JP2007024531A - 電子体温計、電子体温計の制御方法並びに制御プログラム - Google Patents

電子体温計、電子体温計の制御方法並びに制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007024531A
JP2007024531A JP2005203128A JP2005203128A JP2007024531A JP 2007024531 A JP2007024531 A JP 2007024531A JP 2005203128 A JP2005203128 A JP 2005203128A JP 2005203128 A JP2005203128 A JP 2005203128A JP 2007024531 A JP2007024531 A JP 2007024531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
actual measurement
thermometer
measurement value
change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005203128A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4949649B2 (ja
Inventor
Tsuneji Nakamura
恒司 中村
Makoto Ikeda
誠 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2005203128A priority Critical patent/JP4949649B2/ja
Priority to CN2006800250104A priority patent/CN101218491B/zh
Priority to PCT/JP2006/313392 priority patent/WO2007007607A1/ja
Priority to EP06767898A priority patent/EP1909082A4/en
Publication of JP2007024531A publication Critical patent/JP2007024531A/ja
Priority to US12/007,552 priority patent/US8025438B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4949649B2 publication Critical patent/JP4949649B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/42Circuits effecting compensation of thermal inertia; Circuits for predicting the stationary value of a temperature
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K13/00Thermometers specially adapted for specific purposes
    • G01K13/20Clinical contact thermometers for use with humans or animals

