JP2007025145A - 光モジュール及び光導波路部品の実装ずれ補償方法 - Google Patents

光モジュール及び光導波路部品の実装ずれ補償方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の光導波路部品のアセンブリ化の際に導波路コア間の距離のばらつき(実装ずれ)が生じた場合であっても、十分な光結合効率が得られるようにする。
【解決手段】 第1導波路コア1Aを備える第1光導波路部品1と、第2導波路コア2Aを備え、第2導波路コア2Aと第1導波路コア1Aとが部分的に近接し、第1導波路コア1Aと第2導波路コア2Aとの間で伝搬してきた光が結合しうるように設けられた第2光導波路部品2と、第1導波路コア1Aと第2導波路コア2Aとの間に設けられ、電気光学材料からなる電気光学材料層3と、電気光学材料層3の屈折率が変化し、第1導波路コア1Aと第2導波路コア2Aとの間の光結合係数が変わるように、電気光学材料層3に電界を印加するための電極4とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば光通信で用いられる複数の光導波路部品(例えば光波伝送用部品)をアセンブリ化して作製される光モジュール及び光導波路部品の実装ずれ補償方法に関する。
近年、光モジュールの量産化、低コスト化の要求に適するとして、SiプラットフォームやPLC(Planar Lightwave Circuit;平面光波回路)プラットフォーム上に光部品をハイブリッド集積する実装技術(光集積技術)が注目されている。
また、PLCプラットフォームを実装基板として用いる実装技術(平面実装技術)は、表面に導波路を形成した共通基板上に光部品を搭載するため、光モジュールの小型化、アセンブリ工程の簡略化に適していると言われている。
プラットフォーム(光導波路基板)上に光部品(光導波路デバイス)を実装する場合、実際の光結合効率をモニタしながら、光部品の位置を調整するアクティブアライメント技術を用いて、調芯作業を行なうのが一般的である。
また、例えばニオブ酸リチウム(LN;Lithium Niobate)を用いた光変調器やファブリペロー型の半導体レーザなどのように、光ビームがデバイス表面に沿って伝播しデバイス端面から出射するタイプ、又は、デバイス端面から入射した光ビームがデバイス表面に沿って伝播しデバイス端面から出射するタイプの光デバイス(光導波路デバイス)は、デバイス端面近傍に設けられたレンズを介して、直線的に配設された光ファイバや光導波路に結合させるのが一般的である。
なお、先行技術調査を行なった結果、以下の特許文献1,2及び非特許文献1が得られた。
特許文献1は、半導体光導波路において、2つの光導波路間に形成されたクラッド層に電圧を印加することでクラッド層の屈折率を変化させて、結合長を変化させ、取り出す光の波長を選択できるようにした光スイッチ等の光デバイスを開示している(例えば実施形態2参照)。
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、半導体プロセスで精確に配置され、一体的に形成された光導波路間の結合長を変化させて、取り出す光の波長を選択できるようにしているにすぎず、複数の光導波路部品を備えるものではない。特に、特許文献1に開示された技術は、本願発明のように、「アセンブリ化の際に生じてしまう物理的な導波路コア間の距離のばらつきを補償できるようにし、十分な光結合効率が得られるようにする」という課題は全く想定していない。
特許文献2は、温度変化等によって出射角度が変化してしまう場合に、電気光学効果を有する光導波路に電界を印加し、屈折率を変化させることで、出射光軸を一定に保つことができるようにした光学装置を開示している(例えば「発明が解決しようとする課題」の欄、「課題を解決するための手段」の欄、「作用」の欄参照)。
しかしながら、特許文献2に開示された技術は、1つの電気光学効果を有する光導波路に電界を印加し、屈折率を変化させることで、出射光軸を一定に保つことができるようにした技術を開示しているにすぎず、複数の光導波路部品を備えるものではない。特に、本願発明のように、「アセンブリ化の際に生じてしまう物理的な導波路コア間の距離のばらつきを補償できるようにし、十分な光結合効率が得られるようにする」という課題は全く想定していない。
非特許文献1は、光導波路基板上に光導波路デバイスを実装する場合に、光導波路デバイスと光導波路基板との間で互いの光導波路を近接させて平行に配置し、光波のエバネッセント成分を結合させる方法を開示している。
特開2002−23205号公報 特開平3−256030号公報 David W. Vernooy "Alignment-Insensitive Coupling for PLC-Based Surface Mount Photonics" IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS, VOL.16, NO.1, p.269-271, JANUARY 2004
ところで、上述のように光導波路基板上に光導波路デバイスを実装する場合、調芯作業に大変な手間がかかることになる。また、高い効率で光を結合させるのも困難である。
