JP2007032093A - コンクリート構造物及びコンクリート構造物構築用の連結器 - Google Patents

コンクリート構造物及びコンクリート構造物構築用の連結器 Download PDF

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Abstract

【課題】 ブロック連結を簡単な作業で行えると共にブロック連結力を十分に確保できるコンクリート構造物を提供する。
【解決手段】 ジョイントレバー30の軸部31を第2カプラー20の軸支部21内に挿入した後に該軸部31を中心としてジョイントレバー30を所定方向に回転させて係合部33を第1カプラー10の係止部11内に押し込んで係止させることにより、該押し込みにより生じるくさび作用によって第1ブロックCB1と第2ブロックCB2とを互いの端面CB1a,CB2aが圧接した状態で連結することができる。
【選択図】 図13

Description

本発明は、2以上のプレキャストコンクリートブロックを連結して構築されたコンクリート構造物と、該コンクリート構造物を構築する際に用いられる連結器に関する。
梁,擁壁,暗渠,水路等のコンクリート構造物は、2以上のプレキャストコンクリートブロック(以下、単にブロックと言う)を現場で連結することにより構築されている。このコンクリート構造物を構築する際には連結器が一般に用いられており、該連結器には大別してネジ結合タイプとくさび結合タイプが存在する。
ネジ結合タイプの連結器は、例えば、一方のブロックの鉄筋に取り付けられた雄カプラーと、他方のブロックの鉄筋に取り付けられた雌カプラーとを備え、雄カプラーと雄ネジ部と雌カプラーの雌ネジ部とを螺合することによりブロック相互の端面を圧接させて所期のブロック連結を行う。
また、くさび結合タイプの連結器は、例えば、一方のブロックの鉄筋と他方の鉄筋のそれぞれに取り付けられた1対のカプラーとくさび部材とを備え、両カプラーのほぞ穴にくさび部材を差し込むことによりブロック相互の端面を圧接させて所期のブロック連結を行う。
特許第3450270号公報 特開平7−76997号公報
ネジ結合タイプの連結器は、螺合時のネジ締付力によってブロック連結力を十分に確保できるが、螺合作業に比較的時間を要すると共に螺合時の締付トルクを管理する必要もある。一方、くさび結合タイプの連結器は、所期のブロック連結を簡単な作業で行えるが、ほぞ穴にくさび部材を差し込むだけであるためブロック連結力を十分に確保することが難しい。
本発明は前記事情に鑑みて創作されたもので、その目的とするところは、ブロック連結を簡単な作業で行えると共にブロック連結力を十分に確保できるコンクリート構造物と、該コンクリート構造物を構築する際に有用な連結器を提供することをその目的とする。
前記目的を達成するため、本発明のコンクリート構造物は、第1鉄筋が埋設された第1ブロックと、第2鉄筋が埋設された第2ブロックと、係止用凹部が設けられた係止部と鉄筋取付部とを一体に有し鉄筋取付部を第1鉄筋に取り付けられた第1カプラーと、軸支用凹部が設けられた軸支部と鉄筋取付部とを一体に有し鉄筋取付部を第2鉄筋に取り付けられた第2カプラーと、第2カプラーの軸支用凹部内に回転自在に支持され得る軸部と第1カプラーの係止用凹部内にくさび作用を伴って係止され得る係合部とを一体に有するジョイントレバーとを備え、ジョイントレバーの軸部を第2カプラーの軸支用凹部内に挿入した後に該軸部を中心としてジョイントレバーを所定方向に回転させて係合部を第1カプラーの係止用凹部内に押し込んで係止させることにより、該押し込みにより生じるくさび作用によって第1ブロックと第2ブロックとが互いの端面が圧接した状態で連結されている、ことをその特徴とする。
