JP6139591B2 - プログラム作成支援装置及びプログラム作成支援方法 - Google Patents

プログラム作成支援装置及びプログラム作成支援方法 Download PDF

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Description

本発明は、プログラム作成支援装置及びプログラム作成支援方法に係り、特に建物において利用されるエネルギー消費機器やエネルギー供給機器を制御するためのプログラムを作成する際に用いられるプログラム作成支援装置及びプログラム作成支援方法に関する。
建物内のエネルギー管理システムとしては、HEMS(Home Energy Management System)やFEMS(Factory Energy Management System)など、ICT技術を活用して建物内のエネルギー需給を監視するシステムが知られている。また、上記のエネルギー監視システムでは通常、管理サーバを建物内に設置することになるが、この管理サーバは、一般的に、建物内のエネルギー消費機器やエネルギー供給機器を遠隔制御する機能を有する。具体的に説明すると、管理サーバには特定の専用プログラム(以下、制御プログラム)がインストールされており、この制御プログラムが実行されることで、管理サーバによる建物内の機器の遠隔制御が実現されることになる(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−161153号公報
ところで、従来、上記の制御プログラムを作成する際には、制御対象となる機器の仕様や制御時の通信プロトコルを把握した上で作成作業を進めることになっていた。このため、従来、制御プログラムを作成するにあたっては、多くの時間と労力を要していた。
一方、制御プログラムが作成された後には、当該プログラムを実行したときに制御対象機器の制御が正常に行われるかどうかを確認する作業、すなわちプログラムの動作確認を行うことになる。この際、実際に制御対象機器を用意した上で動作確認を行うことがある。一例を挙げて説明すると、特許文献1では、建物としての住宅の建設工事において各機器が住宅内の所定位置に据え付けられ、その後、各機器を制御対象として制御プログラムの動作確認が行われることになっている。なお、動作確認時において作業者は、各制御対象機器が設置されている箇所へ順次移動しながら、当該機器が正常に制御されているかどうかの確認を行う。
しかしながら、上述した特許文献1に記載の手順にて制御プログラムの動作確認を行うとすると、建物内に各機器が設置されて当該各機器について動作確認が完了するまで、制御プログラムが完成されないことになる。一方、制御プログラムが完成していない間は、制御プログラムにどのような機器制御が実施され、かかる機器制御によってどのようなメリットを享受し得るのかを把握することが困難となる。これらの内容については、建物において機器を利用する者(将来的に利用者となる者を含む)が関心を寄せる場合が多い。したがって、制御プログラムについては、利用者が建物内で制御対象機器を利用する際の利用パターンを反映させつつ、より簡単に作成することが要求されている。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、利用者による制御対象機器の利用パターンを反映させた制御プログラムの作成をより容易にすることが可能なプログラム作成支援装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、利用者による制御対象機器の利用パターンを反映させた制御プログラムの作成をより容易にすることが可能なプログラム作成支援方法を提供することである。
前記課題は、本発明のプログラム作成支援装置によれば、建物において利用されるエネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうち、少なくとも一方を制御対象機器として制御するためのプログラムを作成する際に用いられるプログラム作成支援装置であって、(A)前記プログラムを構成する制御コマンドであって、前記制御対象機器に対して予め設定されている制御項目の内容が切り替わるように前記制御対象機器を制御するための制御コマンドを前記制御項目別に記憶している制御コマンド記憶部と、(B)前記建物において利用者が前記制御対象機器を利用する際の利用パターンを取得する利用パターン取得部と、(C)前記利用パターンに従って前記制御対象機器を制御したときに内容が切り替わる前記制御項目を特定し、特定された前記制御項目と対応する前記制御コマンドを、前記制御コマンド記憶部に記憶された前記制御項目別の前記制御コマンドの中から一つ抽出して画面に表示する制御コマンド表示部と、(D)前記画面に表示された前記制御コマンドを組み込むことで前記プログラムを作成し、作成された前記プログラムを所定の端末に向けて配信するプログラム生成配信部と、(E)作成された前記プログラムを実行して前記制御対象機器を制御したケースに関するシミュレーションを行うシミュレーション実施部と、を有し、(F)前記プログラムは、前記所定の端末にインストールされ、前記所定の端末を操作することで前記制御対象機器を制御するためのアプリケーションプログラムであり、(G)前記制御コマンド表示部は、前記制御コマンドとして、前記アプリケーションプログラムのソースコード中に組み込まれる言語情報を表示することにより解決される。
以上のように構成された本発明のプログラム作成支援装置では、プログラムを構成する制御コマンドが制御項目別に記憶されている。その中から、利用者の利用パターンに従って制御対象機器を制御した際に内容が切り替わる制御項目、と対応する制御コマンドを抽出して画面に表示する。これにより、プログラムの作成者は、画面に表示された制御コマンドを用いて(組み込んで)プログラムを作成することが可能となる。この結果、プログラムの作成作業がより簡単になる。
また、プログラムの作成後には、プログラムを実行して制御対象機器を制御したケースに関するシミュレーションを行う。このようにプログラムの実行結果についてシミュレーションを行うことにより、プログラムの動作確認等が簡単に行えるようになる。
また、本発明のプログラム作成支援装置についてより好適な構成を述べると、前記利用パターン取得部は、前記制御対象機器の利用スケジュール、及び、前記制御対象機器の利用時点における前記制御項目の内容のうちの少なくとも一方を含む前記利用パターンを取得するとよい。
上記の構成では、利用パターンに制御対象機器の利用スケジュール、及び、制御対象機器の利用時点における制御項目の内容が含まれている。これらの内容を加味してプログラムを作成することで、建物における利用者の行動をより一層的確に反映したプログラムが作成されるようになる。
また、本発明のプログラム作成支援装置について更に好適な構成を述べると、前記制御対象機器が設置された前記建物の絵を前記画面に描画する描画部と、前記シミュレーション実施部は、前記画面に描画された前記絵において、前記制御対象機器及び該制御対象機器と関連付けられた前記建物中の所定部分のうち、少なくとも一方のグラフィックを前記プログラムの実行結果に応じて変化させる処理を前記シミュレーションとして行い、前記処理では、前記プログラムを実行したときに内容が切り替わる前記制御項目と対応付けられた前記グラフィックを前記プログラムの実行結果に応じて変化させるとよい。
上記の構成では、建物の絵を画面に描画した上で、プログラム作成後のシミュレーションとして、制御対象機器や当該制御対象機器と関連付けられた建物中の所定部分について、プログラムの実行結果に応じてグラフィックを変える処理を行う。これにより、作成したプログラムを実行したときのケースを画面上で再現することが可能となる。この結果、制御対象機器を実際に用意しなくとも、プログラムの動作確認を画面上で簡単に行うことが可能となる。
