JP2007026924A - アルカリ乾電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 封止剤の撥水性を向上させ、多湿環境下における耐漏液性に優れた高信頼性かつ低コストのアルカリ乾電池を提供する。
【解決手段】 アルカリ乾電池が、二酸化マンガンを含む正極;亜鉛を含む負極;前記正極と負極との間に配されるセパレータ;アルカリ電解液;前記正極、負極、セパレータ、およびアルカリ電解液を収容する電池ケース;前記電池ケースの開口部を封口する封口板;前記電池ケースと封口板との間に配される樹脂製封口体;ならびに前記負極および封口体に挿入される負極集電子を具備し、前記負極集電子と封口体との間に、ポリアミド系ホットメルト樹脂および合成油を含む封止剤層を有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、アルカリ乾電池に関し、更に詳しくは負極集電子と樹脂製封口体との間の封口部分に塗布する封止剤に関する。
従来から、アルカリ乾電池の耐漏液性を改善するために、電池の封口部分を封止する封止剤について種々の検討が行われている。
例えば、特許文献1では、ボタン型アルカリ電池の負極端子を兼ねた封口板と絶縁パッキング(樹脂製封口体)との間を封止するために、ポリアミドを有機溶剤で希釈したものを絶縁パッキングの表面に塗布することが提案されている。
ポリアミドは封口体に対して電気化学的に親和性を有するため、電気毛管現象に基づく漏液を抑制することができる。また、樹脂製封口体には、6,6−ナイロンなどのポリアミドがよく用いられるため、封口体との親和性に優れているという利点がある。
また、特許文献2では、薄型電池における封口材にポリアミド系ホットメルト樹脂フィルムを用いることが開示されている。
しかし、ポリアミドは水分を吸収し易いため、多湿条件下では十分な封止性が得られない場合がある。これは、負極集電子と封口体との間の封止部分に水分が存在すると、封止部分において、H2O+e-→OH-+1/2H2のような反応が起こり、局部的にOH-の濃淡差が生じることにより、電解質中のカチオンが移動し、クリープ現象が起こりやすくなるためである。
また、ポリアミドは常温では粘度が高いため、特許文献1のように封口部に塗布する際には、ポリアミドを有機溶剤などにより希釈する必要がある。このため、環境負荷が大きく、またポリアミドを有機溶剤で希釈する工程および有機溶剤を蒸発させるための乾燥工程などの生産設備が必要となる。
さらに、ポリアミドは透湿性が大きいため、ポリアミドを単独で特許文献2の封口材に用いた場合には、水分によりポリアミドの接着強度が低下するだけでなく、電池内に侵入した水分により、電池要素が劣化し、電池寿命が短くなる場合がある。
特開昭57−65668号公報 特開平8−106885号公報
そこで、本発明は、上記の従来の問題を解決するため、封止剤の撥水性を向上させることにより、多湿環境下においても耐漏液性に優れた高信頼性かつ低コストのアルカリ乾電池を提供することを目的とする。
本発明は、二酸化マンガンを含む正極;亜鉛を含む負極;前記正極と負極との間に配されるセパレータ;アルカリ電解液;前記正極、負極、セパレータ、およびアルカリ電解液を収容する電池ケース;前記電池ケースの開口部を封口する封口板;前記電池ケースと封口板との間に配される樹脂製封口体;ならびに前記負極および封口体に挿入される負極集電子を具備するアルカリ乾電池であって、前記負極集電子と封口体との間に、ポリアミド系ホットメルト樹脂および合成油を含む封止剤が塗布されていることを特徴とする。
前記封止剤が、ポリアミド系ホットメルト樹脂と合成油とを重量比40〜95:60〜5の割合で含むのが好ましい。
前記合成油が、炭化水素油、シリコーン油、およびフッ素油からなる群から選ばれた少なくとも1種であるのが好ましい。
