JP2007030484A - 装着物保護装置及び記録装置と電子機器 - Google Patents

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真一朗 吉川
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Abstract

【課題】 外観部品に対するカバーの組付け精度が高精度な装着物保護装置及びその装着物保護装置を備えた記録装置と電子機器を提供すること。
【解決手段】 カバー121の開閉軸121aが、装置本体を構成する外観部品101の、スロット部122を前面としたときの側面102に位置する側に設けられている。これにより、外観部品の側面に対するカバーの組付け精度を高精度にすることができると共に、外観部品の側面に対する前面103の組付け精度を高精度にすることができるので、外観部品の前面に対するカバーの組付け精度も高精度にすることができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、着脱自在な装着物を装着するためのスロット部と、このスロット部に対して、覆う閉状態と開放する開状態とをとることのできる開閉自在なカバーとを備え、装着物を保護する装着物保護装置及びその装着物保護装置を備えた記録装置と電子機器に関する。
記録装置の1つであるインクジェット式プリンタには、インクカートリッジが収納されるカートリッジホルダを備えたものがある。このようなカートリッジホルダには、インクカートリッジを保護すると共に、埃の侵入やインクの乾燥を防止するために、開閉可能なカバーが設けられている(特許文献1参照)。
特開2004−306521号公報
一般に、カートリッジホルダは、プリンタ本体を構成する外観部品の内部に配設される部品なため、この外観部品とは別部品で構成されている。そして、カバーはカートリッジホルダを覆う必要があるため、その開閉軸はカートリッジホルダに形成されている。従って、カバーの外面と外観部品の外面とは、カートリッジホルダ分の公差が上乗せされることにより、段差が生じるおそれがある。
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、外観部品に対するカバーの組付け精度が高精度な装着物保護装置及びその装着物保護装置を備えた記録装置と電子機器を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の装着物保護装置では、着脱自在な装着物を装着するためのスロット部と、前記スロット部に対して、覆う閉状態と開放する開状態とをとることのできる開閉自在なカバーとを備え、前記装着物を保護する装着物保護装置であって、前記カバーの開閉軸が、装置本体を構成する外観部品の、前記スロット部を前面としたときの側面に位置する側に設けられていることを特徴としている。これにより、外観部品の側面に対するカバーの組付け精度を高精度にすることができると共に、外観部品の側面に対する前面の組付け精度を高精度にすることができるので、外観部品の前面に対するカバーの組付け精度も高精度にすることができる。
また、前記カバーの開閉軸が、閉状態のときに前記外観部品と前記カバーの外面が面一となるように、前記外観部品の外面よりも内側に設けられていることを特徴としている。これにより、外観部品の側面の外面とカバーの外面とを面一とすることができると共に、カバーの外面と外観部品の前面の外面とを面一とすることができる。また、前記カバーは、弾性部材で閉状態が維持され、当接部材で開状態が維持されることを特徴としている。これにより、カバーの開閉が簡易となるので、装着物を容易に着脱することができると共に、装着物を確実に保護することができる。
また、前記弾性部材は、捻りコイルバネであり、前記カバーの開動作で締め付け方向に変位するように取り付けられていることを特徴としている。これにより、開閉機構の構成を簡易なものとして部品コストを抑えることができ、耐久性を向上させることができる。また、前記当接部材は、前記カバーに設けられた第1の突部及びこの第1の突部を弾性変位させる弾性変位部と、前記外観部品に設けられ、前記第1の突部と当接可能な第2の突部とを備えていることを特徴としている。これにより、開閉機構の構成を簡易なものとして部品コストを抑えることができる。
上記目的達成のため、記録媒体に記録する記録装置であって、上記各装着物保護装置を備えたことを特徴としている。また、電子制御される電子機器であって、上記各装着物保護装置を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作用効果を奏する記録装置又は電子機器を提供することが可能である。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を示す斜視図、図2は、その内部構造を示す斜視図、図3は、その内部構造を示す概略側面図である。このインクジェット式プリンタ100は、例えば名刺、カード、L判/2L判、ハガキ、六切やJIS規格のA6判からA4判までのサイズの単票紙と、例えばCD−R(Compact Disc−Recordable)やDVD−R(Digital Versatile Disc−Recordable)等の光ディスクのレーベル面に記録することができる機能を備えている。