また、光導波路デバイスを光ファイバ等に結合する場合、小型化・集積化が難しい。また、レンズ表面や光導波路端面での反射損失があるため、高い効率で光を結合させるのも困難である。
この点、上述の非特許文献1では、高い光結合効率が得られるように、光導波路基板上に光導波路デバイスを実装する場合に、光導波路デバイスと光導波路基板との間で互いの光導波路を近接させて配置し、光波のエバネッセント成分を結合させる方法を提案しているが、光波のエバネッセント成分の結合は、光導波路間の距離や近接平行部分の長さにきわめて敏感であるため、きわめて高い実装精度が要求されることになる。
例えば、2つの導波路コアを近接させて光結合させるのに、図6に示すように、2つの導波路コアA,Bの屈折率nを1.567とし、断面寸法を縦7μm×横7μmとし、2つの導波路コアA,B間に形成されるクラッドの屈折率を1.563とし、2つの導波路コアA,Bが近接している平行部の長さ(結合長)を3mmとした場合、導波路コアA,B間の距離(導波路コア間ギャップの大きさ;導波路コアのエッジ間距離)を5.5μmに設定すれば、理論的には、ほぼ100%の光結合効率が得られることになる。
しかしながら、導波路コア間ギャップの大きさが5.5μmになるように設計したとしても、実際には、ばらつきが生じ、異なる厚さになってしまう場合がある。例えば、導波路コア間ギャップの大きさが4.0μm程度になってしまうと、光結合効率は53%程度まで急激に低下してしまうことになる。
一般に、アセンブリプロセスにおいて、位置ズレを1μm程度以下に抑えるのは容易でない。このため、このような光結合効率の大幅なばらつきに対応できるように、大きなマージンをもたせて光モジュールの設計を行なうことが必要になる。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、複数の光導波路部品のアセンブリ化の際に導波路コア間の距離のばらつき(実装ずれ)が生じた場合であっても、十分な光結合効率が得られるようにすることができるようにした、光モジュールを提供することを目的とする。
また、複数の光導波路部品のアセンブリ化の際に生じる導波路コア間の距離のばらつき(実装ずれ)に起因する光結合効率の低下を補償する、光導波路部品の実装ずれ補償方法を提供することも目的とする。
このため、本発明の光モジュールは、第1導波路コアを備える第1光導波路部品と、第2導波路コアを備え、第2導波路コアと第1導波路コアとが部分的に近接し、第1導波路コアと第2導波路コアとの間で伝搬してきた光が結合しうるように設けられた第2光導波路部品と、第1導波路コアと第2導波路コアとの間に設けられ、電気光学材料からなる電気光学材料層と、電気光学材料層の屈折率が変化し、第1導波路コアと第2導波路コアとの間の光結合係数が変わるように、電気光学材料層に電界を印加するための電極とを備えることを特徴としている。
また、本発明の光導波路部品の実装ずれ補償方法は、第1導波路コアを備える第1光導波路部品及び第2導波路コアを備える第2光導波路部品を用意し、第1導波路コアと第2導波路コアとが部分的に近接し、第1導波路コアと第2導波路コアとの間で伝搬してきた光が結合しうるように、第1導波路コアと第2導波路コアとの間に電気光学材料層を介在させて、第1光導波路部品と第2光導波路部品とをアセンブリ化し、第1導波路コアと第2導波路コアとの間の距離がずれている場合には、電気光学材料層に電界を印加して電気光学材料層の屈折率を変化させ、第1導波路コアと第2導波路コアとの間の光結合係数を変えることを特徴としている。
したがって、本発明の光モジュールによれば、電極を介して電気光学材料層に電界を印加することで、電気光学材料層の屈折率を変化させ、第1導波路コアと第2導波路コアとの間の光結合係数を変えることができるため、複数の光導波路部品のアセンブリ化の際に導波路コア間の距離のばらつき(実装ずれ)が生じた場合であっても、十分な光結合効率が得られるようになるという利点がある。
また、本発明の光導波路部品の実装ずれ補償方法によれば、複数の光導波路部品のアセンブリ化の際に生じる導波路コア間の距離のばらつき(実装ずれ)に起因する光結合効率の低下を補償することができ、十分な光結合効率が得られるようになるという利点がある。
以下、図面により、本発明の実施の形態にかかる光モジュール及び光導波路部品の実装ずれ補償方法について、図1〜図5を参照しながら説明する。
本実施形態にかかる光モジュールは、例えば図1に示すように、表面に導波路コア(基板側導波路コア)1Aが露出している光導波路基板(光導波路部品)1と、表面に導波路コア(デバイス側導波路コア)2Aが露出している光導波路デバイス(光導波路部品)2と、基板側導波路コア1Aとデバイス側導波路コア2Aとの間に設けられ、電気光学材料からなる電気光学材料層3と、電気光学材料層3に電界を印加するための電極4とを備える。
つまり、本光モジュール10は、光導波路基板1の導波路コア1Aが露出している面と、光導波路デバイス2の導波路コア2Aが露出している面とを向かい合わせ、電気光学材料からなる接着剤(これが電気光学材料層3となる)によって固着することで、電気光学材料層3を介して光導波路基板1上に光導波路デバイス2を実装したものとして構成される。
そして、電極4を介して電気光学材料層3に電界を印加することで、電気光学材料層3の屈折率を変化させ、基板側導波路コア1Aとデバイス側導波路コア2Aとの間の光結合係数を変えることができるようになっている。