前記ポリアミド系ホットメルト樹脂のアミン価が10〜500であるのが好ましい。
前記ポリアミド系ホットメルト樹脂の平均分子量が500〜10000であるのが好ましい。
前記封止剤の粘度が20℃において30Pa・s以上であり、かつ180℃において5Pa・s以下であるのが好ましい。
前記封止剤が、さらに酸化防止剤を0.1〜5.0重量%含むのが好ましい。
前記封止剤が、さらに着色剤を0.05〜5.0重量%含むのが好ましい。
本発明によれば、封止剤が合成油を含むことにより封止剤の撥水性が向上するため、多湿環境下においても、封止剤塗布部において水分濃度の上昇を抑制することができる。これにより、多湿環境下においても優れた耐漏液性を有するアルカリ乾電池が得られる。
また、本発明のアルカリ乾電池で用いられる封止剤は、封口部分に塗布するだけでよく、従来の封止剤のように、封止剤に有機溶剤を加える希釈工程および有機溶剤を蒸発させる乾燥工程等が要らない。このため、生産効率が向上し、低コストのアルカリ乾電池が得られる。
さらに、有機溶剤等の希釈剤を用いる必要がないため、環境負荷を低減することができる。
本発明は、アルカリ乾電池の封口部、すなわち樹脂製封口体における負極集電子と密着する部分に、ポリアミド系ホットメルト樹脂および合成油を含む封止剤を塗布する点に特徴を有する。
このように、金属やプラスチック等と良好な接着性を有するポリアミド系ホットメルト樹脂と合成油とを混合したものを封止剤として用いることにより、封止剤が撥水性を有するため、多湿環境下においても、封止剤層中の水分濃度の上昇が抑制され、良好な耐漏液性が得られる。また、封止剤がホットメルト樹脂を含むため、有機溶剤等の希釈剤を用いる必要がなく、環境負荷が軽減される。さらに、封止剤に有機溶剤を加える希釈工程および有機溶剤を蒸発させる乾燥工程等が要らないため、生産効率が向上し、低コストのアルカリ乾電池が得られる。
ポリアミド系ホットメルト樹脂は、下記の一般式(1)で表される脂肪族ポリアミドまたは脂肪族ポリアミノアミドである。なお、式中のR1およびR2はアルキル基またはアミノアルキル基であり、nは2以上の整数である。ポリアミド系ホットメルト樹脂として、例えば、R1が−(CH25−CH(NH2)−であり、R2が−(CH26−である化合物が用いられる。これ以外に、R1の構造としては−(CH24−CH(NH2)−や−CH(NH2)−(CH24−CH(NH2)−などが挙げられる。
Figure 2007026924
前記合成油が、炭化水素油、シリコーン油、およびフッ素油からなる群から選ばれた少なくとも1種であるのが好ましい。また、前記合成油としては沸点が120℃以上のものが用いられる。
前記封止剤は、ポリアミド系ホットメルト樹脂と合成油とを重量比40〜95:60〜5の割合で含むのが好ましい。すなわち、前記封止剤は、合成油を、ポリアミド系ホットメルト樹脂および合成油の混合物100重量部あたり5〜60重量部含むのが好ましい。
封止剤中の合成油の含有量が、ポリアミド系ホットメルト樹脂および合成油の混合物100重量部あたり5重量部未満であると、撥水性が不十分となり、多湿環境下における耐漏液性が不十分となる。一方、封止剤中の合成油の含有量が、ポリアミド系ホットメルト樹脂および合成油の混合物100重量部あたり60重量部を超えると、封止剤の粘度が低下し、封止剤の流動性が増すために、封止部分に封止剤が保持され難くなる。
前記ポリアミド系ホットメルト樹脂のアミン価が10〜500であるのが好ましい。アミン価とは、1、2および3級アミンの総量を示すものであり、試料1gを中和するのに要する塩酸の当量を水酸化カリウムのミリグラム数で表したものである。アミン価が10未満であると、封止剤の負極集電子との親和性が低下し、耐漏液性が不十分となる。一方、アミン価が500を超えると、封止剤の親水性が増大し、耐アルカリ性が低下するため、耐漏液性が不十分となる。