Abstract

【課題】 よりエラー発生頻度の少ない電子体温計を実現可能とする。
【解決手段】 検温素子により検出した被測定部位における温度の実測値の経時変化に基づいて平衡温度を予測する電子体温計において、検温素子による実測値の異常変化を検出する異常変化検出手段と、異常変化検出手段により異常が検出された場合、予測値の導出に使用する実測値の経時変化の開始タイミングを制御する制御手段とを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子体温計における体温予測の高速化技術に関するものである。
従来の予測式電子体温計においては、実測値が所定値以上、かつ温度上昇率が所定値以上になった時を予測演算の起点とし、予測値の変動が所定値以内になった時を予測成立点とする。予測式は一般に、予測値をY、実測値をT、上乗量をUとすると、Y=T+Uで与えられる。
この場合の上乗量Uとしては種々の計算方法が知られており、例えばtを予測起点からの経過時間とすると、U=a ×dT/dt+b 、あるいはU=(a ×t+b )×dT+(c ×t+d )などがある。
ここで、パラメータa,b,a,b,c,dは、上乗量Uの精度を被検者や検温素子の違いによらず一定に保つために選択された定数である。
また、被検者の特徴や検温素子の特性に基づいて群分けし、予測に用いる計算式のパラメータ群を割り当てることもなされている。特に、検温素子による実測値の結果を元に対応する群に決定し予測を開始することにより、精度の高い予測を可能とする技術が開示されている。また、群決定以降の予測値の経時変化に基づいて対応する群の変更を行うことにより、さらに精度の高い予測を可能とする技術が開示されている(特許文献1)。
特許第3100741号公報
しかしながら、上記従来の予測式電子体温計においては、検温素子およびその周辺部の熱容量が大きいため、検温素子が被測定部と熱平衡となるまでに長い時間(例えば90秒)が必要となっていた。一方、検温素子が被測定部と熱平衡となるまでの時間に比較して予測演算の時間は十分短い。そのため、近年の省電力かつ高速なCPUを用い予測演算の高速化を図ったとしても、結果表示までに必要となる時間の短縮には限界があった。一方、検温素子およびその周辺部の熱容量を小さくすると実測値にばたつきが生じ易くなり、予測エラーの発生頻度が高くなるという問題がある。したがって、測定終了までには長い時間が必要となり、測定者への負担が大きいものとなっていた。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、検温素子およびその周辺部の熱容量を小さくした場合の実測値にばたつきによる予測エラーの発生頻度を低減することにより、測定者への負担を軽減することを目的としている。
検温素子により検出した被測定部位における温度の実測値の経時変化に基づいて平衡温度を予測する電子体温計において、検温素子による実測値の異常変化を検出する異常変化検出手段と、異常変化検出手段により異常が検出された場合、予測値の導出に使用する実測値の経時変化の開始タイミングを制御する制御手段とを有する。
本発明によれば、より予測エラーの発生頻度の少ない電子体温計を実現可能とし測定者への負担を軽減することが出来る。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
<電子体温計の温度導出高速化概要>
本実施形態では、電子体温計の温度センサの部分の熱容量を小さくすることにより熱応答を向上させ、予測に用いられる実測値取得の計測時間の短縮を実現する。その際、複数の予測式を用いた演算結果に基づき選択することにより、熱応答向上に伴う実測値のばたつきによる予測エラーの発生頻度を低減している。
<電子体温計の内部構成>
図1は、本実施形態の電子体温計の外観を示す図で、図1(a)は、平面図、図1(b)は、側面図、図1(c)は、背面図である。2は、本体ケースで、後述する演算制御部20等の電子回路、ブザー31、電池(電源部)40等が収納されている。3は、ステンレス製の金属キャップで、体温測定に必要なサーミスタ13(図2参照)等を含む温度計測部を接着剤で固定して収納している。本体ケース2と金属キャップ3は接着剤を介して液密に接合・固定されている。こうして、金属キャップ3は、サーミスタ13は、体温(温度)を伝熱するとともにサーミスタ13を外部の衝撃等から保護している。金属キャップ3は、外径約3mm,厚さ約0.2,mm,全長約8mm,重量240〜250μmで、本体ケース2の先端部での接合部の長さは、3.5mm〜5mm程度となっている。サーミスタ13を内蔵した金属キャツプ3を含む感熱部は、熱容量が0.1J/℃程度に低減されている。この本体ケース2は、リン酸ジルコニウム銀化合物をほぼ1〜2.5重量%含むスチレン系樹脂(ハイインパクトスチロール,ABS樹脂)、ポリオレフィン系樹脂(ポリプロピレン,ポリエチレン)等で形成されて、表示部30を覆う透明の窓部2dとは好ましくは二色成形で形成されている。窓部2dは、透明樹脂であるポリスチレン、ブタジエン・スチレン共重合体等のスチレン系樹脂;ポリ−2−メチルペンテン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂;ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂;セルロースアセテート等のセルロースエステル;ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル等から形成される。本体ケース2の金属キャップ3の反対側には電源ON/OFFスイッチ4が設けられている。また、本体ケース2の背面には、凹部2aが設けられ、検温後の電子体温計を容易に把持し、取出しやすくしている。2b,2cは滑りどめ部で、検温時に電子体温計がずれないようになっている。2dは電池の交換をするための電池蓋フタである。破線は、電池(電源部)40の収納位置を示しており、電池40を収納した状態で重心が長手方向の前よりにくるようにされている。30aは、予測モードを表示する予測モード表示部、30bは、ブザー音の発生を行なわない、いわゆる消音モードを表示する消音モード表示部である。電子体温計は、幅が約28mm,厚さ約10mm程度,重量約20gwに形成されている。重心位置、幅、重量、滑りどめ部により、検温部に電子体温計を装着した時に安定になるようになっている。