ここでは、光導波路基板1と光導波路デバイス2は、それぞれ独立した光導波路部品であり、基板側導波路コア1Aとデバイス側導波路コア2Aとが部分的に平行な状態で近接し、基板側導波路コア1Aとデバイス側導波路コア2Aとの間で、伝搬してきた光が結合しうるように設けられている。つまり、基板側導波路コア1Aとデバイス側導波路コア2Aは、互いに近接する平行部(近接平行部)を有し、この部分が光カプラ5として機能しうるように構成されている。
ここで、光導波路基板1は、例えば一方の端面から入射した光ビームが表面に沿って伝播し、他方の端面から出射するように、チャネル状の導波路コア1Aが形成されている基板である。この光導波路基板1は、例えばPLC(Planar Lightwave Circuit;平面光波回路)プラットフォームやSiプラットフォームである。
光導波路デバイス2は、例えば光ビームが表面に沿って伝搬し、端面から出射又は入射するように、チャネル状の導波路コア2Aが形成されているデバイスである。この光導波路デバイス2は、例えば、光ビームが表面に沿って伝播し、端面から出射する光導波路デバイス(例えば半導体レーザなど)や端面から入射した光ビームが表面に沿って伝播し端面から出射する光導波路デバイス(例えば光変調器など)である。
電気光学材料層3は、電気光学効果を生じうる材料によって形成されていれば良く、特に制限はないが、例えばポリマー材料(特に色素を含有したもの)により形成することができる。電気光学効果を生じうるポリマー材料(電気光学ポリマー)としては、例えば、発色団(chromophore)の一種であるDisperse Red-1やCLD-1を、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、エポキシなどに分散させたものを用いることができる(例えばI. Liakatas et al. "Importance of intermolecular interactions in the nonlinear optical properties of poled polymers" APPLIED PHYSICS LETTERS VOLUME 76, NUMBER 11, 13 MARCH 2000, p.1368参照)。
なお、電気光学材料としては、上記電気光学ポリマーのほかに、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、ジルコン酸チタン酸ランタン鉛(PLZT)、チタン酸バリウム(BaTiO3)などのペロブスカイト系結晶材料や例えばGaAsなどの半導体材料も使用可能である。
本実施形態では、表面に導波路コア1A,2Aが露出している光導波路部品1,2同士を、電気光学材料層3を介して接着するようにしているため、電気光学材料層3はクラッド層として機能しうるものとしている。なお、図1では、説明を分かり易くするために、電気光学材料層3を部分的に示しているが、実際には、電気光学材料層3は、光導波路基板1の表面を覆うように全面に形成している。
電極4は、例えば光導波路基板1を構成する導波路コア1Aを間に挟んで両側にそれぞれ設けられている。なお、ここでは、電極4を、光導波路基板1側に設けているが、これに限られるものではなく、光導波路デバイス2側に設けても良い。つまり、電極4は、例えば光導波路デバイス2を構成する導波路コア2Aを間に挟んで両側にそれぞれ設けても良い。
また、本実施形態では、さらに、電極4に制御部6が接続されており、制御部6によって、基板側導波路コア1Aとデバイス側導波路コア2Aとの間の距離(導波路コア間ギャップの大きさ)に応じて電極4に印加される電圧が制御されるようになっている。このようにして電極4に印加される電圧が制御されると、電気光学材料層3に印加される電界が変化し、電気光学材料層3の屈折率が変化して、基板側導波路コア1Aとデバイス側導波路コア2Aとの間の光結合係数が変わることになる。
したがって、本実施形態にかかる光モジュールによれば、電極4を介して電気光学材料層3に電界を印加することで、電気光学材料層3の屈折率を変化させ、基板側導波路コア1Aとデバイス側導波路コア2Aとの間の光結合係数を変えることができるため、複数の光導波路部品1,2のアセンブリ化の際に、物理的な導波路コア1A,2A間の距離のばらつき(実装ずれ)が生じた場合であっても、これを補償(補正・吸収)することができ、十分な光結合効率が得られるようになるという利点がある。これにより、光結合効率に大きなマージンをもたせて光モジュール10を設計する必要がなくなり、コストパフォーマンスの高い実装方法を実現できることになる。
つまり、光導波路基板1上に電気光学材料層3を介して光導波路デバイス2を実装する際に、光導波路基板1に形成されている導波路コア1Aと、光導波路デバイス2に形成されている導波路コア2Aとが近接している近接平行部(光接続部)5における物理的な導波路コア1A,2A間の距離(導波路コア間ギャップの大きさ;導波路コアのエッジ間距離)がずれてしまった場合であっても、光導波路間結合技術を用い、基板側導波路コア1Aとデバイス側導波路コア2Aとの間の光結合係数を変えることで、実装ずれを解消し、実質的な導波路コア間距離を調整することができ、十分に高い光結合効率が得られるようになる。
