JP2007031996A - 目地形成材及びそれを用いた模様形成方法 - Google Patents

目地形成材及びそれを用いた模様形成方法 Download PDF

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学 小山
Takeshi Ota
健 大田
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Abstract

【課題】形成される模様の自由度が高く、斬新な目地模様面が形成可能となる手法を提供する。
【解決手段】基材に目地形成材を貼着した後、塗材を塗装し、目地形成材を除去することによって目地模様を形成する模様形成方法において、目地形成材として、仮想多角形の内部に任意模様の線状体が設けられるとともに、該仮想多角形の各辺に線状体縁部を有し、目地形成材の外縁に隣接する領域において、仮想多角形の中心点を軸として目地形成材を回転させた場合に、重なり合う辺上において線状体縁部が合致するように線状体が設けられてなるものを使用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物内外装面等において目地模様を形成する際に用いる目地形成材、及びその目地形成材を用いた模様形成方法に関するものである。
従来、建築物内外装面等に対し塗装によって種々の目地模様を形成する方法が提案されている。例えば、目地模様を打ち抜いた地厚の型紙を壁面等に貼り付けた上から吹き付け材を吹き付けた後、型紙を剥離して目地模様を形成する方法がある(特許文献1等)。このような方法では、陶磁器タイル調、レンガ調等の格子状の目地模様を形成することができ、タイルやレンガを一枚一枚貼り付ける場合に比べ施工効率化の点で有利である。
しかしながら、従来の型紙はいずれも、特許文献1の第1図に示されるように方形の内部を打ち抜いた形態であり、得られる目地模様が決められた形状の繰り返しになってしまう等、模様の自由度には限界がある。
特許第2719651号公報
本発明は以上のような問題点に鑑みなされたものであり、形成される模様の自由度が高く、斬新な目地模様面が形成可能となる手法を提案することを目的とするものである。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、特定条件を満たす目地形成材を用いて目地模様を形成する方法に想到し、本発明を完成させるに到った。
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.塗装により目地模様を形成するための目地形成材であって、
目地形成材の外縁は、仮想多角形を想定し、該仮想多角形の内部に任意模様の線状体が設けられるとともに、該仮想多角形の各辺に線状体縁部を有するものであり、
目地形成材の外縁に隣接する領域において、仮想多角形の中心点を軸として目地形成材を回転させた場合に、重なり合う辺上において線状体縁部が合致するように線状体が設けられてなることを特徴とする目地形成材。
2.基材に目地形成材を貼着した後、塗材を塗装し、目地形成材を除去することによって目地模様を形成する模様形成方法において、
目地形成材として1.記載の目地形成材を用い、
目地形成材を貼着した領域に隣接する領域では、線状体縁部が合致するように目地形成材を回転させて貼着することを特徴とする模様形成方法。
本発明では、形成される模様の自由度が高く、斬新な目地模様面を得ることができる。特に本発明では、特定条件を満たす目地形成材を使用するため、被塗面全面にわたる連続的な目地模様を容易に形成できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
[目地形成材]
本発明で用いる目地形成材は、その外縁が、仮想多角形を想定し、該仮想多角形の内部に任意模様の線状体が設けられるとともに、該仮想多角形の各辺に線状体縁部を有するものであり、かつ、目地形成材の外縁に隣接する領域において、仮想多角形の中心点を軸として目地形成材を回転させた場合に、重なり合う辺上において線状体縁部が合致するように線状体が設けられてなるものである。
本発明における目地形成材の一例を図1に示す。図2は、図1の目地形成材の平面図である。図1の目地形成材は、仮想多角形として正方形を想定したもの(図2の点線部B)であり、その内部に4本の線状体が組み合わされた模様が設けられている。仮想正方形のそれぞれの辺上には、線状体の縁部1〜4がある。
図3は、図1で示す目地形成材の外縁に隣接する領域において、仮想多角形の中心点5を軸として目地形成材を回転させた状態を示すものである。