また、本発明のプログラム作成支援装置についてより一層好適な構成を述べると、前記シミュレーション実施部は、前記ケースにおいて前記建物内で単位期間中に消費されるエネルギー消費量に相当する料金を試算する処理を前記シミュレーションとして行うとよい。
上記の構成では、プログラム作成後のシミュレーションとして、当該プログラムを実行したときに建物内で単位期間中に消費されるエネルギー消費量に相当する料金(例えば光熱費)を試算する処理を行う。これにより、利用者は、プログラムによる機器制御を通じて得られるメリット(金銭的メリット)を定量的に把握することが可能となる。また、本発明のプログラム作成支援装置によってプログラムの作成作業がより簡単になるので、プログラムの修正・変更についてもより簡単になる。したがって、試算結果を見ながらプログラムを適宜修正・変更すれば、上記のメリットを最大化するように(換言すると、料金が最小化するように)プログラムを作成することがより容易になる。
さらに、シミュレーションとして料金試算を行う構成では、前記制御対象機器に対して前記利用パターンが複数ある場合において、前記シミュレーション実施部は、前記料金を試算する前記処理を前記利用パターン毎に行うとよい。
上記の構成では、複数の利用パターンがある場合には、利用パターン毎に料金が試算されるため、どの利用パターンが最も経済的であるかを判断することが可能となる。これにより、建物の利用者は、適切な利用パターンを選択することが可能となり、プログラムについても、より大きなメリットをもたらすプログラムが採用されるようになる。
また、本発明について尚一層好適な構成を述べると、前記建物に前記制御対象機器が複数ある場合において、前記制御コマンド記憶部は、それぞれの前記制御対象機器についての前記制御コマンドを前記制御項目別に記憶しているとよい。
上記の構成では、建物に制御対象機器が複数ある場合には、機器毎に制御コマンドが用意されることになっている。このため、建物に制御対象機器が複数ある場合にもプログラムを容易に作成することが可能となる。
また、本発明のプログラム作成支援装置について更に好適な構成を述べると、前記制御対象機器が前記建物内に設置されたサーバによって制御される場合において、前記制御コマンド記憶部は、前記制御コマンドとして、前記サーバに実装されたAPIを通じて前記制御対象機器の制御を前記サーバに対して要求する際に必要となる前記APIの利用コマンドを前記制御項目別に記憶しているとよい。
上記の構成では、制御コマンド記憶部に、サーバに実装されたAPIの利用コマンドが記憶されている。つまり、プログラムを作成する際には、上記APIを通じて制御対象機器の制御をサーバに対して要求するためのコマンド(すなわち、APIの利用コマンド)を組み込むことになる。このような構成であれば、プログラム作成者は、制御対象機器の通信プロトコル等を把握する必要がないので、より簡単にプログラムを作成することが可能となる。
また、本発明のプログラム作成支援装置について一段と好適な構成を述べると、前記建物としての住宅内に設置された前記サーバであるホームサーバを介して前記制御対象機器を制御するための前記プログラムを作成する際に用いられるとよい。
上記の構成では、住宅で利用される機器を制御するためのプログラムを作成する際に、本発明のプログラム作成支援装置が用いられることになる。一方で、本発明のプログラム作成支援装置によれば、プログラムの作成作業がより簡単になる。このため、例えば、住宅購入予定者と商談する際、その者に対して、サンプルとなるプログラムを提示したり、住宅購入予定者のライフスタイルに応じたプログラムを商談時に実施に作成して提示したりする等して、住宅販売促進用のツールとしても利用することが可能となる。
また、前述した課題は、本発明のプログラム作成支援方法によれば、建物において利用されるエネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうち、少なくとも一方を制御対象機器として制御するためのプログラムを作成するためのプログラム作成支援方法であって、(A)コンピュータが、前記建物において利用者が前記制御対象機器を利用する際の利用パターンを取得することと、(B)コンピュータが、前記プログラムを構成する制御コマンドであって、前記制御対象機器に対して予め設定されている制御項目の内容が切り替わるように前記制御対象機器を制御するための制御コマンドを前記制御項目別に記憶している制御コマンド記憶部に記憶された前記制御項目別の前記制御コマンドの中から、前記利用パターンに従って前記制御対象機器を制御するときに内容が切り替わる前記制御項目として特定された該制御項目と対応する前記制御コマンドを、一つ抽出して画面に表示することと、(C)コンピュータが、前記画面に表示された前記制御コマンドを組み込むことで前記プログラムを作成し、作成された前記プログラムを所定の端末に向けて配信することと、(D)コンピュータが、作成された前記プログラムを実行して前記制御対象機器を制御したケースに関するシミュレーションを行うことと、を有し、(E)前記プログラムは、前記所定の端末にインストールされ、前記所定の端末を操作することで前記制御対象機器を制御するためのアプリケーションプログラムであり、(F)前記制御コマンドを表示する際には、前記制御コマンドとして、前記アプリケーションプログラムのソースコード中に組み込まれる言語情報を表示することにより解決される。
上記の方法を用いることにより、プログラムの作成者は、画面に表示された制御コマンドを用いてプログラムをより簡単に作成することが可能である。また、プログラムの作成後には、プログラムを実行して制御対象機器を制御したケースに関するシミュレーションを行うことにより、プログラムの動作確認等をより簡単に行うことが可能となる。
本発明のプログラム作成支援装置及びプログラム作成支援方法によれば、利用者による制御対象機器の利用パターンを反映させたプログラムについて、より簡単に作成及び動作確認を行うことが可能となる。これにより、プログラムを実行したときの結果を建物の利用者に対して提示することが容易になると共に、プログラムを修正や変更を行う場合にも容易に対応することが可能となる。以上のように本発明のプログラム作成支援装置及びプログラム作成支援方法を用いれば、プログラムの作成および動作確認がより簡単になるという利点を生かし、利用者の要求に応じて当該利用者専用のプログラムを提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る建物の構成を示す模式図である。 ホームサーバによる機器制御に関する概念図である。 本発明の一実施形態に係るプログラム作成支援装置を用いてプログラムを作成する手順についての説明図である。 本発明の一実施形態に係るプログラム作成支援装置の機能を示したブロック図である。 制御コマンド記憶部に記憶された制御コマンドの一部を示す図である。 プログラム作成の大まかな流れを示した図である。 利用パターンの入力画面の一例を示した図である。 プログラム作成支援用の画面例を示した図である。 制御コマンドが表示されている画面を示した図である。 プログラム検証の流れを示した図である。 図11の(A)及び(B)は、プログラムにおけるエラーの有無を表示した画面の一例を示した図である。 プログラムの動作確認用画面の一例を示した図である。 光熱費の試算結果を表示した画面の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)について図面を参照しながら説明する。なお、以下では、住宅を建物の一例に挙げて説明することとする。ただし、あくまでも住宅は建物の一例に過ぎず、住宅以外の建物(例えば商業ビル、工場内の建屋、病院や学校等の施設、店舗等)であってもよい。
<<本実施形態に係るプログラム作成支援装置の概要について>>
