々に環境不適応位置記憶手段118に記憶する。
環境不適応位置記憶手段118に新たなセル位置を記憶するときには、そのセル位置の前後左右に連続して連なるセル位置数を確認し、その連続して連なるセル位置数が所定セル位置数以上(本実施の形態では9セルとする)のとき、環境が不適応な環境不適応領域と判定し、その環境不適応領域を送信手段112で送信する。
空調装置本体201は、受信手段203で自走式機器本体101の送信手段112が送信する環境不適応領域を受信すると、受信した環境不適応領域と、室温検出手段205で検出された室温と、吹き出し口流速検知手段206で検知された吹き出し口の流速と、吹き出し口温度検知手段207で検知された吹き出し口の温度の検知と、被空調室マップ記憶部208に記憶された被空調室セルマップより空調方法決定部209で被空調室の熱気流解析を行うことで空調能力、風向き、風量などの空調方法の決定を行い、空調手段214で決定された空調方法に空調能力、風量、風向きの制御を行う。
以上により、本実施の形態においては空調装置本体201は少ない情報量で環境が不適応な位置を取得することができ、またその情報をもとにより快適な空調を行うことができる。
(実施の形態4)
図9は、本発明の第4の実施の形態における空調システムのブロック図である。尚、自走式機器本体101は図1の構成に加えて、被空調室マップ作成手段109で作成された被空調室セルマップを一定の大きさの領域に分割する領域分割手段(本実施の形態では、4×4セルを1領域とし、被空調室マップ作成手段109内に構成してある)と、人を検知する人検知手段である人感センサ120と、時刻を計時する計時手段121と、計時手段121より領域分割手段で分割された領域ごとに人感センサ120が人を検知したときの時刻と人を連続して検知している時間を記憶する人検知時刻記憶手段122を備える。
以上のように構成された空調システムについて、以下その動作、作用を図9を用いて説明する。
空調装置本体201は、操作手段204で空調開始指令を受けると、室温検出手段205で室温の検出、吹き出し口流速検知手段206で吹き出し口の流速の検知、吹き出し口温度検知手段207で吹き出し口の温度の検知を行い、それらの情報と被空調室マップ記憶部208に記憶された被空調室セルマップより空調方法決定部210で被空調室の熱気流解析を行うことで空調能力、風向き、風量などの空調方法の決定を行い、空調手段214で決定された空調方法に基づき空調能力、風量、風向きの制御を開始する。
空調開始後、空調装置本体201は室温検出手段205で検出される室温が、操作手段204で設定された目標温度に達すると、赤外線送信手段202が機器識別情報を送信していないときに、送信手段216で自走式機器本体101に人の検知を行うように指令を通知する「人検知指令通知」を送信し、赤外線送信手段202が機器識別情報を送信中は、送信終了後に送信手段216で「人検知指令通知」を送信する。
自走式機器本体101は、空調装置本体201の送信手段216が送信する「人検知指令通知」を受信手段123で受信すると、領域分割手段で被空調室マップ記憶手段110に記憶された被空調室セルマップを領域分割し、制御手段104によりモータ103を駆動させ走行を開始する。
走行中は、走行位置検出手段106で走行位置、人感センサ120で人を検知しながらランダムに走行を行い、人感センサ120で人が検知されると計時手段121を用いて、所定時間(本実施の形態では20秒とする)、人が検知された位置に一時停止する。
一時停止が所定時間経過後は、走行位置検出手段106で検出される走行位置より領域分割手段で分割された領域を特定し、その特定された領域において計時手段121より人感センサ120が人を検知したときの時刻と、一時停止中に人が検知された時間を人検知時刻記憶手段122に記憶する。
人検知時刻記憶手段122に時刻と時間を記憶後は、時刻を記憶した領域において現在の時刻から所定時間前(本実施の形態では1時間とする)までに人が検知された時間の合計が所定時間(本実施の形態では1分)以上の時、人がその領域に存在する人存在領域と判定し、送信手段112で人存在領域を送信した後、走行を再開する。
空調装置本体201は、受信手段203で自走式機器本体101の送信手段112が送信する人存在領域を受信すると、受信した人存在領域と、室温検出手段205で検出された室温と、吹き出し口流速検知手段206で検知された吹き出し口の流速と、吹き出し口温度検知手段207で検知された吹き出し口の温度の検知と、被空調室マップ記憶部208に記憶された被空調室セルマップより空調方法決定部210で被空調室の熱気流解析を行うことで空調能力、風向き、風量などの空調方法の決定を行い、空調手段214で決定された空調方法に基づき空調能力、風量、風向きの制御を行う。
空調方法の決定においては、例えば、人が存在する領域を集中的に空調を行う方法を決定する。
尚、本実施の形態では、走行方法としてランダム走行を行ったが、往復走行など別の走行を行ってもかまわない。
以上により、本実施の形態においては、空調装置本体201は少ない情報量で人が存在する位置を取得することができる共に、人が存在する位置を取得することで人が存在する位置、またはその周辺においてより快適な空調を行うことができる。
(実施の形態5)
本発明の第5の実施の形態における空調システムについて図1、7、8、9を用いて説明する。
本発明の実施の形態は、コンピュータに各手段の全てもしくは一部の機能を実行させるためのプログラムとしたものである。
なお、本実施の形態における空調システムの各手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように、本実施の形態においては汎用コンピュータやサーバーを用いて本発明の空調システムの全てもしくは一部を容易に実現することができる。
