JP2007025764A - コンテンツ移動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】1回限りデータ書込み可能なメモリカードに対して、たとえば著作権保護されたコンテンツのムーブ処理を繰り返し行う技術を提供することを課題とする。
【解決手段】メモリカード2(OTPメモリ)から内蔵メモリ14にコンテンツ55dをムーブするために、データ領域24内のコンテンツ55dを復号処理して、内蔵メモリ14内にコンテンツ55として記録する。さらに、FAT領域22に記録されている格納領域情報56を、格納領域情報57としてFAT待避領域23にコピーし、格納領域情報56を削除する。FAT領域22およびFAT待避領域23は、複数回データ書き込み可能な領域として構成され、データ領域24は、1回限りデータ書き込み可能な領域として構成されている。
【選択図】図4
【解決手段】メモリカード2(OTPメモリ)から内蔵メモリ14にコンテンツ55dをムーブするために、データ領域24内のコンテンツ55dを復号処理して、内蔵メモリ14内にコンテンツ55として記録する。さらに、FAT領域22に記録されている格納領域情報56を、格納領域情報57としてFAT待避領域23にコピーし、格納領域情報56を削除する。FAT領域22およびFAT待避領域23は、複数回データ書き込み可能な領域として構成され、データ領域24は、1回限りデータ書き込み可能な領域として構成されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、記憶媒体に格納されたコンテンツの移動方法に関する。
昨今、コンテンツデータのデジタル化に伴い、著作権保護の要請が高まっている。DVD規格で採用されている著作権保護技術に、CPPM(Content Protection for rerecorded Media)、CPRM(Content Protection for Recordable Media)が存在する。CPPMは、再生専用のメディア用に開発された技術であり、CPRMは、記録可能なメディア用に開発された技術である。いずれの技術も、メディアにMKB(Media Key Block)と呼ばれる鍵束とメディアの固有情報であるメディアIDとを記録し、それらメディアに記録された情報と機器に用意されているデバイスキーとを用いて、著作権の保護を図るようにしている。
そして、CPRM技術を利用し、デジタル放送で配信されるコンテンツをコピーワンスで保護する対策もとられている。デジタル放送を受信した機器は、その機器内のハードディスクにコンテンツを記録した後、CPRM対応のメディアにコンテンツをムーブさせることが可能となっている。そして、このムーブ操作により、機器内のハードディスクからはコンテンツが削除される。このようにして、著作権保護されたコンテンツが1箇所にのみ存在するようにして、著作権の保護強化を図っているのである。また、現状では、このコピーワンスによりCPRM対応のメディアにムーブされたコンテンツは、さらにムーブが行えないような仕組みとなっている。
しかし、今後、一旦CPRM対応のメディアにムーブしたコンテンツを再び機器内のハードディスクにムーブするという操作が許容されることも考えられる。たとえば、機器で録画したコンテンツを、CPRM対応のメディアに移動させたり、また、機器に戻したりと、自由に移動させるような操作が許容されることも考えられる。
さらに、このようなDVD規格で採用されているCPRM技術は、メモリカードの分野にも適用されている。そして、このメモリカードの分野でも同じような操作が許容されることも考えられる。たとえば、携帯電話機を用いて著作権保護されたコンテンツをダウンロードし、そのコンテンツを一旦、携帯電話機の内蔵メモリに格納する。その後、内蔵メモリと着脱可能なメモリカードとの間で自由にムーブできるような操作が許容されることが考えられる。
ここで、メモリカードが複数回データ書込み可能なMTP(Multi Time Programmable)メモリである場合には、CPRM技術を応用することにより、機器内のメモリとメモリカードとの間で複数回のムーブを実現する方法がいくつか考えられる。これは、メモリカードに何度でもコンテンツを再書込みできるからである。
ところが、メモリカードが1回限りデータ書き込み可能なOTP(One Time Programmable)メモリである場合には、問題が発生する。メモリカードから機器内のメモリへコンテンツをムーブするということは、著作権の保護の観点からメモリカード内のコンテンツを消去することが不可欠となる。しかし、OTPメモリは追記することは可能であっても、一旦コンテンツを消去した領域には、再書き込みをすることはできないため、ムーブ操作を行うことにより、記憶領域が減少するという問題が発生するのである。