先ず、本実施形態に係るプログラム作成支援装置の概要について説明する。本実施形態に係るプログラム作成支援装置は、住宅において利用されるエネルギー消費機器やエネルギー供給機器を制御対象機器として制御するためのプログラム(以下、制御アプリ)を作成する際に用いられる装置である。
また、本実施形態に係るプログラム作成支援装置は、住宅購入を予定している客が所定の店舗(例えば住宅販売会社の営業支店)に来訪した際に、住宅販売促進用のツールとして用いられる。具体的に説明すると、上記の店舗に居る店員は、販売対象の住宅を客に勧める中で、当該住宅に具備された機能の一つとして宅内機器の遠隔制御について説明する。その際、店員は、宅内機器の遠隔制御を実現するためのプログラムとして上記の制御アプリを紹介するとともに、接客中に実際に制御アプリを作成して、更にそのデモンストレーションを行う。かかる内容を含め、本実施形態に係るプログラム支援装置の用途について、以下に詳しく説明することとする。なお、以下では、本実施形態に係るプログラム支援装置を「アプリ開発端末10」と呼ぶこととする。
アプリ開発端末10の用途について説明するにあたり、販売対象となる住宅Hについて図1を参照しながら説明する。図1は、販売対象となる住宅Hの構成を示す模式図である。なお、図1に図示の住宅Hは、2階建ての住宅で複数の部屋(具体的には、リビングR1、風呂場R2、子供部屋R3、寝室R4)を有している。ただし、販売対象の住宅Hについては、図1に図示の構成に限定されるものではなく、階数、部屋数及び間取り等については任意に設定することが可能である。
販売対象となる住宅Hは、HEMSを採用した住宅である。具体的に説明すると、住宅H内にはホームサーバ1が設置され、かかるホームサーバ1が宅内に設置されたエネルギー消費機器及びエネルギー供給機器を遠隔制御するようになっている。ここで、「エネルギー消費機器」とは、住宅Hにおいて利用される機器のうち、電気、ガス及び水道等のエネルギーを消費することで稼働する機器のことであり、図1に図示のケースでは、一例として照明2、エアコン3及び給湯装置4が挙げられている。また、「エネルギー供給機器」とは、住宅Hにおいて利用される機器のうち、電気や熱(給湯)等のエネルギーを創出したり、一時的に蓄えて必要に応じて適宜放出する機器のことであり、図1に図示のケースでは、一例として太陽光発電装置5、蓄電池6及び家庭用燃料電池7が挙げられている。なお、図1に図示のエネルギー消費機器及びエネルギー供給機器は、あくまでも一例である。すなわち、住宅H内に設置されるエネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のそれぞれの種類や台数については、図1に図示の内容に限定されるものではない。
一方、住宅H内に前述したホームサーバ1が設置されており、住宅Hの各場所に設置されたエネルギー消費機器及びエネルギー消費機器を制御対象機器として制御する。そして、ホームサーバ1による機器制御は、上記の制御アプリを起動することで実施される。具体的に説明すると、制御アプリは、アプリケーションソフトとして所定の端末(以下、アプリ実行端末100)にインストールされており、当該端末のユーザが所定の操作を行うことによって起動する。なお、アプリ実行端末100は、住宅Hに設置されたPC、住宅Hの居住者が携帯する携帯電話やスマートフォン若しくはPDA(Personal Digital Assistant)等によって構成されるものである。
制御アプリが実行されると、図2に示すように、アプリ実行端末100とホームサーバ1とが通信し、アプリ実行端末100から出力される制御実行要求(以下、リクエストデータ)に応じてホームサーバ1が制御対象機器を制御するようになる。図2は、ホームサーバ1による機器制御に関する概念図である。
より詳しく説明すると、ホームサーバ1は、アプリ実行端末100から受信したリクエストデータを解析することで、制御対象機器として指定された機器、及び制御項目の内容を特定する。ここで、「制御項目」とは、制御対象機器に対して予め設定され、当該制御対象機器を制御した際に内容が切り替わる項目のことであり、具体的には、オンオフ状態、運転モード、設定値(目標到達値)、その他の運転状態等が挙げられる。
そして、ホームサーバ1は、特定した制御対象機器に向けて、制御項目の内容を特定された内容へ切り替えるための制御信号を出力する。これにより、制御対象機器が制御されるようになる。また、制御終了時には制御対象機器からホームサーバ1に向けて応答信号が出力されるようになる。ホームサーバ1は、応答信号を受信すると、制御が正常に行われた旨の応答メッセージをアプリ実行端末100に送信する。かかる時点で機器制御の一連の処理が完了する。
以上のように本実施形態に係る制御アプリは、ホームサーバ1を介して制御対象機器を制御するためのプログラムであり、厳密に言うと、ホームサーバ1に対して制御対象機器の制御を要求するためのプログラムである。
ところで、上記の制御アプリの仕様は、住宅Hに設置される機器の種類、並びに住宅Hの居住者のライフスタイルに応じて変わってくる。つまり、制御アプリは、制御対象機器や当該機器の利用者である住宅Hの居住者の生活パターン(換言すると、制御対象機器の利用パターン)に応じて適宜カスタマイズされたものとなる。
このため、制御アプリを作成する際には、住宅Hにおいて制御対象機器を利用する利用者(すなわち、住宅Hの居住者)による当該制御対象機器の利用パターンを反映させる必要がある。そして、かかる要求を満たすためにアプリ開発端末10が用いられることになっている。以下、図3を参照しながら、アプリ開発端末10を用いて制御アプリを開発する大まかな流れについて説明する。図3は、アプリ開発端末10を用いて制御アプリを作成する手順についての説明図である。なお、アプリ作成手順は、図中の(a)、(b)、(c)、(d)の順に進行するものとする。
住宅購入を予定する客Cが来店した店舗の店員Pは、図3の(a)に示すように、接客を通じて、購入予定の住宅Hに設置するエネルギー消費機器やエネルギー供給機器の仕様や台数、及び、客Cが住宅Hにおいて各機器を利用する際の利用パターンを聴取する。その後、店員Pは、客Cから聴取した情報をアプリ開発端末10に入力した上で、図3の(b)に示すように、アプリ開発端末10を用いて制御アプリを作成する。
ここで、制御アプリの具体的な作成方法について言及しておくと、本実施形態では、客Cから聴取した利用パターンに従って制御対象機器を制御する上で必要となる制御コマンドを特定し、当該制御コマンドを組み込む形で制御アプリが作成されることになっている。「制御コマンド」とは、制御アプリを構成するものであり、制御項目の内容が切り替わるように制御対象機器を制御するためのコマンドである。より具体的に説明すると、本実施形態に係る制御コマンドは、指定された制御対象機器について指定された制御項目の内容が切り替わるような制御をホームサーバ1に対して要求するためのコマンドとなっている。
制御コマンドについてさらに詳しく説明すると、本実施形態に係る制御コマンドは、ホームサーバ1に実装されたAPI(以下、機器制御用APIと呼ぶ)の利用コマンドとなっている。機器制御用APIとは、外部の機器からホームサーバ1に対して制御対象機器の制御を要求するためのAPIであって、制御アプリ開発用に公開されている。つまり、制御アプリは、機器制御用APIの利用コマンドからなり、制御アプリが実行されると、当該APIを通じて制御対象機器の制御がホームサーバ1に対して要求されるようになっている。
以上のように、本実施形態では、機器制御用のAPIの利用コマンドを組み込むことで制御アプリを作成することが可能である。これにより、制御アプリを作成するにあたり、その作成者である店員Pは、制御対象機器の仕様や通信プロトコルを把握していなくとも、上記の利用コマンドさえ分かれば、制御アプリを作成することが可能となる。
