JP2007032478A - Vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、燃料を燃焼させるエンジンと、燃料を貯留する燃料タンクとを備えた乗物に関する。 The present invention relates to a vehicle including an engine that burns fuel and a fuel tank that stores fuel.
従来、この種の乗物は、乗物本体内にエンジンが搭載され、このエンジンは、燃料フィルタおよびウォータセパレータなどが設けられた燃料ラインを介して燃料タンクから最短径路を辿って供給された燃料を燃焼させることで、所定の動力を得るものである。 Conventionally, this type of vehicle has an engine mounted in the vehicle body, and this engine burns fuel supplied along the shortest path from a fuel tank via a fuel line provided with a fuel filter and a water separator. By doing so, predetermined power is obtained.
ところで、燃料タンクからエンジンに供給された燃料のうち、エンジン内で燃焼しきれなかった一部は、燃料戻しラインを介して燃料タンクへと戻される。 By the way, a part of the fuel supplied from the fuel tank to the engine that could not be combusted in the engine is returned to the fuel tank via the fuel return line.
しかしながら、このようにエンジンを一旦通過した戻り燃料は温度が上昇し、かつ、燃料ラインは一般にゴムホース製が主であるとともに最短径路を辿ることで放熱による温度低減効果が殆ど得られないため、燃料が高温のまま燃料タンクに戻されるので、戻り燃料が増加するに従いエンジンに供給される燃料温度が高くなってしまう。 However, since the temperature of the return fuel that has once passed through the engine in this way rises, and the fuel line is generally made of a rubber hose, the temperature reduction effect due to heat radiation is hardly obtained by following the shortest path. Is returned to the fuel tank at a high temperature, the fuel temperature supplied to the engine increases as the return fuel increases.
そして、このように燃料の温度が過剰に高くなると、燃料中に気泡が発生する、いわゆるボイリングが生じ、このボイリングにより安定した燃焼が得られず、所望の出力を得ることが容易でない。 When the temperature of the fuel becomes excessively high in this way, bubbles are generated in the fuel, so-called boiling occurs, and stable combustion cannot be obtained by this boiling, and it is not easy to obtain a desired output.
そこで、例えば燃料戻しライン中に燃料クーラを設けた乗物(例えば、特許文献1参照。)、燃料戻しラインをラジエータなどの熱交換器すなわちクーリングパッケージに直列に配置した乗物(例えば、特許文献2参照。)、あるいは、燃料戻しライン中に多段に重ねて蛇行させた冷却部を設けた乗物(例えば、特許文献3参照。)などが知られている。
しかしながら、上述の特許文献1に記載された乗物では、燃料クーラが別途必要となり、コストを抑制することが容易でないという問題点を有している。
However, the vehicle described in the above-mentioned
また、特許文献2に記載された乗物では、クーリングパッケージが大型化し、全体としてコンパクト化が容易でないという問題点を有している。
In addition, the vehicle described in
さらに、特許文献3に記載された乗物では、多段に蛇行させた冷却部により燃料戻しライン大きくする必要があり、コンパクトが容易でないという問題点を有している。
Furthermore, the vehicle described in
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、戻し燃料を確実に冷却しつつ低コスト化およびコンパクト化を図った乗物を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a vehicle that is reduced in cost and size while reliably cooling the return fuel.
請求項1記載の発明は、吸気開口部を備えた乗物本体と、この乗物本体に設けられ、燃料を燃焼させるエンジンと、乗物本体に設けられ、エンジンに供給される燃料およびエンジンから戻される燃料を貯留する燃料タンクと、乗物本体に設けられ、吸気開口部から被冷却物へと外気を吸込むファンと、このファンにより吸気開口部から吸込む外気の通路にて被冷却物よりも吸気開口部側に一部が設けられ、エンジンからの戻し燃料を燃料タンクに戻す燃料戻しラインとを具備した乗物である。 According to the first aspect of the present invention, there is provided a vehicle main body having an intake opening, an engine provided in the vehicle main body for burning fuel, fuel provided in the vehicle main body, fuel supplied to the engine, and fuel returned from the engine. A fuel tank that stores air, a fan that is provided in the vehicle main body and sucks outside air from the intake opening to the object to be cooled, and an outside air passage sucked from the intake opening by the fan to the intake opening side of the object to be cooled And a fuel return line for returning the return fuel from the engine to the fuel tank.