このため、本実施形態にかかる光導波路部品の実装ずれ補償方法は、以下のように構成されることになる。
つまり、まず、基板側導波路コア1Aを備える光導波路基板(光導波路部品)1、及び、デバイス側導波路コア2Aを備える光導波路デバイス(光導波路部品)2を用意する。ここでは、表面に導波路コア1Aが露出している光導波路基板1、及び、表面に導波路コア2Aが露出している光導波路デバイス2を用意する。
次に、基板側導波路コア1Aとデバイス側導波路コア2Aとが部分的に近接し、基板側導波路コア1Aとデバイス側導波路コア2Aとの間で、伝搬してきた光が結合しうるように、基板側導波路コア1Aとデバイス側導波路コア2Aとの間に電気光学材料層3を介在させて、光導波路基板1と光導波路デバイス2とをアセンブリ化する。本実施形態では、光導波路デバイス2を、電気光学材料層3を介して、光導波路基板1上に実装する。
そして、基板側導波路コア1Aとデバイス側導波路コア2Aとの間の距離がずれている場合には、電気光学材料層3に電界を印加して電気光学材料層3の屈折率を変化させ、基板側導波路コア1Aとデバイス側導波路コア2Aとの間の光結合係数を変える。
したがって、本発明の光導波路部品の実装ずれ補償方法によれば、複数の光導波路部品1,2のアセンブリ化の際に生じる物理的な導波路コア1A,2A間の距離(結合距離)のばらつき(実装ずれ)に起因する光結合効率の低下を補償することができ、十分に高い光結合効率が得られるようになるという利点がある。
ところで、光導波路基板1上に光導波路デバイス2を実装する際に、導波路コア1A,2A間の距離がずれてしまう場合としては、図2(B)[図1のX−Y断面及びZ−Y断面に相当する]に示すように、2つの導波路コア1A,2Aの位置が水平方向にずれてしまう場合と、図2(C)[図1のX−Y断面及びZ−Y断面に相当する]に示すように、2つの導波路コア1A,2Aの位置が垂直方向にずれてしまう場合[即ち、2つの導波路コア1A,2A間に介在する層(例えばクラッド層や接着層など)の厚さが設計値からずれてしまう場合]がある。
いずれの場合も、上述のように、電極4を介して電気光学材料層3に電界を印加し、電気光学材料層3の屈折率を変化させ、導波路コア1A,2A間の光結合係数を変えることで、複数の光導波路部品1,2のアセンブリ化の際に生じる物理的な導波路コア1A,2A間の距離のばらつきを補償(補正・吸収)することができ、十分な光結合効率が得られるようにすることができる。
なお、図2(A)[図1のX−Y断面及びZ−Y断面に相当する]に示すように、実装ずれが生じていない場合には、電極4を介して電気光学材料層3に電界を印加する必要がない。
例えば、屈折率nが1.563の電気光学材料からなる接着剤(これが電気光学材料層3となる)を用いて、光導波路基板1上に光導波路デバイス2を接着する場合、図3中、実線Aで示すように、導波路コア1A,2A間の距離(導波路コア間ギャップの大きさ;導波路コアのエッジ間距離)に応じて、導波路コア1A,2A間の光結合効率が変わってしまう。なお、ここでは、結合長(近接平行部5の長さ)は3mmとしている。また、各導波路コア1A,2Aは、屈折率を1.567とし、断面寸法を縦7μm×横7μmとしている。
電気光学材料層3の屈折率nが1.563の場合、図3中、実線Aで示すように、導波路コア間ギャップの大きさ(導波路コア1A,2A間の距離)を5.5μmにすれば、ほぼ100%の光結合効率が得られることになる。
しかしながら、導波路コア1A,2A間ギャップの大きさが5.5μmになるように設計したとしても、実際には、ばらつきが生じ、異なる厚さになってしまう場合がある。例えば、導波路コア間ギャップの大きさが4.0μm程度になってしまった場合、図3中、実線Aで示すように、光結合効率は53%程度まで急激に低下してしまうことになる。
この場合、電極4を介して電気光学材料層3に電界を印加することで、電気光学材料層3の屈折率を変化させ(ここでは屈折率nを1.5615まで低減させ)、導波路コア1A,2A間の光結合係数を変えれば、図3中、実線Bで示すように、ほぼ100%の光結合効率が得られることになる。
同様に、導波路コア間ギャップの大きさが6.0μm程度になってしまった場合には、電気光学材料層3の屈折率nを1.5635まで増加させて、導波路コア1A,2A間の光結合係数を変えれば、図3中、実線Cで示すように、ほぼ100%の光結合効率が得られることになる。
また、導波路コア間ギャップの大きさが4.8μm程度になってしまった場合には、電気光学材料層3の屈折率nを1.5625まで低減させて、導波路コア1A,2A間の光結合係数を変えれば、図3中、実線Dで示すように、ほぼ100%の光結合効率が得られることになる。
さらに、導波路コア間ギャップの大きさが4.3μm程度になってしまった場合には、電気光学材料層3の屈折率nを1.5620まで低減させて、導波路コア1A,2A間の光結合係数を変えれば、図3中、実線Eで示すように、ほぼ100%の光結合効率が得られることになる。
また、導波路コア間ギャップの大きさが3.7μm程度になってしまった場合には、電気光学材料層3の屈折率nを1.5610まで低減させて、導波路コア1A,2A間の光結合係数を変えれば、図3中、実線Fで示すように、ほぼ100%の光結合効率が得られることになる。
