JP2007025557A - 表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 デバイスとしての性能及び信頼性を向上することができ、しかも、製造歩留まりの良好な表示装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 各画素に配置された第1電極と、各画素の第1電極上に配置された光活性層と、光活性層上に配置された複数の画素に共通の第2電極と、を備えた表示素子40と、第2電極とコンタクトする第1接続端子120と、表示素子40を駆動するのに必要な信号を生成する外部機器とのコンタクトを可能とする第2接続端子130と、を備え、第1接続端子120と第2接続端子130とは、互いに異なる構造を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置及びその製造方法に関する。
近年、平面表示装置として、有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置が注目されている。この有機EL表示装置は、自発光性素子であることから、視野角が広く、バックライトを必要とせず薄型化が可能であり、消費電力が抑えられ、且つ応答速度が速いといった特徴を有している。
これらの特徴から、有機EL表示装置は、液晶表示装置に代わる、次世代平面表示装置の有力候補として注目を集めている。このような有機EL表示装置は、基板上において陽極と陰極との間に発光機能を有する有機化合物を含む有機活性層を保持した有機EL素子をマトリックス状に配置することにより構成される。
有機EL素子が配置された基板上には、さらに、陰極とコンタクトする接続端子(第1接続端子)や、外部機器との間で信号のやり取りをするための接続端子(第2接続端子)などが作りこまれている。これらの接続端子は、通常、同一構造を有しているが、それぞれの接続端子は、本来目的の違った電極であり、なおかつ、表示エリア端に配置された第1接続端子と基板端に配置された第2接続端子とが同一構造であると、プロセス上、信頼性上、大きな課題がある。
この発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、デバイスとしての性能及び信頼性を向上することができ、しかも、製造歩留まりの良好な表示装置及びその製造方法を提供することにある。
この発明の第1の態様による表示装置は、
各画素に配置された第1電極と、各画素の前記第1電極上に配置された光活性層と、前記光活性層上に配置された複数の画素に共通の第2電極と、を備えた表示素子と、
前記第2電極とコンタクトする第1接続端子と、
前記表示素子を駆動するのに必要な信号を生成する外部機器とのコンタクトを可能とする第2接続端子と、を備え、
前記第1接続端子と前記第2接続端子とは、互いに異なる構造を有することを特徴とする。
この発明の第2の態様による表示装置の製造方法は、
各画素に配置された第1電極と、各画素の前記第1電極上に配置された光活性層と、前記光活性層上に配置された複数の画素に共通の第2電極と、を備えた表示素子と、
前記第2電極とコンタクトする第1接続端子と、
前記表示素子を駆動するのに必要な信号を生成する外部機器とのコンタクトを可能とする第2接続端子と、を備えた表示装置の製造方法であって、
画素の行方向に沿った走査線、前記第1接続端子の第1導電層、及び、前記第2接続端子の第1導電層を形成する工程と、
画素の列方向に沿った信号線、前記第1接続端子の第1導電層上に積層した第2導電層、及び、前記第2接続端子の第1導電層上に積層した第2導電層を形成する工程と、
前記第1電極、及び、前記第2接続端子の第2導電層上に積層した第3導電層を形成する工程と、
前記第1接続端子の第2導電層にコンタクトした前記第2電極を形成する工程と、
を備えたことを特徴とする。
この発明の第3の態様による表示装置の製造方法は、
各画素に配置された第1電極と、各画素の前記第1電極上に配置された光活性層と、前記光活性層上に配置された複数の画素に共通の第2電極と、を備えた表示素子と、
前記第2電極とコンタクトする第1接続端子と、
前記表示素子を駆動するのに必要な信号を生成する外部機器とのコンタクトを可能とする第2接続端子と、を備えた表示装置の製造方法であって、
画素の行方向に沿った走査線、前記第1接続端子の第1導電層、及び、前記第2接続端子の第1導電層を形成する工程と、
画素の列方向に沿った信号線、前記第1接続端子の第1導電層上に積層した第2導電層、及び、前記第2接続端子の第1導電層上に積層した第2導電層をモリブデン/アルミニウム/モリブデンの積層体によって形成する工程と、
前記第1電極、及び、前記第2接続端子の第2導電層上に積層した第3導電層を形成する工程と、
