JP5567755B1 - メンテナンスコンソール - Google Patents

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Abstract

エレベーターの制御基板に設けられて接続対象とするエレベーターの種類ごとに異なる複数種類のコネクタにそれぞれ接続可能な複数のコネクタ(134)を備え、接続先エレベーターに所定の動作を実行させる実行指示の入力を受け付けた場合、作業者などによる入力操作により指定された、接続先エレベーターを指定する指定情報に基づいて、接続先エレベーターの種類に応じた形式言語を用いて、コネクタ(134)が接続されたコネクタを介して当該接続先エレベーターと通信をおこない、接続先エレベーターとの通信結果に基づいて、当該接続先エレベーターの種類に応じた、当該接続先エレベーターの種類ごとに異なるメンテナンス画面を表示部(111)によって表示するメンテナンスコンソール(100)を構成した。

Description

この発明は、エレベーターの保守管理に用いるメンテナンスコンソールに関する。
従来、エレベーターの保守管理は、当該エレベーターの製造元(メーカー)あるいは当該メーカーと提携するエレベーター管理会社が独占的におこなっていた。メーカーあるいは当該メーカーと提携するエレベーター管理会社(以下、適宜「メーカーなど」という)は、たとえば、管理対象とするエレベーターの運行履歴を定期的に確認し、確認した運行履歴に基づいて部品交換などをおこなうことによって当該エレベーターの点検をおこなうことによって、エレベーターの保守管理をおこなっていた。
従来、エレベーターの点検に際しては、たとえば、点検対象とするエレベーターが備える各部を制御する制御基板に点検用の端末などを接続し、制御基板が蓄積した運行履歴などの情報を当該点検用の端末によって抽出し、抽出した運行履歴などの情報を表示画面や所定の用紙などに出力していた。
エレベーターの制御基板と点検用の端末とは、メーカーごとに固有の信号を用いて通信をおこなっていた。このため、点検用の端末は、メーカーごとに固有の機種とされ、エレベーターの制御基板から抽出した運行履歴などの情報は、メーカーが同一であれば一様のフォーマットにしたがって表示していた。
また、従来、保守対象の複数のエレベーターと通信接続された監視センターからエレベーターに対して保守契約の有無を識別する保守契約信号を送信し、当該保守契約信号を受信したエレベーターにおいて保守契約が有効であるか無効であるかを更新記憶し、保守契約が有効と判断された場合にのみエレベーターにおいて自動点検運転をおこなうようにした技術があった(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
特開2008−184274号公報
しかしながら、上述したように、従来は、点検用の端末がメーカーごとに固有の機種とされていたため、たとえば、メーカーなどとは独立した独立系の保守管理会社が複数のメーカーが製造した複数種類のエレベーターの保守管理をおこなう場合、各メーカーの点検用の端末を用意しなければならない。このため、従来は、エレベーターの保守管理のための点検用の端末を、メーカーごとに維持管理しなければならず、点検用の端末の維持管理に負担がかかるという問題があった。
また、従来は、メーカーごとに固有の点検用の端末を用いることにより、エレベーターの保守管理をおこなう作業者が、メーカーごとに操作内容を覚えたり、逐次調べたりしなくてはならず、煩わしいという問題があった。また、従来は、点検用の端末をメーカーごとに維持管理するためにかかる負担により、保守管理費の低減を図ることが難しいという問題があった。
このような状況において保守管理費の低減を図るためには、エレベーターの動作状態などの点検頻度を、国土交通省の指針で規定された最低限度あるいはそれに近い頻度に抑えなくてはならない。このように、従来は、保守管理費の低減と、エレベーターの利用者の安全性の向上と、の両立を図ることが難しいという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、エレベーターの保守管理にかかる負担軽減を図るとともに、エレベーターの利用者の安全性の向上を図ることができるメンテナンスコンソールを提供することを目的とする。
また、この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、保守管理費の低減と、エレベーターの利用者の安全性の向上と、の両立を図ることができるメンテナンスコンソールを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるメンテナンスコンソールは、エレベーターの制御基板に設けられて接続対象とするエレベーターの種類ごとに異なる複数種類のコネクタにそれぞれ接続可能な複数の接続端子と、前記複数の接続端子のうちの一の接続端子が接続されたコネクタを備えるエレベーター(以下「接続先エレベーターという」)を指定する指定情報の入力を受け付ける入力手段と、前記入力手段が受け付けた指定情報に基づいて、前記接続先エレベーターの種類に応じた形式言語を用いて、前記接続端子が接続されたコネクタを介して当該接続先エレベーターと通信をおこなう通信手段と、前記通信手段による通信結果に基づいて、前記接続先エレベーターの種類に応じた、当該接続先エレベーターの種類ごとに異なるメンテナンス画面を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかるメンテナンスコンソールは、上記の発明において、前記メンテナンス画面が、前記接続先エレベーターの種類に応じた、当該接続先エレベーターが実行可能な動作の実行指示の入力操作を受け付ける操作キーを含み、前記通信手段が、前記操作キーに対する入力操作を受け付けた場合、受け付けた入力操作に応じた実行指示を、前記接続先エレベーターの種類に応じた形式言語に変換して出力することを特徴とする。
また、この発明にかかるメンテナンスコンソールは、上記の発明において、前記表示手段が、前記メンテナンス画面とは別に、前記接続先エレベーターで生じたエラー内容を、当該接続先エレベーターの種類にかかわらず同一のフォーマットで表示するエラー表示画面を表示することを特徴とする。
また、この発明にかかるメンテナンスコンソールは、上記の発明において、前記表示手段が、前記メンテナンス画面のタブと前記エラー表示画面のタブとを表示し、当該タブの操作によって前記メンテナンス画面と前記エラー表示画面とを切り替えて表示することを特徴とする。
この発明にかかるメンテナンスコンソールによれば、エレベーターの保守管理にかかる負担軽減を図るとともに、エレベーターの利用者の安全性の向上を図ることができるという効果を奏する。
また、この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、保守管理費の低減と、エレベーターの利用者の安全性の向上と、の両立を図ることができるという効果を奏する。
図1は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの外観を示す説明図である。 図2は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの収納状態を示す説明図である。 図3は、メンテナンスコンソール100のハードウエア構成を示す説明図である。 図4−1は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの表示部が表示する表示画面例を示す説明図(その1)である。 図4−2は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの表示部が表示する表示画面例を示す説明図(その2)である。 図4−3は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの表示部が表示する表示画面例を示す説明図(その3)である。 図4−4は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの表示部が表示する表示画面例を示す説明図(その4)である。 図5−1は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの表示部が表示する表示画面例を示す説明図(その5)である。 図5−2は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの表示部が表示する表示画面例を示す説明図(その6)である。 図5−3は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの表示部が表示する表示画面例を示す説明図(その7)である。 図5−4は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの表示部が表示する表示画面例を示す説明図(その8)である。 図5−3は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの表示部が表示する表示画面例を示す説明図(その9)である。 