そして、制御アプリが完成すると、店員Pは、完成した制御アプリをアプリ開発端末10から配信する。アプリ開発端末10から配信された制御アプリは、図3の(c)に示すように、店内に用意されたアプリ実行端末100にダウンロードされ、同端末にインストールされる。
その後、店員Pは、アプリ実行端末100を操作して制御アプリを模擬的に実行し、制御アプリの動作確認を行う。このとき、図3の(d)に示すように、店員Pは、アプリ開発端末10のディスプレイ10aを通じて制御アプリの実行結果を客Cに提示する。より具体的に説明すると、アプリ開発端末10は、制御アプリを実行して制御対象機器を制御したケースに関するシミュレーションを実施する。このシミュレーションの結果は、アプリ開発端末10のディスプレイ10aに表示され、店員P及び客Cの両者によって確認されることになっている。なお、アプリ開発端末10が実施するシミュレーションについては、後に詳述することとする。
以上のような手順により制御アプリが作成されることになっており、最終的に、客Cが上記のシミュレーション結果を確認した上で、当該制御アプリを採用するか否かを決定する。そして、採用されるに至った制御アプリは、住宅Hの購入時点若しくは住宅Hの引き渡し時点で客C(すなわち、住宅Hの購入者であり、住宅H内で制御対象機器を利用する利用者)に提供される。制御アプリの提供方法については、特に限定されるものではないが、一例を挙げると、制御アプリのダウンロードサイトのURLやダウンロードに必要な入力情報(パスワード等)を通知する形で提供することが可能である。
<<アプリ開発端末の構成について>>
次に、アプリ開発端末10の構成について説明する。アプリ開発端末10は、図3に示すように、コンピュータからなり、具体的には店員Pが管理するパソコンによって構成されている。つまり、アプリ開発端末10は、CPU、ROMやRAM等のメモリ、ハードディスクドライブ、通信用インターフェース、キーボードやマウス等からなる入力装置、及び出力装置としてのディスプレイ10aを有する。ディスプレイ10aは、表示画面(画面)を構成する機器である。また、メモリには、専用のプログラム(以下、アプリ作成支援プログラム)が記憶されている。このアプリ作成支援プログラムがCPUによって実行されることで、アプリ開発端末10がその機能を発揮するようになる。
アプリ開発端末10の構成を機能面から改めて説明すると、アプリ開発端末10は、図4に示すように、制御コマンド記憶部11、利用パターン取得部12、制御コマンド表示部13、プログラム生成配信部14、描画部15、リクエストデータ受付部16、応答メッセージ送信部17、ケース再現処理部18及び試算処理部19を有する。図4は、アプリ開発端末10の構成を機能単位で示した図である。以下、各機能部について個別に説明することとする。
(制御コマンド記憶部)
制御コマンド記憶部11は、アプリ開発端末10のハードディスクドライブによって構成されており、図5に示すように、機器制御用のAPIの利用コマンドを制御項目別、より厳密には、制御項目の内容別に記憶している。図5は、制御コマンド記憶部11に記憶された制御コマンド(機器制御用APIの利用コマンド)の一部を示す図である。
また、本実施形態では、住宅Hに複数の制御対象機器があることを前提としている。このため、制御コマンド記憶部11は、図5に示すように、それぞれの制御対象機器についての制御コマンドを制御項目別に記憶している。一例を挙げて説明すると、図5に示すように、リビングに配置された照明については、制御項目としての「オンオフ状態」について、その内容を「オン状態」にするためのコマンドと、「オフ状態」にするためのコマンドと、がそれぞれ記憶されている。
なお、本実施形態では、制御コマンド記憶部がアプリ開発端末10に内蔵されたハードディスクドライブによって構成されていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、アプリ開発端末10に接続された外付けのハードディスクドライブやデータベースサーバによって制御コマンド記憶部が構成されていてもよい。
(利用パターン取得部)
利用パターン取得部12は、アプリ開発端末10のCPU、メモリ、入力装置及びディスプレイ10aがアプリ作成支援プログラムと協働することで実現される。この利用パターン取得部12は、住宅Hにおいて利用者(将来の利用者を含む)が制御対象機器を利用する際の利用パターンを取得する。より具体的に説明すると、利用パターン取得部12は、店員Pが接客中に客Cから聴取した利用パターンを入力したときに当該入力操作を受け付け、入力された利用パターンをデータ化して取得する。
なお、本実施形態において取得される利用パターンは、制御対象機器の利用スケジュール(具体的には1日の中で制御対象機器を利用する時間帯)、制御対象機器の利用時における制御項目の内容(分かり易くは、制御対象機器の運転状態)を含んでいる。ただし、これら以外の内容が利用パターンに含まれていてもよく、例えば、利用頻度(回数)や利用する曜日等が含まれていてもよい。
(制御コマンド表示部)
制御コマンド表示部13は、アプリ開発端末10のCPU、メモリ、入力装置及びディスプレイ10aがアプリ作成支援プログラムと協働することで実現される。この制御コマンド表示部13は、制御コマンド記憶部11から一の制御コマンドを抽出して画面に表示する。
具体的に説明すると、店員Pが、客Cから聴取した利用パターンから制御対象機器、及び当該機器を制御した時点で変化する制御項目の内容を特定した上で、その特定結果を指定する操作をアプリ開発端末10の入力装置にて行う。制御コマンド表示部13は、上記の入力装置が受け付けた指定操作の内容に基づいて、指定された制御対象機器及び制御項目の内容を特定し、その特定結果に対応する制御コマンドを制御コマンド記憶部11から抽出する。そして、制御コマンド表示部13は、抽出した制御コマンドをディスプレイ10aに表示する。つまり、制御コマンド表示部13が表示する制御コマンドは、制御対象機器に関する制御コマンドのうち、利用パターンに従って制御対象機器を制御したときに内容が切り替わる制御項目と対応する制御コマンドということになる。
(プログラム生成配信部)
プログラム生成配信部14は、アプリ開発端末10のCPU、メモリ、通信用インターフェース、入力装置及びディスプレイ10aがアプリ作成支援プログラムと協働することで実現される。このプログラム生成配信部14は、店員Pの入力操作(プログラム入力操作)を受け付けて制御アプリを生成する。特に、本実施形態において、制御アプリは、制御コマンド表示部13によってディスプレイ10aに表示された制御コマンドを組み込むことで生成される。つまり、店員Pは、プログラム作成作業中、ディスプレイ10aに表示された制御コマンドをコピーアンドペースト等して作成途中の制御アプリに組み込む。本実施形態では、このような手順にて制御アプリを作成することができるため、制御アプリを容易に作成することが可能となっている。
また、プログラム生成配信部14は、外部の機器(例えば、アプリ実行端末100)からの配信要求を受け付けると、当該要求に係る制御アプリを上記の機器に向けて配信する。
(描画部)
描画部15は、アプリ開発端末10のCPU、メモリ、入力装置及びディスプレイ10aがアプリ作成支援プログラムと協働することで実現される。この描画部15は、販売対象の住宅Hの絵、厳密に説明すると図8及び9に示すように住宅Hのモデル図VHをディスプレイ10aに描画するものである。ディスプレイ10aに描画される図について概説すると、住宅H内の空間が部屋別の部分(具体的には、リビング部分VR1,風呂場部分VR2,子供部屋部分VR3,寝室部分VR4)に区切られており、また、住宅Hに設置されたエネルギー消費機器及びエネルギー供給機器が併せて描画されている。これらの機器は、制御対象機器としてディスプレイ10aに描画されることになっている。なお、描画される制御対象機器については、所定の機器に予め決められていてもよく、客Cの要望に応じて適宜変更(追加・削除)することが可能であってもよい。
