JP2007032930A - 試運転システムとそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来、サーバからネットワークを介して当該試運転を実施することで設置工事を容易にするものが知られている。しかし一定の地域あるいは集合住宅などについて一括して複数の設備機器の設置工事をした場合などでは、設備機器1つずつに対して試運転を行うのでは効率が悪く、また、試運転の実施漏れが発生する恐れがあるという課題があった。
【解決手段】ネットワーク3を介して設備機器1の試運転を実施可能な試運転システムであって、設備機器1は、試運転を実施する試運転手段12と、設備機器1を設置した地域のグループを示すグループ識別子を記憶するグループ識別子記憶手段11を備え、サーバ2は、ネットワーク3を介して設備機器1に対して試運転の開始命令を行う遠隔試運転手段15を備え、サーバ2はネットワーク3を介してグループ識別子を指定して1つ以上の設備機器1に対して試運転の開始命令可能に構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、設備機器について、ネットワークを介して遠隔試運転を実施する試運転システムとそのプログラムに関する。
従来、設備機器は設置工事時に試運転を実施する必要がある。例えば、電気温水器やCO2ヒートポンプ給湯機などの設備機器は、設置工事時に給湯機が有する貯湯タンク内の温水の生成を試験する温水生成試運転や、浴槽への湯張りを試験する湯張り試運転を実施する必要がある。
また、当該設備機器のコントローラに試運転が完了したか否かを示す表示をし、試運転が完了するとネットワークを介してサーバへ情報を送信することで試運転の未実施を防ぐものが知られている(たとえば特許文献1参照)。
また、サーバからネットワークを介して当該試運転を実施することで設置工事を容易にするものが知られている(たとえば特許文献2参照)。
特開2004−356696号公報 特開2002−130764号公報
従来、設備機器の試運転は設置工事時に施工者が実施するものである。また、前記のように実施すれば現場の状況を容易に把握出来るため、前記設備機器を正確に設置するという側面だけを見れば最良の形態と言える。
しかしながら人間が実施する為、例えば特許文献1のように試運転が完了したか否かを示す表示をしたとしても、施工者が見落とす恐れがあり、また、意識して試運転を実施しない施工者に対しては何ら効果が無く試運転の実施漏れを防ぐことが出来ないという課題があった。
この場合に対し、特許文献2のようにすれば、現場に再度行くこと無く、設置工事時に試運転が完了していない前記設備機器1つずつに対してネットワークを介して試運転を実施可能である。
しかし、一定の地域あるいは集合住宅などについて一括して設備機器の設置工事をした場合などでは、前記設備機器1つずつに対して試運転を行うのでは効率が悪く、当該設備機器すべてに対して一括して試運転を行うべきであり、また、このようにする事で試運転の実施漏れを防ぐ効果もある。
本発明は、ネットワークを介して設備機器の試運転を実施可能な試運転システムであって、1つ以上の設備機器とサーバを備え、前記設備機器は、前記設備機器の試運転を実施する試運転手段と、前記設備機器を設置した所属地域のグループを示すグループ識別子を記憶するグループ識別子記憶手段を備え、前記サーバはネットワークを介して前記設備機器に対して試運転の開始命令を行う遠隔試運転手段を備え、前記サーバはネットワークを介して前記グループ識別子を指定して1つ以上の前記設備機器に対して試運転の開始命令可能に構成している。
本発明によれば、一定の地域あるいは一定の集合住宅などに対して一括して設備機器の設置工事をした場合に、当該設備機器のグループ識別子を同一にする事で、当該設備機器に対して一括してネットワークを介して試運転を実施することが出来る。
第1の発明は、ネットワークを介して設備機器の試運転を実施可能な試運転システムであって、1つ以上の設備機器とサーバを備え、前記設備機器は、前記設備機器の試運転を実施する試運転手段と、前記設備機器を設置した所属地域のグループを示すグループ識別子を記憶するグループ識別子記憶手段を備え、前記サーバはネットワークを介して前記設備機器に対して試運転の開始命令を行う遠隔試運転手段を備え、前記サーバはネットワークを介して前記グループ識別子を指定して1つ以上の前記設備機器に対して試運転の開始命令可能な試運転システムを提供するものである。