図5−6は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの表示部が表示する表示画面例を示す説明図(その10)である。 図6−1は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの表示部が表示する表示画面例を示す説明図(その11)である。 図6−2は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの表示部が表示する表示画面例を示す説明図(その12)である。 図6−3は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの表示部が表示する表示画面例を示す説明図(その13)である。 図6−4は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの表示部が表示する表示画面例を示す説明図(その14)である。 図7は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの処理手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるメンテナンスコンソールの好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの外観について説明する。図1は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソールの外観を示す説明図である。図1において、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソール100は、メンテナンスコンソール本体110と、ACアダプター120と、インターフェースボックス130と、を備えている。
メンテナンスコンソール本体110は、表示部111を備えている。表示部111は、点検作業に際して各種の情報を表示する表示画面を備えている。表示部111は、たとえば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示画面を備えている。表示部111は、公知の各種の技術を用いて容易に実現することができる。表示部111の詳細な構成については、説明を省略する。
また、メンテナンスコンソール100は、エレベーターの保守点検作業をおこなう作業者による入力操作を受け付ける入力部112を備えている。入力部112は、たとえば、文字や数字などの配列によって構成されるコマンド、その他各種の指示を入力するための複数のキーを備えたキーボードによって実現することができる。この実施の形態においては、入力部112によって入力手段を実現することができる。
入力部112を実現するキーボードは、入力位置や操作位置を移動させるカーソルキーを備えていてもよい。入力部112は、キーボードに代えてあるいはキーボードに加えて、たとえば、マウスやトラックボードあるいはポインティング・スティックなどのポインティングデバイスなどによって実現してもよい。また、メンテナンスコンソール100は、ACアダプター120やインターフェースボックス130と接続するためのコネクタ(図3における符号307、308を参照)を備えている。
ACアダプター120は、アダプター本体121と、電気コード122と、電気コード123と、を備えている。電気コード122は、一端が、メンテナンスコンソール本体110に電気的に接続されている。電気コード122の他端には、メンテナンスコンソール本体110に対して取り外し可能に取り付けられるプラグ124が設けられている。電気コード123は、一端が、アダプター本体121に電気的に接続されている。電気コード123の他端には、建物の壁などに固定された電気の接続口(電源)に対して挿抜可能なプラグ125が設けられている。
アダプター本体121は、メンテナンスコンソール本体110に対して、当該メンテナンスコンソール本体110が動作するための電力を供給する電源装置であって、変圧器、整流器、安定化回路などによって構成されている。ACアダプター120は、たとえば、AC−DCアダプターによって実現することができる。
ACアダプター120を実現するAC−DCアダプターは、電気の接続口(図示を省略する)に挿入されたプラグ125および電気コード123を介して電源から供給される交流電流(AC)を、アダプター本体121において直流電流(DC)に変換し、変換した直流電流を電気コード122およびプラグ124を介してアダプター本体121からメンテナンスコンソール本体110に供給する。ACアダプター120は、AC−DCアダプターに限るものではなく、メンテナンスコンソール本体110の構成に応じて、交流電流をそのまま供給するAC−ACアダプター120によって実現されるものであってもよい。
メンテナンスコンソール100は、メンテナンスコンソール本体110と別体に設けられたACアダプター120を介して供給される電力によって駆動されるものに限らない。メンテナンスコンソール100は、メンテナンスコンソール本体110と一体(あるいは着脱可能)に設けられた電源(バッテリ)を備え、当該電源(バッテリ)から供給される電力によって駆動されるものであってもよい。
インターフェースボックス130は、コード131を介して、メンテナンスコンソール本体110に電気的に接続される。インターフェースボックス130は、コード131の一端に設けられたプラグ132の挿入を受け付けるコネクタ(図3における符号309を参照)を備えている。プラグ132は、当該プラグ132の挿入を受け付けるコネクタに対して取り外し可能に取り付けられる。
コード131の他端には、メンテナンスコンソール本体110に設けられたコネクタ(図3における符号307を参照)に対して、取り外し可能に取り付けられるプラグ133が設けられている。プラグ132、133は、それぞれ、電気を流すための金属製の端子を備えている。これにより、コード131を介して、インターフェースボックス130とメンテナンスコンソール本体110とを電気的に接続することができる。インターフェースボックス130とメンテナンスコンソール本体110とをコード131を介して接続することにより、ACアダプター120を介して供給される電力をインターフェースボックス130に供給し、インターフェースボックス130を動作させることができる。
また、インターフェースボックス130とメンテナンスコンソール本体110とをコード131を介して接続することにより、たとえば運搬時などのように、メンテナンスコンソール100の非使用時には、コード131をインターフェースボックス130およびメンテナンスコンソール本体110から取り外し、インターフェースボックス130とメンテナンスコンソール本体110とを分離することができる。これにより、メンテナンスコンソール100の運搬の容易化を図ることができる。
インターフェースボックス130は、プラグ132の挿入を受け付けるコネクタとは別に、複数(この実施の形態においては、6つ)のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)を備えている。複数のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)は、それぞれ、電気(電気信号)を流すための金属製の端子などを備えている。この実施の形態においては、複数のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)によって、複数の接続端子を実現することができる。
インターフェースボックス130は、複数のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)のうち、保守点検作業をおこなう作業者によって選択されたいずれか一つのコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)と、コネクタ132とを電気的に接続する回路(ロータリースイッチ。図3における符号311を参照)を備えている。
複数のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)のそれぞれには、各コネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)に専用のコード135(他に、たとえば図2における符号201を参照)に設けられたプラグ135aが、取り外し可能に取り付けられる。メンテナンスコンソール100において、専用のコード135は、複数のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)のそれぞれに対応して複数(この実施の形態においては、6つ)用意されている。
各専用のコード135は、一端に、点検対象とするエレベーターの種類に応じて形状が異なるコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)に対して、取り外し可能に取り付けられるプラグ135aを備えている。また、各専用のコード135は、他端に、複数のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)のそれぞれに対して取り外し可能に取り付けられるプラグ135bを備えている。