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、1回限りデータ書き込み可能な記憶媒体と他の記憶媒体との間でコンテンツをムーブさせる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、請求項1記載の発明は、第1記憶媒体に格納されているコンテンツを第2記憶媒体に移動させる方法であって、前記第1記憶媒体は、1回限りデータ書込み可能なデータ領域と、複数回データ書込み可能であって、前記データ領域に格納されたデータがアクセスされるときに参照されるFAT領域と、複数回データ書き込可能であって、前記データ領域に格納されたデータがアクセスされるときに参照されないFAT待避領域と、を備え、前記データ領域に前記コンテンツが格納されるとともに、前記FAT領域に前記コンテンツの格納領域情報が記録されており、前記FAT領域に記録されている前記格納領域情報を、前記FAT待避領域にコピーする工程と、前記FAT領域に記録されている前記格納領域情報を消去する工程と、前記データ領域に格納されている前記コンテンツを前記第2記憶媒体にコピーする工程と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のコンテンツ移動方法により前記第2記憶媒体に移動された前記コンテンツを再び前記第1記憶媒体に移動させる方法であって、前記第2記憶媒体に格納されているファイルと同じファイルが前記データ領域内に存在するか否かを判別する判別工程と、前記データ領域内に同一ファイルが存在する場合、前記FAT待避領域に記録されている前記格納領域情報を、前記FAT領域にコピーする工程と、前記第2記憶媒体に格納されている前記コンテンツを削除する工程と、を備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載のコンテンツ移動方法において、前記判別工程は、前記第2記憶媒体に格納されている前記コンテンツと前記データ領域に格納されているファイルとの全ビット照合を行う工程、を含むことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載のコンテンツ移動方法において、前記判別工程は、前記第2記憶媒体に格納されている前記コンテンツのファイルサイズと同じファイルサイズのファイルが前記データ領域内に存在するか否かを判別する工程、を含み、前記判別工程は、同じファイルサイズのファイルが存在する場合に、前記全ビット照合を行うことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコンテンツ移動方法において、前記コンテンツは、著作権で保護されたコンテンツであることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコンテンツ移動方法において、前記データ領域に格納されている前記コンテンツは、前記第1記憶媒体が保持している媒体固有情報を用いて暗号化されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、第1記憶媒体のデータ領域内のコンテンツを削除させることなく、コンテンツへのアクセスを禁止させることが可能である。そして、第2記憶媒体へコンテンツをコピーした後も、データ領域内にコンテンツを保持し、FAT待避領域内に格納領域情報を保持し続けるので、コンテンツへアクセスするための情報を潜在的に維持可能である。
請求項2記載の発明によれば、第1記憶媒体において一旦アクセス不能となったコンテンツに再びアクセス可能とすることが可能である。したがって、1回限りデータ書き込み可能な第1記憶媒体と第2記憶媒体との間で、データのムーブが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、ファイルの全ビット照合を行い、ファイルが同一と判別された場合にのみ、第1記憶媒体に格納されているコンテンツへのアクセスが可能とされるので、コンテンツが複数の媒体へコピーされることを防止することができる。
請求項4記載の発明によれば、同じファイルサイズのファイルが存在する場合に、全ビット照合を行うので、処理速度を向上させることが可能である。
請求項5記載の発明によれば、著作権保護されたコンテンツが複製されることを防止できる。
請求項6記載の発明によれば、データ領域に格納されているコンテンツは、第1記憶媒体が保持している媒体固有情報を用いて暗号化されているので、コンテンツの不正な複製を防止できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1に示すように、本発明の実施の形態を、携帯電話機1と携帯電話機1に着脱自在なメモリカード2とを用いて説明する。メモリカード2は、OTP(One Time Programmable)メモリであり、コンテンツを1回限り書込み可能な記憶媒体である。このメモリカード2は、追記は可能であってもよい。ただし、一旦データを記録した領域には、別のデータを記録することはできない。このようなOTPメモリは、一般に、データを複数回記録可能なMTP(Mutli Time Programmable)メモリと比較して、低コストで製造可能であるため、昨今コンテンツ等の格納用メディアとして利用されている。