請求項2記載の発明は、請求項1記載の乗物において、吸気開口部が、ファンにより被冷却物としての冷却用のクーリングパッケージへと外気を吸込む開口であるものである。 According to a second aspect of the present invention, in the vehicle according to the first aspect, the intake opening is an opening through which outside air is sucked into a cooling package for cooling as an object to be cooled by a fan.
請求項3記載の発明は、請求項1記載の乗物において、乗物本体に揺動可能に軸支された作業装置と、基端部が乗物本体側に接続されているとともに先端部が作業装置側に接続され、伸縮により作業装置を揺動させる流体圧アクチュエータとを具備し、吸気開口部は、流体圧アクチュエータが揺動可能に挿入される開口であるものである。 According to a third aspect of the present invention, in the vehicle according to the first aspect, the working device pivotally supported by the vehicle main body is pivotally supported, the base end portion is connected to the vehicle main body side, and the distal end portion is on the working device side. And a fluid pressure actuator that swings the working device by expansion and contraction, and the intake opening is an opening into which the fluid pressure actuator is swingably inserted.
請求項1記載の発明によれば、エンジンからの戻し燃料を燃料タンクに戻す燃料戻しラインの一部を、ファンにより吸気開口部から吸込む外気の通路にて被冷却物よりも吸気開口部側に設けることで、燃料クーラなどを別途設けることなく被冷却物の冷却用のファンおよび吸気開口部を有効に利用して、エンジンを経た戻し燃料を確実に冷却しつつ低コスト化およびコンパクト化を図ることができる。 According to the first aspect of the present invention, a part of the fuel return line for returning the return fuel from the engine to the fuel tank is placed closer to the intake opening than the object to be cooled in the outside air passage sucked from the intake opening by the fan. By providing it, it is possible to reduce the cost and make it compact while reliably cooling the return fuel that has passed through the engine by effectively utilizing the cooling fan and the intake opening for cooling the object to be cooled without providing a separate fuel cooler or the like. be able to.
請求項2記載の発明によれば、冷却用のクーリングパッケージへと外気を吸込む既設の開口を吸気開口部として有効に利用しつつ戻し燃料を確実に冷却できる。 According to the second aspect of the present invention, the return fuel can be reliably cooled while effectively using the existing opening that sucks outside air into the cooling package for cooling as the intake opening.
請求項3記載の発明によれば、油圧アクチュエータが揺動可能に挿入される既設の開口を吸気開口部として有効に利用しつつ戻し燃料を確実に冷却できる。 According to the third aspect of the present invention, the return fuel can be reliably cooled while effectively using the existing opening into which the hydraulic actuator is swingably inserted as the intake opening.