図2は本実施例の電子体温計の構成を示す内部ブロック図である。
本電子体温計は、温度を計測しそれをデジタル値として出力する温度計測部10と、計測された温度から予測温度を演算すると共に本電子体温計を制御する演算制御部20と測定結果を表示する、バックライト用のLED30cを備えた表示部30とから構成される。
温度計測部10は、並列に接続された感温部に設置されたサーミスタ13及びコンデンサ14と、測温用CR発振回路11とから成り、サーミスタ13の温度に対応するカウンタ16のカウント量の変化に従い、温度をデジタル量として出力する。なお、本温度計測部10の構成は一例であって、これに限定するものではない。
演算制御部20は、体温測定に必要なパラメータを格納したEEPROM22a、計測温度を時系列で記憶するためのRAM23、予測式などのプログラムを格納したROM22、表示部30を制御するための表示制御部30d、測温用CR発振回路11の発振信号をカウントするカウンタ16、ROM22のプログラムに従いEEPROM22aに書かれた条件で演算を行なう演算処理部21、カウンタ16,演算処理部21,表示制御部30dを制御する制御回路50とからなる。
さらに、本実施形態に特徴的な部分として、サーミスタ13およびその周辺部の熱容量は従来の予測型電子体温計に比較し非常に小さくなっており、熱応答特性が良くなるよう構成されていることが挙げられる。ここで、周辺部の熱容量としては、サーミスタ13を覆い体の測定部位に接する金属キャップ3や、金属キャップ3とサーミスタ13との接着材などの熱容量が含まれる。このようにサーミスタ13の熱応答特性を向上させることにより、サーミスタ13による実測値のばたつきが生じやすくなる。そのため、予測精度の悪化を抑制する必要があるが、その方法については以下に説明する。
<群分けと予測式>
図3は、電子体温計による実測値変化を例示的に示した図である。
図に示されるように、時間と共に実測値は平衡温度に近づいていくが、被測定者の体質や温度計測と体表面との接触状態などの測定条件に依存して変化速度が異なる。そこで、実測値の経時変化特性に従い場合分け(群分け)を行う。
以下では、サーミスタ13により検出された実測値の特徴から群分けについて説明する。ただし、本実施形態においては、前述したように検温素子の熱応答特性が良く、実測値の経時変化特性のばらつきが生じやすい。そこで、従来の群分け(たとえば7群)に比較しより多くの群分け(ここでは13群)を行って向上した熱応答特性に対応できる例を示すこととする。
図4は、実測値の経時変化特性に従う群分けの例を示した図である。
図4は15〜20秒間の温度上昇値(図4の縦軸)と20秒における温度(図4の横軸)とを用いて、全体を13の群に分割した例であり、図上の各点は計測標本における分布を示している。なお、第1群は最も熱応答の早い群であり、最初の温度は高いがすぐに上昇がおさまる部分である。逆に、第8群は最も熱応答の遅い群で、最初の温度は低いが温度上昇が遅くまで続く部分である。尚、ここでは、第9群および第10群は、通常の実測値変化から大きく外れているため、例えば予測不可としてエラー終了するよう構成してもよいし、予測を行わず実測値の表示を行うよう構成してもよい。また、第11群および第12群は、20秒時に体温が36.5度以上となっている群である。
上記のような群分けを行った場合、たとえば、実測値が30℃以上、かつ温度上昇率が0.03℃/0.5秒以上になった時を起点(t=0)として、予測値Yは、実測値Tおよび経過時間tを用いて以下の式で近似できる。
U=(a×t+b)×dT+(c×t+d)
Y=T+Uここで、a〜d:定数,dT:過去5秒間の温度上昇である。
20秒以後は、群分けで説明した通りそれぞれの群に応じたa〜dの係数を用いて予測演算を行う。一例として、20〜25秒の間における各群の係数a〜dの値の一例を以下に示す。なお、これらの係数a〜dは多数の計測標本から求められたものであり、あらかじめROM22に記憶されているパラメータ22bの一部である。
1群 a=0.554: b=−6.5185: c=−0.1545: d=2.8915
2群 a=1.1098: b=−15.446: c=−0.244: d=4.5294
3群 a=0.7187: b=−6.9876: c=−0.0571: d=1.0682
4群 a=0.8092: b=−7.8356: c=−0.0448: d=0.8609
5群 a=0.8555: b=−9.2469: c=−0.0697: d=1.5205
6群 a=0.4548: b=−2.1512: c=0.0083: d=0.2872
7群 a=0.378: b=−1.3724: c=0.0027: d=0.8912
<電子体温計の体温測定動作>
図5に第1実施形態の電子体温計における体温測定処理手順のフローチャートを示す。以下の動作は、例えば、電源ON/OFFスイッチ4の押下による電源投入などをトリガに開始される。なお、以下の各ステップは、演算処理部21がROM22に記憶されたプログラムを実行することにより実現されるものである。
ステップS501では、電子体温計の初期化が行われ、サーミスタ13による温度値の検出が開始される。たとえば、0.5秒おきにセンサを用いて温度値が検出される。
ステップS502では、例えば、前回実測値(つまり0.5秒前の実測値)からの上昇が所定の値(例えば1度)以上となる温度値を測定した時点を、予測式の基準点(t=0)と設定し、RAM23に特定タイミングと実測値のデータ(時系列データ)として記憶を開始する。つまり、急激な温度上昇を検出することにより、測定者により所定の測定部位に装着されたと見なすのである。
ステップS503では、計測中に測定温度低下が観測されたか否かを判断する。所定の低下が見られる場合は、ステップS511に進み、所定の温度低下が見られない場合はステップS504に進む。