(リクエストデータ受付部)
リクエストデータ受付部16は、アプリ開発端末10のCPU、メモリ、通信用インターフェース及びディスプレイ10aがアプリ作成支援プログラムと協働することで実現される。このリクエストデータ受付部16は、作成した制御アプリの動作確認を行うためにアプリ開発端末10に備えられたものである。具体的に説明すると、制御アプリが作成されると、店員Pによって当該制御アプリの動作確認が行われることになっている。この動作確認において、アプリ実行端末100は、アプリ開発端末10から制御アプリを受信(ダウンロード)し、その後に当該制御アプリを実行する。このとき、制御アプリが正常に実行された場合、アプリ実行端末100は、制御対象機器の制御を要求するデータ、すなわちリクエストデータを送信する。一方、制御アプリの動作確認段階において、アプリ実行端末100から送信されたリクエストデータは、アプリ開発端末10によって受け付けられる(受信される)ことになっている。
(応答メッセージ送信部)
応答メッセージ送信部17は、アプリ開発端末10のCPU、メモリ、通信用インターフェース及びディスプレイ10aがアプリ作成支援プログラムと協働することで実現される。この応答メッセージ送信部17は、リクエストデータ受付部16と同様、制御アプリの動作確認を行うためにアプリ開発端末10に備えられたものである。具体的に説明すると、制御アプリの動作確認において、リクエストデータ受付部16がリクエストデータを受信すると、応答メッセージ送信部17は、当該リクエストデータを解析し、制御対象機器及び制御項目の内容を特定する。その後、応答メッセージ送信部17は、特定した制御対象機器が制御されたことにより特定した制御項目の内容が所望の内容に切り替わった旨を示す応答メッセージを、アプリ実行端末100に向けて送信する。かかる場合、アプリ実行端末100の表示画面には、図11の(A)に示すように上記の応答メッセージが表示されるようになる。
(ケース再現処理部)
ケース再現処理部18は、アプリ開発端末10のCPU、メモリ、通信用インターフェース及びディスプレイ10aがアプリ作成支援プログラムと協働することで実現される。このケース再現処理部18は、作成された制御アプリを実行して制御対象機器を制御したケースに関するシミュレーションを、行うシミュレーション実施部に相当する。より詳しく説明すると、制御アプリの動作確認においてリクエストデータ受付部16がリクエストデータを受信すると、ケース再現処理部18は、制御アプリ実行時のシミュレーションとして、ケース再現処理を実行する。ここで、ケース再現処理とは、描画部15がディスプレイ10aに描画した住宅Hの絵(モデル図VH)において、制御対象機器及び当該制御対象機器と関連付けられた住宅H中の所定部分のうち、少なくとも一方のグラフィックを制御アプリの実行結果に応じて変化させる処理である。より具体的に説明すると、ケース再現処理では、描画された絵について、制御アプリを実行したときに内容が切り替わる制御項目と対応付けられたグラフィックを制御アプリの実行結果に応じて変化させることとしている。「グラフィック」とは、ディスプレイ10aに描画された絵についての視覚表現の具体的内容であって、配色、テクスチャ、濃淡や明暗等のグラデーション、ハイライトや点滅等の動作の有無、その他の視覚的特徴を含むものである。
(試算処理部)
試算処理部19は、アプリ開発端末10のCPU、メモリ、ハードディスクドライブ及びディスプレイ10aがアプリ作成支援プログラムと協働することで実現される。この試算処理部19は、ケース再現処理部18と同様、シミュレーション実施部に相当する。より詳しく説明すると、制御アプリの動作確認においてリクエストデータ受付部16がリクエストデータを受信すると、試算処理部19は、制御アプリ実行時のシミュレーションとして、試算処理を実行する。ここで、試算処理とは、制御アプリを実行したケースにおいて住宅H内で単位期間中に消費されるエネルギー消費量に相当する料金(すなわち、光熱費)を試算する処理のことである。ちなみに、本実施形態では、住宅Hで1カ月に消費されるエネルギー消費量に相当する光熱費を算出することとしている。ただし、光熱費を試算する際の単位期間については、1カ月に限定されるものではなく、任意の期間(例えば、1日若しくは1年)に設定することが可能である。
なお、上述したケース再現処理及び試算処理の詳細については、後の項で改めて説明することとする。
<<アプリ開発端末を用いた制御アプリの作成フローについて>>
次に、上述した機能を有するアプリ開発端末10を用いた制御アプリの作成フロー(以下、アプリ作成フロー)について、図6〜13を参照しながら説明する。図6は、アプリ作成フローの大まかな流れを示した図である。図7は、利用パターンの入力時の画面例を示した図である。図8は、アプリ作成支援プログラム起動時の画面例を示した図である。図9は、制御コマンドが表示されている画面を示した図である。図10は、制御アプリの動作確認を含むプログラム検証の流れを示した図である。図11の(A)及び(B)は、制御アプリにおけるエラーの有無を表示した画面例を示した図である。図12は、ケース再現処理を実行しているときの画面一例を示した図である。図13は、試算処理において試算される光熱費の試算結果を表示した画面例を示す図である。
以下に説明するアプリ作成フローは、本発明のプログラム作成支援方法に従って進行することになっている。換言すると、本発明のプログラム作成支援方法を構成する各工程は、下記のアプリ作成フロー中の各ステップに相当し、以下では、当該各ステップについて具体的内容を説明することとする。なお、以下では、GUI(Graphical User Interface)の観点からアプリ作成フロー中の各ステップを説明するが、以下に説明する操作内容や画面表示は、あくまでも一例に過ぎず、下記の内容に限定されるものではない。
アプリ作成フローによる制御アプリの作成作業は、住宅Hの販売会社の支店(すなわち、店舗)にて店員Pが住宅Hの購入を検討している客Cと商談を行っている際に行われる。より具体的に説明すると、店員Pは、客Cに対する接客サービスの一つとして制御アプリのデモンストレーションを行う。すなわち、店員Pは、購入対象の住宅Hを客Cに勧める際、住宅Hが有する機能である宅内機器の遠隔制御機能について説明する。そして、店員Pは、宅内機器の遠隔制御機能がもたらす効果について説明するにあたり、制御アプリを実際に作成し、その制御アプリを模擬的に実行する。これにより、宅内機器の遠隔制御機能がもたらす効果を視覚的に説明することが可能となる。
アプリ作成フローの大まかな流れについて説明すると、図6に示すように、利用パターン取得ステップS001と、制御コマンド抽出ステップS002と、コーディングステップS003と、プログラム配信ステップS004と、検証ステップS005が順に実施される。これらのステップは、店員Pがアプリ開発端末10として機能するコンピュータ(パソコン)を用いることで実施される。すなわち、アプリ作成フローにおいて各ステップは、アプリ作成支援プログラムを起動し、同プログラムが実行されることで実現される。以下、各ステップについて詳しく説明する。
利用パターン取得ステップS001は、上記のコンピュータが、住宅Hにおいて客Cが制御対象機器を利用する際の利用パターンを取得する工程である。具体的に説明すると、店員Pは、アプリ作成支援プログラムを起動した後、図7に図示の入力画面(以下、利用パターン入力画面)をディスプレイ10aに表示させる。そして、店員Pは、住宅Hに設置された複数の制御対象機能の各々について、客Cが利用する利用スケジュール、及び、利用時点における制御項目の内容を含む利用パターンを聴取する。以下、住宅H内の機器のうち、リビングの照明及びリビングのエアコンを制御対象機器とする場合を例に挙げて具体的に説明する。
