JP2007030354A - 画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】プリンタからプリントサーバ上の印刷データを取得して印刷する「プルプリント」においても、複数部数からなるプリントジョブを他のプリンタに対して分散して印刷を依頼する分散印刷を可能にし、また「プルプリント」においても、分散印刷を可能にするとともに、ログイン認証が必要な分散先のプリンタに対しても印刷データを予め先送りしておくことにより、印刷出力までの時間を短縮することを可能にすること。
【解決手段】画像形成装置は、対話的ユーザ認証手段、文書特定手段、プリント指示手段、画像形成手段、分散プルプリント指示手段、分散先指定手段、分散プルプリントジョブ送付手段などから構成される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置から印刷対象データを取得して印刷する際に、他の画像形成装置での分散印刷を指定することが可能な画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記憶媒体に関するものである。
従来、ユーザがクライアントPCから印刷を指示する際には出力するプリンタを直接指定して出力させずにデータを一時蓄積し、ユーザが出力を行う任意のプリンタ側から指示することにより蓄積していた該当のプリンタ用の印刷データを取得して印刷出力を行う「プルプリント」の技術は知られている。
また、複数部数の印刷ジョブをネットワークプリンタに印刷指示する場合に同一機種のプリンタに分散して出力させる「分散印刷」の技術は知られている。それを実現する一例としては、特許文献1にあるような、クライアントPCから複数部数が指定された印刷ジョブをプリンタ1が受信すると、自身と同一機種のプリンタを検索して検索されたプリンタをオフラインに設定する。そしてユーザが分散先として所望したいプリンタを直接操作してオンラインに設定すると、プリンタ1はオンラインに変化したプリンタを分散プリンタとして印刷ジョブを送出する、などの技術が挙げられる。
特開2004−258830号公報
しかしながら上述した「プルプリント」の技術は、プリンタ側におけるユーザの操作により、サーバに対して印刷データの取得依頼を行って初めて該プリンタ出力用に適合させたPDL(Printer Description Language)データが生成されてプリンタ側に送信もしくは取得されるため、異なる機種のプリンタが接続される環境における「プルプリント」の仕組みにて構築されている印刷システムにおいては複数のプリンタにて分散して印刷を行う「分散印刷」は実現できなかった。
複数部数のプリントジョブを複数のプリンタにて出力するためには、サーバに格納された印刷データを複数のプリンタそれぞれから「プルプリント」を指示することにより可能になるが、その場合にもおのおののプリンタから「プルプリント」が指示されてからPDLデータの生成が行われ、プリンタに送信され、展開されて印刷出力されるために、おのおののプリンタで印刷出力されるまでの時間を要していた。
また、上述した「特許文献1」の技術を利用して「プルプリント」における「分散印刷」を実現する場合にも、物理的にすぐ近くに同一機種のプリンタがある場合には「分散印刷」が可能になるが、物理的に少し離れてしまうとあらかじめ代替プリンタに対するユーザの直接操作が必要になるので分散が現実的ではない。
また印刷出力物の放置を防ぐセキュリティの観点から「プルプリント」が導入されている場合や、プリンタでの印刷に際して認証を必要とする場合には、他のプリンタに対して「プッシュ」してそのままプリンタにて印刷出力させてしまうとセキュリティが守れなくなってしまう。
更に、他のユーザに印刷物を配信する目的で同じ文書を取得させるべく、分散して「プルプリント」させることは出来なかった。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、「プルプリント」においても、分散印刷を可能にするとともに、ログイン認証が必要な分散先のプリンタに対しても印刷データを予め先送りしておくことにより、印刷出力までの時間を短縮することを可能にする画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の画像形成システムを構成する画像形成装置は、操作者のユーザ識別情報をユーザ操作により対話的に入手し、ユーザ識別情報を基に操作者の認証を行う対話的ユーザ識別手段、操作者から、印刷対象である文書の特定を受け付ける文書特定手段、操作者から、前記特定された文書のプリント指示を受け付けるプリント指示手段、前記プリント指示された文書の画像形成を行う画像形成手段、操作者から、前記文書特定手段で特定された文書を、前記プリント指示手段でプリント指示を受け付ける際に、分散プルプリントの指示を対話的に受け付ける分散プルプリント指示手段、操作者から、前記分散プルプリント指示された文書を分散プルプリントする、ネットワーク接続された他の画像形成装置の指定を、対話的に受け付ける分散先指定手段、前記分散先指定手段で指定された分散先の他の画像形成装置に、前記分散プルプリント指示された文書のプリントを行う分散プルプリントジョブを送付する分散プルプリントジョブ送付手段、を備え、前記分散プルプリントジョブは、分散先の他の画像形成装置において、他の画像形成装置の対話的ユーザ認証手段で認証後に、画像形成されるプリントジョブであることを特徴とする。
本発明によって、ユーザがクライアントPCから印刷を指示する際には出力するプリンタを直接指定せずに印刷データをプリントサーバに一時格納し、ユーザが出力を行う任意のプリンタ側から指示することによりプリントサーバより該当のプリンタ用の印刷データを取得して印刷出力を行う「プルプリント」においても、複数部数からなるプリントジョブを他のプリンタに対して分散して印刷を依頼する分散印刷が可能になる。
また、印刷データを格納したプリントサーバに対して複数のプリンタからそれぞれプルプリントを指示する場合に比べると、本発明があらかじめ分散先のプリンタに対してPDLデータを送信して展開した状態でプリンタに格納しておくために、印刷出力されるまでの時間の短縮が可能になる。
また、本発明においては、プルプリントを実施するプリンタにおいて分散先のプリンタを選択することが可能なため、物理的にすぐ隣には設置されていない離れているプリンタに対しても分散印刷を指示することが可能になる。
また印刷出力物の放置を防ぐセキュリティの観点から「プルプリント」が導入されている場合や、プリンタでの印刷に際して認証を必要とする場合にも、本発明を用いることにより、分散先のプリンタでの認証方法を指定でき、セキュリティの目的を保ったまま分散印刷が可能になる。
更に、他のユーザに印刷物を「配信」する目的で同じ文書を取得させるべく、分散して「プルプリント」させることも可能になり、また更に、分散印刷を指示するユーザが他のユーザに印刷出力を手伝ってもらう「分散」印刷時には分散元のユーザに課金処理を行い、分散印刷を指示するユーザが他のユーザに印刷出力物を配布する目的の「配信」印刷時には分散先のユーザに課金処理を行うことも可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の代表的な実施形態における画像形成装置を組み合わせた画像形成システムの全体構成図である。同図は、クライアントPC101、プリントサーバ102、ディレクトリサーバ103、画像形成装置104(1)、画像形成装置104(2)、…、画像形成装置(N)がネットワーク100を介して接続されている。
尚、画像形成装置104(1)、104(2)、…、104(N)は各々同様な構成を有しているため、ここでは説明を簡略化するため、複数の画像形成装置104(1)、104(2)、…、104(N)の中で特定された画像形成装置を指す場合は画像形成装置104(X)と記す。また、複数の画像形成装置104(1)、104(2)、…、104(N)の全てを指す場合は、単に画像形成装置104と記す。
ネットワーク接続手段を備える一般的な情報処理装置(コンピュータ)により構成されるクライアントPC101のアプリケーションにて印刷が指示されるとクライアントPC101に導入されたプリンタドライバにて特定のプリンタに依存しないページ記述言語による汎用印刷データ(PDF:Portable Document Format、など)が作成されて、ネットワーク100を介してプリントサーバ102に格納される。
プリントサーバ102は、後述するようにCPU、ROM、RAM、HDD等で構成される情報処理装置(コンピュータ)により構成される。
画像形成装置104は、印刷データをネットワーク100を介してプリントサーバ102から受信することができる画像形成装置であり、例えば、複合型のプリンタ、MFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)などが挙げられる。
画像形成装置104からプリントサーバ102に対して印刷データの要求を行うにあたって、認証処理が実施され、画像形成装置104にて入力された認証情報を受け取ったプリントサーバ102はネットワーク100を介してディレクトリサーバ103に格納されたユーザ情報を用いて認証処理を行う。
ディレクトリサーバ103は、後述するようにCPU、ROM、RAM、HDD等で構成される情報処理装置(コンピュータ)により構成される。
なお、ディレクトリサーバ103は、プリントサーバ102に内包される構成であっても構わない。
また、プリントサーバ102は特定の画像形成装置104(X)に内包される構成であっても構わない。その場合には、画像形成装置104(X)には外部コントローラが接続される構成であり該外部コントローラ内にプリントサーバ102を内包する構成であっても構わない。
さらに、画像形成装置104においては、本発明で実現される機能の一部をLBP(Laser Beam Printer)等のSFP(Single Function Peripheral:単一機能周辺機器)に搭載させることも可能である。
図2は、クライアントPC101、プリントサーバ102およびディレクトリサーバ103の具体的な構成例を示す図である。同図において、201は情報処理装置の演算・制御をつかさどる中央演算装置(以下、CPUと記す)である。
202はランダムアクセスメモリ(以下、RAMと記す)であり、CPU201の主メモリとして、及び実行プログラムの領域や該プログラムの実行エリアならびにデータエリアとして機能する。
203はCPU201の動作処理手順を記憶しているリードオンリーメモリ(以下、ROMと記す)である。ROM203には情報処理装置の機器制御を行うシステムプログラムである基本ソフト(OS)を記録したプログラムROMと、システムを稼働するために必要な情報等が記録されているデータROMがある。また、ROM203の代わりに、後述のHDD209を用いる場合もある。
204はネットワークインターフェース(NETIF)であり、ネットワークを介して情報処理装置間のデータ転送を行うための制御や接続状況の診断を行う。
205はビデオRAM(VRAM)であり、後述する情報処理装置の稼働状態を示すCRT206の画面に表示させるための画像を展開し、その表示の制御を行う。
206はディスプレイ等の表示装置(以下、CRTと記す)である。
207は外部入力装置208からの入力信号を制御するためのコントローラ(以下、KBCと記す)である。208は利用者が行う操作を受け付けるための外部入力装置(以下、KBCと記す)であり、例えばキーボードやマウス等のポインティングデバイスが用いられる。
209はハードディスクドライブ(以下、HDDと記す)であり、アプリケーションプログラムや各種データ保存用に用いられる。本実施形態におけるアプリケーションプログラムとは、本実施形態における各種処理手段を実行するソフトウェアプログラム等である。
210は外部入出力装置(以下、FDDと記す)であり、例えばフロッピー(登録商標)ディスクドライブ、USBドライブ、CDROMドライブ等のリムーバブルディスクを入出力するものであり、上述したアプリケーションプログラムの媒体からの読み出し等に用いられる。211はFDD210によって読み出しされる磁気記録媒体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスクや外付けハードディスク)、光記録媒体(例えば、CD−ROM)、光磁気記録媒体(例えば、MO)、半導体記録媒体(例えば、メモリカード)等の取り外し可能なデータ記録装置(リムーバブル・メディア)である(以下、FDと記す)。尚、HDD209に格納するアプリケーションプログラムやデータをFDD210に格納して使用することも可能である。また、本実施例で述べる外部記憶媒体104はFD211に含まれる。
200は上述した各ユニット間を接続するための伝送バス(アドレスバス、データバス、入出力バス、及び制御バス)である。
図3は、画像形成装置104として代表的なMFPの具体的な構成例を示す概要図である。
同図において、入力画像処理部301は、紙原稿などをスキャナなどの画像読み取り装置で読み取り、読み取られた画像データを画像処理する。