前記ポリアミド系ホットメルト樹脂の平均分子量が500〜10000であるのが好ましい。ポリアミド系ホットメルト樹脂の平均分子量が500未満であると、封止剤の粘度が低くなり、流動性が増すため、封止部分に封止剤が保持され難くなる。一方、ポリアミド系ホットメルト樹脂の平均分子量が10000を超えると、封止剤の粘度が高くなり過ぎ、封止部分に封止剤を均一に塗布することが困難となる。
前記封止剤の粘度が20℃において30Pa・s以上であり、かつ180℃において5Pa・s以下であるのが好ましい。封止剤の粘度が20℃において30Pa・s未満であると、封止剤の流動性が増すので、封止部分に封止剤が保持され難くなる。封止剤の粘度が180℃において5Pa・sを超えると、粘度が高くなりすぎて、封止部分に封止剤を均一に塗布することが困難となる。
ホットメルト樹脂を含む封止剤は高温環境下で長時間放置すると、封止剤が変質して、粘度が増大したり、皮張りを形成しやすくなる。これを防止するため、前記封止剤が、さらに酸化防止剤を0.1〜5.0重量%含むのが好ましい。酸化防止剤には、2,6−ジ−t−ブチルクレゾール等が用いられる。封止剤中の酸化防止剤の含有量が0.1重量%未満であると、酸化防止剤の効果が不十分である。封止剤中の酸化防止剤の含有量が5重量%を超えると、それ以上添加しても酸化防止剤による効果は含有量が5.0重量%の場合と変わらない。
前記封止剤が、さらに着色剤を0.05〜5.0重量%含むのが好ましい。封止部分における封止剤の塗布状態を容易に確認することができる。着色剤には、アゾ化合物、カーボンブラック等が用いられる。封止剤中の着色剤の含有量が0.05未満であると、封止剤が十分に着色しない。封止剤中の着色剤の含有量が5.0重量%を超えると、それ以上添加しても生産工程において封止剤の塗布状態を判定する精度は含有量が5.0重量%の場合と変わらない。
また、上記の添加剤以外に、例えば、粘度の低減を目的として界面活性剤や可塑剤を添加したり、コスト低減や粘度の増大を目的として充填剤を添加したり、粘度の増大を目的として粘着剤を添加したりしてもよい。
《実施例1》
(1)正極合剤の作製
二酸化マンガンと黒鉛とを、90:10の重量比で混合した。そして、この混合物と、アルカリ電解液として40重量%の水酸化カリウム水溶液とを100:3の重量比で混合し、充分に攪拌した後、フレーク状に圧縮成形した。ついで、フレーク状の正極合剤を粉砕して顆粒状とし、これを篩によって分級し、10〜100メッシュのものを中空円筒状に加圧成形してペレット状の正極合剤を得た。
(2)ゲル状負極の作製
ゲル化剤としてポリアクリル酸ナトリウムと、アルカリ電解液として40重量%の水酸化カリウム水溶液と、負極活物質として亜鉛粉末とを1:33:66の重量比で混合し、ゲル状負極を得た。
(3)円筒形アルカリ乾電池の組み立て
図1に示す構造の単3形アルカリ乾電池(LR6)を下記の手順により作製した。図1は、円筒形アルカリ乾電池の一部を断面とする正面図である。また、図1のX部分(封止部分)の拡大断面図を図2に示す。
上記で得られた正極合剤2を電池ケース1内に2個挿入し、加圧治具により正極合剤2を再成形して電池ケース1の内壁に密着させた。電池ケース1の内壁に密着させた正極合剤2の中央に有底円筒形のセパレータ4を配置した。セパレータ4内にアルカリ電解液として40重量%の水酸化カリウム水溶液を所定量注入した。所定時間経過した後、上記で得られたゲル状負極3をセパレータ4内に充填した。なお、セパレータ4には、ポリビニルアルコール繊維およびレーヨン繊維を主体として混抄した不織布を用いた。