前記第1接続端子の第2導電層の表面に配置されたモリブデンを除去する工程と、
前記第1接続端子の第2導電層にコンタクトした前記第2電極を形成する工程と、
を備えたことを特徴とする。
この発明の第4の態様によるアレイ基板は、
画素毎に配置された表示素子と、
画素の行方向に沿って配置された走査線と、
画素の列方向に沿って配置された信号線と、
前記信号線と同一材料によって形成された最上層を介して前記表示素子を構成する電極とコンタクトする接続端子と、
を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、デバイスとしての性能及び信頼性を向上することができ、しかも、製造歩留まりの良好な表示装置及びその製造方法を提供することができる。
以下、この発明の一実施の形態に係る表示装置及びその製造方法について図面を参照して説明する。なお、この実施の形態では、表示装置として、自己発光型表示装置、例えば有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置を例にして説明する。
図1に示すように、有機EL表示装置1は、画像を表示する表示エリア102を有するアレイ基板100を備えている。表示エリア102は、マトリクス状に配置された複数の画素PXによって構成されている。
また、アレイ基板100は、画素PXの行方向(すなわち図1のA方向)に沿って配置された複数の走査線Yと、走査線Yと略直交する列方向(すなわち図1のB方向)に沿って配置された複数の信号線Xと、有機EL素子40の第1電極60側に電源を供給するための電源供給線Pと、を備えている。
各画素PXは、画素回路及び画素回路によって駆動制御される表示素子を備えている。画素回路は、オン画素とオフ画素とを電気的に分離しかつオン画素への映像信号を保持する機能を有する画素スイッチ10と、画素スイッチ10を介して供給される映像信号に基づき表示素子へ所望の駆動電流を供給する駆動トランジスタ20と、駆動トランジスタ20のゲート−ソース間電位を所定期間保持する蓄積容量素子30とを有している。これら画素スイッチ10及び駆動トランジスタ20は、例えば薄膜トランジスタ(TFT)により構成され、ここでは、半導体層にポリシリコンを用いている。
表示素子は、自発光素子である有機EL素子40によって構成されている。有機EL素子40としては、赤色画素に配置され主に赤色波長に対応した光を出射する赤色有機EL素子、緑色画素に配置され主に緑色波長に対応した光を出射する緑色有機EL素子、青色画素に配置され主に青色波長に対応した光を出射する青色有機EL素子がある。
図2に示すように、ガラス基板やプラスチックシートなどの絶縁性の支持基板110上には、アンダーコート層112として、例えば、窒化シリコン(SiN)層と酸化シリコン(SiO)層とが順次積層されている。アンダーコート層112上には、例えばチャネル及びソース・ドレインが形成されたポリシリコン層である半導体層113、例えばTEOS(TetraEthyl OrthoSilicate)などを用いて形成されるゲート絶縁膜114、及び例えばモリブデン・タングステン(MoW)などからなるゲート電極115が順次積層されており、それらはトップゲート型の薄膜トランジスタ(TFT)を構成している。また、ゲート絶縁膜114上には、ゲート電極115と同一工程で形成可能な走査線が配置されている。
ゲート絶縁膜114及びゲート電極115は、例えばプラズマCVD法などにより成膜された酸化シリコン(SiO)などからなる層間絶縁膜117で被覆されている。層間絶縁膜117上にはソース・ドレイン電極が配置されており、それらは、例えば窒化シリコン(SiN)などからなるパッシベーション膜118で被覆されている。ソース・ドレイン電極は、例えばモリブデン(Mo)/アルミニウム(Al)/モリブデン(Mo)の三層を積層した積層体によって構成されており、層間絶縁膜117に設けられたコンタクトホールを介してTFTのソース・ドレイン電極にそれぞれ電気的に接続されている。また、層間絶縁膜117上には、ソース・ドレイン電極と同一の工程で形成可能な信号線が配置されている。
パッシベーション膜118上には、有機EL素子40が配置されている。この有機EL素子40は、マトリクス状に配置され画素PX毎に独立島状に配置された第1電極41と、第1電極41に対向して配置され全画素PXに共通に配置された第2電極43と、これら第1電極41と第2電極43との間に保持された光活性層として機能する有機活性層42と、によって構成されている。