ユーザは、携帯電話機1を操作して、たとえば、インターネットから音声ファイルや動画ファイルなどのコンテンツをダウンロードする。このコンテンツは、著作権保護されたコンテンツであり、複数の媒体へのコピーが禁止されている。
図2は、携帯電話機1およびメモリカード2の機能ブロックを示すとともに、ダウンロードされたコンテンツを携帯電話機1からメモリカード2へムーブする処理の流れを示す図である。
携帯電話機1は、メディア鍵生成部11、暗号処理部12、照合部13、内蔵メモリ14を備えている。メディア鍵生成部11、暗号処理部12、照合部13は、図示せぬプログラムがCPU、RAM等のハードウェアを利用して実行されることにより実現される機能部である。また、携帯電話機1は、ROM等のメモリにデバイスキー53を保持している。
メモリカード2は、記憶領域20を備えている。記憶領域20は、リードイン領域21、FAT領域22、FAT待避領域23、データ領域24の4つの領域を備えている。
リードイン領域21は、リードオンリーの領域であり、MKB(Media Key Block)51とメディアID52とが格納されている。MKB51およびメディアID52は、ライセンス会社によって管理されている情報であり、メディア製造会社により自由に使用できるものではない。MKB51は、複数のメディアで共通に使用されている情報であり、このMKB51と後述するデバイスキー53とからメディア鍵が生成される。メディアID52は、メディア1枚ごとに異なる固有のIDである。
FAT領域22およびFAT待避領域23は、複数回データ書込み可能な領域である。FAT領域22には、データ領域24に格納されたデータの格納領域情報が記録される。したがって、コントローラあるいはオペレーションシステムは、このFAT領域22を参照することで、データへアクセスすることが可能である。FAT待避領域23については、後述するが、FAT領域22に記録された情報を待避させる領域として使用される。この領域は、一般のFATシステムには存在しない領域であり、たとえこの領域にデータの格納領域情報が記録されていても、コントローラあるいはオペレーションシステムは、その格納領域情報を参照して、データにアクセスすることはできない。つまり、FAT領域22は、コントローラあるいはオペレーションシステムがファイルアクセスを行う際に参照される領域であるのに対して、FAT待避領域23は参照されない領域である。データ領域24には、音声ファイル、動画ファイルなどのコンテンツのほか、各種のデータが記録される領域であり、1回限りデータ書込み可能な領域である。前述したように、データ領域24は、空き領域に対する追記処理は可能であってもよい。
このような構成の携帯電話機1とメモリカード2を用いて、携帯電話機1の内蔵メモリ14に格納されたコンテンツ55をメモリカード2にムーブする処理を説明する。まず、ユーザが携帯電話機1を操作し、インターネットからコンテンツ55をダウンロードし、内蔵メモリ14に格納する。
次に、メディア鍵生成部11が、メモリカード2に格納されているMKB51と携帯電話機1に格納されているデバイスキー53とを用いてメディア鍵54を生成する。さらに、暗号処理部12が、メディア鍵54とメモリカード2に格納されているメディアID52を用いてコンテンツ55の暗号処理を実行する。
そして、暗号化されたコンテンツ55dがメモリカード2のデータ領域24に格納される。また、携帯電話機1の制御により、コンテンツ55dの格納領域情報56がFAT領域22に記録される。さらに、携帯電話機1の内蔵メモリ14に格納されていたコンテンツ55が削除される。このようにして、著作権保護されたコンテンツ55のメモリカード2へのムーブが完了する。メモリカード2へアクセスするコントローラは、FAT領域22内に記録されている格納領域情報56を参照することにより、コンテンツ55dにアクセス可能となる。ただし、コンテンツ55dは、メモリカード2に固有の情報であるメディアID52を用いて暗号化されているので、このコンテンツ55dは、他のメディアにコピーされても、再生することはできない。また、ライセンス会社によって管理されたデバイスキーを保持していない機器を用いて、このメモリカード2内に格納されたコンテンツ55dを再生することはできない。
次に、メモリカード2へムーブされたコンテンツ55dを再び携帯電話機1の内蔵メモリ14にムーブする方法について図3および図4を参照して説明する。
まず、図3に示すように、メディア鍵生成部11が、メモリカード2に格納されているMKB51と携帯電話機1に格納されているデバイスキー53を用いてメディア鍵54を生成する。さらに、暗号処理部12が、メディア鍵54とメモリカード2に格納されているメディアID52を用いてコンテンツ55dの復号処理を実行する。
