JP2007031524A - ウレタンゴム成形体、複合成形体、及び複合成形体の製造方法 - Google Patents

ウレタンゴム成形体、複合成形体、及び複合成形体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 湿式めっき工程など樹脂処理工程を経ても変質しない耐酸性を有し、かつ、滑りにくい触感などのゴム弾性体の特性を備えたゴム成形体を得ること、および、このゴム成形体とともに樹脂成形体の表面に湿式めっきを施した金属層を有する複合成形体を得ること。
【解決手段】 カプロラクタム系又はアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物と、スチレン系ゴム組成物またはオレフィン系ゴム組成物とを含有し、前者と後者の混合比が、スチレン系であれば90重量%:10重量%〜50重量%:50重量%、オレフィン系であれば、90重量%:10重量%〜70重量%:30重量%であるウレタン混合組成物で形成するウレタンゴム成形体6とした。また、このウレタンゴム成形体6と、湿式めっき金属層7とを設けた複合成形体2とした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、耐酸性に強いとともに、柔らかく滑りにくいウレタンゴム組成物から形成されるウレタンゴム成形体と、硬質な樹脂成形体から形成される複合成形体とその製造方法に関するものである。
携帯電話機等の各種電子機器や自動車、機械などの各種部品としてゴム成形体が広く知られている。ゴム成形体は、柔らかく柔軟性があり、容易に変形し元の形状に戻ることから、電子機器等の各種部品としての利用価値が高い。
このゴム成形体は、例えばパッキンなどのようにそれ自体単独で電子機器の部品として用いられることもあるが、各種コネクタや防振ダンパ、押釦スイッチ用キーパッド、自動車の内装部品などのように硬質の樹脂成形体と組み合わせて用いられることも多く、例えば、特開2004−031177号公報(特許文献1)や、特開2004−288459号公報(特許文献2)には、ゴム成形体と硬質の樹脂成形体との複合成形体であるスライド式キーシートが記載されている。
特開2004−031177号公報 特開2004−288459号公報
これらのゴム成形体と樹脂成形体とからなる複合成形体は、種々の用途、目的に合わせて製造されるが、ゴム成形体と樹脂成形体とを組み合わせた後、種々の後加工がなされることも多く、樹脂成形体に対する湿式めっき工程や、エッチング工程によってゴム成形体が粗化劣化して、外観上の見映えを損ねたり、脆くなったり、ゴム特有の触感が損なわれたりすることがあった。特に、樹脂成形体に金属調の装飾を施こす湿式めっきを行う際には、強酸性のクロム溶液で樹脂成形体の表面に微小な凹凸形状を施すクロムエッチング工程を経るため、ゴム成形体の粗化劣化が問題となる。
そこで、本発明は、湿式めっき工程など樹脂処理工程を経ても変質しない耐酸性を有し、かつ、滑りにくい触感などのゴム弾性体の特性を備えたゴム成形体を得ることを目的とする。また本発明は、このゴム成形体とともに樹脂成形体の表面に湿式めっきを施した金属層を有する複合成形体を得ることも目的とする。さらに本発明は、この複合成形体の製造方法を得ることを目的とする。
第1に、本発明は以下のウレタンゴム成形体を提供する。
本発明は、カプロラクタム系又はアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物と、スチレン系ゴム組成物とを含有し、前者と後者の混合比が、90重量%:10重量%〜50重量%:50重量%であるウレタン混合組成物で形成するウレタンゴム成形体である。
カプロラクタム系又はアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物と、スチレン系ゴム組成物とを含有し、前者と後者の混合比が、90重量%:10重量%〜50重量%:50重量%であるウレタン混合組成物で形成するウレタンゴム成形体としている。このため、耐酸性に優れ湿式めっき法による処理を施しても変質することなく、かつ軟質で滑りにくいという触感を有するウレタンゴム成形体が得られる。