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図4を参照しながら詳細に説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
図4は乗物としての作業機械である油圧ショベル1を示し、この油圧ショベル1は、油圧アクチュエータとしての油圧モータである走行モータ2により走行面上を走行可能な走行体としての下部走行体3の上部に、旋回部4を介して旋回体としての上部旋回体5が旋回可能に設けられた乗物本体としての作業機械本体6を有し、上部旋回体5の前部中央に作業装置7が作動可能に突設されている。
FIG. 4 shows a
そして、上部旋回体5は、図1乃至図3に示されるように、フレーム板部としての板状のフレーム底板11を備え、このフレーム底板11上には、左側の前部に燃料タンク12が配設されるとともにこの燃料タンク12の上方にオペレータの運転区間を覆うキャブ13が配設され、右側の前部にコントロールバルブ14および作動油タンク15が配設され、この作動油タンク15の後方に熱交換器としての被冷却物である冷却用のクーリングパッケージ16が配設されているとともに、このクーリングパッケージ16の左側に、作動油を吐出する図示しない油圧ポンプを駆動させるエンジン17、および、冷却用のファン18などがそれぞれ配設されている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the upper swing body 5 includes a plate-shaped
また、フレーム底板11の外周縁部には、スカート部21が全周に亘って取付けられている。このフレーム底板11のスカート部21の上部には、コントロールバルブ14および作動油タンク15などを覆うサイドカバー22と、エンジン17などを覆うリアカバー23と、これらサイドカバー22およびリアカバー23などとともにキャブ13を除くフレーム底板11の上部全体を覆うフード24とが設けられている。さらに、フレーム底板11には、クーリングパッケージ16を経た空気が通過するとともに上部旋回体5のメンテナンス用の開口ともなる図示しない排気開口部が穿設されている。
A
スカート部21は、前部中央に、作業装置7(図4)の基端部を上下方向に回動可能に軸支するブラケット31を左右方向に揺動可能に軸支する軸支部32が突設されているとともに、この軸支部32の右側方に、ブラケット31に先端部が回動可能に軸支された流体圧アクチュエータとしてのスイングシリンダ33の基端部が挿入された挿入開口34が開口形成されている。
The
スイングシリンダ33は、コントロールバルブ14を介して作動油が給排されることにより伸縮することで、ブラケット31を介して作業装置7(図4)を左右に揺動させるものであり、基端側が上部旋回体5内でこの上部旋回体5に回動可能に軸支されている。
The swing cylinder 33 expands and contracts when hydraulic oil is supplied and discharged via the
挿入開口34は、作業装置7(図4)の揺動に対応して揺動するスイングシリンダ33が左右方向に揺動可能となるように横長に開口形成されている。また、この挿入開口34は、ファン18の駆動により外気を上部旋回体5内に吸込む吸気開口部としての機能を有するものであり、上部旋回体5内に、右側のスカート部21の内壁に沿ってコントロールバルブ14の側方から後方へと延設されクーリングパッケージ16の右側へと連通する吸気の通路Dを形成している。
The
サイドカバー22は、上部旋回体5に対して上下方向に回動可能に軸支され、回動によりコントロールバルブ14および作動油タンク15などを上部旋回体5の外部に露出可能となっている。また、このサイドカバー22には、ファン18の駆動により外気を上部旋回体5内に吸込む吸気開口部37がクーリングパッケージ16の右側部前方に位置して多数穿設されている。これら吸気開口部37は、前後方向に長手状に形成されて上下方向に複数配設され、上部旋回体5の右側部に位置するとともに、サイドカバー22を閉じた状態で水平方向に開口するように形成されている。そして、この吸気開口部37は、通路Dに連通されている。
The
ここで、通路Dは、ダクト状に形成され、この通路Dに沿って挿入開口34および吸気開口部37から吸込んだ空気の流れWが形成される。
Here, the passage D is formed in a duct shape, and a flow W of air sucked from the
また、リアカバー23は、上部旋回体5に対して上下方向に回動可能に軸支され、回動によりエンジン17などを上部旋回体5の外部に露出可能となっている。
The
燃料タンク12は、エンジン17に供給される燃料およびこのエンジン17で燃焼されずに戻される燃料を内部に貯留するものであり、フレーム底板11の前端部近傍から前後方向の中心域に亘って設けられている。また、この燃料タンク12の上部には、タンク接続部41が設けられ、このタンク接続部41には、エンジン17へと燃料を供給する燃料供給ライン42とエンジン17に過剰に供給された燃料すなわちエンジン17にて燃焼しきれなかった燃料を燃料タンク12へと戻す燃料戻しライン43とで構成された燃料ライン44が接続されている。
The
燃料供給ライン42は、例えば鉄管、アルミ管あるいは銅管などの放熱性が高い部材により形成され、タンク接続部41から上部旋回体5の右側へと後方に傾斜して配設された燃料導出部46と、この燃料導出部46の先端が接続される燃料フィルタ47と、この燃料フィルタ47とエンジン17の右端部近傍とを接続するエンジン導入部48とを備えている。
The
燃料導出部46は、タンク接続部41から燃料フィルタ47に亘って燃料タンク12の上面に沿って略水平に配設されている。