このインクジェット式プリンタ100は、図1に示すように、全体が略直方体状のハウジング(外観部品)101で覆われている。そして、ハウジング101の上面における前面側には操作部110が配設され、前面における図示右側には本発明の特徴的な部分であるメモリカードスロット部(装着物保護装置)120が配設され、上面における背面側には給紙部130が配設され、前面側には排紙部140が配設されている。更に、図2及び図3に示すように、排紙部140の内部にはディスク搬送部200が配設されている。
操作部110は、図1に示すように、略矩形状の操作パネル111を備え、この操作パネル111の略中央部に操作状態等を表示する液晶パネル112が配設され、この液晶パネル112の両側にパワーをオン・オフするパワー系、用紙の頭出し等を操作したりインクのフラッシング等を操作する操作系、画像処理等を行う処理系等のボタン113が配設されている。ユーザは、液晶パネル112を見て確認しながらボタン113を操作することができるので、誤操作を防止することができる。
メモリカードスロット部120は、図1に示すように、図示矢印a方向に開閉自在なカバー121で覆われている。このメモリカードスロット部120は、例えば3つのスロットが形成されたスロット部122(図5参照)を備え、13種類のメモリカード(装着物)に対応可能に構成されている。ユーザは、インクジェット式プリンタ100をパーソナルコンピュータに接続しなくても、インクジェット式プリンタ100単独の状態でスロット部122のスロットにメモリカードを差し込むのみで、メモリカードに格納されている画像等を記録することができる。尚、本発明の特徴的な部分であるメモリカードスロット部120の詳細については後述する。
給紙部130は、図1に示すように、上方に向かって矩形状に開口した給紙口131を開閉する機能と、給紙する用紙を1枚もしくは複数枚サポートする機能を併せ持ったペーパーサポート132を備えている。このペーパーサポート132は、後端の回転軸を中心に図示矢印b方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、インクジェット式プリンタ100を使用又は不使用のときは、ペーパーサポート132の図示左側のハウジング101に設けられた穴133に指を差し込んでペーパーサポート132の図示左側を持ってペーパーサポート132を開閉することができるので、用紙の差し入れを容易に行うことができ、また給紙口131内への埃の侵入を防止することができる。
このペーパーサポート132は、図2に示すように、用紙の裏面をサポートする第1サポート31及び第2サポート32と、用紙の両サイドエッジをガイドする固定エッジガイド33と可動エッジガイド34等を備えている。第1サポート31は、平板状に形成されて後端の回転軸を中心に図示矢印b方向に回動可能に取り付けられている。第2サポート32は、平板状に形成されて第1サポート31に格納・引出自在に配設されている。これにより、使用時は種々のサイズの用紙を確実にサポートすることができ、また不使用時は第2サポート32を第1サポート31に格納し、第1サポート31を給紙口131に被せているので、コンパクトに格納しておくことができる。
また、固定エッジガイド33は、図示右側壁に沿う形状でホッパ51と一体形成され、可動エッジガイド34は、図示左側壁に沿う形状に形成され、左側壁と右側壁の間を後壁と略平行に移動可能なように取り付けられている。固定エッジガイド33と可動エッジガイド34は、用紙のサイズが異なっても確実に用紙の両側縁をガイドすることができるので、給送を高精度に行うことができる。
排紙部140は、図1に示すように、前方に向かって矩形状に開口した排紙口141を開閉する機能と、排紙される用紙を1枚もしくは複数枚スタックする機能を併せ持った本発明の特徴的な部分であるスタッカ142を備えている。このスタッカ142は、下端の回転軸を中心に図示矢印c方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、インクジェット式プリンタ100を使用又は不使用のときは、スタッカ142の上部に設けられた取っ手143に指を掛けてスタッカ142を開閉することができるので、セッティングを容易に行うことができ、また排紙口141内への埃の侵入を防止することができる。更に、記録後の用紙は常に前面側から排紙されるので、ユーザは用紙を容易に取り出すことができる。
このスタッカ142は、図2に示すように、第1スタッカ41及び第2スタッカ42を備えている。第1スタッカ41は、平板状に形成されて後端の回転軸を中心に図示矢印c方向に回動可能に取り付けられている。第2スタッカ42は、平板状に形成されて第1スタッカ41に格納・引出自在に配設されている。これにより、使用時は種々のサイズの排紙される用紙を確実に積層載置することができ、また不使用時は第2スタッカ42を第1スタッカ41に格納し、第1スタッカ41を排紙口141に被せているので、コンパクトに格納しておくことができる。
