JP2007030197A - 被記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】支持体の少なくとも一方の面に空隙を有するインク受容層を設けてなる被記録媒体において、該インク受容層が含硫黄有機化合物を反応させて得られる高分子化合物を含有し、かつ該インク受容層のBET法による比表面積Aが75m2/g以上および細孔容積Vが0.55cm3/g以上であることを特徴とする被記録媒体。
【選択図】なし
Description
A≧75 (式1)
V≧0.55 (式2)
A:2つ以上の活性水素基を有する含硫黄有機化合物
B:2つ以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物
本発明において使用する支持体としては、例えば、適度のサイジングが施された紙、無サイズ紙、上質紙、中質紙、コート紙、アート紙、キャストコート紙、紙の片面あるいは両面がポリオレフィンなどの樹脂で被覆された樹脂被覆紙(以下「レジンコート紙」と記す)などの紙類からなるもの;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ乳酸、ポリスチレン、ポリアセテート、ポリ塩化ビニル、酢酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチルメタクリレートおよびポリカーボネートなどの透明な熱可塑性樹脂フィルム;無機物の充填または微細な発泡により不透明化されたフィルムからなるシート状物質(合成紙など);さらにはガラスまたは金属などからなるシートなどが挙げられる。
(式中、R1、R2、R3はいずれか一つが炭素数1〜6のアルキル基、アルカノール基、またはアミノアルキル基であり、それ以外は同一もしくは異なっていてもよく、アルカノール基、アミノアルキル基、またはアルカンチオール基を表す。)
なお、前記高分子化合物IIを後述する好ましい粒子径で水中に分散あるいは溶解させるには、酸を用いてカチオン化する方が好ましく、酸としてリン酸または一価の酸を用いることがより好ましい。リン酸としては、例えば、リン酸、亜リン酸が挙げられる。また一価の酸としては、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、グリコール酸、乳酸、ピルビン酸、メタンスルホン酸などの有機酸、および塩酸、硝酸などの無機酸が挙げられる。これらの酸が好ましい理由については、リン酸以外の多価酸を用いてカチオン化した高分子化合物IIでは、これを水中に分散または溶解させた場合に増粘を起すことがあるためである。また、グリコール酸や乳酸などのヒドロキシ酸でカチオン化した高分子化合物IIは、被記録媒体に適用した場合に、他の酸でカチオン化した高分子化合物IIと比べて白紙部の黄変を抑制する効果があることから、特に好ましく用いることができる。
式中、nは0、1、2または3の整数の内、いずれかを表し、mは0〜10、好ましくは0〜5の値を表す。mH2Oは多くの場合、結晶格子の形成に関与しない脱離可能な水相を表すものであるため、mは整数でない値をとることができる。また、この種のアルミナ水和物をか焼した場合、mは0の値に達することがあり得る。
<高分子化合物Aの製造方法>
以下のようにして高分子化合物Aを製造した。
撹拌装置、温度計および還流冷却管を備えた反応容器に、反応溶媒としてアセトン109gを投入し、撹拌下3,6−ジチア−1,8−オクタンジオールを40.00gおよびメチルジエタノールアミン6.79g溶解後、40℃まで昇温してイソホロンジイソシアネートを62.07g加えた。その後50℃まで昇温して錫系触媒を0.2g加え、さらに55℃まで昇温して撹拌しながら4時間反応を行なった。
以下のようにして高分子化合物Bを製造した。
撹拌装置、温度計および還流冷却管を備えた反応容器に、反応溶媒としてアセトン81gを投入し、撹拌下3,6−ジチア−1,8−オクタンジオールを30.00gおよびtert−ブチルジエタノールアミン6.98g溶解後、40℃まで昇温してイソホロンジイソシアネートを44.28g加えた。その後50℃まで昇温して錫系触媒を0.4g加え、さらに55℃まで昇温して撹拌しながら5時間反応を行った。
以下のようにして高分子化合物Cを製造した。
撹拌装置、温度計および還流冷却管を備えた反応容器に、反応溶媒としてアセトン258gを投入し、撹拌下5−ヒドロキシ−3,7−ジチア−1,9−ノナンジオールを40.00gおよびメチルジエタノールアミン6.29g溶解後、40℃まで昇温してイソホロンジイソシアネートを54.17g加えた。その後50℃まで昇温して錫系触媒を0.1g加え、さらに55℃まで昇温して撹拌しながら2時間反応を行った。
以下のようにして高分子化合物Dを製造した。