また、本発明は、カプロラクタム系又はアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物と、オレフィン系ゴム組成物とを含有し、前者と後者の混合比が、90重量%:10重量%〜70重量%:30重量%であるウレタン混合組成物で形成するウレタンゴム成形体である。
カプロラクタム系又はアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物と、オレフィン系ゴム組成物とを含有し、前者と後者の混合比が、90重量%:10重量%〜70重量%:30重量%であるウレタン混合組成物で形成するウレタンゴム成形体としている。このため、耐酸性に優れ湿式めっき法による処理を施しても変質することなく、かつ軟質で滑りにくいという触感を有するウレタンゴム成形体が得られる。
上記各ウレタンゴム成形体の硬度は、ショアーA硬度80未満として構成できる。ウレタンゴム成形体の高度をショアーA高度80未満としたため、摩擦係数は1.0以上になり、滑りにくいという触感を有するウレタンゴム成形体となる。
次に本発明は、以下の複合成形体を提供する。
本発明は、樹脂成形体の表面に、(A)カプロラクタム系又はアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物と、スチレン系ゴム組成物とを含有し、前者と後者の混合比が90重量%:10重量%〜50重量%:50重量%であるウレタン混合組成物、または(B)カプロラクタム系又はアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物と、オレフィン系ゴム組成物とを含有し、前者と後者の混合比が90重量%:10重量%〜70重量%:30重量%であるウレタン混合組成物、で形成するウレタンゴム成形体と、湿式めっき金属層とを設けた複合成形体である。
樹脂成形体の表面に、上記(A)または(B)で表されるウレタン混合組成物で形成するウレタンゴム成形体と、湿式めっき金属層とを設けている。このため、樹脂成形体の表面に、滑りにくいという触感を有するゴム状部分と耐摩耗性や鏡面光沢に優れる金属層とが併存した良品質な複合成形体となる。
本発明は前記複合成形体について、上記樹脂成形体を透光性の硬質樹脂で形成し、前記ウレタンゴム成形体を透光性の前記(A)または(B)で表されるウレタン混合組成物で形成するものである。
前記樹脂成形体及び前記ウレタンゴム成形体を、透光性の性質をもつ材料で形成したため、この複合成形体に光を当てると、樹脂成形体の側から入光した光は樹脂成形体、ウレタンゴム成形体をそれぞれ透過して外に照射される。ところが、金属層に当たった光は透過しない。そのため、ウレタンゴム成形体と金属層で模様、記号等を形成し、ウレタンゴム成形体が明るく照光するデザインに優れた複合成形体となる。
さらに本発明は、以下の複合成形体の製造方法を提供する。
本発明は、樹脂成形体にウレタンゴム成形体と、湿式めっき金属層とを設けた複合成形体の製造方法であって、無電解めっきが付く樹脂成形体に、(A)カプロラクタム系又はアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物と、スチレン系ゴム組成物とを含有し、前者と後者の混合比が90重量%:10重量%〜50重量%:50重量%であるウレタン混合組成物、または(B)カプロラクタム系又はアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物と、オレフィン系ゴム組成物とを含有し、前者と後者の混合比が90重量%〜10重量%〜70重量部:30重量%であるウレタン混合組成物、で形成するウレタンゴム成形体を固着した後、該樹脂成形体の表面に湿式めっきにより金属層を形成する複合成形体の製造方法である。
無電解めっきが付く樹脂成形体に、上記(A)又は(B)で表されるウレタン混合組成物でなるウレタンゴム成形体を固着した後、該樹脂成形体の表面に湿式めっきにより金属層を形成する複合成形体を製造する。したがって、樹脂成形体にウレタンゴム成形体を直接固着するため、樹脂成形体に対してウレタンゴム成形体を強固に固着できる。また、上記(A)又は(B)で表されるウレタン混合組成物で形成するウレタンゴム成形体は耐酸性に優れているため、ウレタンゴム成形体の固着工程後に、湿式めっき処理におけるクロムエッチング工程を行って金属層を形成してもウレタンゴム成形体の表面が粗化劣化することはない。よって、滑りにくいという触感を有し耐久性のあるゴム状弾性体でなる部分と耐摩耗性や鏡面光沢に優れる金属層とが併設した良品質の複合成形体を得ることができる。