店員Pは、客Cとの接客時、住宅Hに客Cが住むようになったときにリビングの照明を利用する時間帯を聴取する。そして、店員Pは、聴取したリビングの照明の利用時間帯を上記の入力画面に入力する。これにより、アプリ開発端末10としてのコンピュータは、客Cが住宅Hにてリビングの照明を利用する際の利用スケジュール及び利用時の制御項目の内容(具体的にはオンオフ状態)を示す利用パターンを取得する。
また、店員Pは、同様に、リビングのエアコンを利用する時間帯、利用時の運転モード及び設定温度を聴取する。そして、店員Pは、聴取したリビングのエアコンの利用時間帯、その時の運転モード及び設定温度を上記の入力画面に入力する。これにより、アプリ開発端末10としてのコンピュータは、客Cが住宅Hにてリビングのエアコンを利用する際の利用スケジュール及び利用時の制御項目の内容(具体的にはオンオフ状態、運転モード及び設定温度)を示す利用パターンを取得する。
なお、利用パターンとして入力される制御項目の内容については、オンオフ状態、運転モード及び設定温度に限定されるものではなく、制御によって切り替え可能な内容である限り、他の内容(例えば、出力の大きさ等)が含まれていてもよい。
制御コマンド抽出ステップS002は、アプリ開発端末10としてのコンピュータが、同コンピュータのハードディスクドライブに記憶された制御コマンドの中から一のコマンドを抽出してディスプレイ10aに表示する工程である。本ステップS002において抽出対象となる制御コマンドは、前ステップS001にて取得した利用パターンに従って制御対象機器を制御したときに内容が切り替わる制御項目と対応する制御コマンドである。以下、分かり易く説明するために、リビングのエアコンを利用パターンに従って制御する場合を例に挙げて説明する。
制御コマンド抽出ステップS002について説明するにあたり、本ステップS002においてディスプレイ10aに表示される画面(以下、操作画面)を先に説明する。本ステップS002における操作画面は、アプリ作成支援プログラムを起動した後に所定の画面操作を行うことでディスプレイ10aに表示される。この操作画面は、図8に示すように大きく3つの表示領域に分かれている。図中、第一の表示領域Sd1は、販売対象の住宅Hを描画したモデル図VH(前述した描画部15が描画した図)を表示するための領域である。なお、第一の表示領域Sd1において、住宅Hに配置されたエアコン等のエネルギー消費機器及び蓄電池等のエネルギー供給機器は、アイコンIcとして描画されている。
第二の表示領域Sd2は、本ステップS002において抽出された制御コマンドを表示するための領域である。第三の表示領域Sd3は、過去に受信した数件程度のリクエストデータについて、その受信日、データ中に含まれている制御コマンド及びその同コマンドにて要求した制御の内容を履歴として表示するための領域である。このように過去に受信したリクエストデータの履歴として、当該リクエストデータ中の制御コマンドが表示されれば、その制御コマンドを以後に参照して制御アプリ作成時に活用することが可能となる。
以上のように構成された操作画面において、リビングのエアコンを利用パターンに従って制御するときの制御コマンドを抽出して表示するにあたり、店員Pは、第一の表示領域Sd1に描画された各機器のアイコンIcのうち、リビングのエアコンを模したアイコンIcをクリックする。より具体的に説明すると、マウスポインタMpを上記のアイコンIc上に重ねた状態で不図示のマウスのボタンをダブルクリックする。かかるクリック操作を受け付けることで、アプリ開発端末10としてのコンピュータは、第一の表示領域Sd1に描画された機器のうち、制御対象機器として指定された機器を特定するようになる。
また、リビングのエアコンを模したアイコンIcをクリックすると、アプリ作成支援プログラムの機能により、図9に図示の制御項目表示ウィンドウWPがポップアップ表示されるようになる。この制御項目表示ウィンドウWPは、リビングのエアコンの制御項目の内容を表示するために表示されるものである。また、同ウィンドウWPには、図9に示すように制御項目の内容毎にボタン(図中、例えば「温度」、「冷房」、「暖房」等の文字が付されたボタン)が設けられている。そして、店員Pは、制御項目の内容を一つ指定するために、制御項目表示ウィンドウWPに設けられたボタンの中から一つのボタンを選んでクリックする。より具体的に説明すると、マウスポインタMpを上記のボタンの上に重ねた状態でマウスのボタンをダブルクリックする。かかるクリック操作を受け付けることで、アプリ開発端末10としてのコンピュータは、リビングのエアコンの制御項目の内容として店員Pが指定した内容を特定するようになる。
その後、上記のコンピュータは、特定した制御対象機器及び制御項目の内容と対応する制御コマンドを、ハードディスクドライブから抽出する。厳密に説明すると、上記のコンピュータは、特定した制御対象機器及び制御項目の内容をキーとし、ハードディスクドライブに記憶された制御コマンドの中から一のコマンドを抽出する。そして、上記のコンピュータは、図9に示すように、抽出した制御コマンドを第二の表示領域Sd2に表示するようになる。なお、第二の表示領域Sd2に表示される制御コマンドは、当然ながら、特定した制御対象機器を特定した制御項目の内容が切り替わるように制御するための制御コマンドとなる。
コーディングステップS003は、アプリ開発端末10としてのコンピュータが実際に制御アプリを作成する工程である。すなわち、上記のコンピュータは、店員Pのプログラム入力操作に従って制御アプリを構築していく。なお、本実施形態において、店員Pは、プログラム入力操作として、第二の表示領域Sd2に表示された制御コマンドをコピーアンドペーストして、制御アプリのソースコード中に組み込む。このような要領にて制御アプリの作成が進められる。つまり、本実施形態では、指定した制御対象機器を指定した制御項目の内容が切り替わるように制御するための制御コマンドをディスプレイ10aに表示しつつ、当該制御コマンドを組み込んで制御アプリを作成する。このような手順により、店員Pは、客Cの接客を行っている間に迅速且つ簡単に制御アプリを作成することが可能となる。
また、上記の手順によって作成された制御アプリは、ステップS001において客Cから聴取した制御対象機器の利用パターンを反映したものとなっている。すなわち、アプリ開発端末10としてのコンピュータは、上記利用パターンを取得し、これに基づいて客C専用の制御アプリを作成することが可能である。
プログラム配信ステップS004は、制御アプリの作成後にアプリ開発端末10としてのコンピュータが当該制御アプリを配信する工程である。具体的に説明すると、本ステップS004において、店員Pは、制御アプリの作成作業を終えた後に所定の入力操作を行い、上記のコンピュータから制御アプリを配信させる。一方で、店員Pは、店舗内の無線LAN等を通じて、上記のコンピュータから配信されてくる制御アプリをアプリ実行端末100にダウンロードする。これにより、アプリ実行端末100に制御アプリがインストールされるようになる。
検証ステップS005は、前ステップS004において配信された制御アプリ(換言すると、作成された制御アプリ)について、動作確認や当該制御アプリが実行された場合の効果を把握するために行われる工程である。本ステップS005は、図10に示す手順に従って進行する。具体的に説明すると、本ステップS005は、制御アプリがインストールされたアプリ実行端末100を店員Pが操作し、当該アプリ実行端末100において制御アプリが模擬的に実行されるところから始まる(S011)。制御アプリが実行されると、制御対象機器の制御を要求するデータであるリクエストデータがアプリ実行端末100から送信される。このリクエストデータは、本来、住宅Hのホームサーバ1によって受信されるものであるが、制御アプリの検証段階では、アプリ開発端末10として用いられるコンピュータに受信されることになっている。