有機EL素子40を構成する第1電極41は、パッシベーション膜118に設けた貫通孔を介して駆動トランジスタ20のドレイン電極に接続されている。この第1電極41は、例えば陽極として機能する。支持基板110側から光を取り出す下面発光方式を採用した構成では、この第1電極41は、例えば、ITO(錫ドープ酸化インジウム)、IZO(亜鉛ドープ酸化インジウム)、ZnO(酸化亜鉛)、SnO(酸化錫)、In(酸化インジウム)などの光透過性を有する導電材料によって形成され、特にITO、IZOを用いて形成することが好ましい。
有機活性層42は、少なくとも発光層を含んでいる。この有機活性層42は、発光層以外の機能層を含むことができ、例えば、ホール注入層、ホール輸送層、ブロッキング層、電子輸送層、電子注入層、バッファ層などの機能層を含むことができる。この有機活性層42は、複数の機能層を複合した単層で構成されても良いし、各機能層を積層した多層構造であっても良い。有機活性層42においては、発光層が有機系材料であればよく、発光層以外の層は無機系材料でも有機系材料でも構わない。発光層は、赤、緑、または青に発光する発光機能を有した有機化合物によって形成される。
第2電極43は、各画素の有機活性層42上に共通に配置される。この第2電極43は、電子注入機能を有する金属材料によって形成され、陰極として機能する。下面発光方式を採用した構成では、この第2電極43は、光反射性を有する導電材料を用いて形成され、例えば、カリウム(K)、リチウム(Li)、ナトリウム(Na)、マグネシウム(Mg)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、カルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、インジウム(In)、錫(Sn)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属元素単体、または安定性を向上させるためにそれらを含む2成分あるいは3成分の合金系を用いて形成することが好ましい。合金系材料としては、例えばAg・Mg(Ag:1〜20at%)、Al・Li(Li:0.3〜14at%)、In・Mg(Mg:50〜80at%)、Al・Ca(Ca:5〜20at%)等が好ましい。
また、アレイ基板100は、表示エリア102におけるパッシベーション膜118上において、少なくとも隣接する画素PX間を分離する隔壁50を備えている。この隔壁50は、各第1電極41の縁部に沿って重なる格子状またはストライプ状に形成されている。この隔壁50は、例えば有機形材料によって形成されている。
このような構成のアレイ基板100は、有機EL素子40を備えた主面側が封止体200によって気密に封止されている。
アレイ基板100は、図1に示すように、表示エリア102の外周に沿った周辺エリア104において、第2電極43とコンタクトする第1接続端子120を備えている。また、アレイ基板100は、周辺エリア104の基板端において、有機EL素子40を駆動するのに必要な信号を生成する外部機器(例えばフレキシブル配線基板、駆動ICチップなど)とのコンタクトを可能とする複数の第2接続端子130を含む端子部140を備えている。第1接続端子120は、引出線150を介して端子部140におけるいずれかの第2接続端子130に接続されている。
この実施の形態においては、第1接続端子120と第2接続端子130とは、互いに異なる構造を有している。
すなわち、図3に示すように、第2接続端子130は、ゲート絶縁膜114上に配置された第1導電層131、層間絶縁膜117のコンタクトホール117Aを介して第1導電層131上に積層された第2導電層132、及び、パッシベーション膜118のコンタクトホール118Aを介して第2導電層132上に積層された第3導電層133によって構成されている。
第1導電層131は、走査線Y、ゲート電極115などと同一材料によって形成されており、この実施の形態では、モリブデン・タングステンによって形成されている。第2導電層132は、信号線X、ソース・ドレイン電極などと同一材料によって形成されており、この実施の形態では、モリブデン/アルミニウム/モリブデンの積層体によって形成されている。第3導電層133は、第1電極41などと同一材料によって形成されており、この実施の形態では、ITOによって形成されている。この第3導電層133は、異方性導電膜などを介して外部機器とコンタクトする最上層に相当する。
図4に示すように、第1接続端子120は、ゲート絶縁膜114上に配置された第1導電層121、及び、層間絶縁膜117のコンタクトホール117Aを介して第1導電層121上に積層された第2導電層122によって構成されている。
第1導電層121は、走査線Y、ゲート電極115などと同一材料によって形成されており、この実施の形態では、モリブデン・タングステンによって形成されている。第2導電層122は、信号線X、ソース・ドレイン電極などと同一材料によって形成されており、この実施の形態では、モリブデン/アルミニウム/モリブデンの積層体によって形成されている。この第2導電層122は、パッシベーション膜118のコンタクトホール118Aを介して第2電極43と直接コンタクトする最上層に相当する。