前記樹脂成形体にウレタンゴム成形体を固着する工程については、前記樹脂成形体を複合成形体成形金型に移載し、該金型内に溶融状態の前記ウレタン混合組成物を充填し硬化させて、前記ウレタンゴム成形体を前記樹脂成形体に固着させることができる。
前記樹脂成形体を複合成形体成形金型に移載し、該金型内に溶融状態の前記ウレタン混合組成物を充填し硬化させて、前記ウレタンゴム成形体を前記樹脂成形体に固着させたため、ウレタン混合組成物の硬化と、樹脂成形体に対するウレタンゴム成形体の固着とが同時に行え、製造工程が簡略化できる。また、成形金型内にてウレタンゴム成形体を固着させたため、固着治具を別途用いることなく高い位置決め精度にて、容易に固着できる。
また、前記樹脂成形体にウレタンゴム成形体を固着する工程については、下型と二種類の上型とで構成する二色成形用金型を用い、該下型と一次成形用上型とで前記樹脂成形体を形成した後、一次成形用上型から二次成形用上型に代えて、該金型内に溶融状態の前記ウレタン混合組成物を充填し硬化させて、前記ウレタンゴム成形体を前記樹脂成形体に固着させることができる。
下型と二種類の上型とで構成する二色成形用金型を用い、該下型と一次成形用上型とで前記樹脂成形体を形成した後、一次成形用上型から二次成形用上型に代えて、該金型内に溶融状態の前記ウレタン混合組成物を充填し硬化させて、前記ウレタンゴム成形体を前記樹脂成形体に固着させたため、樹脂成形体用の一次成形用金型から、ウレタンゴム成形体用の二次成形用金型に、樹脂成形体を移す操作が不要となり、短時間で製造でき、安価な複合成形体が得られる。
本発明のウレタンゴム成形体によれば、耐酸性に優れ湿式めっき法による処理工程で変性されず、かつ軟質で滑りにくいという触感を有する。このため、樹脂成形体の表面に、このウレタンゴム成形体を設ければ、滑りにくいという触感を有するゴム状部分と、耐摩耗性や鏡面光沢に優れる湿式めっきによる金属層との併設した複合成形体を容易に得ることができる。
本発明の複合成形体によれば、樹脂成形体の表面に、滑りにくいという触感を有するゴム状部分と、耐摩耗性や鏡面光沢に優れる金属層とが併設した良品質の複合成形体である。
本発明の複合成形体の製造方法によれば、樹脂成形体に対してウレタンゴム成形体を強固に固着でき、ウレタンゴム成形体が粗化劣化することはない。このため、滑りにくいという触感を有するゴム状部分と、耐摩耗性や鏡面光沢に優れる金属層とが併設した品質の良い複合成形体を製造することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各実施形態で共通する構成については重複説明を省略する。
A.ウレタンゴム成形体
第1実施形態: 第1実施形態のウレタンゴム成形体は、カプロラクタム系又はアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物と、スチレン系ゴム組成物とを含有し、前者と後者の混合比が、90重量%:10重量%〜50重量%:50重量%であるウレタン混合組成物で形成するものである。
第1実施形態におけるウレタンゴム成形体は、カプロラクタム系又はアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物に、スチレン系ゴム組成物を配合したウレタン混合組成物を形成している。ここで、ウレタンゴム組成物には、カプロラクタム系又はアジペートエステル系のウレタンゴム組成物を用いる。カプロラクタム系又はアジペートエステル系は、通常のウレタンゴム組成物が持つ耐摩耗性に加えて、耐酸性に優れる性質も有しているからである。一方、例えば、エーテル系のウレタンゴム組成物は、耐酸性が好ましくない。また、これらのウレタンゴム組成物を軟質化するスチレン系ゴム組成物を加えている。スチレン系ゴム組成物は上記ウレタンゴム組成物と相溶し耐酸性を有しているからである。一方、例えば、アミド系ゴム組成物やエステル系ゴム組成物ウレタンゴム組成物と相溶するが、いずれも耐酸性が好ましくない。
ウレタンゴム組成物とスチレン系ゴム組成物の混合物中におけるスチレン系ゴム組成物の割合は10重量%〜50重量%である。10重量%未満では、ウレタン混合組成物が硬く、滑り易く、ゴム様の触感を有しない。一方、50重量%を超えると、ウレタン混合組成物表面の耐酸性が弱くなり、酸性溶液処理に対して粗化劣化してしまう。