The
燃料フィルタ47は、エンジン17から離間されてフレーム底板11上部の右側にて吸気開口部37の後方下側かつクーリングパッケージ16の前側寄りの下側、すなわち、通路D内に位置している。
The
エンジン導入部48は、燃料フィルタ47からポンプPを経由してエンジン17に亘って略水平に配設されている。
The
一方、燃料戻しライン43は、例えば鉄管、アルミ管あるいは銅管などの放熱性が高い部材により形成され、燃料フィルタ47の近傍に亘って燃料供給ライン42と略平行に配設された燃料導入部51と、燃料フィルタ47の近傍から前方へとスカート部21の内壁に沿って配設された下部延設部52と、この下部延設部52から上部旋回体5の前端部近傍にて左方に湾曲されて吸気開口部37の開口近傍へと延設された前部延設部53と、吸気開口部37の開口近傍にて前部延設部53から右方に折返されてこの前部延設部53と略平行に配設された前部延設部54と、この前部延設部54からスカート部21の内壁に沿って吸気開口部37の開口近傍を経由して燃料フィルタ47より後方まで延設された側部延設部55と、この側部延設部55から前方へと折り返された後部延設部56と、この後部延設部56から左方へ湾曲されてエンジン17の右端部よりも左側寄りの位置に接続されたエンジン導出部57とを備えている。
On the other hand, the fuel return line 43 is formed of a member with high heat dissipation, such as an iron pipe, an aluminum pipe, or a copper pipe, for example, and is a fuel introduction part disposed substantially parallel to the
燃料導入部51は、一端部が燃料タンク12のタンク接続部41に接続され、燃料供給ライン42の燃料導出部46と略平行して略水平に配設され、他端部が上部旋回体5の右側のスカート部21の近傍にて下方に傾斜し、燃料フィルタ47の前方に位置している。
One end of the
下部延設部52は、フレーム底板11上に沿って、後側から前側へとスカート部21の湾曲形状に対応して緩やかに湾曲状に配設されている。
The lower extending
前部延設部53は、フレーム底板11上で左右方向に沿って配設され、前部延設部54との連続部が吸気開口部37の開口に対向してこの吸気開口部37の左右幅方向の中心域に位置している。
The front extending
前部延設部54は、フレーム底板11上の前部延設部53の前側にてこの前部延設部53に平行に配設されている。
The front extending
側部延設部55は、フレーム底板11上に沿って、前側から後側へとスカート部21の湾曲形状に対応して緩やかに湾曲上に配設され、燃料フィルタ47の近傍まで下部延設部52と略平行に形成され、かつ、後端部側がクーリングパッケージ16の後端部近傍まで延設されて上方向に若干湾曲されている。
The
後部延設部56は、クーリングパッケージ16の吸気開口部37側の下部に対向して略水平に配設されている。
The
エンジン導出部57は、後部延設部56の前端部からエンジン17に向けて上方向に傾斜するように形成されている。
The engine lead-out
そして、下部延設部52、前部延設部53,54、側部延設部55および後部延設部56は、それぞれ通路Dの壁面に沿って配設されている。
The lower extending
キャブ13は、上部旋回体5の前側寄りに位置し、オペレータが座るシートSが内部に設けられている。
The
エンジン17は、燃料供給ライン42を介して供給された燃料を内部で燃焼させて図示しない油圧ポンプを駆動させることで、作動油タンク15に貯留された作動油をコントロールバルブ14へと吐出するものである。
The
クーリングパッケージ16は、例えばエンジン17の冷却用の冷却水を冷却するラジエータおよび作動油を冷却するオイルクーラなどをユニット化したものであり、吸気開口部37に対向するように配設され、この吸気開口部37から吸込んだ空気が油圧ショベル1の左右方向に通過するように構成されている。
The cooling
ファン18は、クーリングパッケージ16の吸気開口部37と反対側、すなわち左側に対向して設けられ、回転駆動されることでクーリングパッケージ16へと挿入開口34および吸気開口部37から外気を吸込むものである。
The
図4に戻って、作業装置7は、ブラケット31に基端部が上下方向に回動可能に軸支されたブーム61と、このブーム61の先端に回動可能に軸支されたアーム62と、このアーム62の先端に回動可能に軸支されたバケット63とを備え、ブラケット31の前端部に基端部が回動可能に軸支されたブームシリンダ64の先端部がブーム61の腹面側に回動可能に軸支され、ブーム61の背面側に基端部が回動可能に軸支されたアームシリンダ65の先端部がアーム62の基端側に回動可能に軸支され、かつ、アームシリンダ65の背面側に回動可能に基端部が軸支されたバケットシリンダ66の先端部がリンケージ67を介してバケット63に回動可能に軸支されている。
Returning to FIG. 4, the working device 7 includes a
そして、これらシリンダ64,65,66は、それぞれコントロールバルブ14(図1)を介して作動油が給排されることにより伸縮することで、ブーム61、アーム62およびバケット63をそれぞれ回動させる油圧アクチュエータである。
The
次に、上記一実施の形態の作用効果を説明する。 Next, the function and effect of the embodiment will be described.
