JP2007030794A - ヘリコプター用救難フック - Google Patents

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剛 八日市
Kanji Oshio
勘至 大塩
Masahiro Hayashi
昌裕 林
Kenichiro Suwa
賢一郎 諏訪
Hajime Suzuki
始 鈴木
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Abstract

【課題】
海上での救助作業ではヘリコプターの静止位置が安定せず、また上空からでは下ろしたフックの高さが分かりにくいという困難な条件下においても、フックの水没を招くことなく、迅速かつ的確な高さ調節が可能となるヘリコプター用救難フックを提供することにある。
【解決手段】
ウインチ11によって昇降されるワイヤ12と、このワイヤ12の下端に回転部13を介して連結したフック部材14とからなるヘリコプター用救難フックにおいて、上記回転部13には、少なくとも、上記回転部13およびフック部材14の重量に抗する浮力を生じるフロート体1を設け、このフロート体1は、上記回転部13およびフック部材14よりも垂直投影面積を大きく形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、海難救助用ヘリコプターに装備されているヘリコプター用救難フックに関するものである。
救助用フックは、ヘリコプターの側面上部から側方へウインチを張り出して、そのワイヤにフックを取り付け、フックによって要救助者を吊り上げる。
救助作業を行う際には、ホイストマンと呼ばれる作業者がウインチを繰り出してフックを下ろし、要救助者が自身を救助用具に括り付ける。または、フックに降下員を吊り下げ、この降下員によって要救助者の救助作業を行う。このとき、ホイストマンは上空でウインチの繰り出しを調節して、30m乃至50m下方にいる要救助者にフックの高さ位置を合わせる必要がある。
しかし、特に海上での救助作業においてはホバリングの目標となるような対象物が見当たらないことが多く、その場合、ヘリコプターのホバリング位置が安定しない。また、ホイストマンにとっては下ろしたフックは小さくて見えにくく、上空からではフックの海面からの高さも分かりにくいため適切な高さ調節が困難であり、フックが海中に沈むなどの不都合が生じていた。特に夜間はフックが全く見えないため作業は困難であった。
解決しようとする問題点は、海上での救助作業ではヘリコプターの静止位置が安定せず、また上空からでは下ろしたフックの高さが分かりにくいという困難な条件下においても、フックの水没を招くことなく、迅速かつ的確な高さ調節が可能となるヘリコプター用救難フックを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載のごとく、ウインチによって昇降されるワイヤと、このワイヤの下端に回転部を介して連結したフック部材とからなるヘリコプター用救難フックにおいて、上記回転部には、少なくとも、上記回転部およびフック部材の重量に抗する浮力を生じるフロート体を設け、このフロート体は、上記回転部およびフック部材よりも垂直投影面積を大きく形成した。
請求項2記載のごとく、前記フロート体の表面を蛍光色に形成した。
請求項3記載のごとく、前記フロート体に、海面との距離を検知する距離センサと、この距離センサに連動して明滅する表示灯とを設けた。
請求項4記載のごとく、前記フロート体に下方を照らす照明灯を取り付けた。
請求項5記載のごとく、前記フロート体に、合図用スイッチと、この合図用スイッチに連動して明滅する表示灯とを設けた。
請求項1記載のごとく、回転部およびフック部材よりも垂直投影面積が大きく、これらの重さに抗する十分な浮力を生じるフロート体を回転部に取り付けたことにより、ワイヤを下ろしすぎても救難フックが沈むことなく海面に浮いて、また、救難フックの垂直投影面積が大きくなったためホイストマンが認識しやすく確実に作業を行える。
請求項2記載のごとく、フロート体の表面を蛍光色に形成したことにより、フロートがより目立つようになり、ホイストマンが認識しやすく見失うことがないため確実に作業を行える。