上記ウレタン混合組成物には、上記ウレタンゴム組成物と上記スチレン系ゴム組成物の相溶性が良く、両者の混合物のみで形成されるが、必要に応じて、混練剤、相溶化剤、滑剤、保存剤等の第3成分を含むことも可能である。しかしながら、本発明の効果を損なわないように注意する必要がある。
第2実施形態: 第2実施形態のウレタンゴム成形体は、カプロラクタム系又はアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物と、オレフィン系ゴム組成物とを含有し、前者と後者の混合比が、90重量%:10重量%〜70重量%:30重量%であるウレタン混合組成物で形成するものである。
第2実施形態におけるウレタンゴム成形体は、カプロラクタム系又はアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物に、オレフィン系ゴム組成物を配合したウレタン混合組成物を形成している。ここで、ウレタンゴム組成物には、カプロラクタム系又はアジペートエステル系のウレタンゴム組成物を用いる。カプロラクタム系又はアジペートエステル系は、通常のウレタンゴム組成物が持つ耐摩耗性に加えて、耐酸性に優れる性質も有している。一方、例えば、エーテル系のウレタンゴム組成物は、耐酸性が好ましくない。また、これらのウレタンゴム組成物を軟質化するオレフィン系ゴム組成物を加えている。オレフィン系ゴム組成物は上記ウレタンゴム組成物と相溶し耐酸性を有しているからである。一方、例えば、アミド系ゴム組成物やエステル系ゴム組成物ウレタンゴム組成物と相溶するが、いずれも耐酸性が好ましくない。
ウレタンゴム組成物とオレフィン系ゴム組成物の混合物中におけるオレフィン系ゴム組成物の割合は10重量%〜30重量%である。10重量%未満では、ウレタン混合組成物が硬く、滑り易く、ゴム様の触感を有しない。一方、30重量%を超えると、ウレタン混合組成物表面の耐酸性が弱くなり、酸性溶液処理に対して粗化劣化してしまう。
上記ウレタン混合組成物には、上記ウレタンゴム組成物と上記オレフィン系ゴム組成物の相溶性が良く、両者の混合物のみで形成されるが、必要に応じて、混練剤、相溶化剤、滑剤、保存剤等の第3成分を含むことも可能である。しかしながら、本発明の効果を損なわないように注意する必要がある。
B.複合成形体
次に、前述のウレタンゴム成形体と湿式めっき金属層とを設けた複合成形体およびその製造方法を説明する。第3実施形態では、携帯電話機に用いられる複合成形体を、第4実施形態では、デジタルスチールカメラに用いられる複合成形体を例示して説明する。
第3実施形態〔図1〜図7〕: 第3実施形態の複合成形体は、図1で示す携帯電話機1に内蔵して用いられる多方向操作釦2である。多方向操作釦2は、図2(A)で示すように、他の押釦3,3とともにゴム状弾性体でなるベースシート4に固着して備えられているが、他の押釦3と比較して異なる形状をし、また異なるデザインが施されている。
多方向操作釦2の拡大平面図を図2(B)に、その断面図を図3に示す。多方向操作釦2は、図3で示すように、硬質樹脂から形成された円環状の樹脂成形体である操作釦本体5に、所定のウレタンゴム成形体でなる軟質の滑止部6と、湿式めっき金属層7と、を設けて構成されている。
操作釦本体5の外周面5aの下端には、外方に突出する鍔部5bを形成してある。該鍔部5bは、携帯電話機1の筐体に形成された操作開口1aと係合する。また、操作釦本体5の内周面5cの下端には、溝5dを形成してある。該溝5dは、多方向操作釦2の中央孔2aに配置される押釦3の外周鍔部3aと係合する。
滑止部6は、第1実施形態や第2実施形態で示した所定のウレタン混合組成物で形成されるウレタンゴム成形体でなり、操作釦本体5の外周面5aを覆うとともに、操作釦本体5の上面5e側に突出して上面5eの外縁をも覆うように、操作釦本体5に直接固着して設けてある。
金属層7は、操作釦本体5の全表面のうち、滑止部6が固着していない残余の表面に設けられている。即ち、操作釦本体5の上面5eの内縁側、内周面5c、ベースシート対向面5f、および鍔部5bを覆うように設けられている。こうして、硬質樹脂でなる操作釦本体5の表面を、滑止部6または金属層7で覆う多方向操作釦2が形成されている。