要するに、導波路コア間ギャップの大きさが大きくなってしまった場合には、その大きさに応じて電気光学材料層3の屈折率を大きくすれば(この場合、図3中、光結合効率特性曲線は右側へ連続的に移動していくことになる)、ほぼ100%の光結合効率が得られることになる。一方、導波路コア間ギャップの大きさが小さくなってしまった場合には、その大きさに応じて電気光学材料層の屈折率を小さくすれば(この場合、図3中、光結合効率特性曲線は左側へ連続的に移動していくことになる)、ほぼ100%の光結合効率が得られることになる。
このように、光導波路基板1上に光導波路デバイス2を実装する際に、導波路コア1A,2A間の距離(導波路コア間ギャップの大きさ;導波路コアのエッジ間距離)がずれてしまった場合には、電極4を介して電気光学材料層3に電界を印加することで、電気光学材料層3の屈折率を変化させ、導波路コア1A,2A間の光結合係数を変えて、光結合効率と導波路コア間距離との関係を示す特性曲線(光結合効率特性曲線)が、図3中、いずれかの実線で示す曲線になるようにすれば、ほぼ100%の光結合効率が得られることになる。
なお、本実施形態にかかる光モジュールでは、一方の光導波路部品を、表面に導波路コア1Aが露出している光導波路基板1とし、他方の光導波路部品を、表面に導波路コア2Aが露出している光導波路デバイス2とし、光導波路デバイスが、電気光学材料層を介して、光導波路基板上に実装されるようにしているが、これに限られるものではない。
例えば、一方の光導波路部品を、導波路コア(基板側導波路コア)上に電気光学材料層としての上部クラッド層を備える光導波路基板とし、他方の光導波路部品を、表面に導波路コア(デバイス側導波路コア)が露出している光導波路デバイスとし、光導波路デバイスが光導波路基板上に実装されるようにしても良い。
また、一方の光導波路部品を、導波路コア(基板側導波路コア)上に電気光学材料層としての上部クラッド層を備える光導波路デバイスとし、他方の光導波路部品を、表面に導波路コア(デバイス側導波路コア)が露出している光導波路基板とし、光導波路デバイスが光導波路基板上に実装されるようにしても良い。
このように構成する場合、基板側導波路コアとデバイス側導波路コアとの間に、電気光学材料層としてのクラッド層が設けられることになる。なお、この場合、電気光学材料層は、クラッド層として機能し、光導波路デバイスや光導波路基板の表面に露出するように形成でき、精密加工が可能な材料を用いることになる。また、電気光学材料層としてのクラッド層を備える光導波路部品は、表面に導波路コアが露出しておらず、導波路コアが表面近傍に形成されたものとなる。
また、上述の実施形態にかかる光導波路部品の実装ずれ補償方法では、一方の光導波路部品として、表面に導波路コア2Aが露出している光導波路デバイス2を用意し、他方の光導波路部品として、表面に導波路コア1Aが露出している光導波路基板1を用意し、光導波路デバイス2を、電気光学材料層3を介して、光導波路基板1上に実装するようにしているが、これに限られるものではない。
例えば、一方の光導波路部品として、導波路コア(基板側導波路コア)上に電気光学材料層としての上部クラッド層を備える光導波路基板を用意し、他方の光導波路部品として、表面に導波路コア(デバイス側導波路コア)が露出している光導波路デバイスを用意し、光導波路デバイスを光導波路基板上に実装するようにしても良い。
また、一方の光導波路部品として、導波路コア(デバイス側導波路コア)上に電気光学材料層としての上部クラッド層を備える光導波路デバイスを用意し、他方の光導波路部品として、表面に導波路コア(基板側導波路コア)が露出している光導波路基板を用意し、光導波路デバイスを光導波路基板上に実装するようにしても良い。
また、本実施形態では、光導波路基板1上に光導波路デバイス2を実装する場合(光導波路基板1と光導波路デバイス2とをアセンブリ化する場合)を例に説明しているが、これに限られるものではなく、本発明は、例えば光導波路デバイスと光導波路デバイスとをアセンブリ化する場合や光導波路基板と光導波路基板とをアセンブリ化する場合にも適用することができる。
また、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することができる。
以下、図4(A)〜(F)を参照しながら、実施例によって本発明を更に詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施例によって限定されるものではない。
(実施例1)
本実施例では、図4(A)〜(F)に示すように、導波路コア11A(12A)が表面に露出した導波路チップ(光導波路部品)11(12)を2つ作製し、電気光学ポリマー(電気光学材料層13)を介して、これらを接合して、光モジュール110を作製した。そして、電極14を介して電気光学ポリマー13に電界を印加した際の光パワーの結合効率(光結合効率)の変化を測定した。
[導波路チップの作製]
導波路チップ11,12は、以下のようにして作製した。
つまり、まず、図4(A)〜(D)に示すように、石英ガラス基材11B(12B)の全面に、新日鐵化学社製の透明エポキシV259によって、下部クラッド層11C(12C)(屈折率1.563;厚さ20μm)を形成し、この下部クラッド層11C(12C)上に、コア膜(屈折率1.567)を塗布し、フォトリソグラフィーによって断面寸法縦7μm×横7μmのチャネル導波路コア11A(12A)を形成した。