また、本発明の連結器は、第1鉄筋が埋設された第1ブロックと第2鉄筋が埋設された第2ブロックとを互いの端面が圧接した状態で連結するための連結器であって、該連結器は、係止用凹部が設けられた係止部と鉄筋取付部とを一体に有し鉄筋取付部を第1鉄筋に取り付けられ得る第1カプラーと、軸支用凹部が設けられた軸支部と鉄筋取付部とを一体に有し鉄筋取付部を第2鉄筋に取り付けられ得る第2カプラーと、第2カプラーの軸支用凹部内に回転自在に支持され得る軸部と第1カプラーの係止用凹部内にくさび作用を伴って係止され得る係合部とを一体に有するジョイントレバーとを備え、ジョイントレバーの軸部を第2カプラーの軸支用凹部内に挿入した後に該軸部を中心としてジョイントレバーを所定方向に回転させて係合部を第1カプラーの係止用凹部内に押し込んで係止させることにより、該押し込みにより生じるくさび作用によって第1ブロックと第2ブロックとを互いの端面が圧接した状態で連結し得る、ことをその特徴とする。
本発明のコンクリート構造物及び連結器によれば、ジョイントレバーの軸部を第2カプラーの軸支用凹部内に挿入した後に該軸部を中心としてジョイントレバーを所定方向に回転させて係合部を第1カプラーの係止用凹部内に押し込んで係止させることにより、該押し込みにより生じるくさび作用によって第1ブロックと第2ブロックとを互いの端面が圧接した状態で連結することができる。
つまり、ジョイントレバーを所定方向に回転させるだけの操作で所期のブロック連結を行うことができるので、ブロック連結に伴う作業を簡単に行うことができ、作業コストの低減を図ることができる。また、軸部を中心としたジョイントレバーの所定方向回転によってくさび作用を発揮させているので、ほぞ穴にくさび部材を差し込む場合に比べて、くさび作用を効果的に発揮させてブロック連結力を十分に確保することができ、堅牢なコンクリート構造物を構築することができる。
本発明によれば、ブロック連結を簡単な作業で行えると共にブロック連結力を十分に確保できるコンクリート構造物と、該コンクリート構造物を構築する際に有用な連結器を提供できる。
本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
[第1実施形態]
図1〜図14は本発明の第1実施形態を示す。図1はコンクリート構造物の部分図、図2は図1のa−a線断面図、図3は図1に示した第1カプラーの上面図、図4は図3のb−b線断面図、図5は図1に示した第2カプラーの上面図、図6は図5のc−c線断面図、図7は図1に示したジョイントレバーの上面図、図8は図7の側面図、図9〜図14はコンクリート構造物の構築方法の説明図である。
図中のCB1は第1プレキャストコンクリートブロック(以下、単に第1ブロックと言う)、CB2は第2プレキャストコンクリートブロック(以下、単に第2ブロックと言う)、TRB1は第1鉄筋、TRB2は第2鉄筋、10は第1カプラー、20は第2カプラー、30はジョイントレバー、40はネジである。
まず、図1〜図8を参照して、図示した構成要素それぞれの形状及び構造等について説明する。
第1ブロックCB1,第2ブロックCB2は梁,擁壁,暗渠,水路等のコンクリート構造物を構築するためのものであり、両ブロックCB1,CB2は各々の端面CB1a,CB2aを突き合わせた状態で連結され得る。第1ブロックCB1には第1カプラー10の少なくとも係止部11の上面を露出させるための凹部CB1bが設けられ、第2ブロックCB2には第2カプラー20の少なくとも軸支部21の上面を露出させるための凹部CB2bが設けられている。各凹部CB1b,CB2bは各ブロックCB1,CB2の端面側と一表面側で開口している。図面には各凹部CB1b,CB2bとして傾斜壁を有するものを示してあるが、後述するジョイントレバー30の挿入及び押し込み操作と後述するネジ40の挿入及びねじ込み操作を行えるものであれば各凹部CB1b,CB2bの形状には特段の制限はない。