ステップS504では、ステップS502で記憶されたデータを用いて、前述した予測式を用いて逐次予測値を導出(例えば0.5秒おき)する。ただし、従来と異なり、図4に示される複数の群のそれぞれに対応した予測式を基に予測演算を並列して行う。なお、全ての群について並列に(ここでは1〜8、11,12の10種類)演算を行ってもよいし、いくつかの実測値を元におおよその群を設定し周辺のいくつかの群についてのみ演算を行ってもよい。
ステップS505では、基準点(t=0)から所定時間(例えば25秒)だけ経過した後、ステップS504で導出した複数の群に対応するそれぞれの予測値の変化に基づいて群分け判定を行う。
ステップS506では、ステップS505によって決定された群以外の演算を停止し、判定された群における予測演算を引き続き所定の時間導出する。
ステップS507では、基準点(t=0)から所定時間(例えば30秒)だけ経過した時点で、ステップS506の結果導出された一定区間(例えば、t=25〜30秒)における予測値があらかじめ設定された予測成立条件を満たすかどうかをチェックする。例えば、所定の範囲(例えば0.1度)に収まっているか否かについてのチェックである。予測成立条件を満たした場合はステップS508に進み、予測成立条件を満たさない場合は、ステップS513に進む。
ステップS508では、予測成立を告げるブザー31を鳴らし、ステップS509に進む。
ステップS509では、導出された予測値を表示部30に表示する。
ステップS510では、検温結果の表示終了の指示を受け付けたか否かを判定する。たとえば、電源ON/OFFスイッチ4が押下されたか否かを判定してもよいし、予測温度表示から一定時間経過すると自動的に表示終了するよう構成してもよい。
ステップS511では、測定されたデータの補正処理を行う。この補正処理の詳細については後述する。補正処理が正常に行われた場合はステップS502に戻る。一方、補正処理が正常に終了しない場合は、ステップS512に進む。
ステップS512では、エラーを告げるブザー31を鳴動し検温を終了する。このとき、ブザー音はステップS508とは異なるものであることが望ましい。
ステップS513では、例えばタイマーなどで測定開始から所定の時間(例えば45秒)経過した時は、強制的に予測を成立させ、ステップS507に進む。つまり、その時点で導出されている予測値をそのまま最終予測値と見なす。
以上のステップを経て、検温動作を終了する。
<測定データの処理>
以下では、サーミスタ13を用いた温度の測定中に実測値(温度)の低下が発生した際の処理(ステップS511に相当)について説明する。
図6は、測定中の体動などを原因として実測値にばたつきが発生している場合の図である。実測値が右下がりになっている部分は体動などにより、センサが測定部(体表面部分)から離れるなどして生じる変動(以降、初期リプルと呼ぶ)を示している。
特に、本実施形態のようにサーミスタ13及びその周辺部は熱容量が小さい場合、図6に示される初期リプルが発生しやすい。実測値に初期リプルが生じているデータをそのまま予測演算に使用すると予測精度の著しい悪化を引き起こすことになる。さらに、測定時間が短い(測定点が少ない)場合においては、t=0の実測点に対する依存性が相対的に比較的大きくなるため、予測精度の悪化を低減する何らかのデータ処理を行うことが重要となる。
ここでは例として、サーミスタ13において検出される測定開始後の、実測値低下などの異常を検知し、予測演算に用いる測定開始点(t=0の点)を調整することにより予測精度の悪化を低減する方法について述べる。つまり、調整された開始点(t=0の点)より前に取得されたデータは使用しないような前処理を行う。
例えば、体動による実測値の変動は測定開始の初期に多く、その温度変化が一時的なものに限られていることが経験的に知られている。そのため、ここでは実測値の低下を検出(ステップS503)する。そして再び実測値が上昇を始めたタイミングにおいて、以下の4つの条件を全て満たす場合に実測値の変動は体動によるものとみなし、t=0のタイミングを変更する。なお、0秒ポイント調整のための条件は、ここに示したものに限らず、図3に示されるような通常の温度変化と一時的に異なる変化を検出可能なものであればよい。
・測定開始点から温度値立下り検出点までの時間(Δt1)が設定値(例えば7秒)以内であること。
・センサにより検出した温度値(T)が設定値(例えば34.5度)以下であること。
・温度値立下りの検出点から温度値立ち上がりの検出点までの時間(Δt2)が設定値(例えば8秒)以内であること。
・温度低下(ΔT)が設定値(例えば1度)以内であること。
t=0のタイミングを調整した際の予測値導出は、調整後のt=0を測定の開始点とする時系列データを用いて導出する。つまり、調整後のt=0のタイミングより以前に取得されたデータは予測値の導出に使用しないようにするのである。
一方、上記の条件を満たさず、図3に示されるような通常の温度変化と大きく異なる場合、例えば実測値が低下しつづける場合などは測定を継続したとしても、十分な精度が得られないと見なせるので、前述したようにステップS512に進んでエラー終了し、再測定を測定者に促すことが望ましい。
以上説明したように、本実施形態の電子体温計により、よりエラー発生頻度の少ない電子体温計を実現可能とし測定者への負担を軽減することが出来る。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置が、供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
第1実施形態に係る電子体温計の外観図である。 第1実施形態に係る電子体温計の内部ブロック図である。 検温素子による実測値の変化の例を示す。 第1実施形態に係る電子体温計の計測値に基づく群分けを説明する図である。 第1実施形態に係る電子体温計の動作フローチャートである。 検温素子による実測値の変化時系列を示す(初期リプル有りの場合)。