これによって本発明は、一定の地域あるいは一定の集合住宅などに対して一括して複数の設備機器の設置工事をした場合に、当該設備機器のグループ識別子を同一にする事で、当該設備機器に対して一括してネットワークを介して試運転を実施することが出来る。
第2の発明は、第1の発明において、前記設備機器は試運転の開始時刻を記憶する試運転開始時刻記憶手段を備え、前記サーバはネットワークを介して前記設備機器に対して試運転の開始時刻を設定する試運転開始時刻記憶手段を備え、同一のグループ識別子を持つ複数の前記設備機器に対してそれぞれ異なる試運転の開始時刻を設定することを特徴とする試運転システムを提供するものである。
これによって本発明は、各々の前記設備機器において試運転の開始時刻を異なる値に設定することで、1つの前記設備機器における前記試運転手段の開始時刻と他の前記設備機器における前記試運転手段の開始時刻が重なることを回避出来る。
特に、前記設備機器がマンション等に設置され、マンション全体で同一のグループ識別子が記憶されており、また、当該試運転が例えば風呂への湯はりのような、水を使用する試運転であった場合、マンション内で使用される水はマンション屋上に設置された貯水タンクから供給される事が一般的であり、マンション全体で一斉に風呂へ湯はりを行うと貯水タンク内の水が不足する恐れがあるため有効である。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記設備機器は深夜電力時間帯を記憶する深夜電力時間帯記憶手段を備え、前記サーバはネットワークを介して前記設備機器に対して深夜電力時間帯を設定可能であることを特徴とする試運転システムを提供するものである。
これによって本発明は、ネットワークを介して深夜電力時間帯を設定することで、施工者が現場に行くこと無く深夜電力時間帯を設定することが出来る。特に施工者が深夜電力時間帯の設定を忘れた時に、再度現場に行くこと無く設定できるため有効である。
たとえば、第3の発明において、前記深夜電力時間帯記憶手段で記憶した深夜電力時間帯内に前記試運転手段が完了するように、同一のグループ識別子を持つ複数の前記設備機器に対してそれぞれ異なる試運転の開始時刻を設定することが可能となる。
これによって、電気料金が安価な深夜電力時間帯に試運転をすることが出来る。
特に、前記設備機器がマンション等に設置され、マンション全体で同一のグループ識別子が記憶されており、また、当該試運転が例えば風呂への湯はりのような、水を使用する試運転であった場合、マンション内で使用される水はマンション屋上に設置された貯水タンクから供給される事が一般的であり、マンション全体で一斉に風呂へ湯はりを行うと貯水タンク内の水が不足する恐れがあるため有効である。
第4の発明は、第1から3の発明のいずれかに記載の試運転システムの少なくとも1つの手段をコンピュータに実行させるためのプログラムである。そして、プログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させて本発明の試運転システムの少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて一実施形態について詳細に説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における試運転システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は実施の形態1の、試運転システム全体を概略的に示す構成説明図である。
図1において、設備機器1はインターネット3を介してサーバ2と接続している。設備機器1は、前記設備機器を設置した所属地域のグループを示すグループ識別子を記憶するグループ識別子記憶手段11と、設備機器1の試運転を実施する試運転手段12と、施工者への表示を行う表示手段13と、インターネット3を介して通信を行う設備機器側通信手段14とを備える。
また、サーバ2は、インターネット3を介してグループ識別子を指定して設備機器1に対して試運転の開始命令を行う遠隔試運転手段15と、ユーザからの入力を受ける入力手段16と、インターネット3を介して通信を行うサーバ側通信手段17と、各々の設備機器1に記憶されているグループ識別子の情報を蓄積するグループ識別子情報蓄積手段18とを備える。
また、第1のマンション4に複数の設備機器1を設置し、第2のマンション5にも複数の設備機器1を設置している。