また、図4(A)〜(D)に示すように、この導波路コア11A(12A)上にクラッド材(屈折率1.563)を塗布し、硬化させた後、導波路コア11A(12A)の表面が現れるまで研磨し、表面を平坦化した。このようにして、同一の導波路チップ11,12を2つ作製した。
さらに、図4(A),(B)に示すように、一方の導波路チップ11の表面上の導波路コア11Aを挟んで両側に、導波路コア11Aに沿って平行に、長さ4mmの一対のタングステン製の電極14をスパッタにより形成した。
そして、図4(F)に示すように、電極14を形成した一方の導波路チップ11の表面に、電気光学ポリマー13を厚さ約5μm塗布した。ここでは、電気光学ポリマー13は、上記透明エポキシV259に有機色素CLD−1を20wt%添加したものを用いた。なお、電気光学ポリマー13は、屈折率が1.563であり、電気光学係数が30pm/Vであった。
このようにして表面に電気光学ポリマー13を塗布した一方の導波路チップ11上に、図4(E),(F)に示すように、他方の導波路チップ12を、それぞれの導波路コア11A,12Aが上下で平行になるように、フリップチップ実装装置を用いて搭載した後、電気光学ポリマー13を熱硬化させて、光モジュール110を作製した。ここでは、それぞれの導波路コア11A,12Aが互いに近接する平行部15の長さ(結合長)は3mmとした。
[評価]
一方の導波路チップ11のチャネル導波路コア11Aにバットジョイント法で接続したシングルモードファイバから波長1.55μm・3mWの光ビームを入射させ、他方の導波路チップ12のチャネル導波路コア12Aに接続したシングルモードファイバから出射した光パワーを測定し、光結合効率を求めて、評価を行なった。
まず、電極14を介して電気光学ポリマー13に電界を印加せずに光結合効率を求めたところ、73%であった。次に、電極14に電圧を印加し、電気光学ポリマー13に電界をかけて光結合効率を求めたところ、電界強度2V/μmで82%まで上昇したが、4V/μm、6V/μmと電界強度をさらに高くすると、それぞれ、71%、60%と低下した。これにより、電極14への印加電圧の制御によって光結合効率を調整でき、実装ずれを補償できることが確認できた。
(実施例2)
本実施例では、上述の実施例1[図4(A)〜(F)参照]と同様に、導波路コア11A(12A)が表面に露出した導波路チップ(光導波路部品)11(12)を2つ作製し、図5に示すように、一方の導波路チップ11の表面に電気光学ポリマー(電気光学材料層)によって上部クラッド層13Aを形成し、これらを接合して、光モジュール110を作製した。そして、上部クラッド層13Aとしての電気光学ポリマーに電界を印加した際の光パワーの結合効率(光結合効率)の変化を測定した。
[導波路チップの作製]
上述の実施例1と同様に、2つの同一の導波路チップ11,12を作製した。但し、一方の導波路チップ11には、導波路コア11Aが露出している側の表面に、電気光学ポリマーによって上部クラッド層13Aを形成した。また、図5に示すように、一方の導波路チップ11の表面(ここではクラッド層13A)上の導波路コア11Aを挟んで両側に、導波路コア11Aに沿って平行に、長さ4mmの一対のタングステン製の電極14をスパッタにより形成した。
そして、電極14を形成した一方の導波路チップ11の表面にマッチングオイル(屈折率1.55)を滴下した後、マッチングオイルを滴下した一方の導波路チップ11上に、他方の導波路チップ12を、上述の実施例1と同様に、フリップチップ実装装置を用いて搭載して、光モジュール110を作製した。ここでは、導波路チップ搭載時の圧力でマッチングオイルが薄い膜としてわずかに残留するように構成した。
[評価]
上述の実施例1と同様に、評価を行なった。
まず、電極14を介して上部クラッド層13Aとしての電気光学ポリマーに電界を印加せずに光結合効率を求めたところ、62%であった。次に、電極14に電圧を印加し、上部クラッド層13Aとしての電気光学ポリマーに電界をかけて光結合効率を求めたところ、電界強度2V/μmで70%まで上昇したが、4V/μm、6V/μmと電界強度をさらに高くすると、それぞれ、60%、48%と低下した。これにより、電極14への印加電圧の制御によって光結合効率を調整でき、実装ずれを補償できることが確認できた。
(付記1)
第1導波路コアを備える第1光導波路部品と、
第2導波路コアを備え、前記第2導波路コアと前記第1導波路コアとが部分的に近接し、前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとの間で伝搬してきた光が結合しうるように設けられた第2光導波路部品と、
前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとの間に設けられ、電気光学材料からなる電気光学材料層と、
前記電気光学材料層の屈折率が変化し、前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとの間の光結合係数が変わるように、前記電気光学材料層に電界を印加するための電極とを備えることを特徴とする、光モジュール。
(付記2)
前記第1光導波路部品が、前記第1導波路コア上に前記電気光学材料層としての上部クラッド層を備える光導波路基板であり、