撹拌装置、温度計および還流冷却管を備えた反応容器に、反応溶媒としてアセトン140gを投入し、撹拌下3,6−ジチア−1,8−オクタンジオールを68.13g溶解後、40℃まで昇温してイソホロンジイソシアネートを79.66g加えた。その後50℃まで昇温して錫系触媒を0.4g加え、さらに55℃まで昇温して撹拌しながら4時間反応を行った。室温まで冷却した後1,190gのアセトンを加えることで固形分10%の高分子化合物アセトン溶液(高分子化合物D)を製造した。
米国特許第4,242,271号明細書に記載された方法で、アルミニウムドデキシドを製造した。次に米国特許第4,202,870号明細書に記載された方法で、前記アルミニウムドデキシドを加水分解してアルミナスラリーを製造した。このアルミナスラリーに、アルミナ水和物固形分が7.7%になるまで水を加えた。この時、アルミナスラリーのpHは9.4であり、これに3.9%の硝酸溶液を加えてpHを調整した。次にオートクレーブを用いて、熟成前のpH:6.0、熟成温度:150℃、熟成時間:6時間にて熟成を行いコロイダルゾルを得た。このコロイダルゾルを入口温度87℃でスプレードライしてアルミナ水和物を得た。さらに、イオン交換水100部に、得られたアルミナ水和物を27.3部、6%−酢酸水溶液を9.10部(アルミナ水和物に対して2%)添加し、スリーワンモータ(BL600、新東科学(株)社製)を用いて350rpmで10分間撹拌して、固形分濃度が20%のアルミナ分散液Aを調製した。
<アルミナ分散液Bの調整>
熟成温度:175℃、熟成時間:5時間とした以外は、アルミナ分散液Aの製造と同様にしてアルミナ分散液Bを製造した。
米国特許第4,242,271号明細書、米国特許4,202,870号明細書に記載された方法でアルミニウムオクタキシドを合成し、これを加水分解してアルミナスラリーを製造した。このアルミナスラリーにアルミナ水和物固形分が5%になるまで水を加えた。次に、80℃に昇温して10時間熟成反応を行った後、スプレードライしてアルミナ水和物を得た。さらに、このアルミナ水和物をイオン交換水に混合・分散し、硝酸によりpH5に調整した後、95℃に昇温し、アルミン酸ソーダを添加してpH10に調整し、12時間熟成反応を行ってコロイダルゾルを得た。このコロイダルゾルを脱塩処理した後、酢酸を添加して解膠処理し、固形分濃度が20%のアルミナ分散液Cを調製した。
アルミナ分散液A〜Cを60℃で乾燥し、アルミナ水和物A〜Cとした。さらに得られたアルミナ水和物を120℃で24時間真空脱気した後、比表面積/細孔分布測定装置(TriSter3000、マイクロメリティックス((株)島津製作所)社製)を用いて測定した。吸着ガスとしては窒素を用いた。また、比表面積はBET法により求め、細孔容積は細孔半径が100nm以下の細孔の全細孔容積から求めた。得られた値を表3に示す。
アルミナ分散液A〜Cを60℃で乾燥し、アルミナ水和物A〜Cとした。得られたアルミナ水和物をX線回折装置(X'Pert-PRO、PANalytical社製)により測定し、回折プロファイルの角度および強度から結晶構造を特定した。アルミナ水和物A〜Cの結晶構造は全てベーマイトであった。
先程調製したアルミナ分散液A70部とアルミナ分散液C30部を混合し、これにホウ酸を0.4部(ポリビニルアルコールに対して20%)、高分子化合物A(20%水分散液)を4部(アルミナ水和物に対して4%)添加し、さらにポリビニルアルコール(PVA245、(株)クラレ社製)の5%水溶液を40部(アルミナ水和物に対して10%)添加してスリーワンモータで均一になるまで撹拌し、塗工液を調製した。その後、支持体としてポリエチレン被覆紙(厚さ:224μm、坪量234g/m2;JIS−Z−8741による60度鏡面光沢度が64%)を用い、その上に先程調製した塗工液を乾燥塗工量が35g/m2となるようメイヤーバーで塗工し、送風定温乾燥器((株)東洋製作所社製、FC−610)で110℃、20分間乾燥して本発明の被記録媒体を作製した。得られた被記録媒体について下記評価3〜8を行った。結果を表4および表5に示す。
支持体としてPETフィルム(ルミラー、日東紡績(株)製:厚さ:224μm)を用い、その上に先に調製した塗工液を乾燥塗工量が35g/m2となるようメイヤーバーで塗工し、送風定温乾燥器((株)東洋製作所社製、FC−610)で110℃、20分間乾燥してインク受容層を形成した。これを細かく切断し、80℃で24時間真空脱気した後、比表面積/細孔分布測定装置(TriSter3000、マイクロメリティックス((株)島津製作所)社製)を用いて測定した。吸着ガスとしては窒素を用いた。また、比表面積はBET法により求め、細孔容積は細孔半径が100nm以下の細孔の全細孔容積から求めた。得られた値を表4に示す。
<評価4:印字濃度についての評価方法>