操作釦本体5を形成する硬質樹脂は、湿式めっきにより金属層7が付着する硬質樹脂であり、密着性がよく、汚れ難く、耐摩耗性に優れた鏡面光沢を発現する金属層7を形成できるものが好ましい。例えば、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリフェニレンオキサイド(PPO)樹脂、ポリアセタール(POM)樹脂、ポリスルフォン樹脂等の樹脂の他、これらのアロイ樹脂、これらの変性樹脂等が挙げられる。
次に、多方向操作釦2の製造方法について説明する。
まず、図4で示すように、操作釦本体5を成形する一次成形金型である一次成形用上型8aと一次成形用下型8bを用いて、この一次成形金型8a,8bに溶融状態の前記硬質樹脂を充填し硬化させて操作釦本体5を形成する。次に、図5で示すように、一次成形用下型8bを二色成形用金型としての二次成形用下型9bとして用い、二次成形用上型9aと二次成形用下型9b(8b)に操作釦本体5を載置したまま溶融状態の所定のウレタン混合組成物を充填し硬化させて、操作釦本体5に滑止部6を直接固着して二色成形を行う。
上記製造工程では、一次成形金型8bと二次成形金型9bとに同じ金型を用いた二色成形法を行っているが、この方法に代えて、操作釦本体5を成形する一次成形金型(図示せず)と、操作釦本体5にウレタンゴム成形体を設ける二次成形金型(図示せず)を全く別個の金型とし、一次成形金型で操作釦本体5を成形した後、操作釦本体5を二次成形金型に移載し、ウレタンゴム成形体をこの二次成形金型に注入する方法を採用することもできる。
次に、滑止部6を固着した操作釦本体5に湿式めっき処理を施す。先ず、クロムエッチング工程(例えば、390g/リットル〜410g/リットルの無水クロム酸と390g/リットル〜410g/リットルの硫酸とからなり、pH=1、60℃〜68℃であるエッチング液に7分〜10分浸漬する)で操作釦本体5の表面に微小な凹凸形状を施した後、中和工程にてエッチング液を操作釦本体5から洗い落とす。それから、キャタリスト工程にてパラジウム−スズ(Pd−Sn)合金触媒を操作釦本体5の表面に付与し、続くアクセレーター工程にて操作釦本体5からスズを除去する。その後、無電解めっき工程にて操作釦本体5に通電用のニッケル金属層を形成し、最後に、電解めっき工程にてニッケル金属層の表面にさらに最外郭のクロム金属層を形成する。このようにして、無電解めっきの付かないウレタンゴム成形体でなる滑止部6には金属層7が形成されずに、無電解めっきが付く操作釦本体5の表面にのみ金属層7が形成される。
金属層7を形成する湿式めっき工程において、クロムエッチング工程では、滑止部6の保護のため、滑止部6に樹脂被覆をしても良いが、滑止部6を形成するウレタン混合組成物の耐酸性が強いため、被覆保護をせずにそのままクロム溶液に浸漬することが可能である。こうして、ウレタンゴム成形体でなる滑止部6と金属層7とで操作釦本体5が被覆された図6で示すような複合成形体が形成される。
最後に、図7で示すように、操作釦本体5や滑止部6の成形や、湿式めっき処理に使われたランナー10を取り除き、多方向操作釦2が得られる。
本実施形態による多方向操作釦2の作用・効果を説明する。
多方向操作釦2は、硬質樹脂でなる操作釦本体5の表面に、所定のウレタンゴム成形体でなる滑止部6と湿式めっき金属層7とを設けたため、滑止部6は、滑りにくいという触感を有し、グリップ性があり、金属層7は、滑り易く鏡面光沢に優れている。そのため、デザイン性や操作性に優れた多方向操作釦2である。
操作釦本体5の表面に滑止部6を直接固着した後に、該操作釦本体5を湿式めっき処理しても、滑止部6を形成するウレタン混合組成物の耐酸性が優れているため、滑止部6の表面が湿式めっき処理のクロムエッチング工程によって粗化劣化しない。そして、操作釦本体5に対して滑止部6が直接固着しているため、滑止部6の固着が強固である。
多方向操作釦2は、一次成形金型8a,8bに溶融状態の硬質樹脂を充填し硬化させて操作釦本体5を成形し、該操作釦本体5を載置したままで二次成形金型9a,9bに溶融状態の所定のウレタン混合組成物を充填し硬化させて滑止部6を二色成形し、操作釦本体5に固着している。このため、滑止部6の成形と固着とが同時に行え、製造工程が簡略化できる。さらに、一次成形用下型8bと二次成形用下型9bが同じ金型であるため、操作釦本体5を一次成形金型から二次成形金型に移す操作が不要となり、短時間で製造でき、安価な多方向操作釦2が得られる。また、二次成形金型9a,9b内にて滑止部6を固着しているため、別途固着治具を用いることがなくても位置決め精度が高く、容易に固着できる。