前記第2光導波路部品が、表面に前記第2導波路コアが露出している光導波路デバイスであり、
前記光導波路デバイスが前記光導波路基板上に実装されていることを特徴とする、付記1記載の光モジュール。
(付記3)
前記第1光導波路部品が、前記第1導波路コア上に、前記電気光学材料層としての上部クラッド層を備える光導波路デバイスであり、
前記第2光導波路部品が、表面に前記第2導波路コアが露出している光導波路基板であり、
前記光導波路デバイスが前記光導波路基板上に実装されていることを特徴とする、付記1記載の光モジュール。
(付記4)
前記第1光導波路部品が、表面に前記第1導波路コアが露出している光導波路デバイスであり、
前記第2光導波路部品が、表面に前記第2導波路コアが露出している光導波路基板であり、
前記光導波路デバイスが、前記電気光学材料層を介して、前記光導波路基板上に実装されていることを特徴とする、付記1記載の光モジュール。
(付記5)
前記電気光学材料層が、電気光学ポリマーにより形成されていることを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載の光モジュール。
(付記6)
前記電極に接続され、前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとの間の距離に応じて前記電極に印加する電圧を制御する制御部を備えることを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載の光モジュール。
(付記7)
第1導波路コアを備える第1光導波路部品及び第2導波路コアを備える第2光導波路部品を用意し、
前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとが部分的に近接し、前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとの間で伝搬してきた光が結合しうるように、前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとの間に電気光学材料層を介在させて、前記第1光導波路部品と前記第2光導波路部品とをアセンブリ化し、
前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとの間の距離がずれている場合には、前記電気光学材料層に電界を印加して前記電気光学材料層の屈折率を変化させ、前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとの間の光結合係数を変えることを特徴とする、光導波路部品の実装ずれ補償方法。
(付記8)
前記第1光導波路部品として、前記第1導波路コア上に前記電気光学材料層としての上部クラッド層を備える光導波路基板を用意し、
前記第2光導波路部品として、表面に前記第2導波路コアが露出している光導波路デバイスを用意し、
前記光導波路デバイスを前記光導波路基板上に実装することを特徴とする、付記7記載の光導波路部品の実装ずれ補償方法。
(付記9)
前記第1光導波路部品として、前記第1導波路コア上に前記電気光学材料層としての上部クラッド層を備える光導波路デバイスを用意し、
前記第2光導波路部品として、表面に前記第2導波路コアが露出している光導波路基板を用意し、
前記光導波路デバイスを前記光導波路基板上に実装することを特徴とする、付記7記載の光導波路部品の実装ずれ補償方法。
(付記10)
前記第1光導波路部品として、表面に前記第1導波路コアが露出している光導波路デバイスを用意し、
前記第2光導波路部品として、表面に前記第2導波路コアが露出している光導波路基板を用意し、
前記光導波路デバイスを、前記電気光学材料層を介して、前記光導波路基板上に実装することを特徴とする、付記7記載の光導波路部品の実装ずれ補償方法。
(付記11)
前記光導波路デバイスを、前記電気光学材料層としての電気光学ポリマーを用いて前記光導波路基板上に接着することを特徴とする、付記10記載の光導波路部品の実装ずれ補償方法。
本発明の一実施形態にかかる光モジュールの構成及び光導波路部品の実装ずれ補償方法を説明するための模式的斜視図である。 (A)〜(C)は、本発明の一実施形態にかかる光モジュールにおいて、実装ずれがない場合、水平方向にずれている場合、垂直方向にずれている場合のそれぞれの場合を示す模式的断面図である。 本発明の一実施形態にかかる光モジュールにおける導波路コア間ギャップの大きさと光結合効率との関係を示す図である。 (A)〜(F)は、本発明の実施例1にかかる光モジュールの構成及び光導波路部品の実装ずれ補償方法を説明するための模式図である。 本発明の実施例2にかかる光モジュールの構成及び光導波路部品の実装ずれ補償方法を説明するための模式図である。 光導波路部品をアセンブリ化して光モジュールを作製する場合の課題を説明するための図である。
符号の説明
1 光導波路基板(光導波路部品)
1A 導波路コア(基板側導波路コア)
2 光導波路デバイス(光導波路部品)
2A 導波路コア(デバイス側導波路コア)
3 電気光学材料層
4 電極
5 光カプラ(平行部)
6 制御部
10 光モジュール
11 導波路チップ(光導波路部品)
11A 導波路コア
11B 石英ガラス基材
11C 下部クラッド層