NIC(Network Interface Card)部302は、ネットワークを利用して入力された画像データ(主に、PDLデータ)をRIP部303に渡したり、MFP内部の画像データや装置情報をネットワーク経由で外部に送信したりする。RIP部303は、入力されたPDL(Page Description Language)データを解読し、RIP(Raster Image Processor)展開する部分である。
次に、入力された画像データは、制御部304に送られる。制御部304は、入力されるデータや出力するデータを制御する交通整理の役割を果たしている。
また、制御部304に入力された画像データは、一旦メモリ部305に格納される。格納された画像データは、一時的に格納されたり、必要に応じて呼び出されたりする。
出力画像処理部306は、プリントするための画像処理が施され、プリンタ部307に送られる。
プリンタ部307では、シートを給紙し、出力画像処理部306で作られた画像データをそのシート上に順次印字していく。プリントアウトされたシートは後処理部308へ送り込まれ、シートの仕分け処理やシートの仕上げ処理が行われる。
更に、操作部309は、上記の様々なフローや機能を選択したり操作指示したりするためのものであるが、操作部の表示装置の高解像度化に伴い、メモリ部305にある画像データをプレビューし、確認後OKならばプリントするといった使い方もできる。
このように、MFPには様々な機能と利用方法があり、以下にその例を示す。
複写機能 :入力画像処理部→出力画像処理部→プリンタ部
ネットワークスキャン:入力画像処理部→NIC部
ネットワークプリント:NIC部→RIP部→出力画像処理部→プリンタ部
ボックススキャン機能:入力画像処理部→出力画像処理部→メモリ部
ボックスプリント機能:メモリ部→プリンタ部
ボックス受信機能 :NIC部→RIP部→出力画像処理部→メモリ部
ボックス送信機能 :メモリ部→NIC部
プレビュー機能 :メモリ部→操作部
MFPは、自装置内部に複数のジョブのデータを記憶可能なハードディスク等のメモリを具備し、スキャナから出力されたジョブデータに対し該メモリを介してプリンタ部でプリント可能にするコピー機能や、コンピュータ等の外部装置から出力されたジョブデータに対し該メモリを介してプリント部でプリント可能にするプリント機能等の複数の機能を具備した画像形成装置である。
また、本システムの構成に関し、上記の如く、複数の機能を具備した複合機能型の画像形成装置を有すると共に、プリント機能のみを具備した単一機能型の画像形成装置等のSFP(Single Function Peripheral:単一機能周辺機器)を具備する構成でも良いし、いずれか一方のタイプの画像形成装置のみを具備する構成でも良い。いずれにしても、本形態の制御が実現可能な構成であればよい。
また、画像形成装置104として代表的なMFP内部にて満足な画質やパフォーマンス(プリントスピードに見合うだけの十分な画像処理スピード)が得られない場合にRIP処理に用いたり、大容量の保存領域を持つ文書保管装置として用いたりする、画像形成装置と1対1に対応付けられた外部コントローラが接続される場合がある。その外部コントローラのボックスと呼ばれる保管領域を記憶部として用いる様にしても良い。
図4は、本発明の、画像形成装置を組み合わせた画像形成システムを構成する情報処理装置であるプリントサーバ102内の構成と、画像形成装置104の構成と、関係する外部装置であるクライアントPC101内の構成を、機能モジュールごとに示した構成図である。
同図において、401、402、403、404はクライアントPC101内の処理モジュールであり、411、413、414、416、417,418、419、421はプリントサーバ102の処理モジュールであり、303、306、309、441、442、443は画像形成装置104内の処理モジュールである。これら処理モジュールは、クライアントPC101やプリントサーバ102の図2に示したCPU201や、画像形成装置104の図3に示した制御部304で使用されるアプリケーションプログラム、又はプログラムの一部として動作するモジュールである。
図4において、412、415、420はプリントサーバ102内の情報格納装置であり、431はディレクトリサーバ103内の情報格納装置であり、444は画像形成装置104内の情報格納装置であり、ファイルシステム又はデータベースシステムを用いてプリントサーバ102やディレクトリサーバ103、および画像形成装置104におけるHDD209、RAM202、及びFDD210の少なくとも一つを用いて情報を格納する。また、情報格納装置412、415、420、431、444に格納された情報へは、特定のキーや条件で直接特定の情報へのアクセスが可能である。
図4に示す矢印は、処理モジュール間の制御や情報の流れのうち主要なものを表す。情報処理装置(クライアントPC101、プリントサーバ102、ディレクトリサーバ103、および画像形成装置104)とその中の処理モジュールや情報格納装置との関係は、自動起動されるかもしくはオペレータがKB208より入力した情報や指示により、必要に応じてRAM202に展開しCPU201へ伝えられる。CPU201で演算し必要な処理モジュールと情報格納装置に格納された情報をROM203、HDD209、FDD210或いはRAM202等よりRAM202に展開しCPU201へ伝え、CPU201で演算した結果を、必要がある場合、RAM202、HDD209、FDD210等に存在する情報格納装置にその演算結果の情報を書き込む。また同時に、CPU201での演算した結果を、必要がある場合、CRT206に結果の情報を表示するものである。CPU201、RAM202、ROM203、NETIF204、KB206、HDD209、FDD210間の伝送はシステムバス200を通じて行われる。
ユーザがクライアントPC101の印刷アプリケーション401を用いてアプリケーションデータを作成し、印刷メニューなどから印刷を指示すると、プリンタドライバが起動され、ユーザが画面を通じて用紙サイズや色区分などの印刷体裁や印刷部数の設定を行ってから印刷実行が指示されると、汎用印刷データ作成処理部403がアプリケーションデータから特定のプリンタに依存しないページ記述言語による汎用印刷データ(PDFなど)を作成し、認証処理部404がネットワーク100を介してプリントサーバ102の認証処理部413と通信することによる認証処理が必要に応じて実施された後に、汎用印刷データ送信処理部402がネットワーク100を介して該汎用印刷データをプリントサーバ102に送信する。
クライアントPC101から送信された該汎用印刷データを受信したプリントサーバ102の汎用印刷データ登録処理部411は、該汎用印刷データを一意に関連付ける文書IDを発行して該汎用印刷データとクライアントPC101にて設定された印刷体裁や登録したユーザの情報と共に印刷データ情報記憶部412に格納し、格納後にクライアントPC101の汎用印刷データ送信処理部402に対して該文書IDを返信することにより、登録完了とする。なお、ユーザに対する該印刷データIDの通知はプリントサーバ102内のユーザ通知処理部421が電子メールなどを用いて行っても構わない。
また、クライアントPC101においては汎用印刷データを生成せずに、ネットワーク100を介してアプリケーションデータのままプリントサーバ102に送信された場合に、汎用印刷データ登録処理部411が該アプリケーションデータから汎用印刷データに変換してから印刷データ情報記憶部412に登録するようにしても構わない。
クライアントPC101から印刷データをプリントサーバ102に登録する際に認証を必要とする場合には、クライアントPC101から送信されたユーザ情報をもとにしてプリントサーバ102の認証処理部413がネットワーク100を介してディレクトリサーバ103のユーザ情報記憶部431の情報を利用して認証処理を行う。ディレクトリサーバ103はプリントサーバ102と独立した構成で図示されているが、プリントサーバ102に包含される構成になっていても構わない。
プリントサーバ102内の画像形成装置情報記憶部415には、プリントサーバ102とネットワーク100にて接続した画像形成装置104の情報が格納されている。画像形成装置IDや出力可能印刷体裁情報や設置場所の情報などから構成される画像形成装置情報は、プリントサーバ102を直接オペレータがKB208から操作したり、クライアントPC101のWebブラウザをオペレータが用いたり、画像形成装置104から自己登録することにより、画像形成装置情報登録処理部414が起動されて仲介することにより、画像形成装置情報記憶部415への登録処理が行われる。
ユーザが画像形成装置104(1)の操作部309が表示する画面を用いてユーザIDを入力することにより、認証処理部441がネットワーク100を介してプリントサーバ102の認証処理部413と通信することにより認証処理が必要に応じて実施され、印刷データ情報記憶部412から検索した結果として該ユーザに紐付く未処理の印刷データの情報(PDLデータは含まず)をネットワーク100を介して取得して、画像形成装置104の画面に文書一覧を表示する。ユーザが画像形成装置の操作部309が表示する文書一覧から印刷対象の文書を選択してから、他の画像形成装置104(N)での分散印刷を希望すると、印刷依頼処理部442はネットワーク100を介してプリントサーバ102の画像形成装置情報検索処理部416と通信することにより画像形成装置情報記憶部415に格納された印刷装置情報から、該印刷データを設定された印刷体裁に従って印刷することが可能な画像形成装置の一覧を取得して、画像形成装置104(1)の画面に分散先プリンタ一覧を表示する。続けてユーザが画像形成装置104(1)の操作部309が表示する画面から分散先プリンタ(X)を選択し、分散先プリンタ(X)での認証方法として、特定のユーザのユーザID、もしくはユーザの属するグループ、もしくは文書IDで認証する方法から認証方法を選択してから分散印刷を指示すると、印刷依頼処理部442がネットワーク100を介してプリントサーバ102の印刷要求処理部417と通信することにより、印刷要求処理部417が画像形成装置104(1)および分散先に指定された画像形成装置104(X)のプリンタドライバ情報を画像形成装置情報記憶部415より取得し、それぞれの画像形成装置用に登録されたプリンタドライバである印刷データ変換処理部418を起動する。起動された印刷データ変換処理部418は印刷データ情報記憶部412に記憶された該印刷データ情報を取得して汎用印刷データから該当の画像形成装置104に適したPDLデータを作成し、作成されたPDLデータを含む印刷データ情報は印刷データ送信処理部419により分散印刷を依頼した元の画像形成装置104(1)の印刷データ受信処理部443および分散先の画像形成装置104(X)の印刷データ受信処理部443に対して送信される。
分散印刷処理依頼元の画像形成装置104(1)の印刷データ受信処理部443が受信した印刷データ情報に含まれるPDLデータはRIP部303により展開されてから出力画像処理部306に渡され、印刷出力される。
一方、分散印刷先の画像形成装置104(X)の印刷データ受信処理部443が受信した印刷データ情報はPDLデータをRIP部303が展開した状態で印刷データ情報記憶部444に格納される。
画像形成装置104(1)にて、分散先プリンタ(X)での認証方法としてユーザIDによる認証が指定され、指定されたユーザに対しては、プリントサーバ102のユーザ通知処理部421から分散印刷が指示された旨の電子メールを送信するようにしても良い。
分散先として指定された画像形成装置104(X)の操作部309が表示する画面を用いて分散印刷を指示されたユーザがユーザIDを入力すると画像形成装置104(X)の認証処理部441がネットワーク100を介してプリントサーバ102の認証処理部413と通信することにより認証処理が行われ、続けて画像形成装置104(X)の印刷データ情報記憶部444内に格納された分散印刷データ情報を取得し、該印刷データ情報に含まれている認証種別(ユーザ認証、グループ認証など)や分散元ユーザID情報をプリントサーバ102の認証処理部413に送信することにより、該分散印刷を指示されたユーザのユーザIDに紐付けられた印刷データ情報が含まれているかどうかを検索して返される。その結果として該分散印刷を指示されたユーザのユーザIDに紐付けられた印刷データ情報が印刷データ情報記憶部444に含まれていた場合には、該印刷データの展開済み状態で格納されていた印刷データは出力画像処理部306により印刷出力される。なお、画像形成装置104(X)としてSFPやLBPを採用した場合には、一般的には操作部が貧弱になることもあり、認証処理後に文書一覧リストなどの画面表示を行わずに分散された印刷データを印刷出力することにより実現する。
また、図4における画像形成装置104(2)は、外部コントローラが接続される形態としている。この外部コントローラに備わる文書を保管するボックスとしての大容量の保存領域に印刷データ情報記憶部444を配置することにより、印刷データがユーザIDに紐付く場合には、ユーザ用のボックスに対して印刷データ情報を格納するようにしても良い。また外部コントローラのRIP部303を使用する様にしても良い。
図5は、図4のプリントサーバ102において印刷データ情報を格納する印刷データ情報記憶部412のデータ構成の例を示した図である。