点検作業に際して、作業者は、複数の専用のコード135のうち、点検対象とするエレベーターの種類に対応する専用のコード135を選択し、選択した専用のコード135が備えるプラグ135bを、点検対象とするエレベーターの所定の位置に設けられた、図示を省略するコネクタ(以下「エレベーターのコネクタ」という)に挿入する。また、点検作業に際して、作業者は、選択した専用のコード135が備えるプラグ135aを、複数のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)のうち点検対象とするエレベーターの種類に応じたコネクタ(図1においてはコネクタ134f)に挿入する。
インターフェースボックス130は、「UP」ボタン136、「DN」ボタン137および「SET」ボタン138を備えている。点検作業に際して、作業者は、「UP」ボタン136や「DN」ボタン137および「SET」ボタン138に対して入力操作をおこなうことによって、複数のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)のうち、選択した専用のコード135が備えるプラグ135aの挿入対象となるコネクタ(図1においてはコネクタ134f)を選択する。
インターフェースボックス130は、作業者による「UP」ボタン136や「DN」ボタン137および「SET」ボタン138に対する入力操作を受け付けることによって、複数のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)のうちいずれか一つのコネクタ134(たとえば、コネクタ134f)が選択された場合、選択されたエレベーターのメーカーをメンテナンスコンソール100が接続されたエレベーター(接続先エレベーター)のメーカーとし、当該接続先エレベーターを指定する指定情報を、メンテナンスコンソール本体110に出力する。
インターフェースボックス130は、複数のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)のそれぞれに対応付けられた複数のランプ139(139a、139b、139c、139d、139eおよび139f)を備えている。インターフェースボックス130は、作業者による「UP」ボタン136や「DN」ボタン137および「SET」ボタン138に対する入力操作を受け付けることによって、複数のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)のうちいずれか一つのコネクタ134(たとえば、コネクタ134f)が選択された場合に、複数のランプ139(139a、139b、139c、139d、139eおよび139f)のうち、選択されたコネクタ134(たとえば、コネクタ134f)に対応するランプ139(たとえば、ランプ139f)を点灯させる。
インターフェースボックス130は、複数のランプ139(139a、139b、139c、139d、139eおよび139f)のうち、作業者によって選択されたいずれか一つのランプ(たとえば、ランプ139f)のみを点灯させる。インターフェースボックス130は、いずれか一つのランプ(たとえば、ランプ139f)を点灯させている間、いずれか一つのランプ(たとえば、ランプ139f)以外のランプ(たとえば、139a、139b、139c、139dおよび139e)はすべて消灯させる。
インターフェースボックス130は、たとえば、「UP」ボタン136が連続して複数回操作された場合、ランプ139a→ランプ139b→ランプ139c→ランプ139d→・・・のように、順次いずれか一つのランプ139を点灯させるように、点灯させるランプ139を切り替える。また、インターフェースボックス130は、たとえば、「DN」ボタン137が連続して複数回操作された場合、ランプ139f→ランプ139e→ランプ139d→ランプ139c→・・・のように、「UP」ボタン136が連続して操作された場合とは逆の順番で、いずれか一つのランプ139を点灯させるように、点灯させるランプ139を切り替える。
(メンテナンスコンソール100の収納状態)
図2は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソール100の収納状態を示す説明図である。上述したように、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソール100は、メンテナンスコンソール本体110に、ACアダプター120およびインターフェースボックス130を、電気コード122やコード131を用いてそれぞれ接続することによって構成される。また、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソール100は、インターフェースボックス130が、専用のコード135を介してエレベーターのコネクタに接続されることによって使用可能な状態となる。
この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソール100は、図2に示すように、非使用時においては、各コード122、131、135によって接続される各部を分解して、それぞれを1つの収容ケース200内に収納することができる。収容ケース200は、メンテナンスコンソール本体110、ACアダプター120およびインターフェースボックス130を、収容ケース200内においてそれぞれ固定する収容用のガイド201を備えている。
収容用のガイド201は、たとえば、ウレタンなどの弾性部材によって形成される基材201aに、メンテナンスコンソール本体110、ACアダプター120およびインターフェースボックス130のそれぞれに応じた当該各部の外形と同様の形状をなす窪み201bを設けることによって実現することができる。このような窪み201bによって収容用のガイド201を実現する場合、メンテナンスコンソール本体110、ACアダプター120およびインターフェースボックス130の各部を対応する窪み201bに嵌め込むことによって、メンテナンスコンソール100を構成する各部の、収容ケース200内における位置を固定することができる。これにより、メンテナンスコンソール100を構成する各部が運搬中に収容ケース200内でぶつかるなどして損傷することを防止できる。
また、収容ケース200は、各コード122、131、135などを収容するための、コード収容用のガイド202を備えている。コード収容用のガイド202は、収容用のガイド201と同様に、ウレタンなどの弾性部材によって形成される基材201aに、各コード122、131、135をそれぞれ収容可能な大きさの窪み201cを設けることによって実現することができる。コード収容用のガイド202は、メンテナンスコンソール100を接続可能なエレベーター(の制御基板)の種類数と同数設けられている。
このように、収容ケース200内に、メンテナンスコンソール100を接続可能なエレベーター(の制御基板)の種類数と同数のコード収容用のガイド202を設けることにより、当該エレベーター(の制御基板)との接続に用いる可能性のあるすべての各コード122、131、135を常備しておくことができる。
また、収容ケース200内に、メンテナンスコンソール100を接続可能なエレベーター(の制御基板)の種類数と同数のコード収容用のガイド202を設けることにより、いずれかのケーブルを収容し忘れている場合など、メンテナンスコンソール100の装備が不完全である場合は、コード収容用のガイド202に空きが生じる。これにより、作業者は、装備が不完全であることを目視により迅速かつ確実に発見することができる。そして、これにより、現場に行ってから装備が足りず、装備を整えてから再度現場に出直す(点検作業の完了までに時間がかかる)という作業の無駄を防ぐことができる。
(メンテナンスコンソール100のハードウエア構成)
つぎに、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソール100のハードウエア構成について説明する。図3は、メンテナンスコンソール100のハードウエア構成を示す説明図である。図3において、メンテナンスコンソール100は、メンテナンスコンソール本体110と、インターフェースボックス130と、をコード131で接続することによって構成される。
メンテナンスコンソール本体110は、CPU301、ROM302、RAM303、HDD(ハードディスクドライブ)304、HD(ハードディスク)305、表示部111、入力部112、I/F(インターフェース)306と、コネクタ307、308と、を備えている。メンテナンスコンソール本体110が備える各部111、112、301〜308、は、バス300によってそれぞれ接続されている。
