JP2007029203A - 軟包装物自立具及び軟包装物の陳列方法 - Google Patents

軟包装物自立具及び軟包装物の陳列方法 Download PDF

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Takamichi Konno
隆道 今野
Katsuyuki Totsuka
克之 戸塚
Maki Motoo
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Abstract

【課題】 構造が単純で、洗浄が容易であり、製造コストが安価で、種々の棚に設置できる汎用性があり、しかも複数の軟包装物を直列に並べて陳列できる軟包装物自立具を提供する。また、陳列方法を提供する。
【解決手段】 下端に安定のための基底面41を有し、上端に軟包装物を載置して支持するとともに該軟包装物の下端面を押圧する長尺状の畝部42を有し、該畝部42が、上に載置支持された軟包装物の下端面を押圧変形させて安定化させて自立させる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、陳列棚上に商品を自立させ、商品を陳列するために好適な自立具と、この自立具を利用した陳列方法に関するものである。更に詳しくは、ブリスターパックやポリ袋、ガセット袋、三方袋等に入れられた自立が困難なまたは自立が不能な軟包装物を陳列するための軟包装物自立具、そしてそれを利用した軟包装物の陳列方法に関するものである。
デパートやスーパーマーケット、コンビニエンスストア等においては、売り場には陳列棚が置いてあり、この陳列棚の上に日用品や家庭用品等の各種商品が陳列されて販売されている。
ところが、商品が、ブリスターパックやポリ袋、ガセット袋、三方袋等の比較的軟らかい包装材に充填された商品、すなわち軟包装物である場合には、往々にして、自立が困難であったり、または自立が不可能であることが多い。このような軟包装物を、陳列棚上に直接置いて陳列すると、購買者が手にとって見たりするうちに乱雑になり、商品としての美観を損ねることも多い。このため、このような軟包装物を、陳列棚の上で自立させて陳列することを目的として、種々の軟包装物自立具(以下、「自立具」と記載する場合がある。)が提案されている。
特許文献1には、陳列棚の上に、波形の商品スタンドを二つ設け、この商品スタンドの波型の窪みに、軟包装物を立てかけることにより、軟包装物を自立させて陳列する自立具、が提案されている。
特許文献2には、底板に2条のガイドレールを設け、このガイドレールに商品支持体を遊嵌し、この商品支持体に軟包装物を自立させて陳列する自立具が提案されている。
特許文献3には、基板に回動自在の仕切り板を設け、仕切り板にあわせて複数の商品を直列状に載置する自立具が提案されている。
特許文献4には、厚さ2mmのコート紙を折り曲げてスタンドを形成し、自立できない軟包装物の背もたれとして陳列する自立具が提案されている。
特開平07−163445号公報 特開2001−70108号公報 特開2000−51021号公報 実用新案登録第3085066号公報
しかしながら、特許文献1〜3の技術においては、いずれも自立具の構造が複雑であり、稼動部分もあるため、使用しているうちに汚れてきたとしても、洗浄することは容易ではなく、また、部品点数が多いため製造コストが大きいという問題がある。
とくに、特定の棚に合致するような構造で設計してしまうと、別の大きさの棚には適用しにくい、など、汎用性という点でも問題があった。
また、特許文献4の技術では、軟包装物を一個ずつ自立することはできても、複数の軟包装物をまとめて直列に、しかも美しく列立することができない。
このように、従来は、構造が単純で、洗浄が容易であり、製造コストが安価で、種々の棚に適用できる汎用性があり、しかも複数の軟包装物を直列に並べて陳列できる軟包装物自立具は存在せず、このような自立具を利用した陳列方法も存在しなかった。
すなわち本発明の目的は、構造が単純で、洗浄が容易であり、製造コストが安価で、種々の棚に設置できる汎用性があり、しかも複数の軟包装物を直列に並べて陳列できる軟包装物自立具を提供することである。
また、本発明の他の目的は、このような軟包装物自立具を利用して、様々な種類の軟包装物を、効果的に目立つように、さらに作業者のセンスにあわせた自由なレイアウトで、自立状態で陳列する方法を提供することである。