文書ID501は、クライアントPC101から印刷データが汎用印刷データ登録処理部411により登録される際に発行される、印刷データを一意に特定する識別子である。文書IDに関連付けて文書パスワードも格納することが可能である。
文書名称502は、該当の印刷データを指すユーザが任意に設定可能な表示上の文字列である。
登録ユーザID503は、クライアントPC101から印刷データを登録したユーザを識別するための識別子である。
印刷体裁情報504は、クライアントPC101や画像形成装置104から指定される、印刷用紙サイズ、色区分、印刷面などの印刷時のパラメータを格納するものであり、ここに設定された印刷体裁に従って汎用印刷データからPDLデータが作成される。
印刷部数505は、クライアントPC101や画像形成装置104から指定される、印刷出力部数である。
分散先情報506は、該印刷データに対して分散印刷が指定された際に、その複数の分散先の画像形成装置104(X)に対する印刷データ情報を格納するものであり、図6にて後述する分散先の画像形成装置104(X)内の印刷データ記憶部444に格納された印刷データ情報に含まれる印刷データ615以外の情報が格納される。
登録日時507は、クライアントPC101から登録された日時を格納し、有効期限508は印刷データを画像形成装置104から印刷することが可能な有効期限を格納する。
汎用印刷データ509は、クライアントPC101から登録された特定のプリンタに依存しないページ記述言語による汎用印刷データを格納する。
図6は、図4の画像形成装置104において分散印刷データとしてプリントサーバ102から受信した印刷データ情報を格納した印刷データ情報記憶部444のデータ構成の例を示した図であり、図5にて説明したプリントサーバ102の印刷データ情報記憶部412の分散先情報506も、印刷データ615を含まないだけでほぼ同様の構成をなす。
文書ID601は、分散された元の印刷データの図5で説明した文書ID501と同じ値が設定されて紐付けるための識別子である。
文書名称602は、分散元の印刷データの文書名称502を複製した印刷データを指す表示上の文字列である。
分散元ユーザID604は、画像形成装置104(1)にて分散印刷を指示したユーザを識別するための識別子である。
認証種別605は、画像形成装置104(1)にて分散印刷が指示された際に、分散先の画像形成装置104(X)における分散印刷に際して、指定された文書IDの入力により認証する「文書ID認証」か、指定されたユーザIDにより認証する「ユーザ認証」か、分散を指示した分散元ユーザと同じグループに属するユーザであるかどうかで認証する「グループ認証」か、の認証種別が格納される。
分散認証ID606は、認証種別605で「ユーザ認証」が設定された際には分散印刷が許可されたユーザIDが、「グループ認証」が設定された際には分散印刷が許可されたグループIDが格納される。
優先度607は、画像形成装置104(1)にて分散印刷が指示された際に、分散先の画像形成装置104(X)における分散印刷に際しての処理優先度(高い、普通など)を格納するものであり、処理優先度が高い場合には分散先の画像形成装置104(X)にて分散印刷を指示されたユーザがログインした直後に該印刷データを印刷出力させる「分散印刷文書」画面が表示される。
印刷種別608は、画像形成装置104(1)にて第1のユーザが分散印刷が指示する際に、分散先の画像形成装置104(X)における第2のユーザに印刷出力を手伝ってもらう意図の「分散」印刷を意図したか、第2のユーザに同じ印刷出力物を配布する目的で「配信」印刷を意図したか、を識別する印刷種別を格納する。「分散」が選択された場合には、分散先の画像形成装置104(X)での印刷出力の課金処理は分散元の第1のユーザに対して行い、「配信」が選択された場合には、分散先の画像形成装置104(X)での印刷出力の課金処理は分散先の第2のユーザに対して行うなど、処理の切り替えを行うことが可能になる。
印刷体裁情報609は、クライアントPC101や画像形成装置104から指定された分散元の印刷データの印刷体裁情報609を複製したものである。
総印刷部数610は、分散元の印刷データの印刷部数505を複製したものである。
分散印刷部数611は、分散印刷データとして出力するべく指定された印刷出力部数である。
分散元画像形成装置情報612は、第1のユーザが分散印刷を指示した画像形成装置104(1)の情報である。
登録日時613は、分散元の印刷データの登録日時507を複製したものである。
有効期限614は、分散元の印刷データの有効期限508を複製したものであり、有効期限が切れた印刷データ情報は削除される。
印刷データ615には、プリントサーバ102から分散先の画像形成装置104(X)用に作成されたPDLデータを画像形成装置104(X)にてRIP展開した印刷データが格納される。
図7は、図4のプリントサーバ102内のネットワーク100を介して接続される画像形成装置104の情報を格納する画像形成装置情報記憶部415のデータ構成の例を示した図である。
画像形成装置ID701は、画像形成装置104(X)を一意に識別する識別子である。
画像形成装置名称702は、該当の画像形成装置104(X)を指す任意に設定可能な表示上の文字列である。
出力可能印刷体裁情報703は、画像形成装置104(X)にて設定することが可能な印刷体裁の一覧を格納する。分散印刷に際して画像形成装置情報検索処理部416が分散印刷先の画像形成装置104を検索する際に、ここの情報を用いて検索を行う。
ドライバ種類704は、プリントサーバ102にて印刷データ情報記憶部412に格納された汎用印刷データ509から特定の画像形成装置104(X)用のPDLデータを生成する際に、該画像形成装置104(X)用に登録されたプリンタドライバ(印刷データ変換処理部418)を指すものである。
機器ステータス705は、ネットワーク100を介して接続された画像形成装置104の各々が電源が入っており印刷処理を行うのに不具合が無いかどうかを格納するものであり、プリントサーバ102と画像形成装置104間で定期的に通信することにより状態を監視するものである。
設置場所番号706は、画像形成装置情報登録処理部414を用いて画像形成装置104(X)の情報を登録する際に、該当の画像形成装置が設定される位置情報(ビル、階、部屋、位置など)を指す番号を格納するものである。番号のそれぞれの桁にはビルや階などの意味を持たせるなどして、分散印刷に際して画像形成装置情報検索処理部416が分散印刷先として利用可能な画像形成装置を検索して分散元の画像形成装置から近い順に並べる際に、ここの情報を用いられる。
設置場所名称707は、設置場所番号706を指す表示上の文字列(A棟3階居室南など)である。
以下、図23〜図31に示すフローチャート(および図8〜図22の画面例)を用いて本発明に係る画像形成装置を組み合わせた画像形成システムにより、画像形成装置から印刷対象データを取得して印刷する際に他の画像形成装置での分散印刷を行う実施例の概要をあらためて順に説明する。
図23〜25は、ユーザが画像形成装置104(1)であるプリンタ(1)を操作してプルプリントを行う際に、他の画像形成装置104(X)に対して分散印刷処理を依頼する際の画像形成装置104(1)であるプリンタ(1)における一連の処理フローの概要を表している。
ステップS101でプリンタ(1)の操作部309が表示する操作メニュー画面にてユーザにより「プルプリント」を選択されたことを認識すると、制御部304は「プルプリント」のプログラムを起動することにより、図8に例を示す「メニュー」画面800を画面上に表示する。
ステップS102にて、ユーザにより「文書リストから選択して出力」ボタン801を選択されたのを操作部309が認識すると、ユーザIDによる認証が選択されたものとしてステップS103へ進み、「文書IDを指定して出力」ボタン802が選択されたのを認識すると、文書IDによる認証が選択されたものとしてステップS109へ進む。
ステップS103にて操作部309が画面上に図9に例を示す「ログイン」画面900を表示し、ユーザが「ユーザID」901にユーザIDを、「パスワード」902にユーザパスワードを入力して「次へ」ボタン903を押下したのを認識すると、ステップS104にて、入力されたログイン情報を認証処理部441がプリントサーバ102の認証処理部413と通信することにより承認処理を依頼する。ステップS105で、プリントサーバ102より承認処理の結果を認証処理部441が受信し、ログイン承認された場合にはステップS106へ進み、承認されなかった場合にはステップS108へと進みエラー画面を表示して一連の処理フローは終了する。
ステップS106で、認証処理部441が続けてプリントサーバ102より該ユーザに紐付く印刷データの一覧情報(図5の印刷データ記憶部412のデータ構成の一部)を受信し、ステップS107で図10に例を示す「印刷文書リスト」画面1000を表示する。
図10の「ユーザ名」1001には、プリンタサーバ102の認証処理にて取得したログインしたユーザの表示名が表示され、「印刷文書リスト」1002には該ユーザがプリンタ(1)にて印刷可能な印刷データの一覧(文書名、入稿日、文書IDなど)を表示し、ユーザが印刷対象としたい印刷データにチェックをすることができる。「印刷体裁」表示欄1003にはリストで選択状態になっている印刷データに設定されている印刷体裁(A4、カラー、両面、1up)と課金情報が表示される。「部数」設定1004では、リストで選択状態になっている印刷データの印刷部数を設定でき、「詳細情報」設定ボタン1005を押下すると、さらにリストで選択状態の印刷データに対して詳細な印刷体裁が設定できる詳細情報設定画面が子画面として表示される(説明省略)。「分散印刷」ボタン1006が押下されるとステップS114の判断にてリストで選択状態の印刷データに対して分散印刷が選択されたと判断されてステップS117へと進み、一方「印刷開始」ボタン1007が押下されるとステップS114の判断にて通常印刷が選択されたと判断されてステップS115へと進む。
ステップS115でプリンタ(1)の印刷依頼処理部442は、ユーザがリストでチェックをした印刷データの印刷体裁情報をプリントサーバ102の印刷要求処理部417に送信すると、ステップS116で後述する図25のステップS150〜ステップS153の通常印刷処理を行って、一連の処理フローは終了する。
ステップS117でプリンタ(1)の印刷依頼処理部442は、ユーザがリストで選択状態とした印刷データの印刷設定情報をプリントサーバ102の画像形成装置情報検索処理部416に送信することにより、該印刷データを分散印刷することが可能な分散先プリンタが近い順に並んだリストを受信し(ステップS118)、ステップS119でログイン時の認証方法がユーザID認証であったのでステップS125へと進み、図11で例を示す「分散印刷指示」画面1100を画面上に表示する。図11の「ユーザ名」1101にはログインしたユーザの表示名が表示され、「分散先プリンタ一覧」リスト1102にはステップS118にて取得した分散先プリンタ一覧(分散先プリンタ、部数など)を表示し、分散先として指定したいプリンタにチェックして部数を設定することができる。「印刷データ情報表示欄」1103には、文書ID、文書名、合計部数、入稿日時などの分散印刷を行う印刷データの情報が表示される。「本プリンタでの残印刷部数」設定欄1104には、該当の印刷データの全印刷部数から分散させる印刷部数を差し引いた、分散させずに本プリンタ(1)にて印刷する部数が設定できる(ステップS126)。
「分散先の認証方法」設定1105では、分散先のプリンタでの認証方法が、文書IDによる認証、ユーザIDによる認証、グループによる認証、から選択でき、「詳細設定」ボタン1106をユーザが押下することにより、「分散先の認証方法」にて選択された認証方法に従って、図24のステップS130の分散方法の選択処理が行われ、「文書IDによる認証」が選択された場合にはステップS132へ進み、「ユーザIDによる認証」が選択された場合にはステップS133へ進み、「グループによる認証」が選択された場合にはステップS136へ進む。
ステップS131では、図12に例を示す「分散先認証指定(文書ID)」画面1200を図11の「分散印刷指示」画面1100の子画面として画面上に表示する。「文書情報」表示欄1201には選択されている印刷データ情報(文書ID、文書名)が表示され、「分散先の認証方法」設定欄では、「文書IDにて認証」1202か、「文書と文書パスワードにて認証」1203か、を選択でき、「文書と文書パスワードにて認証」1203を選択した場合には「文書パスワード」設定欄1204に、文書パスワードを設定できる(ステップS132)。「OK」ボタン1205をユーザが押下することにより、ユーザにより設定された情報が反映され、再び「分散印刷指示」画面1100が表示され、詳細設定が行われる前には使用不可状態であった「印刷開始」ボタン1107が使用可能状態になっている。