次に、図4に示すように、暗号処理部12により復号されたコンテンツ55が内蔵メモリ14に格納される。なお、携帯電話機1において、コンテンツ55dを再び暗号化し、暗号化したコンテンツ55を内蔵メモリ14に格納するようにしてもよい。
そして、携帯電話機1の制御により、FAT領域22に記録されている格納領域情報56が、格納領域情報57としてFAT待避領域23にコピーされた後、FAT領域22に記録されている格納領域情報56が削除される。ただし、データ領域24内のコンテンツ55dは、そのまま維持される。これにより、データ領域24内にはコンテンツ55dの実体が残っているものの、FAT領域22から格納領域情報56が削除されるため、他の機器、コントローラはもちろんのこと、携帯電話機1のCPUもコンテンツ55dにアクセスすることはできなくなる。このようにして、再び、コンテンツ55が携帯電話機1の内蔵メモリ14に格納されるとともに、メモリカード2内のコンテンツ55dにはアクセス不能となり、実質的に、コンテンツの再ムーブが行われたことになるのである。
このように、本実施の形態によれば、データを1回消去すると、その記憶領域を無駄にしてしまうというOTPメモリの問題点に対応するために、コンテンツの実体を残したまま、FAT情報を操作することで、コンテンツのムーブと等価な処理を実行可能としているのである。そして、FAT領域22に記録された格納領域情報56を削除するだけではなく、別の待避領域にバックアップするので、コンテンツへのアクセスを不可能としながら、再び、コンテンツへアクセス可能とするための情報を保持できるようにしているのである。
次に、メモリカード2から携帯電話機1へムーブされたコンテンツ55を、再び携帯電話機1からメモリカード2にムーブする方法について図5、図6、図7を参照して説明する。
まず、図5に示すように、メディア鍵生成部11が、メモリカード2に格納されているMKB51と携帯電話機1に格納されているデバイスキー53とを用いてメディア鍵54を生成する。さらに、暗号処理部12が、メディア鍵54とメモリカード2に格納されているメディアID52を用いてコンテンツ55の暗号処理を実行する。なお、上述したように、内蔵メモリ14に格納されているコンテンツ55に暗号化処理を施している場合には、まず復号処理が行われた後、これら暗号処理が実行される。
次に、図6に示すように、照合部13が、暗号処理部12において暗号処理されたコンテンツ55と、メモリカード2に格納されているコンテンツ55dとの照合処理を実行する。具体的には、まず、照合部13は、暗号処理部12において暗号処理されたコンテンツ55と同じファイルサイズのファイルがデータ領域24内に存在するか否かを判別する。そして、同じファイルサイズのファイルが存在する場合には、暗号処理部12において暗号処理されたコンテンツ55と、その同じファイルサイズのファイルとの全ビット照合処理が実行される。ここでは、メモリカード2には、同じファイルサイズのコンテンツ55dが格納されているので、暗号処理されたファイルと、コンテンツ55dとの全ビット照合が行われる。
なお、この実施の形態においては、同一ファイルサイズのファイルがメモリカード2内に存在するか否かを先に判別し、その後、全ビット照合を行うこととしているが、ファイルサイズの照合は必須処理ではない。ファイルサイズの照合を行うことなく、メモリカード2内にある各ファイルと全ビット照合を行うようにしてもよい。この場合、個々のファイルに対して全ビット照合を完全に実行する必要はなく、ファイルの先頭部分でビットパターンが異なれば、即座にビット照合処理を終えて、次のファイルとの間で照合処理を実行すればよい。ただし、ファイルサイズが一致するか否かを判別してからビット照合を行う方が、余分なビット照合処理を行わなくてよくなるため、処理速度を上げることができる。
また、この実施の形態においては、内蔵メモリ14内のコンテンツ55を暗号化し、データ領域24内の暗号化されているコンテンツ55dとの間でビット照合するようにしたが、逆に、データ領域24内のコンテンツ55dを復号化し、復号されたデータ間でビット照合を行うようにしてもよい。1つの方法としては、データ領域24内の各ファイルをそれぞれ暗号処理部12において復号化し、復号化されたデータのデータサイズと内蔵メモリ14内のコンテンツ55とのファイルサイズを比較し、ファイルサイズが一致すれば、ビット照合を行えばよい。あるいは、復号された全てのファイルについてビット照合するようにしてもよい。このように、暗号化されたコンテンツ同士あるいは復号化されたコンテンツ同士でビット照合を行い、コンテンツが同一であるか否かを判別する。