アプリ開発端末10としてのコンピュータは、リクエストデータを正常に受信すると(S012)、制御対象機器が制御してその制御項目の内容が所望の内容に切り替わった旨を示す応答メッセージを、アプリ実行端末100に向けて送信する(S013)。かかる場合、アプリ実行端末100の表示画面には、図11の(A)に示すように上記の応答メッセージが表示されるようになる(S014)。
一方、制御アプリを実行したにもかかわらず、上記のコンピュータがリクエストデータを受け付けなかった場合には上記の応答メッセージが送られないことになる。そして、制御アプリを実行してから一定時間内に上記の応答メッセージを受信しなかった場合、アプリ実行端末100の表示画面には、図11の(B)に示すようなエラーメッセージが表示されるようになる(S017)。
アプリ開発端末10としてのコンピュータがリクエストデータを正常に受信したケースについて改めて説明すると、応答メッセージを送信した後にケース再現処理及び試算処理を実施する(S015、S016)。以下、それぞれの処理について詳しく説明することとする。
(ケース再現処理)
ケース再現処理は、実際の制御対象機器を用いずに制御アプリの動作確認を行うことを目的として、アプリ開発端末10としてのコンピュータによって行われるシミュレーションである。具体的に説明すると、ケース再現処理では、制御アプリを実行して制御対象機器を制御したケースをグラフィックにて視覚的に再現する。より具体的に説明すると、ケース再現処理では住宅Hの1日の流れを短時間で再現することとし、その中で、制御アプリの実行によって制御項目の内容が切り替わった制御対象機器及びその付帯部分のグラフィックを変化させることとしている。以下、ケース再現処理について分かり易く説明するために、リビングのエアコンを利用パターンに従って制御するケース、換言すると、リビングのエアコンを制御する制御アプリを実行するケースを具体例に挙げて説明することとする。
リビングのエアコンを利用パターンに従って制御するケースについてケース再現処理を行うと、当該エアコン及びリビング部分VR1のグラフィックが制御アプリの実行に連動して変更するようになっている。ここで、リビング部分VR1とは、モデル図VH中、制御対象機器であるリビングのエアコンと関連付けられた住宅Hの所定部分に該当する。つまり、「制御対象機器と関連付けられた住宅H中の所定部分」とは、住宅Hにおいて制御対象機器が設置された部屋など、制御対象機器が制御された際に状態(例えば、室内環境)が変化する部分のことである。
上記のケース再現処理についてより詳しく説明すると、時間を短縮して再現される住宅Hの1日のうち、制御アプリの実行によってリビングのエアコンを制御する時刻(具体的には、リビングのエアコンの起動時刻)に至ったとき、図12に示すように、モデル図VH中、リビングのエアコンを示すアイコンIcの配色が変化する。厳密に説明すると、当該アイコンIcの配色が、オフ状態の色(例えば、黒)からオン状態の色(例えば、白)に変化する。また、これに併せてリビング部分VR1の配色が変化する。厳密に説明すると、その時点でのリビングのエアコンの運転モード及び設定温度に応じてリビング部分VR1の配色が変化することになっている。一例を挙げて説明すると、図12に示すように、リビングのエアコンが制御された時点での運転モードが暖房となっている場合にはリビング部分VR1の配色が暖色系の色に変化し、運転モードが冷房となっている場合にはリビング部分VR1の配色が寒色系の色に変化する。
そして、制御アプリを模擬的に実行している期間中、リビングのエアコンについての制御項目の内容が切り替わる度、エアコン及びリビング部分VR1のグラフィック(配色)が変化するようになる。このように本実施形態では、制御アプリを実行したときのケースを、ディスプレイ10aに描画されたモデル図VHを用いて再現する。これにより、店員Pは、制御アプリが実行されたときのケースを、客Cに対してディスプレイ10aを通じてビジュアル的に提示することが可能となる。つまり、客Cは、ディスプレイ10aを見ることで、制御アプリの実行によりどの機器がどのように動作するのかを容易に把握することが可能となる。
なお、本実施形態のケース再現処理では、制御対象機器やこれに関連付けられた部分のグラフィックを変えることとしたが、これに加えて、例えば住宅Hの居住者の絵をモデル図VHに追加し、機器の利用パターンに合わせて図中の居住者が動くようなグラフィック変化(アニメーション)がなされてもよい。かかる構成であれば、店員Pは、制御アプリの実行による制御対象機器の制御内容を、客Cの行動パターンと照らし合わせながら確認することが可能となる。この結果、店員Pは、客Cの生活スタイルとマッチした制御アプリを適切且つ容易に作成することが可能となる。
(試算処理)
試算処理は、制御アプリを実行したときの効果を定量的に確認することを目的として、アプリ開発端末10としてのコンピュータによって行われるシミュレーションである。具体的に説明すると、試算処理では、制御アプリを実行して制御対象機器を制御したケースにおい住宅H内で1カ月間に消費されるエネルギー消費量に相当する光熱費を試算する。より具体的に説明すると、試算処理において、上記のコンピュータは、制御アプリを実行して客Cの利用パターンに従って制御対象機器を制御したときの、住宅Hにおける1カ月間のエネルギー消費量を予測する。なお、エネルギー消費量を予測する上で必要となる情報(具体的には、予測時の入力パラメータや予測式)については、上記のコンピュータに内蔵されたハードディスクドライブ等に記憶されている。
また、上記のコンピュータは、エネルギー消費量の予測結果と、エネルギー料金の単価(電気料金やガス料金の単価)と、に基づいて1カ月間における住宅Hの光熱費を試算する。そして、光熱費の試算結果は、図13に示すようにディスプレイ10aに表示される。これにより、店員Pは、客Cに対して、制御アプリを実行することで得られる効果(金銭的メリット)を提示することが可能となる。つまり、客Cは、ディスプレイ10aを見ることで、自分が指定した利用パターンに従って制御対象機器を制御することで得られる金銭的メリットを容易に把握することが可能となる。
なお、図13に示すように、光熱費の試算結果を表示する際には、比較対象としてモデルパターンに従って制御対象機器を制御した場合の光熱費を合わせて表示するとよい。ここで、モデルパターンとは、デフォルトの利用パターンとして上記のコンピュータが予め記憶しているものである。
あるいは、客Cに複数の利用パターンを挙げてもらい、利用パターン毎に試算処理を実施し、光熱費の試算結果を各利用パターン別に対比可能な状態でディスプレイ10aに表示してもよい。このような構成であれば、客Cが複数挙げた利用パターンの中から、最も金銭的メリットが得られる利用パターン(つまり、最も経済的な利用パターン)を適切に選択することが可能となる。
<<その他の実施形態>>
以上までに本発明のプログラム作成支援装置及びプログラム作成支援方法について一例を挙げて説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態では、本発明のプログラム作成支援装置を住宅販売促進用のツールとして用いることとした。つまり、上記の実施形態では、住宅Hの購入を検討している客Cが当該住宅Hにおいて利用する制御アプリについてデモンストレーション(具体的には、制御アプリの実施による効果の確認等)を行うために本発明のプログラム支援装置を用いることとした。ただし、プログラム作成支援装置の用途については、住宅販売促進用のツールとしての用途に限定されず、住宅Hの改築(リフォーム)や新規機器の導入等を勧めるときのツールとして用いてもよい。さらに、本発明のプログラム作成支援装置は、営業用のツールとして利用されるものに限定されず、住宅Hの居住者等の建物の利用者が自ら制御アプリを作成する際に用いられてもよい。また、本発明のプログラム作成支援装置は、プログラム開発コンテストの際に用いられてもよい。