第1鉄筋TRB1は第1ブロックCB1に埋設され、第2鉄筋TRB2は第2ブロックCB2に埋設されている。各鉄筋TRB1,TRB2は少なくとも端部に雄ネジ部を有する所謂「ネジ鉄筋」であり、該ネジ鉄筋には、通常の鉄筋の端部に雄ネジ部を設けたものや、表面凹凸を有する異形鉄筋の端部に雄ネジ部を設けたものや、雄ネジに相当する螺旋状凸条を表面に有する異形鉄筋等が適宜使用できる。
第1カプラー10は、外形が直方体状の係止部11と、外形が円錐台状の鉄筋取付部12とを一体に有している。係止部11には上面を開口した凹部11aが設けられ、該係止部11の端面側(図3及び図4の右端面側)の中央にはその深さが凹部11aの深さと一致した所定幅の切欠き11bが設けられている。また、係止部11の切欠き11bの両側それぞれには、凹部11a内に張り出すようにして曲面から成る案内面11cと傾斜面から成る係止面11dが上下に連続して設けられている。案内面11cの高さ寸法と係止面11dの高さ寸法の比率は約1:1である。図3及び図4に示した第1カプラー10では案内面11c及び係止面11dから成る面2つが凹部11aの切欠き側の壁を構成している。さらに、係止部11の底面には円錐台状の張出部11eが設けられ、凹部11aの底面には張出部11eに及ぶネジ穴11fが設けられている。一方、鉄筋取付部12には第1鉄筋TRB1の雄ネジ部が螺合可能な雌ネジ穴12aが設けられている。
この第1カプラー10は、鉄筋取付部12の雌ネジ穴12aを第1鉄筋TRB1の雄ネジ部に螺合して該第1鉄筋TRB1に取り付けた状態で第1ブロックCB1に埋設されており、係止部11の上面を凹部CB1bを通じて露出している。また、第1ブロックCB1に埋設された第1カプラー10は、係止部11の端面を第1ブロックCB1の端面CB1aと一致している。勿論、係止部11の端面は第1ブロックCB1の端面CB1aよりも僅かに内側に引っ込んでいてもよい。
第2カプラー20は、幅寸法が第1カプラー10の係止部11と一致し外形が直方体状の軸支部21と、外形が円錐台状の鉄筋取付部22とを一体に有している。軸支部21には上面を開口した凹部21aが設けられ、該軸支部21の端面側(図5及び図6の左端面側)の中央にはその深さが凹部21aの深さと一致した第1カプラー10の切欠き11bと同一幅の切欠き21bが設けられている。また、軸支部21の切欠き21bの両側それぞれには、曲面から成る軸支面21cと傾斜面から成る抜止面21dが上下に連続して設けられている。軸支面21cの高さ寸法と抜止面21dの高さ寸法の比率は約2:1である。図5及び図6に示した第2カプラー20では軸支面21c及び抜止面21dから成る面2つが凹部21aの切欠き側の壁を構成している。さらに、凹部21aの鉄筋取付部側の壁(符号無し)も抜止面21dと同じ傾きで傾斜しており、図6に示す縦断面において凹部21aは全体として左下がりに傾いている。さらに、凹部21aの幅方向の2つの壁それぞれには横断面が台形を成す軸支溝21eが抜止面21dと同じ傾きをもって設けられている。各軸支溝21eはジョイントレバー30の軸部31の突起31bを受容するためのもので、その幅は上端から下方に向かって徐々に狭くなっている。各軸支溝21eはその下端が閉じていて、該下端部21e1は軸支面21cの曲率中心に位置している。一方、鉄筋取付部22には第2鉄筋TRB2の雄ネジ部が螺合可能な雌ネジ穴22aが設けられている。