前記課題を解決する本発明の第一の発明は、軟包装物を陳列する際に該軟包装物を自立させる自立具であって、下端に安定のための基底面を有し、上端に軟包装物を載置して支持するとともに該軟包装物の下端面を押圧する長尺状の畝部を有し、該畝部が、上に載置された軟包装物の下端面を押圧変形させて安定化させて自立させることを特徴とする軟包装物自立具、である。
この本発明は、該畝部は、基底面から頂点に至るまでの高さが、該軟包装物の縦方向の高さの1/5を超えない高さで形成されていること、該畝部は、横幅が、軟包装物の横方向の幅の1/2を超えない幅で形成されていること、該畝部は、外側に突出する板状片を有しており、該板状片の下面が基底面を形成するとともに上面が軟包装物の下端面を支持する支持面を形成している、および、該支持面は、自立される軟包装物の側面を介助するガイドが起立形成されていること、を望ましい形態としている。
前記課題を解決する本発明の第二の発明は、軟包装物を陳列棚に陳列する方法であって、下端に安定のための基底面を有し上端に軟包装物を載置して支持するとともに、該軟包装物の下端面を押圧する長尺状の畝部を有する軟包装物自立具を陳列棚の上に載置し、載置した軟包装物自立具の上に複数の軟包装物を一列状に載置して自立させ、自立させた複数の軟包装物を陳列棚に所望の態様で陳列することを特徴とする、軟包装物の陳列方法、である。
本発明によれば、軟包装物を直列に美しく並べて陳列できるとともに、様々な種類や大きさの陳列棚に自由自在に適用できる汎用性があり、構造が単純で、洗浄が容易であり、製造コストが安価である軟包装物自立具を実現することができる。
また、作業者のセンスにあわせた自由なレイアウトで、軟包装物を自立状態で美しく陳列することができ、しかもその陳列の作業量が軽減化される。
まず、本発明の第一の発明である軟包装物自立具について説明する。
図12は、軟包装物の一例を示す斜視図である。図12において、軟包装物100は、概略、正面101、背面102と、ガセット面103,104によって構成されており、正面101、背面102を形成する二つのシートと、ガセット面103,104を形成する二つのシートとを各々シールすることにより、断面略長方形に形成されている。
軟包装物100の上端には、口栓付スパウト105が挿入された上で、周囲が完全にシールされており、内容物が密封されている。
このような軟包装物は、正面101、背面102と、ガセット面103,104が、軟らかいシートで形成されているため、陳列棚の上で自立させようとしても、変形してしまって自立させることが難しい。
なお、本発明においては、軟包装物は、縦方向の高さZと、横方向の幅Xとを有しているが、この縦方向の高さZと横方向の幅Xとは、自立させる方向を基準として区別される。すなわち、軟包装物を自立させる方向と一致する方向が縦方向であり、それと垂直に交わる方向であって正面101または背面102と平行の方向を横方向とみなす。
縦方向の高さZには、スパウトの部分は含まれない。この理由は、本発明はスパウトのない軟包装物にも問題なく適用できるからである。また、縦方向の高さZの定義は、軟包装物100の内空間の高さのなかで最も高い値をもって、縦方向の高さZとする。すなわち、軟包装物100を縦方向に可及的に伸ばしておいて、その状態で、軟包装物100の内容物が収納されるべき内空間の、縦方向の最も高い距離を「縦方向の高さZ」とするのである。なお、同様に、横方向の幅Xも、軟包装物において内容物が収納されるべき内空間の最も幅が広い部分の幅とする。これらの高さZや幅Xの定義は、要するに、軟包装物100におけるシール部の幅を、参酌しないという趣旨になる。
図1は、本発明の軟包装物自立具の第1の実施形態を示す斜視図である。図1において、第1の実施形態に係る自立具1は、全体に長尺状に形成されており、下端に基底面2を有している。この基底面2を下に向けて陳列棚の上面に載置すれば、自立具1全体を安定して陳列棚の上に保持することができる。また、自立具1は、畝部3を有している。畝部3の形状は、軟包装物を載置できる形状であれば、いかなるものでもよい。本発明は、このように極めて単純な構造のものである。