このインクジェット式プリンタ100の内部には、図2及び図3に示すように、用紙搬送部150、記録部160及びディスク搬送部200が配設されている。用紙搬送部150は、給紙部130から排紙部140に掛けて配設されており、自動給紙機構151、搬送機構152、排紙機構153を備えている。自動給紙機構151は、ペーパーサポート132にサポートされている用紙を給送するために持ち上げるホッパ51、このホッパ51により持ち上げられた用紙を取り出す給紙ローラ52、この給紙ローラ52により重送された用紙を1枚のみに分離するリタードローラ53、このリタードローラ53により分離された残りの用紙をホッパ51へ戻す紙戻しレバー54等を備えている。
ホッパ51は、用紙が載置可能な平板状に形成されて後壁と略平行に配設されており、下端が給紙ローラ52の近傍に位置し、上端が後壁頂部に近接して位置するように配設されている。そして、ホッパ51は、後壁に一端が取り付けられた図示しない圧縮バネの他端が下端側の裏面に取り付けられており、この圧縮バネの伸縮により上端側を中心に下端側が旋回するように配設されている。
給紙ローラ52は、断面の一部が切り欠かれたD字状に形成されてホッパ51の下端近傍に配設されており、間欠的に回転してホッパ51により持ち上げられた用紙を摩擦給送するようになっている。リタードローラ53は、給紙ローラ52と当接可能に配設されており、給紙ローラ52により用紙が重送されたときに最上層の用紙のみを下層の用紙から摩擦分離するようになっている。紙戻しレバー54は、爪状に形成されて給紙ローラ52の近傍に配設されており、リタードローラ53により分離された下層の用紙を爪に掛けてホッパ51へ戻すようになっている。
搬送機構152は、記録動作に同期して副走査方向に用紙を送る紙送りローラ55とその従動ローラ56等が配設されている。紙送りローラ55は、プラテン163の搬送上流側に配設されており、給紙ローラ52により給送される用紙を従動ローラ56と共に挟持してプラテン163へ送り出すようになっている。
排紙機構153は、排紙ローラ57と第1ギザローラ58a及び第2ギザローラ58b等を備えている。第1ギザローラ58aは、プラテン163の搬送下流側に配設され、第2ギザローラ58bと排紙ローラ57は、第1ギザローラ58aの搬送下流側に対向配設されており、プラテン163を通過してくる用紙を先ず第1ギザローラ58aで排送し、続いて第2ギザローラ58bと排紙ローラ57で挟持してスタッカ142上へ排紙するようになっている。尚、第1ギザローラ58a及び第2ギザローラ58bは、図示しない同一の保持部材により保持されている。
記録部160には、記録動作に同期して主走査方向に移動するキャリッジ161、記録動作に同期してインクを吐出する記録ヘッド162、記録時の用紙を平坦に保持するプラテン163等が配設されている。キャリッジ161は、プラテン163の上方でキャリッジガイド軸164に貫装されてキャリッジベルト165に連結されており、図示しないキャリッジモータによってキャリッジベルト165が作動すると、キャリッジベルト165の動きに連行され、キャリッジガイド軸164に案内されて往復移動するようになっている。このキャリッジ161には、複数のインクカートリッジが抜き差し可能なカートリッジ収納部61が形成されている。
記録ヘッド162は、プラテン163と所定の間隔が空くようにしてキャリッジ161に搭載されており、例えばブラックインクを吐出するブラックインク用記録ヘッドと、イエロー、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタの5色のインクをそれぞれ吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド162は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口から用紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。
このような構成において、用紙に記録する場合の動作について説明する。ユーザは、記録前の複数枚の用紙をペーパーサポート132に収納してインクジェット式プリンタ100を起動する。ペーパーサポート132に積層収納された用紙は、下端がホッパ51により持ち上げられて給紙ローラ52に当接される。そして、給紙ローラ52により摩擦給送されると同時に、分離パッド53により最上層の用紙のみが摩擦分離されて給送される。
そして、最上層の用紙は、スキュー取り及び頭出しされた後、紙送りローラ55とその従動ローラ56に挟持されてプラテン163へ給送される。その用紙は、キャリッジモータとキャリッジベルト165により走査されるキャリッジ161に搭載された記録ヘッド162により記録される。このとき、インクジェット式プリンタ100の制御部は、例えばイエロー、マゼンタ、ライトマゼンタ、シアン、ライトシアン、ブラックの計6色のインクカートリッジから記録ヘッド162へ各色インクを供給し、各色インクの吐出タイミング及びキャリッジ161や紙送りローラ55の駆動を制御して、高精度なインクドット制御、ハーフトーン処理等を実行する。そして、記録が完了した用紙は、第1ギザローラ58aから排紙ローラ57と第2ギザローラ58bに挟持されてスタッカ142上へ積層載置される。次に、本発明の特徴的な部分であるメモリカードスロット部120について、更に図を参照して説明する。