Claims (6)

  1. 検温素子により検出した被測定部位における温度の実測値の経時変化に基づいて平衡温度を予測する電子体温計であって、
    前記検温素子による前記実測値の異常変化を検出する異常変化検出手段と、
    前記異常変化検出手段により異常が検出された場合、予測値の導出に使用する前記実測値の経時変化の開始タイミングを制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電子体温計。
  2. 前記異常変化は少なくとも実測値の低下を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子体温計。
  3. 前記開始タイミングは、前記実測値の異常変化終了後の時点であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子体温計。
  4. 前記検温素子およびその周辺部は熱容量が小さく熱応答が速いことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項に記載の電子体温計。
  5. 検温素子により検出した被測定部位における温度の実測値の経時変化に基づいて平衡温度を予測する電子体温計の制御方法であって、
    前記検温素子による前記実測値の異常変化を検出する異常変化検出工程と、
    前記異常変化検出工程により異常が検出された場合、予測値の導出に使用する前記実測値の経時変化の開始タイミングを制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  6. 検温素子により検出した被測定部位における温度の実測値の経時変化に基づいて平衡温度を予測する電子体温計の制御プログラムであって、
    前記検温素子による前記実測値の異常変化を検出する異常変化検出工程を実行するためのプログラムコードと、
    前記異常変化検出工程により異常が検出された場合、予測値の導出に使用する前記実測値の経時変化の開始タイミングを制御する制御工程を実行するためのプログラムコードと、
    を有することを特徴とする制御プログラム。
JP2005203128A 2005-07-12 2005-07-12 電子体温計及びその制御方法 Active JP4949649B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005203128A JP4949649B2 (ja) 2005-07-12 2005-07-12 電子体温計及びその制御方法
CN2006800250104A CN101218491B (zh) 2005-07-12 2006-07-05 电子体温计及其控制方法
PCT/JP2006/313392 WO2007007607A1 (ja) 2005-07-12 2006-07-05 電子体温計、電子体温計の制御方法並びに制御プログラム
EP06767898A EP1909082A4 (en) 2005-07-12 2006-07-05 CLINICAL ELECTRONIC THERMOMETER, AND CONTROL METHOD AND CONTROL PROGRAM FOR ELECTRONIC CLINICAL THERMOMETER
US12/007,552 US8025438B2 (en) 2005-07-12 2008-01-11 Electronic clinical thermometer, method of controlling the same, and control program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005203128A JP4949649B2 (ja) 2005-07-12 2005-07-12 電子体温計及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007024531A true JP2007024531A (ja) 2007-02-01
JP4949649B2 JP4949649B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=37637001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005203128A Active JP4949649B2 (ja) 2005-07-12 2005-07-12 電子体温計及びその制御方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8025438B2 (ja)
EP (1) EP1909082A4 (ja)
JP (1) JP4949649B2 (ja)
CN (1) CN101218491B (ja)
WO (1) WO2007007607A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011252771A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Terumo Corp 電子体温計及びその制御方法
JP2013134161A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Citizen Holdings Co Ltd 電子体温計
JP2016070748A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 テルモ株式会社 電子体温計
JP2016070749A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 テルモ株式会社 電子体温計