つまり、第1接続端子120と第2接続端子130とは、それぞれの目的に対応した電極構造をとるように構成されている。
第1接続端子120については、第2電極43と直接コンタクトするため、第2電極43を形成する金属材料との相性を重視する必要がある。第2電極43を形成するための金属材料としてアルミニウムを適用した場合、第1接続端子120を図3に示した第2接続端子130と同一構造にすると、アルミニウムと第3導電層を形成するITOとが直接コンタクトすることになる。これらの金属材料間では酸化還元反応が進行しやすく、コンタクト不良を招くおそれがある。
このため、この実施の形態では、第1接続端子120は、モリブデン/アルミニウム/モリブデンの積層体からなる第2導電層122を最上層とし(厳密には積層体のうちのモリブデン層を最上層とし)、第2電極(アルミニウム)43とコンタクトしている。モリブデンとアルミニウムとの間では化学反応が進行せず安定した状態を維持することができ、第1接続端子120と第2電極43との間でのコンタクト不良を抑制することができ、信頼性を向上することが可能となるとともに製造歩留まりを改善することが可能となる。
第2接続端子130については、外部機器とコンタクトするため、外部機器との圧着工程や必要に応じて行われる外部機器のリペア工程に耐え得る性能が要求される。第2接続端子130を図4に示した第1接続端子120と同一構造にすると、外部機器と第2導電層とがコンタクトすることになる。モリブデン/アルミニウム/モリブデンの積層体からなる第2導電層は、十分な強度を有しておらず、外部機器を第2接続端子130に圧着した際に破損したり、また、先に圧着した外部機器を剥がしてリペアする際に第2接続端子130の一部も剥がれてしまったりするおそれがある。
このため、この実施の形態では、第2接続端子130は、ITOからなる第3導電層133を最上層とし、外部機器とコンタクトしている。ITOは十分な強度を有しており、外部機器との圧着工程や外部機器のリペア工程に耐え、デバイスとしての性能及び信頼性を向上することが可能となるとともに製造歩留まりを改善することが可能となる。
次に、上述したような構成の表示装置の製造方法について説明する。
まず、図5Aに示すように、支持基板110上にアンダーコート層112、TFTの半導体層113、ゲート絶縁膜114を形成した後に、モリブデン・タングステンをパターン化する。これにより、走査線と一体のゲート電極115、第1接続端子120の第1導電層121、及び、第2接続端子130の第1導電層131を形成する。
続いて、図5Bに示すように、層間絶縁膜117を形成した後に、モリブデン、アルミニウム、モリブデンを順次積層して積層体を形成し、この積層体をパターン化する。これにより、層間絶縁膜117のコンタクトホール117Aを介して、半導体層113にコンタクトし信号線と一体のソース電極S、半導体層113にコンタクトしたドレイン電極D、第1接続端子120の第1導電層121上に積層した第2導電層122、及び、第2接続端子130の第1導電層131上に積層した第2導電層132を形成する。
続いて、図5Cに示すように、パッシベーション膜118を形成した後に、ITOをパターン化する。これにより、パッシベーション膜118のコンタクトホール118Aを介して、ドレイン電極Dにコンタクトした第1電極41、及び、第2接続端子130の第2導電層132上に積層した第3導電層133を形成する。
続いて、図5Dに示すように、各画素を区画するように隔壁50を形成し、第1電極41上に有機活性層42を形成した後に、アルミニウムをパターン化する。これにより、第1接続端子120の第2導電層122にコンタクトした全画素に共通の第2電極43を形成する。
上述したような製造方法で製造した有機EL表示装置によれば、第2電極43と第1接続端子120との間でのコンタクト不良を抑制することができ、また、十分な強度を有した第2接続端子130を構成することができた。
次に、上述した実施の形態の変形例について説明する。
第1接続端子120については、第2導電層122は、第2電極43とコンタクトするまでの間、最上層として特にモリブデン層が露出している。モリブデンの酸化物は、水溶性であり、しかも、導電性を有している。このため、モリブデン層が露出している間の洗浄工程において、モリブデン酸化物が溶け出し、絶縁性を確保すべき箇所(異なる信号が供給される配線間や電極間など)に付着すると、ショートを発生するおそれがある。