図4は、上記メモリカードスロット部120のカバー121を閉じた状態を示す斜視図、図5及び図6は、そのカバー121を開いた状態を示す斜視図である。ここで、本実施形態のハウジング101は、側面を構成するサイドパネル(外観部品)102と前面を構成するフロントパネル(外観部品)103を備えており、サイドパネル102とフロントパネル103はスナップフィット等により接合されている。
メモリカードスロット部120は、前述したように開閉自在なカバー121と、このカバー121に覆われるスロット部122を備えている。このメモリカードスロット部120は、サイドパネル102からフロントパネル103に掛けて形成された略矩形状の開口部102a、103aに設けられている。即ち、カバー121は、サイドパネル102の開口部102aとフロントパネル103の開口部103aを塞ぐように取り付けられ、スロット部122は、フロントパネル103の開口部103aの内部に取り付けられている。
カバー121は、水平断面が略L字状の透明若しくは半透明のプラスチックで形成されている。このカバー121は、回転軸121aが図示右端側に設けられ、取っ手121bが図示左端側に設けられている。そして、カバー121の回転軸121aは、サイドパネル102の開口部102aにおける外面よりも内側に取り付けられている。ユーザは、取っ手121bに指を掛けて図示矢印a方向に力を掛けることにより、カバー121を回転軸121aを中心に図示矢印a方向に旋回させ、スロット部122を露出させることができる。
スロット部122は、水平断面が略L字状の不透明のプラスチックで形成されている。このスロット部122は、一壁面にメモリカードが挿抜されるスロット122aが設けられている。そして、スロット部122は、フロントパネル103の開口部103aに取り付けられ、更にサイドパネル102の開口部102aに形成されている固定部材102bに係止されている。ユーザは、カバー121を開いて露出させたスロット122aにメモリカードを挿抜することができる。
以上のように、カバー121の回転軸121aは、スロット部122やフロントパネル103に設けられておらず、サイドパネル102の開口部102aにおける外面よりも内側に設けられているので、カバー121を閉状態としたときの外面とサイドパネル102及びフロントパネル103の外面とを容易に面一とすることができる。また、サイドパネル102の位置決めをスロット部122に対して実施することにより、スロット部122をカバー121で精度良く覆うことができる。このカバー121の開閉状態は維持することができ、この点について図を参照して説明する。
図7は、上記カバー121の回転軸121aとその周辺部を示す断面図、図8及び図9は、その斜視図である。図7に示すように、カバー121の回転軸121aは、サイドパネル102の開口部102aにおける外面よりも内側に設けられ、捻りコイルバネ(弾性部材)123が取り付けられている。即ち、捻りコイルバネ123は、一端がカバー121の回転軸121aに形成されたスリット121aaに差し込まれて係止され、他端がサイドパネル102の開口部102aに形成されたストッパ102cに差し込まれて係止されている。そして、この捻りコイルバネ123は、カバー121の開動作により締め付け方向に変位し、カバー121の閉動作により緩み方向に変位するように取り付けられている。
このような構成によれば、ユーザがカバー121の取っ手121bに指を掛けてカバー121を開けるときは、捻りコイルバネ123の適度な弾性力が作用してユーザはカバー121を緩やかに開けることができる。一方、ユーザが途中でカバー121の取っ手121bから指を離すと、捻りコイルバネ123の復元力が作用してカバー121は自動的に閉じる。この閉じた状態は捻りコイルバネ123の復元力により維持される。従って、ユーザのカバー121の閉め忘れによるメモリカードの汚染等を防止することができる。
また、図8に示すように、カバー121の回転軸121aの近傍には、下方に突出した突部(第1の突部)124が一体形成され、この突部124の上部には、水平方向に延びるスリットが形成されて片持ち梁状のバネ部(弾性変位部)125が一体形成されている。また、図9に示すように、カバー121が開ききる直前に上記突部124と干渉するようにサイドパネル102の開口部102aに上方に突出した突部(第2の突部)126が一体形成されている。
このような構成によれば、ユーザがカバー121に指を掛けてカバー121を開けきる直前で突部124が突部126と接触する。このときの接触圧によりバネ部125は上方へ曲がるので、突部124は突部126に乗り上がることになる。そして、突部124が突部126を乗り越えた時点でバネ部125は元の状態に戻る。このときのバネ部125の弾性力は、捻りコイルバネ123の復元力よりも若干大きくなるように設定されている。従って、突部124は突部126と接触して止まることになり、カバー121は開いた状態で維持される。従って、ユーザは、メモリカードの挿抜を容易に行うことができる。