ステップS133では、図13に例を示す「分散先認証指定(ユーザID)」画面1300を図11の「分散印刷指示」画面1100の子画面として画面上に表示する。「文書情報」表示欄1301には選択されている印刷データ情報(文書ID、文書名)が表示され、「分散先の認証方法」設定欄では、「同じユーザのIDにて認証」1302か、「指定する特定のユーザIDにて認証」1303から選択でき、「指定する特定のユーザIDにて認証」1303を選択した場合には、「ユーザID」入力欄1304に分散印刷を指示する複数のユーザIDを入力することが出来る(ステップS134)。
「優先度」選択欄1305では、分散先のプリンタにて該分散印刷データを優先度「高い」として優先して印刷させるか、それとも他の印刷データと同様の優先度「普通」として印刷させるかを設定でき、「印刷種別」選択欄1306ではログインしているユーザがプリンタ(1)で印刷するのを補助する目的で分散先のプリンタにて印刷データの分散印刷を依頼する「分散」印刷か、もしくログインしているユーザから他のユーザに配信する目的で他のプリンタにて印刷データを「配信」印刷させるか、を選択できる(ステップS135)。
なお、印刷種別の設定は、システムによる設定としたり、クライアントPC101から登録する際にデータの種類によって区別することにより、プリンタ(1)を操作する一般ユーザには設定させない方法も可能である。「OK」ボタン1307をユーザが押下することにより、ユーザにより設定された情報が反映され、再び「分散印刷指示」画面1100が表示され、詳細設定が行われる前には使用不可状態であった「印刷開始」ボタン1107が使用可能状態になっている。
ステップS136では、認証処理部441がプリントサーバ102の認証処理部413と通信することにより、ログインしているユーザの属するグループ(部門)と同じグループに属するユーザの一覧を取得し、ステップS137では、図14に例を示す「分散先認証指定(グループ)」画面1400を図11の「分散印刷指示」画面1100の子画面として画面上に表示する。「文書情報」表示欄1401には選択されている印刷データ情報(文書ID、文書名)が表示され、「分散先の認証方法」設定欄では、「同グループに属する全ユーザが出力可能」1402か、「同グループに属するユーザから選択して指定」1403から選択でき、「同グループに属するユーザから選択して指定」1403を選択した場合には、「ユーザ名一覧」1404にてステップS136にて取得したユーザ名の一覧から指定したいユーザ名を選択できる(ステップS138)。
なお、1404で例を示すように分散先に選択したユーザに対して分散先のプリンタを指定する様にしても構わない。「優先度」選択欄1405では、分散先のプリンタにて該分散印刷データを優先度「高い」として優先して印刷させるか、それとも他の印刷データと同様の優先度「普通」として印刷させるかを設定でき、「印刷種別」選択欄1406ではログインしているユーザがプリンタ(1)で印刷するのを補助する目的で分散先のプリンタにて印刷データの分散印刷を依頼する「分散」印刷か、もしくログインしているユーザから他のユーザに配信する目的で他のプリンタにて印刷データを「配信」印刷させるか、を選択できる(ステップS139)。
なお、印刷種別の設定は、システムによる設定としたり、クライアントPC101から登録する際にデータの種類によって区別することにより、プリンタ(1)を操作する一般ユーザには設定させない方法も可能である。「OK」ボタン1407をユーザが押下することにより、ユーザにより設定された情報が反映され、再び「分散印刷指示」画面1100が表示され、詳細設定が行われる前には使用不可状態であった「印刷開始」ボタン1107が使用可能状態になっている。
ステップS140にて、「分散印刷指示」画面1100の「印刷開始」ボタン1107がユーザにより押下されると、ステップS141で印刷依頼処理部442はユーザにより設定された分散印刷のための情報をプリントサーバ102の印刷要求処理部417に送信することにより分散印刷の依頼処理が行われ、ステップS142にて、「本プリンタの残印刷部数」1104に設定した残りの印刷部数に関しては、後述する図25のステップS150〜ステップS153の通常印刷処理を行って、一連の処理フローは終了する。
図23のステップS102で文書ID認証が選択された場合にはステップS109に進み、画面上に操作部309が図15に例を示す「文書IDの設定」画面1500を表示する。「文書ID」入力欄1501には文書IDが入力でき、「文書パスワード」入力欄1502には文書パスワードが入力できる。ステップS110でユーザが「次へ」ボタン1503を押下することにより、認証処理部441がプリントサーバ102の認証処理部413と通信することにより、ステップS111にてプリントサーバ102より得た結果より該当の文書IDと文書パスワードに一致する印刷データが存在した場合にはステップS112へと進み、存在しなかった場合にはステップS108へと進んでエラー画面を表示し、一連の処理フローを終了する。
ステップS112で、認証処理部441が続けてプリントサーバ102より該文書IDに紐付く印刷データ情報を受信し、ステップS113で図16に例を示す「印刷文書」画面1600を表示する。「文書情報」表示欄1601には該当の印刷データの印刷体裁や課金情報やサムネイルが表示される。「部数」設定欄1602では印刷部数が設定でき、「詳細情報」ボタン1603を押下すると、さらに印刷データに対して詳細な印刷体裁が設定できる詳細情報設定画面が子画面として表示される(説明省略)。「分散印刷」ボタン1604が押下されると、ステップS114の判断にて分散印刷が選択されたと判断されてステップS117へと進み、一方「印刷開始」ボタン1605が押下されるとステップS114の判断にて通常印刷が選択されたと判断されてステップS115へと進む。
ステップS115でプリンタ(1)の印刷依頼処理部432は、該当の印刷データの印刷体裁情報をプリントサーバ102の印刷要求処理部417に送信すると、ステップS116で後述する図25のステップS150〜ステップS153の通常印刷処理を行って、一連の処理フローは終了する。
ステップS117でプリンタ(1)の印刷依頼処理部432は、該当の印刷データの印刷設定情報をプリントサーバ102の画像形成装置情報検索処理部416に送信することにより、該印刷データを分散印刷することが可能な分散先プリンタが近い順に並んだリストを受信し(ステップS118)、ステップS119でログイン時の認証方法が文書ID認証であったのでステップS120へと進み、図17で例を示す「分散印刷指示」画面1700を画面上に表示する。
図17の「分散先プリンタ一覧」リスト1701にはステップS118にて取得した分散先プリンタ一覧(分散先プリンタ、部数など)を表示し、分散先として指定したいプリンタに部数を設定してチェックすることができる。
「文書情報」表示欄1702には、文書ID、文書名、合計部数、入稿日時などの印刷データの情報が表示される。「本プリンタでの残印刷部数」設定欄1703には、該当の印刷データの全印刷部数から分散させる印刷部数を差し引いた、分散させずに本プリンタ(1)にて印刷する部数が設定できる。
「分散先の認証方法」設定欄1704には、分散先での認証方法として「文書IDにて認証」か、「文書IDと文書パスワードにて認証」が選択でき、「文書IDと文書パスワードにて認証」の場合には「文書パスワード」が入力設定できる(ステップS121)。
ステップS122で「印刷開始」ボタン1705が押下されると、ステップS123で印刷依頼処理部442はユーザにより設定された分散印刷のための情報をプリントサーバ102の印刷要求処理部417に送信することにより分散印刷の依頼処理が行われ、ステップS125にて、「本プリンタの残印刷部数」1703に設定した残りの印刷部数に関しては、後述する図25のステップS150〜ステップS153の通常印刷処理を行って、一連の処理フローは終了する。
図25のフローチャートは、図23のステップS116、S124、図24のステップS142で現れる「通常印刷処理」のサブフローである。
ステップS150にて、プリンタ(1)の印刷データ受信処理部443がプリントサーバ102の印刷データ送信処理部419から送られたプリンタ(1)用に作成されたPDLデータを受信すると、ステップS151でRIP部303が該PDLデータをRIP展開を行ってから出力画像処理部306からプリンタ部307に送られて印刷出力を行う。
ステップS152では、ログインユーザに対して課金処理が行われる。課金処理は、プリンタに装着されたコインベンダなどを用いてその場で回収する方法や、ログ情報に残すことにより別のタイミングで回収する方法などがある。ここではその方法は問わない。ステップS153では、印刷依頼処理部442がプリントサーバ102の印刷要求処理部417に対して印刷完了を送信することにより、プリントサーバ102の印刷履歴情報記憶部420に履歴情報が記録されて「通常印刷処理」のサブフローは終了する。
図26〜28は、ユーザが画像形成装置104(1)であるプリンタ(1)を操作してプルプリントを行った際に、他の画像形成装置104(2)であるプリンタ(2)に対して分散印刷処理を依頼した際の、分散先である画像形成装置104(2)であるプリンタ(2)における分散された印刷データを印刷するまでの一連の処理フローの概要を表している。
図26は、ユーザがプリンタ104(1)を操作してプルプリントを行った際に、他のプリンタ104(2)に対して分散印刷処理を依頼した際に、プリントサーバ102よりプリンタ(2)に分散印刷データが先送りされる処理のプリンタ(2)における処理フローの概要を示している。
ステップS201にて、プリンタ(2)の印刷データ受信処理部443は、プリントサーバ102の印刷データ送信処理部419がプリンタ(2)に分散処理するように依頼された分散印刷データ情報(PDLデータ含む)を送信してきたのを受信すると、ステップS202でRIP部303が該当のPDLデータをRIP展開して印刷データを作成し、ステップS203で印刷データ情報記憶部444に該当の印刷データ情報と作成した印刷データを格納して、分散印刷データが先送りされる処理のプリンタ(2)における処理フローは終了する。
図27、28は、分散印刷を指示されたユーザが分散先のプリンタ(2)において分散された印刷データの印刷処理を行う一連の処理フローの概要を表している。
ステップS301でプリンタ(2)の操作部309が表示する操作メニュー画面にて分散印刷を指示されたユーザにより「プルプリント」を選択されたことを認識すると、制御部304は「プルプリント」のプログラムを起動することにより、図8に例を示す「メニュー」画面800を画面上に表示する。
ステップS302にて、分散印刷を指示されたユーザにより「文書リストから選択して出力」ボタン801を選択されたのを操作部309が認識すると、ユーザIDによる認証が選択されたものとしてステップS303へ進み、「文書IDを指定して出力」ボタン802が選択されたのを認識すると、文書IDによる認証が選択されたものとしてステップS308へ進む。
ステップS303にて操作部309が画面上に図18に例を示す「ログイン」画面1800を表示し、分散印刷を指示されたユーザが「ユーザID」1801にユーザIDを、「パスワード」1802にユーザパスワードを入力して「次へ」ボタン1803を押下したのを認識すると、ステップS304にて、入力されたログイン情報を認証処理部441がプリントサーバ102の認証処理部413とネットワーク100を介して通信することにより承認処理を依頼する。
ステップS305で、プリントサーバ102より承認処理の結果を認証処理部441が受信し、ログイン承認された場合にはステップS306へ進み、承認されなかった場合にはステップS307へと進みエラー画面を表示して一連の処理フローは終了する。
ステップS306で、認証処理部441が、続けてプリントサーバ102より該ユーザに紐付く印刷データがプリントサーバ102にあった場合にはその一覧情報(図5の印刷データ記憶部412のデータ構成の一部)を受信する。
続けてステップS314で、プリンタ(2)の印刷データ情報記憶部444内に分散印刷データとして図26の処理フローにより先送りされていた印刷データ情報が存在する場合にはステップS315へと進み、存在しない場合には図23のステップS107へと進みステップS306で受信した一覧データを文書一覧に表示する(ステップS107以降のフローの説明は省略)。
ステップS315でプリンタ(2)の認証処理部431が、印刷データ情報記憶部444に格納された文書ID601、分散元ユーザID604、認証種別605、分散認証ID606を取得し、ステップS316で、該印刷データ情報記憶部444より取得したデータとステップS303で入力されたユーザIDとをプリントサーバ102の認証処理部413に送信することにより該当のユーザに紐付く分散印刷データが含まれているか認証処理を依頼し、ステップS317でプリントサーバ102より依頼結果を受信し、該ユーザ用の分散印刷データが含まれていた場合にはステップS318へと進み、含まれていなかった場合には図23のステップS107へと進みステップS306で受信した一覧データを文書一覧に表示する(ステップS107以降のフローの説明は省略)。
ステップS318で、分散された印刷データの印刷データ情報記憶部444の優先度607が「高い」に設定されていた場合にはステップS319へと進み、「通常」などに設定されていた場合にはステップS322へと進む。