負極集電子6をゲル状負極3の中央に差し込んだ。なお、負極集電子6には、封口体5、負極端子を兼ねた底板(封口板)7、および絶縁ワッシャー9を予め一体化させた。そして、電池ケース1の開口端部を封口体5の端部を介して底板7の周縁部にかしめつけ、電池ケース1の開口部を封口した。外装ラベル8で電池ケース1の外表面を被覆した。
上記のアルカリ乾電池の作製時において、表1に示す成分からなる封止剤をホットメルトアプリケーターにて負極集電子6の封止部分(封口体5との密着部分)に塗布し、常温まで冷却した後、封口体5に圧入させることにより、封口体5と負極集電子6との間に封止剤層10を形成し、封口体5と負極集電子6との間を封止した。このように封止剤を種々に変えて、電池1〜7を作製した。なお、この封止剤は表1に示すポリアミド系ホットメルト樹脂および合成油を150℃に加熱した状態で攪拌混合機にて15分間攪拌・混合することにより得られた。
Figure 2007026924
表1中のポリアミド系ホットメルト樹脂であるポリアミノアミドは、アルキルアミンとアルキルカルボン酸とを重合させることにより得られ、上記の一般式(1)においてR1が−(CH25−CH(NH2)−であり、R2が−(CH26−である構造を有する。
ポリアミノアミドの平均分子量は5000であり、アミン価は200であった。また、封止剤の20℃における粘度は90Pa・sであり、180℃における粘度は0.7Pa・sであった。
なお、ポリアミノアミドの平均分子量の測定は、ゲル浸透クロマトグラフ法(GPC法)により行った。ポリアミノアミドのアミン価の測定は、ASTM D 2074に従って行った。封止剤の粘度の測定には、回転式粘度計(英弘精機(株)製のビスコテスターVT550)を用いた。
また、表1中の合成油であるポリフェニルエーテル、ポリジメチルシロキサン、およびパーフルオロポリエーテルは、それぞれ以下の一般式(2)〜(4)で表される化合物である。nは2以上の整数である。
Figure 2007026924
Figure 2007026924
Figure 2007026924
《比較例1》
ポリアミノアミド25重量部にキシレン75重量部を加えて希釈したものを負極集電子6の封口体5との密着部分に塗布した後、負極集電子6を封口体5に圧入させた。その後乾燥して、負極集電子6と封口体5との間を封止した。それ以外は、実施例1と同様の方法により電池8を作製した。
[評価]
上記で作製した電池1〜8をそれぞれ60個ずつ準備し、温度45℃および湿度90%の環境下で6ヶ月間保存した。そして、2、4および6ヶ月経過した時点で、それぞれ電池が漏液したかどうかを目視により確認し、漏液した電池の数を調べた。その評価結果を表2に示す。
Figure 2007026924
比較例1の電池8では、6ヶ月経過後において、漏液した電池がみられたが、ポリアミノアミドと合成油との混合重量比が40〜95:60〜5の範囲である電池1〜3、5、および6では、いずれの電池も漏液せず、優れた耐漏液性が得られた。
《実施例2》
封止剤の調製において、表3に示す平均分子量の異なる種々のポリアミノアミドを用いた以外は、実施例1と同様の方法によりそれぞれ電池9〜12を作製し、電池の耐漏液性を評価した。ポリアミノアミドの平均分子量は、アルキルアミンとアルキルカルボン酸との重合反応時における反応時間を変えることにより制御した。
その評価結果を表3に示す。
Figure 2007026924
ポリアミノアミドの平均分子量が500〜10000である電池10および11において、優れた耐漏液性が得られた。
《実施例3》
封止剤の調製において、表4に示す粘度の異なる種々のポリアミノアミドを用いた以外は、実施例1と同様の方法によりそれぞれ電池13〜16を作製し、電池の耐漏液性を評価した。ポリアミノアミドの粘度は、ポリアミノアミドの平均分子量を変えることにより制御した。その評価結果を表4に示す。
Figure 2007026924