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4819449B2 (ja) * 2005-09-08 2011-11-24 テルモ株式会社 婦人用電子体温計、婦人用電子体温計の制御方法並びに制御プログラム
EP1988375A1 (en) * 2007-05-03 2008-11-05 Renishaw plc Method and apparatus for rapid temperature measurement
US8136987B2 (en) * 2008-12-31 2012-03-20 Intel Corporation Ratio meter for temperature sensor
JP2011059739A (ja) * 2009-09-04 2011-03-24 Fujitsu Ltd 温度予測装置、温度予測方法および温度予測プログラム
JP5596323B2 (ja) * 2009-09-28 2014-09-24 テルモ株式会社 電子体温計及び電子体温計の制御方法
CN106264477A (zh) * 2015-05-20 2017-01-04 上海温尔信息科技有限公司 一种体温曲线的去噪方法及去噪系统
CN108236456B (zh) * 2016-12-27 2020-12-04 北京小米移动软件有限公司 检测体温计放置的方法、装置及电子体温计
JP1688085S (ja) * 2020-12-02 2021-06-21 無線通信機付き電子体温計
JP1688084S (ja) * 2020-12-02 2021-06-21 無線通信機付き電子体温計
CN112964372B (zh) * 2021-02-05 2023-04-07 黑龙江迅锐科技有限公司 一种新型红外测温装置及测温方法
CN114088251A (zh) * 2021-11-16 2022-02-25 深圳市捷宇鑫电子有限公司 智能型自动复位体温计校验方法、系统、装置及存储介质

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62265539A (ja) * 1986-05-12 1987-11-18 Omron Tateisi Electronics Co 電子体温計
JP2001520741A (ja) * 1995-07-11 2001-10-30 ナショナル エアロノーティックス アンド スペース アドミニストレイション ユナイテッド ステイツ オブ アメリカ リプレゼンテッド バイ ザ アドミニストレイター ナサ 電子式体温計