ステップS319で、分散された印刷データの印刷データ情報記憶部444から該当の印刷データ情報を取得し、図20で例を示す「分散印刷文書」画面2000をログイン画面1800に代わり表示する。「分散印刷文書」画面2000のユーザ名2001には、プリンタ(2)にログインした分散印刷を指示されたユーザ名が表示され、「印刷体裁表示欄」2002にはサムネイルや設定されている印刷体裁や課金情報が表示される。
なお、印刷データ情報記憶部444の印刷種別608が「分散」に設定されている場合には、課金情報は分散元のユーザに設定されるので0円と表示され、印刷種別608が「配信」に設定されている場合には、課金情報は分散されたユーザに設定されるので部数分の金額が表示される。「文書情報」表示欄2003には、文書ID、文書名が表示され、「分散元プリンタ情報」表示欄2004には、分散元のプリンタ、分散元のユーザ名、全体部数などが表示される。「詳細情報」ボタン2005を押下すると、該当の印刷データに対して設定されている詳細な印刷体裁が参照できる詳細情報参照画面が子画面として表示される(説明省略)。
ステップS320で「印刷開始」ボタン2006がユーザにより押下されると、ステップS321で後述する図28のステップS330〜ステップS333の分散文書印刷処理を行ってから、図23のステップS107へと進みステップ306で取得した一覧データを文書一覧に表示する(ステップS107以降のフローの説明は省略)。
ステップS322では、プリンタ(2)に分散された印刷データであり印刷データ情報記憶部444に格納された情報と、ステップS306で取得した一覧データを図19で例に示す「印刷文書リスト」画面1900に表示する。
「印刷文書リスト」画面1900の「ユーザ名」1901には、プリンタ(2)にログインした分散印刷を指示されたユーザの名称が表示され、「印刷文書一覧」リスト1902には該ユーザがプリンタ(2)にて印刷可能な印刷データと、印刷データ情報記憶部444に格納された分散印刷データ情報のうち、該ユーザに紐付くデータの一覧(文書名、入稿日、文書IDなど)を表示し、ユーザが印刷対象としたい印刷データにチェックをすることができる。
「印刷文書リスト」1902に表示される一覧データのうち、印刷データ情報記憶部444に格納された分散印刷データ情報が区別できるような「分散印刷データ識別マーク」1903が一覧の文書名欄に表示されることにより、通常の印刷データと区別が可能になっている。「印刷体裁表示欄」1904にはリストで選択状態になっている印刷データに設定されている印刷体裁(サムネイル、A4、カラー、両面、1up)と課金情報が表示される。
なお、分散印刷データの場合には印刷データ情報記憶部444の印刷種別608が「分散」に設定されている場合には、課金情報は分散元のユーザに設定されるので0円と表示され、印刷種別608が「配信」に設定されている場合には、課金情報は分散されたユーザに設定されるので部数分の金額が表示される。
「部数」設定1905では、リストで選択状態になっている印刷データの印刷部数を設定できるが、分散印刷データの場合には部数は変更できないように入力不可としても良い。「詳細情報」ボタン1906を押下すると、リストで選択状態になっている印刷データに対して設定されている詳細な印刷体裁が参照できる詳細情報参照画面が子画面として表示される(説明省略)。
ステップS323でリストで選択状態になっている印刷データが分散印刷データである場合にはステップS324へと進み、通常印刷データである場合にはステップS327へと進める。ステップS324で、リストで選択状態にある印刷データが既にプリンタ(1)から分散印刷されてきたデータあるため、再分散を不許可にするために「分散印刷」ボタン1907を使用不可にするなどの制御が可能である。ステップS325で「印刷開始」ボタン1908が押下されると、ステップS326で後述する図28のステップS330〜ステップS333の分散文書印刷処理を行って一連の処理フローを終了する。
ステップS327で「印刷開始」ボタン1908が押下されると、ステップS328で図25のS150〜ステップS153の通常印刷処理を行って一連の処理フローを終了する。
ステップS302にて、分散印刷を指示されたユーザにより「文書IDを指定して出力」ボタン802が選択されたのを認識すると、文書IDによる認証が選択されたものとしてステップS308へ進み、図21に例を示すような「文書IDの設定」画面2100を画面上に表示する。
「文書ID」入力欄2101に、分散印刷を指示されたユーザが文書IDを入力し、「文書パスワード」入力欄2102に文書IDを入力し、「次へ」ボタン2103を分散印刷を指示されたユーザが押下すると、認証処理部441がプリントサーバ102の認証処理部413と通信することにより該当の文書IDと文書パスワードに紐付く印刷データがプリントサーバ102内の印刷データ記憶部412に存在するかどうか認証を依頼し(ステップS309)、ステップS310で、認証処理部441がプリントサーバ102の認証処理部413より認証結果を受信し、該当の印刷データが存在しなかった場合にはステップS307へと進みエラー画面を表示して一連の処理を終了する。
一方、認証処理部441が該当の印刷データが分散印刷データとしてプリンタ(2)に格納されているとプリントサーバ102の認証処理部413からの認証結果を受け取った場合にはステップS311へと進む。
なお、ステップS310で該当の印刷データが分散されていない通常の印刷データとしてプリントサーバ102に登録されているとプリントサーバ102の認証処理部413からの認証結果を受け取った場合には、図23のステップS112へと進み、プリントサーバ102より該印刷データの情報を受信する(ステップS112以降のフローの説明は省略)。
ステップS311では、プリンタ(2)の印刷データ情報記憶部444に格納済みの該当の印刷データ情報を、図22に例を示すような「分散印刷文書」画面2200に表示する。「印刷体裁」表示欄2201には設定されている印刷体裁や課金情報が表示される。
なお、印刷データ情報記憶部444の印刷種別608が「分散」に設定されている場合には、課金情報は分散元のユーザに設定されるので0円と表示され、印刷種別608が「配信」に設定されている場合には、課金情報は分散されたユーザに設定されるので部数分の金額が表示される。「文書情報」表示欄2202には、文書ID、文書名が表示され、「分散元プリンタ情報」表示欄2203には、分散元のプリンタ、分散元のユーザ名、全体部数などが表示される。
「詳細情報」ボタン2204を押下すると、該当の印刷データに対して設定されている詳細な印刷体裁が参照できる詳細情報参照画面が子画面として表示される(説明省略)。
ステップS312で「印刷開始」ボタン2205がユーザにより押下されると、ステップS313で後述する図28のステップS330〜ステップS333の分散文書印刷処理を行って一連の処理を終了する。
図28のフローチャートは、図27のステップS313、S321、S326で現れる分散先のプリンタ(2)の「分散印刷処理」のサブフローである。
ステップS330にて、プリンタ(2)の出力画像処理部306は印刷データ情報記憶部444に格納された該当の分散印刷データの展開済みの印刷データ615を取得して印刷出力を行う。
ステップS331にて、分散印刷であった場合にはプリンタ(1)の分散印刷を依頼した分散元ユーザ604の示すユーザに対して課金処理が行われる。課金処理は、プリンタに装着されたコインベンダなどを用いてその場で回収する方法や、ログ情報に残すことにより別のタイミングで回収する方法などがある。ここではその方法は問わない。ステップS332では、印刷依頼処理部442がプリントサーバ102に対して印刷完了を送信することにより、プリントサーバ102の印刷履歴情報記憶部420に履歴情報が記録されて、ステップS333でプリンタ(2)に格納されている該当の印刷データの情報を削除して「分散印刷処理」のサブフローは終了する。
図29〜31は、本発明の、画像形成装置を組み合わせた画像形成システムを構成する情報処理装置であるプリントサーバ102における一連の処理フローの概要を表している。
図29は、クライアントPC101から印刷を指示されたプリントサーバ102における印刷データ登録の一連の処理を表している。
ステップS401で、ユーザがクライアントPC101のアプリケーションを用いてアプリケーションデータを作成してメニューなどからプリンタドライバ経由で印刷を指示することにより、クライアントPC101の認証処理部404よりネットワーク100を介して送信されたユーザ情報がプリントサーバ102の認証処理部413が受信すると、ステップS402で、認証処理部404は必要に応じてネットワーク100を介してディレクトリサーバ103のユーザ情報記憶部431に格納される情報を用いて該ユーザ情報の認証処理を行い、認証の結果をクライアントPC101の認証処理部404に返信する。
ステップS403で、クライアントPC101の汎用印刷データ作成処理部403がアプリケーションデータから汎用印刷データ(PDFデータなど)を作成し、作成された該汎用印刷データが汎用印刷データ送信処理部402によりネットワーク100を介してプリントサーバ102の汎用印刷データ登録処理部411が受信すると、ステップS404で、汎用印刷データ登録処理部411は、該汎用印刷データを一意に識別する文書ID601を発行して該汎用印刷データを印刷データ記憶部412に格納し、クライアントPC101の汎用印刷データ送信処理部402に格納成功を返信すると共に、ステップS405でプリントサーバ102のユーザ通知処理部421に対して該ユーザに対して電子メールを用いて文書IDを含む登録完了通知を送信するように指示し、ユーザ通知処理部421が該電子メールをユーザに向けて送信することにより、クライアントPC101から印刷を指示されたプリントサーバ102における印刷データ登録の一連の処理は終了する。
なお、ここではクライアントPC101側にて汎用印刷データを作成する例を挙げたが、クライアントPC101においては汎用印刷データは作成せずに、プリントサーバ102の汎用印刷データ登録処理部411がクライアントPC101から送信されたアプリケーションデータを受信して、汎用印刷データ411が専用のプリンタドライバを用いて汎用印刷データを生成する様にしても構わない。
図30は、画像形成装置104(1)であるプリンタ(1)から分散印刷を指示された際のプリントサーバ102側の一連の処理の概要を表している。分散元の画像形成装置104(1)であるプリンタ(1)側のフローは、図23〜25で説明されている。
ステップS410で、プリンタ(1)の画面を用いてユーザがユーザIDや文書IDなどの認証情報を入力することにより、プリンタ(1)の認証処理部441からネットワーク100を介してプリントサーバ102の認証処理部413に対して認証処理が要求される。続けてステップS411で、プリントサーバ102の認証処理部413は、プリンタ(1)からの認証要求がユーザIDによるものであればステップS412へ、文書IDによるものであればステップS415へと進む。
ステップS412で、プリントサーバ102の認証処理部413はプリンタ(1)より受信した認証情報をネットワーク100を介してディレクトリサーバ103中のユーザ情報記憶部431にて検索することにより認証処理を行い、認証された場合にはステップS413へと進み、認証されなかった場合にはステップS414へと進んで認証エラーをプリンタ(1)の認証処理部441に対して返信することにより、一連の処理を終了する。
ステップS413でプリントサーバ102の認証処理部413は印刷データ情報記憶部412を検索して該当のユーザIDと登録ユーザID503が一致するデータでありプリンタ(1)で印刷可能な印刷体裁であり有効期限内である印刷データ情報の、実印刷データを除いた情報一覧をプリンタ(1)に返信する。
ステップS415では、プリントサーバ102の認証処理部413はプリントサーバ102中の印刷データ情報記憶部412を検索して該当の文書IDと文書ID501が一致する(および設定されていれば文書パスワードの比較も)データでありプリンタ(1)で印刷可能な印刷体裁であり有効期限内である印刷データを検索し、該当のデータ存在しなかった場合にはステップS414へと進んで認証エラーをプリンタ(1)の認証処理部441に対して返信することにより、一連の処理を終了するが、該当のデータが存在した場合にはステップS416へと進んで該当の印刷データ情報の、実印刷データを除いた情報をプリンタ(1)に返信する。
ステップS417で、プリンタ(1)にて図10で例を示したような画面を用いてユーザが印刷対象の印刷データを選択して分散印刷の設定を行うべく「分散印刷」ボタン1006にて指示を送ることにより、プリンタ(1)の印刷依頼処理部442からネットワーク100を介してプリントサーバ102の画像形成装置情報検索処理部416に対して分散印刷対象となった印刷データの印刷設定情報が送信されて分散可能な他のプリンタの検索要求がなされ、ステップS418で、プリントサーバ102の画像形成装置情報検索処理部416は、画像形成装置情報記憶部415に格納された画像形成装置情報から該当の印刷設定が可能な画像形成装置を出力可能印刷体裁情報703との比較において検索し、かつ機器ステータス705が印刷処理を行うのに不具合が無いプリンタの一覧を取得し、設置場所番号706の番号情報を用いることにより処理要求元のプリンタ(1)に近い順に順列に並べてリストを作成してプリンタ(1)に返信する。