なお、設備機器1にはヒートポンプ給湯機、サーバ2にはワークステーション、設備機器側通信手段14およびサーバ側通信手段17にはインターネットを介してTCP/IP通信を行うネットワークインターフェースカード、試運転手段12にはマイクロコンピュータ、遠隔試運転手段15、グループ識別子情報蓄積手段18にはサーバ2内のプログラム、入力手段16にはキーボード、表示手段13にはLCDを用いることでこの構成を容易に実現できる。
以下、実施の形態1における動作について説明する。
第1のマンション4に設置した設備機器1のグループ識別子記憶手段11には所属地域のグループが第1のマンション4である事を記憶させ、第2のマンション5に設置した設備機器1のグループ識別子記憶手段11には所属地域のグループが第2のマンション5である事を記憶させる。
第1のマンション4に設置した設備機器1に対して試運転を実施する場合、ユーザがサーバ2の入力手段16を用いて第1のマンション4を指定し遠隔試運転手段15を動作させる。遠隔試運転手段15はグループ識別子情報蓄積手段18に蓄積された情報に基づきグループ識別子が第1のマンション4である設備機器1を選択し、サーバ側通信手段17および設備機器側通信手段14を通じて、当該設備機器1に試運転開始命令情報を送信する。設備機器1では当該情報を受信すると、試運転手段12を用いて試運転を実施する。
なお、遠隔試運転手段15による試運転中にはその旨を表示手段13に表示するよう構成してもよい。特にサーバ2からネットワークを介して試運転を行うので、サーバ2の入力手段を操作する人以外が設備機器1を見ているような場合に有効である。
なお、グループ識別子記憶手段11にグループ識別子を設定する手段は設備機器1にあってもよいし、サーバ2にあってもよい。
なお、グループ識別子情報蓄積手段18へ各々の設備機器1のグループ識別子を登録するには、ユーザがサーバ2の入力手段16から入力してもよいし、設備機器1からネットワークを介してグループ識別子の情報を送信するよう構成してもよい。
(実施の形態2)
また、設備機器1は試運転の開始時刻を記憶する試運転開始時刻記憶手段を備え、前記サーバはネットワークを介して設備機器に対して試運転の開始時刻を設定可能であるよう構成してもよい。
図2は実施の形態2の、当該試運転システム全体を概略的に示す構成説明図である。
図2において、設備機器1は試運転の開始時刻を記憶する試運転開始時刻記憶手段21を備え、サーバ2はネットワークを介して試運転開始時刻記憶手段21に対して試運転の開始時刻を設定する遠隔試運転開始時刻設定手段22を備える。他については実施の形態1(図1)と同じであるので詳細な説明を省く。
なお、試運転開始時刻記憶手段21にはマイクロコンピュータ、遠隔試運転開始時刻設定手段22にはサーバ2内のプログラムを用いることでこの構成を用意に実現できる。
以下、実施の形態2の当該試運転システムにおける動作について説明する。
第1のマンション4に設置した設備機器1に対して各々の設備機器1について試運転を異なる時刻に開始させる場合、ユーザがサーバ2の入力手段16を用いて各々の設備機器1について試運転の開始時刻に各々異なる値を入力し遠隔試運転開始時刻設定手段22を動作させる。遠隔試運転開始時刻設定手段22はサーバ側通信手段17および設備機器側通信手段14を通じて、各々の設備機器1に対して試運転の開始時間が各々異なるよう値を設定して遠隔試運転開始時刻設定情報を送信する。設備機器1では当該情報を受信すると、試運転開始時刻記憶手段21に試運転の開始時刻を設定する。
そして、第1のマンション4に設置した設備機器1に対して試運転を実施する場合、ユーザがサーバ2の入力手段16を用いて第1のマンション4を指定し遠隔試運転手段15を動作させる。遠隔試運転手段15はグループ識別子情報蓄積手段18に蓄積された情報に基づきグループ識別子が第1のマンション4である設備機器1を選択し、サーバ側通信手段17および設備機器側通信手段14を通じて、当該設備機器1に試運転開始命令情報を送信する。設備機器1では当該情報を受信すると、試運転手段12は試運転開始時刻記
憶手段21に記憶された開始時刻になると試運転を実施する。これにより、各々の設備機器1が異なる時刻に試運転手段12を動作させる。
なお、遠隔試運転開始時刻設定手段22により試運転開始時刻が設定された場合にはその旨を表示手段13に表示するよう構成してもよい。特にサーバ2からネットワークを介して試運転を行うので、サーバ2の入力手段を操作する人以外が設備機器1を見ているような場合に有効である。
なお、各々の設備機器1の前記試運転開始時刻記憶手段21に対して同時刻を記憶させる事で、当該設備機器1について同時刻に試運転を開始することも可能である。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3における試運転システムについて、図面を参照しながら説明する。