以上のように、本発明にかかる空調装置システムおよびそのプログラムは、空調装置が自走式機器より自走式機器が取得した被空調室の形状、空調装置や障害物の位置や形状を受信し、それらの情報をもとに被空調室の空調方法を決定することで、人に負担をかけさせることなく被空調室の環境に合わせた快適な空調を行うことができるため、家庭内の空調システムとしてだけでなくオフィスや病院や工場などの空調システム等の用途にも適用することができる。
本発明の実施の形態1における空調システムのブロック図 同空調システムの被空調室マップを示す説明図 同空調システムの機器識別情報の送受信方法を示す説明図 同空調システムの自走式機器のフローチャート 同空調システムの空調装置のフローチャート 同空調システムの空調装置における送受信処理のフローチャート 本発明の実施の形態2における空調システムのブロック図 本発明の実施の形態3における空調システムのブロック図 本発明の実施の形態4における空調システムのブロック図 従来の空調システムの構成図
符号の説明
101 自走式機器本体
102 走行手段(車輪)
106 走行位置検出手段
107 障害物検出手段(超音波センサ)
108 赤外線受信手段(機器識別情報受信手段)
109 被空調室マップ作成手段
110 被空調室マップ記憶手段
111 被空調室マップ一致判定手段
112 送信手段
113 設定手段
115 環境測定手段(温度センサ)
116 環境マップ作成手段
117 環境目標受信手段
118 環境不適応位置記憶手段
119 領域分割手段
120 人検知手段(人感センサ)
121 計時手段
122 人検知時刻記憶手段
201 空調装置本体
202 機器識別情報送信手段(赤外線送信手段)
203 受信手段
210 空調方法決定手段
214 空調手段
215 環境目標送信手段

Claims (8)

  1. 被空調室の空調を行う空調装置と、前記被空調室を走行する自走式機器を有し、前記空調装置は、送信手段と、前記自走式機器からの情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した情報をもとに前記被空調室の空調方法を決定する空調方法決定手段と、前記空調方法決定手段で決定された空調方法で空調を行う空調手段を備え、前記自走式機器は、前記空調装置の前記送信手段から送信される情報を受信する受信手段と、走行手段と、走行位置を検出する走行位置検出手段と、前記空調装置に情報を送信する送信手段を備え、かつ、前記空調装置あるいは自走式機器のいずれか一方に前記走行位置検出手段により検出される走行位置と前記受信手段で受信される情報より被空調室の形状と位置情報とを有する被空調室マップを作成する被空調室マップ作成手段を設け、前記空調装置は前記被空調室マップをもとに前記空調方法決定手段で空調方法の決定を行う空調システム。
  2. 自走式機器は障害物を検出する障害物検出手段と、走行位置検出手段により検出される走行位置と前記障害物検出手段で検出される障害物より被空調室の形状と障害物を検出した位置情報を有する被空調室マップを作成する被空調室マップ作成手段を備え、前記自走式機器は送信手段で被空調室マップを送信し、空調装置は受信手段で受信する前記被空調室マップをもとに空調方法決定手段で空調方法の決定を行う請求項1に記載の空調システム。
  3. 自走式機器は温度または湿度、または空気清浄度のいずれか1つまたは複数の環境を測定する環境測定手段と、走行位置検出手段で検出される走行位置と前記環境測定手段で測定される環境により走行位置ごとの環境情報を有する環境マップを作成する環境マップ作成手段を備え、前記自走式機器は送信手段で環境マップを送信し、空調装置は受信手段が受信する前記環境マップをもとに空調方法決定手段で空調方法の決定を行う請求項1または2に記載の空調システム。
  4. 空調装置は被空調室の温度または湿度、または空気清浄度のいずれか1つまたは複数の環境の目標値を送信する環境目標値送信手段を備え、自走式機器は前記環境目標値送信手段から送信される環境の目標値を受信する環境目標値受信手段と、環境を測定する環境測定手段と、走行位置検出手段が検出する走行位置より前記環境目標値受信手段が受信する環境目標値と前記環境測定手段が測定する測定値との差が閾値以上、閾値未満の走行位置を別々に記憶する環境不適応位置記憶手段を備え、前記自走式機器は前記環境不適応位置記憶手段で記憶された閾値以上のみの領域、または閾値未満のみの領域が所定の大きさ以上のとき、前記領域を送信手段で送信し、前記空調装置は受信手段で受信する前記領域をもとに空調方法決定手段で空調方法の決定を行う請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調システム。
  5. 自走式機器は人を検知する人検知手段と、被空調室マップ作成手段で作成された被空調室マップを一定の大きさの領域に分割する領域分割手段と、時刻を計時する計時手段と、前記計時手段より前記領域分割手段で分割された領域ごとに前記人検知手段が人を検知したときの時刻と人を連続して検知している時間を記憶する人検知時刻記憶手段を備え、自走式機器はある領域において所定時刻内に前記人検知時刻記憶手段で記憶された人を連続して検知している時間の合計時間が所定時間以上のとき、前記領域を送信手段で送信し、空調装置は受信手段で受信する前記領域をもとに空調方法決定手段で空調方法の決定を行う請求項1〜4のいずれか1項に記載の空調システム。
  6. 自走式機器は被空調室マップを記憶する被空調室マップ記憶手段と、前記被空調室マップ記憶手段に記憶された被空調室マップと被空調室マップ作成手段で作成された被空調室マップが一致しているかどうかを判定する被空調室マップ一致判定手段を備え、自走式機器は前記被空調室マップ一致判定手段により不一致と判定されたとき、送信手段で前記被空調室マップ作成手段が作成した被空調室マップを送信し、空調装置は受信手段が受信する前記被空調室マップをもとに空調方法決定手段で空調方法の決定を行う請求項1〜5のいずれか1項に記載の空調システム。