作製した上記の被記録媒体に、インクジェット記録装置(BJ F870、キヤノン(株)製)を用いてブラック(Bk)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インクおよびイエロー(Y)インクを単色で、かつインク打込量100%でベタ印字し、各色の光学濃度を光学反射濃度計(グレタマクベス社製、RD−918)を用いて測定した。得られた値を表5に示す。
作製した上記の被記録媒体に、インクジェットプリンタ(BJ F870、キヤノン(株)社製)を用いて、インク打込量が90%〜270%の範囲で、グリーン(シアンインク/フォトシアンインク/イエローインクの混合比率が85/90/100)のベタ印字を行い、ビーディングが発生しない最大打込量を求めることでインク吸収性の評価を行った。インク打込量が200%以上のものを「○」、インク打込量が170%以上かつ200%未満のものを「△」、インク打込量が170%未満のものを「×」とした。結果を表5に示す。
インクジェット記録装置(BJ F870、キヤノン(株)製)を用いて、ブラック(Bk)インクおよびシアン(C)インクを単色で、かつインク打込量100%でベタ印字した被記録媒体を、オゾン暴露試験機(スガ試験機社製、特注品)に入れて、40℃・55%RHの条件下で濃度1ppmのオゾンに4時間暴露した後、BkおよびCの光学濃度を光学反射濃度計(グレタマクベス社製、RD−918)を用いて測定した。次いで、下記式(3)より残OD率を算出し、残OD率が80%以上のものを「○」、残OD率が60%以上かつ80%未満のものを「△」、残OD率が60%未満のものを「×」として評価を行った。結果を表5に示す。
残OD率=(試験後のOD/試験前のOD)×100% 式(3)
インクジェット記録装置(BJ F870、キヤノン(株)製)を用いて、マゼンタ(M)インクを単色で、かつインク打込量100%でベタ印字した被記録媒体をアトラスフェードオメーター(条件:波長340nmにおける照射強度0.39W/m2、温度45℃、湿度70%)に投入し、100時間後にMの光学濃度を光学反射濃度計(グレタマクベス社製、RD−918)を用いて測定した。次いで、式(3)より残OD率を算出し、残OD率が90%以上のものを「○」、残OD率が80%以上かつ90%未満のものを「△」、残OD率が80%未満のものを「×」として評価を行った。結果を表5に示す。
インクジェット記録装置(BJ F870、キヤノン(株)製)を用いて、ブラック(Bk)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インクおよびイエロー(Y)インクを単色で、かつインク打込量100%でベタ印字した上記の被記録媒体を、30℃、80%RHの環境下に1週間暴露し、画像が滲む度合いを目視にて評価した。各色とも滲みが起きていないものを「〇」、いずれかの色で僅かに滲みが起きてるものを「△」、いずれかの色で大きく滲みが起きているものを「×」とした。結果を表5に示す。
実施例1において、高分子化合物Aの添加量を6部(アルミナ水和物に対して6%)とした以外は、実施例1と同様にして塗工液を調整し、評価3のテストを行った。また、実施例1と同様にして被記録媒体を作製し、評価4〜8のテストを行った。結果を表4および表5に示す。
実施例1において、高分子化合物Aの添加量を8部(アルミナ水和物に対して8%)とした以外は、実施例1と同様にして塗工液を調整し、評価3のテストを行った。また、実施例1と同様にして被記録媒体を作製し、評価4〜8のテストを行った。結果を表4および表5に示す。
実施例1において、高分子化合物Aの添加量を10部(アルミナ水和物に対して10%)とした以外は、実施例1と同様にして塗工液を調整し、評価3のテストを行った。また、実施例1と同様にして被記録媒体を作製し、評価4〜8のテストを行った。結果を表4および表5に示す。
実施例2において、アルミナ分散液Aを50部、アルミナ分散液Cを50部とした以外は、実施例2と同様にして塗工液を調整し、評価3のテストを行った。また、実施例2と同様にして被記録媒体を作製し、評価4〜8のテストを行った。結果を表4および表5に示す。
実施例2において、アルミナ分散液Cをアルミナ分散液Bに変更した以外は、実施例2と同様にして塗工液を調整し、評価3のテストを行った。また、実施例2と同様にして被記録媒体を作製し、評価4〜8のテストを行った。結果を表4および表5に示す。
実施例2において、アルミナ分散液Cを100部とし、アルミナ分散液Aを用いなかったこと以外は、実施例2と同様にして塗工液を調整し、評価3のテストを行った。また、実施例2と同様にして被記録媒体を作製し、評価4〜8のテストを行った。結果を表4および表5に示す。
実施例1において、高分子化合物Aの代わりに高分子化合物B(実施例8)、高分子化合物C(実施例9)を用いた以外は、実施例1と同様にして塗工液を調整し、評価3のテストを行った。また、実施例1と同様にして被記録媒体を作製し、評価4〜8のテストを行った。結果を表4および表5に示す。