図2は、第1の実施形態の作用を示す斜視図である。陳列棚(図示せず)の上に載置されている自立具1は、この状態で、上に軟包装物100を載置することができる。この場合、軟包装物100の横方向(幅Xの方向)と自立具1の長手方向とが直交するかたちに配置することが好ましい。軟包装物100は、畝部3の上に置かれ、この際、畝部3が、軟包装物100下端面100aを押圧するため、軟包装物100の下端面100aは変形する。このように下端面100aが変形すると、下端面100aの面積が増大する。すると、軟包装物100自体が安定化し、自立具1の上で自立する。この下端面100aの面積の増大は、とくに、畝部3の長手方向の長さyの方向(軟包装物100の奥行き方向)に広がるように面積が増大するため、軟包装物100を安定化させる効果が大きい。
自立具1は長尺状であるため、畝部3には、同様にして複数の軟包装物100を、長手方向に一列状に列立することが可能である。このように、軟包装物100を一列状に陳列すると、購買者が、前のほうから軟包装物100を取っていっても、残りの軟包装物100は自立した状態を保っており、陳列状態がくずれて美観を損なうことがない。
自立具1は、非常に簡便な構造であるため、製造コストが安価であり、しかも洗浄も容易であり、また、陳列のレイアウトも自由自在である。なによりも、様々な大きさや形状の陳列棚に、まったく自由に使用することができるため、非常に汎用性が高いという利点がある。
この自立具1においては、基底面2から畝部3の頂点3aに至るまでの高さzは、軟包装物100の縦方向の高さZの1/5を超えない高さであることが好ましい。このように1/5を超えない高さであれば、軟包装物100を安定して自立することが可能である。なお、1/7〜1/9の範囲の高さであれば、さらに好ましい。
また、自立具1においては、畝部3の横幅x(畝部3の最も幅の広い部分における横幅)は、軟包装物100の横方向の幅Xの1/2を超えない幅であることが好ましい。このように1/2を超えない幅であれば、軟包装物100を安定して自立することが可能である。なお、1/3〜1/4の範囲の幅であれば、さらに好ましい。
一例として、畝部3の大きさは、高さzが5〜20mmの範囲であることが好ましく、とくに10〜15mmの範囲であれば、より好ましい。また、畝部3の横幅xは、10〜40mmの範囲であることが好ましく、とくに20〜35mmの範囲であれば、より好ましい。
なお、このような自立具1に最適な軟包装物100の大きさとしては、高さZが80〜300mmの範囲のものが好ましく、とくに90〜110mmの範囲であれば、より好ましい。また、横幅Xが、60〜150mmの範囲であるものが好ましく、とくに70〜90mmの範囲、であれば、より好ましい。このような軟包装物100であれば、本発明の効果を最も享受することができる。
自立具1の長手方向yの長さは、軟包装物100を自立させる個数によって、適宜長さを設定することが可能であるが、陳列棚の上に載置する場合の利便性と、製造コスト、汎用性とを考慮すれば、10〜40cmであることが好ましく、とくに20〜30cmの範囲であれば、より好ましい。
図3は、本発明の軟包装物自立具の第2の実施形態を示す斜視図である。図3において、第2の実施形態に係る自立具10は、図1に示す第1の実施態様と同様、下端に基底面11を有している。また、自立具10は、断面四角形の畝部12を有している。このように、断面四角形の畝部12であれば、軟包装物100を載置して押圧した際に、軟包装物100の下端面100aを、より広い面積に変形することができるため、好ましい。
図4は、本発明の軟包装物自立具の第3の実施形態を示す斜視図である。図4において、第3の実施形態に係る自立具20は、図1に示す第1の実施態様と同様、下端に基底面21を有している。また、自立具20は、断面半円形の畝部22を有している。このように、断面半円形の畝部22であれば、軟包装物100を載置して下端面100aを押圧した際に、下端面100aを、より広い面積に変形することができるとともに、鋭利な箇所がないため、軟包装物100を傷つける可能性が少ないという利点がある。
図5は、本発明の軟包装物自立具の第4の実施形態を示す斜視図である。図5において、第4の実施形態に係る自立具30は、全体に長尺状に形成されており、断面三角形状の畝部32が形成されている。この断面三角形状の畝部32は、中空に作られており、畝部32の下端は、両外側に突出して板状片31p,31pが形成されている。