12 導波路チップ(光導波路部品)
12A 導波路コア
12B 石英ガラス基材
12C 下部クラッド層
13 電気光学材料層(電気光学ポリマー)
13A 上部クラッド層(電気光学材料層,電気光学ポリマー)
14 電極
110 光モジュール

Claims (10)

  1. 第1導波路コアを備える第1光導波路部品と、
    第2導波路コアを備え、前記第2導波路コアと前記第1導波路コアとが部分的に近接し、前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとの間で伝搬してきた光が結合しうるように設けられた第2光導波路部品と、
    前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとの間に設けられ、電気光学材料からなる電気光学材料層と、
    前記電気光学材料層の屈折率が変化し、前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとの間の光結合係数が変わるように、前記電気光学材料層に電界を印加するための電極とを備えることを特徴とする、光モジュール。
  2. 前記第1光導波路部品が、前記第1導波路コア上に前記電気光学材料層としての上部クラッド層を備える光導波路基板であり、
    前記第2光導波路部品が、表面に前記第2導波路コアが露出している光導波路デバイスであり、
    前記光導波路デバイスが前記光導波路基板上に実装されていることを特徴とする、請求項1記載の光モジュール。
  3. 前記第1光導波路部品が、前記第1導波路コア上に前記電気光学材料層としての上部クラッド層を備える光導波路デバイスであり、
    前記第2光導波路部品が、表面に前記第2導波路コアが露出している光導波路基板であり、
    前記光導波路デバイスが前記光導波路基板上に実装されていることを特徴とする、請求項1記載の光モジュール。
  4. 前記第1光導波路部品が、表面に前記第1導波路コアが露出している光導波路デバイスであり、
    前記第2光導波路部品が、表面に前記第2導波路コアが露出している光導波路基板であり、
    前記光導波路デバイスが、前記電気光学材料層を介して、前記光導波路基板上に実装されていることを特徴とする、請求項1記載の光モジュール。
  5. 前記電気光学材料層が、電気光学ポリマーにより形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光モジュール。
  6. 前記電極に接続され、前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとの間の距離に応じて前記電極に印加する電圧を制御する制御部を備えることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光モジュール。
  7. 第1導波路コアを備える第1光導波路部品及び第2導波路コアを備える第2光導波路部品を用意し、
    前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとが部分的に近接し、前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとの間で伝搬してきた光が結合しうるように、前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとの間に電気光学材料層を介在させて、前記第1光導波路部品と前記第2光導波路部品とをアセンブリ化し、
    前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとの間の距離がずれている場合には、前記電気光学材料層に電界を印加して前記電気光学材料層の屈折率を変化させ、前記第1導波路コアと前記第2導波路コアとの間の光結合係数を変えることを特徴とする、光導波路部品の実装ずれ補償方法。
  8. 前記第1光導波路部品として、前記第1導波路コア上に前記電気光学材料層としての上部クラッド層を備える光導波路基板を用意し、
    前記第2光導波路部品として、表面に前記第2導波路コアが露出している光導波路デバイスを用意し、
    前記光導波路デバイスを前記光導波路基板上に実装することを特徴とする、請求項7記載の光導波路部品の実装ずれ補償方法。
  9. 前記第1光導波路部品として、前記第1導波路コア上に前記電気光学材料層としての上部クラッド層を備える光導波路デバイスを用意し、
    前記第2光導波路部品として、表面に前記第2導波路コアが露出している光導波路基板を用意し、
    前記光導波路デバイスを前記光導波路基板上に実装することを特徴とする、請求項7記載の光導波路部品の実装ずれ補償方法。
  10. 前記第1光導波路部品として、表面に前記第1導波路コアが露出している光導波路デバイスを用意し、
    前記第2光導波路部品として、表面に前記第2導波路コアが露出している光導波路基板を用意し、
    前記光導波路デバイスを、前記電気光学材料層を介して、前記光導波路基板上に実装することを特徴とする、請求項7記載の光導波路部品の実装ずれ補償方法。
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