以上のように、本実施形態によれば、カバー121の開閉軸121aが、サイドパネル102側に設けられているので、サイドパネル102に対するカバー121の組付け精度を高精度にすることができると共に、サイドパネル102に対するフロントパネル103の組付け精度を高精度にすることができ、フロントパネル103に対するカバー121の組付け精度も高精度にすることができる。また、カバー121の開閉軸121aが、閉状態のときにサイドパネル102とカバー121の外面が面一となるように、サイドパネル102の外面よりも内側に設けられているので、カバー121の外面とフロントパネル103の外面とを面一とすることができる。
尚、上述した実施形態では、メモリカードスロット部120のカバー121を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば大型プリンタのインクカートリッジのホルダのカバー等、装着物を保護する装置であれば同様に適用することができる。
装着物保護装置を備えた記録装置であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置、スキャナ等であっても適用可能である。また、記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射して液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置の意味として、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等を備えた装置にも適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を示す斜視図である。 図1のプリンタの内部構造を示す斜視図である。 図2のプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 図1のプリンタのメモリカードスロット部のカバーを閉じた状態を示す斜視図である。 図1のプリンタのメモリカードスロット部のカバーを開いた状態を示す第1の斜視図である。 図1のプリンタのメモリカードスロット部のカバーを開いた状態を示す第2の斜視図である。 図6に示すカバーの回転軸とその周辺部を示す断面図である。 図7に示すカバーの回転軸とその周辺部を示す第1の斜視図である。 図7に示すカバーの回転軸とその周辺部を示す第2の斜視図である。
符号の説明
100 インクジェット式プリンタ、101 ハウジング、102 サイドパネル、103 フロントパネル、110 操作部、120 メモリカードスロット部、121 カバー、121a 回転軸、122 スロット部、123 捻りコイルバネ、124、126 突部、125 バネ部、130 給紙部、140 排紙部、150 用紙搬送部、160 記録部、200 ディスク搬送部

Claims (7)

  1. 着脱自在な装着物を装着するためのスロット部と、
    前記スロット部に対して、覆う閉状態と開放する開状態とをとることのできる開閉自在なカバーとを備え、
    前記装着物を保護する装着物保護装置であって、
    前記カバーの開閉軸が、装置本体を構成する外観部品の、前記スロット部を前面としたときの側面に位置する側に設けられていることを特徴とする装着物保護装置。
  2. 前記カバーの開閉軸が、閉状態のときに前記外観部品と前記カバーの外面が面一となるように、前記外観部品の外面よりも内側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の装着物保護装置。
  3. 前記カバーは、弾性部材で閉状態が維持され、当接部材で開状態が維持されることを特徴とする請求項1又は2に記載の装着物保護装置。
  4. 前記弾性部材は、捻りコイルバネであり、前記カバーの開動作で締め付け方向に変位するように取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の装着物保護装置。
  5. 前記当接部材は、前記カバーに設けられた第1の突部及びこの第1の突部を弾性変位させる弾性変位部と、前記外観部品に設けられ、前記第1の突部と当接可能な第2の突部とを備えていることを特徴とする請求項3又は4に記載の装着物保護装置。
  6. 記録媒体に記録する記録装置であって、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の装着物保護装置を備えたことを特徴とする記録装置。
  7. 電子制御される電子機器であって、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の装着物保護装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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