この板状片31p,31pの下面が、基底面31,31を形成する。このように基底面31,31のように面積が広いと、自立具30自体を安定して陳列棚の上に保持することができる。しかしまた、軟包装物100を畝部32に載置した際には、板状片31p,31pの上面31a,31aは、畝部32とともに軟包装物100の下端面100aを支持する支持面としても作用する。この実施形態は、単純な板状部材を折り曲げて加工すれば容易に製造できるため、製造コスト、原料費が格安ですむという利点がある。
図6は、第4の実施形態の作用を示す斜視図である。図6において、自立具30の畝部32の上に、軟包装物100を載置すると、畝部32によって軟包装物100の下端面100aが押圧変形されて、軟包装物100は安定して自立される。この際、板状片31p,31pの上面(支持面)31a,31aは、畝部32と同様に軟包装物100の下端面100aを支持しており、畝部32とともに、支持面31a,31aによっても、軟包装物100を自立させているのである。
このような形態であれば、軟包装物100をさらに安定的に自立させることができるとともに、軟包装物100を自立させて載置させたまま、自立具30を持ち運ぶことも可能である。この結果、陳列の作業においては、自立具30の上に軟包装物100を列立する作業を別な場所で行い、軟包装物100を列立した状態の自立具30を、そのまま陳列棚に運んできて棚上に置けば、陳列作業が完了する。このため、低い場所にある陳列棚に陳列することが容易になり、作業員が腰をかがめて作業する必要がなくなり、不自然な体勢で作業する負担が少なく、作業員の保安衛生とともに、陳列作業の効率化をも図ることができる。
図7は、本発明の軟包装物自立具の第5の実施形態を示す斜視図である。図7において、本発明の第5の実施形態に係る自立具40は、全体に長尺状に形成されており、断面三角形状の畝部42が形成され、畝部42の下端から横方向の外側に板状片41p,41pが突出されており、板状片41p,41pの下面に基底面41,41が形成され、上面に支持面41a,41aが形成されている点は、前記の第4の実施形態と同様である。
図7の自立具40では、支持面41a,41aの端部に、ガイド43,43が起立形成されている点に特徴がある。このガイド43,43は、軟包装物100が畝部42に載置され自立された際に、軟包装物100が、自立具40の外側に落ちないように防御する作用がある。
なお、図7では、ガイド43,43は、垂直方向に起立しているが、これは角度をつけて起立させてもよく、また一体に構成せずに取り外し可能として別体に構成してもよい。さらに、板状に形成する必要はなく、網状などの各種形状で形成することができる。また、起立する場所は支持面41a,41aの端部に限られることなく、支持面41a,41aの途中の位置に形成することもできる。しかしながら、ガイド43,43の間の距離は、軟包装物100の横幅Xに合致する距離(横幅Xに若干ゆとりをもたせた距離)であると、より望ましい。そして、両ガイド43,43の中間位置に畝部42とが位置する配置であれば好ましい。
このような形態であれば、軟包装物100をさらに安定的に自立させることができるとともに、軟包装物100を自立させて載置させたまま、自立具40を持ち運ぶ際に、軟包装物100が落下しにくくなり、持ち運びに便利になる。また、ガイド43,43には、軟包装物100の商品広告や、キャッチフレーズなどを形成したり、印刷したものを貼着することもできる。
図8は、本発明の軟包装物自立具の第6の実施形態を示す斜視図である。図8において、本発明の第6の実施形態に係る自立具50は、全体に長尺状に形成されており、断面三角形状の畝部52が形成され、畝部52の下端から横方向に外側に板状片51p,51pが突出し、この板状片51p,51pの下面に基底面51,51が形成され、上面に支持面51a,51aが形成されている点は、前記の第4の実施形態と同様である。
図8の自立具50では、畝部52が、中実に形成されている点に特徴がある。このように畝部52を中実に形成すれば、自立具50自体にある程度の重みを持たせ、取り扱いを楽にしたい場合に有効である。また、ねじり方向に対する強度が増すため、より頑丈な自立具とすることができる。
図9は、本発明の軟包装物自立具の第7の実施形態を示す斜視図である。図9において、第7の実施形態に係る自立具60は、全体に長尺状に形成されており、断面三角形状の畝部62が形成され、畝部62の下端から横方向に外側に板状片61p,61pが突出し、この板状片61p,61pの下面に基底面61,61が形成され、上面に支持面61a,61aが形成されている点は、前記の第6の実施形態と同様である。