図3(ア)では、外縁の右側の隣接領域において、目地形成材を右向きに90°回転させた場合を示している。この(ア)では、重なり合う辺上において縁部2と縁部3が合致している。
図3(イ)は180°回転させた場合、図3(ウ)は270°回転させた場合、図3(エ)は360°回転させた場合を示している。これら(ア)〜(エ)において、線状体縁部はいずれも重なり合う辺上で合致している。
図2の目地形成材では、縁部どうしの組み合せが計16通りあるが、いずれの組み合わせにおいても、線状体縁部は合致する。
本発明における目地形成材は、このように、各辺上において線状体縁部が合致するように線状体が設けられてなるものである。このような条件で線状体が設けられていることにより、変化のある連続的な目地模様を容易に形成することが可能となる。
なお、図2では、それぞれの辺上に1箇所の縁部を有する場合を示したが、回転時に縁部が合致する限り、縁部は一辺に2箇所以上設けられていてもよい。その一例を図5に示す。
また、線状体Aの各縁部における幅は同一であることが望ましいが、仮想多角形の内部における線状体Aの幅は、変化していてもよい。
線状体Aの材質は特に限定されず、例えば、樹脂発泡体、プラスチック、ゴム等が使用できる。
線状体Aの厚みは適宜設定することができるが、通常は0.5〜10mm程度である。線状体Aの幅は、通常2〜20mm程度である。
線状体Aの裏面や表面には、粘着層、剥離紙等を設けることもできる。
線状体Aと塗材が接する部分には、必要に応じ離型剤等による処理を行っておいてもよい。
図1では、仮想多角形として正方形を用いた場合を挙げたが、この他にも、例えば、二等辺三角形(図7)、長方形、台形、平行四辺形、菱形等、さらには五角形以上の多角形を仮想多角形とすることもできる。模様の自由度や作業効率等を考慮すると、正三角形、正方形、正六角形等の正多角形が好適である。
本発明における目地形成材は、上述のような条件を満たすことにより、仮想多角形の内部において自由な模様を設計することができる。仮想多角形内部における線状体による模様は任意であり、対称性を有さないものであってもよい。
[模様形成方法]
本発明の模様形成は、主に建築物の内外装用として有用であり、内外壁、天井、床等を構成する各種基材表面に対して適用することができる。具体的にその基材としては、例えば、天然平板、合板等の木質基材、石膏ボード、コンクリート、モルタル、繊維混入セメント板、セメント珪酸カルシウム板、スラグセメントパーライト板、石綿セメント板、ALC板、サイディング板、押出成形板、鋼板、プラスチック板等が挙げられる。これら基材の表面は、何らかの表面処理(例えば、パテ、シーラー、サーフェーサー、フィラー等)が施されたものでもよく、既に塗膜が形成されたものや壁紙が貼り付けられたものでもよい。ここで、着色シーラー等により、基材に着色を施しておけば、その色を最終的な目地色とすることができる。
本発明では、このような基材に対し、まず上述の目地形成材を貼着する。
目地形成材を貼着する方法は公知の方法を採用すればよい。このうち、予め目地形成材の裏面側に粘着層及び剥離紙層を設けたものを用意しておけば、施工現場で剥離紙層を剥離するだけで貼り付けることができ、作業効率を高めることができる。
この貼着工程においては、面方向に順次目地形成材を貼着していけばよい。この際、最初に目地形成材を貼着した領域に隣接する領域では、目地形成材の線状体縁部が合致するように目地形成材を回転させて貼着することができる。このように目地形成材を回転させながら順次貼着していくことで、変化のある連続的な目地模様を容易に形成することができる。
図4は、図1に示す目地形成材を回転させて貼着することにより形成される模様面の一例を示したものである。図1の目地形成材は正方形をベースとするものであるため、縦方向と横方向に連続して貼着することができる。このとき、それぞれの領域において、縁部1を上方とする場合、縁部2を上方とする場合、縁部3を上方とする場合、縁部4を上方とする場合の計4パターンを任意に選択して、押圧を行うことができる。隣り合う領域では、線状体縁部が合致するため、全体として連続的な模様を得ることができる。
図4では、1種の目地形成材を用いた場合を示したが、回転させた場合に線状体縁部が合致するような形状であれば、内部の線状体模様が異なる複数の目地形成材を組み合わせて使用することも可能である。
図6は、図5に示す目地形成材を回転させて貼着することにより形成される模様面の一例を示したものである。