この第2カプラー20は、鉄筋取付部22の雌ネジ穴22aを第2鉄筋TRB2の雄ネジ部に螺合して該第2鉄筋TRB2に取り付けた状態で第2ブロックCB2に埋設されており、軸支部21の上面と鉄筋取付部22の一部を凹部CB2bを通じて露出している。また、第2ブロックCB2に埋設された第2カプラー20は、軸支部21の端面を第2ブロックCB2の端面CB2aと一致している。勿論、軸支部21の端面は第2ブロックCB2の端面CB2aよりも僅かに内側に引っ込んでいてもよい。
ジョイントレバー30は、外形が略円柱状の軸部31と、外形が略直方体状の腕部32と、外形が略直方体状の係合部33とを一体に有している。軸部31の幅寸法及びこれと直交する方向の寸法は第2カプラー20の軸支部21aの上面開口の幅寸法及びこれと直交する方向の寸法よりも僅かに小さい。また、軸部31の図8中の左側には曲面から成る軸面31aが設けられ、幅方向の両面それぞれには円錐台状の突起31bが設けられている。軸面31aの曲率は第2カプラー20の軸支面21cと一致しており、各突起31bは軸面31aの曲率中心に位置している。各突起31bは第2カプラー20の各軸支溝21eに各々の一部が同時に挿入可能な突出寸法を有している。一方、腕部32の幅寸法は第1カプラー10の切欠き11b及び第2カプラー20の切欠き21bの幅寸法よりも僅かに小さい。他方、係合部33の図8中の右壁は傾斜面から成る係合面33aとなっていて、該係合面33aの傾斜角度は第1カプラー10の係止面11dと一致している。また、係合部33にはネジ挿入孔33bが上面から底面にかけて設けられている。
次に、図1,図2,図9〜図14を参照して、コンクリート構造物の構築方法について説明する。
まず、図9に示すように、第1ブロックCB1の端面CB1aと第2ブロックCB2の端面CB2aとを向かい合わせ、そして、図10に示すように、第1カプラー10の係止部11の端面と第2カプラー20の軸支部21の端面とが整合するように両ブロックCB1,CB2を突き合わせる。
そして、図11に示すように、ジョイントレバー30を傾けた状態でその軸部31を第2カプラー20の凹部21aに挿入し、且つ、両突起31bそれぞれを第2カプラー20の各軸支溝21eに挿入する。各突起31bが各軸支溝21eの下端部21e1に達したところでジョイントレバー30の挿入は制限される。
そして、図12に示すように、挿入後のジョイントレバー30を軸部31を中心として図中反時計回り方向に回転させる。この回転初期段階では回転操作の支障となる抵抗は生じないため、手指によってジョイントレバー30を回転させることができ、ジョイントレバー30は各軸支溝21eの下端部21e1に位置する各突起31bを支点として回転することになる。
この回転によってジョイントレバー30の腕部32が両カプラー10,20の切欠き11b,21bに挿入されると共にジョイントレバー30の係合部33が第1カプラー10の凹部11aに挿入される。このとき、第1カプラー10の各案内面11cはその曲率によってジョイントレバー30の係合部33を凹部11a内に案内する役目を果たす。また、第2カプラー20の各抜止面21dはその傾きによってジョイントレバー30の軸部31の抜け出しを防止する役目を果たす。
係合部33の係合面33aが第1カプラー10の各係止面11dに接触するあたりから回転抵抗が増して手指によるジョイントレバー30の回転が困難となるため、図13及び図14に示すように、これ以降はハンマー等の工具を利用して係合部33の上面に圧力を加えてジョイントレバー30をさらに回転させる。
このさらなる回転によってジョイントレバー30の係合部33が第1カプラー10の凹部11aに押し込まれ、係合部33の係合面33aが第1カプラー10の各係止面11dに強く食い込んで係合部33が第1カプラー10に係止される。また、押し込みにより生じるくさび作用によって第1ブロックCB1と第2ブロックCB2とが引き寄せられて互いの端面CB1a,CB2aが圧接し、両ブロックCB1,CB2が連結される。この回転後期段階ではジョイントレバー30は、各突起31bではなく、各軸支面21cに軸面31aを圧接した状態で両者の曲率中心を支点として回転することになる。