実施例1において、高分子化合物Aを添加しなかった以外は実施例1と同様にして塗工液を調整し、PETフィルム(ルミラー、日東紡績(株)製:厚さ:224μm)上にインク受容層を形成した。その後、高分子化合物D(10%アセトン溶液)をインク受容層中のアルミナ水和物に対して固形分換算で10%添加されるように、インク受容層上にメイヤーバーでオーバーコートし、送風定温乾燥器((株)東洋製作所社製、FC−610)で110℃、10分間乾燥して高分子化合物Dを含有するインク受容層を形成した。(ただし、高分子化合物Dをオーバーコートしたインク受容層は、その乾燥重量が35g/m2となるよう調整した)。
実施例1において、アルミナ分散液Aを100部とし、アルミナ分散液Cおよび高分子化合物Aを用いなかったこと以外は、実施例1と同様にして塗工液を調整し、評価3のテストを行った。また、実施例1と同様にして被記録媒体を作製し、評価4〜8のテストを行った。結果を表4および表5に示す。
実施例1において、アルミナ分散液A、アルミナ分散液Cおよび高分子化合物Aを用いず、また、アルミナ分散液Aおよびアルミナ分散液Cの代わりにアルミナ分散液Bを100部としたこと以外は、実施例1と同様にして塗工液を調整し、評価3のテストを行った。また、実施例1と同様にして被記録媒体を作製し、評価4〜8のテストを行った。結果を表4および表5に示す。
実施例1において、アルミナ分散液Cを100部とし、アルミナ分散液Aおよび高分子化合物Aを用いなかったこと以外は、実施例1と同様にして塗工液を調整し、評価3のテストを行った。また、実施例1と同様にして被記録媒体を作製し、評価4〜8のテストを行った。結果を表4および表5に示す。
実施例2において、アルミナ分散液Aを100部とし、アルミナ分散液Cを用いなかったこと以外は、実施例2と同様にして塗工液を調整し、評価3のテストを行った。また、実施例2と同様にして被記録媒体を作製し、評価4〜8のテストを行った。結果を表4および表5に示す。
実施例3において、アルミナ分散液Aを100部とし、アルミナ分散液Cを用いなかったこと以外は、実施例3と同様にして塗工液を調整し、評価3のテストを行った。また、実施例3と同様にして被記録媒体を作製し、評価4〜8のテストを行った。結果を表4および表5に示す。
実施例2において、アルミナ分散液Aおよびアルミナ分散液Cを用いず、アルミナ分散液Bを100部としたこと以外は、実施例2と同様にして塗工液を調整し、評価3のテストを行った。また、実施例2と同様にして被記録媒体を作製し、評価4〜8のテストを行った。結果を表4および表5に示す。
実施例5において、高分子化合物Aの添加量を10部(アルミナ水和物に対して10%)とした以外は、実施例5と同様にして塗工液を調整し、評価3のテストを行った。また、実施例5と同様にして被記録媒体を作製し、評価4〜8のテストを行った。結果を表4および表5に示す。
実施例3において、アルミナ分散液Cをアルミナ分散液Bに変更した以外は、実施例3と同様にして塗工液を調整し、評価3のテストを行った。また、実施例3と同様にして被記録媒体を作製し、評価4〜8のテストを行った。結果を表4および表5に示す。
実施例4において、アルミナ分散液Cをアルミナ分散液Bに変更した以外は、実施例4と同様にして塗工液を調整し、評価3のテストを行った。また、実施例4と同様にして被記録媒体を作製し、評価4〜8のテストを行った。結果を表4および表5に示す。
Claims (5)
- 支持体の少なくとも一方の面に空隙を有するインク受容層を設けてなる被記録媒体において、該インク受容層が含硫黄有機化合物を反応させて得られる高分子化合物を含有し、かつ該インク受容層のBET法による比表面積A(m2/g)および細孔容積V(cm3/g)が、下記式(1)および下記式(2)の関係を満たすことを特徴とする被記録媒体。
A≧75 (式1)
V≧0.55 (式2) - 前記高分子化合物が、少なくとも下記化合物Aと化合物Bとを反応させて得られる化合物である請求項1に記載の被記録媒体。
A:2つ以上の活性水素基を有する含硫黄有機化合物
B:2つ以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物 - 前記インク受容層が、無機微粒子を含有する請求項1に記載の被記録媒体。
- 前記無機微粒子が、シリカ、アルミナおよび/またはアルミナ水和物である請求項1に記載の被記録媒体。
- 前記無機微粒子が、比表面積と細孔容積の少なくとも一方が異なる複数の無機微粒子を混合したものである請求項3または請求項4に記載の被記録媒体。
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