請求項3記載のごとく、フロート体に海面との距離を検知する距離センサとこの距離センサに連動する表示灯とを設けたことにより、表示灯の明滅等によって上空のホイストマンがフックの海面からのおおよその距離を知ることができるため、作業がしやすく迅速に行える。
請求項4記載のごとく、フロート体に下方を照らす照明灯を取り付けたことにより、海面を照らして要救助者の付近を観察することができ、また海面を照明灯により明視できるためフックの海面からの高さを把握しやすくなり作業を行いやすい。また、要救助者にとっても明りがあることで安心感を得ることができる。
請求項5記載のごとく、フロート体に合図用スイッチとこの合図用スイッチに連動する表示灯とを設けたことにより、要救助者の確保作業が終了したことを即座に上空のホイストマンに知らせて、迅速かつ確実に作業を行なうことができる。
以下、図1乃至図3を参照して本発明に係るヘリコプター用救難フックについて説明する。
図1は、本発明に係るヘリコプター用救難フックのフロート体の構成例を示す斜視図である。
フロート体1は円筒形等の筒状で、長さ方向に切割り2を形成する。面ファスナ3等の接続手段を切割り2を跨ぐように設け、この面ファスナ3によって切割り2が閉じた状態を保持する。フロート体1は、外周部を蛍光色の外皮で、または本体部を蛍光着色材料で構成する。フロート体1の内周部は、上部の径を小さく下部の径を大きくして2段に形成する。
フロート体1は、後述の回転部13およびフック部材14の重量に抗する浮力を確保しうる所定容積の軽量の材質によって本体部を構成し、さらに回転部13およびフック部材14よりも垂直投影面積を大きく形成する。
フロート体1には表示灯4と距離センサ(図示せず)とを設ける。複数個の表示灯4をフロート体1の上部に埋め込んで発光部を上面に配置し、上空から表示灯4の明滅を認識できるように構成する。距離センサはフロート体1の下部に取り付け、フロート体1と海面との距離を計測する。表示灯4は距離センサと連動しており、距離センサによって検知した海面との距離に応じて明滅するように不図示の点滅制御部を付設する。
フロート体1には複数個の表示灯4を設け、救難フックから海面までの距離をホイストマンが認識できるように、フロート体1の海面からの距離に応じて明滅する周期を変えたり、それぞれ異なる色の光を発光するようにして海面からの距離に応じて発光色を変えたり、点滅制御部によって点滅制御を行う。
また、フロート体1の下部には照明灯5を設ける。照明灯5は発光部をフロート体1の下面に配置し、フロート体1の下方を照明するように構成する。
また、フロート体1に合図用スイッチ6を設ける。この合図用スイッチ6は、表示灯4に接続し、合図用スイッチ6を操作することにより表示灯4を明滅する。この場合、合図専用の表示灯4を設け、または、共用の表示灯4を別の点滅パターンで明滅する。
表示灯4、距離センサ5、照明灯5および合図用スイッチ6の電源(図示せず)は、電池や小型のバッテリーなどで構成され、フロート体1に内蔵される。
表示灯4、距離センサ5、照明灯5、合図用スイッチ6およびこれらの電源(図示せず)は、防水構造に構成する。
図2は、本発明に係るヘリコプター用救難フックの縦断面図である。
ワイヤ12の下端に回転部13が取付けられ、回転部13を介してフック部材14がワイヤ12に連結され、回転部13に、または、回転部13の上端位置にフロート体1を取付ける。
回転部13は、ワイヤ12の捩れを防止するために、ワイヤ12の軸線についてワイヤ12とフック部材14の間の相互回動を許容する回転支持機構である。フック部材14は、要救助者を吊り上げるベルト等を掛け止める吊鈎である。
フロート体1は切割り2を開いて、内周部で回転部13を抱き込むようにして取り付ける。内径の小さい上部はワイヤ12を囲むようにし、内径の大きい下部で回転部13を包む。フロート体1の上部と下部の内径の段差を回転部13の上部に係止し、面ファスナ3により切割り2を閉じてフロート体1を回転部13に締付け固定する。
図3は、本発明に係るヘリコプター用救難フックによる救難作業状態を示すヘリコプターの正面図である。
ヘリコプター10の機体外部(図例では、キャビン右側)にはウインチ11が設けられている。ウインチ11にはワイヤ12を介して本発明に係るヘリコプター用救難フックが吊り下げられる。