この後は、ジョイントレバー30のネジ挿入孔33bにネジ40を挿入し、図1及び図2に示すように、該ネジ40を第1カプラー10のネジ穴11fにねじ込んで係合部33を固定する。そして、両ブロックCB1,CB2の凹部CB1b,CB1bにモルタル等の補強材(図示省略)を充填して硬化させる。
このように、前述の第1実施形態によれば、ジョイントレバー30の軸部31を第2カプラー20の軸支部21内に挿入した後に該軸部31を中心としてジョイントレバー30を所定方向に回転させて係合部33を第1カプラー10の係止部11内に押し込んで係止させることにより、該押し込みにより生じるくさび作用によって第1ブロックCB1と第2ブロックCB2とを互いの端面CB1a,CB2aが圧接した状態で連結することができる。
つまり、ジョイントレバー30を所定方向に回転させるだけの操作で所期のブロック連結を行うことができるので、ブロック連結に伴う作業を簡単に行うことができ、作業コストの低減を図ることができる。
また、軸部31を中心としたジョイントレバー30の所定方向回転によってくさび作用を発揮させているので、ほぞ穴にくさび部材を差し込む場合に比べて、くさび作用を効果的に発揮させてブロック連結力を十分に確保することができ、堅牢なコンクリート構造物を構築することができる。
さらに、ジョイントレバー30のネジ挿入孔33bに挿入されたネジ40を第1カプラー10のネジ穴11fにねじ込んで係合部33を固定しているので、第1カプラー10の各係止面11dに係止された係合部33に万が一緩みが生じるような場合でもこれを未然に防止することができる。
[第2実施形態]
図15〜図22は本発明の第2実施形態を示す。図15はコンクリート構造物の部分図、図16は図15のd−d線断面図、図17は図15に示した第2カプラーの上面図、図18は図17のe−e線断面図、図19は図15に示したジョイントレバーの上面図、図20は図19の側面図、図21及び図22はコンクリート構造物の構築方法の説明図である。
図中のCB1は第1プレキャストコンクリートブロック(以下、単に第1ブロックと言う)、CB2は第2プレキャストコンクリートブロック(以下、単に第2ブロックと言う)、TRB1は第1鉄筋、TRB2は第2鉄筋、10は第1カプラー、50は第2カプラー、60はジョイントレバー、40はネジである。
本第2実施形態が第1実施形態と異なるところは、第2カプラー20の代わりにこれと形状が異なる第2カプラー50を用いた点と、ジョイントレバー30の代わりにこれと形状が異なるジョイントレバー60を用いた点にある。
まず、図15〜図20を参照して、図示した構成要素それぞれの形状及び構造等について説明する。
第1ブロックCB1,第2ブロックCB2は梁,擁壁,暗渠,水路等のコンクリート構造物を構築するためのものであり、両ブロックCB1,CB2は各々の端面CB1a,CB2aを突き合わせた状態で連結され得る。第1ブロックCB1には第1カプラー10の少なくとも係止部11の上面を露出させるための凹部CB1bが設けられ、第2ブロックCB2には第2カプラー50の少なくとも軸支部51の上面を露出させるための凹部CB2bが設けられている。各凹部CB1b,CB2bは各ブロックCB1,CB2の端面側と一表面側で開口している。図面には各凹部CB1b,CB2bとして傾斜壁を有するものを示してあるが、後述するジョイントレバー60の挿入及び押し込み操作と後述するネジ40の挿入及びねじ込み操作を行えるものであれば各凹部CB1b,CB2bの形状には特段の制限はない。