第4実施形態〔図8〜図9〕: 第4実施形態の複合成形体は、図8で示すデジタルスチールカメラ11に用いられるグリップ12である。グリップ12は、図8、図9で示すように、略三角柱形に形成されており、硬質の無電解めっきがつく樹脂から形成された樹脂成形体であるグリップ本体13に、第1実施形態や第2実施形態で示した所定のウレタン混合組成物で形成される滑止部14と、湿式めっき金属層15と、を設けた構成としている。すなわち、金属層15がグリップ本体13の上面12a、底面12b、側面13aの表面を覆うとともに、滑止部14が金属層15の設けられない部分となって表面に露出している。また、本実施形態におけるグリップ12では、グリップ本体13と滑止部14とを透光性の材料で形成している。
次に、グリップ12の製造方法について説明する。
まず、グリップ本体13成形用の成形金型を用いて、溶融状態の硬質樹脂を充填し硬化させてグリップ本体13を成形する。該グリップ本体13をウレタンゴム成形体を成形する成形金型に移載し、該金型内に溶融状態の所定のウレタン混合組成物を充填し硬化させて滑止部14を成形し、グリップ本体13に直接固着する。
次に、グリップ本体13の裏面13bに、マスキング用の塗膜を設けた後、第3実施形態と同様に湿式めっき処理し、グリップ本体13の表面に金属層15を形成する。滑止部14にはめっきが付着しないため、滑止部14の表面には金属層15は形成されない。
最後にグリップ本体13の裏面13b設けた塗膜を剥離し、さらに、グリップ本体13や滑止部14の成形、および湿式めっき処理に使われたランナーを取り除き、グリップ12が得られる。
グリップ12は、滑りにくくグリップ性がある滑止部14と、耐摩耗性や鏡面光沢に優れる金属層15とが併存しており、滑り難く取り扱い易いとともにデザインに優れたグリップである。また、グリップ本体13及び滑止部14を、透光性の材料で形成しているため、デジタルスチールカメラ11の内部に照光源を有するものとすれば、その光がグリップ本体13、滑止部14を通って照光する。よって、滑止部14が照光するデザインに優れたグリップ12とすることができる。
次に、実施例および比較例を示して本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
1.ウレタン成形体の製造
カプロラクタム系ウレタンゴム組成物、アジペートエステル系ウレタンゴム組成物、スチレン系ゴム組成物、オレフィン系ゴム組成物、アミド系ゴム組成物、エステル系ゴム組成物、から選択された組成物を、表1〜表3に示した割合で混合して試料1〜試料18で示すウレタン混合組成物を製造した。ここで、カプロラクタム系ウレタンゴム組成物は、ディーアイシーバイエルポリマー株式会社製のT−2180N(商品名)、アジペートエステル系ウレタンゴム組成物は、ディーアイシーバイエルポリマー株式会社製のT−1375N(商品名)、スチレン系ゴム組成物は、旭化成ケミカルズ株式会社製のH1221(商品名)、オレフィン系ゴム組成物は、エーイーエス・ジャパン株式会社製の8211−55B100(商品名)、アミド系ゴム組成物は、東京材料株式会社製のPEBAX 2533(商品名)、エステル系ゴム組成物は、東レ・デュポン株式会社製のHytrel 3046(商品名)を、それぞれ用いた。
Figure 2007031524
Figure 2007031524
Figure 2007031524
2.多方向操作釦(複合成形体)の製造
前記ウレタン混合組成物と、前記樹脂成形体用の硬質樹脂としてABS樹脂(「サイコラック3001MHめっきグレード」(商品名:UMG ABS株式会社製)を用い、図3で示す多方向操作釦(2)用の成形体を二色成形にて形成した。得られた成形体に、無水クロム酸/硫酸=(400g/リットル)/(400g/リットル)のエッチング液を用い、65℃で10分間浸漬するクロムエッチング工程で表面に微小な凹凸形状を施した後、一般的な中和工程、キャタリスト工程、アクセレーター工程、無電解めっき工程を経て成形体にニッケル金属層を形成し、最後に、一般的な電解めっき工程にてニッケル金属層の表面にさらに最外郭のクロム金属層を形成した。このような条件で湿式めっきを行い金属層(7)を形成した。こうして、外周の直径が18mm、内周の直径が7mm、高さが2mmとなる図3で示す形状となる試料1〜試料18(実施例及び比較例)で示す多方向操作釦(2)(複合成形体)を製造した。