  7. 自走式機器は設定を行う設定手段を備え、前記自走式機器は前記設定手段で被空調室マップ作成手段により作成された被空調室マップの修正を行い、送信手段で修正した前記被空調室マップを送信し、空調装置は受信手段で受信する前記被空調室マップをもとに空調方法決定手段で空調方法の決定を行う請求項1〜6のいずれか1項に記載の空調システム。
  8. コンピュータに請求項1から7のいずれか1項に記載の空調システムの全てもしくは一部の機能を実行させるためのプログラム。
JP2005218269A 2005-07-28 2005-07-28 空調システムおよびそのプログラム Pending JP2007032954A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005218269A JP2007032954A (ja) 2005-07-28 2005-07-28 空調システムおよびそのプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005218269A JP2007032954A (ja) 2005-07-28 2005-07-28 空調システムおよびそのプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007032954A true JP2007032954A (ja) 2007-02-08

Family

ID=37792428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005218269A Pending JP2007032954A (ja) 2005-07-28 2005-07-28 空調システムおよびそのプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007032954A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009019860A (ja) * 2007-06-15 2009-01-29 Daikin Ind Ltd 空調システム及び電磁波等発振等装置位置特定システム
JP2009222657A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Ntt Facilities Inc 環境計測装置、および環境計測方法
JP2010236857A (ja) * 2010-06-25 2010-10-21 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
JP2011017460A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Panasonic Corp 空気調和機
CN103900224A (zh) * 2014-03-25 2014-07-02 四川长虹电器股份有限公司 一种空调控制方法及第一空调
JP2018146183A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 富士ゼロックス株式会社 環境測定システムおよびプログラム
JP7374013B2 (ja) 2020-02-14 2023-11-06 三菱電機株式会社 空調制御システム、空調システム、空調制御装置及び関連付け方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH062922A (ja) * 1992-06-19 1994-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和システム
JPH10115447A (ja) * 1996-10-08 1998-05-06 Samsung Electron Co Ltd 空気調整器及び空気調整器の風向制御方法
JP2002350555A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Yamaha Motor Co Ltd 人検出装置
JP2004194751A (ja) * 2002-12-16 2004-07-15 Toshiba Tec Corp 電気掃除機
JP2004301382A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Toho Gas Co Ltd 空気調和機器における風向制御装置
JP2005016931A (ja) * 2003-06-23 2005-01-20 Samsung Electronics Co Ltd 室内環境調節システム及びその制御方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH062922A (ja) * 1992-06-19 1994-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和システム
JPH10115447A (ja) * 1996-10-08 1998-05-06 Samsung Electron Co Ltd 空気調整器及び空気調整器の風向制御方法
JP2002350555A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Yamaha Motor Co Ltd 人検出装置
JP2004194751A (ja) * 2002-12-16 2004-07-15 Toshiba Tec Corp 電気掃除機
JP2004301382A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Toho Gas Co Ltd 空気調和機器における風向制御装置