第1鉄筋TRB1は第1ブロックCB1に埋設され、第2鉄筋TRB2は第2ブロックCB2に埋設されている。各鉄筋TRB1,TRB2は少なくとも端部に雄ネジ部を有する所謂「ネジ鉄筋」であり、該ネジ鉄筋には、通常の鉄筋の端部に雄ネジ部を設けたものや、表面凹凸を有する異形鉄筋の端部に雄ネジ部を設けたものや、雄ネジに相当する螺旋状凸条を表面に有する異形鉄筋等が適宜使用できる。
第1カプラー10は、第1実施形態の第1カプラー10と同じであるためここでの説明を省略する。
第2カプラー50は、幅寸法が第1カプラー10の係止部11と一致し外形が直方体状の軸支部51と、外形が円錐台状の鉄筋取付部52とを一体に有している。軸支部51には上面を開口した凹部51aが設けられ、該軸支部51の端面側(図17及び図18の左端面側)の中央にはその深さが凹部51aの深さと一致した第1カプラー10の切欠き11bと同一幅の切欠き51bが設けられている。また、軸支部51の切欠き51bの両側それぞれには、曲面から成る軸支面51cと傾斜面から成る抜止面51dが上下に連続して設けられている。軸支面51cの高さ寸法と抜止面51dの高さ寸法の比率は約3:2である。図17及び図18に示した第2カプラー50では軸支面51c及び抜止面51dから成る面2つが凹部51aの切欠き側の壁を構成している。さらに、凹部51aの鉄筋取付部側の壁(符号無し)も抜止面51dと同じ傾きで傾斜しており、図18に示す縦断面において凹部51aは全体として左下がりに傾いている。一方、鉄筋取付部52には第2鉄筋TRB2の雄ネジ部が螺合可能な雌ネジ穴52aが設けられている。
この第2カプラー50は、鉄筋取付部52の雌ネジ穴52aを第2鉄筋TRB2の雄ネジ部に螺合して該第2鉄筋TRB2に取り付けた状態で第2ブロックCB2に埋設されており、軸支部51の上面と鉄筋取付部52の一部を凹部CB2bを通じて露出している。また、第2ブロックCB2に埋設された第2カプラー50は、軸支部51の端面を第2ブロックCB2の端面CB2aと一致している。勿論、軸支部51の端面は第2ブロックCB2の端面CB2aよりも僅かに内側に引っ込んでいてもよい。
ジョイントレバー60は、外形が円柱状の軸部61と、外形が略直方体状の腕部62と、外形が略直方体状の係合部63とを一体に有している。軸部61の幅寸法及びこれと直交する方向の寸法は第2カプラー50の軸支部51aの上面開口の幅寸法及びこれと直交する方向の寸法よりも僅かに小さい。また、軸部61の外周面には円形曲面から成る軸面61aが設けられ、該軸面61aの曲率は第2カプラー50の軸支面51cと一致している。一方、腕部62の幅寸法は第1カプラー10の切欠き11b及び第2カプラー50の切欠き51bの幅寸法よりも僅かに小さい。他方、係合部63の図20中の右壁は傾斜面から成る係合面63aとなっていて、該係合面63aの傾斜角度は第1カプラー10の係止面11dと一致している。また、係合部63にはネジ挿入孔63bが上面から底面にかけて設けられている。
次に、図15,図16,図21及び図22を参照して、コンクリート構造物の構築方法について説明する。
まず、第1実施形態と同様に、第1ブロックCB1の端面CB1aと第2ブロックCB2の端面CB2aとを向かい合わせ、そして、第1カプラー10の係止部11の端面と第2カプラー50の軸支部51の端面とが整合するように両ブロックCB1,CB2を突き合わせる。
そして、図21に示すように、ジョイントレバー60を傾けた状態でその軸部61を第2カプラー50の凹部51aに挿入する。軸部61の下端が凹部51a(軸支面51c)の下端に達したところでジョイントレバー60の挿入は制限される。
そして、図22に示すように、挿入後のジョイントレバー60を軸部61を中心として図中反時計回り方向に回転させる。この回転初期段階では回転操作の支障となる抵抗は生じないため、手指によってジョイントレバー30を回転させることができ、ジョイントレバー60は各軸支面51cに軸面61aを接した状態で両者の曲率中心を支点として回転することになる。