CPU301は、メンテナンスコンソール本体110全体の制御をつかさどる。ROM302は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。HDD304は、CPU301の制御にしたがってHD305に対するデータのリード/ライトを制御する。HD305は、HDD304の制御で書き込まれたデータを記憶する。
I/F306は、ネットワークを介して、たとえば、管理サーバコンピュータなどの外部装置とメンテナンスコンソール本体110とを接続する。I/F306は、ネットワークを介して管理サーバコンピュータに接続されることにより、メンテナンスコンソール100を用いた点検作業結果に関する情報などを、当該管理サーバコンピュータに送信することができる。
コネクタ307は、コード131を介してインターフェースボックス130に接続される。コネクタ307は、インターフェースボックス130との間における、メンテナンスコンソール本体110に対するデータの入出力を制御する。CPU301は、たとえば、入力部112において、接続先エレベーターに所定の動作を実行させる実行指示の入力(入力操作)を受け付けた場合、当該実行指示を、コネクタ307を介してインターフェースボックス130に出力する。
CPU301は、RAM303をワークエリアとして、ROM302やHD305に記憶された各種のプログラムを実行し、これにより接続先エレベーターに対する実行指示を生成し、生成した実行指示をコネクタ307、コード131およびインターフェースボックス130を介して、接続先エレベーターに出力する。このとき、入力部112によって受け付けた指定情報に基づいて、接続先エレベーターの種類に応じた形式言語を用いて、コネクタ134を介して当該接続先エレベーターと通信をおこなう。この実施の形態においては、CPU301、ROM302、RAM303、HDD304、HD305、コネクタ307およびインターフェースボックス130などによって通信手段を実現することができる。
コネクタ308は、電気コード122およびプラグ124を介してアダプター本体121に接続される。コネクタ308は、アダプター本体121からメンテナンスコンソール本体110への電源の供給を受け付ける。コネクタ307、308は、たとえば、USBポートによって実現することができる。
インターフェースボックス130は、上記のプラグ132の挿入を受け付けるコネクタ309と、上記の各ボタン136、137、138と、上記の複数(この実施の形態においては、6つ)のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)と、複数(この実施の形態においては、6つ)の変換回路310(310a、310b、310c、310d、310eおよび310f)と、ロータリースイッチ311と、を備えている。
複数の変換回路310(310a、310b、310c、310d、310eおよび310f)は、それぞれ、複数のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)のいずれかに対応付けられている。複数のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)と複数の変換回路310(310a、310b、310c、310d、310eおよび310f)とは、それぞれ1対1の関係で対応付けられている。
複数の変換回路310(310a、310b、310c、310d、310eおよび310f)は、それぞれ、CPU301から出力された実行指示を、該当するメーカーのエレベーターの制御基板が解読可能な言語に変換して、変換した実行指示を、対応付けられたコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)に出力する。上記のCPU301は、複数の変換回路310(310a、310b、310c、310d、310eおよび310f)のうち、作業者によって選択された接続先エレベーターのメーカーに対応する変換回路310(たとえば、310f)に対して、該当する実行指示を出力する。
また、複数の変換回路310(310a、310b、310c、310d、310eおよび310f)は、それぞれ、対応付けられたコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)から出力された信号を、メンテナンスコンソール100が解読可能な言語に変換し、変換した信号をプラグ132やコネクタ309を介してCPU301に出力する。
インターフェースボックス130は、たとえば、メンテナンスコンソール100が接続されたエレベーター(接続先エレベーター)のメーカーを指定する指定情報の入力を受け付けた場合に、当該指定情報を、コネクタ309を介してメンテナンスコンソール本体110に出力する。
メンテナンスコンソール本体110が備える表示部111は、複数の変換回路310(310a、310b、310c、310d、310eおよび310f)によってそれぞれ言語が変換された信号に基づいて表示画面を制御して、当該表示画面に前記接続先エレベーターの動作状態に関する情報を表示する。表示部111は、たとえば、接続先エレベーターの動作状態に関する情報を表示する。
ロータリースイッチ311は、1つの共通端子312と、複数(この実施の形態においては、6つ)の接点311(311a、311b、311c、311d、311eおよび311f)と、を備えている。複数の接点311(311a、311b、311c、311d、311eおよび311f)は、それぞれ、複数の変換回路のいずれかに対応付けられている。複数の変換回路310(310a、310b、310c、310d、310eおよび310f)と複数の接点311(311a、311b、311c、311d、311eおよび311f)とは、それぞれ1対1の関係で対応付けられている。
ロータリースイッチ311における共通端子312は、複数の接点311(311a、311b、311c、311d、311eおよび311f)のいずれかに接続される。共通端子312は、「UP」ボタン136が1回操作されるごとに、操作された時点において接続されていた接点311の隣の接点に接続される。共通端子312が接続される接点311は、「UP」ボタン136が操作された場合、所定方向(たとえば、図3における紙面時計回り方向)に変位する。また、共通端子312は、「DN」ボタン137が1回操作されるごとに、操作された時点において接続されていた接点311の隣の接点に接続される。共通端子312が接続される接点311は、「DN」ボタン137が操作された場合、所定方向とは反対方向(たとえば、図3における紙面反時計回り方向)に変位する。
この実施の形態においては、メンテナンスコンソール本体110が備えるCPU301、ROM302、RAM303、HDD304、HD305および複数の変換回路310(310a、310b、310c、310d、310eおよび310f)などによって、制御部を実現することができる。
(メンテナンスコンソール100の表示画面例)
つぎに、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソール100の表示部111が表示する表示画面例について説明する。図4−1、図4−2、図4−3、図4−4、図5−1、図5−2、図5−3、図5−4、図5−5、図5−6、図6−1、図6−2、図6−3および図6−4は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソール100の表示部111が表示する表示画面例を示す説明図である。
図4−1、図4−2、図4−3および図4−4において、表示部111は、メンテナンスコンソール100に対して所定の入力操作がおこなわれた場合に、各表示画面410、420、430、440を表示する。表示部111は、メンテナンスコンソール100が電源を投入する入力操作を受け付けた場合に、BIOS(Basic Input Output System)を起動し、つづいてOS(Operating System)を起動するための表示画面(ハードパスワード入力画面)410を表示する。
ハードパスワード入力画面410は、たとえば、メンテナンスコンソール100を使用する作業者を識別するユーザーアカウントの入力欄411や、当該ユーザーアカウントによって識別されるユーザーに割り当てられたパスワードの入力欄412を含む。また、ハードパスワード入力画面410は、たとえば、各入力欄411、412に加えて、当該各入力欄411、412に入力した内容によるOSの起動を指示するための「OK」キー413を含む。
メンテナンスコンソール100は、ハードパスワード入力画面410において、ユーザーアカウントの入力欄411に当該作業者自身を識別するユーザー名が入力され、パスワードの入力欄412に当該ユーザーに割り当てられたパスワードが入力された状態で、「OK」キー413が操作された場合、メンテナンスコンソール100のOSの起動にかかる認証処理を実行する。このとき、メンテナンスコンソール100は、ハードパスワード入力画面410において入力されたユーザー名およびパスワードに基づく認証処理を実行し、当該認証処理の結果正常と認識された場合に、OSを起動する。