3.多方向操作釦の評価
多方向操作釦(2)における滑止部(6)(ウレタンゴム成形体)の種々の性質について、次のように測定、評価した。その結果も表1〜表3に示した。
「表面状態粗化劣化評価」; 滑止部(6)の表面状態を目視にて観察した。金属層(7)の形成前と同じ状態にあり、粗化劣化していないものを○、表面に亀裂が生じたり、硬くなったり、変色したりして、粗化劣化していると見て取れるものを×、と判定した。
「ショアーA硬度」; 滑止部(6)の表面硬度を、ショアーA硬度計を用いて測定した。表1〜表3にはその測定値を示した。
「グリップ性」; 滑止部(6)を手で触れて観察した。金属層(7)や未処理の操作釦本体(5)(ABS樹脂)表面のようにつるつる感があり滑り易いと感じられるものを×、輪ゴムの持つ触感のようなざらざら感が多少なりとも感じられ滑り難いと感じられるものを○と判定した。
「摩擦係数」; 滑止部(6)の摩擦係数を測定した。バイホールCR1−4(商品名;バイエル社製)の4の面に多方向操作釦(2)を置き、負荷荷重が100g(0.98N)下で速度100mm/分で引張った時の引張り応力を、CPUゲージ(MODEL−9500;アイコーエンジニアリング社製)を使用して測定し、引張り応力/負荷荷重より算出した。
「ピール試験」; ストログラフを用いて引張速度10mm/分で操作釦本体(5)に固着している滑止部(6)を引っ張り、両者が剥がれた時の荷重を算出した。
「密着性」; 前記ピール試験結果と、多方向操作釦(2)を繰返操作した際の滑止部(6)の剥離情況を観察して総合的に判定した。密着性の高いものを○、密着性の低いものを×、とした。
上記試験の結果から、グリップ性の良否は、摩擦係数の値から想定され、摩擦係数が1.0未満ではグリップ性が悪く、1.0以上であればグリップ性が良いと考えられる。
表1、表2で示すように、カプロラクタム系かアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物90重量部〜50重量部に、スチレン系ゴム組成物10重量部〜50重量部を配合(両組成物の合計は100重量部)したウレタン混合組成物で形成したウレタンゴム成形体を用いた試料1〜試料3、試料6〜試料9の多方向操作釦(6)が、全ての評価において優れている。一方、スチレン系ゴム組成物の配合量が、5重量部である試料4及び試料10の多方向操作釦は、ウレタンゴム成形体のショアーA硬度が高く、軟質化していない。また、摩擦係数も低く、グリップ性も良くない。一方、スチレン系ゴム組成物の配合量が60重量部である試料2及び試料11では、ウレタンゴム成形体の表面が粗化劣化しており、酸性溶液処理に耐えうる耐酸性を有しないことがわかる。
また、カプロラクタム系とアジペートエステル系の両者のウレタンゴム組成物を含む70重量部に、スチレン系ゴム組成物30重量部を配合したウレタン混合組成物で形成されるウレタンゴム成形体を用いた試料9の多方向操作釦(6)も、全ての評価結果が良好であった。
表3で示すように、カプロラクタム系ウレタンゴム組成物90重量部〜70重量部に、オレフィン系ゴム組成物10重量部〜30重量部を配合(両組成物の合計は100重量部)したウレタン混合組成物で形成したウレタンゴム成形体を用いた試料12〜試料14の多方向操作釦(6)は、全ての評価において優れており好ましい。一方、オレフィン系ゴム組成物の配合量が5重量部である試料15の多方向操作釦は、ウレタンゴム成形体のショアーA硬度が高く、軟質化していない。また、摩擦係数も低く、グリップ性も良くない。一方、オレフィン系ゴム組成物の配合量が40重量部である試料16では、ウレタンゴム成形体の表面が粗化劣化しており、酸性溶液処理に耐えうる耐酸性を有しないことがわかる。なお、カプロラクタム系ウレタンゴム組成物に換えてアジペートエステル系ウレタンゴム組成物を用いても同様の結果が得られた。