そして、全ビット照合の結果、同一ファイルであることが判別されると、次に、図7に示すように、携帯電話機1の制御により、FAT待避領域23に記録されている格納領域情報57が、格納領域情報56としてFAT領域22にコピーされる。また、FAT待避領域23に記録されている格納領域情報57が削除される。さらに、携帯電話機1において、内蔵メモリ14内のコンテンツ55が削除される。これにより、データ領域24内にはコンテンツ55dの実体が残っているので、携帯電話機1のCPUは、メモリカード2に格納されているコンテンツ55dにアクセスすることが可能となる。あるいは、ライセンス会社により供給されたデバイスキーを備えている機器であれば、他の機器、コントローラであっても、メモリカード2に格納されているコンテンツ55dにアクセスすることが可能となる。このようにして、再び、メモリカード2内のコンテンツ55dがアクセス可能となるとともに、内蔵メモリ14内のコンテンツ55は削除されるので、実質的に、コンテンツの再ムーブが行われたことになるのである。
このように、本実施の形態によれば、データを1回消去すると、その記憶領域を無駄にしてしまうというOTPメモリの問題点に対応するために、コンテンツの実体を残したまま、FAT情報を操作することで、コンテンツのムーブと等価な処理を複数回実行可能としているのである。
なお、上記の実施の形態については、ファイルエントリ情報が記録されるルートディレクトリ領域については、特に触れなかったが、ルートディレクトリ領域がFAT領域21と同様、複数回データ書き込み可能なエリアで構成されるならば、ファイルエントリ情報についても、格納領域情報56とともに、FAT待避領域23に移動させるようにすればよい。あるいは、ファイルエントリ情報については移動させず、FAT領域22内の情報のみ移動させる方法でもよい。もし、ルートディレクトリ領域についても、1回のみデータ書き込み可能な領域として構成されるのであれば、コンテンツ55dと同様、移動や削除処理は行わず、固定的に記録させておけばよい。
1 携帯電話機
2 メモリカード
14 内蔵メモリ
20 (メモリカード)記憶領域
21 リードイン領域
22 FAT領域
23 FAT待避領域
24 データ領域
55 コンテンツ
55d (暗号化された)コンテンツ
2 メモリカード
14 内蔵メモリ
20 (メモリカード)記憶領域
21 リードイン領域
22 FAT領域
23 FAT待避領域
24 データ領域
55 コンテンツ
55d (暗号化された)コンテンツ
Claims (6)
- 第1記憶媒体に格納されているコンテンツを第2記憶媒体に移動させる方法であって、
前記第1記憶媒体は、
1回限りデータ書込み可能なデータ領域と、
複数回データ書込み可能であって、前記データ領域に格納されたデータがアクセスされるときに参照されるFAT領域と、
複数回データ書き込可能であって、前記データ領域に格納されたデータがアクセスされるときに参照されないFAT待避領域と、
を備え、
前記データ領域に前記コンテンツが格納されるとともに、前記FAT領域に前記コンテンツの格納領域情報が記録されており、
前記FAT領域に記録されている前記格納領域情報を、前記FAT待避領域にコピーする工程と、
前記FAT領域に記録されている前記格納領域情報を消去する工程と、
前記データ領域に格納されている前記コンテンツを前記第2記憶媒体にコピーする工程と、
を備えることを特徴とするコンテンツ移動方法。 - 請求項1に記載のコンテンツ移動方法により前記第2記憶媒体に移動された前記コンテンツを再び前記第1記憶媒体に移動させる方法であって、
前記第2記憶媒体に格納されているファイルと同じファイルが前記データ領域内に存在するか否かを判別する判別工程と、
前記データ領域内に同一ファイルが存在する場合、前記FAT待避領域に記録されている前記格納領域情報を、前記FAT領域にコピーする工程と、
前記第2記憶媒体に格納されている前記コンテンツを削除する工程と、
を備えることを特徴とするコンテンツ移動方法。 - 請求項2に記載のコンテンツ移動方法において、
前記判別工程は、
前記第2記憶媒体に格納されている前記コンテンツと前記データ領域に格納されているファイルとの全ビット照合を行う工程、
を含むことを特徴とするコンテンツ移動方法。 - 請求項3に記載のコンテンツ移動方法において、
前記判別工程は、
前記第2記憶媒体に格納されている前記コンテンツのファイルサイズと同じファイルサイズのファイルが前記データ領域内に存在するか否かを判別する工程、
を含み、
前記判別工程は、同じファイルサイズのファイルが存在する場合に、前記全ビット照合を行うことを特徴とするコンテンツ移動方法。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコンテンツ移動方法において、
前記コンテンツは、著作権で保護されたコンテンツであることを特徴とするコンテンツ移動方法。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコンテンツ移動方法において、
前記データ領域に格納されている前記コンテンツは、前記第1記憶媒体が保持している媒体固有情報を用いて暗号化されていることを特徴とするコンテンツ移動方法。
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