図8は、図7に示す目地形成材を回転させて貼着することにより形成される模様面の一例を示したものである。図7の目地形成材は二等辺三角形をベースとするものであり、隣接する領域において回転させた場合、重なり合う(長さが等しい)辺上において線状体縁部は合致する。
目地形成材を貼り付けた後、目地形成材の線状体の間隙に塗材を塗り付ける。塗材としては、特に限定されず、例えば、JIS A 6909に規定される建築用仕上塗材及びこれらの類似材料、石材調塗材、調湿性仕上塗材、左官用の各種内外装用仕上塗材、各種塗り床材、天井材、舗装材等が挙げられる。特に、好ましい形態として、砂岩調、天然石調、自然石調等の質感を有する塗材が挙げられる。
このような塗材は、コテ塗り、吹付塗り、ローラー塗り等の方法により塗付することができる。塗材の塗付量は、所望の模様に応じて適宜設定すればよいが、通常は、線状体の厚みと同程度となるように塗付する。
塗材を塗付した後、目地形成材を除去することにより、目地溝が形成され、目地模様を得ることができる。目地形成材を除去するタイミングは、目地溝が形成可能な時間内で適宜設定すればよいが、通常は塗材を塗付してから1〜72時間後である。目地形成材として、その表面側に剥離紙層を設けたものを用いる場合は、塗材を塗付した後、乾燥初期段階でまず剥離紙層を剥離し、次に乾燥硬化が進行した後に目地形成材本体を除去することで、美観性の高い目地形状を容易に形成することができる。
目地形成材を除去した後は、そのまま塗膜を乾燥すればよい。乾燥は通常、常温(5〜40℃程度)で行えばよい。常温で乾燥を行う場合は通常、塗付後24時間以上の乾燥時間を設けることにより、硬化塗膜を形成することができる。なお、塗材の乾燥は、必要に応じ高温下で行うこともできる。
本発明では、塗材の乾燥後、必要に応じクリヤー塗料や撥水剤等を塗付することもできる。
以下に実施例を示し、本発明の特徴をより明確にする。
(実施例1)
アクリル樹脂エマルション(固形分50重量%、最低造膜温度20℃)200重量部に対し、酸化チタン分散液(固形分70重量%)を40重量部、重質炭酸カルシウム(粒子径5〜10μm)を150重量部、寒水石(粒子径0.1〜0.3mm)を280重量部、造膜助剤を14重量部、水を60重量部、増粘剤を5重量部、消泡剤を3重量部常法により均一に混合して塗材を製造した。
基材として、予め灰色のシーラーにより塗装が施されたスレート板(90×90cm)を用意し、この基材に対し、図1に示す形状の目地形成材(外縁の形状:一辺30cmの正方形、線状体の幅:10mm、線状体の高さ:2mm)を用いて、目地形成材を回転させながら連続的に貼着した。
次いで、上記塗材を、目地形成材の線状体の間隙に充填するようにコテ塗りし、24時間放置後、目地形成材の端部を手でつまんで引き剥がすことにより、目地形成材を除去した。その結果、図4に示す目地模様を得ることができた。なお、塗装作業及び乾燥は、すべて温度23℃・相対湿度50%下で行った。
目地形成材の一例を示す斜視図である。 目地形成材(図1)の平面図である。 図1の目地形成材につき、外縁に隣接する領域において、仮想多角形の中心点を軸として目地形成材を回転させた状態を示す図である。 目地形成材(図1)により形成された模様面の一例を示す図である。 目地形成材の一例を示す平面図である。 目地形成材(図5)により形成された模様面の一例を示す図である。 目地形成材の一例を示す平面図である。 目地形成材(図7)により形成された模様面の一例を示す図である。
符号の説明
A:線状体
B:仮想多角形
1〜4:縁部
5:中心点

Claims (2)

  1. 塗装により目地模様を形成するための目地形成材であって、
    目地形成材の外縁は、仮想多角形を想定し、該仮想多角形の内部に任意模様の線状体が設けられるとともに、該仮想多角形の各辺に線状体縁部を有するものであり、
    目地形成材の外縁に隣接する領域において、仮想多角形の中心点を軸として目地形成材を回転させた場合に、重なり合う辺上において線状体縁部が合致するように線状体が設けられてなることを特徴とする目地形成材。
  2. 基材に目地形成材を貼着した後、塗材を塗装し、目地形成材を除去することによって目地模様を形成する模様形成方法において、
    目地形成材として請求項1記載の目地形成材を用い、
    目地形成材を貼着した領域に隣接する領域では、線状体縁部が合致するように目地形成材を回転させて貼着することを特徴とする模様形成方法。
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