メンテナンスコンソール100は、OSを起動した状態において、メンテナンスプログラムを起動する所定の入力操作を受け付けた場合にメンテナンスプログラムを起動する。表示部111は、メンテナンスプログラムの起動に際して、ユーザーパスワード入力画面420を表示する。
ユーザーパスワード入力画面420は、たとえば、メンテナンスコンソール100を使用する作業者を識別するユーザー名の入力欄421や、当該ユーザーに割り当てられたパスワードの入力欄422を含む。また、ユーザーパスワード入力画面420は、たとえば、各入力欄421、422に加えて、当該各入力欄421、422に入力した内容によるメンテナンスプログラムの起動処理の続行を指示するための「OK」キー423や、メンテナンスプログラムの起動処理を中止する「キャンセル」キー424を含む。
メンテナンスコンソール100は、ユーザーパスワード入力画面420において、ユーザー名の入力欄421に当該作業者自身を識別するユーザー名が入力され、パスワードの入力欄422に当該ユーザーに割り当てられたパスワードが入力された状態で、「OK」キー423が操作された場合、入力されたユーザー名およびパスワードに基づいて、メンテナンスプログラムの起動のための認証処理を実行する。表示部111は、メンテナンスプログラムの起動のための認証処理が正常に完了した場合、管理番号入力画面430を表示する。
管理番号入力画面430は、たとえば、現場の管理番号の入力欄431を含む。現場の管理番号は、保守点検作業をおこなう作業者が、点検対象とするエレベーターを識別可能な情報であって、たとえば、メンテナンスコンソール100の管理者や、メンテナンスコンソール100の製造者などによって任意に設定することができる。現場の管理番号は、たとえば、任意の桁数のアルファベットや数字などによって構成することができる。より具体的には、現場の管理番号は、たとえば、エレベーターの保守点検にかかる実作業の実施者(エレベーターサービス会社)とエレベーターの管理責任者との契約順を示す、通し番号などによって実現してもよい。
また、管理番号入力画面430は、現場の管理番号の入力欄431に入力した内容によるメンテナンスプログラムの起動処理の継続を指示するための「入力」キー432を表示する。また、管理番号入力画面430は、メンテナンスプログラムの起動処理を中止する「キャンセル」キー433を表示する。メンテナンスコンソール100の起動に際して、現場ごとに設定された現場の管理番号を入力することにより、当該起動時以降に点検内容などを確認することができる。
表示部111は、入力欄431に現場の管理番号が入力された状態で「入力」キー432が操作された場合、メーカー選択画面440を表示する。具体的には、メーカー選択画面440は、たとえば、「インターフェースボックスでメーカーを選びセットボタンを押してください」などのメッセージ441を表示する。また、メーカー選択画面440は、エレベーターの種類の選択が終了したことを示す「終了」キー442を表示する。
メンテナンスコンソール100は、「UP」ボタン136や「DN」ボタン137および「SET」ボタン138に対する入力操作や「終了」キー442に対する入力操作を受け付けることによって選択されたメーカーに応じて表示部111を制御して、選択されたメーカーに対応したメンテナンス画面(図5−1、図5−2、図5−3、図5−4、図5−5および図5−6を参照)を表示する。
図5−1、図5−2、図5−3、図5−4、図5−5および図5−6においては、メンテナンス画面の一例を示している。メンテナンス画面510、520、530、540、550、560は、メンテナンス対象となるエレベーター(接続先エレベーター)の種類に応じて異なっている。メンテナンスコンソール100は、「UP」ボタン136や「DN」ボタン137および「SET」ボタン138に対する入力操作を受け付けることによって選択されたメーカー(接続先エレベーターのメーカー)に応じて、表示部111により、それぞれ異なるメンテナンス画面510、520、530、540、550、560を表示する。この実施の形態においては、表示部111によって表示手段を実現することができる。
表示部111は、接続先エレベーターの状態を示す状態表示欄Xを含むメンテナンス画面510、520、530、540、550、560を表示する。各メンテナンス画面510、520、530、540、550、560は、それぞれ、接続先エレベーターから出力される信号に基づいて、当該接続先エレベーターが出力した信号を表示するための状態表示欄Xを表示する。
メンテナンス画面510、520、530、540、550、560は、状態表示欄Xに表示する情報によって、たとえば、エレベーターの現在の状態、エレベーターにおいて生じたエラーの履歴などを報知する。また、メンテナンス画面510、520、530、540、550、560は、状態表示欄Xにおいて、たとえば、エレベーターの制御基板の記憶領域における各アドレスや、各アドレスに対応付けられている値などを表示してもよい。各アドレスにはそれぞれエラーが対応付けられており、各アドレスに対応付けられている値を確認することによりエラーの発生の有無を確認することができる。
メーカーごとに設けられるメンテナンス画面510、520、530、540、550、560は、同一メーカーについて、複数設けられていてもよい。具体的には、たとえば、「MI」というメーカーのメンテナンス画面510、520のように、複数設けられていてもよい。この場合、同一メーカーの複数のメンテナンス画面は、たとえば、それぞれのメンテナンス画面に対応付けられたタブTbの操作によって切り替えるようにすることができる。
また、表示部111は、たとえば、図5−2に示すメンテナンス画面520のように、各エレベーターから出力される生の信号を忠実に表示することができるようにレイアウトされた状態表示欄Xを表示してもよい。また、メンテナンス画面は、接続先エレベーターのメーカーを特定する文字や記号(たとえば、図5−1における「MI」や図5−3における「HI」などを参照)を含むタイトルバーZを表示してもよい。
また、表示部111は、接続先エレベーターが実行可能な動作に応じて、当該接続先エレベーターに所定の動作を実行させる実行指示を受け付ける操作キーYを含むメンテナンス画面510、520、530、540、550、560を表示する。メンテナンスコンソール100は、メンテナンス画面510、520、530、540、550、560中に表示された操作キーYに対する操作を受け付けた場合、表示中のメンテナンス画面510、520、530、540、550、560および操作キーYに応じて、受け付けた入力操作に応じた実行指示を、接続先エレベーターの種類に応じた形式言語に変換して出力する。これにより、接続先エレベーターに対しては、当該接続先エレベーターの種類に応じて、当該接続先エレベーターが受け付け可能な信号形態の実行指示が出力される。
このように、接続先エレベーターのメーカーすなわち接続先エレベーターの種類に応じて、それぞれ異なるメンテナンス画面を表示することにより、エレベーターの保守管理をおこなう作業者は、メンテナンス画面を目視するだけで、接続先エレベーターの種類を確認することができる。メンテナンスの実作業に際しては、「どのメーカー製のエレベーターがどのようなメンテナンス画面か」を覚えるだけで、メンテナンス画面を目視することにより、接続先エレベーターの種類(接続先エレベーターとして選択されているエレベーターのメーカー)を確認することができる。
また、メンテナンスコンソール100は、メンテナンス画面とは別に、図6−1、図6−2、図6−3および図6−4に示すようなエラー表示画面610、620、630、640を表示する。図6−1、図6−2、図6−3および図6−4においては、エラー表示画面610、620、630、640の一例を示している。
エラー表示画面610、620、630、640は、接続先エレベーターで生じたエラー内容を、当該接続先エレベーターの種類にかかわらず同一のフォーマットで表示する。具体的には、エラー表示画面は、たとえば、接続先エレベーターで生じたエラー内容を、当該接続先エレベーターから出力された信号を、そのままテキスト表示するテキスト画面によって実現することができる。
接続先エレベーターの種類にかかわらず同一のフォーマットのエラー表示画面を表示することにより、メンテナンスコンソール100は、エラーが生じた場合は、専用のエラー表示画面でその旨を報知することができる。そして、これにより、作業者に対して、エレベーターに異常が生じていることを迅速かつ確実に案内することができる。
表示部111は、メンテナンス画面のタブTbとエラー表示画面のタブTbとを、同一のメーカーごとに並べて表示する。表示部111は、「UP」ボタン136や「DN」ボタン137および「SET」ボタン138に対する入力操作を受け付けることによって選択されたメーカーにかかるメンテナンス画面510、520、530、540、550、560およびエラー表示画面610、620、630、640を、タブTbによる切り替え可能に表示する。これにより、メンテナンス画面510、520、530、540、550、560とエラー表示画面610、620、630、640とを、各画面に対応付けられて表示されるタブTbの操作によって切り替えることができる。