この回転によってジョイントレバー60の腕部62が両カプラー10,50の切欠き11b,51bに挿入されると共にジョイントレバー60の係合部63が第1カプラー10の凹部11aに挿入される。このとき、第1カプラー10の各案内面11cはその曲率によってジョイントレバー60の係合部63を凹部11a内に案内する役目を果たす。また、第2カプラー60の各抜止面51dはその傾きによってジョイントレバー60の軸部61の抜け出しを防止する役目を果たす。
係合部63の係合面63aが第1カプラー10の各係止面11dに接触するあたりから回転抵抗が増して手指によるジョイントレバー60の回転が困難となるため、図13及び図14と同様に、これ以降はハンマー等の工具を利用して係合部63の上面に圧力を加えてジョイントレバー60をさらに回転させる。
このさらなる回転によってジョイントレバー60の係合部63が第1カプラー10の凹部11aに押し込まれ、係合部63の係合面63aが第1カプラー10の各係止面11dに強く食い込んで係合部63が第1カプラー10に係止される。また、押し込みにより生じるくさび作用によって第1ブロックCB1と第2ブロックCB2とが引き寄せられて互いの端面CB1a,CB2aが圧接し、両ブロックCB1,CB2が連結される。この回転後期段階ではジョイントレバー60は各軸支面51cに軸面61aを圧接した状態で両者の曲率中心を支点として回転することになる。
この後は、ジョイントレバー60のネジ挿入孔63bにネジ40を挿入し、図15及び図16に示すように、該ネジ40を第1カプラー10のネジ穴11fにねじ込んで係合部63を固定する。そして、両ブロックCB1,CB2の凹部CB1b,CB1bにモルタル等の補強材(図示省略)を充填して硬化させる。
このように、前述の第2実施形態によれば、ジョイントレバー60の軸部61を第2カプラー50の軸支部51内に挿入した後に該軸部61を中心としてジョイントレバー60を所定方向に回転させて係合部63を第1カプラー10の係止部11内に押し込んで係止させることにより、該押し込みにより生じるくさび作用によって第1ブロックCB1と第2ブロックCB2とを互いの端面CB1a,CB2aが圧接した状態で連結することができる。
つまり、ジョイントレバー60を所定方向に回転させるだけの操作で所期のブロック連結を行うことができるので、ブロック連結に伴う作業を簡単に行うことができ、作業コストの低減を図ることができる。
また、軸部61を中心としたジョイントレバー60の所定方向回転によってくさび作用を発揮させているので、ほぞ穴にくさび部材を差し込む場合に比べて、くさび作用を効果的に発揮させてブロック連結力を十分に確保することができ、堅牢なコンクリート構造物を構築することができる。
さらに、ジョイントレバー60のネジ挿入孔63bに挿入されたネジ40を第1カプラー10のネジ穴11fにねじ込んで係合部63を固定しているので、第1カプラー10の各係止面11dに係止された係合部63に万が一緩みが生じるような場合でもこれを未然に防止することができる。
さらに、第1実施形態のような軸支溝21e及び突起31bが不要であるので、第2カプラー50及びジョイントレバー60の形状を簡素化して各々の製造コストを低減することができる。