このようにして構成したヘリコプター用救難フックは、救難現場の上空でホバリングするヘリコプター10に搭乗するホイストマンと呼ばれる作業者のウィンチ操作によって昇降される。
ホイストマンは、フロート体1に取り付けた照明灯5を点灯し、ウインチ11を操作してワイヤ12を繰り出して、下方の様子を確認しながら要救助者の傍に救難フックを下ろす。救難フックが海面近くの所定の距離にまで下がると距離センサによってこれを検知し、フロート体1の上部に設けられた表示灯4が海面等の目標までの距離に応じて明滅される。
ホイストマンは、表示灯4の明滅などにより救難フックの海面からの高さを確認しながら要救助者の高さ位置まで下ろす。フック部材14には救助用具を取り付けておき、要救助者自身で救助用具を装着するか、または、フック部材14に降下員を吊り下げておいて、降下員によって要救助者に救助用具を装着して担架する。
要救助者に救助用具を装着して確保した後、要救助者または降下員が合図用スイッチ6を操作して、フロート体1の上部に設けられた表示灯4を明滅する。ホイストマンは、表示灯4の明滅を確認した後、ウインチ11を操作してワイヤ12を巻き上げて、要救助者を引き揚げる。
上記のごとく構成したヘリコプター用救難フックは、いかに述べる効果を奏する。
回転部およびフック部材よりも垂直投影面積が大きく、これらの重さに抗する十分な浮力を生じるフロート体を回転部に取り付けたことにより、ワイヤを下ろしすぎても救難フックが沈むことなく海面に浮いて、また、ワイヤの下端部の垂直投影面積を大きく構成できることからホイストマンが認識しやすく、迅速かつ的確な高さ合わせによって確実に救助作業を行える。
また、フロート体の表面を蛍光色の外皮によって形成したことにより、フロートがより目立つようになり、ホイストマンが認識しやすく見失うことがないため確実に作業を行える。
また、フロート体に海面との距離を検知する距離センサと、この距離センサに連動して明滅する表示灯とを設けたことにより、表示灯の明滅によって上空のホイストマンがフックの海面からのおおよその距離を知ることができるため、作業が迅速かつ確実に行える。
また、フロート体に下方を照らす照明灯を取り付けたことにより、海面を照らして要救助者の付近を観察することができるため、的確な位置にフックを下ろして迅速に作業を行なうことができる。また、海面を照明灯により明視できるので、フックの海面からの高さを把握しやすい。また、要救助者にとっても明りがあることで安心感を得ることができる。
また、フロート体に合図用スイッチと、この合図用スイッチに連動する表示灯とを設けたことにより、要救助者の確保作業が終了したことを即座に上空のホイストマンに知らせて、迅速かつ確実に作業を行なうことができる。
本発明に係るヘリコプター用救難フックのフロート体を示す斜視図である。 本発明に係るヘリコプター用救難フックのフロート体を断面で示す一部断面側面図である。 本発明に係るヘリコプター用救難フックを取り付けたヘリコプターの正面図である。
符号の説明
1 フロート体
2 切割り
3 面ファスナ
4 表示灯
5 照明灯
6 合図用スイッチ
13 回転部
14 フック部材

Claims (5)

  1. ウインチによって昇降されるワイヤと、このワイヤの下端に回転部を介して連結したフック部材とからなるヘリコプター用救難フックにおいて、
    上記回転部には、少なくとも、上記回転部およびフック部材の重量に抗する浮力を生じるフロート体を設け、このフロート体は、上記回転部およびフック部材よりも垂直投影面積を大きく形成したことを特徴とするヘリコプター用救難フック。
  2. 前記フロート体の表面を蛍光色に形成したことを特徴とする請求項1記載のヘリコプター用救難フック。
  3. 前記フロート体に、海面との距離を検知する距離センサと、この距離センサに連動して明滅する表示灯とを設けたことを特徴とする請求項1記載のヘリコプター用救難フック。
  4. 前記フロート体に下方を照らす照明灯を取り付けたことを特徴とする請求項1記載のヘリコプター用救難フック。
  5. 前記フロート体に、合図用スイッチと、この合図用スイッチに連動して明滅する表示灯とを設けたことを特徴とする請求項1記載のヘリコプター用救難フック。
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