JP2007031229A - 窒化アルミニウム基板の製造方法及び窒化アルミニウム基板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、窒化アルミニウム焼結板に対して、深くなるほど径が小さくなる孔を窒化アルミニウム焼結板の両面側からそれぞれ形成することにより、両開口部の直径よりも小さな直径とされた狭隘部を有する貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、貫通孔に導電ペーストを充填する充填工程と、導電ペーストを焼結する焼結工程と、を備え、貫通孔形成工程において、貫通孔の両開口部の直径をそれぞれD1、D2(ただし、D2≧D1)とし、狭隘部の直径をD3とした時に、0<D3/D1≦0.85である窒化アルミニウム基板の製造方法である。
【選択図】 図2
Description
0<D3/D1≦0.85 (1)
ここで、狭隘部とは貫通孔の所定位置がくびれている部分を意味する。
0<D3/D1≦0.5 (2)
D1/T≦1 (3)
0<D3/D1≦0.85 (4)
0<D3/D1≦0.5 (5)
D1/T≦1 (6)
0<D3/D1≦0.85 (1)
0<D3/D1≦0.85 (4)
[窒化アルミニウム焼結板の作製]
窒化アルミニウム粉末に、焼結助剤としてイットリア、バインダーとしてアクリル系樹脂、溶媒としてトルエン及びアルコールを添加したスラリーを用意し、ボールミル中でこのスラリーを混合し、その後このスラリーをスプレードライ法により造粒して造粒体を形成した。続いて、この造粒体を、4インチ(10.16cm)×13mmの大きさの成形型内で30MPaの圧力で成形し、さらにCIP装置にて100MPaで圧縮し、その後、450℃で3時間脱脂して、この成形体を、焼結温度TS=1975℃、かつ、焼結時間を20時間として、焼結し、窒化アルミニウム焼結板を得た。焼結板の冷却後、この焼結板を厚みが0.5mmとなるようにスライスして下記表1に示す板厚となるように板状の窒化アルミニウム焼結板とした。
上記のようにして得られた窒化アルミニウム焼結板の一の面側にドライフィルム(東京応用科学社製)からなるレジストを積層し、孔を設ける位置以外の部分をマスクし、露光機を用いて露光した。次いで、炭酸ナトリウム水溶液で現像することにより、孔を設ける箇所のレジストを除去した。
Pd/Agペースト(DUPONT社製、商品名:No.6388)を使用した。
上記窒化アルミニウム焼結板の貫通孔に対し、窒化アルミニウム焼結板の両面側から、スキージ印刷法にて上記導電体ペーストを塗布し、充填させた。
導電ペーストを充填させた窒化アルミニウム焼結板を120℃で10分間乾燥することにより脱脂し、そのまま250℃で2時間空気中で乾燥させた。そして窒素雰囲気中、850℃で30分間加熱することにより上記導電ペーストを焼結させた。
こうして得られた窒化アルミニウム焼結板を、両面ラップ機(不二越機械社製、商品名:UST−5TOX)で表裏を5μmずつ研磨して窒化アルミニウム基板とした。
[導電ペースト抜け落ち度]
導電ペーストを充填後、焼結前の貫通孔を目視にて観察して、導電ペーストの抜け落ち度を調査した。そして、導電ペースト抜け落ち度を以下のように評価した。得られた結果を表1に示す。
A:導電ペーストが全く抜け落ちない。
B:導電ペーストが90%以上抜け落ちる。
導電ペーストを充填し、焼結後の貫通孔を顕微鏡にて観察して、導電体の表面の窪み具合を調査した。そして、導電体表面の窪み具合を以下のように評価した。得られた結果を表1に示す。
A:導電体表面に窪みがない。
B:導電体表面に窪みがある。
実施例1〜13に準じて複数の貫通孔を形成した。また、従来のグリーンシートに複数の貫通孔を形成した。これらを焼結し、焼結前後における貫通孔間の距離の誤差を調査した。実施例1〜13の貫通孔間の距離は、設計した寸法からの誤差が測定器の測定限界以下(<3μm)であったのに対し、従来のグリーンシートの貫通孔では、設計値に対し約0.5%の誤差が発生した。このことより、本発明の窒化アルミニウム基板は、導電体を十分に精度よく配置できることがわかった。
Claims (8)
- 窒化アルミニウム焼結板に対して、深くなるほど径が小さくなる孔を前記窒化アルミニウム焼結板の両面側からそれぞれ形成することにより、両開口部の直径よりも小さな直径とされた狭隘部を有する貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、
前記貫通孔に導電ペーストを充填する充填工程と、
前記導電ペーストを焼結する焼結工程と、を備え、
前記貫通孔形成工程において、前記貫通孔の両開口部の直径をそれぞれD1、D2(ただし、D2≧D1)とし、前記狭隘部の直径をD3とした時に、下記式(1)で表される条件を満たす、窒化アルミニウム基板の製造方法。
0<D3/D1≦0.85 (1) - 前記D3/D1が、下記式(2)で表される条件を満たす、請求項1記載の窒化アルミニウム基板の製造方法。
0<D3/D1≦0.5 (2) - 前記窒化アルミニウム焼結板の厚みをTとした時に、下記式(3)で表される条件を満たす、請求項1又は2に記載の窒化アルミニウム基板の製造方法。
D1/T≦1 (3) - 前記貫通孔形成工程において、前記孔をブラスト法により形成する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の窒化アルミニウム基板の製造方法。
- 前記充填工程において、前記窒化アルミニウム焼結板の両面側から前記貫通孔に導電ペーストを充填する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の窒化アルミニウム基板の製造方法。
- 両開口部の直径よりも小さな直径とされた狭隘部を有する貫通孔が形成された窒化アルミニウム焼結板と、前記貫通孔に配置される導電体と、を有する窒化アルミニウム基板であって、
前記貫通孔の両開口部の直径をそれぞれD1、D2(ただし、D2≧D1)とし、前記狭隘部の直径をD3とした時に、下記式(4)で表される条件を満たす、窒化アルミニウム基板。
0<D3/D1≦0.85 (4) - 前記D3/D1が、下記式(5)で表される条件を満たす、請求項6記載の窒化アルミニウム基板。
0<D3/D1≦0.5 (5) - 前記窒化アルミニウム焼結板の厚みをTとした時に、下記式(6)で表される条件を満たす、請求項6又は7に記載の窒化アルミニウム基板。
D1/T≦1 (6)
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JP2005219104A JP2007031229A (ja) | 2005-07-28 | 2005-07-28 | 窒化アルミニウム基板の製造方法及び窒化アルミニウム基板 |
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2005
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