図3は実施の形態3の、試運転システム全体を概略的に示す構成説明図である。
図3において、設備機器1は深夜電力時間帯を記憶する深夜電力時間帯記憶手段31を備え、サーバ2はネットワークを介して深夜電力時間帯記憶手段31に対して深夜電力時間帯を設定する遠隔深夜電力時間帯設定手段32を備える。他については実施の形態2(図2)と同じであるので詳細な説明を省く。
なお、深夜電力時間帯記憶手段31にはマイクロコンピュータ、遠隔深夜電力時間帯設定手段32にはサーバ2内のプログラムを用いることでこの構成を用意に実現できる。
以下、実施の形態3における動作について説明する。
各々の設備機器1について深夜電力時間帯を設定する場合、ユーザがサーバ2の入力手段16を用いて各々の設備機器1について深夜電力時間帯を入力し遠隔深夜電力時間帯設定手段32を動作させる。遠隔深夜電力時間帯設定手段32はサーバ側通信手段17および設備機器側通信手段14を通じて、各々の設備機器1に深夜電力時間帯情報を送信する。設備機器1では当該情報を受信すると、深夜電力時間帯記憶手段31に深夜電力時間帯を設定する。
なお、遠隔深夜電力時間帯設定手段32により深夜電力時間帯が設定された場合にはその旨を表示手段13に表示するよう構成してもよい。特にサーバ2からネットワークを介して深夜電力時間帯の設定を行うので、サーバ2の入力手段を操作する人以外が設備機器1を見ているような場合に有効である。
なお、グループ識別子情報蓄積手段18に基づき同一グループ識別子を記憶する複数の設備機器1に対して一斉に深夜電力時間帯情報を送信するよう構成してもよい。
また、深夜電力時間帯記憶手段31で記憶した深夜電力時間帯内に試運転手段12が完了するように、同一のグループ識別子を持つ複数の設備機器1に対してそれぞれ異なる試運転の開始時刻を設定するよう構成してもよい。
図4は実施の形態3の、当該試運転システム全体を概略的に示す構成説明図である。
図4において、サーバ2は遠隔深夜電力時間帯設定手段32を用いて設備機器1の深夜電力時間帯記憶手段31に記憶した深夜電力時間帯を記憶するサーバ側深夜電力時間帯記
憶手段33を備える。他については実施の形態3(図3)と同じであるので詳細な説明を省く。
なお、サーバ側深夜電力時間帯記憶手段33にはサーバ2内のプログラムを用いることでこの構成を用意に実現できる。
以下、実施の形態3の当該試運転システムにおける動作について説明する。
第1のマンション4に設置した設備機器1に対して試運転を実施する場合、サーバ2では入力手段16を用いて設備機器1の試運転手段12における試運転の実行時間を入力する。
遠隔試運転開始時刻設定手段22はサーバ側通信手段17および設備機器側通信手段14を通じて、第1のマンション4に設置した設備機器1に、深夜電力時間帯の開始時間から、深夜電力時間帯の終了時間より試運転手段12の実行時間を差し引いた時間までの間で、試運転の開始時間が各々異なるよう値を変更して遠隔試運転開始時刻設定情報を送信する。
そして、第1のマンション4に設置した設備機器1に対して試運転を実施する場合、ユーザがサーバ2の入力手段16を用いて第1のマンション4を指定し遠隔試運転手段15を動作させる。遠隔試運転手段15はグループ識別子情報蓄積手段18に蓄積された情報に基づきグループ識別子が第1のマンション4である設備機器1を選択し、サーバ側通信手段17および設備機器側通信手段14を通じて、当該設備機器1に試運転開始命令情報を送信する。設備機器1では当該情報を受信すると、試運転手段12は試運転開始時刻記憶手段21に記憶された開始時刻になると試運転を実施する。
これにより、各々の設備機器1が深夜電力時間帯内の異なる時刻に試運転手段12を動作させ完了させる。
なお、サーバ2は試運転の実行時間を設備機器1から取得できるよう構成してもよい。
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4における試運転システムについて、図面を参照しながら説明する。
図5は実施の形態4の、試運転システム全体を概略的に示す構成説明図である。
図5において、設備機器1は時刻を記憶する時刻記憶手段51を備え、サーバ2はネットワークを介して時刻記憶手段51に対して時刻を設定する遠隔時刻設定手段52を備える。他については実施の形態3(図3)と同じであるので詳細な説明を省く。
なお、時刻記憶手段51にはマイクロコンピュータ、遠隔時刻設定手段52にはサーバ2内のプログラムを用いることでこの構成を用意に実現できる。