エンジン17を作動させると、燃料タンク12から燃料供給ライン42の燃料導出部46、燃料フィルタ47、ポンプPおよびエンジン導入部48を介して供給された燃料がエンジン17内で燃焼されることで、油圧ポンプが駆動され、この油圧ポンプの駆動により吐出された作動油タンク15の作動油がコントロールバルブ14により流量および方向制御されて走行モータ2、各シリンダ33,64,65,66などの各種油圧アクチュエータに給排されて、これら油圧アクチュエータが動作する。
When the
エンジン17内で燃焼しきれなかった燃料は、燃料戻しライン43のエンジン導出部57、後部延設部56、側部延設部55、前部延設部54,53、下部延設部52および燃料導入部51を順次通過して燃料タンク12に戻される。
The fuel that could not be combusted in the
このとき、下部延設部52、前部延設部53,54、側部延設部55、後部延設部56が挿入開口34および吸気開口部37から吸込む空気のダクト状の通路Dにてクーリングパッケージ16よりも挿入開口34側、あるいは吸気開口部37側に設けられていることにより、エンジン17からの戻し燃料がこれら下部延設部52、前部延設部53,54、側部延設部55および後部延設部56などを通過する際に、ファン18の駆動により挿入開口34および吸気開口部37からそれぞれ吸込まれてクーリングパッケージ16へと吸込まれる空気の流れWにより冷却される。
At this time, the lower extending
この結果、燃料クーラなどを別途設けることなくクーリングパッケージ16の冷却用のファン18と挿入開口34および吸気開口部37とを有効に利用して、エンジン17からの戻し燃料を確実に冷却でき、低コスト化できるとともに、エンジン17などでの放熱量を抑制できるので、クーリングパッケージ16のサイズをも小さくでき、油圧ショベル1のコンパクト化を図ることができる。
As a result, the cooling
具体的に、冷却用のクーリングパッケージ16へと外気を吸込むための吸気開口部37に連通する通路Dに燃料戻しライン43の側部延設部55および後部延設部56を配管することで、既設の吸気開口部37を有効に利用しつつ戻し燃料を確実に冷却できる。
Specifically, by piping the
同様に、スイングシリンダ33が揺動可能に挿入される挿入開口34に連通する通路Dに燃料戻しライン43の下部延設部52、前部延設部53,54および側部延設部55を廃刊することで、既設の挿入開口34を吸気開口部として有効に利用しつつ戻し燃料を確実に冷却できる。
Similarly, a lower extending
しかも、下部延設部52、前部延設部53,54、側部延設部55、後部延設部56をダクト状の通路Dの壁面に沿って配管することで、戻し燃料を、より効果的に冷却できる。
In addition, the
そして、このように戻し燃料を確実に冷却できることで、燃料中に気泡が発生する、いわゆるボイリングが生じることがなく、燃料の安定した燃焼が得られ、エンジン17により所望の出力を得ることができ、エンジン17が発生させられる馬力あるいはトルクの低下を抑制でき、特に高温環境、あるいは夏場での使用に対しても有効となる。
And since the return fuel can be reliably cooled in this way, bubbles are generated in the fuel, so-called boiling does not occur, stable combustion of the fuel is obtained, and a desired output can be obtained by the
また、エンジン17の省力化分の最大馬力を下げることが可能になるので、省エネ効果も期待できる。
Further, since the maximum horsepower corresponding to the labor saving of the
さらに、燃料戻しライン43を鉄管などの放熱性が高い部材で形成することにより、この燃料戻しライン43にて充分な放熱効果を得ることができ、冷却効率を向上できる。 Further, by forming the fuel return line 43 with a member having high heat dissipation such as an iron pipe, a sufficient heat dissipation effect can be obtained in the fuel return line 43, and the cooling efficiency can be improved.