そこで、この変形例においては、第2導電層122を形成した後に、最表面のモリブデン層を除去し、第2導電層122のアルミニウム層と第2電極43とをコンタクトさせている。
すなわち、変形例に係る表示装置の製造方法については、先に図5A乃至図5Cを参照して説明したのと同様に、モリブデン・タングステンをパターン化することにより、走査線Y、ゲート電極115、第1接続端子120の第1導電層121、及び、第2接続端子130の第1導電層131を形成し、モリブデン/アルミニウム/モリブデンの積層体をパターン化することにより、信号線X、ソース電極S、ドレイン電極D、第1接続端子120の第2導電層122、及び、第2接続端子130の第2導電層132を形成し、ITOをパターン化することにより、第1電極41、及び、第2接続端子130の第3導電層133を形成する。
その後に、図6Aに示すように、第1接続端子120の第2導電層122の表面に配置されたモリブデン層を除去する。すなわち、第2導電層122は、第1導電層121側からモリブデン層122A、アルミニウム層122B、及び、モリブデン層122Cが順次積層されている。このような第2導電層122について、パッシベーション膜118をマスクとして反応性イオンエッチング(RIE)などのドライエッチング処理を施し、コンタクトホール118Aから露出したモリブデン層122Cを除去する。なお、このとき、第2接続端子130の第2導電層132は第3導電層133によって覆われており、また、信号線X、TFTのソース電極S及びドレイン電極Dは、パッシベーション膜118によって覆われており、ドライエッチング処理の影響を受けない。
この実施の形態においては、最上層のモリブデン層122Cの膜厚は、50nmである。露出しているITOやパッシベーション膜118へのダメージを最小限に抑えるために、ここでは、ソースパワーを2500W、バイアスパワーを100W、圧力30Pa、ガス流量SF:550sccm、O:250sccmの条件を採用した。これにより、最上層のモリブデン層122Cを選択的に除去することができた。
続いて、表示エリア102について有機活性層42を形成した後、図6Bに示すように、第1接続端子120の第2導電層122にコンタクトした第2電極43を形成する。すなわち、アルミニウムをパターン化することにより形成された第2電極43は、第2導電層122のアルミニウム層122Bとコンタクトする。つまり、第1接続端子120は、第2電極43の主成分を含む金属材料(ここではアルミニウム)によって形成された最上層(つまりアルミニウム層122B)を介して第2電極43とコンタクトする。これにより、先に説明した実施の形態よりもさらにデバイスとしての信頼性を向上することが可能となった。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
上述した実施の形態においては、信号線や第2導電層を形成する金属材料として、モリブデン/アルミニウム/モリブデンの積層体を採用した例について説明したが、チタン(Ti)/アルミニウム(Al)/チタン(Ti)の三層を積層した積層体を採用しても良いし、モリブデン層またはチタン層に挟持されるアルミニウムに代えて、AlNd合金などのアルミニウム系合金を用いても同等の性能が得られる。
図1は、この発明の一実施の形態に係る有機EL表示装置の構成を概略的に示す図である。 図2は、図1に示した有機EL表示装置の1画素分の構造を概略的に示す断面図である。 図3は、図1に示した有機EL表示装置の第2接続端子の構造を概略的に示す断面図である。 図4は、図1に示した有機EL表示装置の第1接続端子の構造を概略的に示す断面図である。 図5Aは、有機EL表示装置を形成するための製造工程を説明するための図であり、ゲート電極、第1導電層などを形成する工程を示す図である。 図5Bは、有機EL表示装置を形成するための製造工程を説明するための図であり、ソース電極、ドレイン電極、第2導電層などを形成する工程を示す図である。 図5Cは、有機EL表示装置を形成するための製造工程を説明するための図であり、第1電極、第3導電層などを形成する工程を示す図である。 図5Dは、有機EL表示装置を形成するための製造工程を説明するための図であり、第2電極を形成する工程を示す図である。 図6Aは、変形例に係る有機EL表示装置を形成するための製造工程を説明するための図であり、第1接続端子における第2導電層のモリブデン層を除去する工程を示す図である。 図6Bは、変形例に係る有機EL表示装置を形成するための製造工程を説明するための図であり、第2電極を形成する工程を示す図である。
符号の説明
1…有機EL表示装置、10…画素スイッチ、20…駆動トランジスタ、30…蓄積容量素子、40…有機EL素子、41…第1電極、42…有機活性層(光活性層)、43…第2電極、50…隔壁、100…アレイ基板、120…第1接続端子、121…第1導電層、122…第2導電層、130…第2接続端子、131…第1導電層、132…第2導電層、133…第3導電層、PX…画素、200…封止体