ウレタン混合組成物を構成するスチレン系ゴム組成物やオレフィン系ゴム組成物に代えて、アミド系ゴム組成物やエステル系ゴム組成物を取り上げて評価を行った結果を表3で示す。これらの組成物は、何れもカプロラクタム系ウレタン組成物や、アジペート系ウレタン組成物と相溶する組成物であるが、得られたウレタンゴム成形体を用いた試料17、試料18では、いずれもウレタンゴム成形体の表面が粗化劣化している。そのため、アミド系ゴム組成物やエステル系ゴム組成物を加えたものは耐酸性が良くないと考えられる。
また、表に示していないが、カプロラクタム系かアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物にオイルを配合した組成物でなるウレタンゴム成形体について、上記各試料と同様に多方向操作釦を製造し評価を行ったところ、湿式めっき処理工程において、ウレタンゴム成形体中からオイルがブリードしてしまった。このため、ウレタンゴム成形体が硬くなり、グリップ性が良好にならなかった。さらにブリードしたオイルによって、めっき浴を汚染してしまうという問題も生じた。このことから、スチレン系ゴム組成物やオレフィン系ゴム組成物の添加の代わりにオイル添加しても好ましくはないことがわかる。
第1実施形態の複合成形体を備える携帯電話機の外観図。 図2(A)はベースシートに備えた第1実施形態の複合成形体の外観図、図2(B)はその拡大平面図。 図2(B)のSA−SA線断面図。 第1実施形態の複合成形体の製造工程を示す説明図。 図4に続く製造工程を示す説明図。 図5に続く製造工程を示す説明図。 図6に続く製造工程を示す説明図。 第2実施形態の複合成形体を備えるデジタルスチールカメラの外観図。 図8の領域Rで切断した第2実施形態の複合成形体の斜視図。
符号の説明
1 携帯電話機
1a 操作開口
2 多方向操作釦
3 押釦
3a 外周鍔部
4 ベースシート
5 操作釦本体(第1実施形態)
5a 外周面
5b 鍔部
5c 内周面
5d 溝部
5e 上面
5f ベースシート対向面
6 滑止部
7 金属層
8a 一次成形用上型(一次成形金型;固定型)
8b 一次成形用下型(一次成形金型;移動型)
9a 二次成形用上型(二次成形金型;固定型)
9b 二次成形用下型(二次成形金型;移動型)
10 ランナー
11 デジタルスチールカメラ
12 グリップ(第2実施形態)
12a 上面
12b 下面
13 グリップ本体
13a 側面
13b 裏面
13c 孔
14 滑止部
15 金属層

Claims (7)

  1. カプロラクタム系又はアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物と、スチレン系ゴム組成物とを含有し、前者と後者の混合比が、90重量%:10重量%〜50重量%:50重量%であるウレタン混合組成物で形成するウレタンゴム成形体。
  2. カプロラクタム系又はアジペートエステル系の少なくとも何れかのウレタンゴム組成物と、オレフィン系ゴム組成物とを含有し、前者と後者の混合比が、90重量%:10重量%〜70重量%:30重量%であるウレタン混合組成物で形成するウレタンゴム成形体。
  3. 樹脂成形体の表面に、請求項1または請求項2のウレタンゴム成形体と、湿式めっき金属層とを設けた複合成形体。
  4. 前記樹脂成形体を透光性の硬質樹脂で形成し、前記ウレタンゴム成形体を透光性の前記ウレタン混合組成物で形成する請求項3記載の複合成形体。
  5. 樹脂成形体にウレタンゴム成形体と、湿式めっき金属層とを設けた複合成形体の製造方法であって、
    無電解めっきが付く樹脂成形体に、請求項1または請求項2のウレタンゴム成形体を固着した後、該樹脂成形体の表面に湿式めっきにより金属層を形成する複合成形体の製造方法。
  6. 前記樹脂成形体にウレタンゴム成形体を固着する工程において、
    前記樹脂成形体を複合成形体成形金型に移載し、該金型内に溶融状態の前記ウレタン混合組成物を充填し硬化させて、前記ウレタンゴム成形体を前記樹脂成形体に固着させる請求項5記載の複合成形体の製造方法。
  7. 前記樹脂成形体にウレタンゴム成形体を固着する工程において、
    下型と二種類の上型とで構成する二色成形用金型を用い、該下型と一次成形用上型とで前記樹脂成形体を形成した後、一次成形用上型から二次成形用上型に代えて、該金型内に溶融状態の前記ウレタン混合組成物を充填し硬化させて、前記ウレタンゴム成形体を前記樹脂成形体に固着させる請求項5記載の複合成形体の製造方法。
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