図9の自立具60では、前記第5の実施形態と同様に、支持面61a,61aの端部に、ガイド63,63が起立形成されている。この場合の作用と特有の効果は、前記の第6の実施形態と同様である。
図10は、本発明の軟包装物自立具の第8の実施形態を示す斜視図である。図10において、第8の実施形態に係る自立具70は、全体に長尺状に形成されており、垂直板状の畝部72が形成されているとともに、畝部72の下端から横方向に外側に板状片71p,71pが突出し、全体が断面逆T字状に形成されている。
この板状片71p,71pの下面に基底面71が形成されているが、板状片71p,71pの突出する長さが短いため、板状片71p,71pの上面は、軟包装物100を支持する機能はない。図10の実施形態8においては、材料費が安価ですみ、自立具70を比較的軽量にすることができるという利点がある。
図11は、本発明の軟包装物自立具の第9の実施形態を示す斜視図である。図11において、第9の実施形態に係る自立具80は、全体に長尺状に形成されており、垂直板状の畝部82が形成され、畝部82の下端から横方向に外側に板状片81p,81pが突出し、この板状片81p,81pの下面に基底面81が形成されている点は、前記の第8の実施形態と同様である。
図11の自立具80においては、板状片81p,81pの突出する長さが、前記第8の実施形態に比して長いため、板状片81p,81pの上面に、軟包装物100を支持する支持面81a,81aが形成されている。この支持面81a,81aの作用は、第4の実施形態と同様である。
以上説明してきたように、本発明の自立具は、いずれも、軟包装物100を直列に美しく並べて陳列できるとともに、様々な種類、大きさの棚にも自由自在に適用できる汎用性があり、構造が単純で、洗浄が容易であり、製造コストが安価である。また、自立具の正面部分には、別途、立札状の部材等を設置することが可能であり、このような立札状の部材に商品の宣伝やPOPをあしらう態様にしてもよい。
なお、本発明の自立具は、様々な材質で製作することが可能である。例えば、金属、樹脂、紙、ガラス、木材等を材質として使用することができるが、水分に対する耐久性、衛生性、取り扱いのしやすさを考慮すると、金属や樹脂を使用することが望ましい。
金属としては、鉄、ステンレススチール、炭素鋼、アルミニウム、銅、鉛、真鍮、これらを原料とした合金等を例示することができるが、金属を使用する場合は、ステンレススチール、アルミニウムといった、錆にくい特性をもった金属、合金を使用することが好ましい。
樹脂としては、熱可塑性樹脂(ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレートなど)や、熱硬化性樹脂(フェノール樹脂、アミノ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂など)などの、通常プラスチックと呼ばれている、任意の形に成型できる有機高分子物質を使用することが推奨されるが、加工のしやすさ、入手しやすさから、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂等を使用することが好ましい。
次に、本発明の第二の発明である陳列方法について説明する。本発明の第二の発明である陳列方法には、前記第一の発明の自立具を使用することができる。すなわち、最初に、陳列棚に、前記第一の発明の自立具を載置する。次いで、このような自立具の上に複数の軟包装物を一列状に自立させる。これによって複数の軟包装物を一列状に陳列することができる。
この場合、自立具は、棚の上に自由なレイアウトで配置することができるため、例えば、複数の自立具を平行に並べ、違う種類の軟包装物を交互に自立させて、あたかもお花畑であるかのように華麗なデザインで陳列棚をコーディネイトすることが可能である。
また、一部の自立具を手前に、一部の自立具を奥まった場所に配置するなど、陳列棚の全体に変化をつけて、購買者の目を楽しませることができる。
図7に示す構成の自立具40を作成した。この自立具40は、厚さ1.5mmの、塩化ビニル樹脂製の板材を折り曲げて加工して形成されており、基底面41(下面)から畝部42の頂点にいたるまでの高さは11mmであり、また畝部42の横幅は32mmであった。支持面41aの幅は85mmであり、ガイド43の高さ(支持面41aからの高さ)は35mmであった。そして、全長(y)は、24cmであった。