Claims (8)

  1. 各画素に配置された第1電極と、各画素の前記第1電極上に配置された光活性層と、前記光活性層上に配置された複数の画素に共通の第2電極と、を備えた表示素子と、
    前記第2電極とコンタクトする第1接続端子と、
    前記表示素子を駆動するのに必要な信号を生成する外部機器とのコンタクトを可能とする第2接続端子と、を備え、
    前記第1接続端子と前記第2接続端子とは、互いに異なる構造を有することを特徴とする表示装置。
  2. さらに、画素の行方向に沿って配置された走査線と、画素の列方向に沿って配置された信号線と、を備え、
    前記第1接続端子は、前記信号線と同一材料によって形成された最上層を介して前記第2電極とコンタクトすることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第2接続端子は、前記第1電極と同一材料によって形成された最上層を介して外部機器とコンタクトすることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記第1接続端子は、前記第2電極の主成分を含む金属材料によって形成された最上層を介して前記第2電極とコンタクトすることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. さらに、画素の行方向に沿って配置された走査線と、画素の列方向に沿って配置されモリブデン/アルミニウム/モリブデンの積層体によって構成された信号線と、を備え、
    前記第1接続端子は、前記信号線を構成するアルミニウムによって形成された最上層を介して前記第2電極とコンタクトすることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  6. 各画素に配置された第1電極と、各画素の前記第1電極上に配置された光活性層と、前記光活性層上に配置された複数の画素に共通の第2電極と、を備えた表示素子と、
    前記第2電極とコンタクトする第1接続端子と、
    前記表示素子を駆動するのに必要な信号を生成する外部機器とのコンタクトを可能とする第2接続端子と、を備えた表示装置の製造方法であって、
    画素の行方向に沿った走査線、前記第1接続端子の第1導電層、及び、前記第2接続端子の第1導電層を形成する工程と、
    画素の列方向に沿った信号線、前記第1接続端子の第1導電層上に積層した第2導電層、及び、前記第2接続端子の第1導電層上に積層した第2導電層を形成する工程と、
    前記第1電極、及び、前記第2接続端子の第2導電層上に積層した第3導電層を形成する工程と、
    前記第1接続端子の第2導電層にコンタクトした前記第2電極を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする表示装置の製造方法。
  7. 各画素に配置された第1電極と、各画素の前記第1電極上に配置された光活性層と、前記光活性層上に配置された複数の画素に共通の第2電極と、を備えた表示素子と、
    前記第2電極とコンタクトする第1接続端子と、
    前記表示素子を駆動するのに必要な信号を生成する外部機器とのコンタクトを可能とする第2接続端子と、を備えた表示装置の製造方法であって、
    画素の行方向に沿った走査線、前記第1接続端子の第1導電層、及び、前記第2接続端子の第1導電層を形成する工程と、
    画素の列方向に沿った信号線、前記第1接続端子の第1導電層上に積層した第2導電層、及び、前記第2接続端子の第1導電層上に積層した第2導電層をモリブデン/アルミニウム/モリブデンの積層体によって形成する工程と、
    前記第1電極、及び、前記第2接続端子の第2導電層上に積層した第3導電層を形成する工程と、
    前記第1接続端子の第2導電層の表面に配置されたモリブデンを除去する工程と、
    前記第1接続端子の第2導電層にコンタクトした前記第2電極を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする表示装置の製造方法。
  8. 画素毎に配置された表示素子と、
    画素の行方向に沿って配置された走査線と、
    画素の列方向に沿って配置された信号線と、
    前記信号線と同一材料によって形成された最上層を介して前記表示素子を構成する電極とコンタクトする接続端子と、
    を備えたことを特徴とするアレイ基板。
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