具体的には、たとえば、「MI」というメーカーのメンテナンス画面510、520とエラー表示画面610とは、各画面510、520、610に対応付けられて表示されるタブTbの操作によって切り替えて表示される。また、具体的には、たとえば、「HI」というメーカーのメンテナンス画面530とエラー表示画面620とは、各画面530、620に対応付けられて表示されるタブTbの操作によって切り替えて表示される。同様に、具体的には、たとえば、「TO」というメーカーのメンテナンス画面540とエラー表示画面630とはタブTbの操作によって切り替えて表示され、「FU」というメーカーのメンテナンス画面560とエラー表示画面640とはタブTbの操作によって切り替えて表示される。
(メンテナンスコンソール100の処理手順)
つぎに、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソール100の処理手順について説明する。図7は、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソール100の処理手順を示すフローチャートである。図7に示した処理手順は、メンテナンスコンソール本体110にアダプターおよびインターフェースボックス130が接続され、かつ、インターフェースボックス130が管理対象とするエレベーターの制御基板に接続されている状態において、メンテナンスコンソール本体110の電源スイッチが投入され、ブートプログラムを実行し、オペレーションプログラムなどの各種の制御プログラムが起動している状態において実行される。
図7のフローチャートにおいて、まず、電源を投入する入力操作を受け付けるまで待つ(ステップS701:No)。ステップS701において、電源を投入する入力操作を受け付けた場合(ステップS701:Yes)、BIOSやOSを起動して、表示部111にハードパスワード入力画面410を表示する(ステップS702)。そして、ステップS702において表示部111にハードパスワード入力画面410を表示した状態において、「OK」キー413が操作されるまで待機する(ステップS703:No)。
この実施の形態において、メンテナンスコンソール100を使用する作業者は、運用上、メンテナンスコンソール100の使用に際して、ハードパスワード入力画面410が表示された状態において、ユーザー名の入力欄に当該作業者自身を識別するユーザーアカウント名を入力し、パスワードの入力欄に当該ユーザーに割り当てられたパスワードを入力し、「OK」キー413を操作する。
ステップS703において、ハードパスワード入力画面410を表示した状態において「OK」キー413が操作された場合(ステップS703:Yes)、OSの起動にかかる認証処理を実行し(ステップS704)、当該認証ができた(認証処理が正常に完了した)か否かを判断する(ステップS705)。OSの起動にかかる認証処理ができた場合(ステップS705:Yes)、OSを起動する(ステップS706)。
つぎに、メンテナンスプログラムの起動にかかる所定の入力操作を受け付けるまで待機し(ステップS707:No)、当該入力操作を受け付けた場合(ステップS707:Yes)、表示部111にユーザーパスワード入力画面420を表示する(ステップS708)。そして、ユーザーパスワード入力画面420を表示した状態において、「OK」キー423が操作されたか否かを判断する(ステップS709)。
この実施の形態において、メンテナンスコンソール100を使用する作業者は、運用上、メンテナンスコンソール100の使用に際して、ユーザーパスワード入力画面420が表示された状態において、ユーザー名の入力欄に当該作業者自身を識別するユーザー名を入力し、パスワードの入力欄に当該ユーザーに割り当てられたパスワードを入力し、「OK」キー423を操作する。
ステップS709において、ユーザーパスワード入力画面420を表示した状態において、「OK」キー423が操作された場合(ステップS709:Yes)、メンテナンスプログラムの起動にかかる認証処理を実行する(ステップS710)。そして、メンテナンスプログラムの起動にかかる認証ができた(認証処理が正常に完了した)か否かを判断する(ステップS711)。
ステップS711において、メンテナンスプログラムの起動にかかる認証ができた場合(ステップS711:Yes)、表示部111に管理番号入力画面430を表示する(ステップS712)。そして、管理番号入力画面430を表示した状態において、「入力」キー432が操作されたか否かを判断する(ステップS713)。
この実施の形態において、メンテナンスコンソール100を使用する作業者は、運用上、メンテナンスコンソール100の使用に際して、管理番号入力画面430が表示された状態において、入力欄431に、点検対象とするエレベーター(現場)のメーカーを識別することができる現場の管理番号を入力し、「入力」キー432を操作する。
ステップS713において、「入力」キー432が操作された場合(ステップS713:Yes)、表示部111にメーカー選択画面440を表示する(ステップS714)。そして、「終了」キー442が操作されるまで待機する(ステップS715:No)。この実施の形態において、メンテナンスコンソール100を使用する作業者は、運用上、メンテナンスコンソール100の使用に際して、メーカー選択画面440が表示された状態において、点検対象とするエレベーターの種類を選択し、「終了」キー442を操作する。
具体的に、点検対象とするエレベーターの種類は、インターフェースボックス130における「UP」ボタン136や「DN」ボタン137を操作して、該当するエレベーターに応じたランプを点灯させた状態で、「SET」ボタン138を操作することによって選択することができる。メンテナンスコンソール100を使用する作業者は、インターフェースボックス130における「UP」ボタン136、「DN」ボタン137および「SET」ボタン138を操作して該当するエレベーターに応じたランプを点灯させた状態で、「終了」キー442を表示する。
ステップS715において、「終了」キー442が操作された場合(ステップS715:Yes)、ステップS714で表示したメーカー選択画面440の表示内容にしたがって、作業者が選択したメーカーに該当するメンテナンス画面510、520、530、540、550、560を表示する(ステップS716)。ステップS716においては、メーカーごとに設定された複数のメンテナンス画面のうち、ステップS715:Yesにおいて選択されたメーカー(たとえば「MI」)に固有のメンテナンス画面(たとえば、メンテナンス画面510、520)のうちの基本画面(たとえば、メンテナンス画面510)を表示する。
そして、ステップS716において該当するメンテナンス画面510、520、530、540、550、560を表示した状態においてタブTbを選択する操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS717)。ステップS717において、タブTbを選択する操作を受け付けた場合(ステップS717:Yes)、ステップS716へ移行して、該当するメンテナンス画面510、520、530、540、550、560を表示する。一方、ステップS717において、タブTbを選択する操作を受け付けていない場合(ステップS717:No)、接続先エレベーターに所定の動作を実行させる実行指示の入力操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS718)。
ステップS718において、接続先エレベーターに所定の動作を実行させる実行指示の入力操作を受け付けた場合(ステップS718:Yes)、当該接続先エレベーターから該当する情報を取得して(ステップS719)、ステップS716へ移行する。
ステップS719においては、ステップS718:Yesにおいて受け付けた実行指示に応じて、当該実行指示を、ステップS714で表示したメーカー選択画面440の表示内容にしたがって作業者が選択したメーカーの種類に応じた形式言語に変換し、変換した実行指示を接続先エレベーターに出力する。そして、接続先エレベーターに実行指示を出力した結果、当該接続先エレベーターから出力された情報を取得する。また、この場合、ステップS716においては、ステップS719において取得した情報に基づいて、該当する状態表示欄Xに該当する情報を当て嵌めたメンテナンス画面510、520、530、540、550、560を表示する。
ステップS718において、接続先エレベーターに所定の動作を実行させる実行指示の入力操作を受け付けていない場合(ステップS718:No)、終了する操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS720)。ステップS720においては、たとえば、ステップS710において認証処理を実行した結果起動したメンテナンスプログラムを終了する操作、ステップS706において起動したOSを終了する操作、あるいは、ステップS701:Yesにおいて投入された電源を遮断する操作を受け付けたか否かを判断することによって、「終了する操作」を受け付けたか否かを判断する。