ステップS419で、プリンタ(1)の図11〜14に例を示したような画面を用いてユーザが分散対象のプリンタとしてプリンタ(2)を選択して分散先での認証方法などを設定して分散印刷が指示されると、プリンタ(1)の印刷依頼処理部442からネットワーク100を介してプリントサーバ102の印刷要求処理部417に対してプリンタ(2)に対する分散印刷要求として、認証種別(文書ID/ユーザ/グループ)、分散先での認証ID、優先度、印刷種別(分散/配信)、印刷体裁、印刷部数(プリンタ(1)、プリンタ(2)のそれぞれ)などの情報が送信されると、ステップS420で、画像形成装置情報記憶部415のドライバ種類704を参照して分散元であるプリンタ(1)用の印刷データ変換処理部418が起動されて印刷データ情報記憶部412に記憶された該当の汎用印刷データ509が取得されてプリンタ(1)用のPDLデータが生成され、ステップS421では、印刷データ送信処理部419がプリンタ(1)に該作成されたPDLデータを送信することにより、プリンタ(1)で分散されなかった残りの印刷部数だけ印刷出力される。
ステップS422では、ステップS419で印刷要求処理部417が得た情報を元にして画像形成装置情報記憶部415のドライバ種類704を参照して分散先であるプリンタ(2)用の印刷データ変換処理部418が起動されて印刷データ情報記憶部412に記憶された該当の汎用印刷データ509が取得されてプリンタ(2)用のPDLデータが生成されて、認証種別、分散先での認証ID、優先度、印刷種別、印刷体裁、印刷部数(プリンタ(2)、総印刷部数のそれぞれ)などの情報と共にして「分散印刷データ」を用意し、ステップS423では、印刷データ送信処理部419がプリンタ(2)に該作成された「分散印刷データ」を送信すると、プリンタ(2)の印刷データ受信処理部443が該「分散印刷データ」を受信して印刷データ情報記憶部444に格納する。
ステップS424で、プリントサーバ102の印刷要求処理部417がステップS419で受信した分散先であるプリンタ(2)での認証種別としてユーザIDが指定されていた場合には、ステップS425にて該当のユーザIDに紐付くユーザのメールアドレスに対して電子メールを送ることにより、分散印刷が指示されていることをユーザに通知する。ステップS426では、印刷要求処理部417が、該当の印刷データに関して印刷データ情報記憶部412の分散先情報506にプリンタ(2)に送信した分散印刷データ(PDLデータは除く)の情報を格納することにより一連の処理は終了する。
なお、ステップS420、S422では印刷データとしてPDLデータを生成するように記載してあるが、該当の画像形成装置104(X)であるプリンタが汎用印刷データ(PDFデータなど)と印刷設定を記した設定ファイル(Job Ticket)で印刷出力することが可能であるならば、PDLデータの代わりに、汎用印刷データと設定ファイルを用いても構わない。
図31は、画像形成装置104(2)である分散先のプリンタ(2)から、「分散印刷データ」の印刷要求を指示された際のプリントサーバ102側の一連の処理の概要を表している。分散先の画像形成装置104(2)であるプリンタ(2)側のフローは、図27〜28で説明されている。
ステップS430で、ユーザが電子メールなどにより通知された分散印刷指示情報により、分散先のプリンタ(2)の画面を用いてユーザIDや文書IDなどの認証情報を入力することにより、プリンタ(2)の認証処理部441からネットワーク100を介してプリントサーバ102の認証処理部413に対して認証処理が要求される。続けてステップS431で、プリントサーバ102の認証処理部413は、プリンタ(2)からの認証要求がユーザIDによるものであればステップS432へ、文書IDによるものであればステップS437へと進む。
ステップS432で、プリントサーバ102の認証処理部413はプリンタ(2)より受信した認証情報をネットワーク100を介してディレクトリサーバ103中のユーザ情報記憶部431にて検索することにより認証処理を行い、認証された場合にはステップS433へと進み、認証されなかった場合にはステップS436へと進んで認証エラーをプリンタ(2)の認証処理部441に対して返信することにより、一連の処理を終了する。
ステップS433で、プリントサーバ102の認証処理部413は印刷データ情報記憶部412を検索して該当のユーザIDと登録ユーザID503が一致するデータでありプリンタ(2)で印刷可能な印刷体裁であり有効期限内である印刷データ情報の、実印刷データを除いた情報一覧をプリンタ(2)に返信する。
ステップS434で、プリンタ(2)の認証処理部441からプリンタ(2)の印刷データ情報記憶部444に格納されている図6にデータ構成例を示す分散印刷データの認証種別、分散認証IDなどと、プリンタ(2)でユーザがログイン時に入力したログインIDが、プリントサーバ102の認証処理部413に対して送信され、該分散印刷データ内にユーザに紐付く分散印刷データが含まれているかどうか認証処理が依頼される。ステップS435で、プリントサーバ102の認証処理部413は、受信した分散印刷データの各データの認証種別がユーザ認証であった場合には分散認証ID(ユーザID)がユーザのログインIDと一致するか、受信した分散印刷データの各データの認証種別がグループ認証であった場合には分散認証ID(グループID)がユーザの属するグループのグループIDと一致するか、の判断を行い一致したデータが該ログインしたユーザに紐付く分散印刷データであるとの結果をプリンタ(2)の認証処理部441に返信する。
一方、ステップS437では、プリンタ(2)の認証処理部441から送信された文書ID(と文書パスワード)を受信したプリントサーバ102の認証処理部413が、印刷データ情報記憶部412内に該当の文書ID(と文書パスワード)に一致する印刷データが存在するか、また分散先情報506に含まれる画像形成装置IDがプリンタ(2)のIDと一致し、分散先情報506に含まれる文書IDが該当の文書ID(と文書パスワード)に一致するかどうか検索が行われる。該当の印刷データが存在しなかった場合には、ステップS436へと進んで認証エラーをプリンタ(2)の認証処理部441に対して返信することにより、一連の処理を終了する。
一方、ユーザが入力した文書IDが分散先情報として一致した場合には分散印刷データであるとしてステップS438へと進む。なお、ステップS437でユーザが入力した文書IDが分散されていない通常の印刷データとして印刷データ情報記憶部412に登録されていた場合には、図30のS416へと進み、プリントサーバ102からプリンタ(2)に対して該印刷データの情報を送信する(ステップS416以降のフローの説明は省略)。
ステップS438で、プリントサーバ102の認証処理部413がプリンタ(2)の認証処理部441に対して認証承認を送信する。それを受けてプリンタ(2)においては印刷データ情報記憶部444に格納されていた該当の分散印刷データの印刷出力がなされる。
ステップS439で、プリンタ(1)およびプリンタ(2)の印刷依頼処理部442からネットワーク100を介してプリントサーバ102の印刷要求処理部417に対して印刷完了が通知されると、ステップS440で印刷要求処理部417は印刷履歴情報記憶部420に該当の印刷データが印刷完了した旨を記録し、ステップS441で印刷要求処理部417は印刷データ情報記憶部412に格納されている該印刷データ(分散先情報含む)の情報と印刷履歴情報記憶部420に格納してある情報とを比較し、まだ該当の文書IDに紐付く印刷データに関して全ての分散先より印刷完了が通知されていなかった場合にはステップS439に戻り、全ての分散先より印刷完了が通知されていた場合にはステップS442へと進み、印刷要求処理部417が印刷データ情報記憶部412に格納されている該印刷データ(分散先情報含む)の情報を削除することにより、一連の処理フローは終了する。
以上の様に本発明によれば、ユーザがクライアントPCから印刷を指示する際には出力するプリンタを直接指定せずに印刷データをプリントサーバに一時格納し、ユーザが出力を行う任意のプリンタ側から指示することによりプリントサーバより該当のプリンタ用の印刷データを取得して印刷出力を行う「プルプリント」においても、複数部数からなるプリントジョブを他のプリンタに対して分散して印刷を依頼する分散印刷が可能になる。
また、印刷データを格納したプリントサーバに対して複数のプリンタからそれぞれプルプリントを指示する場合に比べると、本発明があらかじめ分散先のプリンタに対してPDLデータを送信して展開した状態でプリンタに格納しておくために、印刷出力されるまでの時間の短縮が可能になる。
また、本発明においては、プルプリントを実施するプリンタにおいて分散先のプリンタを選択することが可能なため、物理的にすぐ隣には設置されていない、離れているプリンタに対しても分散印刷を指示することが可能になる。
また印刷出力物の放置を防ぐセキュリティの観点から「プルプリント」が導入されている場合や、プリンタでの印刷に際して認証を必要とする場合にも、本発明を用いることにより、分散先のプリンタでの認証方法を指定でき、セキュリティの目的を保ったまま分散印刷が可能になる。
更に、他のユーザに印刷物を「配信」する目的で同じ文書を取得させるべく、分散して「プルプリント」させることも可能になり、また更に、分散印刷を指示するユーザが他のユーザに印刷出力を手伝ってもらう「分散」印刷時には分散元のユーザに課金処理を行い、分散印刷を指示するユーザが他のユーザに印刷出力物を配布する目的の「配信」印刷時には分散先のユーザに課金処理を行うことも可能になる。
なお、本発明は、上記形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体(又は記録媒体)を、システム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成されることは云うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上記実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上記実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは云うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる記憶媒体に書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは云うまでもない。
また、本発明は、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードがネットワークを介して配信されることにより、システム又は装置のハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD−RW、CD−R等の記憶媒体に格納され、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても、達成されることは云うまでもない。
画像形成装置を組み合わせた画像形成システムの全体構成図 クライアントPC101、プリントサーバ102およびディレクトリサーバ103の具体的な構成例を示す図 画像形成装置104として代表的なMFPの具体的な構成例を示す図 プリントサーバ102、画像形成装置104、クライアントPC101内を機能モジュールごとに示した構成図 プリントサーバ102の印刷データ記憶部412のデータ構成例を示す図 画像形成装置104の印刷データ情報記憶部444のデータ構成例を示す図 プリントサーバ102の画像形成装置情報記憶部415のデータ構成例を示す図 画像形成装置104の「メニュー」画面例を示す図 分散元の画像形成装置104(1)における「ログイン」画面例を示す図 分散元の画像形成装置104(1)における「印刷文書リスト」画面例を示す図 分散元の画像形成装置104(1)における「分散印刷指示」画面例を示す図 分散元の画像形成装置104(1)における「分散先認証指定(文書ID)」画面例を示す図 分散元の画像形成装置104(1)における「分散先認証指定(ユーザID)」画面例を示す図 分散元の画像形成装置104(1)における「分散先認証指定(グループ)」画面例を示す図 分散元の画像形成装置104(1)における「文書IDの設定」画面例を示す図 分散元の画像形成装置104(1)における「印刷文書」画面例を示す図 分散元の画像形成装置104(1)における「分散印刷指示」画面例を示す図 分散先の画像形成装置104(2)における「ログイン」画面例を示す図 分散先の画像形成装置104(2)における「印刷文書リスト」画面例を示す図 分散先の画像形成装置104(2)における「分散印刷文書」画面例を示す図 分散先の画像形成装置104(2)における「文書IDの設定」画面例を示す図 分散先の画像形成装置104(2)における「分散印刷文書」画面例を示す図 分散印刷を指示する画像形成装置(1)における処理フローの概要1 分散印刷を指示する画像形成装置(1)における処理フローの概要2 分散印刷を指示する画像形成装置(1)における処理フローの概要3 分散印刷データを先送りされる画像形成装置(2)における処理フローの概要 分散された印刷データを印刷する画像形成装置(2)における処理フローの概要1 分散された印刷データを印刷する画像形成装置(2)における処理フローの概要2 プリントサーバ102における印刷データ登録処理フローの概要 画像形成装置104(1)から分散印刷を指示された際のプリントサーバ102の処理フローの概要 画像形成装置104(2)から分散された印刷データの印刷要求をされたプリントサーバ102の処理フローの概要