また、上記の実施形態では、一台のコンピュータ(具体的には、店員Pが使用するパソコン)によって本発明のプログラム作成支援装置が構成されていることとした。ただし、これに限定されるものではなく、本発明のプログラム作成支援装置を複数台のコンピュータによって構成してもよい。すなわち、上述したアプリ開発端末10の機能を分け、複数台のコンピュータのそれぞれに対応する機能を担わせてもよい。また、本発明のプログラム作成支援装置を2台のコンピュータを構成する場合、一方が店員P側のコンピュータであって、もう一方が客C側のコンピュータであってもよい。
また、上記の実施形態では、制御アプリが実行されることで制御項目の内容が切り替えられる制御対象機器の台数について言及していないが、当該台数については任意に設定することが可能である。
1 ホームサーバ
2 照明(エネルギー消費機器)
3 エアコン(エネルギー消費機器)
4 給湯装置(エネルギー消費機器)
5 太陽光発電装置(エネルギー供給機器)
6 蓄電池(エネルギー供給機器)
7 家庭用燃料電池(エネルギー供給機器)
10 アプリ開発端末(プログラム作成支援装置)
10a ディスプレイ(画面)
11 制御コマンド記憶部
12 利用パターン取得部
13 制御コマンド表示部
14 プログラム生成配信部
15 描画部
16 リクエストデータ受付部
17 応答メッセージ送信部
18 ケース再現処理部
19 試算処理部
100 アプリ実行端末
C 客
H 住宅(建物)
Ic アイコン
Mp マウスポインタ
P 店員
Sd1 第一の領域
Sd2 第二の領域
Sd3 第三の領域
VH モデル図
WP 制御項目表示ウィンドウ

Claims (9)

  1. 建物において利用されるエネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうち、少なくとも一方を制御対象機器として制御するためのプログラムを作成する際に用いられるプログラム作成支援装置であって、
    前記プログラムを構成する制御コマンドであって、前記制御対象機器に対して予め設定されている制御項目の内容が切り替わるように前記制御対象機器を制御するための制御コマンドを前記制御項目別に記憶している制御コマンド記憶部と、
    前記建物において利用者が前記制御対象機器を利用する際の利用パターンを取得する利用パターン取得部と、
    前記利用パターンに従って前記制御対象機器を制御したときに内容が切り替わる前記制御項目を特定し、特定された前記制御項目と対応する前記制御コマンドを、前記制御コマンド記憶部に記憶された前記制御項目別の前記制御コマンドの中から一つ抽出して画面に表示する制御コマンド表示部と、
    前記画面に表示された前記制御コマンドを組み込むことで前記プログラムを作成し、作成された前記プログラムを所定の端末に向けて配信するプログラム生成配信部と、
    作成された前記プログラムを実行して前記制御対象機器を制御したケースに関するシミュレーションを行うシミュレーション実施部と、を有し、
    前記プログラムは、前記所定の端末にインストールされ、前記所定の端末を操作することで前記制御対象機器を制御するためのアプリケーションプログラムであり、
    前記制御コマンド表示部は、前記制御コマンドとして、前記アプリケーションプログラムのソースコード中に組み込まれる言語情報を表示することを特徴とするプログラム作成支援装置。
  2. 前記利用パターン取得部は、前記制御対象機器の利用スケジュール、及び、前記制御対象機器の利用時点における前記制御項目の内容のうちの少なくとも一方を含む前記利用パターンを取得することを特徴とする請求項1に記載のプログラム作成支援装置。
  3. 前記制御対象機器が設置された前記建物の絵を前記画面に描画する描画部と、
    前記シミュレーション実施部は、前記画面に描画された前記絵において、前記制御対象機器及び該制御対象機器と関連付けられた前記建物中の所定部分のうち、少なくとも一方のグラフィックを前記プログラムの実行結果に応じて変化させる処理を前記シミュレーションとして行い、
    前記処理では、前記プログラムを実行したときに内容が切り替わる前記制御項目と対応付けられた前記グラフィックを前記プログラムの実行結果に応じて変化させることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム作成支援装置。
  4. 前記シミュレーション実施部は、前記ケースにおいて前記建物内で単位期間中に消費されるエネルギー消費量に相当する料金を試算する処理を前記シミュレーションとして行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプログラム作成支援装置。
  5. 前記制御対象機器に対して前記利用パターンが複数ある場合において、前記シミュレーション実施部は、前記料金を試算する前記処理を前記利用パターン毎に行うことを特徴とする請求項4に記載のプログラム作成支援装置。
  6. 前記建物に前記制御対象機器が複数ある場合において、前記制御コマンド記憶部は、それぞれの前記制御対象機器についての前記制御コマンドを前記制御項目別に記憶していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプログラム作成支援装置。
  7. 前記制御対象機器が前記建物内に設置されたサーバによって制御される場合において、前記制御コマンド記憶部は、前記制御コマンドとして、前記サーバに実装されたAPIを通じて前記制御対象機器の制御を前記サーバに対して要求する際に必要となる前記APIの利用コマンドを前記制御項目別に記憶していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプログラム作成支援装置。
  8. 前記建物としての住宅内に設置された前記サーバであるホームサーバを介して前記制御対象機器を制御するための前記プログラムを作成する際に用いられることを特徴とする請求項7に記載のプログラム作成支援装置。
  9. 建物において利用されるエネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうち、少なくとも一方を制御対象機器として制御するためのプログラムを作成するためのプログラム作成支援方法であって、
    コンピュータが、前記建物において利用者が前記制御対象機器を利用する際の利用パターンを取得することと、
    コンピュータが、前記プログラムを構成する制御コマンドであって、前記制御対象機器に対して予め設定されている制御項目の内容が切り替わるように前記制御対象機器を制御するための制御コマンドを前記制御項目別に記憶している制御コマンド記憶部に記憶された前記制御項目別の前記制御コマンドの中から、前記利用パターンに従って前記制御対象機器を制御したときに内容が切り替わる前記制御項目として特定された該制御項目と対応する前記制御コマンドを、一つ抽出して画面に表示することと、
    コンピュータが、前記画面に表示された前記制御コマンドを組み込むことで前記プログラムを作成し、作成された前記プログラムを所定の端末に向けて配信することと、
    コンピュータが、作成された前記プログラムを実行して前記制御対象機器を制御したケースに関するシミュレーションを行うことと、を有し、
    前記プログラムは、前記所定の端末にインストールされ、前記所定の端末を操作することで前記制御対象機器を制御するためのアプリケーションプログラムであり、
    前記制御コマンドを表示する際には、前記制御コマンドとして、前記アプリケーションプログラムのソースコード中に組み込まれる言語情報を表示することを特徴とするプログラム作成支援方法。
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