ステップS720において、終了する操作を受け付けていない場合(ステップS720:No)、ステップS717へ移行して、タブTbを選択する操作を受け付けたか否かを判断する。ステップS720において、終了する操作を受け付けた場合(ステップS720:Yes)、一連の処理を終了する。
ステップS713において、「入力」キー432が操作されていない場合(ステップS713:No)、「キャンセル」キー433が操作されたか否かを判断し(ステップS721)、「入力」キー432も「キャンセル」キー433も操作されていない場合(ステップS721:No)、ステップS713に戻る。ステップS721において、「キャンセル」キー433が操作された場合(ステップS721:Yes)、メンテナンスプログラムの起動にかかる一連の処理を終了する。
また、ステップS709において、ユーザーパスワード入力画面420を表示した状態において「OK」キー423が操作されない場合(ステップS709:No)、ステップS722へ移行する。ステップS722において、「キャンセル」キー424が操作されない場合(ステップS722:No)、ステップS709へ戻る。一方、ステップS722において、「キャンセル」キー424が操作された場合(ステップS722:Yes)、一連の処理を終了する。ステップS721やステップS722において、「キャンセル」キー433や「キャンセル」キー424が操作された場合、表示部111に、「処理を中断します」などのメッセージを表示してから、一連の処理を終了してもよい。
ステップS705やステップS711において、該当する認証処理ができなかった(認証処理が正常に完了しなかった)場合(ステップS705:No、ステップS711:No)、一連の処理を終了する。この場合、表示部111に、「認証ができませんでした。再度起動処理をおこなってください。」などのメッセージを表示し、メンテナンスプログラムの起動処理を再度おこなうよう促してもよい。
メンテナンスコンソール100は、ステップS716において、作業者によって選択されたメーカーに該当するメンテナンス画面510、520、530、540、550、560を表示した後、当該メンテナンス画面510、520、530、540、550、560に応じておこなわれた入力操作にしたがった処理をおこなう。具体的には、メンテナンスコンソール100は、たとえば、エレベーターの制御基板との間で通信をおこなうことにより、当該エレベーターにおいて発生したエラーの履歴を取得し、取得したエラーの履歴にかかる情報を含むメンテナンス画面510、520、530、540、550、560やエラー表示画面610、620、630、640を表示する。
この実施の形態においては、メンテナンスコンソール本体110とインターフェースボックス130とを別体で構成し、それぞれをコード122、123、131で接続することによってメンテナンスコンソール100を構成するようにしたが、これに限るものではない。メンテナンスコンソール本体110とインターフェースボックス130とは、たとえば、メンテナンスコンソール本体110の各機能を実現する各部と、インターフェースボックス130の各機能を実現する各部と、を同一の筐体内に設けることによって一体化されていてもよい。
あるいは、メンテナンスコンソール本体110とインターフェースボックス130とACアダプター120とは、たとえば、メンテナンスコンソール本体110の各機能を実現する各部と、インターフェースボックス130の各機能を実現する各部と、電源の機能(可搬性のバッテリでもよい)と、を同一の筐体内に設けることによって一体化されていてもよい。
上述した実施の形態において、管理番号入力画面430の入力欄431に入力する現場の管理番号は、点検対象とするエレベーターのみを識別可能な情報に限らない。現場の管理番号は、点検対象とするエレベーターおよび当該エレベーターを製造したメーカーを識別可能な情報であってもよい。このような場合、メンテナンスコンソール100において、管理番号入力画面430の入力欄431に入力された現場の管理番号に基づいて、点検対象とするエレベーターを製造したメーカーを特定するようにしてもよい。これにより、上述した実施の形態におけるメーカー選択画面440を表示せず、すなわち、作業者にエレベーターの種類の選択操作をおこなわせることなく、点検対象とするエレベーターを製造したメーカーを特定し、当該メーカーに応じたメンテナンス用の表示画面を表示することができる。
また、上述した実施の形態においては、複数のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)のうち、保守点検作業をおこなう作業者によって選択されたいずれか一つのコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)とコネクタ132とを、ロータリースイッチ311を用いて接続するようにしたが、当該いずれか一つのコネクタ134とコネクタ132との接続は、ロータリースイッチ311によって実現する場合に限らない。インターフェースボックス130においては、公知の各種のスイッチ(図示を省略する)を用いて、いずれか一つのコネクタ134とコネクタ132とを接続するようにしてもよい。
以上説明したように、この実施の形態のメンテナンスコンソール100は、エレベーターの制御基板に設けられて接続対象とするエレベーターの種類ごとに異なる複数種類のコネクタにそれぞれ接続可能な複数の接続端子を実現するコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)を備え、複数のコネクタ134のうちの一の接続端子が接続されたコネクタを備えるエレベーター(以下「接続先エレベーターという」)を指定する指定情報の入力を、入力部112によって受け付け、受け付けた指定情報に基づいて、接続先エレベーターの種類に応じた形式言語を用いて、コネクタ134が接続されたコネクタを介して当該接続先エレベーターと通信をおこなう。
そして、この実施の形態のメンテナンスコンソール100は、接続先エレベーターとの通信結果に基づいて、当該接続先エレベーターの種類に応じた、当該接続先エレベーターの種類ごとに異なるメンテナンス画面510、520、530、540、550、560を表示部111によって表示することを特徴としている。
このように、この実施の形態のメンテナンスコンソール100は、接続先エレベーターの種類に応じて、当該接続先エレベーターの種類ごとに異なるメンテナンス画面を表示するため、メンテナンスコンソール100を用いてメンテナンス作業をおこなうことにより、メンテナンス画面を目視するだけで接続先エレベーターの種類を確認することができる。
メンテナンス作業のやり方は、エレベーターの種類に応じて異なることがある。具体的には、たとえば、メンテナンス作業に際して、メンテナンスコンソール100から出力する実行指示によって接続先エレベーターを動作させ、当該動作結果に基づいて当該接続先エレベーターの動作状態を確認する場合、実行指示として、接続先エレベーターを動作させるためにメンテナンスコンソール100から出力する信号(実行指示の信号)は、接続先エレベーターとなるエレベーターを製造したメーカーによって異なる。
一般的に、実行指示の信号は、主に、エレベーターを製造したメーカーに応じて大別され、同一のメーカーのエレベーターにそれぞれ同じ動作をさせる場合は同一となり、異なるメーカーのエレベーターにそれぞれ同じ動作をさせる場合はメーカーに応じて異なる。このため、動作信号の内容に基づいてエレベーターを種類分けした場合、エレベーターの種類は、主に、エレベーターを製造したメーカーに応じて大別される。複数種類のエレベーターのメンテナンス作業を担当する作業者は、当該メンテナンス作業に際して、エレベーターごとに当該エレベーターの種類(メーカー)を確認して作業をおこなう。
仮に、メーカーの違いにかかわらず、すべて同じメンテナンス画面を表示するメンテナンスコンソールを用いてメンテナンス作業をおこなう場合、接続先エレベーターの種類(メーカー)に応じた実行指示の信号が出力されるように、作業者が、メンテナンスコンソールに対する操作内容を調整しなくてはならない。具体的には、たとえば、接続先エレベーターに「最低階床から最高階床までカゴを移動させる」という動作をおこなわせる場合、作業者が、接続先エレベーターの種類に応じてメンテナンスコンソール100に対する操作内容を調整して、「最低階床から最高階床までカゴを移動させる」ための信号を出力させなくてはならない。この場合、作業者は、メーカーごとに操作内容を覚えたり、逐次調べたりしなくてはならず、煩わしい。
この対策として、メーカーの違いにかかわらず、すべて同じメンテナンス画面を表示するメンテナンスコンソールにおいて、同じ動作にかかる実行指示を指定する操作内容を同じくする場合、メンテナンス作業に先立って所定のスイッチ操作などをおこなわせ、接続先エレベーターのメーカーを選択させる必要がある。そして、選択させる操作をおこなわせても、接続先エレベーターの種類にかかわらず同一のメンテナンス画面が表示されるため、メーカーの選択操作を誤ることによって意図しない指示が出力されることによる不具合(ヒューマンエラー)を回避するためには、メンテナンス作業の間、頻繁に、接続先エレベーターの種類を確認しなくてはならず、煩わしい。これらの煩わしさによる誤操作は、緊急性が高い場合ほど顕著になることが想定される。