符号の説明
100 ネットワーク
101 クライアントPC
102 プリントサーバ
103 ディレクトリサーバ
104 画像形成装置
200 伝送バス
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 NETIF
205 VRAM
206 CRT
207 KBC
208 KB
209 HDD
210 FDD
211 メディア
301 入力画像処理部
302 NIC部
303 RIP部
304 制御部
305 メモリ部
306 出力画像処理部
307 プリンタ部
308 後処理部
309 操作部
401 印刷アプリケーション
402 汎用印刷データ送信処理部
403 汎用印刷データ作成処理部
404 認証処理部
411 汎用印刷データ登録処理部
412 印刷データ情報記憶部
413 認証処理部
414 画像形成装置情報登録処理部
415 画像形成装置情報記憶部
416 画像形成装置情報検索処理部
417 印刷要求処理部
418 印刷データ変換処理部
419 印刷データ送信処理部
420 印刷履歴情報記憶部
431 ユーザ情報記憶部
441 認証処理部
442 印刷依頼処理部
443 印刷データ受信処理部
444 印刷データ情報記憶部
501 文書ID
502 文書名称
503 登録ユーザID
504 印刷体裁情報
505 印刷部数
506 分散先情報
507 登録日時
508 有効期限
509 汎用印刷データ
601 文書ID
602 文書名称
603 画像形成装置ID
604 分散元ユーザID
605 認証種別
606 分散認証ID
607 優先度
608 印刷種別
609 印刷体裁情報
610 総印刷部数
611 分散印刷部数
612 分散元画像形成装置情報
613 登録日時
614 有効期限
615 印刷データ
701 画像形成装置ID
702 画像形成装置名称
703 出力可能印刷体裁情報
704 ドライバ種類
705 機器ステータス
706 設置場所番号
707 設置場所名称
800 「メニュー」画面
801 「文書リストから選択して出力」ボタン
802 「文書IDを指定して出力」ボタン
900 分散元のプリンタ(1)のユーザ「ログイン」画面
901 「ユーザID」入力欄
902 「パスワード」入力欄
903 「次へ」ボタン
1000 分散元のプリンタ(1)の「印刷文書リスト」画面
1001 ユーザ名
1002 文書一覧リスト
1003 印刷体裁表示欄
1004 「部数」設定
1005 「詳細情報」ボタン
1006 「分散印刷」ボタン
1007 「印刷開始」ボタン
1100 分散元のプリンタ(1)の「分散印刷指示」画面
1101 ユーザ名
1102 分散先プリンタ一覧リスト
1103 印刷データ情報表示欄
1104 「残印刷部数」設定
1105 「分散先の認証方法」設定
1106 「詳細設定」ボタン
1107 「印刷開始」ボタン
1200 分散元のプリンタ(1)の「分散先認証指定(文書ID)」画面
1201 文書情報表示欄
1202 文書IDにて認証
1203 文書と文書パスワードにて認証
1204 「文書パスワード」設定欄
1205 「OK」ボタン
1300 分散元のプリンタ(1)の「分散先認証指定(ユーザID)」画面
1301 文書情報表示欄
1302 同じユーザのIDにて認証
1303 指定する特定のユーザIDにて認証
1304 ユーザID入力欄
1305 「優先度」設定
1306 印刷「種別」設定
1307 「OK」ボタン
1400 分散元のプリンタ(1)の「分散先認証指定(グループ)」画面
1401 文書情報表示欄
1402 同グループに属する全ユーザが出力可能
1403 同グループに属するユーザから選択して指定
1404 ユーザ名一覧
1405 「優先度」設定
1406 印刷「種別」設定
1407 印刷「種別」設定
1500 分散元のプリンタ(1)の「文書IDの設定」画面
1501 「文書ID」入力欄
1502 「文書パスワード」入力欄
1503 「次へ」ボタン
1600 分散元のプリンタ(1)の「印刷文書」画面
1601 文書情報表示欄
1602 「部数」設定
1603 「詳細情報」ボタン
1604 「分散印刷」ボタン
1605 「印刷開始」ボタン
1700 分散元のプリンタ(1)の「分散印刷指示」画面
1701 分散先プリンタ一覧リスト
1702 文書情報表示欄
1703 「残印刷部数」設定
1704 「分散先の認証方法」設定
1705 「印刷開始」ボタン
1800 分散先のプリンタ(2)の「ログイン」画面
1801 「ユーザID」入力欄
1802 「パスワード」入力欄
1803 「次へ」ボタン
1900 分散先のプリンタ(2)の「印刷文書リスト」画面
1901 ユーザ名
1902 印刷文書一覧リスト
1903 分散印刷データ識別マーク
1904 印刷体裁表示欄
1905 「部数」設定
1906 「詳細情報」ボタン
1907 「分散印刷」ボタン
1908 「印刷開始」ボタン
2000 分散先のプリンタ(2)の「分散印刷文書」画面
2001 ユーザ名
2002 印刷体裁表示欄
2003 文書情報表示欄
2004 分散元プリンタ情報表示欄
2005 「詳細情報」ボタン
2006 「印刷開始」ボタン
2100 分散先のプリンタ(2)の「文書IDの設定」画面
2101 「文書ID」入力欄
2102 「文書パスワード」入力欄
2103 「次へ」ボタン
2200 分散先のプリンタ(2)の「分散印刷文書」画面
2201 印刷体裁表示欄
2202 文書情報表示欄
2203 分散元プリンタ情報表示欄
2204 「詳細情報」ボタン
2205 「印刷開始」ボタン

Claims (64)

  1. 操作者のユーザ識別情報をユーザ操作により対話的に入手し、ユーザ識別情報を基に操作者の認証を行う対話的ユーザ識別手段、
    操作者から、印刷対象である文書の特定を受け付ける文書特定手段、
    操作者から、前記特定された文書のプリント指示を受け付けるプリント指示手段、
    前記プリント指示された文書の画像形成を行う画像形成手段、
    操作者から、前記文書特定手段で特定された文書を、前記プリント指示手段でプリント指示を受け付ける際に、分散プルプリントの指示を対話的に受け付ける分散プルプリント指示手段、
    操作者から、前記分散プルプリント指示された文書を分散プルプリントする、ネットワーク接続された他の画像形成装置の指定を、対話的に受け付ける分散先指定手段、
    前記分散先指定手段で指定された分散先の他の画像形成装置に、前記分散プルプリント指示された文書のプリントを行う分散プルプリントジョブを送付する分散プルプリントジョブ送付手段、
    を備え、前記分散プルプリントジョブは、分散先の他の画像形成装置において、他の画像形成装置の対話的ユーザ認証手段で認証後に、画像形成されるプリントジョブであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記文書特定手段は、ネットワーク接続された外部の文書管理装置に保持されている文書を特定するものであり、さらに、
    前記文書管理装置から文書をダウンロードする手段、
    を備え、前記画像形成手段はダウンロードされた文書の画像形成を行い、さらに、前記分散プルプリントジョブ発行手段は、前記文書管理装置に保持されている文書を、文書管理装置から分散先のほかの画像形成装置に分散プルプリントジョブを送付させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. さらに、複数の文書を保持する文書保持手段、を内部に持ち、前記文書特定手段は、文書保持手段に保持されている文書を特定するものであり、さらに、前記分散プルプリントジョブ発行手段は、分散先のほかの画像形成装置に、直接、前記文書保持手段に保持されている文書を分散プルプリントジョブとして送付することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記文書は、自画像形成装置に依存しないフォーマットの文書であり、それを、分散先の他の画像形成装置に依存したフォーマットのプリントジョブに変換してから、分散先の他の画像形成装置に送付することを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の画像形成装置。
  5. 前記文書は、印刷体裁指定の付随しない文書であり、それを、印刷体裁指定の付随したプリントジョブに変換してから、分散先の他の画像形成装置に送付することを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷体裁は、分散先のほかの画像形成装置で変更不可としたことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. さらに、分散先の他の画像形成装置おけるユーザ認証の対象ユーザである分散先ユーザ情報の指定を受け付ける分散先ユーザ情報指定手段、を備え、前記分散プルプリントジョブは、分散先ユーザ情報を含むことを特徴とする請求項1ないし6いずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記分散先ユーザ情報指定手段は、特定のユーザを指定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記分散先ユーザ情報指定手段は、複数の特定のユーザを指定することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記分散先ユーザ情報指定手段は、複数のユーザから構成される特定のグループを指定することを特徴とする請求項7ないし9いずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記分散先ユーザ情報指定手段は、分散元のユーザと同じユーザのみを指定することを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。
  12. 前記分散先ユーザ情報指定手段は、分散する文書を特定する識別子を指定することにより該当の文書を特定する識別子を知るユーザを分散先ユーザとすることを特徴とする請求項8または9に記載の画像形成装置。
  13. 前記分散先指定手段は、分散先として、複数の他の画像形成装置の指定を、対話的に受け付けることを特徴とする請求項1ないし10ないし11ないし12いずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記分散先指定手段は、分散先として指定した複数の他の画像形成装置ごとに部数が指定でき、全体の部数から分散された残りの部数を自画像形成装置に割当てることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記分散先指定手段による複数の他の画像形成装置の指定は、他の画像形成装置の一覧が表示される候補リストから、分散先の画像形成装置を選択することを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記分散先指定手段による複数の他の画像形成装置の指定に用いる他の画像形成装置の一覧が表示される候補リストには、分散を行う文書に設定されている印刷体裁を満たす画像形成装置に絞られることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記分散先指定手段による複数の他の画像形成装置の指定に用いる他の画像形成装置の一覧が表示される候補リストは、設置場所が自画像形成装置から近い順にソートされて表示されることを特徴とする請求項15または16に記載の画像形成装置。
  18. さらに、分散先の他の画像形成装置における分散プルプリントジョブの処理優先度を表す処理優先度情報の指定を受け付ける分散プリントジョブ処理優先度情報指定手段、を備え、前記分散プルプリントジョブは、処理優先度情報を含むことを特徴とする請求項1ないし17いずれかに記載の画像形成装置。
  19. さらに、分散先の他の画像形成装置における分散プルプリントの指示は、分散プルプリントを行う分散目的情報の指定を受け付ける分散目的情報指定手段、を備え、前記分散プルプリントジョブは、分散目的情報を含むことを特徴とする請求項1ないし18いずれかに記載の画像形成装置。
  20. 前記分散目的情報指定手段は、分散元のユーザが分散先ユーザに対して印刷を分散することによる作業補助が目的であることを指定することが可能なことを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 前記分散目的情報が、分散元のユーザが分散先ユーザに対して印刷を分散することによる作業補助が目的である場合には、印刷に伴う課金処理を分散元のユーザに対して行うことを特徴とする請求項20に記載の画像形成装置。