封止剤の粘度が20℃において30Pa・s以上であり、かつ180℃において5Pa・s以下である電池14および16において優れた耐漏液性が得られた。
《実施例4》
封止剤の調製において、表5に示すアミン価の異なるポリアミノアミドを用いた以外は、実施例1と同様の方法によりそれぞれ電池17〜20を作製し、電池の耐漏液性を評価した。ポリアミノアミドのアミン価は、原料であるアルキルアミンおよびアルキルカルボン酸中のアミノ基の数を変えることにより制御した。その評価結果を表5に示す。なお、アミン価は、1、2および3級アミンの総量を示すものであり、試料1gを中和するのに要する塩酸の当量を水酸化カリウムのミリグラム数で表したものである。
Figure 2007026924
ポリアミノアミドのアミン価が10〜500である電池18および19では、優れた耐漏液性が得られた。
《実施例5》
実施例1の封止剤に酸化防止剤として2,6−ジ−t−ブチルクレゾールを表6に示す種々の割合で添加して、封止剤1〜5を調製した。これらの封止剤を空気中で200℃に加熱し、皮張りが生成するまでの時間を測定し、高温環境下での封止剤の安定性を評価した。その評価結果を表6に示す。
Figure 2007026924
封止剤層中に酸化防止剤が0.1重量%以上含まれると、高温環境下における封止剤の安定性が十分に得られることがわかった。また、酸化防止剤の含有量が5重量%を超えると封止剤の安定性の効果は変わらなかったため、酸化防止剤の含有量は5重量%以下が好ましい。
以上のように、本発明のアルカリ乾電池は耐漏液性に優れているため、携帯機器や情報機器等の電子機器の電源として好適に用いられる。
本発明の実施例におけるアルカリ乾電池の一部を断面とした正面図である。 図1におけるX部分の拡大断面図である。
符号の説明
1 電池ケース
2 正極合剤
3 ゲル状負極
4 セパレータ
5 封口体
6 負極集電子
7 底板
8 外装ラベル
9 絶縁ワッシャー
10 封止剤層

Claims (8)

  1. 二酸化マンガンを含む正極;亜鉛を含む負極;前記正極と負極との間に配されるセパレータ;アルカリ電解液;前記正極、負極、セパレータ、およびアルカリ電解液を収容する電池ケース;前記電池ケースの開口部を封口する封口板;前記電池ケースと封口板との間に配される樹脂製封口体;ならびに前記負極および封口体に挿入される負極集電子を具備するアルカリ乾電池であって、
    前記負極集電子と封口体との間に、ポリアミド系ホットメルト樹脂および合成油を含む封止剤が塗布されていることを特徴とするアルカリ乾電池。
  2. 前記封止剤が、ポリアミド系ホットメルト樹脂と合成油とを重量比40〜95:60〜5の割合で含むことを特徴とする請求項1記載のアルカリ乾電池。
  3. 前記合成油が、炭化水素油、シリコーン油、およびフッ素油からなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1または2記載のアルカリ乾電池。
  4. 前記ポリアミド系ホットメルト樹脂のアミン価が10〜500である請求項1〜3のいずれかに記載のアルカリ乾電池。
  5. 前記ポリアミド系ホットメルト樹脂の平均分子量が500〜10000である請求項1〜4のいずれかに記載のアルカリ乾電池。
  6. 前記封止剤の粘度が20℃において30Pa・s以上であり、かつ180℃において5Pa・s以下である請求項1〜5のいずれかに記載のアルカリ乾電池。
  7. 前記封止剤が、さらに酸化防止剤を0.1〜5.0重量%含む請求項1〜6のいずれかに記載のアルカリ乾電池。
  8. 前記封止剤が、さらに着色剤を0.05〜5.0重量%含む請求項1〜7のいずれかに記載のアルカリ乾電池。






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