これに対し、この実施の形態のメンテナンスコンソール100によれば、メンテナンス作業の作業開始時、すなわち、メンテナンスコンソール100とエレベーターの制御基板とを接続する際に当該エレベーターの種類を確認し、「UP」ボタン136や「DN」ボタン137および「SET」ボタン138に対して入力操作をおこなうことによって、複数のコネクタ134(134a、134b、134c、134d、134eおよび134f)のうち、選択した専用のコード135が備えるプラグ135aの挿入対象となるコネクタを選択するだけで、以降、メンテナンス作業が終了するまでの間、メンテナンス画面を目視するだけで接続先エレベーターを確認することができる。これにより、メンテナンス作業中にエレベーターの制御基板を確認する煩わしさや、接続先を勘違いしたまま操作をおこなうことによってエレベーターが意図しない動作をすることを防止できる。
これにより、この実施の形態のメンテナンスコンソール100によれば、複数種類の接続先エレベーターのそれぞれに、当該メンテナンスコンソール100から出力した実行指示に応じた動作をおこなわせることができる。これによって、エレベーターの保守管理にかかる負担軽減を図るとともに、エレベーターの利用者の安全性の向上を図ることができる。そして、これによって、メンテナンス作業を確実におこない、エレベーターの利用者の安全性を確保することができる。
また、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソール100によれば、1台のメンテナンスコンソール100を用いて、複数種類の接続先エレベーターのそれぞれに、当該メンテナンスコンソール100から出力した実行指示に応じた動作をおこなわせることができる。これにより、接続先エレベーターの種類にかかわらず、当該接続先エレベーターの動作状態を、1台のメンテナンスコンソール100を用いて把握することができる。
そして、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソール100を用いることにより、独立系の保守管理会社は、メーカーなどと同等の保守管理をおこなうことができる。これにより、エレベーターが設置された建物の所有者などのエレベーターの管理責任者は、メーカーなどに限定することなく、独立系の保守管理会社やメーカーなどの複数の業者の中から選定した業者に対してエレベーターの保守管理をおこなわせることによって、エレベーターの安全性を確保することができる。
このように、独立系の保守管理会社がメーカーなどと同等の保守管理をおこなうことを可能とすることにより、エレベーターの安全性を確保した上で、エレベーターの保守管理をメーカーなどが独占する場合と比較して、同等の保守管理をおこなうためにエレベーターの管理責任者がエレベーターの保守管理に費やす経費(保守管理費)の低減を図ることができる。
そして、メーカーなどと同等の保守管理をおこなうためにエレベーターの管理責任者が負担する保守管理費の低減を図ることにより、メーカーなどが保守管理をおこなう場合と同等の保守管理費でエレベーターの動作状態などの点検頻度を上げることができ、より一層のエレベーターの利用者の安全性の向上を図ることができる。
このように、この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソール100によれば、保守管理費の低減と、エレベーターの利用者の安全性の向上と、の両立を図ることができる。
また、この実施の形態のメンテナンスコンソール100は、メンテナンス画面510、520、530、540、550、560が表示する操作キーYに対する入力操作を受け付けた場合、受け付けた入力操作に応じた動作の実行指示を、接続先エレベーターの種類に応じた形式言語に変換して出力することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソール100によれば、接続先エレベーターの種類にかかわらず、1台のメンテナンスコンソール100を用いて、各エレベーターに作業者が意図する動作をおこなわせることができる。これにより、作業者は、メンテナンス作業を担当するエレベーターの種類の多少にかかわらず、1台のメンテナンスコンソール100を携行すればよく、メンテナンス作業に際しての携行品数を減らすことにより作業性の向上を図ることができる。
また、この実施の形態のメンテナンスコンソール100は、メンテナンス画面510、520、530、540、550、560とは別に、接続先エレベーターで生じたエラー内容を、当該接続先エレベーターの種類にかかわらず同一のフォーマットで表示するエラー表示画面610、620、630、640を表示することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソール100によれば、エラーが生じた場合は、専用のエラー表示画面610、620、630、640でその旨を報知することにより、作業者に対して、エレベーターに異常が生じていることを迅速かつ確実に案内することができる。これにより、エレベーターの利用者の安全性を確保することができる。
また、この実施の形態のメンテナンスコンソール100は、メンテナンス画面510、520、530、540、550、560のタブTbとエラー表示画面610、620、630、640のタブTbとを表示し、当該タブTbの操作によってメンテナンス画面510、520、530、540、550、560とエラー表示画面610、620、630、640とを切り替えて表示することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のメンテナンスコンソール100によれば、メンテナンス画面510、520、530、540、550、560からエラー表示画面610、620、630、640に切り替えさせた上で、当該エラー表示画面610、620、630、640上でエラーの発生を報知することにより、作業者に対して、エレベーターに異常が生じていることを迅速かつ確実に案内することができる。これにより、エレベーターの利用者の安全性を確保することができる。
以上のように、この発明にかかるメンテナンスコンソールは、エレベーターの保守管理に用いるメンテナンスコンソールに有用であり、特に、複数種類のメーカーにより製造された複数のエレベーターの保守管理に用いるメンテナンスコンソールに適している。
100 メンテナンスコンソール
110 メンテナンスコンソール本体
111 表示部
112 入力部
120 ACアダプター
130 インターフェースボックス
134 コネクタ
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 HDD
305 HD
307 コネクタ
310 変換回路
510、520、530、540、550、560 メンテナンス画面
610、620、630、640 エラー表示画面

Claims (3)

  1. エレベーターの制御基板に設けられて接続対象とするエレベーターの種類ごとに異なる複数種類のコネクタにそれぞれ接続可能な複数の接続端子と、
    前記複数の接続端子のうちの一の接続端子が接続されたコネクタを備えるエレベーター(以下「接続先エレベーターという」)を指定する指定情報の入力を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段が受け付けた指定情報に基づいて、前記接続先エレベーターの種類に応じた形式言語を用いて、前記接続端子が接続されたコネクタを介して当該接続先エレベーターと通信をおこなう通信手段と、
    前記通信手段による通信結果に基づいて、前記接続先エレベーターの種類に応じた、当該接続先エレベーターの種類ごとに異なるメンテナンス画面と、前記メンテナンス画面とは別に、前記接続先エレベーターで生じたエラー内容を、当該接続先エレベーターの種類にかかわらず同一のフォーマットで表示するエラー表示画面と、を表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とするメンテナンスコンソール。
  2. 前記表示手段は、前記メンテナンス画面のタブと前記エラー表示画面のタブとを表示し、当該タブの操作によって前記メンテナンス画面と前記エラー表示画面とを切り替えて表示することを特徴とする請求項1に記載のメンテナンスコンソール。
  3. 前記メンテナンス画面は、前記接続先エレベーターの種類に応じた、当該接続先エレベーターが実行可能な動作の実行指示の入力操作を受け付ける操作キーを含み、
    前記通信手段は、前記操作キーに対する入力操作を受け付けた場合、受け付けた入力操作に応じた動作の実行指示を、前記接続先エレベーターの種類に応じた形式言語に変換して出力することを特徴とする請求項1または2に記載のメンテナンスコンソール。
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