  22. 前記分散目的情報指定手段は、分散元のユーザが分散先のユーザに対して印刷文書の配信が目的であることを指定することが可能なことを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  23. 前記分散目的情報が、分散元のユーザが分散先のユーザに対して印刷文書の配信が目的である場合には、印刷に伴う課金処理を分散先のユーザに対して行うことを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
  24. さらに、前記ユーザ認証手段でのユーザ認証とは非同期に、外部から、分散プルプリントジョブを受信する分散プルプリントジョブ受信手段、
    前記ユーザ認証手段でユーザ認証後に、認証したユーザに対応する、分散プルプリントジョブの印刷の指示を受け付ける分散先プルプリント指示手段、
    を備え、前記画像形成手段は、分散先プルプリント指示手段で指示された分散プルプリントジョブの画像形成も行うことを特徴とする請求項1ないし21ないし23いずれかに記載の画像形成装置。
  25. さらに、前記プリント指示手段は、前記ユーザ認証手段でユーザ認証後に、認証したユーザに対応する、プリントジョブの一覧を表示するリスト中に、前記分散プルプリントジョブが判別可能な区別をつけて表示することを特徴とする請求項1ないし請求項24いずれかに記載の画像形成装置。
  26. 前記分散プルプリントジョブに含まれる前記処理優先度情報が高く設定されていた場合には、分散プルプリント指示手段により該当の分散プルプリントジョブを最優先に処理すべくユーザに指示し、一方、前記処理優先度情報が通常以下に設定されていた場合には前記プリント指示手段によりプリントジョブの一覧を表示するリスト中に前記分散プルプリントジョブが判別可能な区別をつけて表示することを特徴とする請求項25に記載の画像形成装置。
  27. 前記分散先プルプリント指示手段は、分散プルプリントジョブの更なる他の画像形成装置への分散を不可とすることを特徴とする請求項26に記載の画像形成装置。
  28. 前記分散先プルプリント指示手段は、分散元の画像形成装置の情報を表示することを特徴とする請求項26に記載の画像形成装置。
  29. 前記分散先プルプリント指示手段は、分散元の依頼者のユーザ情報を表示することを特徴とする請求項26に記載の画像形成装置。
  30. 前記分散先プルプリント指示手段は、該当の文書の全印刷部数のうち何部が分散プルプリントジョブとして分散されているかを表示することを特徴とする請求項26に記載の画像形成装置。
  31. さらに、前記分散先プルプリント指示手段で指示される以前に、受信した分散プルプリントジョブの展開後データへの展開処理を行う展開手段、
    展開された展開後データを保持する展開後データ保持手段、
    を備え、前記画像形成手段は、分散先プルプリント指示手段で指示された後に、展開後データ保持手段に保持された展開後データを基に画像形成を行うことを特徴とする請求項1ないし27ないし28ないし29ないし30いずれかに記載の画像形成装置。
  32. 操作者のユーザ識別情報をユーザ操作により対話的に入手し、ユーザ識別情報を基に操作者の認証を行う対話的ユーザ識別ステップ、
    操作者から、印刷対象である文書の特定を受け付ける文書特定ステップ、
    操作者から、前記特定された文書のプリント指示を受け付けるプリント指示ステップ、
    前記プリント指示された文書の画像形成を行う画像形成ステップ、
    操作者から、前記文書特定手段で特定された文書を、前記プリント指示ステップでプリント指示を受け付ける際に、分散プルプリントの指示を対話的に受け付ける分散プルプリント指示ステップ、
    操作者から、前記分散プルプリント指示された文書を分散プルプリントする、ネットワーク接続された他の画像形成装置の指定を、対話的に受け付ける分散先指定ステップ、
    前記分散先指定ステップで指定された分散先の他の画像形成装置に、前記分散プルプリント指示された文書のプリントを行う分散プルプリントジョブを送付する分散プルプリントジョブ送付ステップ、
    を備え、前記分散プルプリントジョブは、分散先の他の画像形成装置において、他の画像形成装置の対話的ユーザ認証ステップで認証後に、画像形成されるプリントジョブであることを特徴とする画像形成方法。
  33. 前記文書特定ステップは、ネットワーク接続された外部の文書管理装置に保持されている文書を特定するものであり、さらに、
    前記文書管理装置から文書をダウンロードするステップ、
    を備え、前記画像形成ステップはダウンロードされた文書の画像形成を行い、さらに、前記分散プルプリントジョブ発行ステップは、前記文書管理装置に保持されている文書を、文書管理装置から分散先のほかの画像形成装置に分散プルプリントジョブを送付させることを特徴とする請求項32に記載の画像形成方法。
  34. さらに、複数の文書を保持する文書保持ステップ、を内部に持ち、前記文書特定ステップは、文書保持手段に保持されている文書を特定するものであり、さらに、前記分散プルプリントジョブ発行ステップは、分散先のほかの画像形成装置に、直接、前記文書保持手段に保持されている文書を分散プルプリントジョブとして送付することを特徴とする請求項32または33に記載の画像形成方法。
  35. 前記文書は、自画像形成装置に依存しないフォーマットの文書であり、それを、分散先の他の画像形成装置に依存したフォーマットのプリントジョブに変換してから、分散先の他の画像形成装置に送付することを特徴とする請求項32ないし34いずれか記載の画像形成方法。
  36. 前記文書は、印刷体裁指定の付随しない文書であり、それを、印刷体裁指定の付随したプリントジョブに変換してから、分散先の他の画像形成装置に送付することを特徴とする請求項32ないし35いずれかに記載の画像形成方法。
  37. 前記印刷体裁は、分散先のほかの画像形成装置で変更不可としたことを特徴とする請求項36に記載の画像形成方法。
  38. さらに、分散先の他の画像形成装置おけるユーザ認証の対象ユーザである分散先ユーザ情報の指定を受け付ける分散先ユーザ情報指定ステップ、を備え、前記分散プルプリントジョブは、分散先ユーザ情報を含むことを特徴とする請求項32ないし37いずれかに記載の画像形成方法。
  39. 前記分散先ユーザ情報指定ステップは、特定のユーザを指定することを特徴とする請求項38に記載の画像形成方法。
  40. 前記分散先ユーザ情報指定ステップは、複数の特定のユーザを指定することを特徴とする請求項39に記載の画像形成方法。
  41. 前記分散先ユーザ情報指定ステップは、複数のユーザから構成される特定のグループを指定することを特徴とする請求項38ないし40いずれかに記載の画像形成方法。
  42. 前記分散先ユーザ情報指定ステップは、分散元のユーザと同じユーザのみを指定することを特徴とする請求項38または39に記載の画像形成方法。
  43. 前記分散先ユーザ情報指定ステップは、分散する文書を特定する識別子を指定することにより該当の文書を特定する識別子を知るユーザを分散先ユーザとすることを特徴とする請求項39または40に記載の画像形成方法。
  44. 前記分散先指定ステップは、分散先として、複数の他の画像形成装置の指定を、対話的に受け付けることを特徴とする請求項32ないし41ないし42ないし43いずれかに記載の画像形成方法。
  45. 前記分散先指定ステップは、分散先として指定した複数の他の画像形成装置ごとに部数が指定でき、全体の部数から分散された残りの部数を自画像形成装置に割当てることを特徴とする請求項44に記載の画像形成方法。
  46. 前記分散先指定ステップによる複数の他の画像形成装置の指定は、他の画像形成装置の一覧が表示される候補リストから、分散先の画像形成装置を選択することを特徴とする請求項45に記載の画像形成方法。
  47. 前記分散先指定ステップによる複数の他の画像形成装置の指定に用いる他の画像形成装置の一覧が表示される候補リストには、分散を行う文書に設定されている印刷体裁を満たす画像形成装置に絞られることを特徴とする請求項46に記載の画像形成方法。
  48. 前記分散先指定ステップによる複数の他の画像形成装置の指定に用いる他の画像形成装置の一覧が表示される候補リストは、設置場所が自画像形成装置から近い順にソートされて表示されることを特徴とする請求項46または47に記載の画像形成方法。
  49. さらに、分散先の他の画像形成装置における分散プルプリントジョブの処理優先度を表す処理優先度情報の指定を受け付ける分散プリントジョブ処理優先度情報指定ステップ、を備え、前記分散プルプリントジョブは、処理優先度情報を含むことを特徴とする請求項32ないし48いずれかに記載の画像形成方法。
  50. さらに、分散先の他の画像形成装置における分散プルプリントの指示は、分散プルプリントを行う分散目的情報の指定を受け付ける分散目的情報指定ステップ、を備え、前記分散プルプリントジョブは、分散目的情報を含むことを特徴とする請求項32ないし49いずれかに記載の画像形成方法。
  51. 前記分散目的情報指定ステップは、分散元のユーザが分散先ユーザに対して印刷を分散することによる作業補助が目的であることを指定することが可能なことを特徴とする請求項50に記載の画像形成方法。
  52. 前記分散目的情報が、分散元のユーザが分散先ユーザに対して印刷を分散することによる作業補助が目的である場合には、印刷に伴う課金処理を分散元のユーザに対して行うことを特徴とする請求項51に記載の画像形成方法。
  53. 前記分散目的情報指定ステップは、分散元のユーザが分散先のユーザに対して印刷文書の配信が目的であることを指定することが可能なことを特徴とする請求項50に記載の画像形成方法。
  54. 前記分散目的情報が、分散元のユーザが分散先のユーザに対して印刷文書の配信が目的である場合には、印刷に伴う課金処理を分散先のユーザに対して行うことを特徴とする請求項53に記載の画像形成方法。
  55. さらに、前記ユーザ認証ステップでのユーザ認証とは非同期に、外部から、分散プルプリントジョブを受信する分散プルプリントジョブ受信ステップ、
    前記ユーザ認証ステップでユーザ認証後に、認証したユーザに対応する、分散プルプリントジョブの印刷の指示を受け付ける分散先プルプリント指示ステップ、
    を備え、前記画像形成ステップは、分散先プルプリント指示ステップで指示された分散プルプリントジョブの画像形成も行うことを特徴とする請求項32ないし52ないし54いずれかに記載の画像形成方法。
  56. さらに、前記プリント指示ステップは、前記ユーザ認証ステップでユーザ認証後に、認証したユーザに対応する、プリントジョブの一覧を表示するリスト中に、前記分散プルプリントジョブが判別可能な区別をつけて表示することを特徴とする請求項32ないし請求項55いずれかに記載の画像形成方法。
  57. 前記分散プルプリントジョブに含まれる前記処理優先度情報が高くに設定されていた場合には、分散プルプリント指示ステップにより該当の分散プルプリントジョブを最優先に処理すべくユーザに指示し、一方、前記処理優先度情報が通常以下に設定されていた場合には前記プリント指示ステップによりプリントジョブの一覧を表示するリスト中に前記分散プルプリントジョブが判別可能な区別をつけて表示することを特徴とする請求項56に記載の画像形成方法。
  58. 前記分散先プルプリント指示ステップは、分散プルプリントジョブの更なる他の画像形成装置への分散を不可とすることを特徴とする請求項57に記載の画像形成方法。
  59. 前記分散先プルプリント指示ステップは、分散元の画像形成装置の情報を表示することを特徴とする請求項57に記載の画像形成方法。
  60. 前記分散先プルプリント指示ステップは、分散元の依頼者のユーザ情報を表示することを特徴とする請求項57に記載の画像形成方法。
  61. 前記分散先プルプリント指示ステップは、該当の文書の全印刷部数のうち何部が分散プルプリントジョブとして分散されているかを表示することを特徴とする請求項57に記載の画像形成方法。
  62. さらに、前記分散先プルプリント指示ステップで指示される以前に、受信した分散プルプリントジョブの展開後データへの展開処理を行う展開ステップ、
    展開された展開後データを保持する展開後データ保持ステップ、
    を備え、前記画像形成ステップは、分散先プルプリント指示ステップで指示された後に、展開後データ保持ステップに保持された展開後データを基に画像形成を行うことを特徴とする請求項32ないし58ないし59ないし60ないし61いずれかに記載の画像形成方法。
  63. 請求項32ないし62のいずれかに記載の画像形成方法をコンピュータに実行させる為のプログラム。
  64. 請求項32ないし62のいずれかに記載の画像計形成方法をコンピュータに実行させる為のプログラムをコンピュータ可読の形態で記憶した記憶媒体。
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