以下、実施の形態4における動作について説明する。
各々の設備機器1について時刻を設定する場合、ユーザがサーバ2の入力手段16を用いて各々の設備機器1について時刻を入力し遠隔時刻設定手段52を動作させる。遠隔時刻設定手段52はサーバ側通信手段17および設備機器側通信手段14を通じて、各々の設備機器1に時刻情報を送信する。設備機器1では当該情報を受信すると、時刻記憶手段
31に時刻を設定する。
なお、遠隔時刻設定手段52により時刻が設定された場合にはその旨を表示手段13に表示するよう構成してもよい。特にサーバ2からネットワークを介して時刻の設定を行うので、サーバ2の入力手段を操作する人以外が設備機器1を見ているような場合に有効である。
なお、グループ識別子情報蓄積手段18に基づき同一グループ識別子を記憶する複数の設備機器1に対して一斉に時刻情報を送信するよう構成してもよい。
なお、サーバ2にサーバ側時刻記憶手段を備えるよう構成し、遠隔時刻設定手段52は前記サーバ側時刻記憶手段に記憶された時刻を各々の設備機器1に時刻情報を送信してもよい。
なお、本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイクロコンピュータ)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信したりすることで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
本発明の試運転システムとそのプログラムは、マンションの各部屋に設置するような設備機器に対して、漏れなく試運転を行う事が出来る。また、試運転に限らず、ネットワークを介して、多数ある機器のうち、複数の特定の前記機器を指定して、機能を実行させるような場合にも有効である。
本発明の実施の形態1における試運転システム全体を概略的に示す構成説明図 本発明の実施の形態2における試運転システム全体を概略的に示す構成説明図 本発明の実施の形態3における試運転システム全体を概略的に示す構成説明図 同実施の形態3における試運転システム全体を概略的に示す構成説明図 本発明の実施の形態4における試運転システム全体を概略的に示す構成説明図
符号の説明
1 設備機器
2 サーバ
3 インターネット(ネットワーク)
4 第1のマンション
5 第2のマンション
11 グループ識別子記憶手段
12 試運転手段
13 表示手段
14 設備機器側通信手段
15 遠隔試運転手段
16 入力手段
17 サーバ側通信手段
18 グループ識別子情報蓄積手段
21 試運転開始時刻記憶手段
22 遠隔試運転開始時刻設定手段
31 深夜電力時間帯記憶手段
32 遠隔深夜電力時間帯設定手段
33 サーバ側深夜電力時間帯記憶手段
51 時刻記憶手段
52 遠隔時刻設定手段

Claims (4)

  1. ネットワークを介して設備機器の試運転を実施可能な試運転システムであって、1つ以上の設備機器とサーバとを備え、
    前記設備機器は、前記設備機器の試運転を実施する試運転手段と、前記設備機器を設置した所属地域のグループを示すグループ識別子を記憶するグループ識別子記憶手段とを備え、
    前記サーバは、前記ネットワークを介して前記設備機器に対して試運転の開始命令を行う遠隔試運転手段を備え、前記グループ識別子を指定して1つ以上の前記設備機器に対して試運転の開始命令可能な試運転システム。
  2. 前記設備機器は試運転の開始時刻を記憶する試運転開始時刻記憶手段を備え、前記サーバはネットワークを介して前記設備機器に対して試運転の開始時刻を設定する試運転開始時刻記憶手段を備え、同一のグループ識別子を持つ複数の前記設備機器に対してそれぞれ異なる試運転の開始時刻を設定することを特徴とする請求項1に記載の試運転システム。
  3. 前記設備機器は深夜電力時間帯を記憶する深夜電力時間帯記憶手段を備え、前記サーバはネットワークを介して前記設備機器に対して深夜電力時間帯を設定可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の試運転システム。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の試運転システムの少なくとも1つの手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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