コンビニエンスストアを模した陳列棚(横幅90×奥行き30cm)の上に、前記実施例1の自立具40を、0.5cm間隔で10個配置した。軟包装物として、商品名「森永アロエヨーグルトハンディスタイル」(縦方向の高さZは100mm、横方向の幅は80mm)を選択した。
この軟包装物を、一つの自立具40に対して6個を一列に載置し自立させた。
この結果、前記の陳列棚に、合計60個の軟包装物を、極めて美しく陳列することができた。
本発明は、構造が単純で、洗浄が容易であり、製造コストが安価で、種々の棚に設置できる汎用性があり、しかも複数の軟包装物を一列に並べて陳列できる軟包装物自立具を提供する。また、本発明は、このような軟包装物自立具を利用して、様々な種類の軟包装物を、効果的に、目立つように、さらに作業者のセンスにあわせた自由なレイアウトで、自立状態で陳列することを可能とし、また作業者の作業量も軽減することができる。
図1は、本発明の軟包装物自立具の第1の実施形態を示す斜視図である。 図2は、第1の実施形態の作用を示す斜視図である。 図3は、本発明の軟包装物自立具の第2の実施形態を示す斜視図である。 図4は、本発明の軟包装物自立具の第3の実施形態を示す斜視図である。 図5は、本発明の軟包装物自立具の第4の実施形態を示す斜視図である。 図6は、第4の実施形態の作用を示す斜視図である。 図7は、本発明の軟包装物自立具の第5の実施形態を示す斜視図である。 図8は、本発明の軟包装物自立具の第6の実施形態を示す斜視図である。 図9は、本発明の軟包装物自立具の第7の実施形態を示す斜視図である。 図10は、本発明の軟包装物自立具の第8の実施形態を示す斜視図である。 図11は、本発明の軟包装物自立具の第9の実施形態を示す斜視図である。 図12は、軟包装物の一例を示す斜視図である。
符号の説明
1、10、20、30、40、50、60、70、80 ・・・ 軟包装物自立具
2、11、21、31、41、51、61、71、81 ・・・ 基底面
3、12、22、32、42、52、62、72、82 ・・・ 畝部
31p、41p、51p、61p、71p、81p ・・・ 板状片
31a、41a、51a、61a、81a ・・・ 支持面(上面)
43、63 ・・・ ガイド
100 ・・・ 軟包装物
X ・・・ 軟包装物の横方向の幅
Z ・・・ 軟包装物の縦方向の高さ
x ・・・ 畝部の横幅
y ・・・ 畝部の長手方向の長さ
z ・・・ 畝部の高さ(基底面から畝部の頂点に至るまでの高さ)

Claims (6)

  1. 軟包装物を陳列する際に該軟包装物を自立させる自立具であって、下端に安定のための基底面を有し、上端に軟包装物を載置して支持するとともに該軟包装物の下端面を押圧する長尺状の畝部を有し、該畝部が、上に載置された軟包装物の下端面を押圧変形させて安定化させて自立させることを特徴とする軟包装物自立具。
  2. 該畝部は、基底面から頂点に至るまでの高さが、該軟包装物の縦方向の高さの1/5を超えない高さで形成されている請求項1に記載の軟包装物自立具。
  3. 該畝部は、横幅が、軟包装物の横方向の幅の1/2を超えない幅で形成されている請求項1または請求項2に記載の軟包装物自立具。
  4. 該畝部は、外側に突出する板状片を有しており、該板状片の下面が基底面を形成するとともに上面が軟包装物の下端面を支持する支持面を形成している請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の軟包装物自立具。
  5. 該支持面は、自立される軟包装物の側面を介助するガイドが起立形成されている請求項4に記載の軟包装物自立具。
  6. 軟包装物を陳列棚に陳列する方法であって、下端に安定のための基底面を有し上端に軟包装物を載置して支持するとともに該軟包装物の下端面を押圧する長尺状の畝部を有する軟包装物自立具を陳列棚の上に載置し、載置した軟包装物自立具の上に複数の軟包装物を一列状に載置して自立させ、自立させた複数の軟包装物を陳列棚に所望の態様で陳列することを特徴とする、軟包装物の陳列方法。



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