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4443851A (en) * 1980-07-03 1984-04-17 Lin Kin Yuan Automatic recording, indicating and predicting device for gynecophysiological cycles
CH648662A5 (fr) * 1981-12-01 1985-03-29 Ares Nv Instrument electronique pour le controle et le traitement de l'infertilite feminine.
JPS60212145A (ja) * 1984-04-05 1985-10-24 松下電器産業株式会社 電子体温計
JPS62111637U (ja) * 1985-12-30 1987-07-16
JPH0625700B2 (ja) * 1986-03-04 1994-04-06 テルモ株式会社 電子体温計
JPS6340825A (ja) * 1986-08-07 1988-02-22 Terumo Corp 電子体温計
GB2197724B (en) * 1986-11-05 1990-12-19 Citizen Watch Co Ltd Predictive operation type electronic clinical thermometer
JPH0795004B2 (ja) * 1986-12-24 1995-10-11 テルモ株式会社 生体の温度測定装置
US5269325A (en) * 1989-05-26 1993-12-14 Biomagnetic Technologies, Inc. Analysis of biological signals using data from arrays of sensors
JP3133813B2 (ja) * 1992-03-17 2001-02-13 テルモ株式会社 電子体温計
US5392031A (en) * 1992-03-17 1995-02-21 Terumo Kabushiki Kaisha Electronic clinical thermometer
EP0561349B1 (en) * 1992-03-17 2000-01-12 Terumo Kabushiki Kaisha Electronic clinical thermometer
JP3100740B2 (ja) * 1992-03-17 2000-10-23 テルモ株式会社 電子体温計
JP3100741B2 (ja) 1992-03-17 2000-10-23 テルモ株式会社 電子体温計
JP3183421B2 (ja) * 1992-03-17 2001-07-09 テルモ株式会社 電子体温計
US6220750B1 (en) * 1999-03-29 2001-04-24 Yoram Palti Non-invasive temperature measurement method and apparatus
US6270252B1 (en) * 1999-05-18 2001-08-07 Alaris Medical Systems, Inc. Predictive temperature measurement system
TW393572B (en) * 1999-11-30 2000-06-11 Taidoc Technology Co Ltd Fast clinical thermometer and its forecast method
EP1249691A1 (en) * 2001-04-11 2002-10-16 Omron Corporation Electronic clinical thermometer
US7938783B2 (en) * 2003-08-19 2011-05-10 Advanced Monitors Corporation Medical body core thermometer
JP2005098982A (ja) * 2003-08-21 2005-04-14 Omron Healthcare Co Ltd 電子体温計
JP4702781B2 (ja) * 2005-03-29 2011-06-15 シチズンホールディングス株式会社 電子体温計
JPWO2006112117A1 (ja) * 2005-03-30 2008-12-04 シチズンホールディングス株式会社 電子体温計
US7318004B2 (en) * 2005-04-01 2008-01-08 Cardinal Health 303, Inc. Temperature prediction system and method
US7778791B2 (en) * 2005-07-12 2010-08-17 Terumo Kabushiki Kaisha Electronic clinical thermometer, method of controlling the same, and control program
JP4824372B2 (ja) * 2005-09-08 2011-11-30 テルモ株式会社 婦人用電子体温計、婦人用電子体温計の制御方法並びに制御プログラム
US7549792B2 (en) * 2006-10-06 2009-06-23 Covidien Ag Electronic thermometer with selectable modes
CN101435727B (zh) * 2007-11-12 2011-01-26 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 温度预测方法及装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62265539A (ja) * 1986-05-12 1987-11-18 Omron Tateisi Electronics Co 電子体温計
JP2001520741A (ja) * 1995-07-11 2001-10-30 ナショナル エアロノーティックス アンド スペース アドミニストレイション ユナイテッド ステイツ オブ アメリカ リプレゼンテッド バイ ザ アドミニストレイター ナサ 電子式体温計

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011252771A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Terumo Corp 電子体温計及びその制御方法
JP2013134161A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Citizen Holdings Co Ltd 電子体温計
JP2016070748A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 テルモ株式会社 電子体温計
JP2016070749A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 テルモ株式会社 電子体温計

Also Published As

Publication number Publication date
CN101218491A (zh) 2008-07-09
JP4949649B2 (ja) 2012-06-13
CN101218491B (zh) 2011-07-27
EP1909082A4 (en) 2009-05-06
WO2007007607A1 (ja) 2007-01-18
US20080175302A1 (en) 2008-07-24
EP1909082A1 (en) 2008-04-09
US8025438B2 (en) 2011-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4949649B2 (ja) 電子体温計及びその制御方法
JP4949648B2 (ja) 電子体温計およびその制御方法
US4877333A (en) Electronic thermometer
US7778791B2 (en) Electronic clinical thermometer, method of controlling the same, and control program
JP2010014501A (ja) 電子体温計及び作動制御方法
CN102652271A (zh) 存在判定装置、系统、方法以及程序
JPWO2006112117A1 (ja) 電子体温計
JP2005098982A (ja) 電子体温計
US7448283B2 (en) Vibration-type measuring device and method for operating such a measuring device
AU659809B2 (en) Electronic clinical thermometer
JP2006349393A (ja) センサ装置
CN111855019B (zh) 一种温度测量方法、装置、腕戴设备及存储介质
JP4754893B2 (ja) 電子体温計
JP3100740B2 (ja) 電子体温計
JP3183421B2 (ja) 電子体温計
JP6278402B2 (ja) 電子体温計
JP4738921B2 (ja) 電子体温計およびその制御方法
JP2008068972A (ja) センサ装置
JP4120739B2 (ja) 電子天びん
JPH0259419B2 (ja)
JP2005055378A (ja) 温度検出器、温度検出方法及び温度検出プログラム
JP2006350488A (ja) センサ装置
JP2013068487A (ja) 電子体温計及び表示制御方法
JPH03567B2 (ja)
JPS62192625A (ja) 電子体温計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110408

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110916

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120217

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120308

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4949649

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250