JP2005016931A (ja) * 2003-06-23 2005-01-20 Samsung Electronics Co Ltd 室内環境調節システム及びその制御方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009019860A (ja) * 2007-06-15 2009-01-29 Daikin Ind Ltd 空調システム及び電磁波等発振等装置位置特定システム
JP2009222657A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Ntt Facilities Inc 環境計測装置、および環境計測方法
JP2011017460A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Panasonic Corp 空気調和機
JP2010236857A (ja) * 2010-06-25 2010-10-21 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
CN103900224A (zh) * 2014-03-25 2014-07-02 四川长虹电器股份有限公司 一种空调控制方法及第一空调
CN103900224B (zh) * 2014-03-25 2016-08-24 四川长虹电器股份有限公司 一种空调控制方法及第一空调
JP2018146183A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 富士ゼロックス株式会社 環境測定システムおよびプログラム
CN108574944A (zh) * 2017-03-07 2018-09-25 富士施乐株式会社 环境测量系统和环境测量方法
US10908071B2 (en) 2017-03-07 2021-02-02 Fuji Xerox Co., Ltd. Environmental measurement system and non-transitory computer readable medium
JP7374013B2 (ja) 2020-02-14 2023-11-06 三菱電機株式会社 空調制御システム、空調システム、空調制御装置及び関連付け方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007032954A (ja) 空調システムおよびそのプログラム
EP3603372B1 (en) Moving robot, method for controlling the same, and terminal
AU2017285019B2 (en) Systems and methods to control an autonomous mobile robot
KR100621078B1 (ko) 공기 품질을 개선하는 방법 및 공기 조화 시스템
RU2220643C2 (ru) Автоматическое чистящее устройство, автоматическая чистящая система и способ управления этой системой (варианты)
JP6086733B2 (ja) 自走式装置並びにこのような装置の運転方法
US20170364087A1 (en) Self-Propelled Surface-Traveling Robot System and Method for Returning to Primary Charging Base
AU2018210949A1 (en) Dynamic drone navigation
CN108302729B (zh) 人体检测方法、人体检测设备和空调器
AU2003204392A1 (en) Location Mark Detecting Method for Robot Cleaner and Robot Cleaner Using the Method
JP2002533797A (ja) 器具に対するまたは器具に関連する改善
JP2004057798A (ja) ロボット掃除機とそのシステム及び制御方法
GB2419191A (en) Robot Cleaner
CN108209743B (zh) 一种定点清洁方法、装置、计算机设备和存储介质
EP3007019A1 (en) Central control apparatus for controlling facilities, facility control system including the same, and method of controlling facilities
CN106442557A (zh) 用于复合件接头缺陷检测系统的检测方法和缺陷检测系统
CN205286247U (zh) 一种自动除尘装置
CN110487281A (zh) 一种探测障碍物的智能导航系统
CN108917086B (zh) 一种睡眠模式自动控制方法及空调器
CN105371421A (zh) 一种空调控制方法和空调器
AU2019333044A1 (en) Assisted creation of video rules via scene analysis
JP2017091072A (ja) 無人飛行体、情報処理装置、電波計測プログラムおよび情報処理プログラム
JP6608176B2 (ja) 情報処理装置、環境情報収集方法および環境情報収集用プログラム
JP2009103389A (ja) 自走空調システムおよびそのプログラム
KR102615946B1 (ko) 열화상 카메라를 적용한 건물에너지 관리 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080411

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100329

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100608