そして、上部旋回体5の内部は、上側よりも下側の温度が低いため、燃料戻しライン43の下部延設部52、前部延設部53,54および側部延設部55などをフレーム底板11側に沿わせて配管することで、燃料の温度上昇をより確実に抑制できる。
Since the temperature inside the upper swing body 5 is lower than the upper side, the
特に、小型の油圧ショベル1の場合には、燃料が過熱しやすい一方で上部旋回体5内にはデッドスペースを確保することが容易でないため、既設の通路Dを利用して配管構造のみで戻し燃料を冷却する構成とすることで、小型の油圧ショベル1にも容易に対応できる。
In particular, in the case of the
なお、上記一実施の形態において、油圧ショベル1以外の作業機械にも適用でき、また、乗物としては、例えば船舶、航空機など、作業機械以外の他の様々なものに適用できる。
In addition, in the said one Embodiment, it can apply also to working machines other than the
また、燃料戻しライン43は、吸気開口部が形成されている位置に応じて適宜配管を変更する。 Further, the fuel return line 43 appropriately changes the piping according to the position where the intake opening is formed.
D 通路
1 乗物としての油圧ショベル
6 乗物本体としての作業機械本体
7 作業装置
12 燃料タンク
16 被冷却物としてのクーリングパッケージ
17 エンジン
18 ファン
33 流体圧アクチュエータとしてのスイングシリンダ
34 吸気開口部の機能を有する挿入開口
37 吸気開口部
43 燃料戻しライン
12 Fuel tank
16 Cooling package as an object to be cooled
17 engine
18 fans
33 Swing cylinder as a fluid pressure actuator
34 Insertion opening with intake opening function
37 Air intake opening
43 Fuel return line
Claims (3)
この乗物本体に設けられ、燃料を燃焼させるエンジンと、
乗物本体に設けられ、エンジンに供給される燃料およびエンジンから戻される燃料を貯留する燃料タンクと、
乗物本体に設けられ、吸気開口部から被冷却物へと外気を吸込むファンと、
このファンにより吸気開口部から吸込む外気の通路にて被冷却物よりも吸気開口部側に一部が設けられ、エンジンからの戻し燃料を燃料タンクに戻す燃料戻しラインと
を具備したことを特徴とする乗物。 A vehicle body with an intake opening;
An engine provided in the vehicle main body for burning fuel;
A fuel tank provided in the vehicle body for storing fuel supplied to the engine and fuel returned from the engine;
A fan that is provided in the vehicle body and sucks outside air from the intake opening to the object to be cooled;
A part of the outside air passage sucked from the intake opening by the fan is provided on the intake opening side of the object to be cooled, and has a fuel return line for returning the return fuel from the engine to the fuel tank. Vehicle to do.
ことを特徴とする請求項1記載の乗物。 The vehicle according to claim 1, wherein the intake opening is an opening for sucking outside air into a cooling package for cooling as an object to be cooled by a fan.
基端部が乗物本体側に接続されているとともに先端部が作業装置側に接続され、伸縮により作業装置を揺動させる流体圧アクチュエータとを具備し、
吸気開口部は、流体圧アクチュエータが揺動可能に挿入される開口である
ことを特徴とする請求項1記載の乗物。 A working device pivotally supported on the vehicle body;
A base end portion connected to the vehicle body side and a distal end portion connected to the work device side, and a fluid pressure actuator that swings the work device by stretching,
The vehicle according to claim 1, wherein the intake opening is an opening into which the fluid pressure actuator is swingably inserted.
Priority Applications (1)
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