本発明の第1実施形態を示すコンクリート構造物の部分図である。 図1のa−a線断面図である。 図1に示した第1カプラーの上面図である。 図3のb−b線断面図である。 図1に示した第2カプラーの上面図である。 図5のc−c線断面図である。 図1に示したジョイントレバーの上面図である。 図7の側面図である。 コンクリート構造物の構築方法の説明図である。 コンクリート構造物の構築方法の説明図である。 コンクリート構造物の構築方法の説明図である。 コンクリート構造物の構築方法の説明図である。 コンクリート構造物の構築方法の説明図である。 コンクリート構造物の構築方法の説明図である。 本発明の第1実施形態を示すコンクリート構造物の部分図である。 図15のd−d線断面図である。 図15に示した第2カプラーの上面図である。 図17のe−e線断面図である。 図15に示したジョイントレバーの上面図である。 図19の側面図である。 コンクリート構造物の構築方法の説明図である。 コンクリート構造物の構築方法の説明図である。
符号の説明
CB1…第1ブロック、CB2…第2ブロック、TRB1…第1鉄筋、TRB2…第2鉄筋、10…第1カプラー、11…係止部、11a…凹部、11b…切欠き、11c…案内面、11d…係止面、11e…張出部、11f…ネジ穴、12…鉄筋取付部、12a…雌ネジ穴、20…第2カプラー、21…軸支部、21a…凹部、21b…切欠き、21c…軸支面、21d…抜止面、21e…軸支溝、22…鉄筋取付部、22a…雌ネジ穴、30…ジョイントレバー、31…軸部、31a…軸面、32…腕部、33…係合部、33a…係合面、33b…ネジ挿入孔、40…ネジ、50…第2カプラー、51…軸支部、51a…凹部、51b…切欠き、51c…軸支面、51d…抜止面、52…鉄筋取付部、52a…雌ネジ穴、60…ジョイントレバー、61…軸部、61a…軸面、62…腕部、63…係合部、63a…係合面、63b…ネジ挿入孔。

Claims (2)

  1. 第1鉄筋が埋設された第1ブロックと、
    第2鉄筋が埋設された第2ブロックと、
    係止用凹部が設けられた係止部と鉄筋取付部とを一体に有し鉄筋取付部を第1鉄筋に取り付けられた第1カプラーと、
    軸支用凹部が設けられた軸支部と鉄筋取付部とを一体に有し鉄筋取付部を第2鉄筋に取り付けられた第2カプラーと、
    第2カプラーの軸支用凹部内に回転自在に支持され得る軸部と第1カプラーの係止用凹部内にくさび作用を伴って係止され得る係合部とを一体に有するジョイントレバーとを備え、
    ジョイントレバーの軸部を第2カプラーの軸支用凹部内に挿入した後に該軸部を中心としてジョイントレバーを所定方向に回転させて係合部を第1カプラーの係止用凹部内に押し込んで係止させることにより、該押し込みにより生じるくさび作用によって第1ブロックと第2ブロックとが互いの端面が圧接した状態で連結されている、
    ことを特徴とするコンクリート構造物。
  2. 第1鉄筋が埋設された第1ブロックと第2鉄筋が埋設された第2ブロックとを互いの端面が圧接した状態で連結するための連結器であって、
    該連結器は、
    係止用凹部が設けられた係止部と鉄筋取付部とを一体に有し鉄筋取付部を第1鉄筋に取り付けられ得る第1カプラーと、
    軸支用凹部が設けられた軸支部と鉄筋取付部とを一体に有し鉄筋取付部を第2鉄筋に取り付けられ得る第2カプラーと、
    第2カプラーの軸支用凹部内に回転自在に支持され得る軸部と第1カプラーの係止用凹部内にくさび作用を伴って係止され得る係合部とを一体に有するジョイントレバーとを備え、
    ジョイントレバーの軸部を第2カプラーの軸支用凹部内に挿入した後に該軸部を中心としてジョイントレバーを所定方向に回転させて係合部を第1カプラーの係止用凹部内に押し込んで係止させることにより、該押し込みにより生じるくさび作用によって第1ブロックと第2ブロックとを互いの端面が圧接した状態で連結し得る、
    ことを特徴とするコンクリート構造物構築用の連結器。
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